JPH0877725A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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Publication number
JPH0877725A
JPH0877725A JP21469494A JP21469494A JPH0877725A JP H0877725 A JPH0877725 A JP H0877725A JP 21469494 A JP21469494 A JP 21469494A JP 21469494 A JP21469494 A JP 21469494A JP H0877725 A JPH0877725 A JP H0877725A
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JP
Japan
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magnetic disk
defect
servo pattern
head
writing
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Application number
JP21469494A
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English (en)
Inventor
Makoto Ishibashi
真 石橋
Takayuki Shiomi
卓之 塩見
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 欠陥領域を避けてサーボ領域を書き、安価で
高信頼性の磁気ディスク装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 磁気ディスク102に磁気ディスク欠陥検出
装置用のヘッドにて、インデックス信号355を書き込
み、次に磁気ディスク102に基準クロック信号354
を書き込む。基準クロックには、インデックス信号検出
用の特異パターンが含まれている。この磁気ディスク欠
陥検出用装置にて、インデックス信号355を基準と
し、欠陥位置を検出する。検出されたデータと、基準ク
ロック信号354上のインデックス信号355を用いて
サーボパターン書き込み時の最適ディレイ量dを計算す
る。先に計算した最適ディレイ量dを考慮し、サーボパ
ターン書込装置にて磁気ディスク102上の媒体欠陥3
57を避けて、最適なサーボパターンを書き込み、磁気
ディスク装置を完成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク欠陥検出装置は、磁
気ディスク上のヘッド、ディスク間にて必要な出力、分
解能、オーバライト等の項目を測定し、特に磁気ディス
ク装置の信頼性にかかわるディスク上の位置と、大きさ
の欠陥データを収拾していた。
【0003】ここで図10は従来の磁気ディスク欠陥検
出装置の構成を示すブロック図であり、図10におい
て、102は磁気ディスク、301は磁気ディスク欠陥
検出用ヘッド、303は磁気ディスク欠陥検出用フレキ
シャー、309はスピンドルモータ、311はクラン
パ、360は治具ベース、361は磁気ディスク欠陥検
出用アクチュエータ、370はホストコンピュータ、3
71はデジタルオシロスコープ、372はスペクトラム
アナライザ、373はプリンタ、374はCRT、38
0はモータ回転制御基板、381はヘッド位置決め制御
回路、382はプリ・アンプ、383は検査基板、38
4はインデックス生成基板である。
【0004】このような構成において、媒体欠陥データ
は検査基板383を介してホストコンピュータ370に
送られ、CRT374に表示したりプリンタ373等の
出力装置に出力されていた。
【0005】その後、磁気ディスク欠陥検出装置は、媒
体欠陥データのリストを出力し、その媒体欠陥データと
磁気ディスク102の規格・仕様とを比較し、磁気ディ
スク102の良品、不良品のみを判定していた。
【0006】図11は従来のサーボパターン書込装置の
構成を示すブロック図であり、図11において、サーボ
パターン書込装置は完成テスト前に従来の磁気ディスク
装置を治具ベースに固定し、磁気ディスク装置のアーム
等にコーナーキューブ409等を取付後、クロック位置
決め制御回路401にて磁気ディスク102上の所定の
位置へ基準クロック書込用ヘッド410を半完成品であ
る磁気ディスク装置へ挿入していた。まず、従来のサー
ボパターン書込装置は、スピンドルモータ制御回路40
4で制御された磁気ディスク装置のスピンドルモータ3
09を駆動し、コーナーキューブ409から反射される
レーザー光をレーザー測長器408にて測定し、ホスト
コンピュータ270へ送る。ホストコンピュータ270
はボイスコイルモータ制御回路407を介して磁気ディ
スク装置のボイスコイルモータ411を駆動し、磁気デ
ィスク102上の所定の位置へ磁気ディスク欠陥検出用
ヘッド301を位置決めしていた。次に、従来のサーボ
パターン書込装置は、サーボパターンを書き込むための
基準となるクロックを基準クロック書込用ヘッド410
にて書き込み、磁気ディスク102上に所定の基準信号
が書かれているか、基準クロック書込用ヘッド410か
らの再生信号をもとにアンプ403で増幅し、クロック
読出し波形検査回路402にてチェックしていた。所定
の基準信号が書かれるとレーザー測長器408の値をも
とに、磁気ディスク102上の所定の位置からサーボパ
ターンを順次書き込むが、この時磁気ディスク102上
の所定の位置に所要のサーボパターンが書き込まれてい
るか磁気ディスク装置の磁気ディスク欠陥検出用ヘッド
301の出力をもとにアンプ405で増幅し、磁気ヘッ
ド検査基板406にて検査していた。
【0007】最後に、全トラックのサーボパターンを書
き終えると、外部出力装置であるプリンタ273やFD
D275等を用い、CRT274に表示した検査結果を
出力していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では下記の問題点を有していた。
【0009】1)磁気ディスク装置の狭トラック化、高
記録密度化が進み、磁気ディスクの媒体欠陥が相対的に
増加してきた。
【0010】更に、小型化・薄型化が進む近年、磁気デ
ィスク装置のセクタサーボ化が進んでおり、サーボ領域
が増加したことにより、磁気ディスク上のセクタサーボ
領域内に、媒体欠陥が発生する確立が増大してきてお
り、著しく磁気ディスク装置の信頼性の低下を招いてい
た。
【0011】2)セクタサーボ領域内に媒体欠陥による
サーボ欠陥が多く発生すると、アクチュエータのシーク
時、或いは、フォローイング時、これらのサーボ欠陥の
ためにミス・シークの発生、或いは、位置決め精度の悪
化が発生し、磁気ディスク装置のスループットの低下を
招いていた。
【0012】また、これらのサーボ欠陥を補うために
は、セクタサーボ領域を多く確保しなければならず、こ
のことがデータ領域の減少を招き、大容量を困難にして
いた。
【0013】更に、磁気ディスクの回転数、及び磁気デ
ィスクへの書込を変化させない場合、サーボ領域の増大
は磁気ディスク1回転当たりに書き込めるサーボ領域の
数の減少を招くことになり、サンプリング周波数が低下
せざるを得なかった。
【0014】しかしながら、サーボ領域を拡大し、かつ
サンプリング周波数を一定とするためには書き込み周波
数を上げざるを得なくなり、これでは更に媒体欠陥の発
生する確立が増大し、磁気ディスク装置の信頼性の低下
を招くことになっていた。
【0015】すなわち、サーボ領域の増大はデータ領域
の減少を招き、磁気ディスク装置の大容量を制限するか
りではなく、サンプリング周波数の低下をも招き、ひい
ては磁気ディスク装置の重要な性能である高速アクセス
と高速スループットとを低下させていた。
【0016】3)磁気ディスク欠陥検出装置において
は、磁気ディスク上の媒体欠陥の位置と大きさを検出
し、その媒体欠陥と規格仕様とを比較し、良品、不良品
の判定のみを行うため、トータルとしての磁気ディスク
装置組立時間(タクトタイム)が長くなり、磁気ディス
ク装置の低価格化が図れなかった。
【0017】更に、サーボパターン書き込み時に、磁気
ディスク上に放射状に書かれたセクタサーボ領域におい
て、同一トラック上に連続して媒体欠陥が発生すると、
時間軸をずらして再びサーボパターン書込を行うか、或
いは再度磁気ディスクの再組立を行わなければならず、
このことがサーボパターン書き込みのタクトタイムを著
しく長くし、磁気ディスク装置の低価格化を制限してい
た。
【0018】そこで本発明は従来のこのような問題点を
解決するもので、磁気ディスクに媒体欠陥があっても、
良好なサーボ信号が再生されるようにサーボパターンを
記録できる安価で高速アクセス可能な高信頼性磁気ディ
スク装置を提供すると共に、この磁気ディスク装置を実
現する磁気ディスク欠陥検出装置、及びサーボパターン
書込装置を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスク欠
陥検出装置は基準信号書込用のクロック用ヘッドと、磁
気ディスクの媒体欠陥を検出する欠陥検出ヘッドと、媒
体欠陥検出手段と、媒体欠陥記録手段とを有する磁気デ
ィスク欠陥検出装置であって、欠陥検出用ヘッドにて仮
インデックス信号を書き込み、仮インデックス信号を基
準としてクロック用ヘッドにてインデックス信号を書き
込み後、欠陥検出用ヘッドにて前記媒体欠陥を検出する
手段を媒体欠陥検出手段を行うことを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明の磁気ディスク装置は上記した構成のよ
うに、予め磁気ディスク単板で検査する工程にて媒体欠
陥の位置を検出し、この検出された媒体欠陥位置データ
に基づいて、サーボパターンの記録開始を計算にて求
め、この記録開始位置からサーボパターンを記録するこ
とにより、媒体欠陥がない位置にサーボパターンを記録
することが可能となり、磁気ディスクに媒体欠陥があっ
ても良好なサーボ信号が再生される磁気ディスク装置を
提供することができる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。尚、本実施例中の全図面において、同一部品には
全て同一の番号が付されている。
【0022】図2は本発明の一実施例における磁気ディ
スク欠陥検出装置の構成を示すブロック図である。
【0023】磁気ディスク102の外周部には治具ベー
ス360の上にクロック治具ベース362が取り付けら
れており、クロック用ヘッド351はジンバル(図示し
ていない)を介してクロックヘッドフレキシャー353
に支持固定されている。磁気ディスク102は、クラン
パ311にてスピンドルモータ309に支持固定されて
おり、スピンドルモータ309は、モータ回転制御基板
380にて制御される。
【0024】クロック用ヘッド351が基準クロックを
書くために、クロック用ヘッド351はクロックヘッド
位置決め制御回路(図示していない)にて所定の位置ま
で駆動された後、磁気ディスク欠陥検出用フレキシャー
303に支持された磁気ディスク欠陥検出用ヘッド30
1は、磁気ディスク102上に1回転に短期間1回の磁
化反転を行い、仮のインデックス信号を書き込む。磁気
ディスク欠陥検出用ヘッド301から再生された仮イン
デックス信号を基準として、クロック用ヘッド351は
磁気ディスク102上に媒体欠陥検出用の基準クロック
信号と、インデックス信号検出用の特殊パターン(DC
−イレーズ)等を同時にクロック記録領域(図示してい
ない)に書き込む。一方、磁気ディスク102に記録さ
れた基準クロックデータはクロック用ヘッド351にて
再生される。クロック用ヘッド351は、媒体欠陥検出
用の基準クロックをクロック記録領域に記録すると共
に、クロック記録領域に記録されている基準クロック用
データを再生する。再生された基準クロック用データ
は、クロックヘッドプリ・アンプ392にて増幅された
後、インデックス生成基板394と検査基板393へ入
力される。インデックス生成基板394は、入力された
データに基づいて基準位置を検出し、その位置データを
ホストコンピュータ370へ出力する。
【0025】検査基板393は、先に磁気ディスク10
2上に書き込まれた基準クロック信号が所定のものであ
るかを判定する。所定のクロック信号が書かれるまで、
基準クロック信号は再書き込みが行われ、所定のクロッ
ク信号が書かれるとホストコンピュータ370は、イン
デックス信号を取り込み始める。ホストコンピュータ3
70は、このインデックス信号を磁気ディスク102の
回転数を検査する信号として利用すると共に、後工程の
媒体欠陥データ検査開始位置用信号として利用する。
【0026】磁気ディスク欠陥検出用アクチュエータ3
61は、ヘッド位置決め制御回路381にて、磁気ディ
スク欠陥検出用ヘッド301を磁気ディスク102上の
所定の位置まで駆動し、磁気ディスク欠陥検出用ヘッド
301は、検査基板383を用いて媒体欠陥を検出す
る。より具体的には、DC−イレーズによるエキストラ
パルスの検出、及び媒体欠陥検出用信号書き込みによる
ミッシングパルスの検出等が行われ、これらの媒体欠陥
データは、ホストコンピュータ370に送られる。
【0027】インデックス生成基板394より得られる
インデックス信号と同期させて、磁気ディスク欠陥検出
装置は、磁気ディスク102の媒体欠陥検出を始める
が、この時、磁気ディスク欠陥検出用ヘッド301のプ
リ・アンプ382で増幅され検査基板383にてホスト
コンピュータ370へ送られるデータは、エキストラパ
ルスのミッシングパルス等の媒体欠陥データである。
【0028】最後に、ホストコンピュータ370は、媒
体欠陥の位置を示すこの位置データを格納する。より具
体的にはホストコンピュータ370は、これらのデータ
をFDD375に記録する。
【0029】また、磁気ディスク102の媒体欠陥を確
認するためのデジタルオシロスコープ371、磁気ディ
スク102のオーバーライト特性を行うためのスペクト
ラムアナライザ372等が磁気ディスク欠陥検出装置に
具備されている。また、磁気ディスク欠陥検出装置は、
確認された媒体欠陥位置はFDD375に入力(記録)
されるか、プリンタ373、CRT374等に出力可能
な構成となっている。
【0030】更なる本発明の磁気ディスク欠陥検出装置
の応用例として、データ領域とサーボ領域が既知である
磁気ディスク装置の磁気ディスク102を磁気ディスク
欠陥検出装置が検査する場合、検査結果である媒体欠陥
データから次のサーボパターン書込工程に必要となる最
適ディレイ量をホストコンピュータ370にて予め計算
し、最適ディレイ量を磁気ディスク102の番号と対応
するようにFDD375等にてフロッピーディスクに記
録しておく。次に、磁気ディスク102を磁気ディスク
装置に組み込み、先に計算した最適ディレイ量を考慮
し、サーボパターン書込装置にてサーボパターンを書き
込むことにより、磁気ディスク装置のタクトタイムが大
幅に減少されることになる。即ち、詳しくは後述する
が、本発明の磁気ディスク欠陥検出装置を用いて、検査
された磁気ディスク102を本発明に組み込むことによ
り、磁気ディスク装置の大幅なコストダウンと大幅な信
頼性向上が可能となる。
【0031】図3は本発明の一実施例における磁気ディ
スク欠陥検出装置の媒体欠陥データのフォーマット例を
示す図である。
【0032】本フォーマット例では、1つの媒体欠陥デ
ータを16バイトで表している。ヘッダ501は、欠陥
数を表す整理番号で1バイトの記憶容量、シリンダ50
2は、媒体欠陥の発生した位置を示す3バイト、ヘッド
503は、磁気ディスク102の裏表を表す1バイト、
バイトフロムインデックス504は、インデックス信号
からの媒体欠陥の発生した距離を示す4バイト、バイト
欠陥長さ505は、発生した欠陥の長さを示す2バイ
ト、欠陥種類506は、発生した媒体欠陥がミッシング
パルスかエキストラパルスか等を示す1バイト、最後に
予備507は未使用のデータを示す4バイトである。即
ちインデックス信号を起点として、磁気ディスク102
上のどの位置に、どれくらいの大きさの媒体欠陥が存在
するのかを示すデータが、この媒体欠陥データのフォー
マットに示されている。これらの媒体欠陥データは、磁
気ディスク欠陥検出装置の最終工程において、検査する
磁気ディスク102の規格仕様と比較され、不良品ある
いは良品の判定に使用される。検査された磁気ディスク
102上の媒体欠陥の個数は、ヘッダ501で示される
ことになり、媒体欠陥の大きさは、バイト欠陥長さ50
5で示されることになる。
【0033】図4も本発明の一実施例における磁気ディ
スク欠陥検出装置の媒体欠陥データのフォーマット例を
示す図である。
【0034】先に図3に示したフォーマット例との違い
は、予備507の未使用のデータ4バイトの部分に、最
適ディレイ量607を付加させている点である。図4に
は、1回転を10進法では29440dバイト、16進
法では7300hバイトに分割したフォーマット例が示
されており、具体的な数値が記載されている。
【0035】例えば、媒体欠陥の発生した位置がシリン
ダ602において、120dバイト(16進法では78
hバイト)の位置に媒体欠陥が存在し、ヘッド603で
は、1dバイト(16進法においては1hバイト)で媒
体欠陥のある位置が磁気ディスク102の裏面であるこ
とを示し、バイトフロムインデックス604においてイ
ンデックス信号から媒体欠陥の発生した距離が2153
5dバイト(16進法では541Fhバイト)に存在し
ていることを示し、その時のバイト欠陥長さ605が2
dバイト(16進法において2hバイト)であったこと
を図4のフォーマット例は示している。更に、磁気ディ
スク欠陥検出装置にて検査される磁気ディスク102
が、データ領域、サーボ領域が既知である場合のみ、最
適ディレイ量607は磁気ディスク欠陥検出装置のホス
トコンピュータ370にて計算され、フォーマットに付
加される。後工程であるサーボ領域をサーボパターン書
き込む工程において、媒体欠陥領域を避け、サーボパタ
ーンを書き込むために、この最適ディレイ量607は、
基準のインデックス信号から、427dバイト(16進
法では1ABhバイト)オフセットした位置から、最初
のサーボパターンを書き込み始めれば良いことを示して
いる。検出された媒体欠陥位置データに基づいて、サー
ボパターンの記録開始を最適ディレイ量607分だけズ
ラして、サーボパターンを記録開始することにより、媒
体欠陥がない位置にサーボパターンを記録することが可
能となり、磁気ディスク102に媒体欠陥があっても良
好なサーボ信号が再生される。例えば、磁気ディスク欠
陥検出装置から、後述するサーボパターン書込装置へ磁
気ディスク102の組み込みが行われたとしても、イン
デックス信号からの媒体欠陥位置までの時間的ズレ量は
変化しない。このズレ量は、磁気ディスク欠陥検出装置
からサーボパターン書込装置へ磁気ディスク102組み
込み時、例え偏心量が付加されたとしても変化しない。
このように、磁気ディスク欠陥検出装置は、磁気ディス
ク102上の媒体欠陥の位置と大きさを検出し、最適デ
ィレイ量607の計算を行い、サーボパターン書込装置
は、その媒体欠陥を避けてサーボパターンを書き込ませ
るため、トータルとしての磁気ディスク装置のタクトタ
イムが短くなる。また、サーボパターン書き込み時に、
磁気ディスク102上に放射状に書かれたセクタサーボ
領域において、同一トラック上に連続して媒体欠陥が発
生していた場合、即座にこの磁気ディスク102が、不
良磁気ディスクであることが判定できる。即ち従来磁気
ディスク装置に、この不良磁気ディスクを組み込み、更
にサーボパターン書込装置にてサーボパターンを書き込
み中に、初めてこの磁気ディスク102が不良であると
判定されることはなくなる。従って、磁気ディスク装置
のタクトタイムが著しく短くなり、磁気ディスク装置の
大幅なコストダウンと大幅な信頼性向上という効果が、
本発明のフォーマットを用いることによって得られる。
【0036】図3から図4まで述べたフォーマット例に
おいて、検査された磁気ディスク102のすべての媒体
欠陥の位置、大きさ、あるいは媒体欠陥の個数等、この
磁気ディスク102の媒体欠陥状況を表す必要最少限の
情報量を、16バイト長にて説明したが、これらのフォ
ーマット例が、媒体欠陥データのフォーマットのバイト
長を規制するものではないことを明記しておく。
【0037】例えば、媒体欠陥の発生した位置をシリン
ダ602において、2バイトの領域を確保し、バイトフ
ロムインデックス604においてもインデックス信号か
らの距離に2バイトの記憶領域を確保し、最適ディレイ
量607においても、2バイトの記憶領域を確保し、発
生したバイト欠陥長さ605は、1バイトの記憶領域を
確保する。
【0038】更に、ヘッダ601は欠陥数を表す整理番
号で6ビットの記憶容量を確保し、磁気ディスク102
の表面、裏面を表すヘッド603は1ビット、また、発
生した媒体欠陥がミッシングパルスかエキストラパルス
かを示す欠陥種類606においても、1ビットの領域を
確保すれば良い。即ち、前述の実施例では、1つの媒体
欠陥データに16バイトの記憶容量を割り当てていた
が、1つの媒体欠陥データを8バイトの記憶容量とする
ことも可能である。
【0039】更に、図3から図4までに述べたフォーマ
ット例では説明が容易なようにシリンダ、ヘッド、バイ
トフロムインデックス等を各々バイト単位で示している
が、これらをビット単位で表記することにより、媒体欠
陥のデータの記憶容量はより減少可能である。あるい
は、1っのシリンダをセクタ単位で管理し、セクタとロ
ケーションで表記しても媒体欠陥のデータの記憶容量は
減少可能であり、本発明の効果が失われることはない。
【0040】図5は本発明の一実施例におけるサーボパ
ターン書込装置の構成を示すブロック図である。治具ベ
ース260には、磁気ディスク装置のベース110を介
して取り付けられており、基準クロック書込用ヘッド2
51はジンバル(図示していない)を介してクロックヘ
ッドフレキシャー253に支持固定されており、クロッ
クヘッドフレキシャー253は、クロック駆動治具ベー
ス262に支持固定されている。磁気ディスク102
は、クランパ111にてスピンドルモータ109に支持
固定されており、スピンドルモータ109は、モータ回
転制御基板280にて制御される。磁気ヘッド101
は、フレキシャー103に支持固定されており、磁気ヘ
ッド101は、ピボット軸123を介してヘッド位置決
め制御回路281にて制御される。基準クロック書込用
ヘッド251は基準ヘッド位置決め制御回路295に
て、先に磁気ディスク欠陥検出装置にて書かれたクロッ
ク記録領域の位置まで駆動され、サーボパターン書き込
みのために、クロック記録領域に記録されている基準ク
ロック用データを再生する。再生された基準クロック用
データは、クロックヘッドプリ・アンプ292にて増幅
された後、インデックス生成基板294とクロック検査
基板293へ入力される。インデックス生成基板294
は、入力されたデータに基づいて基準位置を検出し、ク
ロック検査基板293は、入力されたデータに基づいて
周波数を検査して、その検査結果をホストコンピュータ
270へ出力する。
【0041】このインデックス信号は磁気ディスク10
2の回転数を検査する信号として利用されると共に、サ
ーボパターン検査開始位置用信号として利用される。
【0042】また、クロック検査基板293は、先に磁
気ディスク102上に書き込まれた基準クロック信号を
ホストコンピュータ270に送り、この信号を基準にホ
ストコンピュータ270は磁気ヘッド101にて、サー
ボパターンを磁気ディスク102上へ書き込む。
【0043】インデックス生成基板294より得られる
インデックス信号と同期させて、サーボパターン書込装
置は、磁気ディスク102上にサーボパターンを書く
が、この時、所定のサーボパターンが書かれているかを
プリ・アンプ282で増幅して検査基板283にてサー
ボパターンを検査するが、所定のサーボパターンが書か
れていない場合サーボパターンの媒体欠陥情報はホスト
コンピュータ270へ送られる。
【0044】最後に、ホストコンピュータ270は、サ
ーボパターンの媒体欠陥の位置を示すこの媒体欠陥位置
データを格納する。より具体的にはホストコンピュータ
270は、これらのデータをFDD275に記録する。
【0045】また、磁気ディスク102のサーボパター
ンの媒体欠陥データを確認するためのデジタルオシロス
コープ271がサーボパターン書込装置に具備されてい
る。また、本発明のサーボパターン書込装置において、
確認されたサーボパターン媒体欠陥位置はFDD275
にてフロッピーディスクに記録されるか、プリンタ27
3、CRT274等に出力可能な構成となっている。
【0046】次に、本発明の一実施例におけるサーボパ
ターン書込装置の詳細動作について図6〜図7のフロー
チャートを用いて図5と合わせて説明する。図6〜図7
は、本発明のサーボパターン書込装置の第1の動作例を
示すフローチャートである。図6〜図7の動作例では、
サーボパターン書込装置にてサーボパターンを書き込む
磁気ディスク装置のサーボ領域、データ領域、及びトラ
ック幅、基準クロック周波数等が既知でない場合のサー
ボパターンの書き込み方法を示している。
【0047】まず、基準ヘッド位置決め制御回路295
にて基準クロック書込用ヘッド251は駆動され、先に
磁気ディスク欠陥検出装置にて書き込まれたクロック領
域を、基準クロック書込用ヘッド251が検出する(ス
テップ1)。クロック領域が検出できなければ、その磁
気ディスク102は不良品であることがわかる(ステッ
プ16)。一方、先に磁気ディスク欠陥検出装置で書き
込まれたクロック領域の出力信号を基準クロック書込用
ヘッド251が検出すると、先に書き込まれたクロック
領域の出力信号からインデックス信号を検出し、このイ
ンデックス信号を基準としてサーボパターン書込装置
は、仮のインデックスを磁気ヘッド101にて磁気ディ
スク102上に書き入れ、基準クロック書込用ヘッド2
51は、再度クロック領域に基準クロックを書き込む。
これは、先に、磁気ディスク欠陥検出装置にて用いられ
た基準クロックの周波数、あるいは図2に示した磁気デ
ィスク欠陥検出用ヘッド301のトラック幅等が異なる
ためである(ステップ2)。書き込まれた基準クロック
信号は、クロック検査基板293にて出力検査される
(ステップ3)。ステップ3で出力検査を行った結果、
出力不足等の不良内容を発生した場合、基準クロック書
込用ヘッド251は再度基準クロックの書き込みを行う
(ステップ4)。ステップ3で再度出力検査を行った結
果が、出力不足であれば磁気ディスク102、あるいは
基準書込用ヘッド251に傷等が発生したことを示して
おり、その磁気ディスク102、あるいは基準クロック
書込用ヘッド251は不良品であることがわかる(ステ
ップ16)。インデックス生成基板294は磁気ディス
ク102のクロック領域から、基準インデックスをホス
トコンピュータ270へ出力する(ステップ5)。サー
ボパターン書込装置は、磁気ヘッド101、及び磁気デ
ィスク102の検査を行う(ステップ6)。検査を行っ
た結果が、不良であれば、その磁気ヘッド101、ある
いは磁気ディスク102は不良品であることがわかる
(ステップ16)。図2で前述した磁気ディスク欠陥検
出装置にて検出した媒体欠陥データを読み込み(ステッ
プ7)、サーボパターン書込装置のホストコンピュータ
270が磁気ディスク装置に適合した最適ディレイ量の
計算を行い(ステップ8)、この計算結果である最適デ
ィレイ量をホストコンピュータ270に読み込ませる。
磁気ディスク装置の磁気ヘッド101は、ピボット軸1
23を介してヘッド位置決め制御回路281にて駆動さ
れる。サーボパターン書込装置のホストコンピュータ2
70は、磁気ディスク102上の所定の位置に磁気ヘッ
ド101を駆動し、インデックス生成基板294から出
力される基準インデックス信号に、ステップ8で求めた
最適ディレイ量を加味して、サーボパターンを書き込む
(ステップ9)。所要のサーボパターンが書き込まれて
いるか、サーボパターンの読出しベリファイを行う(ス
テップ10)。サーボパターンの読出しベリファイの
際、ベリファイトラックがラストトラックであるのか確
認する(ステップ13)。適切なサーボパターンが書き
込まれていない場合は、再度サーボパターンを同一トラ
ック上に書き込み(ステップ11)、再度同一トラック
にてサーボパターンの読出しベリファイを行う(ステッ
プ12)。再度サーボパターンの読出しベリファイの結
果、媒体欠陥が発生した場合は、その磁気ディスク10
2は不良品であることがわかる(ステップ16)。再度
サーボパターンの読出しベリファイの結果、媒体欠陥が
発生しない場合は、ラストトラックであるのか確認する
(ステップ13)。ラストトラックではない場合は、次
のトラックに磁気ヘッド101を駆動し(ステップ1
4)、更にステップ9に戻りサーボパターンの書き込み
からベリファイまでの作業をラストトラックまで繰り返
す。全トラックにサーボパターンの書き込みが終了する
と、磁気ヘッド101は、ヘッド位置決め制御回路28
1にて駆動制御され、シークベリファイを行う(ステッ
プ15)。シークベリファイにて、シーク動作に異常が
ある場合、その磁気ディスク装置が不良品であることが
わかる(ステップ16)。シーク動作に異常がない場合
は、サーボパターン書込工程は全てが終了する。
【0048】このように、磁気ディスク欠陥検出装置の
媒体欠陥データを利用し、サーボパターン書込工程にて
最適ディレイ量を計算し、サーボパターンを書き込み始
めるという手順を行うことにより、先に検査した磁気デ
ィスク102の媒体欠陥データをサーボパターン書込工
程にて、有効活用するばかりでなく、磁気ディスク装置
のタクトタイムが大幅に向上可能となる。
【0049】尚、図6〜図7中ステップ4、及びステッ
プ12では、1度だけのリトライを各々行っているが、
サーボパターン書込装置の媒体欠陥検出工程と照らし合
わせてリトライの回数を何回に設定しても、本発明の効
果が失われることはない。即ち、サーボパターン書込装
置における媒体欠陥検出の確立が高く、1回だけのリト
ライで必ず媒体欠陥を検出できる場合、リトライの回数
を0回と設定することが可能である。(設定値は0回で
あるが、実際のリトライは1回)逆に、サーボパターン
書込装置の作業環境が悪く、回りの静電ノイズ、あるい
は電磁ノイズを拾いサーボパターン書込装置における媒
体欠陥検出の確立が低い場合、リトライの回数を3回等
に設定することも可能である。
【0050】図8〜図9は本発明のサーボパターン書込
装置の第2の動作例を示すフローチャートである。
【0051】まず、サーボパターン書込装置は、磁気ヘ
ッド101、磁気ディスク102の検査を行う(ステッ
プ21)。検査を行った結果が、不良であれば、その磁
気ヘッド101、あるいは磁気ディスク102は不良品
であることがわかる(ステップ32)。基準ヘッド位置
決め制御回路295にて基準クロック書込用ヘッド25
1は駆動され、先に磁気ディスク欠陥検出装置にて書き
込まれたクロック領域を、基準クロック書込用ヘッド2
51が検出する(ステップ22)。クロック領域が検出
できなければ、その磁気ディスク102は不良品である
ことがわかる(ステップ32)。一方、先に磁気ディス
ク欠陥検出装置で書き込まれたクロック領域の出力信号
を基準クロック書込用ヘッド251がクロック領域を検
出すると、インデックス生成基板294は、磁気ディス
ク102のクロック領域から、基準インデックスをホス
トコンピュータ270へ出力する(ステップ23)。磁
気ディスク欠陥検出装置にて検出した媒体欠陥データと
共に、磁気ディスク装置に適合した最適ディレイ量が磁
気ディスク102に対応し、FDD275から、サーボ
パターン書込装置のホストコンピュータ270に読み込
まれる(ステップ24)。磁気ディスク装置の磁気ヘッ
ド101は、ヘッド位置決め制御回路281にて駆動さ
れる。サーボパターン書込装置のホストコンピュータ2
70は、磁気ディスク102上の所定の位置に磁気ヘッ
ド101を駆動し、インデックス生成基板294から出
力される基準インデックス信号に、ステップ4で読み込
んだ最適ディレイ量を加味して、サーボパターンを書き
込む(ステップ25)。所要のサーボパターンが書き込
まれているか、サーボパターンの読出しベリファイを行
う(ステップ26)。サーボパターン読出しベリファイ
の際、ベリファイトラックがラストトラックであるのか
確認する(ステップ29)。適切なサーボパターンが書
き込まれていない場合は、再度サーボパターンを同一ト
ラック上に書き込み(ステップ27)、再度同一トラッ
クにてサーボパターンの読出しベリファイを行う(ステ
ップ28)。再度サーボパターンの読出しベリファイの
結果、媒体欠陥が発生した場合は、その磁気ディスク1
02は不良品であることがわかる(ステップ32)。再
度サーボパターンの読出しベリファイの結果、媒体欠陥
が発生しない場合は、ラストトラックであるのか確認す
る(ステップ29)。ラストトラックではない場合は、
次のトラックに磁気ヘッド101を駆動し(ステップ3
0)、更にステップ25に戻りサーボパターンの書き込
みからベリファイまでの作業をラストトラックまで繰り
返す。全トラックにサーボパターンの書き込みが終了す
ると、磁気ヘッド101は、ホストコンピュータ270
によって駆動され、シークベリファイを行う(ステップ
31)。シークベリファイにて、シーク動作に異常があ
る場合は、その磁気ディスク102は不良品であること
がわかる(ステップ32)。シーク動作に異常がない場
合は、サーボパターン書込工程は終了する。
【0052】前述の図6〜図7のフローチャートに示す
第1の動作例においては、磁気ディスク欠陥検出装置の
媒体欠陥データを読み込み、その媒体欠陥データから最
適ディレイ量を計算し、サーボパターンを書き込み始め
るという手順であったが、図8〜図9のフローチャート
に示す第2の動作例では、媒体欠陥データとすでに磁気
ディスク欠陥検出工程にて計算された最適ディレイ量を
読み込ませ、サーボパターンを書き込み始めるという手
順をとっている。このように、磁気ディスク装置のサー
ボ領域とデータ領域が既知の場合、磁気ディスク102
の媒体欠陥データとサーボパターン書込装置との正合性
を高くすることが可能となるため、磁気ディスク欠陥検
出装置での検査項目すべてが、サーボパターン書込装置
に反映されることになる。即ち、磁気ディスク装置のタ
クトタイムを大幅に削減することが可能となり、ひいて
は磁気ディスク装置の大幅なコストダウンが実現可能と
なる。また、磁気ディスク欠陥検出装置のクロック用ヘ
ッド351のトラック幅を、サーボパターン書込装置の
基準クロック書込用ヘッド251のトラック幅よりも大
きくすることにより、図6〜図9に示す動作例における
クロック領域検出工程が、より容易になるのは言うまで
もない。更に、図2における磁気ディスク欠陥検出用ヘ
ッド301と図5における磁気ヘッド101は、同一仕
様の磁気ヘッドであれば、より磁気ディスク欠陥検出装
置のデータは、サーボパターン書込装置に反映される。
加えて磁気ディスク欠陥検出用ヘッド301の移動軌跡
が、磁気ディスク装置の磁気ヘッド101の移動軌跡と
同一であれば、より媒体欠陥データの正合性が向上する
のは言うまでもない。現在磁気ディスク102と、スピ
ンドルモータ109とのはめ合い公差は、直径で最大8
0μmが主流である。内訳は、磁気ディスク102の公
差が最大20μm、スピンドルモータ109のハブの公
差が最大20μm、はめ合いが40μmである。従っ
て、半径方向の磁気ディスク102のズレ量は、最大±
40μm程度となる。ここで、図2中磁気ディスク欠陥
検出装置のクロック用ヘッド351のトラック幅を10
0μm程度とし、図5中サーボパターン書込装置の基準
クロック書込用ヘッド251のトラック幅を40μm程
度とすると、サーボパターン書込装置の基準クロック書
込用ヘッド251は、いかなる場合でも、クロック信号
を検出可能となる。この時、磁気ディスク装置の磁気ヘ
ッド101のトラック幅を10μm程度とすると、磁気
ディスク組み替えによるトラックのズレは、±4トラッ
ク程度となる。ここで、よりトラックズレを減少させる
ために、磁気ディスク102の内径の1点にマーキング
を施し、そのマークを目標にして、磁気ディスク内径を
スピンドルモータ109のハブに一方向から押圧する等
の方策を用いる。まず、磁気ディスク欠陥検出装置の磁
気ディスク組み込み工程において、磁気ディスク102
を組み込み、次にサーボパターンを磁気ディスク102
に書き込み、磁気ディスク102をスピンドルモータ1
09のハブへ組み込む工程において、マークをすること
により、トラックのズレを小さくすることも可能とな
る。
【0053】このように磁気ディスク内径の同一点をハ
ブに押し当てることにより、磁気ディスク組み替え工程
におけるトラックのズレ量は、はめ合いの項目が削除さ
れることになり、磁気ディスク内径の公差20μmとス
ピンドルモータ109のハブの公差20μmのみとな
り、直径で最大40μmのズレ量となる。半径方向で
は、±20μmとなりトラックのズレは、±2トラック
以内となる。但し、この±2トラックのズレ量は、磁気
ディスク組み立て工程における設計上の最悪値であるこ
とを明記しておく。
【0054】なお、本実施例では媒体欠陥データや最適
ディレイ量のやりとりにFDD275を使用していた
が、FDD275同様の媒体を用いても本発明の効果に
なんら支障をきたさないことを明記しておく。
【0055】次に、媒体欠陥領域代替装置について説明
する(特に図示しない)。媒体欠陥領域代替装置は、磁
気ディスク上のデータ領域における媒体欠陥領域をユー
ザーが使用しないようにする装置である。媒体欠陥領域
代替装置は、磁気ディスク上のどの領域に媒体欠陥があ
るかは検査し、予め磁気ディスク上に用意された代替領
域と、検査された媒体欠陥領域とを代替し、ユーザーが
媒体欠陥領域を使用しないようにする設備装置である。
ここで、先に磁気ディスク欠陥検出装置の媒体欠陥デー
タを媒体欠陥領域代替装置にて読み込み、磁気ディスク
上の欠陥の位置をヘッド、シリンダ等の物理的な位置で
表記するプライマリーリストとして利用することによ
り、磁気ディスク装置製造工程で必要となる磁気ディス
ク欠陥検出装置が、簡易的な装置で良くなるか、あるい
は不要となる。即ち、磁気ディスク装置製造のための設
備投資が大幅に抑えられるため、ひいては磁気ディスク
装置の低価格化が可能となる。
【0056】図1は本発明の一実施例における磁気ディ
スク装置の構成を示す主要平面図である。
【0057】図1において、磁気ディスク102はスピ
ンドルモータ109にクランパ111を介して回転可能
に支持固定されており、磁気ヘッド101はジンバル
(図示はしていない)を介してフレキシャー103に支
持固定されており、更にフレキシャー103はピボット
軸123に支持固定されている。磁気ヘッド101の他
端には磁気ヘッド101を駆動するためのコイル105
がコイルホルダ130に支持固定されており、磁性ピン
(図示していない)はモールド部122にてコイル10
5に支持固定されている。磁気ヘッド101、フレキシ
ャー103、コイルホルダ130、コイル105等から
なるアクチュエータはピボット軸123を回転軸の中心
として揺動可能となっており、アクチュエータの揺動範
囲はアクチュエータロック機構(図示していない)にて
制限されている。コイル105を駆動させる磁気回路は
上ヨーク106と上ヨーク106に接着固定された磁石
108と下ヨーク107と2個のスタッド113から成
り、スタッド113と下ヨーク107は固定ネジにてベ
ース110に固定されている。ベース110とカバーで
密封された環境内を常に清浄な状態に保つために循環フ
ィルタ119がベース110に固定されている。
【0058】非動作時、アクチュエータはアクチュエー
タロック機構(図示していない)にて固定保持されてい
る。電源投入後、スピンドルモータ109が回転を始
め、磁気ディスク102が回転することにより、磁気ヘ
ッド101を磁気ディスク102に浮上させる。磁気デ
ィスク102上のサーボ領域356の信号を磁気ヘッド
101が読み出し、その磁気ヘッド101からの出力を
フレキシブル・プリンティッド・サーキット(以後はF
PCと呼ぶ)118を通してプリンティッド・サーキッ
ト・ボード(図示はしていない:以後はPCBと呼ぶ)
へ送る。所望の出力が磁気ヘッド101から得られる
と、コイル105に電圧が印加され、アクチュエータロ
ック機構(図示していない)から解放されたアクチュエ
ータは所望のトラックへ位置決めできるようになり、磁
気ディスク装置は使用可能となる。
【0059】ここで、磁気ディスク欠陥検出装置のクロ
ック用ヘッド351にて書き込まれたクロック領域上に
は、基準クロック信号354やインデックス信号355
も残っているが、本発明の磁気ディスク装置において、
動作中、非動作中にかかわらず、このクロック領域上の
信号を、磁気ヘッド101は、検出しない構成としてい
る。サーボパターン書込装置にて書き込まれたサーボ領
域356は、インデックス信号355から最適ディレイ
量d分オフセットして、磁気ディスク102上に書き込
まれている。このため、磁気ディスク102上の媒体欠
陥357は、サーボ領域356にかからないデータ領域
(特に図示はしない)に点在することになり、これら媒
体欠陥357の存在するセクタにユーザーは決してアク
セスしない構成となっている。より具体的には、媒体欠
陥357は媒体欠陥領域代替装置を用いて代替処理する
ことにより、不良セクタとして登録され、ユーザーは、
ユーザーのデータをここに記録したり、このデータを読
み出すことはない。
【0060】このように、磁気ディスク欠陥検出装置に
て検出した媒体欠陥リストを利用して、サーボパターン
書込装置にてサーボパターンを書き込むことにより、従
来サーボ領域で多発していた媒体欠陥を皆無にし、高信
頼性、高スループットの磁気ディスク装置が可能となる
ばかりでなく、ますます磁気ディスクに対する高密度記
録に対応できる磁気ディスク装置が、実現可能となる。
更に連続するサーボ領域に発生する媒体欠陥による再組
立、あるいは特殊アルゴリズムの磁気ディスク装置への
付加が必要なくなり、磁気ディスク装置組立の総タイム
の大幅な短縮が可能となり、大幅な低価格化が可能とな
る。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように本発明の、磁気ディス
ク欠陥検出装置、サーボパターン書込装置、媒体欠陥領
域代替装置、及び磁気ディスク装置によれば磁気ディス
クに多数の媒体欠陥があっても、良好なサーボ信号が再
生できるようになるため、 1)狭トラック化、高記録密度化、小型化、薄型化に対
応できる磁気ディスク装置が実現可能となる。
【0062】2)セクタサーボ領域内における媒体欠陥
が皆無となるため、ミスシークの減少、及び位置決め精
度が向上し、磁気ディスク装置の信頼性が向上可能とな
る。
【0063】更に、セクタサーボ領域を従来の磁気ディ
スク装置より少なくすることが可能となるため、サンプ
リング周波数を上げることができ、速度制御性、位置制
御性が向上し、磁気ディスクの高速アクセス、高スルー
プット化が可能となる。
【0064】3)磁気ディスク欠陥検出装置において、
磁気ディスク上の媒体欠陥の位置と大きさを検出し、媒
体欠陥リストを作成し、この媒体欠陥リストを利用し、
磁気ディスク装置にサーボパターンを書き込むことによ
り、サーボパターン書込のタクトタイムを著しく短くす
ることが可能となり、磁気ディスク装置の大幅な低価格
化が可能となる。
【0065】このように本発明の実用効果は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における磁気ディスク装置の
構成を示す主要平面図
【図2】本発明の一実施例における磁気ディスク欠陥検
出装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の一実施例における磁気ディスク欠陥検
出装置の媒体欠陥データのフォーマット例を示す図
【図4】本発明の一実施例における磁気ディスク欠陥検
出装置の媒体欠陥データのフォーマット例を示す図
【図5】本発明の一実施例におけるサーボパターン書込
装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明のサーボパターン書込装置の第1の動作
例を示すフローチャート
【図7】本発明のサーボパターン書込装置の第1の動作
例を示すフローチャート
【図8】本発明のサーボパターン書込装置の第2の動作
例を示すフローチャート
【図9】本発明のサーボパターン書込装置の第2の動作
例を示すフローチャート
【図10】従来の磁気ディスク欠陥検出装置の構成を示
すブロック図
【図11】従来のサーボパターン書込装置の構成を示す
ブロック図
【符号の説明】
101 磁気ヘッド 102 磁気ディスク 103 フレキシャー 105 コイル 106 上ヨーク 107 下ヨーク 108 磁石 109 スピンドルモータ 110 ベース 111 クランパ 113 スタッド 118 FPC(フレキシブル・プリンティッド・サー
キット) 119 循環フィルタ 122 モールド部 123 ピボット軸 130 コイルホルダ 251 基準クロック書込用ヘッド 253 クロックヘッドフレキシャー 260 治具ベース 262 クロック駆動治具ベース 270 ホストコンピュータ 271 デジタルオシロスコープ 273 プリンタ 274 CRT 275 FDD 280 モータ回転制御基板 281 ヘッド位置決め制御回路 282 プリ・アンプ 283 検査基板 292 クロックヘッドプリ・アンプ 293 クロック検査基板 294 インデックス生成基板 295 基準ヘッド位置決め制御回路 301 磁気ディスク欠陥検出用ヘッド 303 磁気ディスク欠陥検出用フレキシャー 309 スピンドルモータ 311 クランパ 351 クロック用ヘッド 353 クロックヘッドフレキシャー 354 基準クロック信号 355 インデックス信号 356 サーボ領域 357 媒体欠陥 360 治具ベース 361 磁気ディスク欠陥検出用アクチュエータ 362 クロック治具ベース 370 ホストコンピュータ 371 デジタルオシロスコープ 372 スペクトラムアナライザ 373 プリンタ 374 CRT 375 FDD 380 モータ回転制御基板 381 ヘッド位置決め制御回路 382 プリ・アンプ 383 検査基板 384 インデックス生成基板 392 クロックヘッドプリ・アンプ 393 検査基板 394 インデックス生成基板 401 クロック位置決め制御回路 402 クロック読出し波形検査回路 403 アンプ 404 スピンドルモータ制御回路 405 アンプ 406 磁気ヘッド検査基板 407 ボイスコイルモータ制御回路 408 レーザー測長器 409 コーナーキューブ 410 基準クロック書込用ヘッド 411 ボイスコイルモータ 501 ヘッダ 502 シリンダ 503 ヘッド 504 バイトフロムインデックス 505 バイト欠陥長さ 506 欠陥種類 507 予備 601 ヘッダ 602 シリンダ 603 ヘッド 604 バイトフロムインデックス 605 バイト欠陥長さ 606 欠陥種類 607 最適ディレイ量 d 最適ディレイ量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 5/84 C 7303−5D 20/12 9295−5D 23/00 H

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準信号書込用のクロック用ヘッドと、磁
    気ディスクの媒体欠陥を検出する欠陥検出用ヘッドと、
    媒体欠陥検出手段と、媒体欠陥記録手段とを有する磁気
    ディスク欠陥検出装置であって、前記欠陥検出用ヘッド
    にて仮インデックス信号を書き込み、前記仮インデック
    ス信号を基準として前記クロック用ヘッドにてインデッ
    クス信号を書き込み後、前記欠陥検出用ヘッドにて前記
    媒体欠陥を検出する手段を前記媒体欠陥検出手段にて行
    うことを特徴とする磁気ディスク欠陥検出装置。
  2. 【請求項2】クロック用ヘッドにて書き込まれる基準信
    号の周波数が後にサーボパターン書込工程で使用するサ
    ーボパターン書込装置の基準クロック書込用ヘッドにて
    書き込まれる基準信号の周波数と略同一であることを特
    徴とする請求項1記載の磁気ディスク欠陥検出装置。
  3. 【請求項3】欠陥検出用ヘッドの検査のための移動軌跡
    が後にサーボパターン書込装置で使用するサーボパター
    ン書込装置の磁気ヘッドの移動軌跡と略同一であること
    を特徴とする請求項2記載の磁気ディスク欠陥検出装
    置。
  4. 【請求項4】クロック用ヘッドから出力されるインデッ
    クス信号を基準として媒体欠陥を検査する媒体欠陥検査
    手段と、磁気ディスクに対応する前記媒体欠陥のリスト
    を記録する媒体欠陥記録手段とを有することを特徴とす
    る請求項3記載の磁気ディスク欠陥検出装置。
  5. 【請求項5】欠陥の数を示すヘッダ、磁気ディスクの表
    裏を示すヘッド番号、前記欠陥の発生位置を示すシリン
    ダ、基準インデックス信号からの距離を示すインデック
    ス距離、前記欠陥の長さを示す欠陥長、前記欠陥の種類
    を示す欠陥種類から成る媒体欠陥のリストを作成する媒
    体欠陥検査手段にて行うことを特徴とする請求項4記載
    の磁気ディスク欠陥検出装置。
  6. 【請求項6】欠陥の数を示すヘッダ、磁気ディスクの表
    裏を示すヘッド番号、前記欠陥の発生位置を示すシリン
    ダ、基準インデックス信号からの距離を示すインデック
    ス距離、前記欠陥の長さを示す欠陥長、前記欠陥の種類
    を示す欠陥種類から成る媒体欠陥のリストを記録する媒
    体欠陥記録手段を有することを特徴とする請求項5記載
    の磁気ディスク欠陥検出装置。
  7. 【請求項7】媒体欠陥のリストをもとに、最適ディレイ
    量を計算する最適ディレイ量計算手段を有することを特
    徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の磁気ディスク
    欠陥検出装置。
  8. 【請求項8】最適ディレイ量を媒体欠陥のリストに有す
    ることを特徴とする請求項7記載の磁気ディスク欠陥検
    出装置。
  9. 【請求項9】基準信号書込用の基準クロック書込用ヘッ
    ドと、サーボパターンの書き込みと読み出しを行う磁気
    ヘッドと、サーボパターン書き込み手段とを有するサー
    ボパターン書込装置であって、先に磁気ディスク欠陥検
    出工程の磁気ディスク欠陥検出装置のクロック用ヘッド
    にて書き込まれた基準信号を検出する基準信号検出手段
    を有することを特徴とするサーボパターン書込装置。
  10. 【請求項10】先に磁気ディスク欠陥検出工程のクロッ
    ク用ヘッドにて書き込まれた基準信号の中のインデック
    ス信号を用いてサーボパターンを書き込むサーボパター
    ン書込手段を有することを特徴とする請求項9記載のサ
    ーボパターン書込装置。
  11. 【請求項11】クロック用ヘッドのトラック幅よりも小
    さなトラック幅を基準クロック書込用ヘッドが有するこ
    とを特徴とする請求項10記載のサーボパターン書込装
    置。
  12. 【請求項12】媒体欠陥のリストをもとに、最適ディレ
    イ量を計算する最適ディレイ量計算手段を有することを
    特徴とする請求項11記載のサーボパターン書込装置。
  13. 【請求項13】最適ディレイ量計算手段にて得られた最
    適ディレイ量を用いてサーボパターンを書き込むサーボ
    パターン書込手段を有することを特徴とする請求項12
    記載のサーボパターン書込装置。
  14. 【請求項14】先の磁気ディスク欠陥検出工程の磁気デ
    ィスク欠陥検出装置の最適ディレイ量計算手段にて得ら
    れた最適ディレイ量を用いてサーボパターンを書き込む
    サーボパターン書込手段を有することを特徴とする請求
    項12記載のサーボパターン書込装置。
  15. 【請求項15】磁気ディスク装置の磁気ディスク上の欠
    陥領域を非欠陥領域に代替えする媒体欠陥領域代替装置
    であって、先の磁気ディスク欠陥検出工程とサーボパタ
    ーン書込工程とのいずれか一方にて得られた媒体欠陥の
    リストを用いて前記磁気ディスク上の前記欠陥領域を前
    記非欠陥領域に代替えすることを特徴とする媒体欠陥領
    域代替装置。
  16. 【請求項16】少なくとも1枚の磁気ディスクと、前記
    磁気ディスクに対応する少なくとも1個の磁気ヘッド
    と、前記磁気ディスクを回転せしめるスピンドルモータ
    と、前記磁気ヘッドを駆動せしめる磁気回路と、前記磁
    気回路を固定するベースと、前記ベースと係合するカバ
    ーと、前記磁気ヘッドを制御するためのサーボパターン
    とを有する磁気ディスク装置であって、先の磁気ディス
    ク欠陥検出工程とサーボパターン書込工程とのいずれか
    一方にて得られた媒体欠陥のリストを用いてサーボパタ
    ーンが書き込まれていることを特徴とする磁気ディスク
    装置。
  17. 【請求項17】少なくとも1枚の磁気ディスクと、前記
    磁気ディスクに対応する少なくとも1個の磁気ヘッド
    と、前記磁気ディスクを回転せしめるスピンドルモータ
    と、前記磁気ヘッドを駆動せしめる磁気回路と、前記磁
    気回路を固定するベースと、前記ベースと係合するカバ
    ーと、前記磁気ヘッドを制御するためのサーボパターン
    とを有する磁気ディスク装置であって、先の磁気ディス
    ク欠陥検出工程とサーボパターン書込工程とのいずれか
    一方にて得られた最適ディレイ量を用いてサーボパター
    ンが書き込まれていることを特徴とする磁気ディスク装
    置。
  18. 【請求項18】少なくとも1枚の磁気ディスクと、前記
    磁気ディスクに対応する少なくとも1個の磁気ヘッド
    と、前記磁気ディスクを回転せしめるスピンドルモータ
    と、前記磁気ヘッドを支持固定するジンバルと、前記ジ
    ンバルを支持固定するフレキシャーと、前記フレキシャ
    ーを支持固定するフレキシャー支持固定手段と、前記磁
    気ヘッドを駆動せしめるコイルと、前記コイルを支持固
    定するコイルホルダと、第1のヨークと、第2のヨーク
    と、前記第1のヨークに接着固定された少なくとも1個
    の磁石と、前記第1のヨークと前記第2のヨークとの間
    に間隙を形成する少なくとも1個のスタッドと、前記ス
    タッドをベースに固定する少なくとも1本の固定ネジ
    と、前記ベースと係合するカバーと、前記磁気ヘッドと
    前記ジンバルと前記フレキシャーと前記フレキシャー支
    持固定手段と前記コイルと前記コイルホルダとからなる
    アクチュエータと、前記アクチュエータを制御するため
    のサーボパターンとを有する磁気ディスク装置であっ
    て、先の磁気ディスク欠陥検出工程とサーボパターン書
    込工程とのいずれか一方にて得られた媒体欠陥のリスト
    を用いてサーボパターンが書き込まれていることを特徴
    とする磁気ディスク装置。
  19. 【請求項19】少なくとも1枚の磁気ディスクと、前記
    磁気ディスクに対応する少なくとも1個の磁気ヘッド
    と、前記磁気ディスクを回転せしめるスピンドルモータ
    と、前記磁気ヘッドを支持固定するジンバルと、前記ジ
    ンバルを支持固定するフレキシャーと、前記フレキシャ
    ーを支持固定するフレキシャー支持固定手段と、前記磁
    気ヘッドを駆動せしめるコイルと、前記コイルを支持固
    定するコイルホルダと、第1のヨークと、第2のヨーク
    と、前記第1のヨークに接着固定された少なくとも1個
    の磁石と、前記第1のヨークと前記第2のヨークとの間
    に間隙を形成する少なくとも1個のスタッドと、前記ス
    タッドをベースに固定する少なくとも1本の固定ネジ
    と、前記ベースと係合するカバーと、前記磁気ヘッドと
    前記ジンバルと前記フレキシャーと前記フレキシャー支
    持固定手段と前記コイルと前記コイルホルダとからなる
    アクチュエータと、前記アクチュエータを制御するため
    のサーボパターンとを有する磁気ディスク装置であっ
    て、先の磁気ディスク欠陥検出工程とサーボパターン書
    込工程とのいずれか一方にて得られた最適ディレイ量を
    用いてサーボパターンが書き込まれていることを特徴と
    する磁気ディスク装置。
  20. 【請求項20】磁気ディスクがマーキング点を有し、前
    記マーキング点を用いて前記磁気ディスクがスピンドル
    モータに組み込まれていることを特徴とする請求項16
    〜19のいずれか1記載の磁気ディスク装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990065657A (ko) * 1998-01-15 1999-08-05 윤종용 하드 디스크 드라이브의 서보 정보 기록 방법
US6005739A (en) * 1996-06-24 1999-12-21 Samsung Electronics, Co., Ltd. Technique for controlling the position error signal of a disk drive
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JP2015038788A (ja) * 2010-06-30 2015-02-26 株式会社東芝 記録媒体制御装置

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