JPH09139033A - 記憶装置及びシーク制御方法及び欠陥位置検出方法 - Google Patents

記憶装置及びシーク制御方法及び欠陥位置検出方法

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JPH09139033A
JPH09139033A JP7294429A JP29442995A JPH09139033A JP H09139033 A JPH09139033 A JP H09139033A JP 7294429 A JP7294429 A JP 7294429A JP 29442995 A JP29442995 A JP 29442995A JP H09139033 A JPH09139033 A JP H09139033A
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head
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Tatsuro Sasamoto
達郎 笹本
Hideyuki Watanabe
秀行 渡邉
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は記録媒体の所定シリンダにヘッドを
シークさせる制御を行う記憶装置に関し、記録媒体に位
置情報に関する欠陥を有してもヘッドの正常な位置決め
制御を行い、低コスト化を図ることを目的とする。 【解決手段】 磁気ディスク52上の位置情報に関する
欠陥位置データを少なくとも例えばROM39に記憶し
ておき、シーク開始前に欠陥位置判断手段37がシーク
経路を判断し、該シーク経路に欠陥位置が存在するか否
かを判断する。そして、欠陥位置が存在するときに、シ
ーク制御手段38がシークするR/Wヘッド44を他の
ヘッドに切替え、又は欠陥位置を予測した抽出データで
位置情報を置き替え、又はシーク開始タイミングをシー
ク経路中に欠陥位置が含まれないように調整してVCM
48に制御電流を供給することでシーク動作を行わせる
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体の所定シ
リンダにヘッドをシークさせる制御を行う記憶装置に関
する。近年、磁気ディスク装置等の記憶装置は、高信頼
性と低コスト化が常に要求されている。高信頼性を得る
ためには、欠陥の少ない高価な記録媒体が必要とされ、
安価な記録媒体を使用する場合には欠陥箇所が増えてく
る。そして、欠陥のサーボ情報が記録されている部分を
有した場合には、ヘッドのシーク制御が行えなくなるも
ので、欠陥を有してもヘッドの正常な位置決め制御が行
えることが望まれている。
【0002】
【従来の技術】図14に、従来の磁気ディスク装置の概
略ブロック図を示す。図14に示す磁気ディスク装置1
1において、所定数の磁気ディスク12(図14では1
枚のみを示す)に対応して所定数の磁気ヘッド13(図
14では1個のみを示す)が配置され、磁気ヘッド13
はヘッドIC(HDIC)14により選択されて動作さ
れる。ヘッドIC14はリードチャネル(RDC)15
により制御されるもので、該リードチャネル15はエン
コーダ、デコーダ等を備える。
【0003】リードチャネル15の再生系はその再生波
形をA/Dコンバータ16によりデジタル変換してMC
U(マイクロコントロールユニット)17に送る。ま
た、リードチャネル15の記録系は、HDC(ハードデ
ィスクコントローラ)18からのライトデータを受けて
HDIC14で選択された磁気ヘッド14より磁気ディ
スク12の所定データ領域に記録を行う。HDC18は
RAM(ランダムアクセスメモリ)19が接続され、M
CU17にはプログラムを実行するRAM20及び該M
CU17のプログラムを格納するROM(リードオンリ
メモリ)21が接続される。
【0004】また、MCU17は、磁気ディスク12を
所定回転数で回転させるSPM(スピンドルモータ)2
2と、磁気ヘッド13を磁気ディスク12の半径方向に
シークさせるVCM(ボイスコイルモータ)23とを、
A/Dコンバータ24及びサーボドライバ(SRVDR
V)25を介して適当な電流を供給して駆動制御する。
【0005】ここで、磁気ディスク12は、データが書
き込まれるデータ部と、位置情報等のサーボ情報が書き
込まれるサーボフレーム部が、該磁気ディスク12の半
径方向で分割されたセクタ部の各シリンダごとに所定数
形成される。ここで、磁気ヘッド13が磁気ディスク1
2に対してデータのリード/ライトを行う場合、MCU
17は該当の磁気ヘッド13の磁気ディスク12上の現
在位置と目標位置の距離に応じてVCM23の駆動電流
を制御し、現在位置から目標位置にシークさせる。この
とき、MCU17はSPM22の回転周期と磁気ディス
ク12上のセクタ数から決まるサンプリング時間間隔お
きに得られるサーボ情報に基づいて、VCM23に供給
する電流量をサンプリング間隔内で算出してシーク制御
を行うものである。
【0006】続いて、MCU17は、目標トラック近傍
に磁気ヘッド13を移動させた後、磁気ディスク12の
サーボフレーム部に記録されているシリンダアドレスを
読み取ったポジション信号に基づいて当該磁気ヘッド1
3を常にシリンダ上で誤差が零になるようにVCM23
に微量な電流を供給して、オントラックさせるフォロー
イング動作を行い、該磁気ヘッド13を回転する磁気デ
ィスク12の目標シリンダ上に位置させるように制御す
る。
【0007】次に、リードチャネル(RDC)15は、
データをリード/ライトするためのゲート信号を出力し
て、このゲート信号のタイミングでリード/ライトを行
う。この場合、データを正確にリード/ライトするため
には、磁気ディスク12上のデータ部及びサーボフレー
ム部の情報に欠陥部分がなく、磁気ヘッド13から期待
している信号が読み込めることが必要であるが、該磁気
ディスク12に欠陥のあるディフェクト領域が存在する
場合がある。
【0008】データ部にディフェクト領域を有する場合
には、磁気ディスク12上の交代領域に置き換えること
で対処することが可能である。また、サーボフレーム部
にディフェクト領域を有する場合には、欠陥部分を避け
て再フォーマットをし直すか、又は当該磁気ディスクを
破棄することが行われる。
【0009】これは、サーボフレーム部にディフェクト
領域を有する場合には、当該磁気ディスク12の全デー
タにアクセスするときに、シーク動作時に磁気ヘッド1
3が欠陥部分を横切るとポジション信号にノイズが乗
り、シークエラーを生じて正常にデータのリード/ライ
トを行うことができなくなる虞れがある。また、磁気ヘ
ッド13が欠陥部分を横切らない場合でも、目標位置が
欠陥シリンダのときにはオントラックしてデータのリー
ド/ライトを行うことができないからである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のよう
に、磁気ヘッド13を任意のシリンダ上に位置決めする
ための位置情報に欠陥を有すると、当該磁気ヘッド13
を目標位置に高速に移動させるシーク動作や、シリンダ
に正確に追従させるフォローイング動作を行うことがで
きず、またフォーマットのやり直しや破棄ではコスト高
になるという問題がある。
【0011】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、記録媒体に位置情報に関する欠陥を有してもヘ
ッドの正常の位置決め制御を行い、低コスト化を図る記
憶装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1では、所定数の記録媒体に対して、該記録
媒体に記録されている位置情報を所定数のヘッドのうち
該当のヘッドが読み出し、該位置情報に基づいて当該ヘ
ッドを該記録媒体上の目標位置に位置決め追従させる記
憶装置において、前記記録媒体上の位置情報に関する欠
陥を有する位置の欠陥位置データを少なくとも記憶する
記憶手段と、シーク開始前に、前記該当のヘッドの現在
位置からシーク経路を判断し、前記記憶手段の欠陥位置
データに基づいて欠陥位置が存在するか否かの判断を行
う欠陥位置判断手段と、前記欠陥位置判断手段からのシ
ーク経路に欠陥位置を有すると判断されたときに、前記
欠陥位置データに基づいて前記該当のヘッドを該欠陥位
置での位置情報を排除させてシークさせるシーク制御手
段と、を有して記憶装置が構成される。
【0013】請求項2では、請求項1記載の記憶手段
は、前記記録媒体における前記欠陥位置データを含む全
位置データを前記ヘッドごとにテーブルとして記憶して
なる。請求項3では、請求項1記載の記憶手段は、該当
の前記記録媒体に有する欠陥位置データのみを記憶して
なる。
【0014】請求項4では、請求項1〜3の何れか一項
に記載の記憶手段は、該当の記録媒体の所定領域、又は
メモリに前記欠陥位置に関する位置データを記憶させて
なる。請求項5では、請求項1記載の欠陥位置判断手段
は、前記記憶手段からの欠陥位置データに基づいて、該
当の前記ヘッドの現在位置からシークさせる目標位置ま
での距離、シーク方向、及び前記記録媒体の回転速度よ
りシーク経路に欠陥位置を有するか否かを判断してな
る。
【0015】請求項6では、請求項1記載のシーク制御
手段は、該当の前記ヘッドのシーク経路に欠陥位置を有
するときに、他のヘッドから得られる位置情報に基づい
てシークを行い、シーク後に該当のヘッドに切り替え
る。請求項7では、請求項1記載のシーク制御手段は、
該当の前記ヘッドのシーク経路に欠陥位置を有するとき
に、前記欠陥位置データに基づいて該欠陥位置に対応し
て抽出した抽出情報で欠陥位置の位置情報を置き換え、
該当のヘッドをシークさせてなる。
【0016】請求項8では、請求項1記載のシーク制御
手段は、該当の前記ヘッドのシーク経路に欠陥位置を有
するときに、該当のヘッドのシーク経路が該欠陥位置を
回避させるべくシークタイミングを調整してシークさせ
てなる。請求項9では、所定数の記録媒体に対して、該
記録媒体に記録されている位置情報を所定数のヘッドの
うち該当のヘッドが読み出し、該位置情報に基づいて当
該ヘッドを該記録媒体上の目標位置に位置決め追従させ
る場合の記憶装置の欠陥位置検出方法において、総ての
前記記録媒体に対する任意の面に、対応する前記ヘッド
で読み出した位置情報に基づいて該ヘッドをオントラッ
クさせるステップと、当該記録媒体の任意の面以外の面
に対応する前記ヘッドのオフトラック状態を判別して前
記位置情報の正誤を得るステップと、総ての記録媒体の
全部の面について、上記ステップを繰り返して全部の位
置情報の正誤を得、この位置制御の正誤のデータのう
ち、欠陥位置データのみ又は全部の位置データを記録さ
せるステップと、を含んで記憶装置の欠陥位置検出方法
が構成される。
【0017】請求項10では、所定数の記録媒体に対し
て、該記録媒体に記録されている位置情報を所定数のヘ
ッドのうち該当のヘッドが読み出し、該位置情報に基づ
いて当該ヘッドを該記録媒体上の目標位置に位置決め追
従させる場合の記憶装置の欠陥位置検出方法において、
前記記録媒体の各々は、所定数の記録領域に分割されて
おり、該当の記録媒体に対して任意の記録領域に対応す
るヘッドを読み出された前記位置情報に基づいてオント
ラックさせるステップと、当該記録媒体の任意の記録領
域以外の前記記録領域より読み出した前記位置情報に基
づいて対応する前記ヘッドのオフトラック状態を判別し
て、この位置情報の正誤を得るステップと、当該記録媒
体の総ての記録領域について上記ステップを繰り返して
全部の位置情報の正誤を得、この位置情報の正誤のデー
タのうち欠陥位置データのみ、又は全部の位置データを
得るステップと、総ての前記記録媒体及び対応する総て
の前記ヘッドについて上記ステップを繰り返して総ての
前記ヘッドごとの全部の前記位置データ又は前記欠陥位
置データのみを得て記憶させるステップと、を含んで記
憶装置の欠陥位置検出方法が構成される。
【0018】請求項11では、所定数の記録媒体に対し
て、該記録媒体に記録されている位置情報を所定数のヘ
ッドのうち該当のヘッドが読み出し、該位置情報に基づ
いて当該ヘッドを記録媒体上の目標位置に位置決め追従
させる記憶装置のシーク制御方法において、請求項9又
は10で記憶された前記記録媒体の位置データ又は欠陥
位置データに基づいて、シーク開始前に前記該当のヘッ
ドのシーク経路を予測し、該シーク経路中に欠陥位置が
存在するか否かを判断するステップと、前記シーク経路
に前記欠陥位置を有するときに、前記該当のヘッド以外
のヘッドを選択し、前記位置情報を読み出しながらシー
ク動作を行うステップと、シーク終了後に、ヘッド選択
を元の前記該当のヘッドに戻すステップと、を含んで記
憶装置のシーク制御方法が構成される。
【0019】請求項12では、所定数の記録媒体に対し
て、該記録媒体に記録されている位置情報を所定数のヘ
ッドのうち該当のヘッドが読み出し、該位置情報に基づ
いて当該ヘッドを記録媒体上の目標位置に位置決め追従
させる記憶装置のシーク制御方法において、請求項9又
は10で記憶された前記記録媒体の位置データ又は欠陥
位置データに基づいて、シーク開始前に前記該当のヘッ
ドのシーク経路を予測し、該シーク経路中に欠陥位置が
存在するか否かを判断するステップと、前記シーク経路
に前記欠陥位置を有するときに、該シーク経路中の欠陥
位置を抽出して対応する抽出位置を設定するステップ
と、前記該当のヘッドのシークを開始し、前記欠陥位置
を位置情報の読み出しにより実測するステップと、該ヘ
ッドが前記欠陥位置に位置したときに、前記設定した抽
出位置の情報を使用してシーク動作を行うステップと、
を含んで記憶装置のシーク制御方法が構成される。
【0020】請求項13では、所定数の記録媒体に対し
て、該記録媒体に記録されている位置情報を所定数のヘ
ッドのうち該当のヘッドが読み出し、該位置情報に基づ
いて当該ヘッドを該記録媒体上の目標位置に位置決め追
従させる記憶装置のシーク制御方法において、請求項9
又は10で記憶された前記記録媒体の位置データ又は欠
陥位置データに基づいて、シーク開始前に前記該当のヘ
ッドのシーク経路を予測し、該シーク経路中に欠陥位置
が存在するか否かを判断するステップと、前記シーク経
路に前記欠陥位置を有するときに、該シーク経路中に該
欠陥位置を非存在とすべくシーク開始のタイミングを調
整するステップと、前記調整されたタイミングで前記該
当のヘッドのシーク動作を行わせるステップと、を含ん
で記憶装置のシーク制御方法が構成される。
【0021】上述のように請求項1乃至5の発明では、
記録媒体上の位置情報に関する欠陥位置データを少なく
ともメモリ等の記憶手段に記憶させ、シーク開始前にヘ
ッドのシーク経路を判断し、シーク経路中にシーク距離
等により欠陥位置を有するか否かを上記欠陥位置データ
に基づいて欠陥位置判断手段が判断し、シーク制御手段
が欠陥位置データに基づいてヘッドを欠陥位置での位置
情報を排除させてシークさせる。これにより、記録媒体
に位置情報に関する欠陥位置が存在しても、ヘッドを正
常に位置決め制御することが可能となると共に、フォー
マットのやり直しや破棄する必要がなく低コスト化を図
ることが可能となる。
【0022】請求項6又は11の発明では、シーク開始
前に欠陥位置判断手段の判断によりシーク経路中に欠陥
位置を有するときに他のヘッドから得られる位置情報に
基づいてシークを行い、シーク後に元のヘッドに切り替
える。これにより、該当ヘッドを欠陥位置に無関係にシ
ークすることが可能となって該欠陥位置でのエラー発生
を回避させることが可能となる。
【0023】請求項7又は12の発明では、シーク開始
前に欠陥位置判断手段の判断によりシーク経路中に欠陥
位置を有するときに、欠陥位置の位置情報を欠陥位置デ
ータで抽出した抽出情報で置き換えてシークさせる。こ
れにより欠陥位置でのエラー発生を回避させることが可
能となる。
【0024】請求項8又は13の発明では、シーク開始
前に欠陥位置判断手段の判断によりシーク経路中に欠陥
位置を有するときに、シーク開始タイミングを調整して
シーク経路に欠陥位置を有しないようにする。これによ
り、該当ヘッドが欠陥位置を回避されてシークされ、正
常な位置決めを行うことが可能となる。
【0025】請求項9の発明では、記憶手段に記憶させ
る少なくとも欠陥位置データを検出する際に、記録媒体
の任意の面で得られる位置情報に基づいてヘッドをオン
トラックさせ、任意の面以外の面における該当のヘッド
のオフトラック状態を判別して位置情報の正誤を得て全
部の面の欠陥位置データを含む位置データを得る。これ
により、容易に欠陥位置データが得られ、ヘッドの正常
な位置決め制御に供することが可能となる。
【0026】請求項10の発明では、記憶手段に記憶さ
せる少なくとも欠陥位置データを検出する際に、記録媒
体の分割した記録領域のうち、任意の記録領域で得られ
る位置情報に基づいてヘッドをオントラックさせ、任意
の記録領域以外の記録領域におけるヘッドのオフトラッ
ク状態を判別して位置情報の正誤を得て総ての記録媒体
の全部の記録領域の欠陥位置データを含む位置データを
得る。これにより、容易に欠陥位置データが得られ、ヘ
ッドの正常な位置決め制御に供することが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施例の構成
図を示す。図1は記憶装置としての磁気ディスク装置3
1の構成ブロック図を示したもので、ホスト装置である
ホストコンピュータ32にインタフェースデバイス(ス
カジーデバイス)33a,33bを介して接続される。
【0028】磁気ディスク装置31は、インタフェース
回路34にHDC(ハードディスクコントローラ)35
が接続されると共に、MPU(マイクロプロセッサ)3
6が接続される。このMPU36は、後述する該当のヘ
ッドのシーク経路を判断し、欠陥位置データに基づい
て、該欠陥位置が該シーク経路に存在するか否かの判断
を行う欠陥位置判断手段37のプログラムを備えると共
に、シーク経路に欠陥位置を有するときに欠陥位置デー
タに基づいて該当のヘッドを欠陥位置でのエラー発生を
回避させてシークさせるための(後述する)シーク制御
手段38のプログラムを備える。
【0029】また、MPU36には例えば上記欠陥位置
データを含む全部の位置データ又は欠陥位置データのみ
が記憶される記憶手段であるROM(Read Onl
yMemory)39及びRAM(Random Ac
cess Memory)40が設けられる。MPU3
6にはホストコンピュータ32よりインタフェース回路
34を介してリード命令、ライト命令等の種々のコマン
ドが入力される。
【0030】一方、HDC35にはバッファ41が設け
られ、HDC35に入力されたユーザデータを一旦格納
し、MPU36からのライトゲート信号に応じてライト
時に読み出されてリードチャネル(RDC)42に出力
され、ヘッドIC43を介して所定数のR/W(リード
/ライト)ヘッド44からの選択されたR/Wヘッドに
データが供給される。このRDC42は、前述のように
エンコーダ及びデコーダ等を備えるもので、HDC35
からはエンコーダ系にデータが供給される。また、RD
C42のデコーダ系からは選択されたR/Wヘッド44
からのリード波形をデコードしたリードデータがADC
(アナログ・デジタル・コンバータ)45を介してMP
U36に供給される。
【0031】一方、MPU36は、シーク制御手段38
からのシーク制御に基づいてDAC(デジタル・アナロ
グ・コンバータ)46を介してVCM(ボイスコイルモ
ータ)ドライバ47に制御電流を供給し、VCMドライ
バ47がVCM48を駆動して、R/Wヘッド44を後
述する磁気ディスクの半径方向に移動させてシーク動作
を行う。
【0032】また、MPU36は、DAC49を介して
SPM(スピンドルモータ)ドライバ50に回転制御の
電流を供給し、SPMドライバ50からSPM51を回
転させて所定数の記録媒体である磁気ディスク52(フ
ォーマットは図4で説明する)を所定速度で回転させ
る。この磁気ディスク52に対応して後述するように上
記R/Wヘッド44がそれぞれ設けられるもので、例え
ば磁気ディスク52の両面がデータを記憶する面として
用いられるデータ面サーボ系の場合には、R/Wヘッド
44は、それぞれの磁気ディスク52の両面に設けられ
る。
【0033】ここで、図2に図1の磁気ディスク装置の
内部斜視図を示すと共に、図3に図2のA−A断面図を
示す。図2及び図3において、ベース61上のエンクロ
ージャ62内において、SPM51のスピンドル51a
に所定数の磁気ディスク52とが回転自在に取り付けら
れる。
【0034】一方、アクチュエータ63は、先端にR/
Wヘッド44を搭載した支持ばね機構64が取り付けら
れた所定数のアーム65が回転軸に固定される。アーム
65における回転軸66のR/Wヘッド44の反対側に
はボイスコイル67,マグネット68で構成されるVC
M48が設けられる。
【0035】また、VCM48にはヘッドIC43等が
実装されたプリント基板69がFPC(フレキシブルプ
リント板)70を介して接続され、プリント基板69は
FPC(図に表われず)により上記MPU36等が実装
されたメイン基板71に接続される。そして、エンクロ
ージャ62上にシール部材72を介してカバー73が取
り付けられたものである。
【0036】また、図3に、図1の磁気ディスクのフォ
ーマット説明図を示す。図3(A)は磁気ディスク52
の一部分を示したもので、中心より半径方向に記録領域
としてのセクタSCTが所定数分割されて形成されてお
り、各セクタSCTはサーボフレーム部52aとデータ
部52bとにより構成される。そして、シリンダCYL
が同心円状に形成される。
【0037】従って、各シリンダCYLにおいては各セ
クタSCTごとに、図3(B)に示すようにサーボフレ
ーム部52aとデータ部52bとが形成されることにな
る。このサーボフレーム部52aには各サーボに必要な
サーボ情報が予め記録されるもので、ヘッドシークに必
要なシリンダアドレスが位置情報として書き込まれてお
り、データ部52bはユーザがデータを書き込むための
領域である。
【0038】本発明では、磁気ヘッド44を目標シリン
ダ上にオントラックするにあたり、媒体欠陥等により上
記位置情報に欠陥を有しても、正常にヘッドシークを行
わせるもので、そのために事前に磁気ディスク44上の
位置情報に関する欠陥位置を検出しておく必要がある。
【0039】そこで、図5に、欠陥位置検出の一例のフ
ローチャートを示す。この欠陥位置検出は磁気ディスク
装置31自身が予め行っておくもので、MPU36が例
えばROM39に記録されているプログラムを実行する
ことによって行われる。図5において、セルフテストが
スタートされると(ステップ(S)1)、複数のR/W
ヘッド44(ヘッド番号を0,1,2,…とする)のプ
ログラム上のヘッド番号を0にセットするもので(S
2)、これは使用するR/Wヘッド44をヘッド番号0
(偶数)より始めることを設定したものである。そこ
で、ヘッド番号2m(m=0,1,2,…であり、2m
は偶数を示し、2m+1は奇数を示す)のR/Wヘッド
44(ここでは、例えば2枚の磁気ディスク52に対し
て4個のR/Wヘッド44が備えられて、ヘッド番号0
〜4のうちヘッド番号0とする)を所定のシリンダN
(例えば最外周のシリンダより始める)上にシークさせ
るもので、オントラックしたか否かが判断される(S
3)。
【0040】オントラックしない場合には、ヘッド番号
2m,2m+1(ヘッド番号0,1)以外の偶数番号、
すなわち別の磁気ディスク52に対応するR/Wヘッド
44の偶数番号のR/Wヘッド44(例えばヘッド2)
をシークさせてオントラックしたか否かが判断され(S
4)、これでもオントラックしない場合に異常として終
了する(S5)。
【0041】S3又はS4において、偶数番号のR/W
ヘッド44がオントラックした場合には、奇数番号(2
m+1)のR/Wヘッド44(例えばヘッド1,3)が
アクセスされる磁気ディスク52の面のシリンダN上の
全セクタでサーボ情報を読み込み、トラック中央からの
誤差をチェックする(S6)。このとき、誤差量が基準
値より大のときには、読み込んだ位置情報が欠陥である
ことを判断できるもので、これがシリンダN上の全セク
タでチェックされるものである。
【0042】そして、奇数のR/Wヘッド44でチェッ
クしたシリンダNが最終シリンダ(上記最外周からスタ
ートした場合には最内周のシリンダ)か否かが判断され
(S7)、最終シリンダでなければシリンダ番号をイン
クリメント(S8)して最終シリンダまでS3〜S6を
繰り返す。すなわち、これで奇数番号2m+1のR/W
ヘッド44(例えばヘッド1)がアクセスする磁気ディ
スク52の面の欠陥位置が検出されることになる。
【0043】最終シリンダまで欠陥位置検出が行われる
と(S7)、備えられる最終ヘッド番号のR/Wヘッド
44がオントラックに使用したヘッド番号であるか否か
が判断される(S9)。例えば、ヘッド3が最終番号で
あり、欠陥位置に使用したR/Wヘッド44がヘッド1
であり、異なることになる。S9において、ヘッド番号
が異なると、さらに最終ヘッド番号より1を減じたヘッ
ド番号が最初にオントラックに使用しようとしたR/W
ヘッド44のヘッド番号か否かが判断される(S1
0)。例えば、上記の場合最終ヘッド番号より1を減じ
ると2となり、オントラックに使用しようとした当初の
ヘッド番号が0であることから異なることになる。
【0044】そこで、ヘッド番号をインクリメントし
(S11)、シリンダ番号を0にセットして(S1
2)、例えば最外周のシリンダからS3〜S8を繰り返
し、欠陥位置を検出する。すなわち、例えば、シリンダ
N上にヘッド2をオントラック(ヘッド2がオントラッ
クしない場合にはヘッド0をオントラックさせる)さ
せ、ヘッド3でアクセスする面のシリンダN上における
全セクタ分の欠陥位置を検出するものである。
【0045】そして、最終シリンダまで終了すると(S
7),S9において最終ヘッド番号(例えばヘッド3)
とオントラックに使用した当初のヘッド番号(例えばヘ
ッド2)が同じか否かが判断され、同じでなければS1
0において最終ヘッド番号より1を減じたヘッド番号
(例えばヘッド(3−1))と当初のオントラックに使
用したヘッド番号(例えばヘッド2)が同じか否かが判
断される。
【0046】S10において一致するということは、偶
数番号のR/Wヘッド44でオントラックして、奇数番
号のR/Wヘッド44で、対応する磁気ディスク52の
面の総てが欠陥位置検出されたことになる。従って、磁
気ディスク52の各面単位でR/Wヘッド44の番号の
偶数と奇数を入れ換え(S13),上記欠陥位置検出S
3〜S12を繰り返す。すなわち、偶数と奇数を入れ換
えることでS3〜S8の処理を同様とするものであり、
実際的には入れ換え前の当初の奇数番号のR/Wヘッド
44(例えばヘッド1,3)をオントラック用として使
用し、偶数番号のR/Wヘッド44(例えばヘッド0,
2)でアクセス面の欠陥位置の検出を行うものである。
【0047】そこで、S9において、当初の最終ヘッド
番号(例えばヘッド3)をオントラックに使用しようと
したヘッド番号(例えばヘッド3)が一致すれば、各磁
気ディスク52の全部の面における各シリンダ上の全セ
クタの位置情報に関する欠陥位置が各ヘッドごとに検出
されたことになり、検出された欠陥位置データを含む全
位置データ、又は欠陥位置データのみが所定の部分(後
述する)に記憶され(S14)、正常終了となる(S1
5)。
【0048】続いて、図6に、欠陥位置検出の他の例の
フローチャートを示す。図6に示す欠陥位置検出は、オ
ントラックと欠陥位置検出を、図5のヘッド単位ではな
く、磁気ディスク52におけるセクタ単位で行うことを
示している。図6において、検出開始(S21)でまず
フラグを0にセットする(S22)。そこで、所定のR
/Wヘッド44をアクセス面の2N(偶数)セクタの位
置情報を読み込んで所定シリンダ上にオントラック動作
を行わせ(S23)、オントラックしたときに2N+1
(奇数)セクタの所定シリンダ上での当該R/Wヘッド
44の位置をトラック中央からの設定値との誤差をチェ
ックする(S24)。この誤差が基準値より小ならば2
Nセクタで読み出された位置情報に欠陥がないことを意
味し、誤差が基準値より大でオフトラックしている場合
には読み込んだ位置情報に欠陥が有することを意味す
る。一方、S23において2Nセクタの所定シリンダ上
にオントラックしない場合にはフラグを1にセットする
(S25)。
【0049】次いで、該当のR/Wヘッド44を2N+
1(奇数)セクタの位置情報を読み出してオントラック
動作を行わせ(S26)、オントラックしたときに2N
(偶数)セクタの所定シリンダ上での位置をトラック中
央からの設定値との誤差をチェックする(S27)。誤
差量が基準値より大ならばオフトラックしており読み込
んだ位置情報が欠陥情報となる。チェック後、フラグ1
が立っているか否かを判断し(S28)、立っていなけ
ればチェックを行ったシリンダが最終シリンダか否かを
判断する(S29)。
【0050】そして、最終シリンダでなければシリンダ
番号をインクリメント(S30)して次のシリンダにつ
いてS22以降の処理を最終シリンダまで繰り返す。一
方、S26において2N+1(奇数)セクタからの位置
情報が欠陥情報であり、当該R/Wヘッド44がオント
ラックされない場合には、フラグ1が立っているか否か
を判断し(S31)、立っていなければ2N+1(奇
数)セクタの該当の欠陥位置をスキップさせてオントラ
ックを試み、オントラックしたか否かが判断される(S
32)。S31でフラグ1が立っており、又はS32で
オントラックしない場合には異常状態として終了する
(S33)。また、S32でオントラックした場合に
は、2N(偶数)セクタの所定のシリンダ上におけるR
/Wヘッド44の位置の誤差を求めて欠陥位置か否かの
チェックを行い(S34),S29に移行する。
【0051】一方、S28において、S27の2N(偶
数)セクタのチェック後におけるフラグ1が立っている
場合には、2Nセクタの所定シリンダに存在する欠陥位
置をステップさせてオントラックを試み、オントラック
したか否かを判断する(S35)。オントラックしなけ
れば異常状態として終了し(S33)、オントラックし
た場合には2N+1(奇数)セクタの所定シリンダ上に
位置したR/Wヘッド44の位置の誤差を求めて欠陥位
置か否かのチェックを行い(S36)、S29に移行す
るものである。
【0052】そして、磁気ディスク52の所定面の全シ
リンダについての欠陥検出が終了すると(S29)、検
出結果を記憶させ(S37)、正常終了となる(S3
8)。これが搭載される磁気ディスク52の総ての面に
ついて行われるものである。なお、図6に示すような各
セクタでの位置情報の読み出し、オントラック、欠陥検
出を偶数セクタと奇数セクタに分けて行うのではなく、
連続した隣接のセクタと他のセクタとを任意に分けて行
ってもよい。
【0053】ここで、図7に、欠陥位置データの記憶の
説明図を示す。上記図5又は図6で得られた検出結果
は、総ての磁気ディスク面の各セクタにおける全部のシ
リンダに対して各R/Wヘッド44ごとに得られるもの
で、図7(A)に示すように正常位置データと欠陥位置
データとによりR/Wヘッド44ごとにテーブル化し、
図1に示すROM39に記憶させ、又は磁気ディスク5
2の外周又は内周に予め定めたリザーブ領域に記憶され
る。
【0054】又は、欠陥位置データのみを記憶させるこ
とで記憶容量の増大を防止することができ、図7に示す
ように欠陥位置に関するヘッド番号(例えば4ビッ
ト)、シリンダ番号(例えば13ビット)、セクタ番号
(例えば6ビット)のデータのみを、上記ROM39又
は磁気ディスク52上のリザーブ領域に記憶させてもよ
い。
【0055】さらに、欠陥である旨のみのデータを、該
当のシリンダにおけるサーボフレーム部52aに記憶さ
せてもよい。次に、上記検出した欠陥位置データに基づ
いてR/Wヘッド44のシーク動作を行う場合を説明す
る。
【0056】図8に、図7(A)によるシーク動作のフ
ローチャートを示す。図8は、例えばROM39に記憶
された欠陥位置データが図7(A)に示すように正常位
置データとテーブル化されている場合のものである。図
8において、ホストコンピュータ32よりシーク命令が
あると(S41)、MPU36はシークされるR/Wヘ
ッド44がアクセスする該当の磁気ディスク面に欠陥位
置データが存在するか否かをROM39のテーブルを参
照して判断し(S42)、存在しなければシーク制御手
段38が通常のシーク動作を開始させる(S43)。そ
して、当該R/Wヘッド44が目標位置(目標シリン
ダ)上に位置決めされてオントラックし、オフトラック
しないように追従制御が行われてシーク完了となる(S
44)。
【0057】一方、S42において、上記テーブル上に
欠陥位置データが存在した場合、欠陥位置判断手段37
において、シークされるR/Wヘッド44が現在位置か
ら目標位置までのシーク経路が図7(A)の該テーブル
を参照して判断する。そして、シーク経路が欠陥位置の
存在するシリンダを通過するか否かを該テーブルを参照
して判断し(S45)、当該シリンダを通過しなけれ
ば、S43に移行してシーク制御手段38が通常のシー
ク動作を開始させる。
【0058】一方、シーク経路が欠陥位置を有するシリ
ンダを通過するものと欠陥位置判断手段37により判断
された場合には、当該R/Wヘッド44の現在位置から
目標位置までの距離、シーク方向、磁気ディスク52の
回転速度の関係から、欠陥位置を当該R/Wヘッド44
が通過するか否かが該欠陥位置判断手段37で上記図7
のテーブルを参照して判断される(S46)。該欠陥位
置を通過しなければ、S43に移行して通常のシーク動
作が開始される。
【0059】また、S46において、R/Wヘッド44
が欠陥位置を通過するものと欠陥位置判断手段37にお
いて判断された場合には、シーク制御手段38は、ヘッ
ドを切替えるか(S47a)、シーク中における欠陥位
置を抽出して予測した位置データを利用するか(S47
b)、シーク開始のタイミングを調整するか(S47
c)の何れかの方法でオントラックさせてシーク動作を
完了させるものである(S44)。
【0060】そこで、図9に、図8のヘッド切替えによ
る場合のフローチャートを示す。図9において、シーク
制御手段38は、欠陥位置判断手段37による当該R/
Wヘッド(ヘッドN)44が欠陥位置を通過するとの判
断に基づいて(S51)、当該ヘッドN以外のR/Wヘ
ッド44を選択し(S52)、選択したヘッド番号を欠
陥位置判断手段37に通知する。欠陥位置判断手段37
では、選択されたR/Wヘッド44に対応する欠陥位置
データを図7(A)のテーブルを参照し(S53)、欠
陥位置の存在するシリンダを通過するか、また当該欠陥
位置を通過するかの判断を行い(S54)、欠陥位置を
通過する場合に他のヘッド選択を行うべき旨をシーク制
御手段38に通知して、さらに別のヘッド選択を行わせ
て(S55)、S53〜S55を欠陥位置を通過しなく
なるまで処理を繰り返す。
【0061】そして、シーク制御手段38で選択したR
/Wヘッド44が欠陥位置を通過しない場合に、シーク
動作を開始させて(S56)、オントラックでシーク動
作を完了させる(S57)。シーク完了後にヘッド選択
をシークに使用したR/Wヘッド44より、当初のR/
Wヘッド44に戻すものである(S58)。
【0062】また、図10に、図8の位置予測による場
合のフローチャートを示す。図10において、欠陥位置
判断手段37が、当該R/Wヘッド44が欠陥位置を通
過するものと判断すると(S61)、シークを行う当該
R/Wヘッド44の現在位置と移動速度より次の位置を
予測し、該予測位置より欠陥位置を図7(A)のテーブ
ルを参照して抽出して抽出データを得る(S62)。
【0063】そして、シーク制御手段38は、当該R/
Wヘッド44のシーク動作を開始し(S63)、シーク
中において読み出された位置情報より実測位置をモニタ
する(S64)。当該R/Wヘッド44が欠陥位置にき
たときに、欠陥の位置情報を上記抽出データに置換えて
使用し(S65)、オントラックでシーク動作を完了さ
せるものである(S66)。
【0064】これにより、欠陥位置情報を排除すること
ができると共に、抽出データを用いることで場合によっ
ては欠陥位置情報を有するサーボフレーム部のシリンダ
にシークすることもでき、欠陥のないデータ部にデータ
の記録や再生を行うことができるものである。
【0065】さらに、図11に、図8のシークタイミン
グ調整による場合のフローチャートを示す。図11にお
いて、欠陥位置判断手段37が当該R/Wヘッド44が
欠陥位置を通過するものと判断すると(S71)、シー
ク制御手段38においてシーク動作開始を1サンプル待
期した後に行った場合とし(S72)、このときに図7
(A)のテーブル参照による欠陥位置とシーク経路とを
比較する(S73)。そして、それでも欠陥位置をR/
Wヘッド44が通過する場合には、さらに1サンプル分
の待期後において欠陥位置を通過するか否かの判断を行
い(S74)、これらを繰り返して欠陥位置を通過しな
くなるまでの待期サンプル量を調整する。
【0066】そして、欠陥位置を通過しない待期サンプ
ル量に基づいてシーク制御手段38が当該R/Wヘッド
44のシーク動作を開始させ(S75)、オントラック
でシーク動作を完了させるものである(S76)。これ
により、位置情報に欠陥を有してもシーク中に欠陥位置
を通過することなく正常なシーク動作を行うことができ
る。
【0067】このように、シーク制御手段38は、上述
の図9〜図11の何れかの方法でシーク動作させること
により、位置情報に欠陥部分を有してもシーク動作を正
常に行うことができるものである。次に、図12に、図
7(B)によるシーク動作のフローチャートを示す。ま
た、図13に図12によるシーク動作の説明図を示す。
上記図7(B)は、欠陥位置データのみしか記憶されて
いないもので、上記欠陥位置判断手段37は、シークが
行われるR/Wヘッド44のシーク経路を予測する必要
がある。この場合、磁気ディスク52の所定の面上で所
定数のサンプリング点を設定し、このサンプリング点で
のシリンダとセクタ番号を計算して位置予測を行う。
【0068】例えば、磁気ディスク52の所定の面で6
0個のサンプリング点を設定し、各サンプリング点での
シリンダ(例えばシリンダ0〜シリンダ100)とセク
タ番号(例えば1〜60)を計算するもので、この計算
はVCM48に加える電流量(加速度)から、該加速度
を微分することで速度と位置が得られる。これによって
算出した予測位置が図13(A)のようにテーブル化さ
れて、例えばROM39(又は磁気ディスク52のリザ
ーブ領域)に格納される。この場合、シリンダ0からシ
リンダ100までの予測位置の軌跡は図13(A)の実
線で示すようになる。
【0069】そこで、図12において、ホストコンピュ
ータ32よりシーク命令があると(S81)、欠陥位置
判断手段37が上記予測位置のテーブルを参照し(S8
2)、シークが行われるR/Wヘッド44の予測位置か
らシーク経路を判断して、例えばROM39に記憶され
ている欠陥位置データを参照して比較する(S83)。
比較結果より欠陥位置を通過するか否かが判断され(S
84)、通過しない場合にはシーク制御手段38が通常
のシーク動作を開始し(S85)、オントラックでシー
ク動作を完了する(S86)。
【0070】そして、S84において、上記シーク経路
中に欠陥位置を通過する場合(図13(B)におけるシ
リンダ75における欠陥位置X印),図9〜図11に示
したヘッド切替え(S87a)、位置予測(S87
b)、シークタイミングの調整(S87c)の何れかに
よりシーク制御手段38がシーク動作を行い、オントラ
ックでシーク動作を完了する(S86)。例えば、S8
7cを採用する場合に、図13(B)の破線で示すよう
にシーク開始タイミングを調整することにより、シーク
経路において当該R/Wヘッド44は欠陥位置を通過し
ないようにするものである。
【0071】このように、磁気ディスク52に記録され
ている位置情報に欠陥を有しても、欠陥位置を予め検出
しておき、シーク経路で存在したときに欠陥位置情報を
排除させてシーク動作を行わせることで、新たな回路機
構を付加せずに正常な位置決め制御を安価に行うことが
できる。また、これによって高精度の磁気ディスクを採
用する必要がなく、低コストで信頼性を確保することが
できるものである。さらに、上記のような欠陥を有して
も再フォーマットする必要がなく、また破棄する必要も
ないことから低コスト化を図ることができるものであ
る。
【0072】ところで、欠陥位置を予め記憶させるもの
として、特開昭59−63065号公報や特開昭63−
237270号公報に記載されているものが知られてい
る。これらは、欠陥位置とシーク動作中に読み出された
位置信号によるサーボヘッド位置との一致を取り、一致
したときの位置信号を採用しない構成のもので、本発明
のように予め判断したシーク経路に記憶された欠陥位置
が存在するか否かを判断する構成と異なり、本発明のよ
うにハード的構成を要しない点で相違するものである。
【0073】また、本来シークを行うヘッドとは別のヘ
ッドでシークを行うものとして、特開昭63−1674
88号公報に記載されているものが知られているが、こ
れはシーク動作中にサーボトラックに異常が発生したと
きに他の歪のサーボトラックを再生させようとするもの
であり、本発明のようにシーク開始前に判断したシーク
経路に欠陥位置を有するときに当初からヘッドを切替え
てシーク動作を行わせる構成と相違するものである。
【0074】さらに、シーク動作開始を遅らせるものと
して、特開昭64−57465号公報に記載されている
ものが知られているが、これは予め記憶した欠陥位置に
ヘッド位置が一致することを検出するためにレジスタ、
ゲート、比較回路等のハード的構成を必要としているの
に対して、本発明がシーク経路を判断して予め記憶され
た欠陥位置が存在するか否かの判断を特別な回路を必要
としない構成で実現している点で相違するものである。
【0075】
【発明の効果】以上のように請求項1乃至5の発明によ
れば、記録媒体上の位置情報に関する欠陥位置データを
少なくともメモリ等の記憶手段に記憶させ、シーク開始
前にヘッドのシーク経路を判断し、シーク経路中にシー
ク距離等により欠陥位置を有するか否かを上記欠陥位置
データに基づいて欠陥位置判断手段が判断し、シーク制
御手段が欠陥位置データに基づいてヘッドを欠陥位置で
の位置情報を排除させてシークさせることにより、記録
媒体に位置情報に関する欠陥位置が存在しても、ヘッド
を正常に位置決め制御することが可能となると共に、フ
ォーマットのやり直しや破棄する必要がなく低コスト化
を図ることが可能となる。
【0076】請求項6又は11の発明では、シーク開始
前に欠陥位置判断手段の判断によりシーク経路中に欠陥
位置を有するときに他のヘッドから得られる位置情報に
基づいてシークを行い、シーク後に元のヘッドに切り替
える。これにより、該当ヘッドを欠陥位置に無関係にシ
ークすることが可能となって該欠陥位置でのエラー発生
を回避させることができる。
【0077】請求項7又は12の発明によれば、シーク
開始前に欠陥位置判断手段の判断によりシーク経路中に
欠陥位置を有するときに、欠陥位置の位置情報を欠陥位
置データで抽出した抽出情報で置き換えてシークさせる
ことにより欠陥位置でのエラー発生を回避させることが
できる。
【0078】請求項8又は13の発明によれば、シーク
開始前に欠陥位置判断手段の判断によりシーク経路中に
欠陥位置を有するときに、シーク開始タイミングを調整
してシーク経路に欠陥位置を有しないようにすることに
より、該当ヘッドが欠陥位置を回避されてシークされ、
正常な位置決めを行うことができる。
【0079】請求項9の発明によれば、記憶手段に記憶
させる少なくとも欠陥位置データを検出する際に、記録
媒体の任意の面で得られる位置情報に基づいてヘッドを
オントラックさせ、任意の面以外の面における該当のヘ
ッドのオフトラック状態を判別して位置情報の正誤を得
て全部の面の欠陥位置データを含む位置データを得るこ
とにより、容易に欠陥位置データが得られ、ヘッドの正
常な位置決め制御に供することができる。
【0080】請求項10の発明によれば、記憶手段に記
憶させる少なくとも欠陥位置データを検出する際に、記
録媒体の分割した記録領域のうち、任意の記録領域で得
られる位置情報に基づいてヘッドをオントラックさせ、
任意の記録領域以外の記録領域におけるヘッドのオフト
ラック状態を判別して位置情報の正誤を得て総ての記録
媒体の全部の記録領域の欠陥位置データを含む位置デー
タを得ることにより、容易に欠陥位置データが得られ、
ヘッドの正常な位置決め制御に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】図1の磁気ディスク装置の内部斜視図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図1の磁気ディスクのフォーマット説明図であ
る。
【図5】欠陥位置検出の一例のフローチャートである。
【図6】欠陥位置検出の他の例のフローチャートであ
る。
【図7】欠陥位置データ記憶の説明図である。
【図8】図7(A)によるシーク動作のフローチャート
である。
【図9】図8のヘッド切替えによる場合のフローチャー
トである。
【図10】図8の位置予測による場合のフローチャート
である。
【図11】図8のシークタイミング調整による場合のフ
ローチャートである。
【図12】図7(B)によるシーク動作予測位置のフロ
ーチャートである。
【図13】図12によるシーク動作の説明図である。
【図14】従来の磁気ディスク装置の概略ブロック図で
ある。
【符号の説明】
31 磁気ディスク装置 32 ホストコンピュータ 34 インタフェース回路 35 HDC 36 MPU 37 欠陥位置判断手段 38 シーク制御手段 39 ROM 40 RAM 42 RDC 43 ヘッドIC 44 R/Wヘッド 47 VCMドライバ 48 VCM 50 SPMドライバ 51 SPM 52 磁気ディスク

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数の記録媒体に対して、該記録媒体
    に記録されている位置情報を所定数のヘッドのうち該当
    のヘッドが読み出し、該位置情報に基づいて当該ヘッド
    を該記録媒体上の目標位置に位置決め追従させる記憶装
    置において、 前記記録媒体上の位置情報に関する欠陥を有する位置の
    欠陥位置データを少なくとも記憶する記憶手段と、 シーク開始前に、前記該当のヘッドの現在位置からシー
    ク経路を判断し、前記記憶手段の欠陥位置データに基づ
    いて欠陥位置が存在するか否かの判断を行う欠陥位置判
    断手段と、 前記欠陥位置判断手段からのシーク経路に欠陥位置を有
    すると判断されたときに、前記欠陥位置データに基づい
    て前記該当のヘッドを該欠陥位置での位置情報を排除さ
    せてシークさせるシーク制御手段と、 を有することを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記憶手段は、前記記録媒
    体における前記欠陥位置データを含む全位置データを前
    記ヘッドごとにテーブルとして記憶してなることを特徴
    とする記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記憶手段は、該当の前記
    記録媒体に有する欠陥位置データのみを記憶してなるこ
    とを特徴とする記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか一項に記載の記憶
    手段は、該当の記録媒体の所定領域、又はメモリに前記
    欠陥位置に関する位置データを記憶させてなることを特
    徴とする記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の欠陥位置判断手段は、前
    記記憶手段からの欠陥位置データに基づいて、該当の前
    記ヘッドの現在位置からシークさせる目標位置までの距
    離、シーク方向、及び前記記録媒体の回転速度よりシー
    ク経路に欠陥位置を有するか否かを判断してなることを
    特徴とする記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のシーク制御手段は、該当
    の前記ヘッドのシーク経路に欠陥位置を有するときに、
    他のヘッドから得られる位置情報に基づいてシークを行
    い、シーク後に該当のヘッドに切り替えることを特徴と
    する記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のシーク制御手段は、該当
    の前記ヘッドのシーク経路に欠陥位置を有するときに、
    前記欠陥位置データに基づいて該欠陥位置に対応して抽
    出した抽出情報で欠陥位置の位置情報を置き換え、該当
    のヘッドをシークさせてなることを特徴とする記憶装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のシーク制御手段は、該当
    の前記ヘッドのシーク経路に欠陥位置を有するときに、
    該当のヘッドのシーク経路が該欠陥位置を回避させるべ
    くシークタイミングを調整してシークさせてなることを
    特徴とする記憶装置。
  9. 【請求項9】 所定数の記録媒体に対して、該記録媒体
    に記録されている位置情報を所定数のヘッドのうち該当
    のヘッドが読み出し、該位置情報に基づいて当該ヘッド
    を該記録媒体上の目標位置に位置決め追従させる場合の
    記憶装置の欠陥位置検出方法において、 総ての前記記録媒体に対する任意の面に、対応する前記
    ヘッドで読み出した位置情報に基づいて該ヘッドをオン
    トラックさせるステップと、 当該記録媒体の任意の面以外の面に対応する前記ヘッド
    のオフトラック状態を判別して前記位置情報の正誤を得
    るステップと、 総ての記録媒体の全部の面について、上記ステップを繰
    り返して全部の位置情報の正誤を得、この位置制御の正
    誤のデータのうち、欠陥位置データのみ又は全部の位置
    データを記録させるステップと、 を含むことを特徴とする記憶装置の欠陥位置検出方法。
  10. 【請求項10】 所定数の記録媒体に対して、該記録媒
    体に記録されている位置情報を所定数のヘッドのうち該
    当のヘッドが読み出し、該位置情報に基づいて当該ヘッ
    ドを該記録媒体上の目標位置に位置決め追従させる場合
    の記憶装置の欠陥位置検出方法において、 前記記録媒体の各々は、所定数の記録領域に分割されて
    おり、該当の記録媒体に対して任意の記録領域に対応す
    るヘッドを読み出された前記位置情報に基づいてオント
    ラックさせるステップと、 当該記録媒体の任意の記録領域以外の前記記録領域より
    読み出した前記位置情報に基づいて対応する前記ヘッド
    のオフトラック状態を判別して、この位置情報の正誤を
    得るステップと、 当該記録媒体の総ての記録領域について上記ステップを
    繰り返して全部の位置情報の正誤を得、この位置情報の
    正誤のデータのうち欠陥位置データのみ、又は全部の位
    置データを得るステップと、 総ての前記記録媒体及び対応する総ての前記ヘッドにつ
    いて上記ステップを繰り返して総ての前記ヘッドごとの
    全部の前記位置データ又は前記欠陥位置データのみを得
    て記憶させるステップと、 を含むことを特徴とする記憶装置の欠陥位置検出方法。
  11. 【請求項11】 所定数の記録媒体に対して、該記録媒
    体に記録されている位置情報を所定数のヘッドのうち該
    当のヘッドが読み出し、該位置情報に基づいて当該ヘッ
    ドを記録媒体上の目標位置に位置決め追従させる記憶装
    置のシーク制御方法において、 請求項9又は10で記憶された前記記録媒体の位置デー
    タ又は欠陥位置データに基づいて、シーク開始前に前記
    該当のヘッドのシーク経路を予測し、該シーク経路中に
    欠陥位置が存在するか否かを判断するステップと、 前記シーク経路に前記欠陥位置を有するときに、前記該
    当のヘッド以外のヘッドを選択し、前記位置情報を読み
    出しながらシーク動作を行うステップと、 シーク終了後に、ヘッド選択を元の前記該当のヘッドに
    戻すステップと、 を含むことを特徴とする記憶装置のシーク制御方法。
  12. 【請求項12】 所定数の記録媒体に対して、該記録媒
    体に記録されている位置情報を所定数のヘッドのうち該
    当のヘッドが読み出し、該位置情報に基づいて当該ヘッ
    ドを記録媒体上の目標位置に位置決め追従させる記憶装
    置のシーク制御方法において、 請求項9又は10で記憶された前記記録媒体の位置デー
    タ又は欠陥位置データに基づいて、シーク開始前に前記
    該当のヘッドのシーク経路を予測し、該シーク経路中に
    欠陥位置が存在するか否かを判断するステップと、 前記シーク経路に前記欠陥位置を有するときに、該シー
    ク経路中の欠陥位置を抽出して対応する抽出位置を設定
    するステップと、 前記該当のヘッドのシークを開始し、前記欠陥位置を位
    置情報の読み出しにより実測するステップと、 該ヘッドが前記欠陥位置に位置したときに、前記設定し
    た抽出位置の情報を使用してシーク動作を行うステップ
    と、 を含むことを特徴とする記憶装置のシーク制御方法。
  13. 【請求項13】 所定数の記録媒体に対して、該記録媒
    体に記録されている位置情報を所定数のヘッドのうち該
    当のヘッドが読み出し、該位置情報に基づいて当該ヘッ
    ドを該記録媒体上の目標位置に位置決め追従させる記憶
    装置のシーク制御方法において、 請求項9又は10で記憶された前記記録媒体の位置デー
    タ又は欠陥位置データに基づいて、シーク開始前に前記
    該当のヘッドのシーク経路を予測し、該シーク経路中に
    欠陥位置が存在するか否かを判断するステップと、 前記シーク経路に前記欠陥位置を有するときに、該シー
    ク経路中に該欠陥位置を非存在とすべくシーク開始のタ
    イミングを調整するステップと、 前記調整されたタイミングで前記該当のヘッドのシーク
    動作を行わせるステップと、 を含むことを特徴とする記憶装置のシーク制御方法。
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