JP2001101767A - 情報記録装置およびその制御方法 - Google Patents

情報記録装置およびその制御方法

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JP2001101767A
JP2001101767A JP27994399A JP27994399A JP2001101767A JP 2001101767 A JP2001101767 A JP 2001101767A JP 27994399 A JP27994399 A JP 27994399A JP 27994399 A JP27994399 A JP 27994399A JP 2001101767 A JP2001101767 A JP 2001101767A
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清隆 佐々木
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59605Circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5526Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof

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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転待ち時間を有効に活用し、または、回転
待ち時間の発生を極力回避することにより回転待ち時間
ロスを節減することができる情報記録装置およびその制
御方法方法を提供する。 【解決手段】 回転待ち時間が発生すると、実線矢印L
2のように、1つ前のトラック(HD n−1)の番号
の位置にシークして、1つ前のトラックの範囲r1を
リードし、この前のトラックの範囲r1の内容をデータ
バッファにキャシュした後、図4中番号の位置に到達
すると、引き続き、リード要求範囲R1をリードする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録装置およ
びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録装置の一例として、例えば、磁
気ディスク装置において、磁気ディスクのデータをリー
ドするヘッドを目的のトラックにシーク(移動)するに
は一定のシーク時間(移動時間)を必要とする。このシ
ーク時間が速いものほど基本的にはリードの高速化が図
られることになる。
【0003】しかしながら、図18に示すように、目的
のトラックにシークした時に、オントラック位置がリー
ド要求範囲を外れて、リード要求範囲がオントラック位
置を既に通過してしまった場合(図18中番号の位
置)には、つぎにリード要求範囲がオントラック位置に
到達するまで(図18中番号の位置)待機する必要が
あり、回転待ち時間が発生する。この回転待ち時間のロ
スは、上記したリードの高速化を阻害する一因となる。
【0004】このようなリード時の回転待ち時間のロス
は、図19に示すように一のシリンダ(HD 0)の最
終セクタ(番号n)までのリードを完了した後にシーク
して連続する他のシリンダ(HD 1)の最初のセクタ
(番号0)からリードするヘッドチェンジを行う場合に
スキューのずれがあるときにも発生する。また、図20
に示すように、リオーダリングの際判断されるシーク時
間がシーク時間テーブルに設定されている値と実際の値
とで異なり、回転待ち時間なしでコマンド1からコマン
ド2の要求範囲の先頭に到達可能と判定したのもかかわ
らず(図20(a))、実際にはコマンド2の要求範囲
の先頭に到達する時間が設定時間を超えるとき(図20
(b))にも発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の回転待ち時間の
ロスが発生する各ケースのうち、オントラック位置がリ
ード要求範囲の直後である場合は、リード要求範囲に到
達するまでの間そのまま待機することが従来行われてお
り、このとき、リード要求範囲に到達するまで回転待ち
時間がリード処理の時間ロスとなる。
【0006】また、スキューにずれのある場合やシーク
時間テーブルの設定シーク時間が適正でない場合も、上
記と同様に、リード要求範囲に到達するまで回転待ち時
間がリード処理の時間ロスとなる。本発明は上記の課題
に鑑みてなされたものであり、回転待ち時間を有効に活
用することにより回転待ち時間ロスを節減することがで
きる情報記録装置およびその制御方法を提供することを
第1の目的とし、また、回転待ち時間の発生を極力回避
することにより回転待ち時間ロスを節減することができ
る情報記録装置およびその制御方法を提供することを第
2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報記録装
置は、回転するディスク状媒体に記憶された情報を外部
からのリード要求に従ってリードする情報記録装置にお
いて、前記ディスク状媒体から情報をリードするリード
手段と、前記リード要求に従ってリード要求範囲を含む
トラックにシークした後、該リード要求範囲がリード可
能となる回転位置に到達するまでの間、他の範囲の情報
をリードするように前記リード手段を制御するリード制
御手段とを有することを特徴とし(請求項1に係る発
明)、また、その制御方法は、回転するディスク状媒体
に記憶された情報を外部からのリード要求に従ってリー
ドする情報記録装置の制御方法において、前記ディスク
状媒体から情報をリードする手順と、前記リード要求に
従ってリード要求範囲を含むトラックにシークした後、
該リード要求範囲がリード可能となる回転位置に到達す
るまでの間、他の範囲の情報をリードする手順とを有す
ることを特徴とする(請求項4に係る発明)。
【0008】これにより、回転待ち時間中は他の範囲を
リードしてキャッシュするため、回転待ち時間が有効に
利用され、回転待ち時間のロスを節減することができ
る。また、本発明に係る情報記録装置は、回転するディ
スク状媒体に記憶された情報をリードする情報記録装置
において、前記ディスク状媒体の一のシリンダから該一
のシリンダに連続する他のシリンダにかけて連続した情
報をリードした際、該他のシリンダの情報をリードする
ときに該ディスク状媒体に回転待ちが発生した場合、該
ディスク状媒体の回転待ち時間を検出する回転待ち時間
検出手段と、前記回転待ち時間検出手段での前記回転待
ち時間の検出結果に応じて前記一のシリンダから前記他
のシリンダにかけて連続して情報をリードした際、該他
のシリンダの情報をリードするときに前記ディスク状媒
体に回転待ちが発生しないように、該他のシリンダの情
報をリライトする最適化手段とを有することを特徴とす
る(請求項2に係る発明)。
【0009】これにより、スキューの値が最適化される
ため、ヘッドチェンジの際の回転待ち時間の発生を極力
回避することができ、回転待ち時間のロスを節減するこ
とができる。また、本発明に係る情報記録装置は、回転
するディスク状媒体に記憶された情報を該ディスク状媒
体に対して移動可能に設けられたヘッドを移動させつつ
リードする情報記録装置において、前記ディスク状媒体
上の一のヘッド位置から他のヘッド位置までのシーク時
間が記憶されたシーク時間テーブルと、前記一のヘッド
位置から前記他のヘッド位置へのシーク時に、前記ディ
スク状媒体に回転待ち時間が発生した場合に、該回転待
ち時間に応じて前記シーク時間テーブルのシーク時間を
更新するテーブル更新手段とを有することを特徴とする
(請求項3に係る発明)。
【0010】これにより、適正なシーク時間テーブルを
参照して回転待ち時間を判断するため、回転待ち時間の
発生を極力回避することができ、回転待ち時間のロスを
節減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る情報記録装置および
その制御方法の好適な実施の形態(以下、本実施の形態
例という。)について、磁気ディスク装置を例にとっ
て、図を参照して、以下に説明する。まず、図1に、本
実施の形態例に係る磁気ディスク装置の一例を示す。
【0012】磁気ディスク装置は、ベース10とカバー
12とから構成されるディスクエンクロージャ内部に磁
気ディスク媒体(ディスク状媒体)14、磁気ヘッド1
6、スピンドル機構18、ヘッドポジショニング機構2
0等が配置されている。磁気ヘッド16は、リード/ラ
イト・トランスジューサを備えたスライダ部と、それを
支持するサスペンション部とから構成される(図示せ
ず。)スピンドル機構18は、磁気ディスク媒体14を
高精度に回転させる機構であり、軸受け部とモータ部と
から構成される(図示せず。)。
【0013】ヘッドポジショニング機構20は、磁気ヘ
ッド16を磁気ディスク媒体14上の目的位置(トラッ
ク26 図2参照。)に位置決めするための機構であ
り、回転自在のピボット22に保持されたアーム24の
一端に磁気ヘッド16が取付けられており、他端には駆
動モータが取り付けられている(図示せず。)。磁気デ
ィスク媒体14および磁気ヘッド16について、図2 を
参照してさらに説明する。
【0014】磁気ディスク媒体14には、記憶領域であ
るトラック26が同心円状に区切ってリング状に形成さ
れ、トラック26はデータをリード/ライトするときの
最小単位であるセクタ28に分割されている。このトラ
ック26は磁気ディスク媒体14の表裏面双方に形成さ
れている。磁気ディスク媒体14は、図2 中矢印A 方向
に回転し、磁気ディスク媒体14に対して僅かに浮遊す
る磁気ヘッド16の位置に到達すると、磁化パターンが
記録・再生される。磁気ヘッド16は図2 中矢印B方向
にシーク(移動)して、シリンダ30の中央に保持され
る。
【0015】ここで、磁気ヘッド16は上部ヘッド(図
2(b)中nで示す。)と下部ヘッド(図2(b)中n
+1で示す。)を有しており、同一シリンダ30で、例
えば、上部ヘッドから下部ヘッドに切り替えるヘッドチ
ェンジが行われる。図3に磁気ディスク装置の機能ブロ
ック図を示す。磁気ディスク装置には、各機構全般を制
御する中央処理装置(CPU)32と、スピンドル機構
18やヘッドポジショニング機構20を制御するドライ
ブ制御装置34と、磁気ディスク媒体14をフォーマッ
トするディスクフォーマッター36と、データバッファ
38およびデータバッファ制御回路40と、ホストと接
続するためのインターフェース制御部42と、RAM4
4等が設けられている。
【0016】磁気ディスク媒体14からヘッドを介して
読み出されたリード信号はディスクフォーマッタ36を
介してデータバッファ38に取り込まれ、インターフェ
ース制御部42を介してホストに転送される。上記のよ
うに構成される磁気ディスク装置およびその制御方法に
ついて、5例を以下順次説明する。
【0017】本発明の磁気ディスク装置およびその制御
方法の基本的な考え方は、回転待ち状態が発生すると判
明したときに、その回転待ち時間の間に別な処理を行う
ことによって回転待ち時間を有効に活用するものと、各
パラメータを適正化することによって回転待ち時間の発
生を回避するものとに大別される。本実施の形態の第1
〜3の例は、前者の考え方によるものであり、本実施の
形態の第4、5の例は後者の考え方によるものである。
【0018】まず、本実施の形態の第1の例に係る磁気
ディスク装置およびその制御方法は、シークしたときの
オントラック位置がリード要求範囲の直後となって回転
待ち状態が発生したときのものであり、磁気ディスク媒
体から情報をリードするリード手段(手順)と、リード
要求に従ってリード要求範囲を含むトラックにシークし
た後、リード要求範囲がリード可能となる回転位置に到
達するまでの間、他の範囲の情報をリードするようにリ
ード手段を制御するリード制御手段(手順)と、からな
る。
【0019】すなわち、図4に示すように、シークした
トラック(シリンダ: HD n)の目的のオントラッ
ク位置は、図4中番号の位置であるが、リード要求範
囲R1を外れて図4中番号の位置となることがある。
この場合、従来は、図4中破線矢印L1のように、つぎ
にリード要求範囲R1が番号の位置に到達するまで待
機する必要があり、回転待ち時間が発生していた。
【0020】これに対して、本発明の場合、回転待ち時
間が発生すると、図4中実線矢印L2のように、1つ前
のトラック(HD n−1)の番号のヘッド位置にシ
ークして、1つ前のトラックの範囲r1をリードし、こ
の前のトラックの範囲r1の情報をデータバッファ38
にキャッシュした後、図4中番号のヘッド位置に到達
すると、引き続き、リード要求範囲R1をリードする
(以下、本実施の形態の第1の例と同一の構成要素につ
いては、他の実施例についても基本的に同一の番号等を
付す。)。なお、次回別の範囲r1にアクセスするとき
には磁気ディスク媒体14からではなくデータバッファ
38から読み出されることによって、高速に処理され
る。
【0021】この手順を図5のフローシートを参照して
説明する。ホストからリードコマンドを受領すると(S
10)、このコマンドに対するシーク後のオントラック
位置および目的のセクタ番号を計算する(S12)。つ
いで、ドライブ制御装置34から現在のセクタ番号を取
得し(S14)、シーク時間および目的位置に到達する
までの時間を計算する(S16)。
【0022】ついで、回転待ちが発生するか否かを判断
する(S18)。そして、回転待ちが発生しないとき
は、そのままリード要求範囲R1をリードした後(S2
2−3)、リード終了処理を行う(S24)。一方、回
転待ちが発生するときは、1つ前のトラック(HD n
−1)に対してシークして(S20)そのトラックの範
囲r1をリードし(S22)、さらに、リードした内容
をキャッシュし(S22−2)、引き続き、リード要求
範囲R1をリードした後(S22−3)、リード終了処
理を行う(S24)。
【0023】上記本実施の形態の第1の例に係る磁気デ
ィスク装置およびその制御方法によれば、回転待ち時間
中、1つ前のトラックの範囲r1をリードしてキャッシ
ュするため、回転待ち時間が有効に活用され、回転待ち
時間ロスが節減される。つぎに、本実施の形態の第2の
例に係る磁気ディスク装置およびその制御方法は、上記
本実施の形態の第1の例のリード制御手段(手順)にお
いて、他の範囲をリード中にリードエラーが発生したと
きには、他の範囲のリードエラーが発生する以前にリー
ドされた情報は無効とし、他の範囲のエラーが発生した
以降に正常にリードされた情報を有効にするものであ
る。
【0024】すなわち、図6に示すように、シークした
トラック(HD n)の目的のオントラック位置がリー
ド要求範囲R1を外れて番号の位置となって回転待ち
時間が発生したとき、上記本実施の形態の第1の例と同
様に1つ前のトラック(HDn−1)の番号のヘッド
位置にシークして、1つ前のトラックの範囲r1をリー
ドする。
【0025】しかしながら、1つ前のトラックの範囲r
1をリードする途中でエラーが発生することがあり、こ
の場合、リードを停止するのは不具合である。一方、リ
ードを継続してキャッシュすると、データが不連続とな
り、以降の処理に不都合を生じることになる。このた
め、本発明では、予め、1つ前のトラックの範囲r1と
リード要求範囲R1とを識別しておくことによって、エ
ラーが発生したときにも、1つ前のトラックの範囲r1
のリードを継続してキャッシュするものである。
【0026】この手順を図7のフローシートを参照して
説明する。ホストからリードコマンドを受領すると、こ
のコマンドに対するシーク後のオントラック位置および
目的のセクタ番号を計算し、さらに、ドライブ制御装置
34から現在のセクタ番号を取得し、シーク時間および
目的位置に到達するまでの時間を計算するまでのステッ
プは、上記本実施の形態の第1の例のS10〜S16と
同じであるため、表示および説明を省略する。
【0027】ついで、回転待ちが発生するか否かを判断
して(S100)、回転待ちが発生するときは、1つ前
のトラック(HD n−1)に対してシークする(S1
02)。ついで、CPU32に設けられるオフセットカ
ウンタの値を調整する(S104)。すなわち、オフセ
ットカウンタがリード要求範囲R1の先頭位置で0にな
るようにすることで1つ前のトラックの範囲r1とリー
ド要求範囲R1とを識別することが可能となる(図6参
照)。
【0028】ついで、1つ前のトラックの範囲r1のリ
ード開始位置(オフセットカウンタの値が−となる)を
記憶し(S106)、1つ前のトラックの範囲r1をリ
ードする(S108)。そして、リード途中でエラーが
発生するか否かを判断する(S110)。リード途中で
エラーが発生しないときは、引き続き、1つ前のトラッ
クの範囲r1をリードし(S110−2)、さらに、リ
ードした内容をキャッシュし(S110−3)、リード
要求範囲R1をリードした後(S118)、リード終了
処理を行う(S120)。
【0029】一方、リード途中でエラーが発生したとき
は、オフセットカウンタの値を判定する(S112)。
そして、オフセットカウンタの値が0以上であれば、現
在リードしているのがリード要求範囲R1であり、発生
したエラーはリード要求範囲R1の領域のものであるた
め、通常のエラー処理を行った後(S114)、リード
終了処理を行う(S120)。オフセットカウンタの値
が0未満のときは、現在リードしているのが1つ前のト
ラックの範囲r1であり、発生したエラーは1つ前のト
ラックの範囲r1の領域のものであるため、記憶してい
たリード開始位置の更新を行い1つ前のトラックの範囲
r1のリードを継続し(S116)、さらに,エラー判
断ステップ(S110)に戻り、その後エラーが発生し
なければ1つ前のトラックの範囲r1からリードした内
容をキャッシュし(S110−3)、リード要求範囲R
1をリードした後(S118)、リード終了処理を行う
(S120)。
【0030】上記本実施の形態の第2の例に係る磁気デ
ィスク装置およびその制御方法によれば、回転待ち時間
中、1つ前のトラックの範囲r1をリードしているとき
にエラーが発生した場合であっても、1つ前のトラック
の範囲r1の情報をキャッシュすることができるため、
回転待ち時間が有効に活用され、回転待ち時間ロスが節
減される。
【0031】つぎに、本実施の形態の第3の例に係る磁
気ディスク装置およびその制御方法は、上記本実施の形
態の第2の例の磁気ディスク装置およびその制御方法に
おいて、他の範囲がリード要求範囲の交代領域である。
すなわち、図8に示すように、通常、リード要求範囲R
1に交代領域C1を含む場合は、破線矢印L3のよう
に、まず、リード要求範囲R1を交代領域C1の前まで
(図中Z1)リードし、ついで、交代領域C1の範囲
(図中Z2)をリードし、ふたたび、リード要求範囲R
1に戻って、残りの範囲(図中Z3)をリードしてい
る。このため、リード要求範囲R1に交代領域C1を含
む場合は、交代領域C1を含まない場合に比べてリード
時間が長くなる。
【0032】本発明では、シークしたトラック(HD
n)の目的のオントラック位置がリード要求範囲R1を
外れて番号の位置となって回転待ち時間が発生したと
き、図8中実線矢印L4で示すように、目的の交代領域
C1のあるトラック(HDm)にシークして、交代領域
C1をリードする。そして、交代領域C1のリードを完
了すると、実線矢印L1のようにシークして、リード要
求範囲R1をリードする。
【0033】この場合、回転待ち時間中に交代領域C1
のリードを完了する必要があるため、予め、回転待ち時
間を把握し、また、リード要求範囲R1に交代領域C1
が存在するか否かを判断し、回転待ち時間中に交代領域
C1にシークしてリードを完了することが可能か否かを
さらに判断する。この手順を図9のフローシートを参照
して説明する。
【0034】ホストからリードコマンドを受領すると
(S200)、このコマンドに対するシーク後のオント
ラック位置および目的のセクタ番号を計算し(S20
1)、さらに、ドライブ制御装置34から現在のセクタ
番号を取得し(S202)、シーク時間および目的位置
に到達するまでの時間を計算する(S203)までのス
テップは、上記本実施の形態の第1の例のS10〜S1
6と同じである。
【0035】ついで、回転待ちが発生するか否かを判断
する(S204)。回転待ちが発生しないときは、その
ままリード要求範囲R1をリードした後(S212)、
リード終了処理を行う(S213)。一方、回転待ちが
発生するときは、交代領域テーブルを参照し(S20
5)、リード要求範囲R1内に交代領域C1が存在する
か否かを判断する(S206)。
【0036】そして、リード要求範囲R1内に交代領域
C1が存在しないときは、そのまま、リード要求範囲R
1をリードした後(S212)、リード終了処理を行う
(S213)。一方、リード要求範囲R1内に交代領域
C1が存在するときは、交代領域C1へのシーク時間、
交代領域C1のリード時間、リード要求範囲R1への再
シーク時間を計算し(S207)、回転待ち時間が交代
領域C1をリードするのに十分な時間か否かを判断する
(S208)。
【0037】そして、回転待ち時間が交代領域C1をリ
ードするのに十分でないときは、そのまま、リード要求
範囲R1をリードした後(S212)、リード終了処理
を行う(S213)。一方、回転待ち時間が交代領域C
1をリードするのに十分な時間であるときは、交代領域
C1に対してシークし(S209)、交代領域C1をリ
ードする(S210)。そして、リード要求範囲R1へ
再シークし(S211)、リード要求範囲R1をリード
した後(S212)、リード終了処理を行う(S21
3)。
【0038】上記本実施の形態の第3の例に係る磁気デ
ィスク装置およびその制御方法によれば、回転待ち時間
中、リード要求範囲R1内に存在する交代領域C1をリ
ードするため、リード要求範囲R1のリード途中で交代
領域C1にシークしてリードする必要がなくなり、回転
待ち時間が有効に活用され、回転待ち時間ロスが節減さ
れる。
【0039】つぎに、本実施の形態の第4の例に係る磁
気ディスク装置およびその制御方法は、磁気ディスク媒
体の一のシリンダからその一のシリンダに連続する他の
シリンダにかけて連続した情報をリードした際、他のシ
リンダの情報をリードするときに磁気ディスク媒体に回
転待ちが発生した場合、磁気ディスク媒体の回転待ち時
間を検出する回転待ち時間検出手段(手順)と、回転待
ち時間検出手段(手順)での回転待ち時間の検出結果に
応じて一のシリンダから他のシリンダにかけて連続して
情報をリードした際、他のシリンダの情報をリードする
ときに磁気ディスク媒体に回転待ちが発生しないよう
に、他のシリンダの情報をリライトする最適化手段(手
順)とを有するものである。
【0040】すなわち、図10に示すように、シークし
て一のシリンダ(HD 0)の最終セクタ(番号n)ま
でのリードを完了した後に、破線矢印L5のように連続
する他のシリンダ(HD 1)の最初のセクタ(番号
0)からリードするヘッドチェンジを行う場合にスキュ
ーのずれを生じて、例えば、番号2のセクタに位置した
場合、従来は、破線矢印L6で示す間、回転待ち時間が
発生していた。
【0041】本発明では、スキューのずれ量(図10で
は1セクタ分)をスキューの補正値として把握し、スキ
ューの補正値に基づいて他のシリンダ(HD 1)の情
報のリライトを行ってスキューの最適化を行う。以下、
図11、図12を参照して具体例を示して説明する。い
ずれの場合も、シーク後のシリンダ(HD 1)の実際
のセクタ番号を取得し、目的の(理論の)セクタ番号と
比較することによってスキューの補正値を求める。この
とき、実際のセクタ番号が最大のセクタ番号(図11、
図12の場合300)の1/2を越えていた場合は、そ
の値から最大セクタ番号の数に1を加えた数を引いて負
の値としたものを用いる。
【0042】図11では、先のヘッド位置(Head
0)のシリンダ(Cylinder100)の最終セク
タ(番号300)までのリードを完了した後に、破線矢
印L5のようにつぎのヘッド位置(Head 1)のシ
リンダ(Cylinder100)の最初のセクタ(番
号0)からリードするヘッドチェンジを行う場合に、ス
キューのずれを生じて実際には番号3のセクタに位置し
ている。この場合、スキューとしては、3−0=3>0
ずれているため、5+3=8の値をスキューの補正値と
する。
【0043】これに対して、図12では、ヘッドチェン
ジを行う場合にスキューのずれがトラックの手前方向に
生じて実際には番号299のセクタ(すなわち、−2)
に位置している。この場合、スキューとしては、−2−
0=−2<0ずれているが、値が負であるため、スキュ
ーの補正は必要ない。この手順を図13のフローシート
を参照して説明する。
【0044】ホストからリードコマンドを受領すると
(S300)、このコマンドに対するシーク後のオント
ラック位置および目的のセクタ番号を計算し(S30
1)、計算で求めたリード要求範囲にシークする(S3
02)。ついで、ドライブ制御装置34から現在の論理
セクタ番号を取得し(S303)、ヘッドチェンジのシ
ークか否かを判断する(S304)。なお、ヘッドチェ
ンジのシークか否かは、計算で求めたリード要求範囲に
シークした時点(S302)で既知である。
【0045】ヘッドチェンジのシークでないときは、通
常のリード処理(S308)、すなわち、そのままリー
ド要求範囲R1をリードした後、リード終了処理を行
う。一方、ヘッドチェンジのシークのときは、セクタ番
号の理論値(目的のセクタ番号)と実際の値(論理セク
タ番号)とを比較する(S305)そして、スキューの
ずれが負の値のときは,回転待ちが発生しないため、そ
のまま、通常のリード処理を行う(S308)。
【0046】一方、スキューのずれが正の値のときは、
スキュー補正値を設定し(S306)、リライトにより
スキューの適正化を図る(S307)。上記本実施の形
態の第4の例に係る磁気ディスク装置およびその制御方
法によれば、スキューの値を最適化するため、ヘッドチ
ェンジの際の回転待ち時間の発生を極力回避することが
でき、回転待ち時間のロスを節減することができる。
【0047】つぎに、本実施の形態の第5の例に係る磁
気ディスク装置およびその制御方法は、回転する磁気デ
ィスク媒体に記憶された情報を磁気ディスク媒体に対し
て移動可能に設けられたヘッドを移動させつつリードす
る情報記録装置およびその制御方法において、磁気ディ
スク媒体上の一のヘッド位置から他のヘッド位置までの
シーク時間が記憶されたシーク時間テーブルが設けら
れ、一のヘッド位置から他のヘッド位置へのシーク時
に、磁気ディスク媒体に回転待ち時間が発生した場合
に、磁気ディスク媒体に発生した回転待ち時間に応じて
シーク時間テーブルのシーク時間を更新するテーブル更
新手段(手順)を有するものである。
【0048】すなわち、図14に示すように、リオーダ
リングの際判断されるシーク時間がシーク時間テーブル
に設定されている値と実際の値とで異なり、回転時間待
ちなしで、破線矢印L7のようにコマンド1からコマン
ド2の要求範囲の先頭に到達可能と判定したのもかかわ
らず(図14(a))、実際には、実線矢印L8のよう
にコマンド2の要求範囲の先頭に到達する時間が設定時
間を超える場合、回転待ち時間が発生し、従来は、回転
待ちを行っていた(図14(b))。
【0049】これに対して、本発明では、リオーダリン
グテーブル(シーク時間テーブル)による判定による時
間と実際の時間との誤差を求め、リオーダリングテーブ
ル(シーク時間テーブル)の再計算を行ってシーク時間
テーブルの設定シーク時間を実際のシーク時間に更新す
る。そして、以降、この更新されたリオーダリングテー
ブル(シーク時間テーブル)によって回転待ち時間の要
否を判断する。そして、例えば、図14(c)のよう
に、回転待ち時間が必要と判断され、適正な処理が行わ
れる。
【0050】以下、図15、図16を参照して具体例を
示して説明する。図15に示すように、シリンダ(Cy
linder 100)からシーク時間テーブル上の1
00シリンダ離れたシリンダ(Cylinder 20
0)へのシーク時間(設定シーク時間)がt1であって
番号16のセクタの先頭に位置するように設定されてい
るとき、アクセス時間はシーク時間t1と番号16、1
7のセクタの2セクタ分の時間の合計のt3時間で済む
はずである。ところが、実際には、シーク時間(実際の
シーク時間)がt2の場合、回転待ち状態となり、実際
のアクセス時間はt3+(1回転にかかる時間)とな
る。
【0051】リオーダリングではこのアクセス時間を計
算しそのアクセス時間の最も短いものをつぎのコマンド
とする。したがって、例えば、他にt3よりも長いアク
セス時間を要するコマンド(C1とする。)があると
き、シーク時間テーブルの更新を行わない従来の場合は
このコマンドC1ではなく図15の計算上t3のアクセ
ス時間で済むとみなされたコマンド(C2とする。)を
つぎのコマンドとして実行することになる。そして、そ
の結果として回転待ち時間のロスが発生する。これに対
して、図15のコマンドC2のアクセス時間が実際の時
間に更新されて正確な値、すなわち、t3+(1回転に
かかる時間)になっていれば、t3より大きなアクセス
時間を要するコマンドC1がアクセス時間の最も短いも
のと正しく判断され、つぎのコマンドとして実行され
る。
【0052】これに対して、図16に示すように、シー
ク時間テーブル上のシーク時間t4よりも実際のシーク
時間t5の方が短い場合は、回転待ち時間が実質的に発
生しないため、シーク時間テーブルの更新は不要とな
る。この手順を図17のフローシートを参照して説明す
る。ホストからリードコマンドを受領すると(40
0)、このコマンドに対するシーク後のオントラック位
置および目的のセクタ番号を計算し(S401)、計算
で求めたリード要求範囲にシークし(S402)、ドラ
イブ制御装置34から現在のセクタ番号を取得する(S
403)。
【0053】ついで、シーク時間テーブルからシークに
かかる時間(設定値、理論値)を得(S404)、さら
に、シークにかかる時間から現在位置(理論値)を得る
(S405)。なお、実際のシーク時間は計算で求めた
リード要求範囲にシークした時点(S402)で、既に
得られている。ついで、既に説明した要領で、理論値と
実際の値とを比較し(S406)、回転待ち状態が発生
しないときは、通常のリード処理を行い(S408)、
一方、回転待ち状態が発生したときは、シーク時間テー
ブルの更新を行った後(S407)、通常のリード処理
を行う(S408)。
【0054】上記本実施の形態の第5の例に係る回転待
ち時間ロスの節減方法によれば、更新された適正なシー
ク時間テーブルを参照して回転待ち時間を判断するた
め、回転待ち時間の発生を極力回避することができ、回
転待ち時間のロスを節減することができる。以上の説明
に関してさらに以下のような態様が考えられる。 (1)回転するディスク状媒体に記憶された情報を外部
からのリード要求に従ってリードする情報記録装置にお
いて、前記ディスク状媒体から情報をリードするリード
手段と、前記リード要求に従ってリード要求範囲を含む
トラックにシークした後、該リード要求範囲がリード可
能となる回転位置に到達するまでの間、他の範囲の情報
をリードするように前記リード手段を制御するリード制
御手段とを有し、前記リード制御手段は、前記他の範囲
をリード中にリードエラーが発生したときには、該他の
範囲の該リードエラーが発生する以前にリードされた情
報は無効とし、該他の範囲のエラーが発生した以降に正
常にリードされた情報を有効にする情報記憶装置。 (2)第1項記載の装置において、前記他の範囲は、前
記リード要求範囲の交代領域である情報記憶装置。 (3)回転するディスク状媒体に記憶された情報を外部
からのリード要求に従ってリードする情報記録装置の制
御方法において、前記ディスク状媒体から情報をリード
する手順と、前記リード要求に従ってリード要求範囲を
含むトラックにシークした後、該リード要求範囲がリー
ド可能となる回転位置に到達するまでの間、他の範囲の
情報をリードする手順とを有し、前記他の範囲の情報を
リードする手順は、前記他の範囲をリード中にリードエ
ラーが発生したときには、該他の範囲の該リードエラー
が発生する以前にリードされた情報は無効とし、該他の
範囲のエラーが発生した以降に正常にリードされた情報
を有効にする情報記憶装置の制御方法。 (4)第3項記載の方法において、前記他の範囲は、前
記リード要求範囲の交代領域である情報記憶装置の制御
方法。 (5)回転するディスク状媒体に記憶された情報をリー
ドする情報記録装置の制御方法において、前記ディスク
状媒体の一のシリンダから該一のシリンダに連続する他
のシリンダにかけて連続した情報をリードした際、該他
のシリンダの情報をリードするときに該ディスク状媒体
に回転待ちが発生した場合、該ディスク状媒体の回転待
ち時間を検出する手順と、前記回転待ち時間の検出結果
に応じて前記一のシリンダから前記他のシリンダにかけ
て連続して情報をリードした際、該他のシリンダの情報
をリードするときに前記ディスク状媒体に回転待ちが発
生しないように、該他のシリンダの情報をリライトして
最適化する手順とを有する情報記憶装置の制御方法。 (6)回転するディスク状媒体に記憶された情報を該デ
ィスク状媒体に対して移動可能に設けられたヘッドを移
動させつつリードする情報記録装置の制御方法におい
て、前記ディスク状媒体上の一のヘッド位置から他のヘ
ッド位置へのシーク時に、該ディスク状媒体に回転待ち
時間が発生した場合に、該回転待ち時間に応じて該ディ
スク状媒体上の該一のヘッド位置から該他のヘッド位置
までのシーク時間が記憶されたシーク時間テーブルのシ
ーク時間を更新する手順を有することを特徴とする情報
記憶装置の制御方法。
【0055】また、以上説明した本実施の形態例にかか
わらず、本発明は、ディスク状媒体として上記磁気ディ
スク媒体以外の、例えば、光磁気ディスク等を用いた他
の情報記録装置に広く適用することができる。
【0056】
【発明の効果】本発明に係る情報記録装置によれば、回
転するディスク状媒体に記憶された情報を外部からのリ
ード要求に従ってリードする情報記録装置において、デ
ィスク状媒体から情報をリードするリード手段と、リー
ド要求に従ってリード要求範囲を含むトラックにシーク
した後、リード要求範囲がリード可能となる回転位置に
到達するまでの間、他の範囲の情報をリードするように
リード手段を制御するリード制御手段とを有し、また、
その制御方法によれば、回転するディスク状媒体に記憶
された情報を外部からのリード要求に従ってリードする
情報記録装置の制御方法において、ディスク状媒体から
情報をリードする手順と、リード要求に従ってリード要
求範囲を含むトラックにシークした後、リード要求範囲
がリード可能となる回転位置に到達するまでの間、他の
範囲の情報をリードする手順とを有するため、回転待ち
時間中は他の範囲をリードしてキャッシュすることがで
き、回転待ち時間が有効に利用され、回転待ち時間のロ
スを節減することができる。
【0057】また、本発明に係る情報記録装置によれ
ば、回転するディスク状媒体に記憶された情報をリード
する情報記録装置において、ディスク状媒体の一のシリ
ンダから一のシリンダに連続する他のシリンダにかけて
連続した情報をリードした際、他のシリンダの情報をリ
ードするときにディスク状媒体に回転待ちが発生した場
合、ディスク状媒体の回転待ち時間を検出する回転待ち
時間検出手段と、回転待ち時間検出手段での回転待ち時
間の検出結果に応じて一のシリンダから他のシリンダに
かけて連続して情報をリードした際、他のシリンダの情
報をリードするときにディスク状媒体に回転待ちが発生
しないように、他のシリンダの情報をリライトする最適
化手段とを有するため、スキューの値が最適化され、ヘ
ッドチェンジの際の回転待ち時間の発生を極力回避する
ことができ、回転待ち時間のロスを節減することができ
る。
【0058】また、本発明に係る情報記録装置によれ
ば、回転するディスク状媒体に記憶された情報をディス
ク状媒体に対して移動可能に設けられたヘッドを移動さ
せつつリードする情報記録装置において、ディスク状媒
体上の一のヘッド位置から他のヘッド位置までのシーク
時間が記憶されたシーク時間テーブルと、一のヘッド位
置から他のヘッド位置へのシーク時に、ディスク状媒体
に回転待ち時間が発生した場合に、回転待ち時間に応じ
てシーク時間テーブルのシーク時間を更新するテーブル
更新手段とを有するため、適正なシーク時間テーブルを
参照して回転待ち時間を判断して、回転待ち時間の発生
を極力回避することができ、回転待ち時間のロスを節減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例に係る磁気ディスク装置の一部
分解斜視図である。
【図2】磁気ディスク媒体を説明するためのものであ
り、(a)は磁気ディスク媒体の平面図であり、(b)
は磁気ディスク媒体の側面図である。
【図3】本実施の形態例に係る磁気ディスク装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態の第1の例に係る磁気ディスク装
置およびその制御方法を説明するための図である。
【図5】本実施の形態の第1の例に係る磁気ディスク装
置およびその制御方法を説明するためのフローチャート
である。
【図6】本実施の形態の第2の例に係る磁気ディスク装
置およびその制御方法を説明するための図である。
【図7】本実施の形態の第2の例に係る磁気ディスク装
置およびその制御方法を説明するためのフローチャート
である。
【図8】本実施の形態の第3の例に係る磁気ディスク装
置およびその制御方法を説明するための図である。
【図9】本実施の形態の第3の例に係る磁気ディスク装
置およびその制御方法を説明するためのフローチャート
である。
【図10】本実施の形態の第4の例に係る磁気ディスク
装置およびその制御方法を概略説明するための図であ
る。
【図11】本実施の形態の第4の例に係る磁気ディスク
装置およびその制御方法を具体的に説明するための図で
ある。
【図12】本実施の形態の第4の例に係る磁気ディスク
装置およびその制御方法を具体的に説明するための図で
ある。
【図13】本実施の形態の第4の例に係る磁気ディスク
装置およびその制御方法を説明するためのフローチャー
トである。
【図14】本実施の形態の第5の例に係る磁気ディスク
装置およびその制御方法を概略説明するためのものであ
り、(a)は不適当なリオーダリングによる判定状態を
示す図であり、(b)はそのときの実際のシーク状態を
示す図であり、(c)本実施の形態の第5の例の方法に
よって最適化されたリオーダリングテーブルによる判定
状態を示す図である。
【図15】本実施の形態の第5の例に係る磁気ディスク
装置およびその制御方法を具体的に説明するための図で
ある。
【図16】本実施の形態の第5の例に係る磁気ディスク
装置およびその制御方法を具体的に説明するための図で
ある。
【図17】本実施の形態の第5の例に係る磁気ディスク
装置およびその制御方法を説明するためのフローチャー
トである。
【図18】ヘッドをシークした時に回転待ち状態が発生
したときの従来の処理方法を説明するための図である。
【図19】ヘッドチェンジを行った時にスキューのずれ
によって回転待ち状態が発生したときの従来の処理方法
を説明するための図である。
【図20】不適当なリオーダリングテーブルによる判定
を行うことによって回転待ち状態が発生したときの従来
の処理方法を説明するための図である。
【符号の説明】
14 磁気ディスク媒体 16 磁気ヘッド 18 スピンドル機構 20 ヘッドポジショニング機構 26 トラック 28 セクタ 30 シリンダ 34 ドライブ制御装置 36 ディスクフォーマッタ 38 データバッファ 40 データバッファ制御回路 R1 リード要求範囲 r1 前のトラックの範囲 HD n トラック HD n−1 1つ前のトラック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するディスク状媒体に記憶された情
    報を外部からのリード要求に従ってリードする情報記録
    装置において、 前記ディスク状媒体から情報をリードするリード手段
    と、 前記リード要求に従ってリード要求範囲を含むトラック
    にシークした後、該リード要求範囲がリード可能となる
    回転位置に到達するまでの間、他の範囲の情報をリード
    するように前記リード手段を制御するリード制御手段と
    を有することを特徴とする情報記憶装置。
  2. 【請求項2】 回転するディスク状媒体に記憶された情
    報をリードする情報記録装置において、 前記ディスク状媒体の一のシリンダから該一のシリンダ
    に連続する他のシリンダにかけて連続した情報をリード
    した際、該他のシリンダの情報をリードするときに該デ
    ィスク状媒体に回転待ちが発生した場合、該ディスク状
    媒体の回転待ち時間を検出する回転待ち時間検出手段
    と、 前記回転待ち時間検出手段での前記回転待ち時間の検出
    結果に応じて前記一のシリンダから前記他のシリンダに
    かけて連続して情報をリードした際、該他のシリンダの
    情報をリードするときに前記ディスク状媒体に回転待ち
    が発生しないように、該他のシリンダの情報をリライト
    する最適化手段とを有することを特徴とする情報記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 回転するディスク状媒体に記憶された情
    報を該ディスク状媒体に対して移動可能に設けられたヘ
    ッドを移動させつつリードする情報記録装置において、 前記ディスク状媒体上の一のヘッド位置から他のヘッド
    位置までのシーク時間が記憶されたシーク時間テーブル
    と、 前記一のヘッド位置から前記他のヘッド位置へのシーク
    時に、前記ディスク状媒体に回転待ち時間が発生した場
    合に、該回転待ち時間に応じて前記シーク時間テーブル
    のシーク時間を更新するテーブル更新手段とを有するこ
    とを特徴とする情報記憶装置。
  4. 【請求項4】 回転するディスク状媒体に記憶された情
    報を外部からのリード要求に従ってリードする情報記録
    装置の制御方法において、 前記ディスク状媒体から情報をリードする手順と、 前記リード要求に従ってリード要求範囲を含むトラック
    にシークした後、該リード要求範囲がリード可能となる
    回転位置に到達するまでの間、他の範囲の情報をリード
    する手順とを有することを特徴とする情報記憶装置の制
    御方法。
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