JPH0676503A - 固定ディスク装置 - Google Patents

固定ディスク装置

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JPH0676503A
JPH0676503A JP22748192A JP22748192A JPH0676503A JP H0676503 A JPH0676503 A JP H0676503A JP 22748192 A JP22748192 A JP 22748192A JP 22748192 A JP22748192 A JP 22748192A JP H0676503 A JPH0676503 A JP H0676503A
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arm
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arms
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JP22748192A
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Yasuaki Suzuki
泰明 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドがターゲットシリンダにオントラック
してからターゲットセクタのアクセスを開始するまでの
時間、いわゆるレーテンシーを半分以下の時間に短縮す
る。 【構成】 回転する磁気ディスク1に対してアクセスす
る固定ディスク装置において、ヘッド付きアーム4とヘ
ッド付きアーム5の2つの磁気ヘッド8,9により、磁
気ディスク1上の同一のトラックTRを同時にアクセス
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ハードディス
クドライブまたは光ディスクドライブに適用して好適な
固定ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固定ディスク装置においては、ア
ームに取り付けられたヘッド(以下、必要に応じてヘッ
ド付きアームという。)をターゲットセクタが存在する
シリンダにオントラックさせた後、ディスク上に記録さ
れているデータセクタに対してアクセス(データのリー
ド/ライト)するようになっている。
【0003】このような固定ディスク装置においては、
データのスループットを向上するために、ヘッド付きア
ームがターゲットシリンダにオントラックするまでの時
間、いわゆるシークタイムを短くすることと、オントラ
ックしてからターゲットセクタがヘッド位置まで回って
くるまでの時間、いわゆるレーテンシーを短くすること
が課題になっている。なお、シークタイムとレーテンシ
ーを合わせた時間がほぼアクセスタイムに対応する。
【0004】図10は、アクセスタイムを短縮するため
の従来の技術による固定ディスク装置の構成を示してい
る。
【0005】図10から分かるように、この固定ディス
ク装置では、スピンドルモータ12により矢印X方向に
回転する磁気ディスク1に対して回転軸2,3に配置さ
れた2つのヘッド付きアーム4,5が設けられている。
スピンドルモータ12と回転軸2,3とは基台13に固
定されている。
【0006】ヘッド付きアーム4,5は、それぞれ、ア
ーム6、7を有し、アーム6,7の先端部には、それぞ
れ磁気ヘッド8,9が取り付けられ、後ろ側には、ボイ
スコイル10,11が取り付けられている。
【0007】このように構成される固定ディスク装置で
は、半径方向内側の領域Aが一方のヘッド付きアーム4
によってアクセスされ、半径方向外側の領域Bが残りの
ヘッド付きアーム5によってアクセスされるようになっ
ている。言い換えれば、ヘッド付きアーム4の移動範囲
は領域Aの範囲に限定され、一方、ヘッド付きアーム5
の移動範囲は領域Bの範囲に限定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の固定ディスク装置では、シークタイムが短くな
るものの、レーテンシー(ヘッド付きアームがターゲッ
トシリンダにオントラックしてからターゲットセクタの
アクセスを開始するまでの時間)については改善されな
いという問題があった。特に、最近のディスク径の小さ
い小形の固定ディスク装置では、ヘッド付きアームを2
つ持つことによるシークタイムの改善の効果は相対的に
小さくなり、一方、アクセスタイムに対するレーテンシ
ーの比重は年々大きくなってきている。例えば、3.5
インチのHDD(ハードディスクドライブ)では、1つ
のヘッド付きアームでの平均シークタイムは、11ms
未満のものが提案されているが、その3.5インチのH
DDにおいて、レーテンシーは、回転数が高速の回転数
3600〜5400rpmであっても5.6〜8.3m
sもあり、レーテンシーを短縮することが課題になって
いる。
【0009】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、レーテンシーを小さくすることのできる固
定ディスク装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば、図1
に示すように、回転するディスク1に対してアクセスし
てデータのライトおよび/またはリードを行うヘッドを
有する固定ディスク装置において、ヘッド8,9が取り
付けられたアーム6,7を少なくとも2つ備え、これら
2つのヘッド付きアーム4,5によりディスク1上の同
一のトラックTRを同時にアクセスするようにしたもの
である。
【0011】
【作用】本発明によれば、少なくとも2つのヘッド付き
アーム4,5により同一のトラックTRを同時にアクセ
スするようにしているので、レーテンシーを半分以下の
時間に短縮することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明固定ディスク装置の一実施例に
ついて図面を参照して説明する。なお、以下に参照する
図面において、上記の図10に示したものに対応するも
のには同一の符号を付けている。
【0013】図1は、ハードディスクドライブに適用さ
れた一実施例の機械的な構成を示している。図2は、そ
の一実施例の電気的な構成を示している。
【0014】図1において、スピンドルモータ12によ
り矢印X方向に回転する磁気ディスク1に対して回転軸
2,3の一端部に配置された2つのヘッド付きアーム
4,5が設けられている。
【0015】ヘッド付きアーム4,5は、それぞれ、ア
ーム6、7を有し、アーム6,7の先端部には、それぞ
れ磁気ヘッド8,9が取り付けられ、後ろ側には、VC
M(ボイスコイルモータ)を構成するボイスコイル1
0,11が取り付けられている。VCMを構成するマグ
ネット(図示していない)は、基台13に固定されてい
る。なお、この基台13には、回転軸2,3の他端部お
よびスピンドルモータ12が取り付けられている。
【0016】このように構成されるヘッド付きアーム
4,5の磁気ヘッド8,9は、後述するように、コマン
ドによって指定される特定の同一のトラックTRに同時
にアクセスするようになっている。なお、トラックTR
は、セクタ番号のIDがセクタ0〜セクタMまでのM+
1個のセクタを有している。ここで、セクタの数M+1
は、通常1000以上の数である。
【0017】図3は、ヘッド付きアーム4,5の正確な
配置例を示している。図3に示すように、ヘッド付きア
ーム4,5(図3中には図示していない)の磁気ヘッド
8,9は、ほぼ180度の角間隔をもって配置されてい
る。正確には、磁気ディスク1に等角間隔で形成されて
いるサーボパターン(サーボ信号)12上に一方の磁気
ヘッド8が相対的に配置されたときには、他方の磁気ヘ
ッド9は、隣合うサーボパターン12,12間の中央の
位置(隣合うサーボパターン12,12が形成する角θ
の2等分線14上)に相対的に配置されるようになって
いる。通常、サーボパターン12の数は、図3に示すよ
うにセクタ数と同数(通常、1000個以上の数)であ
るので、ヘッド付きアーム4,5の磁気ヘッド8,9の
角間隔は、ほぼ180度になる。このようにずらして配
置しているのは、後に説明するように、サーボ位相補償
回路31(図2参照)などを1つで済ませて(共用化し
て)装置構成を簡単にするためである。
【0018】この場合、タイミング発生回路33から出
力される制御信号により、スイッチ35,36がサーボ
パターン12に同期して連動して切り換えられるように
なっているので、サーボ位相補償回路31には、磁気ヘ
ッド8で読みだされたサーボ信号および磁気ヘッド9で
読みだされたサーボ信号が交互に連続的に供給されるこ
とになり、サーボ信号を連続的に再生することができ
る。
【0019】なお、この実施例においては、ヘッド付き
アーム4,5の2つを用いているが2つに限らず、図4
に示すように、磁気ヘッド8,9にほぼ直交するように
磁気ヘッド18,19を配置して4つを用いるようにし
てもよい。なお、配置位置は、隣合うサーボパターン1
2が形成する角θの2等分線15とサーボパターン12
との中央の位置になるように配置する。このように配置
することにより、サーボ位相補償回路31などを共用化
することができるとともに、サーボ信号を連続的に再生
することができる。
【0020】図2において、ヘッド付きアーム4の磁気
ヘッド8にリード/ライト(R/W)アンプ21(正確
には、リードアンプ21Rの入力側またはライトアンプ
21Wの出力側)が接続され、そのR/Wアンプ21の
反対側(正確には、リードアンプ21Rの出力側または
ライトアンプ21Wの入力側)は、記録/再生回路22
を通じてディスクコントローラ23に接続されている。
また、ヘッド付きアーム5の磁気ヘッド9にR/Wアン
プ25(リードアンプ25Rおよびライトアンプ25
W)が接続され、そのR/Wアンプ25の反対側は、記
録/再生回路26を通じてディスクコントローラ23に
接続されている。
【0021】ディスクコントローラ23は、バッファメ
モリ28が接続されるとともに、SCSIインタフェー
ス29を通じてホストコンピュータ30に接続されてい
る。また、ディスクコントローラ23は、CPU32に
接続されている。そのCPU32は、サーボ位相補償回
路31に接続されている。
【0022】サーボ位相補償回路31の入力側は、スイ
ッチ35の可動接点35aに接続されている。スイッチ
35の一方の固定接点35bには、リードアンプ21R
の出力サーボ信号が供給されている。スイッチ35の他
方の固定接点35cには、リードアンプ25Rの出力サ
ーボ信号が供給されている。
【0023】サーボ位相補償回路31の出力信号は、ス
イッチ36の可動接点36aおよび固定接点36bを通
じてVCMドライバ37の入力側に接続されるととも
に、スイッチ36の可動接点36aおよび固定接点36
cを通じてVCMドライバ38の入力側に接続される。
【0024】VCMドライバ37の出力側は、ヘッド付
きアーム5のボイスコイル11に接続されている。VC
Mドライバ38の出力側は、ヘッド付きアーム4のボイ
スコイル10に接続されている。
【0025】次に上記実施例の動作について図5〜図7
に示すフローチャートをも参照して順次説明する。
【0026】図5は、1つのセクタに対するリード動作
またはライト動作の説明に供されるフローチャートであ
る。
【0027】この場合、まず、ディスクコントローラ2
3は、ホストコンピュータ30から供給されたリード/
ライト(R/W)コマンドを解釈して、ターゲットシリ
ンダ番号とターゲットセクタ番号とをCPU32に供給
する(ステップS1)。なお、そのコマンドがライトコ
マンドであった場合には、ライトデータをバッファメモ
リ28に記憶させておく。
【0028】CPU32は、上記ターゲットシリンダ番
号とターゲットセクタ番号とに基づき、ターゲットシリ
ンダへヘッド付きアーム4とヘッド付きアーム5の両方
を同時にシーク開始させる(ステップS2)。
【0029】シーク中には、サーボパターン12(図3
参照)がヘッド付きアーム4,5の磁気ヘッド8,9に
より交互に読み出され、そのサーボパターン12に含ま
れるシリンダアドレスがリードアンプ21R,25R、
記録再生回路22,26およびディスクコントローラ2
3を通じてCPU32に供給される。CPU32は、供
給された現在のシリンダアドレスを確認して(ステップ
S3)、その現在のシリンダアドレスがターゲットアド
レスであるかどうか、すなわち、オントラックしたかど
うかを判断する(ステップS4)。オントラックするま
で、ステップS3とステップS4の動作が継続される。
【0030】オントラックした場合には、両方のヘッド
付きアーム4,5の磁気ヘッド8,9により同時にター
ゲットシリンダであるトラックTR(図1参照)の各セ
クタ0〜Mの先頭に配置してあるアドレスマーク(図示
していない)およびID(図示していない)をサーチす
る(ステップS5)。
【0031】CPU32は、それらアドレスマークおよ
びIDがターゲットセクタのそれらと一致しているかど
うかを確認する(ステップS6)。
【0032】一致した場合には、先に一致した方のヘッ
ド付きアーム(例えば、ヘッド付きアーム4)の磁気ヘ
ッド8により上記コマンドによって指定されたリード動
作またはライト動作を行う。そして、残りのヘッド付き
アーム(したがって、ヘッド付きアーム5)によるサー
チ動作は停止される(ステップS7)。
【0033】なお、この実施例において、コマンドがラ
イト動作指定のコマンドであった場合には、バッファメ
モリ28に記憶されているライトデータがディスクコン
トローラ23により読みだされて、記録/再生回路2
2、ライトアンプ21Wを通じて磁気ヘッド8に供給さ
れることで、磁気ディスク1のターゲットセクタにデー
タが書き込まれる。
【0034】このように図5のフローチャートを参照し
て説明した実施例、すなわち、ヘッド付きアーム4,5
の2つによるライト/リード動作によれば、これら2つ
のヘッド付きアーム4,5により同一のシリンダ(トラ
ック)を同時にアクセスするようにしている。このた
め、ターゲットシリンダにオントラックしてからターゲ
ットセクタのアドレスマークおよびIDが検出されるま
での平均時間は、確率的に、磁気ディスク1が1周回転
する時間の1/2のほぼ1/2の時間になり、従来の技
術に比較してレーテンシーをほぼ半分の時間に短縮する
ことができる。なお、1つのヘッド付きアームによるレ
ーテンシーは、確率的に、磁気ディスク1が1周回転す
る時間の1/2の時間である。
【0035】したがって、図4に示すように、同一のト
ラックTRを4つの磁気ヘッド8,9,18,19で同
時にアクセスするように構成した場合には、レーテンシ
ーを約1/4の時間に短縮することができる。一般にN
個のヘッド付きアームの磁気ヘッドが同一シリンダに対
して等角間隔に配置されてオントラックしているとすれ
ば、N個のヘッド付きアームの磁気ヘッドのうちのどれ
かがターゲットセクタのアドレスマークおよびIDを検
出するまでの時間は、確率的に磁気ディスク1が1周回
転する時間の1/2のほぼ1/Nの時間に短縮される。
【0036】図6は、ライト動作の後にベリファイ動作
を行う、いわゆるライトアフターベリファイ動作の説明
に供されるフローチャートである。
【0037】この場合、まず、ディスクコントローラ2
3は、ホストコンピュータ30から供給されたライトア
フターベリファイコマンドを解釈して、ライト動作のタ
ーゲットシリンダ番号とセクタ番号とをCPU32に供
給する(ステップS11)。
【0038】CPU32は、ヘッド付きアーム4とヘッ
ド付きアーム5の両方をターゲットシリンダへシークさ
せる(ステップS12)。
【0039】シーク中には、サーボパターン12がヘッ
ド付きアーム4,5の磁気ヘッド8,9により交互に読
み出され、そのサーボパターン12に含まれるシリンダ
アドレスが確認されて(ステップS13)、その現在の
シリンダアドレスがターゲットアドレスであるかどう
か、すなわち、オントラックしたかどうかが確認される
(ステップS14)。
【0040】オントラックした場合には、両方のヘッド
付きアーム4,5の磁気ヘッド8,9により同時にター
ゲットシリンダであるトラックTRの各セクタ0〜Mの
先頭に配置してあるアドレスマークおよびIDをサーチ
する(ステップS15)。
【0041】CPU32は、それらアドレスマークおよ
びIDがターゲットセクタのそれらと一致しているかど
うかを確認する(ステップS16)。
【0042】一致した場合には、先に一致した方のヘッ
ド付きアーム(例えば、ヘッド付きアーム4)の磁気ヘ
ッド8により上記ライトアフターベリファイコマンドに
よって指定された動作のうちライト動作を開始する。こ
の場合、残りのヘッド付きアーム(したがって、ヘッド
付きアーム5)によるサーチ動作は継続される(ステッ
プS17)。
【0043】そして、残りのヘッド付きアーム5がオン
トラックして(ステップS18,S19)、アドレスマ
ークおよびIDがターゲットセクタのそれらと一致した
とき(ステップS20,S21)、すでに、一方のヘッ
ド付きアーム4により磁気ディスク1のターゲットセク
タに書き込まれた内容を、残りのヘッド付きアーム5に
よりリードするベリファイ動作を開始させる(ステップ
S22)。
【0044】このように図6のフローチャートを参照し
て説明した実施例、すなわち、ヘッド付きアーム4,5
の2つによるリードアフターベリファイ動作によれば、
これら2つのヘッド付きアーム4,5のうち、先にター
ゲットセクタにオントラックした一方(例えば、ヘッド
付きアーム4)により、その特定のターゲットセクタに
対するライト動作を行うようにし、後からターゲットセ
クタにオントラックした残りの一方(したがって、ヘッ
ド付きアーム5)により、そのターゲットセクタに書き
込まれたデータのベリファイ動作を行うようにしてい
る。このため、従来の技術によれば、ライト動作後1周
回転する時間待ってからリードアンドベリファイ動作を
行うようにしていたが、同一シリンダに他の1つのヘッ
ド付きアームがあるので、ライトアフターベリファイ動
作のスループットが改善される。
【0045】図7は、リードリトライ(リードやり直
し)動作付きのリード動作に供されるフローチャートで
ある。
【0046】まず、ディスクコントローラ23は、ホス
トコンピュータ30から供給されたリトライ動作付きの
リード動作コマンドを解釈して、リード動作のターゲッ
トシリンダ番号とセクタ番号とをCPU32に供給する
(ステップS31)。
【0047】CPU32は、ヘッド付きアーム4とヘッ
ド付きアーム5の両方をターゲットシリンダへシークさ
せる(ステップS32)。
【0048】シーク中には、サーボパターン12がヘッ
ド付きアーム4,5の磁気ヘッド8,9により交互に読
み出され、そのサーボパターン12に含まれるシリンダ
アドレスが確認されて(ステップS33)、その現在の
シリンダアドレスがターゲットアドレスであるかどう
か、すなわち、オントラックしたかどうかが確認される
(ステップS34)。
【0049】オントラックした場合には、両方のヘッド
付きアーム4,5の磁気ヘッド8,9により同時にター
ゲットシリンダであるトラックTRの各セクタ0〜Mの
先頭に配置してあるアドレスマークおよびIDをサーチ
する(ステップS35)。
【0050】CPU32は、サーチ中に読みだされたア
ドレスマークおよびIDがターゲットセクタのそれらと
一致しているかどうかを確認する(ステップS36)。
【0051】一致した場合には、先に一致した方のヘッ
ド付きアーム(例えば、ヘッド付きアーム4)の磁気ヘ
ッド8により上記リトライ動作付きリード動作コマンド
によって指定されたリード動作を開始する。この場合、
残りのヘッド付きアーム(したがって、ヘッド付きアー
ム5によるサーチ動作は継続される(ステップS3
7)。
【0052】ヘッド付きアーム4の磁気ヘッド8により
読みだされたデータについて、データ中に、ECC(E
rror Check Code)で訂正する必要のあ
るエラーデータがあるかどうかが判断され(ステップS
38)、必要がない場合には、リード動作が完全に行わ
れたことになるので、リード動作が終了され、他のヘッ
ド付きアーム5の磁気ヘッド9によるアドレスマークお
よびIDのサーチが停止される(ステップS39)。
【0053】一方、ECC訂正が必要であると判断され
た場合には、他のヘッド付きアーム5の磁気ヘッド9に
よりサーボパターン12から読みだされたシリンダアド
レスとターゲットアドレスとが一致するように制御され
(ステップS40,ステップS41)、その後、アドレ
スマークとIDとがターゲットセクタに一致しているか
どうかが判断される(ステップS42,S43)。
【0054】読みだされたアドレスマークとIDとがタ
ーゲットセクタに一致した場合には、ヘッド付きアーム
5の磁気ヘッド9によりリード動作のリトライ動作を開
始する(ステップS44)。
【0055】なお、ステップS38の判定において、E
CC訂正不能のデータがあった場合にも、同様に残りの
ヘッド付きアームによりリード動作をリトライするよう
にすることもできる。
【0056】このように図7のフローチャートを参照し
て説明した実施例、すなわち、ヘッド付きアーム4,5
の2つによるリードリトライ動作付きリード動作によれ
ば、これら2つのヘッド付きアーム4,5のうち、先に
ターゲットセクタにオントラックされた一方(例えば、
ヘッド付きアーム4)により、その特定のターゲットセ
クタに対するリード動作を行った際に、ECC訂正が必
要な場合またはECC訂正が不能な場合には、後からタ
ーゲットセクタにオントラックした残りの一方(したが
って、ヘッド付きアーム5)により、そのターゲットセ
クタに書き込まれているデータを再び読みだす(リード
動作のリトライ)ことができる。
【0057】さらに他の実施例を説明する。例えば、複
数の連続したセクタに対してリード動作またはライト動
作を行う場合、いわゆるマルチセクタリード/ライト動
作の場合には、もし、その複数の連続するセクタが1周
のうちの1/N(Nは同一のシリンダに等角間隔で配置
されたヘッド付きアームの磁気ヘッドの数)以上の範囲
にまたがっていたとすると、少なくとも2つのヘッド付
きアームが同時にターゲットセクタに位置する場合があ
る。したがって、このような場合には、同一シリンダ上
に配置される全ての(N個)の磁気ヘッドから読みださ
れたIDのセクタ番号が上記複数の連続するターゲット
セクタのうちのどれか1つに一致した時点で、そのセク
タ以降のデータセクタに対して同時にリード動作または
ライト動作を行うようにすることができる。
【0058】図8は、そのような場合の例を示したもの
であり、この例では、トラックTRのうち、連続する複
数のターゲットセクタ1〜6のうち、セクタ1〜セクタ
3が1つのヘッド付きアーム40によりアクセスされ、
残りのセクタ4〜6が別のヘッド付きアーム41により
アクセスされる。これによって高速のリード/ライト動
作が可能になる。
【0059】さらに、このように、複数の連続したセク
タに対して同時にリード/ライト動作を行う場合におい
て、N個のヘッド付きアームがそれらセクタ内に同時に
位置する場合であって、欠陥セクタが存在するような場
合にも有効である。
【0060】すなわち、図9に示すように、例えば、タ
ーゲットセクタ1〜4のうち、セクタ3が欠陥セクタD
S(図9A参照)であった場合には、図9Bに示すよう
に、1つのヘッド付きアーム43により、セクタ1,セ
クタ2およびセクタ4の順にアクセスされ、他のヘッド
付きアーム42により、欠陥セクタDS(セクタ3)の
交代セクタASであるセクタMをアクセスするようにす
ることができる。このように複数のヘッド付きアーム4
2,43により正常なセクタと交代セクタとを同時にア
クセスするようにすれば、従来の技術に比較してリード
/ライト動作を高速に行うことができる。
【0061】なお、上記した全ての実施例において、ヘ
ッド付きアームの配置間隔が等角間隔でなくても一定の
効果をあげ得ることはもちろんである。
【0062】また、上記した全ての実施例においては、
磁気ディスクについて説明しているが、本発明は、磁気
ディスクに限ることなく、例えば、光磁気ディスクなど
を収容する光ディスクドライブにも適用するできる。
【0063】さらに、本発明は上記の実施例に限らず本
発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得るこ
とはもちろんである。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくとも2つのヘッド付きアームにより同一のトラッ
クを同時にアクセスするようにしている。このため、レ
ーテンシーを半分の時間以下に短縮することができる。
その結果、アクセスタイムが短縮されてデータのスルー
プットを向上することができる。
【0065】また、少なくとも2つのヘッド付きアーム
により、ライトアフターベリファイ動作を同時に行うよ
うにしているので、ライトアフターベリファイ動作のス
ループットを向上することができる。
【0066】さらに、少なくとも、2つのヘッド付きア
ームのうち、一方のヘッド付きアームにより所定のセク
タをリードして誤り訂正が必要な場合または誤り訂正が
不能であった場合には、他方のヘッド付きアームにより
上記所定のセクタを再リードすることができる。このた
め、高速でのリード動作が可能である。
【0067】さらにまた、ハードディスクに適用した場
合には、ハードディスクドライブのレーテンシーおよび
スループットを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明固定ディスク装置の一実施例の機械的構
成を示す平面図である。
【図2】図1例の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】磁気ディスクに対する磁気ヘッドの相対的配置
例を示す平面図である。
【図4】磁気ディスクに対する磁気ヘッドの他の相対的
配置例を示す平面図である。
【図5】図1例の装置におけるリード/ライト動作説明
に供されるフローチャートである。
【図6】図1例の装置におけるライトアフターベリファ
イ動作説明に供されるフローチャートである。
【図7】図1例の装置におけるリードリトライ動作付き
リード動作説明に供されるフローチャートである。
【図8】本発明の他の実施例の動作説明に供される線図
である。
【図9】本発明のさらに他の実施例の動作説明に供され
る線図である。
【図10】従来の技術による固定ディスク装置の機械的
構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 4,5 ヘッド付きアーム 8,9 磁気ヘッド TR トラック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するディスクに対してアクセスして
    データのライトおよび/またはリードを行うヘッドを有
    する固定ディスク装置において、 ヘッドが取り付けられたアームを少なくとも2つ備え、 これら2つのヘッド付きアームにより上記ディスク上の
    同一のトラックを同時にアクセスするようにしたことを
    特徴とする固定ディスク装置。
  2. 【請求項2】 上記2つのヘッド付きアームのうち、一
    方のヘッド付きアームによりライト動作を行い、他方の
    ヘッド付きアームによりベリファイ動作を行うようにし
    たこと特徴とする請求項1記載の固定ディスク装置。
  3. 【請求項3】 上記2つのヘッド付きアームのうち、一
    方のヘッド付きアームにより所定のセクタをリードして
    誤り訂正処理が必要な場合または誤り訂正処理が不能で
    あった場合には、他方のヘッド付きアームにより上記所
    定のセクタを再リードするようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の固定ディスク装置。
  4. 【請求項4】 上記回転するディスクがハードディスク
    であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか
    に記載の固定ディスク装置。
JP22748192A 1992-08-26 1992-08-26 固定ディスク装置 Pending JPH0676503A (ja)

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JP22748192A JPH0676503A (ja) 1992-08-26 1992-08-26 固定ディスク装置

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JP22748192A JPH0676503A (ja) 1992-08-26 1992-08-26 固定ディスク装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH087509A (ja) * 1994-06-15 1996-01-12 Nec Corp 磁気ディスク装置
KR20010074374A (ko) * 2000-01-25 2001-08-04 정경환 이중 디스크 헤드 및 그의 데이터 처리 방법

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JPH087509A (ja) * 1994-06-15 1996-01-12 Nec Corp 磁気ディスク装置
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