JPS6383967A - デ−タ記録方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、データ記録方式に関し、特に磁気ディスク装
置のインデックスの位置を論理的にずらして、次シリン
ダ・シーク時の回転待ちをなくすことが可能なデータ記
録方式に関するものである。

〔従来の技術〕

従来より、磁気ディスク装置のアクセス機構としては、
磁気ヘッドとそれを前後に移動させて固定する駆動機構
部からなる。このアクセス機構の機能は、できるだけ短
時間のうちに所望の位置にヘッドを位置付けること（シ
ーク動作の実行）である。磁気ヘッドの移動距順とシー
クタイムとの関係は、通常線型ではないため、一般的に
は、ｉトラックの移動が起こる場合の数ｆ□を、ｉトラ
ック移動するのに要する時間ｔ工で割った値が用いられ
る。

シーク時間を減少させる方法としては、従来、特開昭５
８−３１１３号公報に記載されているように、トラック
中の先端と後端に最小位置決め時間だけの交替ブロック
領域（Ａｌシｅｒｂａｔｅ　　ＢｌｏｃｋＡｒｅａ：ユ
ーザが直接使用しないエリア）を設け、次シリンダへの
回転待ちを防ぐ方法が知られている。この方法では、磁
気ディスク制御装置が前のシリンダの最終ブロックを処
理した後、シークおよび次のシリンダの先頭ブロックの
サーチに必要な時間に相当する回転時間分の交替ブロッ
クが割付けられているため、１回転待つことなく直ちに
次のブロックの読み書き処理を実行できる。そのため、
この方法では、交替ブロックとして次シリンダのシーク
時間分だけの容量が必要となる。

本来ならば、交替ブロック数は、ｌシリンダ内に存在す
る欠陥ブロック数分だけあればよいのであるが、上記方
式では、シーク時間によっては必要数以上の交替ブロッ
クを割付けなければならない。

第２図は、従来のデータ記録方式の説明図であって、次
シリンダへのシーク時間を隠すためのエリアを設ける方
式を示している。

第２図において、シリンダは複数のトラックより形成さ
れている。すなわち、シリンダｎ、ｎ＋１゜ｎ＋２．ｎ
＋３はいずれも、図示省略されているが、後方に複数の
トラックを持ち、各トラックはユーザが使用できるエリ
ア（先端４から後端５までの間のエリア）を箇えている
。１，２はそれぞれトラックの先端部と後端部に存在す
る制御情報エリア（この中にシーク時間を隠すエリアが
存在する）、３はトラックの始めと終りを示す物理イン
デックス、４，５はそれぞれトラック中のユーザエリア
の先頭と後端である。次のシリンダの制御情報エリア１
と１つ前のシリンダの制御情報エリア２の総容量は、１
シリンダ分のシーク時間が隠れるように設定されている
。これにより、次のシリンダ・シーク時の回転待ちを防
止している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように、従来の方法では、次シリンダへのシーク時
間を交替ブロック等の直接ユーザが使用しない制御情報
エリアを利用して、回転待ちを防いでいるため、このエ
リアの容量の下限は、最小位置決め時間により決定され
る。このため、最小位置決め時間が長いときには、制御
情報二リアを長く確保する必要があり、不要な制御情報
エリアが増大するという問題があった。

本発明の目的は、このような従来の問題を改善し、ハー
ドウェアを改良せず、またトラック前後の制御情報エリ
アの容量に関係なく１次シリンダへのシークによる回転
待ちを防止することができるデータ記録方式を提供する
ことにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明のデータ記録方式は、
トラックの先端および後端、あるいはそのいずれか一方
のみにユーザが直接使用しない制御情報エリアを、該先
端と後端の制御情報エリアの間にユーザエリアを、それ
ぞれ設定した外部記憶装置のデータ記録方式において、
１つ前のシリンダの最終トラックの後端、またはユーザ
エリアの後端より最小位置決め時間分だけずらした位置
に、次シリンダの先頭トランクの論理的なインデックス
を設定し、該論理的インデックスの次に制御情報エリア
とユーザエリアを設けることに特徴がある。

〔作　　用〕

本発明においては、次のシリンダのトラックの開始を、
１つ前のシリンダのトラックの終端より最小位置決め時
間分だけずらした位置に設定する。

この位置をトラックの先頭を示す論理インデックスとし
、この直後に先端部の制御情報エリア、その後方にユー
ザエリア、その後方に後端部の制御情報エリアを設定す
る。トラックのユーザエリアの後端より次シリンダヘシ
ークする場合、シーク動作が開始されると、トラック上
の後端部の制御情報エリアおよび論理インデックスまで
のエリアがヘッドを通過することになる。論理インデッ
クスは、１つ前のシリンダのトラックの終端から最小位
置決め時間であるｌシリンダシーク時間分の位置に設定
されているため、シーク動作が完了したとき、ヘッドは
必ず論理インデックスの前に位置付けられることになる
。これにより、制御情報エリアの容量と最小位置決め時
間とは無関係となり、制御情報エリアは実際に必要とな
る容量だけで済み、かつ回転待ちを防止できる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示すデータ記録方式の配
置図である。従来の第２図の配置と異なる点は、各シリ
ンダのトラックの先頭がずれていることである。すなわ
ち、従来の方式では、第２図に示すように、各シリンダ
ｎ、ｎ＋１．ｎ＋２゜ｎ＋３．・・・ともにトラックの
先頭が揃っており、物理インデックス３で始まり、次に
先端部の制御情報エリア１、ユーザエリア、後端部の制
御情報エリア２の順序で配置されていた。これに対して
、本実施例では、第１図に示すように、各シリンダｎ、
ｎ＋１．ｎ＋２．ｎ＋３．　　・・・・でトラックの先
頭が揃っておらず、各トラックの見掛上の先頭に物理イ
ンデックス３があるのは従来と同じであるが、実際の先
頭は見掛上の先頭位置の物理インデックス３から離れた
場所の論理インデックスの位置に設けられ、その位置は
各トラックで異なっている。

第１図において、６は論理インデックスであって、各シ
リンダのトラックの先頭は上記論理インデックスより始
まる。論理インデックス６は、１つ前のシリンダの論理
インデックス６より、１シリンダ分のシーク時間が隠れ
る位置にそれぞれ設定される８第１図では、トラック当
りのセクタ数をＳとしたとき、Ｓ／３が１シリンダ分の
シーク時間として設定されている。従って、物理インデ
ックス３より論理インデックス６までのずれは、シリン
ダｎを基準としたとき、シリンダｎ　＋　１ではＳ／３
、シリンダ（ｎ＋２）では２Ｓ／３、シリンダ（ｎ＋３
）ではＯとなる。

このようなデータ記録方式において、シリンダをまたが
るようなデータ転送が要求された時、制御情報エリアの
容量に関係なく、回転を待たずに次シリンダのユーザエ
リアの先＠４に位置付けることが可能な理由を説明する
。先ず、シリンダｎの先頭の論理インデックス６から後
端の論理インデックス６までのデータ転送を行い、これ
が終了したとき、シリンダ（ｎ＋１）のトラックにヘッ
ドを移動させるため、シーク動作が行われる。

シーク動作が開始されると、制御情報エリア２および次
シリンダ（ｎ＋１）の論理インデックス６までのずれの
部分がヘッドを通過することになり、論理インデックス
６の前でシークを完了する。論理インデックス６の前で
必ずシークが完了するのは１次のような理由である。す
なわち、トラック後端の制御情報エリア２の容量をＮと
したとき、１シリンダのシーク時間、およびシリンダｎ
の後端の論理インデックス６からシリンダ（ｎ＋１）の
論理インデックス６までのずれは、前述のようにＳ／３
であるから、１シリンダのシーク時間をＴｏ、シリンダ
ｎの論理インデックス６からシリンダ（ｎ＋１）の論理
インデックス６までのずれ時間をＴ１、トラック後端の
制御情報エリア２の時間をＴ２とすると、次式が成立す
る。

ＴＯ＜ＴＬ　＋Ｔ２・・・・・・・・・・・　（１）つ
まり、シーク時間Ｔｏが最大のときでも、（ＴＬ＋Ｔ２
）の時間よりは小さいので、必ず論理インデックス６の
前で完了する。また、上述の事項は、次のことも意味し
ている。

すなわち、■シリンダのシーク時間Ｔｏは、シリンダｎ
の論理インデックス６からシリンダ（ｎ＋１）の論理イ
ンデックス６までのずれＴｌに等しい。従って、シリン
ダｎの制御情報エリア２は、たとえ存在しなくても回転
を待たずに、シリンダ（ｎ＋１）の論理インデックス６
に位置付けることができる。これは、回転待ちの防止が
、制御情報エリア１，２の容量に依存しないことを示し
ている。

なお、第１図においては、論理インデックス６を、前の
論理インデックス６より１／３だけずれた位置に設定し
たが、１シリンダ分のシーク時間を満足できるような位
置であれば、任意の位置に設定しても、次シリンダ・シ
ーク時の回転待ちを防ぐことができる。また、前シリン
ダのユーザ・エリアの終端５から次シリンダの論理イン
デックス６までのずれを、１シリンダ分のシーク時間と
等しくなるように設定することにより１回転ロスをなく
すことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように１本発明によれば、１つ前のシリン
ダのトラック終端より最／Ｊ１位置決め時間分だけずれ
た位置に論理インデックスを設定することにより、トラ
ンクの先端と後端に存在する制御情報二リアの容量に依
存せずに回転待ちを防ぐことができるため、制御情報エ
リアを実際に必要な容量分だけ設定するだけで済む。ま
た、本発明によれば、１つ前のシリンダのユーザエリア
の終端より次のシリンダの論理インデックスまでの容量
を最小位置決め時間と等しくなるように論理インデック
スを設定すれば、回転ロスをなくすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すデータ記録方式の配置
図、第２図は従来の回転待ちを防止できるデータ記録方
式の配置図である。 １：先端部の制御情報エリア、２：後端部の制御情報エ
リア、３：物理インデックス、４：ユーザエリアの先端
、５：ユーザエリアの後端、６：論理インデックス。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、トラックの先端および後端、あるいはそのいずれか
   一方のみにユーザが直接使用しない制御情報エリアを、
   該先端と後端の制御情報エリアの間にユーザエリアを、
   それぞれ設定した外部記憶装置のデータ記録方式におい
   て、１つ前のシリンダの最終トラックの後端、またはユ
   ーザエリアの後端より最小位置決め時間分だけずらした
   位置に、次シリンダの先頭トラックの論理的なインデッ
   クスを設定し、該論理的インデックスの次に制御情報エ
   リアとユーザエリアを設けることを特徴とするデータ記
   録方式。