JP3103258B2 - ディスク装置 - Google Patents
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Description
び磁気ディスク装置のセクタ制御方法に関する。近年、
小型磁気ディスク装置の技術進歩は目ざましく、その性
能と記憶容量は著しく向上してきた。
化、ディスク回転の高速化による回転待ち時間の減少、
そして、記録密度の向上によるデータ転送速度の向上と
いった磁気ディスク装置の基本的な技術の進歩によるも
のである。
内部制御のオーバーヘッドが表面化しつつあり、マイク
ロセコンドオーダでの内部処理速度の向上が望まれてい
る。また、近年、磁気ディスク装置の小型化の要求によ
り、媒体径が3.5インチ以下のディスクが主流となっ
ている。そして、同一径の中でも大容量化と薄型化とい
う相反する要求が強い。
引き上げるために、よく用いられる方法として、磁気デ
ィスクを同心円状の幾つかのゾーンに分け、ゾーン毎に
異なる記録周波数でデータを書き込む方式がある。
nstant Density Recording)方式、或いはZDR(ZD
R:Zone Density Recording)方式と呼ばれている。従
来は、単一の記録周波数でデータを書き込む方式の場
合、外周の記録密度は内周の記録密度より小さく、リー
ドマージンに余裕があった。これに対し、前記CDR方
式、或いはZDR方式では、リードマージンの大きい外
周ゾーンの記録周波数を、リードマージンの小さい内周
方向の記録周波数より大きくすることにより、記録密度
を略内周と同じにして大容量化を図っている。
式の場合、ヘッドがゾーンを超えて移動する際に、移動
先のセクタパルスの位置を割り出すのに時間がかかり、
ゾーンを移動する毎に、余計な待ち時間が発生してい
た。このため、ヘッドが移動する際、移動先のセクタパ
ルスの位置を、効率良く、短時間で割り出す技術の開発
が要望されていた。
はインデックスパルス、はセクタパルス、は割り込
み信号、はフォーマット処理を示す。また、t1、t
2、t3は各タイミング、Tsはセクタ間の時間、Ti
はt2とt3の時間を示す。
ィスク(以下、単に「媒体」とも記す)のサーボ面に書
き込まれたサーボ情報を基に、インデックスパルスとセ
クタパルスを発生させ、これらのパルス信号により、フ
ォーマット制御を行うハードセクタ方式の磁気ディスク
装置が知られていた。
制御を行うMPU(マイクロプロセッサ)や、フォーマ
ット制御を行うフォーマット制御部等が設けてある。今
日においても、前記ハードセクタ方式の磁気ディスク装
置内部では、リード、ライト、またはフォーマットライ
トを開始するセクタ(例えば、セクタn)の一つ手前の
セクタ(セクタn−1)で、MPUよりフォーマット制
御回路に指令を出すことにより、所定の先頭セクタパル
スに同期して、フォーマット制御回路を動作させるよう
になっている。
するセクタの一つ手前のセクタを検出し、検出後は1セ
クタ時間以内にフォーマット制御回路を起動しなければ
ならない。
セクタカウンタをMPUよりポーリングすることである
が、ポーリング中のMPUは割り込みを受け付けられな
いため、ホスト側のインターフェースはポーリング期間
中待たされることとなり、オーバヘッドが大きい。そこ
で、従来より、特定セクタを検出してMPUに割り込み
信号を出力するハードウエアを使用した技術が広く使用
されていた。
込み信号を出力するハードウエアを使用した方法を、図
8に基づいて説明する。磁気ディスク装置は、ホストか
らのコマンドを受け取り、媒体にアクセスするものとす
る。
あるとして、セクタnからリード、ライト、またはフォ
ーマットライトを開始する場合、MPUはタイミングt
1の位置で特定セクタの検出回路にセクタn−1を検出
するように指示する(t1で割り込み回路起動)。
み信号により、MPUはタイミングt3の位置で、フォ
ーマット制御部に指令を出す(t3でフォーマット制御
部を起動する)。
nより、フォーマット制御部を動作させ、フォーマット
処理を行うことで、媒体に対するデータのリード/ライ
トを行う。
定セクタ長方式を採用している。この方式の場合、媒体
上のインデックスを起点として、円周方向に一定間隔
(セクタ長)でセクタを区切るセクタパルスを、ハード
ディスクコントローラ(HDC)に出力する必要があ
る。
は、ディスクの回転変動に同期させるために、一般に、
サーボクロックが用いられる。単一記録周波数でライト
(書き込み)する場合は、セクタ長に相当するサーボク
ロックのカウント数は、ディスク上のどのトラックでも
一定であるため、ディスクを起動する際に、一度カウン
タのロードレジスタにセクタ長を設定すればよい。
タ長を再ロードして、カウントし、カウンタのキャリー
アウト信号でセクタパルスを作成する。ところが、前記
CDR方式では、セクタ長に相当するサーボクロック数
がゾーン毎に異なるため、ヘッドがゾーンを越えて移動
する場合は、移動先のセクタパルスの位置が、インデッ
クスでカウンタをリセットするまで割り出すことができ
ない。従って、ヘッドがゾーンを移動する毎に、インデ
ックス待ちの時間が必要になる。
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :従来例1については、次のような課題があった。
すなわち、従来例1では、セクタn−1の割り込みが発
生してから、フォーマット制御部に指令を出すまでの時
間Ti(t2からt3までの時間)は、いかなる場合も
1セクタ時間Tsを超えてはならないので、セクタ割り
込み処理は、最も優先度の高い割り込み処理にして、セ
クタ割り込み処理中に、他の割り込みを割り込ませない
ようにする必要がある。
中の時間Tiはホスト側のインターフェースから見れ
ば、依然としてオーバーヘッドとなる。セクタ割り込み
処理のオーバーヘッドを無くすためには、特定セクタの
検出からフォーマット制御部の起動までの処理に、MP
Uが介入せず、ハードウェアにより直接起動することも
考えられる。
ディスク制御回路が製品化されている今日、特別なハー
ドウェアの付加は、これらの一般製品を設計することと
なり、コストの面で明らかに不利である。
では、セクタ長に相当するサーボクロック数がゾーン毎
に異なるため、ヘッドがゾーンを越えて移動する場合
は、移動先のセクタパルスの位置が、インデックスでカ
ウンタをリセットするまで、割り出すことができない。
従って、ヘッドがゾーンを移動する毎に、インデックス
待ちの時間が必要になる。
し、LSI化された磁気ディスク制御回路の一般製品に
は、できるだけ手を加えることなく、それらを使用しな
がら、磁気ディスク装置内部の媒体の回転待ち等に関す
るオーバーヘッドを削減することを目的としている。
気ディスク装置において、ヘッドがゾーンを跨いで移動
した場合でも、インデックス待ちをすることなく、移動
先のゾーンのセクタパルスを正確に発生できるようにす
ることを目的とする。
ディスク装置において、磁気ディスク装置の制御回路を
構成するLSI製品は、MPUよりフォーマット制御部
に指令を出して起動を行った後、最初のセクタパルス、
またはインデックスパルスに同期して、所定の動作を開
始する構造となっている。
クタパルスを、何らかの手段によって、所定のセクタに
達するまでマスクすることにより、MPUはフォーマッ
ト制御部に対し、任意の時点で指令を出しておくことが
でき、且つ、目標セクタからのリード/ライト等の動作
をMPUの介入無しで開始させることができる。
装置(CDR方式を採用しない通常の装置)、または、
CDR方式を採用したハードセクタ方式の磁気ディスク
装置に、目標セクタへのアクセス制御を行うMPUと、
該MPUが指示した目標セクタの直前までは、セクタパ
ルスをマスクしておき、目標セクタに達すると、前記マ
スクを解除して、フォーマット制御部に対し、セクタパ
ルスの発生を開始する手段を設けた。
に、インデックスを起点として、媒体の一回転をサーボ
クロックで計数し続ける計数手段を設けた。更に目標セ
クタへのアクセスを行う際に、現在ヘッドが通過してい
るセクタ番号を確認できるようにするため、MPUが指
示した目標セクタ番号をロードして、目標セクタ以降の
セクタを順次計数する計数手段を設けた。
ード、ライト、あるいはフォーマットライトを開始する
場合、先ず、MPUはセクタパルスをマスクする制御を
行う。この場合、MPUの制御で、前記のマスクする手
段により、セクタパルスをマスクする。
て指令を出して起動を行う。その後、ヘッドが目標セク
タに達したタイミングで、マスク状態を解除する。従っ
て、この時点で、セクタパルスを発生させてフォーマッ
ト制御部へ送出可能になる。そして、目標セクタの先頭
でセクタパルスを発生させ、フォーマット制御部へ送る
と、フォーマット制御部では、自動的にリード処理等を
開始する。
に、移動先のゾーンのセクタパルスを正確に発生させる
ことができ、目標セクタの先頭よりセクタパルスがフォ
ーマット制御部に入力するので、正確に目標セクタから
処理を開始できる。
起動された後、セクタパルスを受け取ると、自動的にリ
ード/ライト処理を開始するので、MPUはフォーマッ
ト制御部を起動後、他の制御を行うことが可能である。
従って、MPUのオーバーヘッドが解消される。
目標セクタへのアクセスを行う際に、現在ヘッドが通過
しているセクタ番号を確認できるようになっているの
で、効率の良い制御が可能になる。
する。以下の実施例は、CDR方式を採用した磁気ディ
スク装置の例である。
であり、図1〜図7中、6はインターフェース部(I/
F部)、7はドライブコントロール部、8はマイクロプ
ロセッサ(以下「MPU」と記す)、9はプログラマブ
ルROM(以下「P−ROM」と記す)、10はダイナ
ミックRAM(以下「DRAM」と記す)、11はデー
タバッファ、12はハードディスクコントローラ(以下
「HDC」と記す)、13は制御LSI(集積回路装
置)、14はリード/ライトLSI(集積回路装置)、
15はディジタルシグナルプロセッサ(以下「DSP」
と記す)、16はVCM制御回路、17は制御回路、1
8は復調回路、19はデコーダ(DEC)、22はフォ
ーマット制御部、23はセクタパルス制御部、26はボ
イスコイルモータ(以下「VCM」と記す)、27はD
Cモータ(直流モータ)、28はサーボヘッド(SRV
HEAD)、29はヘッドIC(HD IC)、30
はリード/ライトヘッド、33は位置カウンタ、34、
35はコンパレータ、36はセクタ長カウンタ、37は
セクタ番号カウンタ、38はターゲットレジスタ(TARG
REG)、39はサイズレジスタ(SIZE REG)、40は最
大値レジスタ(MAX REG )、41はセクタ番号レジスタ
(SCTN REG)、43はターゲットチェンジ信号発生部、
45はレジスタ、46はセクタパルス発生部、47、4
8はOR回路、49、50、51、56はAND回路、
52はインバータ、53はインデックスパルス発生部、
57、58、59はJK−FF(JK型フリップフロッ
プ回路)を示す。
りである。各信号について、*印はインバート信号(反
転信号)の意味である。*RDGT はリードゲート信号、*W
TGT はライトゲート信号、INDEX はインデックス信号、
SCTPL はセクタパルス、IDXPL はインデックスパルス、
RDCLK はリードクロック、WTCLK はライトクロック、SR
VCL 、または*SRVCLはサーボクロック、DRV Error はド
ライブエラー信号、*Index Load はインデックスロード
信号、Anglはアングル信号、Targはターゲット信号、Sc
t No. はセクタ番号信号、*TargChange はターゲット
チェンジ信号、Sct No En はセクタ番号イネーブル信
号、Max. Sctは最大セクタ信号、*Comp Inh は比較禁止
信号、Angl = Targ は目標セクタ一致信号、COはキャリ
ーアウト信号、Sct No. Set はセクタ番号セット信号、
Max. Sct Setは最大セクタセット信号を示す。以下の説
明では、前記各信号の記号を使用して説明する。
・図1参照 図1は磁気ディスク装置のブロック図である。図示のよ
うに、磁気ディスク装置は、インターフェース部(I/
F部)6と、ドライブコントロール部7と、ドライブの
ディスクエンクロージャ(DE)等で構成されている。
MPU8、P−ROM9、DRAM10、データバッフ
ァ11、HDC12が設けてあり、ドライブコントロー
ル部7には、、制御LSI13、リード/ライトLSI
14、DSP15、VCM制御回路16、制御回路1
7、復調回路18、デコーダ(DEC)19等が設けて
ある。
制御部22が設けてあり、制御LSI13には、セクタ
パルス制御部23が設けてある。更に、前記ディスクエ
ンクロージャ(DE)には、VCM26、DCモータ2
7、サーボヘッド(SRVヘッド)28、ヘッドIC
(HDIC)29、リード/ライトヘッド(R/Wヘッ
ド)30等が設けてある。前記各部は次の通りである。
各種制御を行うものである。 (2) :P−ROM9は、MPU8がアクセスする不揮発
性メモリであり、プログラムや、各種の制御情報等を格
納しておくものである。
スするメモリであり、MPU8のワーク用として使用す
るメモリである。例えば、MPU8は、装置の電源が投
入された時、媒体の制御領域に書かれている制御情報を
読み出して、DRAM10内に格納しておく。そして、
ホストからの指示により媒体へのアクセスを行う際、こ
の制御情報を参照しながら各部の制御を行う。
は、媒体のゾーンに関する情報や、各ゾーン毎のセクタ
長、最大セクタ番号のデータテーブル(このデータテー
ブルはMPUが作成する)等である。
がアクセスするメモリであり、例えば、ホストから転送
されたデータを格納したり、媒体からリードしたデータ
を格納したりするものである。
インターフェース制御、コマンドの授受、コマンドの解
析、データの転送制御等を行うものである。また、この
HDC12には、フォーマット制御部22が設けてあ
り、リード/ライトデータのフォーマット制御等も行
う。
制御を行ったり、内部に設けたセクタパルス制御部23
により、セクタパルスの制御等を行うものである。 (7) :リード/ライトLSI(R/WLSI)14は、
リード/ライトデータの復調/変調を行ったり、各種デ
ータ処理を行うものである。
により、サーボ制御等を行うものである。また、DSP
15は、媒体のサーボ情報面に書かれているサーボ情報
から、インデックス信号INDEX を作成し、制御LSI1
3内のセクタパルス制御部23に前記インデックス信号
INDEX を送出する。
標位置に位置づけする際にVCM26を制御するもので
ある。 (10):制御回路17は、DCモータ(スピンドルモー
タ)の制御を行うものである。
により、媒体のサーボ情報面から読み出したサーボ情報
の復調(サーボクロックSRVCL 等の復調)を行うもので
ある。
ーボクロックSRVCL は、復調回路18から制御LSI1
3内のセクタパルス制御部23に送出される。なお、こ
のサーボクロックSRVCL は、媒体のどの位置でも一定の
周波数の信号である。
ら送られたヘッドアドレスをデコードして、ヘッドIC
29に送るものである。 (13):フォーマット制御部22は、セクタパルス制御部
23からのインデックスパルスIDXPL とセクタパルスSC
TPL を受け取り、リード/ライトデータのフォーマット
制御を行うものである。
U8により起動された後、セクタパルス制御部23から
のセクタパルスSCTPL を受け取ると、フォーマット制御
を開始し、媒体へのリード/ライトを行う。
パルスの制御(詳細は後述する)を行うものである。 (15):VCM26は、ヘッドを目標セクタ位置に位置づ
けするものである。
スク)を回転させるものである。 (17):サーボヘッド28は、媒体のサーボ情報面に記録
されているサーボ情報を読み出すものである。
ヘッド(R/Wヘッド)30に対し、データの書き込み
や読み出しを行うものである。 (19):リード/ライトヘッド30は、媒体に対し、デー
タのリード/ライトを行うものである。
る。 (1) :リードゲート信号*RDGT は、HDC12から制御
LSI13、及びリード/ライトLSI14に対してリ
ードの指示を行う信号である。
12からリード/ライトLSI14に対してライトの指
示を行う信号である。この信号は、HDC12から制御
LSI13に送られ、その後制御LSI13からリード
/ライトLSI14に送られる。
サーボ面のサーボ情報から読み出した情報を基に、復調
回路18で復調した後、DSP15が作成した信号であ
り、DSP15から制御LSI13内のセクタパルス制
御部23に送られる。
クタ位置を示す信号であり、制御LSI13内のセクタ
パルス制御部23で発生させ、HDC12のフォーマッ
ト制御部22へ送る信号である。
インデックス信号INDEX を基に、制御LSI13内のセ
クタパルス制御部23で発生させ、HDC12のフォー
マット制御部22へ送る信号である。
データを読み出す時のクロックである。(7) :ライトク
ロックWTCLK は、媒体にデータを書き込む際のクロック
である。
ーボ面に記録されているサーボ情報から復調して得られ
る信号である。この信号は、サーボヘッド28で読み出
した信号を、復調回路18で復調することにより得られ
る信号であり、この復調回路18から制御LSI13内
のセクタパルス制御部23に送られる。なお、このサー
ボクロックSRVCL の周波数は、媒体のどの位置でも同じ
である。
VCM制御回路16、制御回路17、及びヘッドIC2
9から、制御LSI13内のセクタパルス制御部23へ
送られる信号である。
・・・図1参照 前記磁気ディスク装置の動作の概要は次の通りである。
ホストがコマンドを発行すると、このコマンドはHDC
12が受け取り、その内容を解析すると共に、前記コマ
ンドの内容をMPU8に通知する。以後、MPU8は前
記コマンドの実行を制御する。
のリード/ライトの指示を受け取ると、アクセスする媒
体のシリンダ、ヘッド、及びセクタ等を計算し、制御L
SI13を介してDSP15にヘッドのシーク命令を出
す。DSP15では、VCM制御回路16に制御信号を
送り、ヘッドのシークを行う。
セクタパルス制御部23に、目標セクタのデータ(詳細
は後述する)を設定する。このデータの設定により、セ
クタパルス制御部23では、セクタパルスとインデック
スパルスをマスクする。
部22に指示を出して起動を行う。以降、前記コマンド
によるデータのリード/ライトはフォーマット制御部2
2が行う。
り起動されると、セクタパルス制御部23からのセクタ
パルスSCTPL を待ち、該セクタパルスSCTPL を受け取る
と、現在目標セクタにヘッドが位置決めされたことを確
認する。
ーマット制御を行い、リード/ライトLSI14に対し
て指示を出し、媒体からのデータのリード/ライトを開
始する。
ンクロバイトにより同期をとり、その後、媒体のヘッダ
部にあるID領域からID情報を読み出し、該ID情報
として書かれているシリンダ番号、ヘッド番号、及びセ
クタ番号が、目標セクタのものと一致するか否かを判断
する。
ば、何もせずに次のセクタパルスを待つが、ID情報が
一致すれば、そのセクタのデータ領域に対し、データの
リード/ライトを行う。また、フォーマットライトの場
合は、前記と同様にして、ヘッダ部にID情報等を書き
込む。
信号の説明・・・図2参照 図2はセクタパルス制御部のブロック図である。図示の
ように、磁気ディスク装置に設けたセクタパルス制御部
23には、位置カウンタ33、コンパレータ34、3
5、セクタ長カウンタ36、セクタ番号カウンタ37、
ターゲットレジスタ38、サイズレジスタ39、最大値
レジスタ40、セクタ番号レジスタ41、ターゲットチ
ェンジ信号発生部43、レジスタ45、セクタパルス発
生部46、OR回路47、48、AND回路49、5
0、51、インバータ52、インデックスパルス発生部
53等が設けてある。
なお、各信号について、*印はインバート信号(反転信
号)の意味である。また、図の三角印(OR回路48、
コンパレータ35、セクタ長カウンタ参照)は、インバ
ータを示す。
d は、インデックスパルス発生部53にインデックス信
号INDEX が入力し、インデックスパルスIDXPL を発生し
た際に出力される信号である。このインデックスロード
信号*Index Load は、セクタ番号カウンタ37、位置カ
ウンタ33、OR回路48に送られる。
33がカウントした値であり、媒体の回転角度に対応し
たサーボクロック*SRVCL の計数値である。 (3) :ターゲット信号*Targ は、ターゲットレジスタ3
8の出力信号であり、MPU8が設定したターゲットレ
ジスタ38の値(目標セクタポジション)である。
番号カウンタ37の出力信号(カウントした値を示す信
号)である。 (5) :ターゲットチェンジ信号*Targ Change は、ター
ゲットチェンジ信号発生部43から出力される信号であ
る。この信号は、セクタ番号カウンタ37、AND回路
50、51、レジスタ45に送られる。
Enは、AND回路49から出力される信号であり、この
信号は、セクタ番号カウンタ37に送られる。 (7) :最大セクタ信号Max. Sctは、最大値レジスタ40
にセットされた値(最大セクタ長)である。この信号
は、最大値レジスタ40からコンパレータ35へ送られ
る。また、最大セクタセット信号Max Sct Set は、最大
値レジスタ40に値がセットされた際に出力される信号
である。前記最大セクタセット信号Max Sct Set は、タ
ーゲットチェンジ信号発生部43に送られる。
は、コンパレータ34から出力される信号である。この
信号は、ターゲットレジスタ38から出力されるターゲ
ット信号Targと、位置カウンタ33から出力されるアン
グル信号Anglとが一致した場合に出力される。
カウンタ36がカウントを行って、キャリーアウトとな
った場合に出力する信号である。 (10):セクタ番号セット信号Sct No Setは、セクタ番号
レジスタ41に値をセットした際に出力される信号であ
る。前記セクタ番号セット信号Sct No Setは、ターゲッ
トチェンジ信号発生部43に送られる。
と、動作の説明・・・図2参照 以下、前記信号を使用して、セクタパルス制御回路の各
部の機能と、動作を説明する。
を起点として、ディスク一回転をサーボクロック*SRVC
L でカウントし続けるカウンタである。この位置カウン
タ33には、クロック端子CLK にサーボクロック*SRVC
L (図1の復調回路18から送られたサーボクロックSR
VCL を反転させた信号)が入力し、クリア端子CLR にイ
ンデックスロード信号*Index Load が入力する。
ト)された後、次の*Index Load でクリアされるまで
(ディスクの一周に一度クリアされる)、*SRVCLをカウ
ントし、その計数値をアングル信号Anglとして出力し続
ける。
8は、MPU8が目標セクタポジション(目標セクタ位
置)を設定するレジスタである。このターゲットレジス
タ(TARG REG)38の値は、コンパレータ34へ出力さ
れる。
は、MPU8がセクタ長(セクタサイズ)を設定するレ
ジスタである。このサイズレジスタ39の値は、セクタ
長カウンタ36へ送られる。
は、MPU8が最大セクタ番号(セクタ番号の最大の
数)を設定するレジスタである。この最大値レジスタ4
0の値はコンパレータ35へ送られる。
1は、MPU8が、目標セクタ番号を設定するレジスタ
である。このセクタ番号レジスタ41の値は、*Targ Ch
angeによりセクタ番号カウンタ37にロードされる。
33の値と、ターゲットレジスタ38の値を比較するも
のである。コンパレータ34では、前記の比較を行い、
両者が一致すると、目標セクタ一致信号Angl = Targ を
出力する。
ジスタ39の値をロードして、サーボクロック*SRVCLを
カウントするカウンタである。この場合、ロード端子LO
ADにローレベル信号Lが入力すると、前記サイズレジス
タ39の値をロード(ロード中は*SRVCL をカウントし
ないで停止している)し、その後、ロード端子がハイレ
ベルになると、*SRVCLのカウントを開始する。
れたセクタ長だけ*SRVCL をカウントすると、キャリー
アウト信号COを出力する。すなわち、セクタ長に相当す
る時間間隔でキャリーアウト信号COを出力する。このキ
ャリーアウト信号COは、AND回路49、OR回路47
を介してセクタパルス発生部46へ送られる。
記キャリーアウト信号COを入力するとセクタパルスSCTP
L を発生する。 (8) :セクタ番号カウンタ37は、セクタ番号レジスタ
41の値をロードして、セクタ毎にサーボクロック*SRV
CLをカウントするレジスタである。
パルス発生部53から出力される*Index Load でクリア
(リセット)され、AND回路49から出力されるSect
NoEnで*SRVCLを1だけカウントする(前回のセクタ番
号値+1のカウント)。
36から出力されるキャリーアウト信号COによりAND
回路49から出力される信号であり、セクタパルスが出
力されると、Sct No En がハイレベルとなって、*SRVCL
をカウント(+1)する。
ら、次の*Index Load でクリアされるまでの間、セクタ
パルスが出力される度に、+1のカウントを行う。この
ため、セクタ番号カウンタ37からは、その計数値に応
じたセクタ番号信号Sct No. が出力される。
ウンタ37の値と、最大値レジスタ40の値を比較する
ものである。コンパレータ35では、セクタ番号カウン
タ37から出力されるSct No. と、最大値レジスタ40
から出力されるMax. Sctを比較し、両者が一致すると
(セクタ番号が最大値になると)、一致したことを示す
信号*Sct No. = Max. Sct を出力する。この信号はAN
D回路49に入力し、該AND回路49からキャリーア
ウト信号COが出力されないようにマスクする。 (10):ターゲットチェンジ信号発生部43は、ターゲッ
トチエンジ信号*TargChangeを発生させるものである。
するために、セクタ番号レジスタ37の値を設定するも
のである。 (12):セクタパルス発生部46は、セクタ長カウンタ3
6のキャリーアウト信号CO、またはコンパレータ34か
ら出力される目標セクタ一致信号Angl = Targからセク
タパルスを作成するものである。
インデックス信号INDEX を入力して、インデックスパル
スIDXPL を発生させるものである。また、インデックス
パルス発生部53では、インデックスパルスIDXPL を発
生した場合、インデックスロード信号*Index Load を出
力する。
ローレベルの場合、または*Index Load がローレベルの
場合、或いはOR回路47の出力がハイレベル(インバ
ータ52の出力がローレベル)の場合に、セクタ長カウ
ンタ36にローレベルLの信号を送り、該セクタ長カウ
ンタ36をロード状態にするものである。
がハイレベルHの時にセクタパルス発生部46から出力
されるセクタパルスSCTPL を通過させ、前記*Targ Cha
ngeがローレベルの時に、前記セクタパルスSCTPL が出
力しないようにマスクする回路である。
ハイレベルの時にインデックスパルス発生部53から出
力されるIDXPL を通過させ、*Targ Change がローレベ
ルの時に、前記IDXPL をこの回路から出力しないように
マスクする回路である。
5から出力される*Sct No. = Max.Sct がハイレベルの
時はセクタ長カウンタ36から出力されるキャリーアウ
ト信号COを通過させ、前記*Sct No. = Max. Sct がロー
レベルの時は、前記キャリーアウト信号COがこの回路か
ら出力しないようにマスクする回路である。
明・・・図3参照 図3はターゲットチェンジ信号発生部のブロック図であ
る。以下、図3に基づいて、前記ターゲットチェンジ信
号発生部を説明する。
号発生部53は、JK−FF(JK型フリップフロップ
回路)57、58、59と、AND回路56で構成され
ている。
57の出力信号、*Targ Change はJK−FF59の出
力信号(*印は全て反転信号を示す)である。例えば、
ハイレベルをH、ローレベルをLとした場合、JK−F
F57では、Max. Sct Set=Hで、Sct No. Set =Lの
時、*Comp Inh =Lで、Max. Sct Set=Lで、Sct No.
Set =Hの時、*Comp Inh =Hとなる。
Hで、Max. Sct Set=Lの時、出力=Lで、DRV Error
=Lで、Max. Sct Set=Hの時、出力=Hとなる。更
に、JK−FF59では、Max. Sct Set=HでAND回
路の出力=Lの時、*Targ Change =Lで、Max. Sct S
et=LでAND回路の出力=Hの時、*Targ Change =
Hとなる。
装置においては、CDR(Constant Density Recordin
g) 方式を採用して、データの記録を行っている。この
CDR方式の概要は次の通りである。
は、媒体(磁気ディスク)上の1つのトラックを複数個
に分割してセクタとし、各セクタを単位として、データ
のライト/リードを行っている。
方向に向けてその半径が大きくなっているため、媒体の
回転時には、各シリンダ毎に、ヘッドに対する相対速度
(周方向の移動速度)が異なる。
く、外周側へ行くに従って速度が速くなっている。この
ため、シリンダの内周部に比べて、外周側での記録ビッ
ト密度が小さくなる(1ビット長が長くなる)。
リンダの領域を、その半径方向に複数のゾーン(領域)
Z0、Z1、Z2、Z3に分割する(実際にはもっと多
数のゾーン、例えば、12のゾーンに分割する)。
(記録周波数を変えて)記録することにより、記録密度
を均一化する方式が考えられている。このような記録方
式をCDR方式と呼んでいる。
ーンZ3とし、その内側をゾーンZ2、その内側をゾー
ンZ1、最内周のゾーンをゾーンZ0とする。そして、
各ゾーンのセクタ数SNを、ゾーンZ3がSN=N3、
ゾーンZ2がSN=N2、ゾーンZ1がSN=N1、ゾ
ーンZ0がSN=N0とした時、N3>N2>N1>N
0の関係となるように設定する。
に向けて、セクタ数を増やすことにより、記録ビット密
度(ビットの長さ)の均一化を達成し、全体での記録容
量を増加させることができる。
御領域、またはP−ROM9に書き込んであり、磁気デ
ィスク装置の電源立ち上げ時にMPU8がゾーンの情報
を読み出し、この情報をDRAM10に書き込んでお
く。そして、使用時には、MPU8がDRAM10から
データを読んで制御を行う。
B参照 図4Bはデータテーブル例を示した図である。このデー
タテーブルは、MPU8がDRAM10内に作成したデ
ータテーブルであり、媒体の各ゾーン毎に、セクタ長と
最大セクタ番号のデータが格納されている。
であり、例えば、ゾーン0ではセクタ長がS0、最大セ
クタ番号がM0となっている。また、ゾーン1ではセク
タ長がS1、最大セクタ番号がM1となっている。
からリード/ライトの指示を受けた際、必要なデータを
読み出して、セクタパルス制御部23のレジスタに設定
するためのものである。
て作成する。すなわち、磁気ディスク装置の媒体(磁気
ディスク)には、制御情報を書き込む領域が設けてあ
り、この領域には、前記各ゾーン毎のトラック容量、書
き込み周波数等の制御情報が書き込まれている。
の電源立ち上げ時に、媒体から、前記制御情報を読み出
すことにより、DRAM10内に前記データテーブルを
作成しておく。
アクセスする先のゾーンのセクタ長をサーボクロックで
換算した値であり、MPU8がこの計算を行って、デー
タテーブルに格納しておく。
・・図2参照 以下、図2、図3に基づいて、セクタパルス制御回路の
動作を説明する。なお、以下の説明は、前記CDR方式
を採用した場合の処理である。
タのライト、またはリードの指示を受けると、コマンド
の情報を基に、アクセスするディスクのシリンダ番号、
ヘッド番号、及びセクタ番号の各値を計算し、制御LS
I13を介して、DSP15にヘッドのシーク命令を出
す。
があるゾーンの最大セクタ番号(MAX )、セクタ長(セ
クタサイズ)(SIZE)、目標セクタ位置(TARG)、目標
セクタの番号(SCTN)の各値を、図2に示した各レジス
タ40、39、38、41に、この順で設定する。
ーンの最大セクタ番号を設定し、次に、サイズレジスタ
39にセクタ長を設定する。その後、ターゲットレジス
タ38に目標セクタ位置(目標セクタポジション)を設
定し、最後に、セクタ番号レジスタ41に、目標セクタ
の番号を設定する。
クタ長(セクタサイズ)(SIZE)は、アクセスする先の
ゾーンのセクタ長をサーボクロックで換算した値であ
り、予め、DRAM10に格納してあるデータテーブル
の値を読み出して設定する。
ンの最大セクタ番号も、予め、DRAM10に格納して
あるデータテーブルの値を読み出して設定する。また、
ターゲットレジスタ38に設定する目標セクタポジショ
ンは、サイズレジスタ39に設定する値と、セクタ番号
レジスタ41に設定する値の積の値をMPU8が計算し
て求めた値である。
を設定すると、Max. Sct SetがハイレベルHとなり、タ
ーゲットチェンジ信号発生部43のJK−FF57、5
9がセットされ、その出力であるターゲットチェンジ信
号*Targ Change がローレベルLになる。
の信号は、AND回路50、51へ送られ、この回路
で、インデックスパルス発生部53から出力されるイン
デックスパルスIDXPL と、セクタパルス発生部46から
出力されるセクタパルスSCTPLをマスクする。この状態
で、IDXPL とSCTPL はHDC12に出力しない。
と、セクタ長カウンタ36と、セクタ番号カウンタ37
をロード状態にする。このため、セクタ長カウンタ36
は、次のサーボクロックで新しいサイズレジスタ39の
値をロードし、セクタ番号カウンタ37は、セクタ番号
レジスタ41の新しい値をロードする。
較禁止信号*Comp Inh が出力されると、AND回路56
はゲートオフの状態となるから、AND回路56に入力
するAngl = Targ をマスクして出力させない。
Angl = Targ をマスクする。次に、セクタ番号レジスタ
41に値を設定すると、セクタ番号セット信号Sct No.
SetがハイレベルHになる。
43のJK−FF57がリセットされ、*Comp Inh がハ
イレベルHになり、Angl = Targ のマスクを解除する。
このAngl = Targ のマスクは、4個のレジスタ38〜4
1の設定が終わらない内に、ターゲットの検出が行われ
るのを防止するためである。
が解除された後、位置カウンタ33と、ターゲットレジ
スタ38の一致がとれると、コンパレータ34は、目標
セクタ一致信号Angl = Targ を出力(ハイレベル信号に
する)する。このAngl = Targ は、JK−FF59をリ
セットし、*Targ Change をハイレベルHにする。
ルスを出力するため、OR回路47を介してセクタパル
ス発生部46に送られ、一回だけ、セクタパルスSCTPL
を発生させる。
したセクタパルスSCTPL は、AND回路50を介して
(この場合*Targ Change はハイレベルなので、AND
回路50のゲートは開いている)MPU8へ送られる。
クタ長カウンタ36のロード端子*LOAD はハイレベルと
なるから、セクタ長カウンタ36は、サーボクロック*
SRVCL をカウントし始める。そして、ロードした値まで
カウントすると、キャリーアウト信号COを出力する。
49を通り、OR回路47を介してセクタパルス発生部
46に送られ、セクタパルスSCTPL を発生する。また、
前記キャリーアウト信号COが出力されると、この信号は
インバータ52、OR回路48を介して、セクタ長カウ
ンタ36のロード端子LOADにローレベル信号として入力
する。これにより、セクタ長カウンタ36では、再びサ
イズレジスタ39の値をロードする。これを繰り返し
て、セクタパルスSCTPL をセクタ長(セクタサイズ)毎
に発生してHDC12へ出力する。
D回路49からセクタ番号イネーブル信号Sct No En と
して出力し、セクタ番号カウンタ37のイネーブル端子
ENに入力する。このSct No En の入力により、セクタ番
号カウンタ37は、セクタ番号レジスタ41からロード
した値を1回カウントアップする。
クタパルスSCTPL が発生する毎に、セクタ番号が加算さ
れていく。このセクタ番号カウンタ37のデータ出力を
リードすることにより、MPU8は現在のセクタ番号を
知ることができる。
カウンタ37のカウント値が最大値レジスタ40の値に
達すると、コンパレータ35は、Sct No. とMax. Sctが
等しくなったことを示す信号*Sct No = Max. Sctを出力
する。
路49に入力し、セクタ長カウンタ36から出力される
キャリーアウト信号COをマスクして、以降のセクタパル
スSCTPL の出力を止める。
D回路49に入力すると、セクタ長カウンタ36から出
力されるキャリーアウト信号COは、OR回路47、及び
セクタパルス発生部46に入力しなくなるため、セクタ
パルス発生部46からセクタパルスが出力されない(マ
スクされる)。
来ると、インデックスパルイ発生部53がインデックス
パルスIDXPL を出力し、このIDXPL をAND回路51を
介してHDC12に出力する。
53から出力されるインデックスロード信号*Index Loa
d を、OR回路48を介してセクタ長カウンタ36のロ
ード端子LOADに印加すると共に、セクタ番号カウンタ3
7のクリア端子CLR にも送出する。
状態となり、サイズレジスタ39の値を再ロードして、
サーボクロック*SRVCL のカウントを開始すると共に、
セクタ番号カウンタ37は、クリア(リセット)されて
セクタ番号を0にし、次のセクタパルスからカウントア
ップを開始する。
1に値を設定してから、目標セクタがくるまで、セクタ
番号カウンタ37は、目標セクタ番号をロードしたまま
であるため、MPU8からセクタ番号をリードすること
はできない。
信号*Targ Change をレジスタ45の余ったビットに立
てて、MPU8がレジスタ45をリードした時、このビ
ットに1が立っているか判断すると良い。
の位置を知る必要がある場合は、MPU8は、位置カウ
ンタ33のデータを読み出せばよい。ゾーンを切り換え
た場合は以上のように動作するが、ゾーンの切り換えを
伴わないリード/ライト動作の場合も、以上の動作を行
う。
タの動作説明・・・図5参照 図5はタイムチャート1(位置カウンタ)である。例え
ば、タイミングt1で位置カウンタ33にインデックス
ロード信号*Index Load が入力すると、位置カウンタ3
3ではクリア(リセット)を行う。そして、タイミング
t1以降、サーボクロック*SRVCL をカウントし続け
る。
d が入力すると、位置カウンタ33をクリアし、以降、
サーボクロック*SRVCL をカウントし続ける。このよう
な動作を繰り返して行い、位置カウンタ33からアング
ル信号Anglを出力する。
るアングル信号Anglは、媒体の回転角度に応じた*SRVC
L の計数値である。なお、位置カウンタ33の計数値
は、MPU8が任意に読み出すことができるようになっ
ている。従って、MPU8では、位置カウンタ33から
前記値を読み出すことにより、ヘッドの現在位置を知る
ことが可能であり、これにより、効率良く目標セクタの
設定を行うことができる。
カウンタ、セクタ長カウンタの動作説明・・・図6参照 図6はタイムチャート2(セクタ番号カウンタ、セクタ
長カウンタ)である。以下、図6に基づいて、セクタ番
号カウンタ37と、セクタ長カウンタ36の動作を説明
する。
パルス発生部53からインデックスロード信号*Index L
oad が出力されると、この*Index Load により、セクタ
長カウンタ36では、ロード端子LOADにローレベル信号
が入力し、サイズレジスタ39の値をロードする。
タ長カウンタ36では、ロード端子LOADの信号がハイレ
ベルになり、サーボクロック*SRVCL のカウントを開始
する。その後、セクタ長カウンタ36では、設定された
数だけ*SRVCL を計数すると、タイミングt2でキャリ
ーアウト信号COを出力する。
49、OR回路47を通り、セクタパルス発生部46に
入力してセクタパルスSCTPL を発生させる。また、前記
キャリーアウト信号COにより、AND回路49からセク
タ番号イネーブル信号Sct NoEn が出力され、このSct N
o En がセクタ番号カウンタ37のイネーブル端子ENに
入力する。
ネーブル状態となり、セクタ番号レジスタ41からロー
ドした値を1回カウントアップする。そして、セクタ番
号カウンタ37からは、前記カウントした値をセクタ番
号信号Sct No. として出力する。
3、t4・・・において、セクタ長カウンタ36から順
次キャリーアウト信号COを出力し、セクタ毎にセクタパ
ルスSCTPL を発生させる。
り、セクタ番号イネーブル信号Sct NoEn を発生させて
セクタ番号カウンタ37へ入力し、該セクタ番号カウン
タ37でセクタパルスの発生毎に1回のカウントアップ
を行い、順次セクタ番号をカウントする。
ス制御部の動作説明・・・図7参照 図7はタイムチャート3(セクタパルス制御部)であ
る。以下、図7のタイムチャートに基づいて、セクタパ
ルス制御部の動作を説明する。なお、この例は、コマン
ド(例えば、リードコマンド)受領によりセクタnにア
クセスする例である。
クタパルス発生部、は比較禁止信号*Comp Inh 、は
目標セクタ一致信号Angl = Targ 、はセクタ番号カウ
ンタの各タイミングを示す。また、t1〜t6は各タイ
ミングを示す。
ndex Load でクリアされた後、サーボクロック*SRVCL
をカウントし続けている。また、セクタパルス発生部4
6では、セクタ長カウンタ36からキャリーアウト信号
COが出力される度に、セクタパルスSCTPL を発生させて
いる。
クタパルスSCTPL の発生時に1回のカウントアップを行
うことでセクタ番号をカウントし、カウントしたセクタ
番号信号Sct No. を出力している。
例えば、タイミングt1でホストからのリードコマンド
を受領したとする。このコマンドの受領により、MPU
8はヘッドのシーク制御を行い、セクタパルス制御部2
3の各レジスタ38〜41に値を設定する。
大値レジスタ40に最大セクタ番号(Max Sct )を設定
し、その後、サイズレジスタ39にセクタ長(Sct Siz
e)を設定し、その後、ターゲットレジスタ38に目標
セクタ位置(セクタポジション)(Targ Pos)を設定
し、最後に、タイミングt4でセクタ番号カウンタ41
に目標セクタ番号(Sct No)を設定する。
いる途中のタイミングt3において、MPU8は、フォ
ーマット制御部33を起動する。前記の処理により、先
ずタイミングt2で、最大値レジスタ40に最大セクタ
番号(Max Sct )が設定されたことにより、ターゲット
チェンジ信号発生部43の最大セクタセット信号Max. S
ct Setがハイレベルとなり、JK−FF57から出力さ
れる比較禁止信号*Comp Inh がハイレベルHからローレ
ベルLになる。
ターゲットチェンジ信号*Targ ChangeがハイレベルHか
らローレベルLになる。また、この状態では、*Comp In
h がローレベルLであるから、コンパレータ34から出
力される目標セクタ一致信号Angl = Targ は、AND回
路56によりマスクされ、消去される。
g ChangeがローレベルLになると、この*Targ Changeが
AND回路50、51に入力し、インデックスパルス発
生部53から出力されるインデックスパルスIDXPL と、
セクタパルス発生部46から出力されるセクタパルスSC
TPL をマスクして、消去する。
るが、この間、インデックスパルスIDXPL とセクタパル
スSCTPL はHDC12に出力しない。そして、タイミン
グt4で、MPU8がセクタ番号カウンタ41に目標セ
クタ番号を設定すると、セクタ番号セット信号Sct No.
Set がハイレベルHとなり、ターゲットチェンジ信号発
生部43のJK−FF57に入力する。
より、JK−FF57から出力される*Comp Inh がハイ
レベルHになる。このため、AND回路56のマスク状
態は解除され、Angl = Targ の比較が開始される。
いので、JK−FF59から出力される*Targ Changeは
ローレベルのままであり、インデックスパルスIDXPL と
セクタパルスSCTPL はHDC12に出力しない。
が設定したターゲットレジスタ38の値と、位置カウン
タ33の値を比較し、両者が一致すると、比較一致信号
Angl= Targ を出力(ハイレベル信号を出力)する。
置であるセクタnに達したタイミングt5で、コンパレ
ータ34は、ハイレベルの信号であるAngl = Targ を出
力する。このAngl = Targ はターゲットチェンジ信号発
生部43のAND回路56に入力し、AND回路56の
出力をハイレベルにする。
59から出力されるターゲットチェンジ信号*Targ Chan
geがハイレベルHとなる。この*Targ Changeがハイレベ
ルになると、AND回路50、51のマスク状態は解除
される。従って、この時点で、セクタパルスSCTPL とイ
ンデックスパルスIDXPL をHDC12へ送出可能にな
る。
= Targ の出力により、該*Targ ChangeをOR回路47
を介してセクタパルス発生部46に送り、最初のセクタ
パルスSCTPL を発生させる。その後、セクタ長カウンタ
36からのキャリーアウト信号COによりセクタパルスを
発生させ、HDC12へセクタパルスを送る。
生させ、HDC12へ送ると、HDC12のフォーマッ
ト制御部22では、リード処理等を開始する。 (他の実施例)以上実施例について説明したが、本発明
は次のようにしても実施可能である。
装置に限らず、このような方式を採用しない固定セクタ
長方式の磁気ディスク装置にも同様に適用可能である。 (2) :磁気ディスク装置の構成は、前記実施例の構成に
限らず、他の同様な構成の磁気ディスク装置にも適用可
能である。
のような効果がある。 (1) :従来例のように、セクタの検出を行う際、優先度
の高い割り込み処理を一切必要とせずに、正確に目標セ
クタからのリード/ライト処理を実現できる。従って、
ホスト側のインターフェースに影響するオーバーヘッド
は無くなる。
が割り込んだとしても、動作は保証され、処理時間に関
する制約は一切不要となり、信頼性の高いシステムを構
築することが可能となる。
ウェアの変更も必要なく、LSI化された磁気ディスク
制御回路の一般製品には手を加えることなく、それらを
使用しながら、磁気ディスク装置の内部制御のオーバー
ヘッドを削減することが可能である。また、前記LSI
化された一般製品が使用可能なので、装置のコストダウ
ンも可能である。
装置において、ヘッドがゾーンを跨いで移動しても、イ
ンデックス待ちをせずに、目標セクタ位置で、セクタパ
ルスを、フォーマット制御部へ出力することが可能であ
る。従って、従来のようなインデックス待ちの時間も無
くなり、処理の高速化ができる。
クスパルスIDXPL 、及びセクタパルスSCTPL をマスクし
て消去し、目標セクタに達すると、セクタパルスを出し
始めている。このため、前記セクタパルスにより、フォ
ーマット制御部の制御を自動的に開始させることができ
る。
タ番号をロードしておき、目標セクタ以降のセクタを順
次カウントしていくので、このセクタ番号カウンタの値
を読み出すことにより、フォーマット制御部、或いはM
PUは、現在のセクタ番号を即時に得ることができる。
1周をカウントする位置カウンタの値をMPUがリード
することにより、ヘッドの現在位置を知ることができ
る。従って、MPUは、効率良く、目標セクタを設定す
ることが可能になる。
である。
図である。
のブロック図である。
ブル例を示した図である。
タ)である。
カウンタ、セクタ長カウンタ)である。
ス制御部)である。
Claims (13)
- 【請求項1】 目標セクタへのアクセス制御を行う制御
手段(8)を備えると共に、 媒体のサーボ情報面に書き込まれた信号を基に、セクタ
パルス(SCTPL )を発生させ、 これらのセクタパルス信号により、フォーマット制御を
行うディスク装置において、 前記制御手段(8)が指示した目標セクタの直前まで、
セクタパルス(SCTPL)をマスクして発生させず、 目標セクタに達すると、前記マスクを解除して、セクタ
パルスを発生させるセクタパルス制御手段(23)を設
けたことを特徴とするディスク装置。 - 【請求項2】 目標セクタへのアクセス制御を行う制御
手段(8)を備えると共に、 シリンダに応じて周波数を切り換え、データの記録/再
生を行い、 かつ、媒体のサーボ情報面に書き込まれた信号を基に、
セクタパルス(SCTPL)を発生させ、 これらのセクタパルスにより、フォーマット制御を行う
ディスク装置において、 前記制御手段(8)が指示した目標セクタの直前まで、
セクタパルス(SCTPL )をマスクして発生させず、 目標セクタに達すると、前記マスクを解除して、セクタ
パルスを発生させるセクタパルス制御手段(23)を設
けたことを特徴とするディスク装置。 - 【請求項3】 前記セクタパルス制御手段(23)は、
媒体のサーボ情報面から検出したインデックス信号(IN
DEX )によりリセットされ、媒体のサーボ情報より検出
した一定周波数のサーボクロック(*SRVCL )を計数す
るサーボクロック計数手段(33)と、 目標セクタに対応するサーボクロック数と、前記サーボ
クロック計数手段(33)の値を比較する比較手段(3
4)と、 前記比較手段(34)からの一致信号(Angl = Targ )
によりセクタパルスのマスクを解除するマスク手段(4
3)と、 前記一致信号(Angl = Targ )により、セクタパルスを
発生するセクタパルス発生手段(46)とを有すること
を特徴とした請求項1または2記載のディスク装置。 - 【請求項4】 前記セクタパルス制御手段(23)は、
更に、セクタパルス信号によりリセットされ、セクタ長
に相当するサーボクロック数を計数すると、計数終了信
号(CO)を出力するセクタ長計数手段(36)と、 前記計数終了信号(CO)によりセクタパルスを発生する
セクタパルス発生手段(46)とを有することを特徴と
した請求項3記載のディスク装置。 - 【請求項5】 前記比較手段(34)は、目標セクタに
対応したサーボクロック数を格納する目標セクタ格納手
段(38)を備えていることを特徴とした請求項3記載
のディスク装置。 - 【請求項6】 前記セクタ長計数手段(36)は、セク
タ長に相当するサーボクロック数を格納するセクタ長格
納手段(39)を備えていることを特徴とした請求項4
記載のディスク装置。 - 【請求項7】 前記セクタパルス制御手段(23)は、
前記制御手段(8)より目標セクタ番号がセットされ、
目標セクタ以降のセクタパルスを順次計数するセクタパ
ルス計数手段(37)を有することを特徴とした請求項
1、または2記載のディスク装置。 - 【請求項8】 前記セクタパルス制御手段(23)は、
更に、前記セクタパルス計数手段(37)の計数した値
と、最大セクタ番号を比較する比較手段(35)と、 前記最大セクタ番号を超えた時、セクタパルスをマスク
するマスク手段(49)を有することを特徴とした請求
項7記載のディスク装置。 - 【請求項9】 前記セクタパルス計数手段(37)は、
前記目標セクタ番号を格納する目標セクタ番号格納手段
(41)を備えていることを特徴とした請求項7記載の
ディスク装置。 - 【請求項10】 前記比較手段(35)は、最大セクタ
番号を格納する最大セクタ番号格納手段(40)を備え
ていることを特徴とした請求項7記載のディスク装置。 - 【請求項11】 前記セクタパルス制御手段(23)
は、目標セクタへのアクセスを行う際に、目標セクタ以
前でドライブ側がエラーを検出した場合、 そのエラー信号(DRV Error )に基づいて、セクタパル
ス(SCTPL )をマスクするマスク手段(43)を有する
ことを特徴とした請求項1、または2記載のディスク装
置。 - 【請求項12】 媒体のサーボ情報面に書き込まれた信
号を基に、セクタパルス(SCTPL )を発生させ、 これらの信号により、フォーマット制御を行うディスク
装置において、 目標セクタへのアクセスを行う際、目標セクタに達する
直前までの間は、セクタパルスをマスクして発生させ
ず、 目標セクタに達すると、前記マスクを解除して、セクタ
パルスを発生させることを特徴としたディスク装置のセ
クタ制御方法。 - 【請求項13】 目標セクタへのアクセス制御を行う制
御手段(8)を備えると共に、 シリンダに応じて周波数を切り換え、データの記録/再
生を行い、 かつ、媒体のサーボ情報面に書き込まれた信号を基に、
セクタパルス(SCTPL)を発生させ、 これらのセクタパルスにより、フォーマット制御を行う
ディスク装置において、 目標セクタへのアクセスを行う際、目標セクタに達する
直前までの間は、セクタパルスをマスクして発生させ
ず、 目標セクタに達すると、前記マスクを解除して、セクタ
パルスを発生させることを特徴としたディスク装置のセ
クタ制御方法。
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