JPH064221A - バッファ制御回路および回転形記憶装置 - Google Patents

バッファ制御回路および回転形記憶装置

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JPH064221A
JPH064221A JP16252992A JP16252992A JPH064221A JP H064221 A JPH064221 A JP H064221A JP 16252992 A JP16252992 A JP 16252992A JP 16252992 A JP16252992 A JP 16252992A JP H064221 A JPH064221 A JP H064221A
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JP
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cycle
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JP16252992A
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English (en)
Inventor
Takiichi Takeuchi
瀧一 竹内
Akito Ogino
昭人 荻野
Mitsuo Oyama
光男 大山
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッファや回転形記憶媒体の利用効率を低下
させることなく、データ転送速度を向上させることが可
能な回転形記憶装置を提供する。 【構成】 ディスクドライブ50と等価なGAPおよび
データが混在した形式で保持し、ディスクコントローラ
200からの読出要求に応答するバッファ60を制御す
るバッファ制御回路100は、バッファ管理部20,バ
ッファアドレス制御部30,データ制御部40およびア
クセスサイクル制御部10を備え、アクセスサイクル制
御部10は、データ転送中にのみ“1”となるようにデ
ィスクコントローラ200から発行されるXFER信号
に基づいて、GAP部分のアクセスではアクセススピー
ドを遅く、データ部分のアクセスでは速くするように、
バッファアドレス制御部30のアドレスカウントアップ
速度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッファ制御技術およ
び回転形記憶装置に関し、特に、磁気ディスク装置など
の回転形記憶装置に備えられたデータバッファの制御な
どに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、情報処理システムにおける外
部記憶装置として用いられる磁気ディスク装置などにお
いては、上位のチャネル装置などとの間におけるデータ
転送には、転送データを一時的に保持する複数のバッフ
ァが使用され、ディスクコントローラが制御プログラム
に基づいて、これらのバッファの切替えや、データ転送
の開始や停止などを行っている。
【0003】なお、データをセクタと呼ばれる固定長の
単位に分割し、そのセクタ単位でバッファの切替え、転
送、再開が行われる小型ハードディスク装置等のバッフ
ァ制御方式は、特開昭64−42067号公報、特開平
3−134732号公報、等に種々詳細に開示されてい
るので、以下の説明では、特に、大型磁気ディスク装置
等に使用される可変長データ格納方式の一種であるCK
D(Count Key Data)方式を例に採って、バッファ制御
回路の従来技術について説明する。
【0004】前述のCKD方式におけるトラック上のデ
ータ分割の例を図4に示す。
【0005】同図において、Cはカウント部と呼ばれ、
当該トラックのシリンダ、ヘッドおよびレコード番号が
記録され、Kは、キー部と呼ばれ、次に位置するデータ
に関する検索情報などの論理的なIDが記録される。D
は実際に使用するデータ部であり、データ部の長さは、
前述のセクタ方式とは異なり、ホストコンピュータの制
御プログラムによって自由に設定される。
【0006】また、一組のカウント部、キー部およびデ
ータ部からなるRn ,Rn+1 ,Rmは、それぞれレコー
ドと呼ばれ、前記セクタ方式におけるセクタに相当する
取扱単位である。さらに、カウント部、キー部およびデ
ータ部の各々の間に設けられたGAP部は、ディスクコ
ントローラおよびホストコンピュータがデータ転送時に
必要な準備時間を与えるために設けられたエリアであ
る。
【0007】以上のような構成となっているトラックデ
ータが、等価な形式で書き込まれているバッファからデ
ィスクコントローラに読出しデータを転送するシーケン
スを図5により説明する。
【0008】なお、ここでは、C,K,Dの各部の区別
は特に必要としないので、図5のように、一様にデータ
nとして表示し、説明する。また、記憶媒体であるディ
スク面上から読みだしたデータをバッファに一旦書き込
む手段およびシーケンスは本発明には特に影響せず、種
々の方法が開示されているので、ここでは割愛し、すで
にバッファ内に1トラック分のデータが書き込まれてい
るものとして説明する。
【0009】図6は、ディスクコントローラ300、バ
ッファ制御回路400、バッファ600、ディスクドラ
イブ500からなる磁気ディスク装置の構成の一例を示
している。
【0010】図5の如く、ディスクコントローラ300
がデータ1〜データ3までを、バッファ600から順次
読み出す場合、まず、のタイミングでディスクコント
ローラ300はバッファ制御回路400にデータ1を読
み出す指示を出す。そして、データ1の手前側に配置さ
れているGAP1の間にディスクコントローラ300
は、バッファ600から到来するデータ1を受け取る準
備をする。受け取り準備が完了するとディスクコントロ
ーラ300はXFER信号を“1”にしてデータ1を受
け取り、当該データ1をすべて受け取るとXFER信号
を“0”にして、次のデータ2を読み出すために、の
タイミングで、読出し指示を行い、データ2の手前側に
配されているGAP2の読み取りの間に準備をする。
【0011】この時、バッファ600のアドレスは、バ
ッファ制御回路400によって以前のデータ1の転送時
と同様にGAP2の部分でも同一のスピードでカウント
アップを行っている。ディスクコントローラ300は、
データ2の受け取り準備が終わると、データ1の場合と
同様にXFER信号を“1”にしてデータ2を受け取
る。データ2の後にGAP3を介して位置するデータ3
の場合も同様なシーケンスで受け取る。
【0012】以上の説明から明らかなように、バッファ
600のアドレスは、GAP部もデータ部も一様に同一
のスピードでカウントアップされ、ディスクコントロー
ラ300へは、あたかもディスクドライブ500内で一
定速度で回転する磁気ディスク上のトラックからデータ
を直接的に読み出しているかのごとく動作する。
【0013】但し、カウントアップのスピードは、ディ
スクコントローラ300のデータ転送速度度に基づいて
予め設定された値のため、実際の磁気ディスクの回転速
度に基づいた読出スピードとは異なる場合が多い。
【0014】すなわち、ディスクコントローラ300側
の大きなデータ転送速度と、磁気ディスクの回転速度に
よって規定されるディスクドライブ側のデータ転送速度
の差を吸収する目的でバッファ600を具備する磁気デ
ィスク装置も多い。
【0015】また、特開平3−134732号公報に示
されるごとく、磁気ディスクの回転待ち時間を短縮する
為に具備する場合もあるが、ここでは説明を割愛する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のバ
ッファ制御技術では、バッファのアクセス時におけるア
ドレスはGAP部もデータ部も一様に同一のスピードで
カウントアップされるため、ディスクコントローラのデ
ータ転送能力が非常に大きい場合、当該転送能力を活用
すべくアドレスのカウントアップのスピードを大きくす
ると、GAP部において捻出される準備時間が短くなる
ため、当該GAP部において捻出される準備時間が所定
の値以上になるようにアドレスのカウントアップのスピ
ード、すなわちデータ転送速度を抑制しなければなら
ず、折角のデータ転送能力を有効に活用できないという
問題がある。また、データ転送能力の向上に対応してG
AP部の長さ(バイト数)を単に大きくし、所定の準備
時間を確保しようとすると、その分だけ1トラック内に
格納可能なデータ部の長さ(データ量)が減らされ、バ
ッファや磁気ディスクなどの記憶媒体の利用効率が低下
するという問題を生じる。
【0017】本発明の目的は、バッファの利用効率を低
下させることなく、データ転送経路におけるバッファを
介したデータ転送速度を向上させることが可能なバッフ
ァ制御技術を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、バッファや回転形記
憶媒体の利用効率を低下させることなく、データ転送速
度を向上させることが可能な回転形記憶装置を提供する
ことにある。
【0019】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0021】本発明は、データ転送経路に介設され転送
データを一時的に保持するバッファにおける一つのアク
セスサイクルを、書込みサイクルと読出サイクルに時分
割して制御するバッファ制御回路において、転送データ
の種別または上位制御装置からの制御信号に応じてアク
セスサイクル内における読出サイクルの実行回数を制御
するアクセスサイクル制御手段を設けたものである。
【0022】また、本発明のバッファ制御回路は、請求
項1記載のバッファ制御回路において、転送データを、
回転形記憶装置の記憶媒体におけるデータ格納形式と等
価なギャップおよび正味データが混在した形式でバッフ
ァに格納する場合に、ギャップおよび正味データの読出
動作の各々において読出サイクルの実行回数を変化させ
る動作を行うものである。
【0023】また、本発明は、回転形記憶媒体を駆動す
る媒体駆動部と、回転形記媒体と等価な形式で当該回転
形記憶媒体に対する書込みおよび読出データを一時的に
保持するバッファと、このバッファを制御するバッファ
制御回路と、上位情報処理装置と媒体駆動部との間に介
在し、両者間における転送データの授受および媒体駆動
部の制御を行うコントローラとからなり、バッファ制御
回路はバッファにおける一つのアクセスサイクルを、書
込みサイクルと読出サイクルに時分割して制御する回転
形記憶装置において、バッファ制御回路に、コントロー
ラからの制御信号に応じてアクセスサイクル内における
読出サイクルの実行回数を制御するアクセスサイクル制
御手段を設けたものである。
【0024】また、本発明の回転形記憶装置は、請求項
3記載の回転形記憶装置において、コントローラは、上
位情報処理装置に対する読出データの転送実行中か否か
を示す論理信号を制御信号としてアクセスサイクル制御
手段に与え、アクセスサイクル制御手段は、コントロー
ラから上位情報処理装置への読出データの転送中には、
アクセスサイクル内における読出サイクルの実行回数を
増加させる動作を行うようにしたものである。
【0025】
【作用】上記した本発明のバッファ制御回路によれば、
たとえば、回転形記憶装置における回転形記憶装媒体か
ら読みだされた情報を、一旦、バッファ内に当該回転形
記憶媒体と等価な正味データとギャップ領域とが混在し
た形式で格納し、上位装置側からはバッファ内のデータ
にアクセスすることによってデータ転送を行う場合、ア
クセスサイクル制御手段により、上位装置側のデータ転
送準備時間を捻出するためのギャップ領域部分のアクセ
ス中ではアクセスサイクル中の読出サイクルの実行回数
を減らして所要時間を大きくし、正味データ部分のアク
セス中では、読出サイクルの実行回数を増やして、デー
タの読出速度、すなわちデータ転送速度を大きくする、
という制御を行うことが可能となる。
【0026】このため、転送準備時間を捻出するための
ギャップ領域部分を必要以上に大きくすることなく、す
なわち、バッファの利用効率を低下させることなく、正
味データ部分の転送速度を随意に大きくして、データ転
送経路におけるバッファを介したデータ転送速度を向上
させることができる。
【0027】また、本発明の回転形記憶装置によれば、
回転形記憶媒体中の情報を、当該回転形記憶媒体と等価
な正味データとギャップ領域とが混在した形式でバッフ
ァに複写し、コントローラはバッファをアクセスして正
味データを上位情報処理装置に転送する場合、コントロ
ーラは正味データの転送中か否かを示す制御信号をアク
セス制御手段に与え、アクセス制御手段は、コントロー
ラ側のデータ転送準備時間を捻出するためのギャップ領
域部分のアクセス中ではアクセスサイクル中の読出サイ
クルの実行回数を減らして所要時間を大きくし、正味デ
ータ部分のアクセス中では、読出サイクルの実行回数を
増やして、データの読出速度、すなわちデータ転送速度
を大きくする、という制御を行うことが可能となる。
【0028】このため、転送準備時間を捻出するための
ギャップ領域部分を必要以上に大きくすることなく、す
なわち、回転形記憶媒体やバッファの利用効率を低下さ
せることなく、コントローラ側におけるデータ転送能力
に応じて正味データ部分の転送速度を随意に大きくし、
上位情報処理装置とコントローラとの間のデータ転送経
路におけるデータ転送速度を向上させることができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例であるバッファ制御
回路および回転形記憶装置について、図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0030】図1は本発明のバッファ制御回路および回
転形記憶装置を、情報処理システムにおける外部記憶装
置として用いられる磁気ディスク装置に適用した場合を
示すブロック図である。また図2および図3は、その作
用の一例を示す概念図である。
【0031】本実施例の情報処理システムは、たとえ
ば、周知の中央処理装置や、その配下のチャネルなどか
らなる上位情報処理部250と、外部記憶装置としての
磁気ディスク装置とを含んでいる。
【0032】磁気ディスク装置は、上位情報処理部25
0に接続されるディスクコントローラ200と、このデ
ィスクコントローラ200の配下で稼動し、図示しない
磁気ディスクなどの回転形記憶媒体を備えたディスクド
ライブ50とを備えており、ディスクコントローラ20
0は、上位情報処理部250と、ディスクドライブ50
との間におけるデータの授受を制御している。
【0033】ディスクコントローラ200と、ディスク
ドライブ50との間には、ディスクコントローラ200
側へ送出すべき読出データを、当該ディスクドライブ5
0におけるデータ格納形式と等価な形式で、一時的に保
持するバッファ60、および当該バッファ60を制御す
るバッファ制御回路100が設けられている。
【0034】バッファ制御回路100は、バッファ60
をアクセスする際のアドレスの生成、ディスクドライブ
50からバッファ60への書込み(WR)サイクルにお
けるバッファ60へのライト指示信号WEおよび、バッ
ファ60からディスクコントローラ200への読出(R
D)サイクルにおけるバッファ60へのリード指示信号
OEの生成を行うバッファアドレス制御部30と、ディ
スクドライブ50の図示しない回転形記憶媒体からバッ
ファ60へのデータ書込み、およびバッファ60からデ
ィスクコントローラ200へのデータを転送を制御する
データ制御部40とが設けられ、さらに、ディスクコン
トローラ200からの読出し指示に基づいてバッファア
ドレス制御部30への読出開始アドレスの指示、バッフ
ァ60とディスクコントローラ200との間におけるデ
ータ転送指示、ディスクドライブ50内の図示しない磁
気ディスクからバッファ60へのデータ書込みの指示、
さらには、バッファ60の状態の管理などを行うバッフ
ァ管理部20が設けられている。
【0035】この場合、バッファ制御回路100には、
ディスクコントローラ200からのXFER信号に基づ
いてバッファ60に対する一つのアクセスサイクル内に
おけるRDサイクルの実行回数を制御するアクセスサイ
クル制御部10が設けられている。
【0036】以下、本実施例の作用の一例について、図
2および図3などを適宜参照しながら説明する。
【0037】なお、以下の説明では、ディスクドライブ
50からバッファ60にデータを書き込むWRサイクル
の説明は、本発明に直接には関係しないので割愛し、バ
ッファ60からディスクコントローラ200へのデータ
転送処理に着目して説明する。
【0038】また、説明を簡明にするため、一例とし
て、図2に例示されるように、1アクセスサイクルを8
バイト時間とし、1アクセスサイクルは、ディスクドラ
イブ50からバッファ60へのデータの書込みを行うラ
イトサイクルWR,バッファ60を構成するDRAMな
どのリフレッシュ動作を行うリフレッシュサイクルR
F,バッファ60からディスクコントローラ200への
データの読出を行うRDサイクルRD1およびRD2で
構成され、1RDサイクルにつき8バイトのデータをバ
ッファ60からディスクコントローラ200に読み出す
ものとする。
【0039】まず、図3に例示されるように、データ1
を読み出すべく、ディスクコントローラ200から読出
し指示が手前側のGAPにおける(イ)のタイミングで
バッファ管理部20に出される。このとき、非データ転
送中のため、XFER信号は“0”となっている。これ
を契機としてバッファ管理部20は、アクセスサイクル
制御部10およびバッファアドレス制御部30に対し
て、バッファ60内の目的のデータをディスクコントロ
ーラ200の側に転送するように指示する。
【0040】この時、アクセスサイクル制御部10は、
XFER信号を見てRDサイクルの実行回数を決定する
が、この時点では、ディスクコントローラ200はデー
タ受け取り準備中でXFER信号は“0”となっている
ため、図2の上側のGAP部(XFER信号=“0”)
の場合に示されるように、アクセスは、一つのRDサイ
クルRD1のみを実行し、RDサイクルRD2は実行し
ない。すなわち、1アクセスサイクル中に8バイト分の
アドレスカウントアップしか行わない低速のスピードで
バッファ60内のGAP部をアクセスしていき、この間
にディスクコントローラ200はバッファ60からのデ
ータ受け取りの準備をする。
【0041】次に、ディスクコントローラ200におけ
るデータ受け取り準備が完了してXFER信号が“1”
になると、図2の下側のデータ部(XFER信号=
“1”)の場合に示されるように、RD1およびRD2
を共に実行させることにより、1アクセスサイクルにつ
き2回のRDサイクルが行われるため、16バイト(8
バイト×2回)分、すなわち、GAP部の2倍のスピー
ドでバッファ60をアクセスし、ディスクコントローラ
200にデータ1を高速に転送する。
【0042】図3のデータ1の転送が終了するとディス
クコントローラ200はXFER信号を“0”にし、そ
れに基づいてアクセスサイクル制御部10は、1アクセ
スサイクル中にRD1のみを、すなわちRDサイクルを
1回だけ実行するようにバッファアドレス制御部30に
指令し、データ1の読み出し方向の後方に位置するGA
Pでのアクセススピードを低速に戻す。
【0043】次に、データ2を読み出すべく、ディスク
コントローラ200は読出指示を、アクセススピードの
低いデータ1の後のGAP中に(ロ)のタイミングで発
行し、当該GAPのアクセス中に捻出される時間の間に
データ受け取り準備を行い、準備完了後、XFER信号
を“1”にして、1アクセスサイクル内におけるRDサ
イクルの実行回数をGAP中の2倍にしてデータ2の転
送動作を行う。
【0044】このように、本実施例の場合には、回転形
記憶媒体と等価な形式でデータとGAPが混在した状態
でバッファ60に格納されている情報を読みだしてディ
スクコントローラ200に転送する場合に、ディスクコ
ントローラ200の準備時間などを捻出するGAP部分
ではアクセス速度を低くし、実際に転送されるデータ部
分ではアクセス速度を大きくする、という制御を行うの
で、ディスクコントローラ200の大きな転送能力を有
効に利用してデータを高速にアクセスして転送しようと
するとき、ディスクコントローラ200などの転送準備
時間を捻出するためにGAP部分を必要以上に大きくす
る必要がなく、また、一定のGAP長のためにデータ転
送速度が制約されることもなくなる。
【0045】すなわち、GAP部分の増加による回転形
記憶媒体やバッファ60の利用効率を低下させることな
く、ディスクコントローラ200との間などのデータ転
送経路におけるバッファ60を介したデータ転送速度を
向上させることが可能となる。
【0046】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0047】たとえば、上述の実施例では、一例とし
て、1アクセスサイクルを8バイト時間、1RDサイク
ルは8バイト読出しとし、また、1アクセスサイクル内
のRDサイクルの実行回数を最大2回として説明してい
るが、本発明はそれに限定されるものではなく、1アク
セスサイクルおよびRDサイクルは4バイトあるいは1
6バイト等でもよく、またRDサイクルの実行回数も3
回、4回等と自由に設定してもかまわない。
【0048】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0049】すなわち、本発明のバッファ制御回路によ
れば、バッファの利用効率を低下させることなく、デー
タ転送経路におけるバッファを介したデータ転送速度を
向上させることができるという効果が得られる。
【0050】また、本発明の回転形記憶装置によれば、
バッファや回転形記憶媒体の利用効率を低下させること
なく、データ転送速度を向上させることができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるバッファ制御回路およ
び回転形記憶装置を、情報処理システムにおける外部記
憶装置として用いられる磁気ディスク装置に適用した場
合を示すブロック図である。
【図2】その作用の一例を示す概念図である。
【図3】その作用の一例を示す概念図である。
【図4】CKD方式のトラックフォーマットの一例を示
す概念図である。
【図5】従来技術の作用の一例を示す説明図である。
【図6】従来の磁気ディスク装置の構成の一例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 アクセスサイクル制御部(アクセスサイクル制御
手段) 20 バッファ管理部 30 バッファアドレス制御部 40 データ制御部 50 ディスクドライブ(媒体駆動部) 60 バッファ 100 バッファ制御回路 200 ディスクコントローラ(コントローラ) 250 上位情報処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ転送経路に介設され、転送データ
    を一時的に保持するバッファにおける一つのアクセスサ
    イクルを、書込みサイクルと読出サイクルに時分割して
    制御するバッファ制御回路であって、前記転送データの
    種別または上位制御装置からの制御信号に応じて前記ア
    クセスサイクル内における前記読出サイクルの実行回数
    を制御するアクセスサイクル制御手段を備えたことを特
    徴とするバッファ制御回路。
  2. 【請求項2】 前記転送データは、回転形記憶装置の記
    憶媒体におけるデータ格納形式と等価なギャップおよび
    正味データが混在した形式で前記バッファに格納され、
    前記ギャップおよび前記正味データの読出動作の各々に
    おいて前記読出サイクルの実行回数を変化させることを
    特徴とする請求項1記載のバッファ制御回路。
  3. 【請求項3】 回転形記憶媒体を駆動する媒体駆動部
    と、前記回転形記媒体と等価な形式で当該回転形記憶媒
    体に対する書込みおよび読出データを一時的に保持する
    バッファと、このバッファを制御するバッファ制御回路
    と、上位情報処理装置と前記媒体駆動部との間に介在
    し、両者間における転送データの授受および前記媒体駆
    動部の制御を行うコントローラとからなり、前記バッフ
    ァ制御回路は前記バッファにおける一つのアクセスサイ
    クルを、書込みサイクルと読出サイクルに時分割して制
    御する回転形記憶装置であって、前記バッファ制御回路
    は、前記コントローラからの制御信号に応じて前記アク
    セスサイクル内における前記読出サイクルの実行回数を
    制御するアクセスサイクル制御手段を備えたことを特徴
    とする回転形記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記コントローラは、前記上位情報処理
    装置に対する読出データの転送実行中か否かを示す論理
    信号を前記制御信号として前記アクセスサイクル制御手
    段に与え、前記アクセスサイクル制御手段は、前記コン
    トローラから前記上位情報処理装置への前記読出データ
    の転送中には、前記アクセスサイクル内における前記読
    出サイクルの実行回数を増加させることを特徴とする請
    求項3記載の回転形記憶装置。
JP16252992A 1992-06-22 1992-06-22 バッファ制御回路および回転形記憶装置 Pending JPH064221A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8764070B2 (en) 2010-02-23 2014-07-01 Hs R & A Co., Ltd. Tube-socket assembly and method of manufacturing the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8764070B2 (en) 2010-02-23 2014-07-01 Hs R & A Co., Ltd. Tube-socket assembly and method of manufacturing the same

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