JP2765448B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2765448B2
JP2765448B2 JP5219156A JP21915693A JP2765448B2 JP 2765448 B2 JP2765448 B2 JP 2765448B2 JP 5219156 A JP5219156 A JP 5219156A JP 21915693 A JP21915693 A JP 21915693A JP 2765448 B2 JP2765448 B2 JP 2765448B2
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cpu
magnetic disk
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綾 寺島
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に係
り、とくに大量データの高速アクセスに好適な磁気ディ
スク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置では、図9(A)に示
されるようにシリンダ番号とトラック番号とレコード番
号でアドレス指定される磁気ディスク面に、磁化した情
報を記録している。図9(B)に1トラック上の記憶状
況を示す。
【0003】磁気ディスク装置は、粉塵堆積防止と、非
アクセス時に磁気ヘッドが一定位置に留まることによる
ディスク破損を避けるために、一定の回転速度aで自動
回転している。
【0004】上記に示す従来の磁気ディスク装置におけ
るデータの読み出し動作について、説明する。但し、シ
リンダ番号0・トラック番号0・レコード番号1からn
ブロックのデータが連続して同一トラックに記録されて
いるものとする。さらに、1レコードに1ブロックのデ
ータが記録されているものとする。
【0005】まず1ブロック目のデータを読み取る。
【0006】.磁気ヘッドは、図10に示されるよう
に、シリンダ番号0の位置にないので、磁気ヘッドをシ
リンダ番号0の位置まで移動させる。この磁気ヘッドを
シリンダ番号0の位置まで移動させるのに要する時間す
なわちシークタイムをs1とする。
【0007】.次に、磁気ヘッドは、図11に示され
るように、レコード番号1が磁気ヘッドの直下に位置す
るまで待つ。このレコード番号1が磁気ヘッドの直下に
位置するのに要する待ち時間すなわち回転待ち時間をk
1とする。
【0008】.磁気ヘッドは、レコード番号1に記録
されているブロック1のデータを読み取り、CPUに転
送する。このブロック1のデータをCPUに転送する時
間をd1とする。
【0009】.CPUは、磁気ヘッドから転送された
ブロック1のデータを処理する。このCPUがデータ処
理するのに要する時間をc1とする。
【0010】すなわち、ブロック1のデータを読み取
り、CPUが所定のデータ処理を行うのに要する時間t
1は、次式(1)で算出できる。
【0011】 t1 = s1 + k1 + d1 + c1 (1)
【0012】次に、2ブロック目のデータを読み取る。
【0013】.上記の処理が終了した時には、磁気
ヘッドは、図12に示されるように、すでにレコード番
号1の終端位置からb1バイト分だけ進んだ位置にあ
る。ここで、b1は次式(2)で算出できる。
【0014】 b1 = c1 × a (2)
【0015】すなわち、レコード番号2の先頭位置はす
でに通り過ぎている。従って、磁気ヘッドは、レコード
番号2が磁気ヘッドの直下に位置するまで待つ必要があ
る。このレコード番号2が磁気ヘッドの直下に位置する
のに要する待ち時間すなわち回転待ち時間をk2とする
と、k2は次式(3)で算出できる。
【0016】 k2 = b − c1 (3)
【0017】ここで、bはディスクが1回転するのに要
する時間である。
【0018】.磁気ヘッドは、レコード番号2に記録
されているブロック2のデータを読み取り、CPUに転
送する。このブロック2のデータをCPUに転送する時
間は、ブロック1の場合と同様にd1である。
【0019】.CPUは、磁気ヘッドから転送された
ブロック2のデータを処理する。このCPUがデータ処
理するのに要する時間は、ブロック1の場合と同様にc
1である。
【0020】すなわち、ブロック2のデータを読み取
り、CPUが所定のデータ処理を行うのに要する時間t
2は、次式(4)で算出できる。
【0021】t2 = k2 + d1 + c1
【0022】 = b − c1 + d1 + c1 (4)
【0023】.ブロック3からブロックnは、ブロッ
ク2の場合と同様にして読み出すことができる。そし
て、データを読み取り、CPUが所定のデータ処理を行
うのに要する時間も同じである。
【0024】従って、n個のブロックデータをブロック
単位で読み出して所定のデータ処理を行うのに要する時
間Tnは、次式(5)で算出できる。
【0025】 Tn = t1 + t2 + ・・・・・ +tn
【0026】= t1 + (n−1)×t2
【0027】= s1 + k1 + d1 + c1
【0028】+ (k2+d1+c1)×(n−1)
【0029】= s1 + k1 + d1 + c1
【0030】 + {(b−c1)+d1+c1}×(n−1)
【0031】 = s1+k1+n×d1+c1+(n−1)×b (5)
【0032】ここで、磁気ディスクの自動回転がない場
合には、n個のブロックデータを1ブロック単位で読み
出して所定のデータ処理を行うのに要する時間Tn’
は、次式(6)で算出できる。
【0033】 Tn’= s1+k1+n×d1+n×c1 (6)
【0034】そこで、磁気ディスクの自動回転の影響は
次式(7)で算出できる。
【0035】Tn − Tn’
【0036】 = (n−1)×b − (n−1)×c1
【0037】 = (n−1)×(b−c1) (7)
【0038】一般に、bは磁気ディスク装置の性能に依
存する値であるが、c1に比べると非常に大きい値であ
る。
【0039】従って、CPUの処理速度よりも、ディス
クの回転速度の方が、大量のデータを読み出して所定の
データ処理を行うのに要する時間に対して大きな影響を
与えている。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、(5)式に示されるように大量のデー
タを読み出して所定のデータ処理を行うのに要する時間
に対して、CPUの処理時間c1はあまり影響していな
いために、高速データ処理用のCPUを用いても、全体
的には処理時間の短縮を期待することができないという
不都合があった。
【0041】
【発明の目的】本発明の目的は、かかる従来例の有する
不都合を改善し、とくに同一トラック中の大量のデータ
をアクセスする場合に、高速アクセスが可能な磁気ディ
スク装置を提供することにある。
【0042】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、磁
気ディスクに対するデータの記録・再生を行う磁気ヘッ
ドと、この磁気ヘッドが読みだしたデータを処理するC
PUと、このCPUのデータ処理時間と磁気ディスクの
回転速度とに基づいて磁気ディスクに対するデータの書
き込み位置を算出する書き込み位置演算手段とを備え、
書き込み位置演算手段は、ディスクのトラックごとに当
該データの書き込み位置を演算する、等の構成を採って
いる。これによって前述した目的を達成しようとするも
のである。
【0043】
【作用】書き込み位置演算手段は、上位装置から書き込
み要求を受けると、磁気ディスクの回転速度とCPUの
処理時間とから、磁気ディスクへのデータの書き込み位
置を算出する。
【0044】ヘッド位置制御手段は、書き込み位置演算
手段からの書き込み位置情報により磁気ヘッドを制御
し、所定の位置にデータを書き込むとともに、所定の位
置からデータを読み取る。
【0045】CPUは、磁気ヘッドからの読み取りデー
タに対して所定の処理を行う。
【0046】
【発明の実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし
図8に基づいて説明する。
【0047】図1の実施例は、磁気ディスクに対するデ
ータの記録・再生を行う磁気ヘッド40と、この磁気ヘ
ッド40が読みだしたデータを処理するCPU30と、
このCPU30のデータ処理時間と磁気ディスク40の
回転速度とに基づいて磁気ディスク40に対するデータ
の書き込み位置を算出する書き込み位置演算手段10
と、この書き込み位置演算手段10により設定される書
き込み位置情報に基づいて磁気ヘッド40の記録・再生
位置を制御するヘッド位置制御手段20を装備してい
る。
【0048】n個のブロックからなる大量データをブロ
ック単位でデータ処理をする場合には、3つの条件が考
えられる。
【0049】ここで、磁気ディスクが1ブロック分回転
するのに要する時間をb’、CPU30が1ブロックの
データを処理するのに要する時間をc1とする。
【0050】(A).磁気ディスクが1ブロック分回転
するのに要する時間よりも、CPU30が1ブロックの
データを処理するのに要する時間の方が小さい場合につ
いて説明する。
【0051】(A−1).データを磁気ディスクに記録
する場合
【0052】.上位装置50から書き込み要求がある
と、書き込み位置演算手段10は、磁気ディスクが1ブ
ロック分回転するのに要する時間と、CPU30が1ブ
ロックのデータを処理するのに要する処理時間を比較
し、磁気ディスクが1ブロック分回転するのに要する時
間よりも、CPU30が1ブロックのデータを処理する
のに要する時間の方が小さいと判断すると、1ブロック
おきにデータを記録するようにヘッド位置制御手段20
に通知する。
【0053】.ヘッド位置制御手段20は、磁気ヘッ
ド40をシリンダ番号0の位置に移動させる。
【0054】.ヘッド位置制御手段20は、磁気ヘッ
ド40がシリンダ番号0のレコード番号1の位置に移動
すると、CPU30に通知する。
【0055】.CPU30は、上位装置50からの書
き込みデータをn個のブロックに分割し、磁気ヘッド4
0を介してシリンダ番号0のレコード番号1の位置にブ
ロック1のデータを書き込む。
【0056】.ヘッド位置制御手段20は、磁気ヘッ
ド40が2ブロック先の位置に移動すると、CPU30
に通知する。
【0057】.CPU30は、磁気ヘッド40を介し
て次のブロックデータを書き込む。
【0058】.上記との処理を繰り返すことによ
り、全部の書き込みデータ、すなわちn個のブロックデ
ータを図2に示されるように1ブロックおきに磁気ディ
スクに書き込む。
【0059】(A−2).データを磁気ディスクから読
み出す場合:
【0060】まず1ブロック目のデータを読み取る。
【0061】.磁気ヘッド40は、シリンダ番号0の
位置にないので、磁気ヘッド40をシリンダ番号0の位
置まで移動させる。この磁気ヘッド40をシリンダ番号
0の位置まで移動させるのに要する時間すなわちシーク
タイムをs1とする。
【0062】.次に、磁気ヘッド40は、図3に示さ
れるように、レコード番号1が磁気ヘッド40の直下に
位置するまで待つ。このレコード番号1が磁気ヘッド4
0の直下に位置するのに要する待ち時間すなわち回転待
ち時間をk1とする。
【0063】.磁気ヘッド40は、レコード番号1に
記録されているブロック1のデータを読み取り、CPU
30に転送する。このブロック1のデータをCPU30
に転送する時間をd1とする。
【0064】.CPU30は、磁気ヘッド40から転
送されたブロック1のデータを処理する。このCPU3
0がデータ処理するのに要する時間をc1とする。
【0065】すなわち、ブロック1のデータを読み取
り、CPU30が所定のデータ処理を行うのに要する時
間t1は、次式(8)で算出できる。
【0066】 t1 = s1 + k1 + d1 + c1 (8)
【0067】次に、2ブロック目のデータを読み取る。
【0068】.上記の処理が終了した時には、磁気
ヘッド40は、図4に示されるように、レコード番号1
とレコード番号2の間に位置している。
【0069】そこで、磁気ヘッド40は、レコード番号
2が磁気ヘッド40の直下に位置するまで待つ。このレ
コード番号2が磁気ヘッド40の直下に位置するのに要
する待ち時間すなわち回転待ち時間をk2とすると、k
2は次式(9)で算出できる。
【0070】 k2 = b’ − c1 (9)
【0071】.磁気ヘッド40は、レコード番号2に
記録されているブロック2のデータを読み取り、CPU
30に転送する。このブロック2のデータをCPU30
に転送する時間は、ブロック1の場合と同様にd1であ
る。
【0072】.CPU30は、磁気ヘッド40から転
送されたブロック2のデータを処理する。このCPU3
0がデータ処理するのに要する時間は、ブロック1の場
合と同様にc1である。
【0073】すなわち、ブロック2のデータを読み取
り、CPU30が所定のデータ処理を行うのに要する時
間t2は、次式(10)で算出できる。
【0074】t2 = k2 + d1 + c1
【0075】 = b’ − c1 + d1 + c1 (10)
【0076】.ブロック3からブロックnは、ブロッ
ク2の場合と同様にして読み出すことができる。そし
て、データを読み取り、CPU30が所定のデータ処理
を行うのに要する時間も同じである。
【0077】従って、n個のブロックデータをブロック
単位で読み出して所定のデータ処理を行うのに要する時
間Tnは、次式(11)で算出できる。
【0078】 Tn = t1 + t2 + ・・・・・ +tn
【0079】= t1 + (n−1)×t2
【0080】= s1 + k1 + d1 + c1
【0081】+ (k2+d1+c1)×(n−1)
【0082】= s1 + k1 + d1 + c1
【0083】 + {(b’−c1)+d1+c1}×(n−1)
【0084】 = s1+k1+n×d1+c1+(n−1)×b’(11)
【0085】(5)式と比較すると、(b−b’)×
(n−1)の時間短縮が可能となる。
【0086】(B).ディスクが1ブロック分回転する
のに要する時間よりも、CPU30が1ブロックのデー
タを処理するのに要する時間の方が大きい場合について
説明する。
【0087】(B−1).データを磁気ディスクに記録
する場合
【0088】.上位装置50から書き込み要求がある
と、書き込み位置演算手段10は、磁気ディスクが1ブ
ロック分回転するのに要する時間と、CPU30が1ブ
ロックのデータを処理するのに要する処理時間を比較
し、磁気ディスクが1ブロック分回転するのに要する時
間よりも、CPU30が1ブロックのデータを処理する
のに要する時間の方が大きいと判断すると、次式(1
2)の演算を行う。
【0089】 x’= c1 ÷ b’ (12)
【0090】書き込み位置演算手段10は、(12)式
で求めたx’を切上げて整数xを求める。
【0091】書き込み位置演算手段10は、xブロック
おきにデータを記録するようにヘッド位置制御手段20
に通知する。
【0092】.ヘッド位置制御手段20は、磁気ヘッ
ド40をシリンダ番号0の位置に移動させる。
【0093】.ヘッド位置制御手段20は、磁気ヘッ
ド40がシリンダ番号0のレコード番号1の位置に移動
すると、CPU30に通知する。
【0094】.CPU30は、上位装置50からの書
き込みデータをn個のブロックに分割し、磁気ヘッド4
0を介してシリンダ番号0のレコード番号1の位置にブ
ロック1のデータを書き込む。
【0095】.ヘッド位置制御手段20は、磁気ヘッ
ド40がxブロック先の位置に移動すると、CPU30
に通知する。
【0096】.CPU30は、磁気ヘッド40を介し
て次のブロックデータを書き込む。
【0097】.上記との処理を繰り返すことによ
り、全部の書き込みデータ、すなわちn個のブロックデ
ータを図5に示されるようにxブロックおきに磁気ディ
スクに書き込む。
【0098】(B−2).データを磁気ディスクから読
み出す場合:
【0099】まず1ブロック目のデータを読み取る。
【0100】.磁気ヘッド40は、シリンダ番号0の
位置にないので、磁気ヘッド40をシリンダ番号0の位
置まで移動させる。
【0101】.次に、磁気ヘッド40は、図6に示さ
れるように、レコード番号1が磁気ヘッド40の直下に
位置するまで待つ。このレコード番号1が磁気ヘッド4
0の直下に位置するのに要する待ち時間すなわち回転待
ち時間をk1とする。
【0102】.磁気ヘッド40は、レコード番号1に
記録されているブロック1のデータを読み取り、CPU
30に転送する。このブロック1のデータをCPU30
に転送する時間をd1とする。
【0103】.CPU30は、磁気ヘッド40から転
送されたブロック1のデータを処理する。このCPU3
0がデータ処理するのに要する時間をc1とする。
【0104】すなわち、ブロック1のデータを読み取
り、CPU30が所定のデータ処理を行うのに要する時
間t1は、次式(13)で算出できる。
【0105】 t1 = s1 + k1 + d1 + c1 (13)
【0106】次に、2ブロック目のデータを読み取る。
【0107】.上記の処理が終了した時には、磁気
ヘッド40は、図7に示されるように、レコード番号1
とレコード番号2の間に位置している。
【0108】そこで、磁気ヘッド40は、レコード番号
2が磁気ヘッド40の直下に位置するまで待つ。このレ
コード番号2が磁気ヘッド40の直下に位置するのに要
する待ち時間すなわち回転待ち時間をk2とすると、k
2は次式(14)で算出できる。
【0109】 k2 = b’×(x)−c1 (14)
【0110】.磁気ヘッド40は、レコード番号2に
記録されているブロック2のデータを読み取り、CPU
30に転送する。このブロック2のデータをCPU30
に転送する時間は、ブロック1の場合と同様にd1であ
る。
【0111】.CPU30は、磁気ヘッド40から転
送されたブロック2のデータを処理する。このCPU3
0がデータ処理するのに要する時間は、ブロック1の場
合と同様にc1である。
【0112】すなわち、ブロック2のデータを読み取
り、CPU30が所定のデータ処理を行うのに要する時
間t2は、次式(15)で算出できる。
【0113】t2 = k2 + d1 + c1
【0114】 = b’×(x) − c1 + d1 + c1 (15)
【0115】.ブロック3からブロックnは、ブロッ
ク2の場合と同様にして読み出すことができる。そし
て、データを読み取り、CPU30が所定のデータ処理
を行うのに要する時間も同じである。
【0116】従って、n個のブロックデータをブロック
単位で読み出して所定のデータ処理を行うのに要する時
間Tnは、次式(16)で算出できる。
【0117】 Tn = t1 + t2 + ・・・・・ +tn
【0118】= t1 + (n−1)×t2
【0119】= s1 + k1 + d1 + c1
【0120】+ (k2+d1+c1)×(n−1)
【0121】= s1 + k1 + d1 + c1
【0122】+ {(b’×(x)−c1)+d1+c
1}×(n−1)
【0123】 = s1+k1+n×d1+c1+(n−1)×b’×(x) (16)
【0124】(5)式と比較すると、(b−b’×
(x))×(n−1)の時間短縮が可能となる。
【0125】(C).磁気ディスクの1シリンダに1ブ
ロックデータを記録する場合について説明する。
【0126】(C−1).データを磁気ディスクに記録
する場合
【0127】.上位装置50から書き込み要求がある
と、書き込み位置演算手段10は、1シリンダのシーク
時間s’と、1バイトデータ分回転するのに要する時間
b”と、CPU30が1ブロックのデータを処理するの
に要する処理時間c1とから、次式(17)の演算を行
う。
【0128】 y’= (c1 + s’) ÷ b” (17)
【0129】書き込み位置演算手段10は、(17)式
で求めたy’を切上げて整数yを求める。
【0130】書き込み位置演算手段10は、図8に示さ
れるように各シリンダの書き込み開始位置を1レコード
前の始まり位置からyバイトずらすようにヘッド位置制
御手段20に通知する。
【0131】.ヘッド位置制御手段20は、磁気ヘッ
ド40をシリンダ番号0の位置に移動させる。
【0132】.ヘッド位置制御手段20は、磁気ヘッ
ド40がシリンダ番号0のレコード番号1の位置に移動
すると、CPU30に通知する。
【0133】.CPU30は、上位装置50からの書
き込みデータをn個のブロックに分割し、磁気ヘッド4
0を介してシリンダ番号0のレコード番号1の位置にブ
ロック1のデータを書き込む。
【0134】.ヘッド位置制御手段20は、磁気ヘッ
ド40をシリンダ番号1に移動させ、さらにレコード番
号1の先頭からyバイトずらした位置に磁気ヘッド40
が移動すると、CPU30に通知する。
【0135】.CPU30は、磁気ヘッド40を介し
て次のブロックデータを書き込む。
【0136】.上記との処理を繰り返すことによ
り、全部の書き込みデータ、すなわちn個のブロックデ
ータをn個のシリンダに書き込む。
【0137】(C−2).データを磁気ディスクから読
み出す場合:
【0138】まず1ブロック目のデータを読み取る。
【0139】.磁気ヘッド40は、シリンダ番号0の
位置にないので、磁気ヘッド40をシリンダ番号0の位
置まで移動させる。
【0140】.次に、磁気ヘッド40は、レコード番
号1が磁気ヘッド40の直下に位置するまで待つ。この
レコード番号1が磁気ヘッド40の直下に位置するのに
要する待ち時間すなわち回転待ち時間をk1とする。
【0141】.磁気ヘッド40は、レコード番号1に
記録されているブロック1のデータを読み取り、CPU
30に転送する。このブロック1のデータをCPU30
に転送する時間をd1とする。
【0142】.CPU30は、磁気ヘッド40から転
送されたブロック1のデータを処理する。このCPU3
0がデータ処理するのに要する時間をc1とする。
【0143】すなわち、ブロック1のデータを読み取
り、CPU30が所定のデータ処理を行うのに要する時
間t1は、次式(18)で算出できる。
【0144】 t1 = s1 + k1 + d1 + c1 (18)
【0145】次に、2ブロック目のデータを読み取る。
【0146】.上記の処理が終了すると、磁気ヘッ
ド40をシリンダ番号1の位置まで移動させる。この時
には、磁気ヘッド40は、レコード番号1とレコード番
号2の間に位置している。
【0147】そこで、磁気ヘッド40は、レコード番号
2が磁気ヘッド40の直下に位置するまで待つ。このレ
コード番号2が磁気ヘッド40の直下に位置するのに要
する待ち時間すなわち回転待ち時間をk2とすると、k
2は次式(19)で算出できる。
【0148】 k2 = b”×(y)−c1 (19)
【0149】.磁気ヘッド40は、レコード番号2に
記録されているブロック2のデータを読み取り、CPU
30に転送する。このブロック2のデータをCPU30
に転送する時間は、ブロック1の場合と同様にd1であ
る。
【0150】.CPU30は、磁気ヘッド40から転
送されたブロック2のデータを処理する。このCPU3
0がデータ処理するのに要する時間は、ブロック1の場
合と同様にc1である。
【0151】すなわち、ブロック2のデータを読み取
り、CPU30が所定のデータ処理を行うのに要する時
間t2は、次式(20)で算出できる。
【0152】t2 = k2 + d1 + c1
【0153】 = b”×(y) − c1 + d1 + c1 (20)
【0154】.ブロック3からブロックnは、ブロッ
ク2の場合と同様にして読み出すことができる。そし
て、データを読み取り、CPU30が所定のデータ処理
を行うのに要する時間も同じである。
【0155】従って、n個のブロックデータをブロック
単位で読み出して所定のデータ処理を行うのに要する時
間Tnは、次式(21)で算出できる。
【0156】 Tn = t1 + t2 + ・・・・・ +tn
【0157】= t1 + (n−1)×t2
【0158】= s1 + k1 + d1 + c1
【0159】+ (k2+d1+c1)×(n−1)
【0160】= s1 + k1 + d1 + c1
【0161】+ {(b’×(y)−c1)+d1+c
1}×(n−1)
【0162】 = s1+k1+n×d1+c1+(n−1)×b’×(y)
【0163】 (21)
【0164】(5)式と比較すると、(b−b’×
(y))×(n−1)の時間短縮が可能となる。
【0165】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、書き込み位置演算手段は、前記デ
ィスクのトラックごとに当該データの書き込み位置を演
算するため、CPUの処理能力に応じてデータの記録お
よび再生を行うことができ、これがため、同一トラック
での大量データの高速処理が可能となるという従来にな
い優れた磁気ディスク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例によるデータの書き込み
位置を示す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施例によるデータの読み出し
動作において、ブロック1のデータを読み出す直前の磁
気ヘッド位置を示す説明図である。
【図4】本発明の第1の実施例によるデータの読み出し
動作において、CPUがブロック1のデータ処理終了直
後の磁気ヘッド位置を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例によるデータの書き込み
位置を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例によるデータの読み出し
動作において、ブロック1のデータを読み出す直前の磁
気ヘッド位置を示す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例によるデータの読み出し
動作において、CPUがブロック1のデータ処理終了直
後の磁気ヘッド位置を示す説明図である。
【図8】本発明の第3の実施例によるデータの書き込み
位置を示す説明図である。
【図9】従来の磁気ディスク装置のデータ記録、再生動
作を説明するための説明図であり(A)は磁気ディスク
の構成を示し、(B)は1トラック上の記憶状況を示
す。
【図10】従来の磁気ディスク装置において、データの
読み出し動作前における磁気ヘッド位置を示す説明図で
ある。
【図11】従来の磁気ディスク装置でのデータの読み出
し動作において、ブロック1のデータを読み出す直前の
磁気ヘッド位置を示す説明図である。
【図12】従来の磁気ディスク装置でのデータの読み出
し動作において、CPUがブロック1のデータ処理終了
直後の磁気ヘッド位置を示す説明図である。
【符号の説明】
10 書き込み位置演算手段 20 ヘッド位置制御手段 30 CPU 40 磁気ヘッド 50 上位装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクに対するデータの記録・再
    生を行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドが読みだしたデ
    ータを処理するCPUと、このCPUのデータ処理時間
    と前記磁気ディスクの回転速度とに基づいて前記磁気デ
    ィスクに対するデータの書き込み位置を算出する書き込
    み位置演算手段とを備え、 この書き込み位置演算手段により設定される書き込み位
    置情報に基づいて前記磁気ヘッドの記録・再生位置を制
    御するヘッド位置制御手段を装備し、前記書き込み位置演算手段は、前記ディスクのトラック
    ごとに当該データの書き込み位置を演算する ことを特徴
    とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 磁気ディスクに対するデータの記録・再
    生を行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドが読みだしたデ
    ータを処理するCPUと、このCPUのデータ処理時間
    と前記磁気ディスクの回転速度とに基づいて前記磁気デ
    ィスクに対するデータの書き込み位置を算出する書き込
    み位置演算手段とを備え、 この書き込み位置演算手段により設定される書き込み位
    置情報に基づいて前記磁気ヘッドの記録・再生位置を制
    御するヘッド位置制御手段を装備し、 前記書き込み位置演算手段は、前記磁気ディスクが1ブ
    ロック分回転するのに要する時間b' と,前記CPUが
    1ブロック分のデータ処理時間C1とを比較すると共
    に、「b' >C1」の場合には、1ブロック置きにデー
    タを記録するように書き込み位置情報を設定することを
    特徴とした磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 磁気ディスクに対するデータの記録・再
    生を行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドが読みだしたデ
    ータを処理するCPUと、このCPUのデータ処理時間
    と前記磁気ディスクの回転速度とに基づいて前記磁気デ
    ィスクに対するデータの書き込み位置を算出する書き込
    み位置演算手段とを備え、 この書き込み位置演算手段により設定される書き込み位
    置情報に基づいて前記磁気ヘッドの記録・再生位置を制
    御するヘッド位置制御手段を装備し、 前記書き込み位置演算手段は、前記磁気ディスクが1ブ
    ロック分回転するのに要する時間b' と,前記CPUが
    1ブロック分のデータ処理時間C1とを比較すると共
    に、「b' ≦C1」の場合には、x' ブロック置き(但
    し、x' はC1/b' で得られる数の端数切上げで特定
    される整数)にデータを記録するように書き込み位置情
    報を設定することを特徴とした磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 磁気ディスクに対するデータの記録・再
    生を行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドが読みだしたデ
    ータを処理するCPUと、このCPUのデータ処理時間
    と前記磁気ディスクの回転速度とに基づいて前記磁気デ
    ィスクに対するデータの書き込み位置を算出する書き込
    み位置演算手段とを備え、 この書き込み位置演算手段により設定される書き込み位
    置情報に基づいて前記磁気ヘッドの記録・再生位置を制
    御するヘッド位置制御手段を装備し、 前記書き込み位置演算手段は、前記磁気ディスクが1シ
    リンダに1ブロックデータを記録する方式である場合に
    は、各シリンダの書き込み開始位置を1シリンダ前の書
    き込み開始位置から数バイト分ずらした位置に設定する
    ことを特徴とした磁気ディスク装置。
JP5219156A 1993-08-11 1993-08-11 磁気ディスク装置 Expired - Lifetime JP2765448B2 (ja)

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JPH0757438A JPH0757438A (ja) 1995-03-03
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