JPH09190294A - 連続情報記録再生装置 - Google Patents
連続情報記録再生装置Info
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- JPH09190294A JPH09190294A JP8019329A JP1932996A JPH09190294A JP H09190294 A JPH09190294 A JP H09190294A JP 8019329 A JP8019329 A JP 8019329A JP 1932996 A JP1932996 A JP 1932996A JP H09190294 A JPH09190294 A JP H09190294A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記憶装置への連続情報記録を実時間で行ない
ながら、過去に記録された連続情報の再生を瞬時に行な
うことが可能な連続情報記録再生装置の提供。 【解決手段】 システムコントローラ10は情報記録再生
ユニットA〜Eが接続され、入力された記録用連続情報
を分割してバッファメモリ14に書き込み、該バッファメ
モリ14内の連続情報を分割単位毎に順次ユニットA〜E
に転送し記録する。また、ユニットA〜Eに分割記録さ
れた連続情報をユニットA〜Eから分割単位毎に順次再
生する。各ユニットは連続情報の記録再生に必要な転送
速度を得るために必要な並列動作する複数のディスク11
2〜117を有し、システムコントローラ10から転送された
分割された連続情報をバッファメモリ104に格納し、該
格納した情報を前記複数のディスク112〜117に並列記録
し、かつ該複数のディスク112〜117から並列再生された
情報をシステムコントローラ10に転送する。
ながら、過去に記録された連続情報の再生を瞬時に行な
うことが可能な連続情報記録再生装置の提供。 【解決手段】 システムコントローラ10は情報記録再生
ユニットA〜Eが接続され、入力された記録用連続情報
を分割してバッファメモリ14に書き込み、該バッファメ
モリ14内の連続情報を分割単位毎に順次ユニットA〜E
に転送し記録する。また、ユニットA〜Eに分割記録さ
れた連続情報をユニットA〜Eから分割単位毎に順次再
生する。各ユニットは連続情報の記録再生に必要な転送
速度を得るために必要な並列動作する複数のディスク11
2〜117を有し、システムコントローラ10から転送された
分割された連続情報をバッファメモリ104に格納し、該
格納した情報を前記複数のディスク112〜117に並列記録
し、かつ該複数のディスク112〜117から並列再生された
情報をシステムコントローラ10に転送する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像情報や音声
情報等の連続情報を記録再生する記憶装置において、該
記憶装置への情報の記録を行ないながら、既に記録され
た任意の情報の再生を同時に行なう時間シフト放送等へ
の応用が可能となる連続情報記録再生装置に関する。
情報等の連続情報を記録再生する記憶装置において、該
記憶装置への情報の記録を行ないながら、既に記録され
た任意の情報の再生を同時に行なう時間シフト放送等へ
の応用が可能となる連続情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像情報や音声情報等の連続情報を記
録再生する装置は、既に放送局やCATV(ケーブルテ
レビジョン)用に製品化され、用いられている。一般に
は、記憶媒体が低コストであることや、これまで広く使
用されてきた実績等から、テープを主体としたものが用
いられている。テープの場合は、基本的にシーケンシャ
ル媒体であるため、任意の箇所の情報にアクセスする場
合には、多くの時間を費やすためランダムアクセスには
不向きである。したがってシーケンシャルデータの蓄積
を基調とした利用が中心であり、放送局での映像記憶、
映像編集用に普及している。一方、ユーザが要求する情
報を即時に提供するビデオオンデマンドシステムにおい
ては、ランダムアクセスに有利で、且つ高速転送が可能
な磁気ディスクを主体とした記憶装置が用いられてい
る。磁気ディスクを用いた記憶装置の例としては、テレ
ビジョン学会技術報告、1994年3月18日(ITE
Technical Report Vol.18,
N0.20,pp1−6 VIR34−13,CE '9
4−12)に記載されているディジタル動画情報の高多
重読み取り方式で報告されたシステムを挙げることがで
きる。本従来例では、複数の記憶装置をRAID0(R
edundant Arrays of Inexpe
nsive Disks Level 0)と呼ばれる
情報格納方法を用いた構成を示している。
録再生する装置は、既に放送局やCATV(ケーブルテ
レビジョン)用に製品化され、用いられている。一般に
は、記憶媒体が低コストであることや、これまで広く使
用されてきた実績等から、テープを主体としたものが用
いられている。テープの場合は、基本的にシーケンシャ
ル媒体であるため、任意の箇所の情報にアクセスする場
合には、多くの時間を費やすためランダムアクセスには
不向きである。したがってシーケンシャルデータの蓄積
を基調とした利用が中心であり、放送局での映像記憶、
映像編集用に普及している。一方、ユーザが要求する情
報を即時に提供するビデオオンデマンドシステムにおい
ては、ランダムアクセスに有利で、且つ高速転送が可能
な磁気ディスクを主体とした記憶装置が用いられてい
る。磁気ディスクを用いた記憶装置の例としては、テレ
ビジョン学会技術報告、1994年3月18日(ITE
Technical Report Vol.18,
N0.20,pp1−6 VIR34−13,CE '9
4−12)に記載されているディジタル動画情報の高多
重読み取り方式で報告されたシステムを挙げることがで
きる。本従来例では、複数の記憶装置をRAID0(R
edundant Arrays of Inexpe
nsive Disks Level 0)と呼ばれる
情報格納方法を用いた構成を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記文
献に示した従来技術では、以下の課題が生じる。対象と
する動画像表示に必要な転送速度が非常に高速な場合で
ある。ディスク装置では、記録再生の為に用いるヘッド
を情報の記録を行なう場所、あるいは読み出しをすべき
情報の場所へ移動する時間、すなわちアクセス時間は、
情報の記録再生に要するデータ転送時間に比べて長いた
め、最終的に動画像表示に必要な転送速度と同等の転送
速度がディスク単体で実現できただけでは、上記アクセ
ス時間が存在するために、動画像表示が途切れてしま
う。もし途切れない動画像表示を実現しようとするなら
ば、該アクセス時間をも無視できるだけの十分に高速な
転送速度をディスク単体で実現しておく必要がある。例
えば、アクセス時間がヘッド移動時間とディスクの回転
待ち時間とディスク装置のインタフェースを介してのコ
マンド送受信に要する時間の和で表されるものとし、具
体的数値で説明するならば以下の様になる。
献に示した従来技術では、以下の課題が生じる。対象と
する動画像表示に必要な転送速度が非常に高速な場合で
ある。ディスク装置では、記録再生の為に用いるヘッド
を情報の記録を行なう場所、あるいは読み出しをすべき
情報の場所へ移動する時間、すなわちアクセス時間は、
情報の記録再生に要するデータ転送時間に比べて長いた
め、最終的に動画像表示に必要な転送速度と同等の転送
速度がディスク単体で実現できただけでは、上記アクセ
ス時間が存在するために、動画像表示が途切れてしま
う。もし途切れない動画像表示を実現しようとするなら
ば、該アクセス時間をも無視できるだけの十分に高速な
転送速度をディスク単体で実現しておく必要がある。例
えば、アクセス時間がヘッド移動時間とディスクの回転
待ち時間とディスク装置のインタフェースを介してのコ
マンド送受信に要する時間の和で表されるものとし、具
体的数値で説明するならば以下の様になる。
【0004】今、磁気ディスク装置の想定仕様として、
転送速度を毎秒4.8メガバイト、ディスクの最内周か
ら最外周まで磁気ヘッドを移動するために要するフルス
トロークのヘッドシーク時間を27ミリ秒、回転待ち時
間はディスク回転数が毎分5400回転として、1/2
周分に要する5.6ミリ秒とした。実際にデータを記録
再生するために要するオーバヘッド時間がディスク装置
のみで決定される場合、該オーバヘッド時間はヘッドシ
ーク時間の27ミリ秒と最大で1回転分の時間である1
1ミリ秒の和として38ミリ秒を要する。映像情報の表
示に必要な転送速度が非圧縮画像情報として毎秒220
メガビット、すなわち毎秒約27メガバイトであるとす
ると、単体ディスク1台では実現できず、この場合は最
低でも6台のディスク装置を並列化する必要がある。従
来技術として開示されているRAID0では、各ディス
ク装置に相当する部分の並列化までは言及されていな
い。仮に、6台のディスクが並列化されることで、デー
タ部分の転送速度が毎秒4.8メガバイトの6倍の毎秒
28.8メガバイトが達成できたとしても1フレーム時
間である1/30秒相当の容量、すなわち850キロバ
イトを転送するには、29.5ミリ秒を要する。ここで
オーバヘッド時間に相当する38ミリ秒を吸収し、途切
れない動画像を提供するためには、該オーバヘッド時間
を考慮した実効転送速度が毎秒27メガバイトを越えな
ければならない。この数値例では、オーバヘッド時間が
既に30ミリ秒を越えているため複数台のディスク装置
を並列稼働させただけでは途切れの無い動画像を記録再
生することはできない。
転送速度を毎秒4.8メガバイト、ディスクの最内周か
ら最外周まで磁気ヘッドを移動するために要するフルス
トロークのヘッドシーク時間を27ミリ秒、回転待ち時
間はディスク回転数が毎分5400回転として、1/2
周分に要する5.6ミリ秒とした。実際にデータを記録
再生するために要するオーバヘッド時間がディスク装置
のみで決定される場合、該オーバヘッド時間はヘッドシ
ーク時間の27ミリ秒と最大で1回転分の時間である1
1ミリ秒の和として38ミリ秒を要する。映像情報の表
示に必要な転送速度が非圧縮画像情報として毎秒220
メガビット、すなわち毎秒約27メガバイトであるとす
ると、単体ディスク1台では実現できず、この場合は最
低でも6台のディスク装置を並列化する必要がある。従
来技術として開示されているRAID0では、各ディス
ク装置に相当する部分の並列化までは言及されていな
い。仮に、6台のディスクが並列化されることで、デー
タ部分の転送速度が毎秒4.8メガバイトの6倍の毎秒
28.8メガバイトが達成できたとしても1フレーム時
間である1/30秒相当の容量、すなわち850キロバ
イトを転送するには、29.5ミリ秒を要する。ここで
オーバヘッド時間に相当する38ミリ秒を吸収し、途切
れない動画像を提供するためには、該オーバヘッド時間
を考慮した実効転送速度が毎秒27メガバイトを越えな
ければならない。この数値例では、オーバヘッド時間が
既に30ミリ秒を越えているため複数台のディスク装置
を並列稼働させただけでは途切れの無い動画像を記録再
生することはできない。
【0005】仮に、対象とする動画像情報を一旦高速な
半導体メモリにバッファリングしてから、ディスクに記
録する方法を採ったとしても、動画像情報がほとんど納
まるだけの容量を持っていないと、ディスク装置の記録
速度が追い付いかずに破綻をきたすことになる。一般に
ディスク装置のビッド当たりのコストに比べて、半導体
メモリは2桁程度も高価であり、とくに大容量を必要と
する動画像情報の記録再生には、該半導体メモリのみで
構成することは現実的では無い。また、上記文献の従来
技術では、一旦記憶装置内に格納された情報を記録する
かあるいは読み出しをするかのいずれかの動作が単独に
行なわれることを前提としているため、情報の記録と再
生を同時に並行して実施する場合の処理については言及
されていない。特に放送局等では、記憶装置への情報記
録を実時間で行ないながら、該実時間記録されている情
報および過去に記録された情報の再生を瞬時に行なうよ
うな時間シフト的な使用法が要求されることが多いが、
従来技術だけでは、本要求に供する記録再生装置を提供
することは出来ない。
半導体メモリにバッファリングしてから、ディスクに記
録する方法を採ったとしても、動画像情報がほとんど納
まるだけの容量を持っていないと、ディスク装置の記録
速度が追い付いかずに破綻をきたすことになる。一般に
ディスク装置のビッド当たりのコストに比べて、半導体
メモリは2桁程度も高価であり、とくに大容量を必要と
する動画像情報の記録再生には、該半導体メモリのみで
構成することは現実的では無い。また、上記文献の従来
技術では、一旦記憶装置内に格納された情報を記録する
かあるいは読み出しをするかのいずれかの動作が単独に
行なわれることを前提としているため、情報の記録と再
生を同時に並行して実施する場合の処理については言及
されていない。特に放送局等では、記憶装置への情報記
録を実時間で行ないながら、該実時間記録されている情
報および過去に記録された情報の再生を瞬時に行なうよ
うな時間シフト的な使用法が要求されることが多いが、
従来技術だけでは、本要求に供する記録再生装置を提供
することは出来ない。
【0006】本発明の目的は、記憶装置への連続情報記
録を実時間で行ないながら、該実時間記録されている連
続情報および過去に記録された連続情報の再生を瞬時に
行なうことが可能な連続情報記録再生装置を提供するこ
とにある。
録を実時間で行ないながら、該実時間記録されている連
続情報および過去に記録された連続情報の再生を瞬時に
行なうことが可能な連続情報記録再生装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、動画像情報、音声情報等の連続情報を記
録し、該記録された情報の再生を行なう連続情報記録再
生装置において、バッファメモリを有し、複数の情報記
録再生ユニットが接続され、入力された記録用連続情報
を分割して前記バッファメモリに書き込み、該バッファ
メモリ内の分割した連続情報を分割単位毎に順次前記複
数の情報記録再生ユニットに転送し記録処理する手段
と、前記複数の各情報記録再生ユニットに分割記録され
た連続情報を該各情報記録再生ユニットから分割単位毎
に順次再生処理する手段を有するシステム制御装置を備
え、前記各情報記録再生ユニットは、バッファメモリ
と、連続情報の記録再生に必要な転送速度を得るために
必要な並列動作する複数の記憶手段と、前記システム制
御装置から転送された分割された連続情報を該バッファ
メモリに格納し、該格納した情報を前記複数の記憶手段
に並列記録し、かつ該複数の記憶手段から並列再生され
た情報を前記システム制御装置に転送する手段を有する
ようにしている。また、前記システム制御装置は各情報
記録再生ユニットにおける記録処理と再生処理を交互に
繰り返し行なうよう制御するようにしている。また、前
記各情報記録再生ユニットを構成する記憶手段として磁
気ディスク、あるいは光ディスクを用いるようにしてい
る。また、前記各情報記録再生ユニットの個数を、記録
処理1回分の処理時間と再生処理1回分の処理時間の合
計時間が、連続情報の分割単位の再生表示時間と前記各
情報記録再生ユニットの個数との積の時間に比較して等
しいかそれ以下になるように設定するようにしている。
また、前記システム制御装置は、通常速度よりも高速に
再生する場合に、特定の前記情報記録再生ユニットに対
して連続して読み出しがかかるとき、該特定の情報記録
再生ユニットと該ユニットに隣接するいずれかのユニッ
トとに対して交互に繰り返し読み出し処理を行なうよう
制御するようにしている。
め、本発明は、動画像情報、音声情報等の連続情報を記
録し、該記録された情報の再生を行なう連続情報記録再
生装置において、バッファメモリを有し、複数の情報記
録再生ユニットが接続され、入力された記録用連続情報
を分割して前記バッファメモリに書き込み、該バッファ
メモリ内の分割した連続情報を分割単位毎に順次前記複
数の情報記録再生ユニットに転送し記録処理する手段
と、前記複数の各情報記録再生ユニットに分割記録され
た連続情報を該各情報記録再生ユニットから分割単位毎
に順次再生処理する手段を有するシステム制御装置を備
え、前記各情報記録再生ユニットは、バッファメモリ
と、連続情報の記録再生に必要な転送速度を得るために
必要な並列動作する複数の記憶手段と、前記システム制
御装置から転送された分割された連続情報を該バッファ
メモリに格納し、該格納した情報を前記複数の記憶手段
に並列記録し、かつ該複数の記憶手段から並列再生され
た情報を前記システム制御装置に転送する手段を有する
ようにしている。また、前記システム制御装置は各情報
記録再生ユニットにおける記録処理と再生処理を交互に
繰り返し行なうよう制御するようにしている。また、前
記各情報記録再生ユニットを構成する記憶手段として磁
気ディスク、あるいは光ディスクを用いるようにしてい
る。また、前記各情報記録再生ユニットの個数を、記録
処理1回分の処理時間と再生処理1回分の処理時間の合
計時間が、連続情報の分割単位の再生表示時間と前記各
情報記録再生ユニットの個数との積の時間に比較して等
しいかそれ以下になるように設定するようにしている。
また、前記システム制御装置は、通常速度よりも高速に
再生する場合に、特定の前記情報記録再生ユニットに対
して連続して読み出しがかかるとき、該特定の情報記録
再生ユニットと該ユニットに隣接するいずれかのユニッ
トとに対して交互に繰り返し読み出し処理を行なうよう
制御するようにしている。
【0008】
【実施例】以下、本発明に関する実施例について説明す
る。図1は、本発明の連続情報記録再生装置の全体構成
を示した図である。図1において、システムコントロー
ラ10は、本連続情報記録再生装置全体を制御するもの
であり、内部構成としては、上位ホストとの接続に供す
るI/F(インタフェース)11、CPU(中央処理装
置)12、メモリ13、データの一時蓄積に供するバッ
ファメモリ14、および該システムコントローラに複数
の情報記録再生ユニット100、120、140、16
0、180を接続するためのI/F18〜22からな
る。メモリ13内には、本システムの動作を制御するた
めの制御プログラム23が存在する。該制御プログラム
の動作については図2以降で説明する。また、バッファ
メモリ14は、本実施例ではBufα15、Bufβ1
6、Bufγ17の3つのブロックから構成されている
ものとする。バッファ容量やバッファ数は、取り扱うデ
ータの転送速度や、記憶装置の性能によって決定され
る。システムコントローラ内のバッファメモリ容量は、
本発明の制御により低減することが可能である。複数の
情報記録再生ユニットの動作をパイプライン的に順次行
なうことにより、全くの同一時刻には一斉記録動作や一
斉再生動作が行なわれないようにできるため、バッファ
メモリページ数は、ユニット数よりも減らすことが可能
となる。
る。図1は、本発明の連続情報記録再生装置の全体構成
を示した図である。図1において、システムコントロー
ラ10は、本連続情報記録再生装置全体を制御するもの
であり、内部構成としては、上位ホストとの接続に供す
るI/F(インタフェース)11、CPU(中央処理装
置)12、メモリ13、データの一時蓄積に供するバッ
ファメモリ14、および該システムコントローラに複数
の情報記録再生ユニット100、120、140、16
0、180を接続するためのI/F18〜22からな
る。メモリ13内には、本システムの動作を制御するた
めの制御プログラム23が存在する。該制御プログラム
の動作については図2以降で説明する。また、バッファ
メモリ14は、本実施例ではBufα15、Bufβ1
6、Bufγ17の3つのブロックから構成されている
ものとする。バッファ容量やバッファ数は、取り扱うデ
ータの転送速度や、記憶装置の性能によって決定され
る。システムコントローラ内のバッファメモリ容量は、
本発明の制御により低減することが可能である。複数の
情報記録再生ユニットの動作をパイプライン的に順次行
なうことにより、全くの同一時刻には一斉記録動作や一
斉再生動作が行なわれないようにできるため、バッファ
メモリページ数は、ユニット数よりも減らすことが可能
となる。
【0009】本実施例では該システムコントローラにユ
ニットA100からユニットEまでの5つの情報記録再
生ユニットが接続されている。接続ユニット数は、記録
処理時間、再生処理時間、記録再生単位容量のデータ転
送時間等から決定される。
ニットA100からユニットEまでの5つの情報記録再
生ユニットが接続されている。接続ユニット数は、記録
処理時間、再生処理時間、記録再生単位容量のデータ転
送時間等から決定される。
【0010】個々のユニット内の構成について説明す
る。ここでは代表としてユニットA100について説明
する。各ユニットは、I/F105、CPU102、メ
モリ103、バッファメモリ104、磁気ディスク装置
接続のためのI/F106〜111、および磁気ディス
ク装置112〜117から構成される。ここで、磁気デ
ィスク装置112〜117は、同時に並列動作させるこ
とによりデータ転送速度の高速化を図っている。複数デ
ィスクを同時に用いて高速転送を実現するためには、R
AID3と呼ばれる構成が知られている。RAID3
は、M台のディスク装置を同期化して並列稼働させるこ
とにより、データ転送速度を単体ディスク装置のM倍に
高める方法である。実際の使用では、M台のディスク装
置の内、少なくとも1台のディスク装置はデータ欠損時
の復元を行なうためのパリティドライブとするため、転
送速度はM−1倍化されることになる。但し、磁気ヘッ
ドをディスク上の目的の位置に移動させるために要する
オーバヘッド時間は並列化しても低減されずに残る。本
実施例における各ユニットの構成および制御は通常のR
AID3で用いられてもので良い。
る。ここでは代表としてユニットA100について説明
する。各ユニットは、I/F105、CPU102、メ
モリ103、バッファメモリ104、磁気ディスク装置
接続のためのI/F106〜111、および磁気ディス
ク装置112〜117から構成される。ここで、磁気デ
ィスク装置112〜117は、同時に並列動作させるこ
とによりデータ転送速度の高速化を図っている。複数デ
ィスクを同時に用いて高速転送を実現するためには、R
AID3と呼ばれる構成が知られている。RAID3
は、M台のディスク装置を同期化して並列稼働させるこ
とにより、データ転送速度を単体ディスク装置のM倍に
高める方法である。実際の使用では、M台のディスク装
置の内、少なくとも1台のディスク装置はデータ欠損時
の復元を行なうためのパリティドライブとするため、転
送速度はM−1倍化されることになる。但し、磁気ヘッ
ドをディスク上の目的の位置に移動させるために要する
オーバヘッド時間は並列化しても低減されずに残る。本
実施例における各ユニットの構成および制御は通常のR
AID3で用いられてもので良い。
【0011】次に、実際の数値を用いて、各ユニットを
構成するディスク装置数、およびシステムを構成するユ
ニット数の設定について、図2を用いて、システムの全
体の動作と共に説明する。図2では対象とする連続情報
として動画像を想定する。図2では、連続情報の分割単
位である1フレームの再生表示時間を1/30秒、すな
わち33ミリ秒とし、該表示時間相当のデータ容量を1
回の記録動作、再生動作で取り扱うデータ容量であるも
のとした。また、磁気ディスク装置の想定仕様として
は、転送速度を毎秒4.8メガバイト、ディスクの最内
周から最外周まで磁気ヘッドを移動するために要するフ
ルストロークのヘッドシーク時間は27ミリ秒、回転待
ち時間は毎分5400回転の場合、1/2周分に要する
5.6ミリ秒とした。実際にデータを記録再生するため
に要するオーバヘッド時間がディスク装置のみで決定さ
れる場合、該オーバヘッド時間はヘッドシーク時間の2
7ミリ秒と最大で1回転分の時間である11ミリ秒の和
として38ミリ秒を要するものとする。
構成するディスク装置数、およびシステムを構成するユ
ニット数の設定について、図2を用いて、システムの全
体の動作と共に説明する。図2では対象とする連続情報
として動画像を想定する。図2では、連続情報の分割単
位である1フレームの再生表示時間を1/30秒、すな
わち33ミリ秒とし、該表示時間相当のデータ容量を1
回の記録動作、再生動作で取り扱うデータ容量であるも
のとした。また、磁気ディスク装置の想定仕様として
は、転送速度を毎秒4.8メガバイト、ディスクの最内
周から最外周まで磁気ヘッドを移動するために要するフ
ルストロークのヘッドシーク時間は27ミリ秒、回転待
ち時間は毎分5400回転の場合、1/2周分に要する
5.6ミリ秒とした。実際にデータを記録再生するため
に要するオーバヘッド時間がディスク装置のみで決定さ
れる場合、該オーバヘッド時間はヘッドシーク時間の2
7ミリ秒と最大で1回転分の時間である11ミリ秒の和
として38ミリ秒を要するものとする。
【0012】取り扱う情報の転送速度は非圧縮画像とし
て毎秒220メガビットとする。毎秒220メガビット
の転送速度を実現するには、単体で4.8メガバイトの
磁気ディスク装置では1ユニット当り6台以上を並列稼
働させる必要がある。信頼性向上にために、パリティド
ライブを必要とする場合は更に1台分の追加が必要とな
る。本発明では、パリティドライブは省略し、データ転
送に直接寄与するドライブ数に限定した。
て毎秒220メガビットとする。毎秒220メガビット
の転送速度を実現するには、単体で4.8メガバイトの
磁気ディスク装置では1ユニット当り6台以上を並列稼
働させる必要がある。信頼性向上にために、パリティド
ライブを必要とする場合は更に1台分の追加が必要とな
る。本発明では、パリティドライブは省略し、データ転
送に直接寄与するドライブ数に限定した。
【0013】アクセス時間は、先に示したように38ミ
リ秒、記録または再生に要する時間は、1フレーム分の
データの転送時間と隣接トラック間シーク時間、SCS
I(Small Computer System I
nterface)転送制御オーバヘッド時間の合計と
して43ミリ秒で与えれるものとする。
リ秒、記録または再生に要する時間は、1フレーム分の
データの転送時間と隣接トラック間シーク時間、SCS
I(Small Computer System I
nterface)転送制御オーバヘッド時間の合計と
して43ミリ秒で与えれるものとする。
【0014】図2では5つのユニットが記録処理、およ
び再生処理を順次行なっている。まず、n番目の画像記
録すべきデータは、システムコントローラ内のバッファ
メモリBufα15に記録される。この直後にユニット
A内のバッファメモリBufA104に記録される。次
に、該バッファメモリ104のデータを再生しながら
(再生するかしないかは任意)、ユニットA内のディス
クへの記録を開始する。続くn+1番目のデータは同様
にシステムコントローラ内のバッファメモリBufβ1
6に記録され、直後にユニットB内のバッファメモリB
uf B123に記録され、該メモリ内容を再生しなが
らユニットB内のディスクへ記録する。このようにして
順次ユニットAからユニットEまでの5つのユニットに
対し順番に情報の記録を行なって行き、再びユニットA
への情報記録に戻り、該処理動作をサイクリックに繰り
返していく。一方、既にディスク内に記録された情報の
再生は記録処理と後続の記録処理の間で行なっていく。
記録処理や再生処理を行なうには、処理に先だってアク
セスのための時間を要する。再生処理に関しても、記録
処理と同様に、ユニットAからユニットEまでのサイク
ルを繰り返し行なっていく。図2において、上から2番
目は情報の再生を示す処理タイムチャートである。
び再生処理を順次行なっている。まず、n番目の画像記
録すべきデータは、システムコントローラ内のバッファ
メモリBufα15に記録される。この直後にユニット
A内のバッファメモリBufA104に記録される。次
に、該バッファメモリ104のデータを再生しながら
(再生するかしないかは任意)、ユニットA内のディス
クへの記録を開始する。続くn+1番目のデータは同様
にシステムコントローラ内のバッファメモリBufβ1
6に記録され、直後にユニットB内のバッファメモリB
uf B123に記録され、該メモリ内容を再生しなが
らユニットB内のディスクへ記録する。このようにして
順次ユニットAからユニットEまでの5つのユニットに
対し順番に情報の記録を行なって行き、再びユニットA
への情報記録に戻り、該処理動作をサイクリックに繰り
返していく。一方、既にディスク内に記録された情報の
再生は記録処理と後続の記録処理の間で行なっていく。
記録処理や再生処理を行なうには、処理に先だってアク
セスのための時間を要する。再生処理に関しても、記録
処理と同様に、ユニットAからユニットEまでのサイク
ルを繰り返し行なっていく。図2において、上から2番
目は情報の再生を示す処理タイムチャートである。
【0015】このように、ディスクアクセス時間を含め
た記録処理時間と再生処理時間の合計時間が、1フレー
ム時間のN倍以下になるようにユニット数Nを決定すれ
ば、上記の動作を継続していくことができる。本実施例
の数値では、前者の記録処理時間および再生処理時間は
各々同値で81ミリ秒なので、記録処理と再生処理の1
組で162ミリ秒なので、Nを5にすれば、165ミリ
秒となるため、動作継続が可能となる。さらに動作マー
ジンを見込むのであれば、ユニット数を6とすれば良
い。
た記録処理時間と再生処理時間の合計時間が、1フレー
ム時間のN倍以下になるようにユニット数Nを決定すれ
ば、上記の動作を継続していくことができる。本実施例
の数値では、前者の記録処理時間および再生処理時間は
各々同値で81ミリ秒なので、記録処理と再生処理の1
組で162ミリ秒なので、Nを5にすれば、165ミリ
秒となるため、動作継続が可能となる。さらに動作マー
ジンを見込むのであれば、ユニット数を6とすれば良
い。
【0016】図2に示した実施例では、システムコント
ローラ10内のバッファメモリ14は、Bufα15、
Bufβ16、Bufγ17の3フレームだけで間に合
わせることができる。図2において、Bufα15に保
存されているデータはユニットA100内のディスクに
格納されるまでは保持する必要がある。本図では、ユニ
ットC140内のディスクへの格納開始時点までは保持
することになるため、3フレーム分のバッファメモリは
必要になる。しかしながら、ユニット総数の5フレーム
分のメモリをシステムコントローラ内に持つ必要は無く
なるため、コスト低減が可能となる。また、システムコ
ントローラ内のバッファメモリの内容を各ユニット内の
バッファメモリに転送していくことで、更にシステムコ
ントローラ内のバッファメモリ容量を低減することも可
能であるが、この場合はユニットに障害が起きた場合に
入力されたデータが無くなってしまうため、回復処理が
できなくなる恐れがあるため、動作マージンも含めて数
フレーム分のバッファメモリを持たせるのが望ましい。
ローラ10内のバッファメモリ14は、Bufα15、
Bufβ16、Bufγ17の3フレームだけで間に合
わせることができる。図2において、Bufα15に保
存されているデータはユニットA100内のディスクに
格納されるまでは保持する必要がある。本図では、ユニ
ットC140内のディスクへの格納開始時点までは保持
することになるため、3フレーム分のバッファメモリは
必要になる。しかしながら、ユニット総数の5フレーム
分のメモリをシステムコントローラ内に持つ必要は無く
なるため、コスト低減が可能となる。また、システムコ
ントローラ内のバッファメモリの内容を各ユニット内の
バッファメモリに転送していくことで、更にシステムコ
ントローラ内のバッファメモリ容量を低減することも可
能であるが、この場合はユニットに障害が起きた場合に
入力されたデータが無くなってしまうため、回復処理が
できなくなる恐れがあるため、動作マージンも含めて数
フレーム分のバッファメモリを持たせるのが望ましい。
【0017】図3は、図2の動作において、ある1つの
ユニットに注目した場合の一連の動作を示したフローチ
ャートである。動作開始命令200が制御プログラム2
3から発行されると、システムコントローラ10内のバ
ッファメモリ14に連続情報記録再生装置の外部から入
力された情報がフレーム単位に格納される。図ではBu
fα記録201と記した。続けてユニットA100内の
バッファメモリにも記録される。図ではBufA記録2
02と記した。ここでは、双方のバッファメモリに順次
記録していくような動作フローを示した。バッファメモ
リへの情報記録が完了する以前にユニットA内の全ディ
スクドライブ装置は所定の記録位置に磁気ヘッドの位置
づけを完了しておく。図ではユニットAアクセス203
と記した。ディスクは常に回転しているが、一般にディ
スクドライブ装置内にも数百キロバイト程度のキャッシ
ュメモリを有しているため、所定のシリンダにさえ位置
づけられていれば、データ書き込み指令が発行されれば
オーバヘッド時間を費やさずに書き込みが開始される。
次にBufAに記録された情報を再生しながら(図では
BufA再生204と記載)(再生するかしないかは任
意)、ユニットA内のディスクドライブ装置に書き込み
を行なう。図ではユニットAディスク記録205と記し
た。ディスクドライブ装置への書き込み完了を監視し、
未完了であれば再びBufA再生204を行ないながら
ユニットAディスク記録205を継続する。
ユニットに注目した場合の一連の動作を示したフローチ
ャートである。動作開始命令200が制御プログラム2
3から発行されると、システムコントローラ10内のバ
ッファメモリ14に連続情報記録再生装置の外部から入
力された情報がフレーム単位に格納される。図ではBu
fα記録201と記した。続けてユニットA100内の
バッファメモリにも記録される。図ではBufA記録2
02と記した。ここでは、双方のバッファメモリに順次
記録していくような動作フローを示した。バッファメモ
リへの情報記録が完了する以前にユニットA内の全ディ
スクドライブ装置は所定の記録位置に磁気ヘッドの位置
づけを完了しておく。図ではユニットAアクセス203
と記した。ディスクは常に回転しているが、一般にディ
スクドライブ装置内にも数百キロバイト程度のキャッシ
ュメモリを有しているため、所定のシリンダにさえ位置
づけられていれば、データ書き込み指令が発行されれば
オーバヘッド時間を費やさずに書き込みが開始される。
次にBufAに記録された情報を再生しながら(図では
BufA再生204と記載)(再生するかしないかは任
意)、ユニットA内のディスクドライブ装置に書き込み
を行なう。図ではユニットAディスク記録205と記し
た。ディスクドライブ装置への書き込み完了を監視し、
未完了であれば再びBufA再生204を行ないながら
ユニットAディスク記録205を継続する。
【0018】図3ではユニットAについて、システムコ
ントローラ10内のBufα15を使用してディスクド
ライブ装置に記録していく動作を示したが、システムコ
ントローラ10内の他のメモリバッファ、例えばBuf
β16やBufγ17を用いる場合でも同様である。現
在、どのバッファがどのユニットへ記録すべきデータを
保持しているかは、システムコントローラ10内の制御
プログラム23およびCPU12が監視している。再生
動作に関しても、記録時とほぼ同様に行なうことができ
る。ディスクからのデータ再生を開始する以前に所望の
ディスク位置に磁気ヘッドを位置づけておくことも同様
である。図2ではDisk再生の直前のアクセスが該動
作に相当する。
ントローラ10内のBufα15を使用してディスクド
ライブ装置に記録していく動作を示したが、システムコ
ントローラ10内の他のメモリバッファ、例えばBuf
β16やBufγ17を用いる場合でも同様である。現
在、どのバッファがどのユニットへ記録すべきデータを
保持しているかは、システムコントローラ10内の制御
プログラム23およびCPU12が監視している。再生
動作に関しても、記録時とほぼ同様に行なうことができ
る。ディスクからのデータ再生を開始する以前に所望の
ディスク位置に磁気ヘッドを位置づけておくことも同様
である。図2ではDisk再生の直前のアクセスが該動
作に相当する。
【0019】本発明で説明した記録再生処理は、連続情
報をそのまま通常速度で記録再生していく場合には支障
は生じないが、通常の再生速度(以下、通常再生速度)
よりも高速に再生するような要求が生じた場合には工夫
が必要である。このことについて、図2と図4を用いて
説明する。図2の記録再生処理を用いる場合、通常速度
再生時にはユニットAに格納されているA1フレーム、
ユニットBに格納されているB1フレーム、ユニットC
に格納されているC1フレーム、ユニットDに格納され
ているD1フレーム、ユニットEに格納されているE1
フレーム、図2において、ユニットAのディスク再生を
行なった直後はユニットBのディスク再生を行なうこと
になる。通常速度再生以外の場合にはこの順序は適宜変
更しながら再生していくことになる。また、記録処理は
行なわず、再生処理のみを行なうことになる。従って、
図2における記録処理は再生処理に替わる。例えば、通
常再生速度に対して5倍速で再生していきたい場合に
は、I番目の画像フレームを再生したあとに、次のフレ
ーム再生ではI+5番目の画像フレームを再生する必要
がある。構成ユニット数の整数倍の高速再生が要求され
た場合、正確にその倍速数を実現するには、同一のユニ
ットからのデータを続けて読み出していく必要が生じ
る。連続する画像フレームをディスク内の近接した位置
に格納しておくことで、アクセス時間の短縮を図ること
も可能であるが、図2で示した制御ではアクセス時間が
完全に無視出来ない限り、同一ユニットからのデータを
連続して読み出すことは困難である。そこで、正確な倍
速数は満足できないが、当該ユニットの直前か直後のユ
ニットからのデータを用いることで疑似的に倍速再生を
実行する。図4において、5倍速再生の場合、5倍速再
生1は正規の画像フレームを読み出していきこれを連続
フレーム情報として再生するものである。5倍速再生1
は、上述のように同一ユニット内のディスクへのアクセ
スが連続するため、アクセス時間が無視できない場合に
は実現できなくなる。5倍速再生2は、正規の読み出し
フレームの直前または直後のフレームを読み出すこと
で、同一のユニット内のディスクへのアクセスが連続し
ないようにするものである。同様に、10倍速の場合
も、正規の読み出しフレームの直前または直後のフレー
ムを読み出すことで、同一ユニット内のディスクへの連
続アクセスを回避することができる。図4(a)は、通
常速度再生時の読み出しフレームを基準として、N倍速
再生時に読み出すべきフレームを丸印をつけて示した図
であり、図4(b)は該読み出しフレームを連続して読
み出すことによって、N倍速再生を実現する場合の再生
フレーム番号を基準として示した図である。
報をそのまま通常速度で記録再生していく場合には支障
は生じないが、通常の再生速度(以下、通常再生速度)
よりも高速に再生するような要求が生じた場合には工夫
が必要である。このことについて、図2と図4を用いて
説明する。図2の記録再生処理を用いる場合、通常速度
再生時にはユニットAに格納されているA1フレーム、
ユニットBに格納されているB1フレーム、ユニットC
に格納されているC1フレーム、ユニットDに格納され
ているD1フレーム、ユニットEに格納されているE1
フレーム、図2において、ユニットAのディスク再生を
行なった直後はユニットBのディスク再生を行なうこと
になる。通常速度再生以外の場合にはこの順序は適宜変
更しながら再生していくことになる。また、記録処理は
行なわず、再生処理のみを行なうことになる。従って、
図2における記録処理は再生処理に替わる。例えば、通
常再生速度に対して5倍速で再生していきたい場合に
は、I番目の画像フレームを再生したあとに、次のフレ
ーム再生ではI+5番目の画像フレームを再生する必要
がある。構成ユニット数の整数倍の高速再生が要求され
た場合、正確にその倍速数を実現するには、同一のユニ
ットからのデータを続けて読み出していく必要が生じ
る。連続する画像フレームをディスク内の近接した位置
に格納しておくことで、アクセス時間の短縮を図ること
も可能であるが、図2で示した制御ではアクセス時間が
完全に無視出来ない限り、同一ユニットからのデータを
連続して読み出すことは困難である。そこで、正確な倍
速数は満足できないが、当該ユニットの直前か直後のユ
ニットからのデータを用いることで疑似的に倍速再生を
実行する。図4において、5倍速再生の場合、5倍速再
生1は正規の画像フレームを読み出していきこれを連続
フレーム情報として再生するものである。5倍速再生1
は、上述のように同一ユニット内のディスクへのアクセ
スが連続するため、アクセス時間が無視できない場合に
は実現できなくなる。5倍速再生2は、正規の読み出し
フレームの直前または直後のフレームを読み出すこと
で、同一のユニット内のディスクへのアクセスが連続し
ないようにするものである。同様に、10倍速の場合
も、正規の読み出しフレームの直前または直後のフレー
ムを読み出すことで、同一ユニット内のディスクへの連
続アクセスを回避することができる。図4(a)は、通
常速度再生時の読み出しフレームを基準として、N倍速
再生時に読み出すべきフレームを丸印をつけて示した図
であり、図4(b)は該読み出しフレームを連続して読
み出すことによって、N倍速再生を実現する場合の再生
フレーム番号を基準として示した図である。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、動画像情報や音声情報
等の連続情報の記録を行ないながら、同時に任意の既記
録情報の再生を実行することができる。これにより、時
間シフト放送に対応した連続情報記録再生装置を構築す
ることができる。また、複数の情報記録再生ユニットを
順次記録処理、再生処理に供させ、同一システムコント
ローラに接続された他の情報記録再生ユニットと同時刻
に同一動作が行なわれないようにずらすように制御する
ことで、システムコントローラ内のバッファメモリの共
有化が図れるため、必要とされるメモリ容量の削減を図
ることができる。また、複数の情報記録再生ユニットが
同一バスに接続されているようなシステム構成の場合に
も、データ転送処理が時間的に分散できるため、バス転
送能力を越えることなく情報の記録再生を継続させるこ
とができる。また、同一のユニットに対してアクセスが
連続しないようにして間欠的に再生していくことで、通
常速度再生よりも高速な速度で再生していくことができ
る。
等の連続情報の記録を行ないながら、同時に任意の既記
録情報の再生を実行することができる。これにより、時
間シフト放送に対応した連続情報記録再生装置を構築す
ることができる。また、複数の情報記録再生ユニットを
順次記録処理、再生処理に供させ、同一システムコント
ローラに接続された他の情報記録再生ユニットと同時刻
に同一動作が行なわれないようにずらすように制御する
ことで、システムコントローラ内のバッファメモリの共
有化が図れるため、必要とされるメモリ容量の削減を図
ることができる。また、複数の情報記録再生ユニットが
同一バスに接続されているようなシステム構成の場合に
も、データ転送処理が時間的に分散できるため、バス転
送能力を越えることなく情報の記録再生を継続させるこ
とができる。また、同一のユニットに対してアクセスが
連続しないようにして間欠的に再生していくことで、通
常速度再生よりも高速な速度で再生していくことができ
る。
【図1】本発明の連続情報記録再生装置全体の構成を示
す図である。
す図である。
【図2】本発明の記録再生動作を説明するタイムチャー
トである。
トである。
【図3】図2の単一情報記録再生ユニットに対する記録
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
【図4】N倍速再生を行なう場合の読み出しフレーム番
号、読み出し対象ユニットを説明するための図である。
号、読み出し対象ユニットを説明するための図である。
10 システムコントローラ 11、18〜22、105 インタフェース 12 CPU 13 メモリ 14 バッファメモリ 15〜17 バッファメモリのブロック 23 制御プログラム 100、120、140、160、180 情報記録再
生ユニット 102 CPU 103 メモリ 104、123、143、163、183 バッファメ
モリ 106〜111 インタフェース 112〜117 磁気ディスク装置
生ユニット 102 CPU 103 メモリ 104、123、143、163、183 バッファメ
モリ 106〜111 インタフェース 112〜117 磁気ディスク装置
Claims (5)
- 【請求項1】 動画像情報、音声情報等の連続情報を記
録し、該記録された情報の再生を行なう連続情報記録再
生装置において、 バッファメモリを有し、複数の情報記録再生ユニットが
接続され、入力された記録用連続情報を分割して前記バ
ッファメモリに書き込み、該バッファメモリ内の分割し
た連続情報を分割単位毎に順次前記複数の情報記録再生
ユニットに転送し記録処理する手段と、前記複数の各情
報記録再生ユニットに分割記録された連続情報を該各情
報記録再生ユニットから分割単位毎に順次再生処理する
手段を有するシステム制御装置を備え、 前記各情報記録再生ユニットは、バッファメモリと、連
続情報の記録再生に必要な転送速度を得るために必要な
並列動作する複数の記憶手段と、前記システム制御装置
から転送された分割された連続情報を該バッファメモリ
に格納し、該格納した情報を前記複数の記憶手段に並列
記録し、かつ該複数の記憶手段から並列再生された情報
を前記システム制御装置に転送する手段を有することを
特徴とする連続情報記録再生装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の連続情報記録再生装置に
おいて、 前記システム制御装置は各情報記録再生ユニットにおけ
る記録処理と再生処理を交互に繰り返し行なうよう制御
することを特徴とする連続情報記録再生装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の連続情報記録再生装置に
おいて、 前記各情報記録再生ユニットを構成する記憶手段として
磁気ディスク、あるいは光ディスクを用いることを特徴
とする連続情報記録再生装置。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の連続情報
記録再生装置において、 前記各情報記録再生ユニットの個数を、記録処理1回分
の処理時間と再生処理1回分の処理時間の合計時間が、
連続情報の分割単位の再生表示時間と前記各情報記録再
生ユニットの個数との積の時間に比較して等しいかそれ
以下になるように設定することを特徴とする連続情報記
録再生装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の連続情報記録再生装置に
おいて、 前記システム制御装置は、通常速度よりも高速に再生す
る場合に、特定の前記情報記録再生ユニットに対して連
続して読み出しがかかるとき、該特定の情報記録再生ユ
ニットと該ユニットに隣接するいずれかのユニットとに
対して交互に繰り返し読み出し処理を行なうよう制御す
ることを特徴とする連続情報記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8019329A JPH09190294A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 連続情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8019329A JPH09190294A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 連続情報記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09190294A true JPH09190294A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11996381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8019329A Pending JPH09190294A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 連続情報記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09190294A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1185413A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-03-30 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 記録装置 |
CN100370817C (zh) * | 1999-07-28 | 2008-02-20 | 三星电子株式会社 | 随机存取存储设备 |
-
1996
- 1996-01-10 JP JP8019329A patent/JPH09190294A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1185413A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-03-30 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 記録装置 |
CN100370817C (zh) * | 1999-07-28 | 2008-02-20 | 三星电子株式会社 | 随机存取存储设备 |
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