JP4211563B2 - 再生記録装置 - Google Patents

再生記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4211563B2
JP4211563B2 JP2003353445A JP2003353445A JP4211563B2 JP 4211563 B2 JP4211563 B2 JP 4211563B2 JP 2003353445 A JP2003353445 A JP 2003353445A JP 2003353445 A JP2003353445 A JP 2003353445A JP 4211563 B2 JP4211563 B2 JP 4211563B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
recording
recording medium
transfer
files
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003353445A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005122252A (ja
Inventor
俊啓 田中
浩 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2003353445A priority Critical patent/JP4211563B2/ja
Publication of JP2005122252A publication Critical patent/JP2005122252A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4211563B2 publication Critical patent/JP4211563B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

本発明は、ビデオファイル、オーディオファイルとメタデータファイルから成るAVクリップを編集する映像編集装置において、AVクリップを構成する複数のファイルを半導体メモリ等の記録媒体間で転送する際、記録媒体の特性を利用して高速に転送できる映像編集装置に関する。
近年、半導体メモリカードに映像を記録し、編集・再生できる機器が増加している。また、メモリカードの大容量化により、DV規格(IEC 61834)のNTSC信号といったデータ量の大きい高品質の映像を、充分な時間記録できるようになってきた。
半導体メモリカードは、一般に複数のフラッシュメモリで構成される。フラッシュメモリはメモリ・セルと呼ばれる最小単位でデータを保持する。一方、フラッシュメモリの特性により、データの記録は記録ブロックサイズ、消去は消去ブロックサイズと呼ばれるメモリ・セルより大きいブロック単位で行われる。フラッシュメモリはその特性上、オーバーライト動作ができないので、書き込みには消去動作が伴う。消去ブロックサイズは記録ブロックサイズより大きいため、消去ブロックサイズ単位で書き込むことで、高速な書き込み動作が行える。また、リード/ライト動作を連続して行う場合、光ディスクなど他の記録媒体と同様、連続アドレスに対するリード/ライト動作の方がランダムアドレスに対するリード/ライト動作より速くなる。
メモリカードやハードディスク、光ディスクなどの記録媒体は、PCや機器からファイルとしてアクセス可能にするため、FAT(Standard ECMA−107: Volume and File Structure of Disk Cartridges for Information Interchange)やUDF(OSTA: Universal Disc Format)といったファイルシステムを用いてデータを読み書きすることが多い。図10は、ファイルシステムを用いたPCや機器におけるソフトウェアモジュールの階層を示している。PCや機器に組み込まれたアプリケーション513からメモリカード等の記録媒体510に読み込み/書き込みを行う場合、カーネル空間プログラムであるファイルシステムドライバ512がアプリケーション513からのI/O要求を処理する。ファイルシステムドライバ512はファイルシステムフォーマットに記録するための独自のI/O要求をデバイスドライバ511に発行し、デバイスドライバ511が記録媒体510上に最終的なI/O要求を送る。
ファイルシステムフォーマットの一例として、FATフォーマットについて図12を用いて説明する。図12のように、メモリカードやハードディスク等の物理ドライブ600は、領域の先頭に置かれるマスターブートレコード602と1個以上の論理ドライブ601から構成されるのが一般的である。1個の論理ドライブ601は、1種類のファイルシステムでフォーマットされる。FATフォーマットの場合、領域の先頭からパーティションブートセクタ603、FAT604、FATのバックアップ604b、ルートディレクトリエントリ605というシステム領域が配置され、システム領域の後ろにユーザデータ領域606が配置される。パーティションブートセクタ603には、パーティションのセクタ数やクラスタサイズといったパーティションを起動するのに必要な情報が記録される。FAT604には、ファイルの記録情報が置かれる。図12の右上図に示すように、FAT604には12ビットや16ビットといった単位でファイルの次のデータが存在するクラスタ番号を記録する。この例では、クラスタ番号3の位置に4が記録されており、クラスタ番号4の位置に7が記録されている。クラスタ番号7の位置に終了マークが記録される。ルートディレクトリエントリ605には、ルートディレクトリに置かれているファイル又はフォルダの情報がエントリとして記録される。エントリの情報には、ファイルのデータが置かれる先頭のクラスタ番号が含まれる。ユーザデータ領域606には、ファイルのデータ自体が置かれる。図12の右下図の例では、クラスタ3、4、7にファイルのデータを記録する。この記録状態は、右上図のFAT604と常に対応づけられている。
図12のFATファイルシステムにおけるファイルの記録手順を図13のフローチャートを用いて説明する。図10のファイルシステムドライバ512におけるファイルの記録処理650が開始されると、まずファイルを構成する部分データを内部バッファに読み込むステップ651を行う。部分データの大きさは、ファイルシステムドライバの構造やファイルを記録する状況により異なる。次に、転送先の空き領域の検索ステップ652を行う。ファイルは、クラスタと呼ばれる単位(数KB〜数十KB程度)に分割して記録するため、空き領域はクラスタ単位で検索する。空き領域の検索は、クラスタを管理するFAT604にて行う。空き領域が検索されると、FATとディレクトリエントリの更新ステップ653を行う。予めFAT領域とディレクトリエントリを確保しておくことにより、他のプロセスから同じ領域にアクセスされることによる危険を回避できる。クラスタ単位の記録処理の実行ステップ654では、クラスタ単位に分割されたデータを記録する。内部バッファに蓄積された部分データの記録が完了したかどうかをステップ655で判定する。以上の動作をファイルの記録が完了するまでステップ656で判定して繰り返すことにより、ファイルの記録が終了する。以上において、記録媒体に対するリード/ライト動作を行う際には、図10のデバイスドライバ511を駆動してリード処理660とライト処理661を実行させる。
以上説明したように、ファイルシステムは、記録媒体の空き場所の検索やディレクトリエントリの作成、データの内部バッファへのキャッシュ処理、クラスタ単位やセクタ単位への分割書き込み処理といった複雑な処理を行う。特に、クラスタ単位のリード/ライト処理を行う場合、図12の右上図及び右下図で示したクラスタのアドレスの連続性が大きくパフォーマンスに影響する。
ところで、データ量の大きい高品質の映像に対して記録やコピーなどのデータ転送処理を行う場合、半導体メモリカードの記録レートはまだ充分に速いとは言えない。例えば標準的なメモリカードの記録レートを1MB/S(=8Mbps)として、約25MbpsのDV−NTSC信号をハードディスクからメモリカードにコピーするには、元の映像の記録時間に対して約3倍(=25/8)の時間を要する。一方、半導体メモリカードにアクセスするデバイスドライバやファイルシステムドライバといったソフトウェア側での処理によっては、さらにその2倍程度の時間を要してしまうことがあるという課題があった。
半導体メモリカードの記録レートをフラッシュメモリを用いるソフトウェア側で改善する技術として、例えば消去動作を記録時以外の時間に行うことで記録動作を高速に行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−182010号公報
半導体メモリカードを、放送用の編集や制作用途に利用するには、記録レートの影響は一層大きくなる。これらの用途では、図11の例に示すように、ビデオやオーディオをエッセンスファイルと呼ばれる独立したファイルとして記録する。一般的には、ビデオファイル502はDVと同等以上の品質のビデオであり、オーディオファイル503〜506は高品質かつマルチチャンネルのPCMオーディオである。メタデータファイル507は、撮影現場で映像に付随して記録される、例えば撮影者、撮影場所、日時といった情報である。また、メモリカードにはエッセンスファイル以外に、各エッセンスファイルを関連付けるクリップ情報501を記録する。
以上のように構成されるAVクリップ500を、メモリカードなどの記録媒体間でコピー又は移動する際、ファイルシステムを通して各エッセンスファイルを独立に処理すると、クラスタサイズやセクタサイズといった小さい単位や、記録媒体の特性に関係ない単位でアクセスが行われるため、ファイルの転送に非常に時間を要するという課題があった。
このような課題に鑑み、本発明は、AVクリップを構成する複数のファイルを半導体メモリ等の記録媒体間で転送する際、記録媒体の特性を利用して高速に転送できる映像編集装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の再生記録装置は、複数の記録媒体を接続できる再生記録装置であって、第一の記録媒体に記録されたファイルを所定のサイズを持つ部分データに分割して読み出すためのリード用プログラムと、ファイルを所定のサイズを持つ部分データに分割して第二の記録媒体に記録するためのライト用プログラムと、を実行するためのCPUを有し、前記CPUは、前記リード用プログラムを実行し、前記第一の記録媒体から複数のファイルを読み出す際、前記第一の記録媒体のアドレスを前記部分データのサイズの整数倍となる基本転送サイズの区間に区切り、前記区間内に前記複数の異なるファイルを構成する部分データが連続して混在する場合には、前記区間内の連続する部分データを一回の動作で前記第一の記録媒体から読み出し、前記CPUは、前記ライト用プログラムを実行し、読み出した前記連続する部分データを連続したアドレスに記録するための空き領域を前記第二の記録媒体から検索し、読み出した前記連続する部分データを一回の動作で前記第二の記録媒体上の前記空き領域に記録する構成としたものである。
本発明によって、複数ファイルを単一のファイルとして扱うことでクラスタのアドレスが連続する確率を高めると共に、入出力が高速に行えるブロック単位に複数ファイルを一括して転送するので、半導体メモリカードなどの記録媒体間でAVクリップを構成する複数ファイルを転送する際に、高速な転送処理を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図7を用いて説明する。
(実施の形態1)
図2は、本発明による映像編集装置の構成図である。図2において、映像編集装置100は、少なくともCPU101、メモリ102、アドレスバス110、データバス111から構成される。加えて、OSなどのプログラムやデータを格納するHDD105、入出力を接続するための入力コントローラ112、出力コントローラ113を有する。160はユーザからの入力手段である編集コントローラ、161はディスプレイ、120は着脱可能なメモリカードである。
メモリカード120に記録された映像データを編集する過程を、図2を用いて説明する。映像編集装置100の電源を投入すると、HDD105に格納されたOSプログラム106が起動し、ファイルシステムドライバのプログラム103、デバイスドライバのプログラム104がメモリ102上にロードされる。ファイルシステムドライバ103及びデバイスドライバ104は、メモリカード120に対してファイル入出力を行うのに必要な機能を有する。但しメモリカード120だけでなく、ハードディスクや光ディスクなどの記録媒体へのファイル入出力に用いても良い。
ユーザがメモリカード120を映像編集装置に接続すると、OS106はプラグアンドプレイ機能によりメモリカード120を認識し、デバイスドライバ104を駆動する。ファイルシステムドライバ103は、デバイスドライバ104を経由してメモリカード120上のファイルフォーマットを認識し、論理ドライブとしてマウントする。ユーザはOS上で編集アプリケーション180を起動して、編集コントローラ160を操作することにより、メモリカード120上の映像データを編集・加工することができる。
以上のような映像データを編集する過程において、あるシーンのAVクリップをメモリカード120間でコピー又は移動したり、HDD105上にあるAVクリップをメモリカード120にコピーする作業が必要となる。メモリカード間でAVクリップを高速にコピーする時の動作について、図1を用いて説明する。なお、既出の構成要素については同一の番号を振り、説明を省略する。図1において、121は転送元メモリカード、122は転送先メモリカードである。説明を簡明にするため、「転送元」と「転送先」という名前を付与している。130と131はメモリカード内部のフラッシュメモリへ入出力を行うためのコントローラ、140はファイルシステムのクラスタサイズ、141はクラスタサイズをM(Mは自然数)個集めたブロックサイズである。150はオーディオファイルの一部、151はビデオファイルの一部、152はメタデータファイルの一部、155はクリップ情報である。
転送元メモリカード121へのファイルの記録は、映像編集装置100やメモリカードスロットを搭載したカメラレコーダで行うことができる。図1に示すようにオーディオファイル150、ビデオファイル151、メタデータファイル152といったエッセンスファイルはクラスタサイズ140の単位で同時並行的に記録されるため、それぞれのファイルが分散して記録されることになる。図12のFATファイルシステムの場合、各エッセンスファイルはクラスタ610のサイズに分割されて、ユーザデータ領域606に記録される。各部分データの連結情報は、FAT604に記録される。また、ファイル名とディレクトリパスの情報は、ルートディレクトリエントリ605を基点として、ユーザデータ領域606のディレクトリエントリ領域に記録される。
このように転送元メモリカード121上に記録されたAVクリップを、転送先メモリカード122にコピーするには、図14のような階層構成のプログラムを用いる。この図における転送元記録媒体510aと転送先記録媒体510bは、同じデバイスドライバ511で駆動できる記録媒体である。同じ種類のメモリカード間での転送や、USBインターフェースに接続する記録媒体間での転送がこれに該当する。図14の特殊な例として、転送元と転送先の記録媒体が同一の場合がある。この場合は、図10の階層構成となる。
一般的なプログラム構成は、転送元記録媒体510aと転送先記録媒体510bが異なる種類の記録媒体でかつ異なるファイルシステムを持つ図15のような構成である。この場合は、デバイスドライバが511aと511b、ファイルシステムドライバが512aと512bのように独立している。UDFフォーマットの光ディスクからFATフォーマットのメモリカードへの転送などが、この代表例である。先に説明した図14と図10の場合、及び図16や図17のようにファイルシステムドライバやデバイスドライバが共通の場合は全て、図15の特殊なケースとして簡単に対応できる。よって、本実施の形態では、図15の一般的なプログラム構成に対して、AVクリップのコピー動作を説明する。
まず、アプリケーション513としては、例えば図3のようなファイル操作画面200を利用する。ファイル操作画面200は、編集アプリケーションプログラム180の一機能として提供することができる。図3では、画面左側と画面右側の2つの論理ドライブに含まれるAVクリップの一覧を表示している。表示するドライブやディレクトリパスをボックス201で切り替えることができる。AVクリップ202は、クリップの代表フレームの静止画か動画で表示される。AVクリップ202の下にはタイムコードやファイル名などの付加情報203が表示される。EドライブのAVクリップ202をカーソル205で選択してFドライブの空きスペース204に動かすと、AVクリップ202はFドライブにコピーされる。
このように転送元メモリカード121上に記録されたAVクリップを、転送先メモリカード122にコピーする際のアプリケーションプログラム180の内部動作を、図4のフローチャートを用いて説明する。
アプリケーションにおけるAVクリップのコピー処理210は、最初にクリップ情報の読み込みステップ211を実行する。即ち、図1のクリップ情報155を読み込む。次に、クリップ情報を構成するファイルリストの作成ステップ212を行う。ファイルリストの例を、図18に示す。ファイルリストは、図11で示したエッセンスファイルのリストであり、少なくともファイルの個数と、個々のファイル名とディレクトリパスの情報を持っている。必要に応じて、ビデオ(V)、オーディオ(A)、メタデータ(M)等を示すファイルタイプや、ファイルサイズやアドレスの存在範囲といった、コピーを円滑に行うための付加情報を持つこともできる。
ファイルリストを作成すると、部分処理単位の設定ステップ213を行う。これは、転送する複数ファイルのサイズなどの付加情報に応じて、一度に処理するデータ量を制限するための処理である。この制限により、例えばファイルシステムドライバの使用するメモリ量の節約やコピー時のタイムラグの低減が行える。逆に、連続アドレスからの読み出しや書き込みによる高速処理のため、この部分処理単位は、円滑な転送処理を妨げない程度の連続した単位とする必要がある。部分処理単位の設定方法として、例えば複数ファイルの存在するユーザデータ領域のクラスタアドレスの範囲をある一定数に分割し、個々の分割された範囲を部分処理単位とすることができる。
次に、基本転送サイズRの決定ステップ214を行う。基本転送サイズRとは、転送元と転送先の記録媒体の物理特性に基づいて、転送処理を高速に行うための一回の転送におけるデータサイズを定めるものである。転送元の対象となるデータがR個以上の連続したクラスタに存在すれば、この基本転送サイズRで転送する。T個(T<R)だけ連続していれば、サイズTで転送するものである。このステップの処理例を図5(A)に示す。この例は、上側の転送元の網掛けで示したデータを下側の転送先に転送する場合を示している。メモリカードの物理特性から、転送元メモリカードの読み出し速度が速くなるブロックサイズがM=4、転送先メモリカードの書き込み速度が速くなるブロックサイズがN=6であると仮定する。この時、RをMとNの公倍数とすれば、1回のアクセスが読み出し側と書き込み側のそれぞれの速くなるブロック境界を跨がないため良い。読み出し速度が書き込み速度より十分速い場合には、図5(B)のようにRを書き込み側のブロックサイズNとすることもできる。メモリカードの場合には、Nを消去ブロック単位とすることで、書き込み時の高速化を図ることができる。以上のようにして、記録媒体に適した基本転送サイズRを決定する。
図5でRを定義したが、実際の転送処理では、一回の転送サイズRの内部でブロックの境界を跨がない条件を成り立たせる必要がある。図5(A)のように一回の転送の開始位置が1クラスタだけ後方にずれると、最後方の1クラスタが次のブロックに跨るため、読み出す必要のあるブロック数が3から4に増え、転送速度が低下する。これを防ぐためには、媒体上における読み出しと書き込みのそれぞれの開始アドレスが、Rの倍数でなければならない。
部分処理単位と基本転送サイズが決定すると、最初の部分処理単位から順に、部分処理単位のコピー処理220を行う。この処理では、必要なファイルシステムドライバを駆動してステップ221からステップ223の処理を行う。まず、転送元の対象クラスタマップの作成ステップ221を行う。このステップの処理例を図6に示す。図中の小文字のアルファベットは、ファイルの種類を示している。図6(1)のように、転送元記録媒体のFAT領域において、転送の対象ファイルが記録されているクラスタを調べる。これはファイルa、b、cを転送する場合の例であり、該当するクラスタを網掛けで図示している。次に図6(2)のように、指定されたファイルリストのファイルが占有するクラスタを1に、それ以外のクラスタを0にしたマップ(以下、対象クラスタマップと称す)を作成する。対象クラスタマップは、複数ファイルを構成するファイルに関係なく、転送すべき全てのクラスタの位置情報を表している。
対象クラスタマップの作成ステップ221が完了すると、転送先の空き領域の検索ステップ222を行う。このステップの処理を図7に示す。ここでは基本転送サイズとしてR=6を選択した例を示すが、R=12など他の値を選択した場合でも同様である。図7(1)は、ステップ221で作成した対象クラスタマップをM=4毎からN=6毎のブロックにまとめ直して示している。図7(1)の転送元のマップの先頭から順に1ブロック分毎、もしくは1連続データ毎に、図7(2)の転送先のFATに書き込める領域があるか検索する。ブロックA、B、Cは1ブロック分が全て対象クラスタで埋まっているので、転送先のFATから1ブロック分が連続して空いているクラスタを検索する。連続データD、E、F、Gは、1ブロックに満たないサイズのため、転送先のFATから該当するサイズの空きクラスタを検索する。この場合、連続データDのように、転送元と転送先の連続データのブロック内における位置は、必ずしも一致する必要はない。この処理において、アプリケーションは、対象クラスタマップの各ブロック又は連続データの転送先アドレスをメモリ上に記憶しておく。
転送先の空き領域の検索ステップ222が完了すると、デバイスドライバを駆動してブロック単位のコピー処理の実行223を行う。このステップの処理を図8に示す。図8のように、対象クラスタマップと転送先アドレスを利用して、各ブロックを転送元メモリカードから転送先メモリカードへダイレクト転送する。
ダイレクト転送の動作を、図9(A)に示す。基本転送サイズのデータが1個分格納できるバッファメモリをカーネル空間に確保する。転送動作は、図中の(1)から(8)までの順に行われる。即ち、転送元記録媒体のデバイスドライバaにメモリのアドレスを示すポインタを渡し、1ブロックのデータをメモリ内に読み出す。次に、転送先記録媒体のデバイスドライバbにメモリのアドレスを示すポインタを渡し、1ブロックのデータを転送先記録媒体に書き込む。同じメモリ領域を利用して、この操作を1ブロック毎に繰り返すことで、ダイレクト転送が行われる。この時、カーネル空間のメモリへのデータコピーは一度しか行われない。メモリへのコピー処理を最小限にすることにより、高速な転送処理が可能となる。また、図9(B)のように複数のバッファメモリを用意して、それを巡回して利用することにより、連続する転送動作が時間的にオーバーラップすることを可能にし、一層の高速化を図ることができる。ダイレクト転送において、デバイスドライバaとbを駆動する代わりに、ファイルシステムドライバaとbを駆動しても良い。しかし、転送元と転送先のアドレス情報を記憶しておけば、アプリケーションから直接デバイスドライバを駆動する方がより高速に転送処理が行えることが多い。
図8の例では、AからGまでの7回のダイレクト転送が実施される。一般的なファイル転送により図8のコピー処理を実施すると、ファイルa、b、cの順に連続するブロックをコピーすることになり、計14回の転送動作が必要となる。本発明は、ブロック内に異なるファイルが混在するような状況であるほど、効果が大きくなる。カメラレコーダなどの機器でデータ量の大きい複数のファイルを同時にリアルタイムに記録する場合、複数のファイルを連続したアドレスに混在させて記録することで高い転送レートが確保できることが多いため、本発明は特に有効である。
以上説明したように本実施の形態によると、半導体メモリカードにおいて、連続リード/ライト処理と、ランダムリード/ライト処理で平均所要時間が大きく異なることに基づいて、複数ファイルを単一のファイルとみなす対象クラスタマップを作成することにより、記録媒体上で連続リード/ライト処理の実行できる確率を高め、高速な転送処理を実行することが可能となる。
本実施の形態では転送元及び転送先の記録媒体をメモリカードとして説明したが、片方又は両方がハードディスクや光ディスクなどの他の記録媒体の場合でも、本発明は効果的である。特にディスク状の媒体の場合、アドレスが連続していない場合はシーク時間が必要になるため、対象クラスタマップを作成して複数のファイルを一括して転送するのは非常に有効である。本実施例では転送元記録媒体と転送先記録媒体でブロックサイズが異なる例を示したが、同じブロックサイズでも適用できるのは明らかである。転送元記録媒体と転送先記録媒体のブロックサイズは任意の大きさが適用できる。FATファイルシステムを例にとって説明したが、ファイルをクラスタのような一定のサイズに分割して記録するものであれば、他のファイルシステムにも適用できる。また、転送元記録媒体と転送先記録媒体のように2つの記録媒体間で転送を行わず、同じ記録媒体の異なるパーティション間や同じパーティション内の2つの領域間でも本発明が適用できることは明らかである。
本実施の形態では転送元と転送先でクラスタサイズが同じと仮定して説明したが、クラスタサイズが異なる場合でも適用できる。一般的には、クラスタサイズは2のべき乗の自然数である。例えば転送元のクラスタサイズが8KB、転送先のクラスタサイズが16KBの場合を考える。図6の対象クラスタマップを8KB単位で作成し、2個毎の隣接するクラスタをOR演算でまとめ、16KB単位のクラスタマップに変換する。図7の空き領域の検索は16KB単位で行う。図8の実際の転送時には、転送元から転送する際に、8KBの端数が残るブロックは、残りをゼロで埋めた16KBのデータとする。このようにして、大きいクラスタサイズの記録媒体への転送ができる。逆に、転送元のクラスタサイズが16KB、転送先のクラスタサイズが8KBの場合を考える。図6の対象クラスタマップを16KB単位で作成し、各クラスタのマップデータを複製して2倍にする。図7の空き領域の検索は8KB単位で行うが、16KBにアライメントされた領域を検索するのが望ましい。図8の実際の転送時は、通常に転送すれば良い。以上のようにして、クラスタサイズが異なる場合にも、本実施例は適用できる。
本実施の形態は、図10、及び図14から図17に示したプログラム構成に基づいているが、アプリケーションがファイルシステムドライバの処理やデバイスドライバの処理を包含する構成も可能なことは明らかである。また、ユーザ空間とカーネル空間の処理を区別しないOS上でも、記録媒体間でメモリを介したコピーを行えるものであれば、本発明を実施できる。ファイルを転送するアプリケーションとして図3の例を用いて説明したが、ファイルを転送するという目的を達成するものであれば、この形式に限定するものではない。
本発明は、ファイルを読み出して書き込むという再生記録装置だけでなく、ファイルを読み出す再生装置にも適用できる。再生装置でAVクリップを再生する際は、AVクリップを構成する複数ファイルを同時に開いて、クラスタマップにより一括してメモリ上にデータを読み込む。メモリ上のデータをファイル別に再生手段に供給すれば、AVクリップの再生が行える。
本発明の利点は、転送元と転送先の記録媒体において、記録媒体の容量、記録媒体の種類、ファイルシステムの種類などが異なっても、適用できる点である。よって、単に記録媒体の絶対アドレスに基づいてデータの複製を行うDOSのDISKCOPYコマンドのような方法と比べ、汎用性が高い。また、記録媒体が最も高速に入出力できるブロックサイズに基づいてダイレクト転送を行うため、高速な転送を実現できる。
大容量の複数のファイルを記録媒体間で高速に転送する必要のある映像編集装置などの用途に適用できる。
本発明の実施の形態1におけるAVクリップと映像編集装置の構成図 同実施の形態1における映像編集装置の構成図 同実施の形態1におけるコピーアプリケーションの例を示す図 同実施の形態1におけるAVクリップのコピー処理を示すフローチャート 同実施の形態1における基本転送サイズRの決定処理を示す図 同実施の形態1における転送元の対象クラスタマップの作成処理を示す図 同実施の形態1における転送先の空き領域の検索処理を示す図 同実施の形態1におけるブロック単位のコピー処理の実行処理を示す図 同実施の形態1におけるダイレクト転送を説明する図 ファイルシステムを用いたPCや機器におけるソフトウェアモジュールの一般的な構成を示す図 AVクリップの構成例を示す図 FATファイルシステムの構成を説明する図 FATファイルシステムにおけるファイルの記録手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態1におけるプログラム構成の一例を示す図 同実施の形態1における一般的なプログラム構成を示す図 同実施の形態1におけるプログラム構成の一例を示す図 同実施の形態1におけるプログラム構成の一例を示す図 同実施の形態1におけるファイルリストの例を示す図
符号の説明
100 映像編集装置
101 CPU
102 メモリ
103 ファイルシステムドライバのプログラム
104 デバイスドライバのプログラム
105 HDD
106 OSのプログラム
120 メモリカード
121 転送元メモリカード
122 転送先メモリカード
130 コントローラ
140 クラスタサイズ
141 ブロックサイズ
150 オーディオファイルの一部
151 ビデオファイルの一部
152 メタデータファイルの一部
155 クリップ情報
180 編集アプリケーションのプログラム
200 ファイル操作画面
210 AVクリップのコピー処理
211 クリップ情報の読み込み処理
212 ファイルリストの作成処理
213 部分処理単位の設定処理
214 基本転送サイズRの決定処理
220 部分処理単位のコピー処理
221 転送元の対象クラスタマップの作成処理
222 転送先の空き領域の検索処理
223 ブロック単位のコピー処理の実行処理
230 デバイスドライバaのリード処理
232 デバイスドライバbのリード処理
233 デバイスドライバbのライト処理
500 AVクリップ
650 ファイルの記録処理
660 デバイスドライバのリード処理
661 デバイスドライバのライト処理

Claims (3)

  1. 複数の記録媒体を接続できる再生記録装置であって、
    第一の記録媒体に記録されたファイルを所定のサイズを持つ部分データに分割して読み出すためのリード用プログラムと、ファイルを所定のサイズを持つ部分データに分割して第二の記録媒体に記録するためのライト用プログラムと、を実行するためのCPUを有し、前記CPUは、前記リード用プログラムを実行し、前記第一の記録媒体から複数のファイルを読み出す際、前記第一の記録媒体のアドレスを前記部分データのサイズの整数倍となる基本転送サイズの区間に区切り、前記区間内に前記複数の異なるファイルを構成する部分データが連続して混在する場合には、前記区間内の連続する部分データを一回の動作で前記第一の記録媒体から読み出し、
    前記CPUは、前記ライト用プログラムを実行し、読み出した前記連続する部分データを連続したアドレスに記録するための空き領域を前記第二の記録媒体から検索し、読み出した前記連続する部分データを一回の動作で前記第二の記録媒体上の前記空き領域に記録する再生記録装置。
  2. 前記第二の記録媒体は半導体フラッシュメモリであり、前記区間の長さは前記半導体フラッシュメモリの消去ブロックサイズである請求項1記載の再生記録装置。
  3. 前記複数のファイルは少なくともビデオファイルとオーディオファイルとを含むAVクリップであり、前記AVクリップを構成する全てのファイルのディレクトリパスを含むクリップ情報により前記複数のファイルを特定する請求項1および2のいずれかに記載の再生記録装置。
JP2003353445A 2003-10-14 2003-10-14 再生記録装置 Expired - Fee Related JP4211563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003353445A JP4211563B2 (ja) 2003-10-14 2003-10-14 再生記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003353445A JP4211563B2 (ja) 2003-10-14 2003-10-14 再生記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005122252A JP2005122252A (ja) 2005-05-12
JP4211563B2 true JP4211563B2 (ja) 2009-01-21

Family

ID=34611731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003353445A Expired - Fee Related JP4211563B2 (ja) 2003-10-14 2003-10-14 再生記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4211563B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007108260A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Kenwood Corp 情報処理装置、ナビゲーション装置、および、記憶媒体
JP4816740B2 (ja) 2009-02-09 2011-11-16 ソニー株式会社 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム
JP5553140B2 (ja) * 2009-10-02 2014-07-16 ソニー株式会社 情報処理装置および方法
JP5471547B2 (ja) * 2010-02-10 2014-04-16 ソニー株式会社 情報記録装置、撮像装置、情報更新方法及びプログラム
JP5633484B2 (ja) * 2011-08-10 2014-12-03 株式会社Jvcケンウッド 記録装置及び記録方法
WO2017002331A1 (ja) * 2015-07-01 2017-01-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信システム、記録装置、および通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005122252A (ja) 2005-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0971358B1 (en) Data processing apparatus and file management method therefor
US20050231765A1 (en) Information recording medium, data processing apparatus and data processing method
JP2804115B2 (ja) ディスクファイルシステム
JP4801314B2 (ja) 記憶媒体にデータを保存する又は記憶媒体からデータを読み込む方法及び装置並びに記憶媒体
US7349623B1 (en) Data recording apparatus and system having sustained high transfer rates
JP2000324435A (ja) ディスク装置
JP4158774B2 (ja) 再生方法
JP4036056B2 (ja) 記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP3603079B2 (ja) カメラレコーダおよびデータ記録媒体
JP4221959B2 (ja) ブリッジファイルシステム、コンピュータシステム、ブリッジファイルシステムを用いたデータ管理方法及び記録媒体
JP4211563B2 (ja) 再生記録装置
JP4802791B2 (ja) データ記憶装置及びデータアクセス方法
US20050259542A1 (en) Reproduction device and method, recording medium, and program
JP2006323462A (ja) ファイルコピー装置およびファイルコピー方法
JP4470471B2 (ja) 記録再生装置及び方法、並びに記録再生システム
US7649822B2 (en) Recording and reproducing apparatus and recording method
US6496311B1 (en) Data recording/reproducing unit, data recording method, data reproducing method, data recording/reproducing method, hard disk controller, and AV-data recording/reproducing method
KR20030061948A (ko) 정보 저장 장치 및 그를 이용한 파일 관리 방법
JPH11232791A (ja) 情報記録方法及び装置
JP3443304B2 (ja) 動画像記録装置
JP2005115696A (ja) ファイルアクセス方法及び情報処理装置
JP3084756B2 (ja) ディスクストライピング装置
JPH02299036A (ja) 情報記録再生方法
JP2001043662A (ja) ディスク媒体管理方法
JP2784650B2 (ja) 光ディスクの記憶管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080514

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080804

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081007

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081020

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131107

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees