JPH10275057A - ディスク装置及び同装置におけるリコネクトポイント自動設定方法 - Google Patents

ディスク装置及び同装置におけるリコネクトポイント自動設定方法

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JPH10275057A
JPH10275057A JP8170597A JP8170597A JPH10275057A JP H10275057 A JPH10275057 A JP H10275057A JP 8170597 A JP8170597 A JP 8170597A JP 8170597 A JP8170597 A JP 8170597A JP H10275057 A JPH10275057 A JP H10275057A
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Application number
JP8170597A
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Ikuo Shirai
育夫 白井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ホスト転送レートとディスク転送レートに基づ
くリコネクトポイント設定で、バッファフル状態、バッ
ファエンプティ状態の発生頻度を減少させる。 【解決手段】ホスト装置20からリード/ライト系のコ
マンドが発行された場合、磁気ディスク装置10内のC
PU14は、ホスト装置20と磁気ディスク装置10と
の間のネゴシエーションで決定されたホスト転送レート
と、当該コマンドの指定するディスクアクセス位置の属
するゾーンから決定されるディスク転送レートとの組み
合わせにより、ROM15内のリコネクトポインタテー
ブル151を参照して、リード用或いはライト用の最適
なリコネクトポインタ値を決定し、そのポインタ値をH
DC17のホスト制御部171に設けられたリコネクト
ポインタレジスタ171aに設定して、当該レジスタ1
71aの設定値でリコネクトを行うようにホスト制御部
171に指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクからの読
み出しデータ及びディスクへの書き込みデータを一時記
憶するバッファメモリを備えたディスク装置に係り、特
にリード/ライト系のようなバッファメモリとホスト装
置との間のデータ転送を伴うコマンドの実行に対して、
データ転送レート等に連動してリコネクトポイントを自
動設定するディスク装置及び同装置におけるリコネクト
ポイント自動設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘッドにより、記録媒体としてのディス
クに対するデータの記録再生が行われるディスク装置、
例えば図13に示す磁気ディスク装置100では、ディ
スク110からの読み出しデータ及びディスク110へ
の書き込みデータをブロック(セクタ)単位で一時記憶
するバッファメモリ120を備えているのが一般的であ
る。バッファメモリ120を用いる利点の1つは、主と
してディスクアクセス速度で決まるディスクとバッファ
メモリとの間のデータ転送レート(ディスク転送レー
ト)と、ホスト装置200とバッファメモリ120との
間のデータ転送レート(ホスト転送レート)とが異なっ
ても、その転送レートの違いをバッファメモリ120で
吸収できることである。この他に、以前に出されたホス
ト装置200からのリード/ライト系のコマンドの実行
により、既にバッファメモリ120に読み出されている
データに対して読み出し要求があった場合には、ディス
ク110からの読み出しは行わずにバッファメモリ12
0に読み出されているデータをホスト装置200に転送
することで処理時間を短縮できるという利点もある。
【0003】この種の磁気ディスク装置100では、ホ
スト装置200からバッファメモリ120のサイズ(バ
ッファサイズ)より転送サイズが大きいデータ転送を伴
うコマンドが発行された場合には、当該ディスク装置1
00とホスト装置200とを接続するSCSI(Small
Computer System Interface )バスに代表されるインタ
フェースバスを対象とするディスコネクトとリコネクト
とを繰り返す。
【0004】ディスコネクトはバスを一時的に開放する
ときに、リコネクトはディスコネクト後に再度バスを使
用するときに行われる。従来の磁気ディスク装置100
では、上記のディスコネクト/リコネクトの繰り返しで
磁気ディスク装置100(内のバッファメモリ120)
とホスト装置200との間のデータ転送を行っていた。
ここで、ディスコネクト/リコネクトが繰り返されると
いうことは、磁気ディスク装置100からホスト装置2
00へのデータ転送を例にとると、当該データ転送中に
バッファメモリ120に有効なデータが全くない状態
(バッファエンプティ状態)、またはバッファメモリ1
20に有効なデータで満杯の状態(バッファフル状態)
が生じていることを意味する。バッファエンプティ状態
は、ホスト転送の中断を招く。また、バッファフル状態
は、ディスク転送の中断を招き、更に次にディスク転送
を再開させるときにディスクの回転待ちを生じる可能性
が高い。
【0005】さて、磁気ディスク装置100におけるリ
コネクトの制御は、リコネクトポイント130と、バッ
ファメモリ120内の有効なデータの量とに基づいて行
われる。このリコネクトポイント130は、リコネクト
をバッファメモリ120内の有効なデータの何ブロック
(セクタ)目で行うかを示すもので、具体的には、リー
ド時、即ちバッファメモリ120からホスト装置200
へのデータ転送時であれば、ディスク110からバッフ
ァメモリ120内に読み込まれている有効データが、当
該リコネクトポイント130の示す位置を越えたところ
でリコネクトをすることを示し、ライト時、即ちホスト
装置200からバッファメモリ120へのデータ転送時
であれば、ホスト装置200から転送されてバッファメ
モリ120内に書き込まれている有効データが、当該リ
コネクトポイント130の示す位置を下回ったところで
リコネクトをすることを示す。
【0006】ところでSCSIバスに接続可能な磁気デ
ィスク装置、即ちSCSI磁気ディスク装置のホスト装
置は、コマンド発行時にホスト転送レートをSCSI磁
気ディスク装置とネゴシエーションして決定するのが一
般的である。
【0007】また、磁気ディスク装置のディスク転送レ
ートは、通常一定であるが、ディスクの記録方式に外周
側ほどシリンダ(トラック)当たりのデータセクタ数が
多くなるCDR(Constant Density Recording)方式を
適用している場合には、ディスクのアクセス位置によっ
てディスク転送レートが異なる。したがって、ディスク
転送レートは常に変化するもので一定ではない。そのた
め、ホスト転送レートがディスク転送レートより例えば
倍以上速い場合や、その逆の場合も存在する。
【0008】一方、例えばSCSIインタフェースで
は、原理的にはホスト装置からリコネクトポイントをモ
ードセレクトコマンドと称する特定コマンドで可変する
ことが可能であるが、従来はホスト装置が厳密にリコネ
クトポイントを制御することはなく、常に一定であるの
が一般的である(但し、リード時とライト時とでは異な
る値が用いられる)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
磁気ディスク装置に代表されるディスク装置では、リコ
ネクトポイントが固定であった。このため、例えばCD
R方式のディスクフォーマットのディスクを備えたディ
スク装置のように、ディスク転送レートが常に変化する
ものなど、ホスト転送レートとディスク転送レートの差
が変化するものにあっては、ホスト転送、ディスク転送
の中断を招くような、バッファフル状態、バッファエン
プティ状態が頻繁に発生し、ディスク装置のパフォーマ
ンスを低下させるという問題があった。
【0010】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、ホスト転送レートとディスク転送レート
とに基づいてリコネクトポイントを設定することで、常
に最適なリコネクトポイントを設定することができ、バ
ッファフル状態、バッファエンプティ状態の発生頻度を
減少させ、装置のパフォーマンス向上が図れるディスク
装置及び同装置におけるリコネクトポイント自動設定方
法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク装置
は、ホスト装置とバッファメモリとの間のホスト転送レ
ートを取得するホスト転送レート取得手段と、上記ディ
スクと上記バッファメモリとの間のディスク転送レート
を取得するディスク転送レート取得手段と、上記取得さ
れたホスト転送レートとディスク転送レートとの差をも
とに、リード系コマンド実行時用或いはライト系コマン
ド実行時用のリコネクトポインタ値を決定するリコネク
トポイント決定手段と、上記決定されたリコネクトポイ
ンタ値をディスクコントローラ内のリコネクトポインタ
レジスタに設定するリコネクトポインタ設定手段とを備
えたことを特徴とする。
【0012】このような構成においては、従来のように
リコネクトポイントを固定とするのではなく、ホスト転
送レートとディスク転送レートとの差をもとにリコネク
トポイントを決定することから、リード/ライト系のコ
マンドの実行時のホスト転送レートとディスク転送レー
トとに応じた最適なリコネクトポイントが設定でき、こ
れによりホスト転送、ディスク転送の中断を招くよう
な、バッファフル状態、バッファエンプティ状態の発生
頻度を減少させ、ディスク装置のパフォーマンス向上を
図ることが可能となる。
【0013】ここでリコネクトポイントは、リードコマ
ンドの実行時であれば、ディスク転送レートの方がホス
ト転送レートより大きい場合には、その差が大きいほ
ど、小さな値が設定され、ホスト転送レートの方がディ
スク転送レートレートより大きい場合には、その差が大
きいほど、大きな値が設定されるようにするとよい。同
様に、ライトコマンドの実行時であれば、ディスク転送
レートの方がホスト転送レートより大きい場合には、そ
の差が大きいほど、大きな値が設定され、ホスト転送レ
ートの方がディスク転送レートレートより大きい場合に
は、その差が大きいほど、小さな値が設定されるように
するとよい。
【0014】また、ホスト転送レート取得手段は、ホス
ト装置とディスク装置との間のネゴシエーションでホス
ト転送レートを決定するものにあっては、このネゴシエ
ーションで決定されたホスト転送レートを用いればよ
い。
【0015】また、上記ホスト転送レート取得手段を、
ホスト装置とディスク装置とを接続するインタフェース
バスでのデータ転送状況を監視することでホスト転送レ
ートを取得するホスト転送レート検出回路(ハードウェ
ア回路)により構成することで、ネゴシエーションがな
くても最新のホスト転送レートを取得することができ
る。
【0016】また、ディスクコントローラの制御用の制
御プログラムにホスト転送レートを算出するためのホス
ト転送レート算出ルーチン(例えば、ディスクコントロ
ーラが有するホスト転送量カウンタの値を、ホスト転送
中に一定時間をおいて2回読み込み、その一定時間での
ホスト転送量を求めることで、ホスト転送レートを算出
するルーチン)を持たせ、このホスト転送レート算出ル
ーチンをCPU等の制御プログラム実行手段が実行する
ことで、上記ホスト転送レート取得手段を実現するなら
ば、ネゴシエーションがなくても、またホスト転送レー
トを検出する特別なハードウェア回路がなくても、最新
のホスト転送レートを取得することができる。
【0017】また本発明は、CDR方式のディスクフォ
ーマットを適用するものにあっては、ディスクアクセス
位置が属するゾーンが変わるときには、上記リコネクト
ポイント決定手段がリコネクトポインタ値を決定し直す
構成とすることで、ディスク転送レートのの変化に対し
ても対応できるようにしたことを特徴とする。
【0018】また本発明は、リード系のコマンドの実行
時に、当該コマンドの指定する転送サイズがリコネクト
ポインタ値より小さい場合には、指定転送サイズの有効
なデータが上記ディスクから上記バッファメモリに全て
転送される前の最適な値に、上記リコネクトポイント決
定手段が上記リコネクトポインタ値を変更する構成とし
たことをも特徴とする。
【0019】このような構成においては、ディスク装置
からホスト装置へのデータ転送を早く開始することがで
き、したがって当該データ転送を早く終了させることが
できる。
【0020】また本発明は、ライト系のコマンドの実行
時途中で上記バッファメモリがバッファフル状態になっ
てディスコネクトされたとき、転送すべき残りの転送サ
イズが上記バッファメモリのサイズより小さい場合に
は、上記リコネクトポイント決定手段が、上記リコネク
トポインタ値を再度バッファフル状態にならない最適な
値に変更する構成としたことをも特徴とする。
【0021】このような構成においては、リコネクトを
早めてディスコネクトされている期間を短縮できること
から、ホスト装置からディスク装置へのラデータ転送を
早く開始することができ、したがって当該データ転送を
早く終了させることができる。
【0022】また本発明は、予め定められた種々のホス
ト転送レート及びディスク転送レートの組み合わせ毎
に、そのホスト転送レート及びディスク転送レートの差
から決定されたリコネクトポインタ値がリード系コマン
ド実行時用とライト系コマンド実行時用のそれぞれにつ
いて登録されたリコネクトポインタテーブルが格納され
たリコネクトポインタテーブル格納手段を設け、上記取
得されたホスト転送レートとディスク転送レートの組み
合わせにより当該リコネクトポインタテーブルを上記リ
コネクトポイント決定手段が参照することで、リード系
コマンド実行時用或いはライト系コマンド実行時用のリ
コネクトポインタ値を決定するようにしたことをも特徴
とする。ここで、コネクトポインタテーブル格納手段を
上記制御プログラムメモリ内に設けることも可能であ
る。
【0023】このような構成においては、種々のホスト
転送レート及びディスク転送レートの組み合わせ毎に、
そのホスト転送レート及びディスク転送レートの差から
予めシミュレーションによって決定されたリコネクトポ
インタ値を上記テーブルに登録しておくことで、最適な
リコネクトポインタ値を簡単に決定することが可能とな
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を磁気ディスク装置
に適用した実施の形態につき図面を参照して説明する。 [第1の実施形態]図1は本発明の第1の実施形態に係
る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【0025】図1において、10は磁気ディスク装置で
ある。この磁気ディスク装置10は、当該磁気ディスク
装置10を補助記憶装置として利用するホスト装置(ホ
ストシステム)20とインタフェースバス(以下、単に
バスと称する)30を介して接続されている。本実施形
態においてバス30はSCSIバスであり、したがって
磁気ディスク装置10はSCSI磁気ディスク装置であ
る。
【0026】磁気ディスク装置10において、11はデ
ィスク12へのデータ書き込み(データ記録)及びディ
スク12からのデータ読み出し(データ再生)に用いら
れるヘッド(磁気ヘッド)である。図1の例では、ヘッ
ド11はディスク12の一方のデータ面に対応して1つ
だけ設けられているものとするが、両方のデータ面に対
応してそれぞれ1つずつ設けられることもある。また、
ディスク12は、本実施形態では単一枚であるとする
が、複数枚積層して設けられることもある。
【0027】12はデータが記録される媒体であり、そ
の両面には同心円状の多数のトラックが形成され、各ト
ラックには、位置決め制御等に用いられる(シリンダ番
号を示すシリンダコード、当該シリンダコードの示すシ
リンダ内の位置誤差を波形の振幅で示すためのバースト
データを含む)サーボデータが記録された複数のサーボ
エリアが等間隔で配置されている。これらのサーボエリ
アは、ディスク12上では中心から各トラックを渡って
放射状に配置されている。サーボエリア間はデータエリ
ア(ユーザエリア)となっており、当該データエリアに
は複数のデータセクタが設定される。
【0028】また、ディスク12では、トラック(シリ
ンダ)の物理的な周の長さが長くなるディスク12上の
外周側の領域を有効に使用して当該ディスク12のフォ
ーマット効率を上げるために、当該ディスク12の記録
面を半径方向に複数のゾーンに分割し、各ゾーン毎に、
シリンダ(トラック)当たりのデータセクタ数が異なる
(外周側のゾーンほど多くなる)構成、即ちディスク転
送レートが異なる(外周側のゾーンのシリンダほど速く
なる)CDR方式のフォーマット構成を適用している。
ここで、1つのゾーン内の各シリンダのディスク転送レ
ートは等しい。
【0029】ディスク12はスピンドルモータにより高
速に回転する。ヘッド11は、キャリッジと称するヘッ
ド移動機構に取り付けられて、このキャリッジの移動に
よりディスク12の半径方向に移動する。キャリッジ
は、ボイスコイルモータにより駆動される。
【0030】ヘッド11は図示せぬヘッドアンプ回路を
介してリード/ライト回路(R/W回路)13と接続さ
れている。リード/ライト回路13は、ヘッド11によ
りディスク12から読み取られアナログ出力(ヘッド1
1のリード信号)を入力してデータ再生動作に必要な信
号処理を行うデコード機能(リードチャネル)と、ディ
スク12へのデータ記録に必要な信号処理を行うエンコ
ード機能(ライトチャネル)と、ヘッド位置決め制御等
のサーボ処理に必要なサーボデータ中のバーストデータ
を抽出する処理を行う信号処理機能とを有する。
【0031】CPU14は、例えばワンチップのマイク
ロプロセッサである。このCPU14は、ROM15に
格納されている制御プログラムに従って磁気ディスク装
置10内の各部を制御する。即ちCPU14は、リード
/ライト回路13により再生されたデータから抽出され
る、サーボデータ中のシリンダコード、バーストデータ
に従ってヘッド11を目標シリンダ(トラック)位置に
移動させるためのシーク・位置決め制御、HDC17に
よるリード/ライトデータの転送制御などの制御を行
う。
【0032】CPU14には、磁気ディスク装置全体を
制御するための制御プログラム(ファームウェア)等が
格納されているROM(Read Only Memory)15と、C
PU14のワーク領域等を提供するRAM(Random Acc
ess Memory)16と、HDC(ディスクコントローラ)
17とが接続されている。
【0033】ROM15には、上記制御プログラムの他
に、リコネクトポインタテーブル151が格納されてい
る。このリコネクトポインタテーブル151には、図3
に示すように、予め定められた種々のホスト転送レート
(単位は、例えばMB/s:メガバイト/秒)及びディ
スク転送レート(単位は、例えばMb/s:メガビット
/秒)の組み合わせ毎に、最適なリコネクトポイントの
設定値がリード用(リード系コマンド実行時用)とライ
ト用(ライト系コマンド実行時用)のそれぞれについて
登録されている。
【0034】即ち、本実施形態においては、図2に示す
ように、リコネクトを、後述するバッファRAM18内
の有効なデータの何ブロック(セクタ)目で行うかを示
すリード用リコネクトポイント(リード時に設定される
リコネクトポイント)101、及びライト用リコネクト
ポイント(ライト時に設定されるリコネクトポイント)
102のいずれも、ホスト転送レート及びディスク転送
レートの組み合わせによって可変されることを特徴とす
る。
【0035】ここでホスト転送レートは、ホスト装置2
0が磁気ディスク装置10との間で行うネゴシエーショ
ンにより求められる。一方、ディスク転送レートは、デ
ィスク12上のディスクアクセス位置が属するゾーンに
より決定される。ROM15には、ディスク12の各ゾ
ーン毎のディスク転送レートを登録したディスク転送レ
ートテーブル(図示せず)が格納されており、当該テー
ブルからディスクアクセス位置が属するゾーンのディス
ク転送レートが求められる。
【0036】ROM15に格納されている制御プログラ
ムの中には、ホスト転送とディスク転送を行うためにH
DC17を制御する制御プログラムであって、ホスト装
置20との間のネゴシエーションにより決定されたホス
ト転送レートとディスク転送レートをもとに上記リコネ
クトポインタテーブル151から最適なリコネクトポイ
ントを決定する制御プログラムが含まれている。
【0037】HDC17はバス30を介してホスト装置
20と接続されており、ホストインタフェースの規格に
従ってホスト装置との間のコマンド、データの通信を制
御するホスト制御部171と、バッファRAM18の管
理を行うバッファ制御部172と、リード/ライト回路
13並びにヘッド11を介して行われるディスク12を
対象とするリードとライトのタイミングを制御するディ
スク制御部173とを備えている。
【0038】ホスト制御部171は、リコネクトポイン
トを設定するためのリコネクトポインタレジスタ171
aと、ホスト転送レートを設定するためのホスト転送レ
ートレジスタ171bとを有している。ここでのホスト
転送レートは、ホスト装置20と磁気ディスク装置10
との間のネゴシエーションにより決定されるものとす
る。
【0039】バッファRAM18は、RAM構成のバッ
ファメモリであり、ディスク12からの読み出しデータ
及びディスク12への書き込みデータを一時記憶するバ
ッファ領域を提供する。なお、バッファRAM18に
は、ディスク12上の欠陥セクタとその代替先セクタの
情報(ディフェクト情報)を格納するための領域が確保
されているが、本発明に直接関係しないため、ここでは
説明の便宜上、バッファ領域だけが確保されているもの
として説明する。
【0040】次に図1の構成の動作を、リコネクトポイ
ントの設定動作を例に、図4のリコネクトポインタテー
ブル151でのリコネクトポイント設定値の傾向を示す
図、及び図5のフローチャートを参照して説明する。
【0041】まずホスト装置20は、磁気ディスク装置
10に対してリード/ライト系のコマンドを発行する場
合、最初のコマンドでホスト転送レートを磁気ディスク
装置10に示すネゴシエーションを行う。これにより磁
気ディスク装置10内のCPU14は、ホスト装置20
とのネゴシエーションで、HDC17内のホスト制御部
171を介してホスト転送レートを決定することができ
る(ステップS1)。ここで決定されたホスト転送レー
トはホスト制御部171内のホスト転送レートレジスタ
171bに設定される。
【0042】次にCPU14は、先のホスト装置20と
の間のネゴシエーションで決定されたホスト転送レート
をもとにROM15内のリコネクトポインタテーブル1
51を参照して、リコネクトポインタレジスタ171a
に設定する最適なリコネクトポイントの設定値(リコネ
クトポインタ値)を決定する(ステップS3)。このス
テップS3での詳細は次の通りである。
【0043】まず、最適なリコネクトポインタ値は、ホ
スト転送レートとディスク転送レートとの組み合わせで
決まる。そこでCPU14は、リコネクトポインタテー
ブル151を参照する際には、ホスト装置20からのリ
ード/ライト系のコマンドをもとに、当該コマンドの指
定するディスク12上のアクセス位置を計算し、そのア
クセス位置が属するゾーンからディスク転送レートを決
定する。そしてCPU14は、先のネゴシエーションで
決定されたホスト転送レートとアクセス位置が属するゾ
ーンから決定したディスク転送レートの組み合わせで決
まるリコネクトポインタテーブル151内エントリを参
照し、リード系コマンド(以下、単にリードコマンドと
称する)の実行時であれば、上記のホスト転送レート及
びディスク転送レートの組み合わせで決まる最適なリー
ド用のリコネクトポインタ値を選択し、ライト系コマン
ド(以下、単にライトコマンドと称する)の実行時であ
れば、上記のホスト転送レート及びディスク転送レート
の組み合わせで決まる最適なライト用のリコネクトポイ
ンタ値を選択する。
【0044】次にCPU14は、ステップS3で選択し
たリコネクトポインタ値をHDC17内のホスト制御部
171に設けられたリコネクトポインタレジスタ171
aに設定し、当該レジスタ171aの設定値でリコネク
トを行うようにホスト制御部171に指示する。
【0045】ここで、リコネクトポインタテーブル15
1には、リード用であれば、ディスク転送レートの方が
ホスト転送レートより大きい場合には、図4(a)に示
すように、その差が大きいほど、即ちディスク転送レー
トの方がホスト転送レートより速ければ速いほどリコネ
クトポイントの設定値(リコネクトポインタ)が小さく
なるように設定されている。これにより、従来のように
リコネクトポイントが固定である場合に比べ、ディスク
転送レートの方がホスト転送レートより速いことに起因
してバッファフル状態になる頻度(したがって、ディス
ク転送が中断されてディスクの回転待ちが発生する頻
度)を減少することができ、装置のパフォーマンスが向
上する。
【0046】またリコネクトポインタテーブル151に
は、上記とは逆に、ホスト転送レートの方がディスク転
送レートレートより大きい場合のリード用として、図4
(b)に示すように、その差が大きいほどリコネクトポ
イントの設定値が大きくなるように予め設定されてい
る。これにより、従来のようにリコネクトポイントが固
定である場合に比べ、ホスト転送レートの方がディスク
転送レートより速いことに起因してバッファエンプティ
状態になる頻度(したがって、ディスコネクトが発生し
てホスト転送が中断される頻度)を減少することがで
き、装置のパフォーマンスが向上する。
【0047】またリコネクトポインタテーブル151に
は、ライト用であれば、ディスク転送レートの方がホス
ト転送レートより大きい場合には、図4(c)に示すよ
うに、その差が大きいほど、即ちディスク転送レートの
方がホスト転送レートより速ければ速いほどリコネクト
ポイントの設定値(リコネクトポインタ)が大きくなる
ように設定されている。これにより、従来のようにリコ
ネクトポイントが固定である場合に比べ、ディスク転送
レートの方がホスト転送レートより速いことに起因して
バッファエンプティ状態になる頻度(したがって、ディ
スク転送が中断されてディスクの回転待ちが発生する頻
度)を減少することができ、装置のパフォーマンスが向
上する。
【0048】またリコネクトポインタテーブル151に
は、上記とは逆に、ホスト転送レートの方がディスク転
送レートレートより大きい場合のライト用として、図4
(d)に示すように、その差が大きいほどリコネクトポ
イントの設定値が小さくなるように予め設定されてい
る。これにより、従来のようにリコネクトポイントが固
定である場合に比べ、ホスト転送レートの方がディスク
転送レートより速いことに起因してバッファフル状態に
なる頻度(したがって、ディスコネクトが発生してホス
ト転送が中断される頻度)を減少することができ、装置
のパフォーマンスが向上する。
【0049】当然、アクセス位置が属するゾーンが切り
替わるときは、新たなゾーンで決まるディスク転送レー
トと先に求められているホスト転送レートとの組み合わ
せをもとにステップS3の処理を再実行して新たなリコ
ネクトポイント値を決定し、リコネクトポインタレジス
タ171aに設定する必要がある。
【0050】なお、CDR方式を適用しない磁気ディス
ク装置であれば、ディスク転送レートは一定となること
から、最適なリコネクトポインタ値は、ホスト転送レー
トだけから決定することが可能である。
【0051】以上に述べた実施形態では、ホスト転送レ
ートとディスク転送レートとで決定されたリコネクトポ
インタ値がそのままリコネクトポインタレジスタ171
aに設定されてリコネクトに用いられるものとして説明
した。
【0052】しかし、例えばリードコマンドの実行時に
は、当該コマンドの指定する転送サイズ(要求ブロック
数)が上記決定したリコネクトポインタ値(これをディ
フォルトのリコネクトポインタ値と呼ぶ)より小さい場
合(このとき、転送サイズはバッファRAM18のサイ
ズ、即ちバッファサイズより小さいことは勿論である)
には、リコネクトポインタを変更した方が(具体的に
は、有効なデータが全てバッファRAM18に転送され
る前の最適な位置に変更した方が)リコネクトの時期を
早めることができるため、データ転送を早く終了させる
ことが可能となる。
【0053】また、ライトコマンドの実行時には、当該
コマンドの実行によりバッファフル状態になってディス
コネクトされたとき、転送すべき残りの転送サイズ(転
送ブロック長)がバッファRAM18の空きサイズより
小さい場合には、リコネクトポインタを変更した方が
(具体的には、再度バッファフルにならない最適な位置
に変更した方が)リコネクトの時期を早めることができ
るため、データ転送を早く終了させることが可能とな
る。
【0054】そこでまず、リードコマンドの実行時のリ
コネクトポインタ値の変更方法について、図6を参照し
て説明する。図6において、符号a1〜a3,b1〜b
6,c1〜c5は、バッファRAM18内のデータ格納
状態(バッファデータ格納状態)を示すもので、有効デ
ータはブロック(セクタ)単位でハッチングで表してあ
る。ここでは、バッファRAM18のサイズ(バッファ
サイズ)が5ブロック分であり、リードコマンドの指定
する転送ブロック数(要求ブロック数)がバッファサイ
ズより小さい3ブロックであるものとする。
【0055】次に、ホスト転送レートとディスク転送レ
ートとで決まるリコネクトポインタ(ディフォルトのリ
コネクトポインタ)の状態は、図6(a)中のa1で示
されているものとする。これが、従来の固定のリコネク
トポインタであっても構わない。ここでは、バッファサ
イズ(5ブロック)の8割の位置、即ちバッファRAM
18内の有効なデータの4ブロック目でリコネクトを行
うようにディフォルトのリコネクトポインタが設定され
ている。この場合、図6(a)中のa2で示すように、
要求ブロック数である3ブロックが全てディスク12か
らバッファRAM18に転送されるまで待って、リコネ
クトが行われることになる。
【0056】これに対して本実施形態では、リコネクト
の時期を早めるために、図6(a)中のa3で示される
ように、要求ブロック数(=3)より1ブロックだけ小
さい値、例えば2(2ブロック目)をリコネクトポイン
タに設定するようにしている。
【0057】ここで、図6(a)のa1で示したリコネ
クトポインタ(ディフォルトのリコネクトポインタ)を
従来と同様に固定的に使用する場合(前者と呼ぶ)と、
要求ブロック数とディフォルトのリコネクトポインタと
の大小関係を考慮して当該リコネクトポインタの値を変
更する場合(後者と呼ぶ)との、リコネクト時期の違い
が理解しやすいように、前者の場合のバッファデータの
遷移状態を図6(b)に示し、後者の場合のバッファデ
ータの遷移状態を図6(c)に示す。
【0058】この図6(b),(c)を比較すれば明ら
かなように、要求ブロック数がディフォルトのリコネク
トポインタ値より小さい場合に、リコネクトポインタレ
ジスタ171aに設定するリコネクトポインタ値を、要
求ブロック数(=3)より小さい値である2ブロック目
に変更したことで、有効なデータが全てバッファRAM
18に転送される前にリコネクトしてホスト装置20へ
のデータ転送(ホスト転送)を開始することができる。
リコネクト後にディスク12からバッファRAM18に
読み込むべき残りブロック数は僅か(ここでは1ブロッ
ク)であるため、リコネクト時期を早めてもホスト転送
終了前にバッファエンプティになる恐れはなく、データ
転送を早く終了させることができる。
【0059】次に、ライトコマンドの実行時のリコネク
トポインタ値の変更方法について、図7を参照して説明
する。図7において、符号a11,a12,b11〜b
18,c11〜c18は、バッファデータ格納状態を示
すもので、有効データはブロック単位でハッチングで表
してある。ここでは、バッファサイズが5ブロック分で
あり、ライトコマンドの指定する転送ブロック数がバッ
ファサイズより2ブロック多い7ブロックであるものと
する。
【0060】次に、ホスト転送レートとディスク転送レ
ートとで決まるリコネクトポインタ(ディフォルトのリ
コネクトポインタ)の状態は、図7(a)中のa11で
示されているものとする。これが、従来の固定のリコネ
クトポインタであっても構わない。ここでは、バッファ
サイズ(5ブロック)の4割の位置、即ちバッファRA
M18内の有効なデータの2ブロック目(バッファRA
M18内の有効なデータが2ブロックとなった時点)で
リコネクトを行うようにディフォルトのリコネクトポイ
ンタが設定されている。また、このa11の状態では、
ホスト装置20からのデータ(ライトデータ)でバッフ
ァフル状態となり、一旦ディスコネクトされたものとす
る。この場合、図7(a)中のa12で示すように、3
ブロックがディスク転送され、2ブロックが残った時点
で(即ち時間Tを待って)、リコネクトが行われること
になる。
【0061】これに対して本実施形態では、リコネクト
の時期を早めるために、新たなリコネクトポインタとし
て再度バッファフルにならない程度の大きな値(ここで
は4)に変更するようにしている。
【0062】ここで、図7(a)のa11で示したリコ
ネクトポインタ(ディフォルトのリコネクトポインタ)
を従来と同様に固定的に使用する場合(前者と呼ぶ)
と、バッファフル後の残り転送ブロック数とディフォル
トのリコネクトポインタとの大小関係を考慮して当該リ
コネクトポインタの値を変更する場合(後者と呼ぶ)と
の、リコネクト時期の違いが理解しやすいように、前者
の場合のバッファデータの遷移状態を図7(b)に示
し、後者の場合のバッファデータの遷移状態を図7
(c)に示す。
【0063】この図7(b),(c)を比較すれば明ら
かなように、リコネクトポインタレジスタ171aに設
定するリコネクトポインタ値を、2から4に変更したこ
とで、バッファフル状態の後に、図7(b)では3ブロ
ックがディスク転送された段階(b14の状態)でリコ
ネクトされるのに対し、図7(c)では1ブロックがデ
ィスク転送された段階(c12の段階)でリコネクトさ
れることから、即ちリコネクトが早められることから
(ホスト転送の再開が早められることから)、ディスコ
ネクトされている期間、つまりバス30が使用されてい
ないバスフリーの期間が短縮され、図7(b)の場合に
比べて、ホスト装置20から磁気ディスク装置10への
ライトデータの転送(ホスト転送)を早く終了させるこ
とができる。 [第2の実施形態]図8は本発明の第2の実施形態に係
る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図であり、図
1と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0064】図8において、40は磁気ディスク装置で
ある。この磁気ディスク装置40が、図1の磁気ディス
ク装置10と異なる点は、ホスト転送レートを、磁気デ
ィスク装置10自身がホスト装置20と磁気ディスク装
置10との間のバス30を介してのデータ転送動作を監
視することで求めるようにしていることである。
【0065】そのために、磁気ディスク装置40には、
ホスト装置20と磁気ディスク装置10との間のバス3
0を介してのデータ転送動作を監視してホスト転送レー
トを検出するホスト転送レート検出回路49を設けると
共に、図1中のHDC17に代えてHDC47を、RO
M15に代えてROM45を設けている。
【0066】HDC47は、図1中のHDC17と同様
にバッファ制御部172及びディスク制御部173を備
えると共に、図1中のホスト制御部171に相当するホ
スト制御部471を備えている。このホスト制御部47
1は、ホスト装置20との間のデータ転送(ホスト転
送)における転送量をカウントするためのホストバイト
カウンタ171cを有している。なお、図1では省略さ
れているが、図1中のホスト制御部171も同様のホス
トバイトカウンタを有している。
【0067】ROM45には、図1中のROM15が有
するリコネクトポインタテーブル151と同一内容のリ
コネクトポインタテーブル451が格納されている。ま
たROM45に格納されている制御プログラムには、ホ
スト転送とディスク転送を行うためにHDC17を制御
する制御プログラムであって、ホスト転送レート検出回
路49により検出されてHDC47の持つホスト制御部
471内のホスト転送レートレジスタ171bに設定さ
れたホスト転送レートとディスク転送レートをもとに上
記リコネクトポインタテーブル451から最適なリコネ
クトポイントを決定する制御プログラムが含まれてい
る。
【0068】図9はホスト転送レート検出回路49の構
成を示す。図9のホスト転送レート検出回路49は、デ
ータフェーズ検出回路491と、タイマ492と、カウ
ンタ493と、ホスト転送レート算出回路494とから
構成される。
【0069】データフェーズ検出回路491は、バス3
0の特定信号線を監視して、データ転送を開始するため
のデータフェーズに遷移したことを検出する。バス30
がSCSIバスの例では、データフェーズは、MSG
(Message ),SEL(Select),C/D(Control/Da
ta),I/O(Input/Output)の各信号線の状態を監視
(デコード)することで検出できる。
【0070】タイマ492はデータフェーズ検出回路4
91によるデータフェーズ検出により起動され、一定時
間(例えば1μs)を計測する。タイマ492は、この
一定時間の計測期間中、カウンタ493をカウントイネ
ーブル状態に設定するイネーブル信号を出力する。
【0071】カウンタ493は、タイマ492が一定時
間の計測期間中、バス30上のデータ転送タイミングを
示す特定信号線上の信号をクロック信号として入力し
て、そのクロック数をカウントする。バス30がSCS
Iバスの例では、バス30上のデータ転送タイミングを
示す特定信号線は、1バイト転送のタイミングを表す
(ホスト装置20からの)ACK(Acknowledge )信号
線、または(磁気ディスク装置10の内のHDC47か
らの)REQ(Request )信号線である。
【0072】ホスト転送レート算出回路493は、タイ
マ492が一定時間の計測を完了し、カウンタ493の
カウント動作が終了すると、そのときのカウンタ493
のカウント値(転送バイト数)とタイマ492の計測時
間(1μs)とから、(転送バイト数/1μsの割り算
により)ホスト転送レート(MB/s)を算出する。
【0073】次に、このホスト転送レート検出回路49
を利用してホスト転送レートを検出してリコネクトポイ
ンタを決定する動作について、図10のフローチャート
を参照して説明する。
【0074】まずホスト転送レート検出回路49はバス
30を監視しており、上記したようにデータ転送を開始
するためのデータフェーズをデータフェーズ検出回路4
91によって検出すると、タイマ492とカウンタ49
3を起動して、一定期間(タイマ492の動作期間)転
送バイト数をカウントさせ、その転送バイト数とタイマ
492の動作期間とからホスト転送レート算出回路49
4により最新のホスト転送レートを算出する(ステップ
S11)。
【0075】ホスト転送レート検出回路49により求め
られたホスト転送レートは、HDC47のホスト制御部
471に設けられたホスト転送レートレジスタ171b
にセットされる(ステップS12)。
【0076】CPU14は、ホスト装置20からリード
/ライト系のコマンドが発行された場合、ROM45に
格納されているHDC47を制御するための制御プログ
ラムに従って、ホスト転送レートレジスタ171bにセ
ットされている最新のホスト転送レートをもとにROM
15内のリコネクトポインタテーブル451を参照し
て、リコネクトポインタレジスタ171aに設定する最
適なリコネクトポイントの設定値(リコネクトポインタ
値)を決定する(ステップS13)。
【0077】このステップS13での処理を更に具体的
に述べるならば、CPU14はまず、ホスト装置20か
らのリード/ライト系のコマンドをもとに、当該コマン
ドの指定するディスク12上のアクセス位置を計算し、
そのアクセス位置が属するゾーンからディスク転送レー
トを決定する。そしてCPU14は、ホスト転送レート
レジスタ171bにセットされている最新のホスト転送
レートとアクセス位置が属するゾーンから決定したディ
スク転送レートの組み合わせで決まるリコネクトポイン
タテーブル451内エントリを参照し、リードコマンド
の実行時であれば、上記のホスト転送レート及びディス
ク転送レートの組み合わせで決まる最適なリード用のリ
コネクトポインタ値を選択し、ライトコマンドの実行時
であれば、上記のホスト転送レート及びディスク転送レ
ートの組み合わせで決まる最適なライト用のリコネクト
ポインタ値を選択する。
【0078】次にCPU14は、ステップS13で選択
したリコネクトポインタ値をHDC47内のホスト制御
部471に設けられたリコネクトポインタレジスタ17
1aに設定し、当該レジスタ171aの設定値でリコネ
クトを行うようにホスト制御部471に指示する。
【0079】ところで、HDC47のホスト制御部47
1にはホスト装置20との間のデータ転送における転送
量(転送バイト数)をカウントするためのホストバイト
カウンタ171cが設けられている。したがって、この
ホストバイトカウンタ171cを利用することで、ホス
ト転送レート検出回路49(即ちハードウェア回路)に
よりホスト転送レートを算出するのではなく、ROM4
5内のHDC制御用の制御プログラムに従うCPU14
の処理(即ちファームウェア処理)によりホスト転送レ
ートを算出することも可能である。
【0080】そこで、ホストバイトカウンタ171cを
用いたCPU14のファームウェア処理によるホスト転
送レート算出動作につき図11のフローチャートを参照
して説明する。
【0081】まずCPU14は、磁気ディスク装置10
とホスト装置20との間のデータ転送中における任意の
時点でホストバイトカウンタ171cの値を読み込んで
RAM16内の第1の領域A1に格納する(ステップS
21)。
【0082】次にCPU14は、時間T(例えば1μ
s)のタイマを起動し(ステップS22)、タイムアウ
トが発生すると(ステップS23)、即ち時間T(1μ
s)が経過すると、その時点のホストバイトカウンタ1
71cの値を読み込んでRAM16内の第2の領域A2
に格納する(ステップS24)。
【0083】次にCPU14は、RAM16内の領域A
2の内容(A2)とRAM16内の領域A1の内容(A
1)との差分、即ち時間Tの間の転送バイト数を時間T
(1μs)で割ることで、ホスト転送レートを算出する
(ステップS25)。
【0084】なお、CPU14のファームウェア処理で
ホスト転送レートを算出する場合には、ホスト転送レー
ト検出回路49が不要になることは勿論である。また、
図8の構成の磁気ディスク装置40においても、前記第
1の実施形態で磁気ディスク装置10が適用したリコネ
クトポインタ値の変更方法を適用することは可能であ
る。 [第3の実施形態]図12は本発明の第3の実施形態に
係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図であり、
図8と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0085】図12において、50は磁気ディスク装置
である。この磁気ディスク装置50が、図8の磁気ディ
スク装置40と異なる点は、図8中のHDC47に代え
てHDC57を、ROM45に代えてROM55を設
け、CPU14によるHDC制御プログラムに従う処理
でリコネクトポインタレジスタ171aにリコネクトポ
インタ値を設定するのではなく、HDC57によりリコ
ネクトポインタレジスタ171aにリコネクトポインタ
値を自動設定するようにしたことである。
【0086】そのために図12の磁気ディスク装置50
では、図8の磁気ディスク装置40においてHDC47
の外側に設けられていたホスト転送レート検出回路49
を、HDC57に内蔵すると共に、図8中のホスト制御
部471に相当するホスト制御部571に、(図1中の
ROM15の有するリコネクトポインタテーブル15
1、図8中のROM45の有するリコネクトポインタテ
ーブル451と同一内容の)リコネクトポインタテーブ
ル571bを持たせてある。したがって、ROM55に
はリコネクトポインタテーブルに持たせる必要はない。
【0087】このような構成の磁気ディスク装置50に
おいては、ホスト装置20からリード/ライト系のコマ
ンドが発行された場合、HDC57内のホスト制御部5
71自身が、当該コマンドをもとに、当該コマンドの指
定するディスク12上のアクセス位置を計算して、その
アクセス位置が属するゾーンからディスク転送レートを
決定する。そしてホスト制御部571は、そのディスク
転送レートとホスト転送レート検出回路49により検出
(算出)されるディスク転送レートをもとにリコネクト
ポインタテーブル571bを参照して、リコネクトポイ
ンタ値を決定し、リコネクトポインタレジスタ171a
に自動設定する。
【0088】なお、図12の構成の磁気ディスク装置5
0においても、前記第1の実施形態で磁気ディスク装置
10が適用したリコネクトポインタ値の変更方法を適用
することは可能である。
【0089】以上に述べた実施形態では磁気ディスク装
置について説明したが、本発明は、ディスクからの読み
出しデータ及びディスクへの書き込みデータを一時記憶
するバッファメモリを備え、ホスト転送及びディスク転
送の制御のためにリコネクトポイントを設定するディス
ク装置であれば、光磁気ディスク装置など、磁気ディス
ク装置以外のディスク装置にも適用可能である。
【0090】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ホ
スト転送レートとディスク転送レートとに基づいて最適
なリコネクトポイントを設定するようにしたので、常に
最適なリコネクトポイントを設定することができ、ホス
ト転送、ディスク転送の中断を招くバッファフル状態、
バッファエンプティ状態の発生頻度を減少させ、ディス
ク装置のパフォーマンスを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る磁気ディスク装
置の構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態においてリコネクトポイントが可変
されることを説明するための概念図。
【図3】図1中のROM15内に格納されるリコネクト
ポインタテーブル151のデータ構造例を示す図。
【図4】図3に示したリコネクトポインタテーブル15
1でのリコネクトポイント設定値の傾向を説明するため
の図。
【図5】図1の構成の磁気ディスク装置10におけるリ
コネクトポインタ値決定の手順を説明するためのフロー
チャート。
【図6】図1の構成の磁気ディスク装置10におけるリ
ードコマンド実行時のリコネクトポインタ値の変更方法
を説明するための図。
【図7】図1の構成の磁気ディスク装置10におけるラ
イトコマンド実行時のリコネクトポインタ値の変更方法
を説明するための図。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る磁気ディスク装
置の構成を示すブロック図。
【図9】図8中のホスト転送レート検出回路49の構成
を示すブロック図。
【図10】図8の構成の磁気ディスク装置40において
ホスト転送レート検出回路49を利用してホスト転送レ
ートを検出してリコネクトポインタを決定する場合の手
順を説明するためのフローチャート。
【図11】図8の構成の磁気ディスク装置40において
ホスト転送レート検出回路49を利用せずにファームウ
ェア処理によりホスト転送レートを算出してリコネクト
ポインタを決定する場合の手順を説明するためのフロー
チャート。
【図12】本発明の第3の実施形態に係る磁気ディスク
装置の構成を示すブロック図。
【図13】従来の磁気ディスク装置においてリコネクト
ポイントが固定であることを説明するための概念図。
【符号の説明】
10,40,50…磁気ディスク装置 11…ヘッド 12…ディスク 14…CPU(ホスト転送レート取得手段、リコネクト
ポイント決定手段、リコネクトポインタ設定手段) 15,45…ROM(制御プログラムメモリ、リコネク
トポインタテーブル格納手段) 17,47…HDC(ディスクコントローラ) 18…バッファRAM(バッファメモリ) 20…ホスト装置 30…インタフェースバス 49…ホスト転送レート検出回路(ホスト転送レート取
得手段) 55…ROM(制御プログラムメモリ) 57…HDC(ディスクコントローラ、ホスト転送レー
ト取得手段、リコネクトポイント決定手段、リコネクト
ポインタ設定手段) 151,451,571b…リコネクトポインタテーブ
ル 171,471,571…ホスト制御部 171a…リコネクトポインタレジスタ 171b…ホスト転送レートレジスタ 171c…ホストバイトカウンタ 172…バッファ制御部 173…ディスク制御部 491…データフェーズ検出回路 492…タイマ 493…カウンタ 494…ホスト転送レート算出回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクからの読み出しデータ及びディ
    スクへの書き込みデータを一時記憶するバッファメモリ
    と、ホスト装置とインタフェースバスを介して接続さ
    れ、前記ホスト装置からのリード/ライト系コマンドの
    指定に従って、前記ホスト装置と前記バッファメモリと
    の間のデータ転送であるホスト転送、及び前記ディスク
    と前記バッファメモリとの間のデータ転送であるディス
    ク転送を制御し、前記バッファメモリ内の有効なデータ
    ブロック数とリコネクトポインタレジスタに設定された
    リコネクトポインタ値とから決定されるタイミングで前
    記ディスク転送を再開させるリコネクトを行い、前記バ
    ッファメモリがバッファフル状態またはバッファエンプ
    ティ状態となった場合に、リード/ライトの種別をもと
    に前記ホスト転送または前記ディスク転送を中断させる
    ディスクコントローラと、前記ディスクコントローラを
    制御するためのディスクコントローラ制御プログラムを
    含む各種制御プログラムが格納された制御プログラムメ
    モリと、前記各種制御プログラムに従って装置全体を制
    御する制御プログラム実行手段とを備えたディスク装置
    において、 前記ホスト装置と前記バッファメモリとの間の前記ホス
    ト転送レートを取得するホスト転送レート取得手段と、 前記ディスクと前記バッファメモリとの間の前記ディス
    ク転送レートを取得するディスク転送レート取得手段
    と、 前記ホスト転送レート取得手段により取得された前記ホ
    スト転送レートと前記ディスク転送レート取得手段によ
    り取得された前記ディスク転送レートとの差をもとに、
    リード系コマンド実行時用或いはライト系コマンド実行
    時用のリコネクトポインタ値を決定するリコネクトポイ
    ント決定手段と、 前記リコネクトポイント決定手段により決定された前記
    リコネクトポインタ値を前記リコネクトポインタレジス
    タに設定するリコネクトポインタ設定手段とを具備する
    ことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 予め定められた種々のホスト転送レート
    及びディスク転送レートの組み合わせ毎に、そのホスト
    転送レート及びディスク転送レートの差から決定された
    リコネクトポインタ値がリード系コマンド実行時用とラ
    イト系コマンド実行時用のそれぞれについて登録された
    リコネクトポインタテーブルが格納されたリコネクトポ
    インタテーブル格納手段を更に具備し、 前記リコネクトポイント決定手段は、前記ホスト転送レ
    ート取得手段により取得された前記ホスト転送レートと
    前記ディスク転送レート取得手段により取得された前記
    ディスク転送レートの組み合わせにより前記リコネクト
    ポインタテーブルを参照することで、リード系コマンド
    実行時用或いはライト系コマンド実行時用用のリコネク
    トポインタ値を決定することを特徴とする請求項1記載
    のディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記ホスト転送レート取得手段は、前記
    ホスト装置が前記ディスク装置との間で行うネゴシエー
    ションにより決定されたホスト転送レートを取得するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のディス
    ク装置。
  4. 【請求項4】 前記ホスト転送レート取得手段は、前記
    インタフェースバスでのデータ転送状況を監視すること
    で前記ホスト転送レートを取得するホスト転送レート検
    出回路から構成されることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記ホスト転送レート検出回路は、前記
    インタフェースバスを監視して、データ転送を開始する
    ためのデータフェーズを検出するデータフェーズ検出回
    路と、前記データフェーズ検出回路によるデータフェー
    ズ検出に応じて一定時間を計測するタイマと、前記タイ
    マの計測期間中前記インタフェースバス上のデータ転送
    タイミングを表す特定信号線上の信号をクロックとして
    入力して、前記計測期間中の転送量をカウントするカウ
    ンタと、前記タイマの計測終了時における前記カウンタ
    のカウント値と前記タイマの計測時間をもとに前記ホス
    ト転送レートを算出するホスト転送レート算出回路とか
    ら構成されることを特徴とする請求項4記載のディスク
    装置。
  6. 【請求項6】 前記ディスクコントローラに設けられ、
    前記ホスト装置と前記バッファメモリとの間のホスト転
    送量をカウントするホスト転送量カウンタを備えると共
    に、 前記制御プログラムメモリに格納された前記ディスクコ
    ントローラ制御プログラムに前記ホスト転送レートを算
    出するためのホスト転送レート算出ルーチンを持たせ、 前記ホスト転送レート取得手段は、前記制御プログラム
    実行手段が前記ディスクコントローラ制御プログラムの
    前記ホスト転送レート算出ルーチンを実行することによ
    り実現され、前記ディスク転送中の任意の時点の前記ホ
    スト転送量カウンタの値と、一定時間後の前記ホスト転
    送量カウンタの値とを順に読み込んで、前記一定時間で
    のホスト転送量を求めることで、前記ホスト転送レート
    を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記ディスクは当該ディスクの記録面が
    半径方向に複数のゾーンに分割され、各ゾーン毎にディ
    スク転送レートが異なるCDR方式のディスクフォーマ
    ットを適用しており、 前記リコネクトポイント決定手段は、ディスクアクセス
    位置が属する前記ゾーンが変わるときには、前記リコネ
    クトポインタ値を決定し直すことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記リコネクトポイント決定手段は、リ
    ード系のコマンドの実行時に、当該コマンドの指定する
    転送サイズが前記リコネクトポインタ値より小さい場合
    には、前記指定転送サイズの有効なデータが前記ディス
    クから前記バッファメモリに全て転送される前の最適な
    値に前記リコネクトポインタ値を変更することを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記リコネクトポイント決定手段は、ラ
    イト系のコマンドの実行時途中で前記バッファメモリが
    バッファフル状態になってディスコネクトされたとき、
    転送すべき残りの転送サイズが前記バッファメモリのサ
    イズより小さい場合には、前記リコネクトポインタ値を
    再度前記バッファフル状態にならない最適な値に変更す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデ
    ィスク装置。
  10. 【請求項10】 ディスクからの読み出しデータ及びデ
    ィスクへの書き込みデータを一時記憶するバッファメモ
    リと、ホスト装置とインタフェースバスを介して接続さ
    れ、前記ホスト装置からのリード/ライト系コマンドの
    指定に従って、前記ホスト装置と前記バッファメモリと
    の間のデータ転送であるホスト転送、及び前記ディスク
    と前記バッファメモリとの間のデータ転送であるディス
    ク転送を制御し、前記バッファメモリ内の有効なデータ
    ブロック数とリコネクトポインタレジスタに設定された
    リコネクトポインタ値とから決定されるタイミングで前
    記ディスク転送を再開させるリコネクトを行い、前記バ
    ッファメモリがバッファフル状態またはバッファエンプ
    ティ状態となった場合に、リード/ライトの種別をもと
    に前記ホスト転送または前記ディスク転送を中断させる
    ディスクコントローラと、前記ディスクコントローラを
    制御するためのディスクコントローラ制御プログラムを
    含む各種制御プログラムが格納された制御プログラムメ
    モリと、前記各種制御プログラムに従って装置全体を制
    御する制御プログラム実行手段とを備えたディスク装置
    におけるリコネクトポイント自動設定方法であって、 前記ホスト装置と前記バッファメモリとの間の前記ホス
    ト転送レートを取得する一方、 前記ディスクと前記バッファメモリとの間の前記ディス
    ク転送レートを取得すし、 前記取得した前記ホスト転送レートと前記ディスク転送
    レートとの差をもとに、リード系コマンド実行時用或い
    はライト系コマンド実行時用のリコネクトポインタ値を
    決定して、前記リコネクトポインタレジスタに設定する
    ようにしたことを特徴とするリコネクトポイント自動設
    定方法。
  11. 【請求項11】 ディスクからの読み出しデータ及びデ
    ィスクへの書き込みデータを一時記憶するバッファメモ
    リと、ホスト装置とインタフェースバスを介して接続さ
    れ、前記ホスト装置からのリード/ライト系コマンドの
    指定に従って、前記ホスト装置と前記バッファメモリと
    の間のデータ転送であるホスト転送、及び前記ディスク
    と前記バッファメモリとの間のデータ転送であるディス
    ク転送を制御し、前記バッファメモリ内の有効なデータ
    ブロック数とリコネクトポインタレジスタに設定された
    リコネクトポインタ値とから決定されるタイミングで前
    記ディスク転送を再開させるリコネクトを行い、前記バ
    ッファメモリがバッファフル状態またはバッファエンプ
    ティ状態となった場合に、リード/ライトの種別をもと
    に前記ホスト転送または前記ディスク転送を中断させる
    ディスクコントローラと、前記ディスクコントローラを
    制御するためのディスクコントローラ制御プログラムを
    含む各種制御プログラムが格納された制御プログラムメ
    モリと、前記各種制御プログラムに従って装置全体を制
    御する制御プログラム実行手段と、予め定められた種々
    のホスト転送レート及びディスク転送レートの組み合わ
    せ毎に、そのホスト転送レート及びディスク転送レート
    の差から決定されたリコネクトポインタ値がリード系コ
    マンド実行時用とライト系コマンド実行時用のそれぞれ
    について登録されたリコネクトポインタテーブルが格納
    されたリコネクトポインタテーブル格納手段とを備えた
    ディスク装置におけるリコネクトポイント自動設定方法
    であって、 前記ホスト装置と前記バッファメモリとの間の前記ホス
    ト転送レートを取得する一方、 前記ディスクと前記バッファメモリとの間の前記ディス
    ク転送レートを取得すし、 前記取得した前記ホスト転送レートと前記ディスク転送
    レートの組み合わせにより前記リコネクトポインタテー
    ブルを参照することで、リード系コマンド実行時用或い
    はライト系コマンド実行時用のリコネクトポインタ値を
    決定して、前記リコネクトポインタレジスタに設定する
    ようにしたことを特徴とするリコネクトポイント自動設
    定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100337075B1 (ko) * 1999-12-10 2002-05-16 서평원 에스씨에스아이 정합 시스템에서 에스씨에스아이 운용 방법
JP2008084206A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Fujitsu Ltd ストレージ装置およびデータ転送方法

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KR100337075B1 (ko) * 1999-12-10 2002-05-16 서평원 에스씨에스아이 정합 시스템에서 에스씨에스아이 운용 방법
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