JPH10275429A - ディスク装置及び同装置におけるライトリトライ制御方法 - Google Patents

ディスク装置及び同装置におけるライトリトライ制御方法

Info

Publication number
JPH10275429A
JPH10275429A JP7772697A JP7772697A JPH10275429A JP H10275429 A JPH10275429 A JP H10275429A JP 7772697 A JP7772697 A JP 7772697A JP 7772697 A JP7772697 A JP 7772697A JP H10275429 A JPH10275429 A JP H10275429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sector
data
write
disk
servo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7772697A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Kawachi
秀俊 嘉和知
Konosuke Shin
光之輔 進
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Computer Engineering Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7772697A priority Critical patent/JPH10275429A/ja
Publication of JPH10275429A publication Critical patent/JPH10275429A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1883Methods for assignment of alternate areas for defective areas
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1816Testing
    • G11B2020/183Testing wherein at least one additional attempt is made to read or write the data when a first attempt is unsuccessful
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ライトフォルト発生時のリトライ及びリアサイ
ン処理に要する時間を短縮する。 【解決手段】ディスク1の目標トラック上のライト対象
データセクタへのライト実施時にライトフォルトが発生
すると、CPU12はHDC15に対して規定回数を上
限とするリトライ処理を行わせ、このリトライ処理に失
敗した場合には、CPU12はHDC15に対して代替
データセクタにデータをライトするリアサイン処理を行
わせた後、HDC15に対して同じサーボセクタ内の最
終データセクタに対するライトを行わせ、ここでもリア
サイン処理が発生した場合には、当該サーボセクタ内に
配置されている全てのディスクライト実施前のディスク
ライト対象データセクタのリアサイン処理を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク上に記録
されたサーボデータに基づいてヘッドのシーク・位置決
め制御を行うディスク装置に係り、特にライトフォルト
発生時のリトライ及びリアサイン処理に好適なディスク
装置及び同装置におけるライトリトライ制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ヘッドによりデータの記録再生を行うデ
ィスク装置、例えば磁気ディスク装置では、記録媒体と
してのディスク(磁気ディスク)に記録されたサーボデ
ータに基づいて当該ディスク上の指定位置にヘッドをシ
ーク・位置決め制御する、いわゆるセクタサーボ方式の
位置決め制御を適用するのが一般的である。サーボデー
タは、シリンダ番号を示すシリンダデータ(シリンダコ
ード)、セクタ番号(サーボセクタ番号)を示すセクタ
データ、及び位置情報(シリンダデータの示すシリンダ
内の位置誤差)を波形の振幅で示すバーストデータを含
んでいる。このサーボデータが記録されるディスク上の
領域はサーボ領域と呼ばれ、ディスク上では中心から各
トラックを渡って放射状に一定間隔で配置されている。
サーボ領域間はデータ領域(ユーザ領域)となってお
り、当該データ領域には複数のデータセクタが設定され
る。1つのサーボ領域とそれらに続く1つのデータ領域
はサーボセクタを構成する。
【0003】上記セクタサーボ方式の位置決め制御を適
用する磁気ディスク装置では、ディスクに対するデータ
のライト動作を行う場合、ライト許可条件を満たしてい
るかの数種の条件チェックを行っている。その条件に
は、ヘッドが目標トラックに正確に位置決めされている
こと、目標トラックの位置情報が正常に取得されている
ことがある。この条件チェックは、ディスク上のサーボ
領域から読み取ったサーボデータ(位置情報、シリンダ
番号、サーボセクタ番号等)をもとに行われる。
【0004】もし、サーボ領域の欠陥等によって上記条
件が満たされない場合にはライトフォルトが発生し、ラ
イト動作が正常に完了しない。この現象が発生すると、
磁気ディスク装置では、一定回数を上限とするリトライ
処理が行われる。通常リトライ処理は1セクタ(データ
セクタ)単位で実施される。一定回数のリトライ処理で
も上記条件が満たされずにライト動作が正常に完了しな
い場合、即ちリトライ処理が異常終了してデータが書け
ない場合、代替箇所にデータを書くライトリアサイン処
理(オートライトリアサイン処理)が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、磁気
ディスク装置に代表される従来のディスク装置では、サ
ーボ領域の欠陥等によってライト許可条件を満たさない
場合には、一定回数を上限とするリトライ処理(ライト
リトライ)が1データセクタ単位で行われ、リトライ処
理が異常終了すると、更にライトリアサイン処理(代替
処理)が行われていた。
【0006】このため、多ブロックライト動作実施中
に、多セクタにわたりライトフォルトが発生した場合に
は、1セクタ単位でライトリトライ、更にはライトリア
サイン処理を実施すると、それに要する時間が増大する
という問題があった。
【0007】特に、近年のCDR(Constant Density R
ecording)方式を適用した磁気ディスク装置では、記録
密度の増加と共にサーボ領域間に配置されるデータセク
タ数が増加の一途をたどっているため、上記の問題は以
下に述べるように一層顕著であった。
【0008】まず、この種の磁気ディスク装置では、例
えばユーザ使用中に新たに発生するディフェクト、即ち
後発ディフェクトや、(ヘッドにMRヘッドを用いた場
合に発生する可能性のある)サーマルアスペリティ等に
よりサーボ領域(サーボ部)に欠陥が発生した場合、そ
のサーボ領域と次のサーボ領域との間(即ちサーボセク
タのデータ領域)に配置される全データセクタ(即ちそ
のサーボセクタ内の全データセクタ)へのライト動作が
実行不可能となる。この場合、ライトリトライとライト
リアサイン処理が必要となるが、従来のように1データ
セクタ単位でライトリトライ+ライトリアサイン処理を
数セクタにわたって実行した場合、処理に時問がかかり
すぎ、ホスト側のタイムアウトを招く恐れがある。
【0009】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、ライトフォルト発生時のリトライ及びリ
アサイン処理に要する時間を短縮できるディスク装置及
び同装置におけるライトリトライ制御方法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
るディスク装置は、ディスクに記録されたサーボデータ
に基づいて当該ディスク上の目標トラックにヘッドをシ
ーク・位置決めした後、当該トラック上の指定された開
始データセクタから始まる指定データセクタ数分のデー
タセクタを対象とするディスクライトまたはディスクリ
ードを行うディスク装置において、データセクタへのデ
ィスクライト実施時にライトフォルトが発生した場合に
は、規定回数を上限としてリトライ処理を行うリトライ
処理手段と、このリトライ処理手段によるリトライ処理
が異常完了した場合には、該当するデータセクタに代わ
る代替データセクタにデータをライトするリアサイン処
理を行うリアサイン処理手段と、このリアサイン処理手
段によるリアサイン処理の対象となったデータセクタが
配置されているサーボセクタ内の最終データセクタを対
象とするディスクライトを実施させる第1の制御手段
と、上記最終データセクタでもリアサイン処理が発生し
た場合には、対応するサーボセクタが欠陥であると判断
し、当該サーボセクタ内に配置されている全てのディス
クライト実施前のディスクライト対象データセクタをリ
アサイン処理手段によるリアサイン処理の対象とする第
2の制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】このような構成においては、サーボセクタ
内(のデータ領域)に配置されている複数のデータセク
タのうちの1つのデータセクタでライトフォルトが多発
してライトリトライが異常完了した結果、ライトリアサ
イン処理(代替処理)が行われた場合、単純に次のデー
タセクタに対するディスクライトを実施するのではな
く、上記サーボセクタが欠陥である可能性が高いものと
して、それを確認するために当該サーボセクタ内の最終
データセクタに対するディスクライトを実施する。そし
て、この最終データセクタでもライトフォルトが多発し
てライトリアサイン処理(代替処理)が行われた場合に
は、上記サーボセクタは欠陥であると判断し、1データ
セクタ単位でのディスクライト、更にはライトリトライ
及びライトリアサイン処理を行わずに、当該サーボセク
タ内に配置されている全てのディスクライト実施前のデ
ィスクライト対象データセクタをリアサイン処理の対象
として、リアサイン処理を実施する。これにより、ライ
トリアサイン処理終了までの時間を短縮できる。
【0012】なお、最終データセクタに対するディスク
ライト(或いはライトリトライ)に成功した場合には、
対応するサーボセクタは欠陥ではないことから、当該最
終データセクタの直前にディスクライトが実施されたデ
ータセクタの次のデータセクタに戻る必要がある。その
ためには、最終データセクタに飛ぶ前のディスクライト
実施でリアサイン処理が行われた場合には、該当するデ
ータセクタの位置を示すセクタ番号等の情報Sc を記憶
しておき、その情報Sc をもとに最終データセクタの直
前にディスクライトが実施されたデータセクタの次のデ
ータセクタの位置を求めればよい。
【0013】本発明の第2の観点に係るディスク装置
は、データセクタへのディスクライト実施時にライトフ
ォルトが発生した場合には、規定回数を上限としてリト
ライ処理を行うリトライ処理手段と、このリトライ処理
手段によるリトライ処理が異常完了した場合には、該当
するデータセクタに代わる代替データセクタにデータを
ライトするリアサイン処理を行うリアサイン処理手段
と、このリトライ処理手段によるリトライ処理が異常完
了した場合には、上記規定回数を現在値より一定値だけ
低減し、上記リトライ処理手段によるリトライ処理に成
功した場合には、上記規定回数を初期値に戻すリトライ
規定回数設定変更手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】このような構成においては、サーボセクタ
内(のデータ領域)に配置されている複数のデータセク
タのうちの1つのデータセクタでライトフォルトが多発
してライトリトライが異常完了した結果、ライトリアサ
イン処理(代替処理)が行われた場合、上記サーボセク
タが欠陥である可能性が高く、当該サーボセクタ内の後
続するデータセクタでもライトフォルトが多発する恐れ
があるものと予測し、上記ライトリトライの規定回数を
現在値より一定値だけ低減する。したがって、同じサー
ボセクタ内の後続するデータセクタでいずれもライトフ
ォルトが発生した場合には、後ろのデータセクタになる
ほどリトライ規定回数が低減されていき、速やかにライ
トリアサイン処理が行われる。もし、同じサーボセクタ
内の後続するデータセクタの中にディスクライト(或い
はライトリトライ)に成功したものがある場合には、サ
ーボセクタが欠陥であるとの予測は外れているものとし
て、上記ライトリトライの規定回数を初期値(デフォル
ト値)に戻す。なお、次のディスクライト実施の対象と
なるデータセクタが次のサーボセクタ内の先頭データセ
クタとなった場合、即ちサーボセクタが切り替わった場
合にも、上記ライトリトライの規定回数を初期値に戻す
とよい。
【0015】本発明の第3の観点に係るディスク装置
は、シーク・位置決めの際には、該当するトラック上で
の新たな欠陥サーボセクタの有無を調べ、欠陥サーボセ
クタについては、その旨の情報を所定の記憶手段に登録
する欠陥サーボセクタ登録手段と、データセクタへのデ
ィスクライト実施時にライトフォルトが発生した場合に
は、当該データセクタが配置されているサーボセクタが
欠陥サーボセクタであるか否かを上記記憶手段を参照す
ることで判断する欠陥サーボセクタ判断手段と、この欠
陥サーボセクタ判断手段により欠陥サーボセクタでない
と判断された場合には、対応するデータセクタを対象に
規定回数を上限としてリトライ処理を行うリトライ処理
手段と、このリトライ処理手段によるリトライ処理が異
常完了した場合には、該当するデータセクタに代わる代
替データセクタにデータをライトするリアサイン処理を
行うリアサイン処理手段と、上記欠陥サーボセクタ判断
手段により欠陥サーボセクタであると判断された場合に
は、当該サーボセクタ内に配置されている上記ライトフ
ォルトとなったデータセクタを先頭とする全てのディス
クライト対象データセクタを上記リアサイン処理手段に
よるリアサイン処理の対象とする制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0016】このような構成においては、シーク・位置
決めの際には、該当するトラック上での新たな欠陥サー
ボセクタの有無を調べて、欠陥サーボセクタについて
は、その旨の情報を所定の記憶手段に登録しておくこと
で、データセクタへのディスクライト実施時にライトフ
ォルトが発生した場合に、当該データセクタが配置され
ているサーボセクタが欠陥サーボセクタであるか否かを
上記記憶手段を参照することで判断することが可能とな
る。そこで、欠陥サーボセクタであると判断した場合に
は、当該サーボセクタ内に配置されている上記ライトフ
ォルトとなったデータセクタを先頭とする全てのディス
クライト対象データセクタをリアサイン処理の対象とす
ることで、ライトリアサイン処理終了までの時間を短縮
できる。
【0017】なお、偶発的に欠陥サーボセクタとして検
出された場合、即ち永久的な欠陥サーボセクタでない場
合を考慮して、最初からリアサイン処理を行うのではな
く、通常よりリトライ回数(の上限値)を減らしてリト
ライを行い、リトライに失敗した場合にリアサイン処理
を行うようにしても構わない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を磁気ディスク装置
に適用した実施の形態につき図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の構
成を示すブロック図である。
【0019】図1において、1はデータが記録される媒
体であるディスク(磁気ディスク)、2はディスク1へ
のデータ書き込み(データ記録)及びディスク1からの
データ読み出し(データ再生)に用いられるヘッド(磁
気ヘッド)である。ここでは、ディスク1は複数枚積層
して設けられており、ヘッド2は各ディスク1の各デー
タ面に対応してそれぞれ設けられている。ヘッド2は、
例えば読出し専用ヘッドとしてのMRヘッド(MR素
子)と記録ヘッドとを持つ再生記録分離型ヘッドであ
る。
【0020】ディスク1の両面には同心円状の多数のト
ラックが形成され、各トラックには、位置決め制御等に
用いられる(シリンダ番号を示すシリンダデータ、サー
ボセクタ番号を示すセクタデータ、及び位置情報を波形
の振幅で示すバーストデータを含む)サーボデータが記
録された複数のサーボ領域が等間隔で配置されている。
これらのサーボ領域は、ディスク1上では中心から各ト
ラックを渡って放射状に配置されている。サーボ領域間
はデータ領域(ユーザ領域)となっており、当該データ
領域には複数のデータセクタが設定される。
【0021】また、ディスク1では、トラック(シリン
ダ)の物理的な周の長さが長くなるディスク1上の外周
側の領域を有効に使用して当該ディスク1のフォーマッ
ト効率を上げるために、当該ディスク1の記録面を半径
方向に複数のゾーンに分割し、各ゾーン毎に、シリンダ
(トラック)当たりのデータセクタ数が異なる(外周側
のゾーンほど多くなる)構成、即ちデータ転送速度(転
送レート)が異なる(外周側のゾーンのシリンダほど速
くなる)CDR方式のフォーマット構成を適用してい
る。ここで、1つのゾーン内の各シリンダのデータ転送
速度は等しい。
【0022】ディスク1はスピンドルモータ(SPM)
3により高速に回転する。ヘッド2はキャリッジ4と称
するヘッド移動機構に取り付けられて、このキャリッジ
4の移動によりディスク1の半径方向に移動する。キャ
リッジ4は、ボイスコイルモータ(VCM)5により駆
動される。
【0023】スピンドルモータ(SPM)3は、当該モ
ータ3に制御電流を流して当該モータ3を駆動するため
のSPMドライバ6に接続され、ボイスコイルモータ
(VCM)5は、当該モータ5に制御電流を流して当該
モータ5を駆動するためのVCMドライバ7に接続され
ている。このモータ3,5駆動用の制御電流の値(制御
量)は、CPU(マイクロプロセッサ)12の計算処理
で決定される。
【0024】各ヘッド2は例えばフレキシブルプリント
配線板(FPC)に実装されたヘッドアンプ回路9と接
続されている。ヘッドアンプ回路9は、ヘッド2の切り
替え、ヘッド2との間のリード/ライト信号の入出力等
を司るもので、ヘッド2で読み取られたアナログ出力を
増幅するヘッドアンプ(プリアンブ)と、リード/ライ
ト回路10から送られてくる書き込みデータに従いヘッ
ド2にライト信号(ライト電流)を出力するライトドラ
イバ(いずれも図示せず)を有する。
【0025】リード/ライト回路10は、ヘッド2によ
りディスク1から読み取られてヘッドアンプ回路9(内
のヘッドアンプ)により増幅されたアナログ出力(ヘッ
ド2のリード信号)を入力してデータ再生動作に必要な
信号処理を行うデコード機能(リードチャネル)と、デ
ィスク1へのデータ記録に必要な信号処理を行うエンコ
ード機能(ライトチャネル)と、ヘッド位置決め制御等
のサーボ処理に必要なサーボデータ中のバーストデータ
を抽出する処理を行う信号処理機能とを有する。
【0026】サーボ処理回路11は、リード/ライト回
路10で再生されたデータを受けてサーボ処理に必要な
信号処理を実行する。即ちサーボ処理回路11は、リー
ド/ライト回路10で再生されたデータからサーボ領域
の期間だけ有効(真)となる周知のタイミング信号であ
るサーボゲート等のタイミング生成機能、サーボ領域に
記録されているサーボデータ中のシリンダ番号、サーボ
セクタ番号を抽出・復号するデコード機能を有する。
【0027】CPU12は、例えばワンチップのマイク
ロプロセッサである。このCPU12は、ROM14に
格納されている制御プログラムに従って磁気ディスク装
置内の各部を制御する。即ちCPU12は、サーボ処理
回路11により抽出されたサーボデータ中のシリンダ番
号及びリード/ライト回路10により抽出されたサーボ
データ中のバーストデータに従って(VCMドライバ7
を介してボイスコイルモータ5を駆動制御することで)
ヘッド2を目標位置に移動させるためのシーク・位置決
め制御、HDC15を制御することによるリード/ライ
トデータの転送制御などの制御を行う。CPU12に
は、CPUバス13を介してROM(ReadOnly Memor
y)14、RAM(Random Access Memory)17及びデ
ィスクコントローラ(HDC)15が接続されている。
【0028】ROM14には、ヘッド2のシーク・位置
決め制御用のプログラム(ファームウェア)を含む磁気
ディスク装置全体を制御するための制御プログラム(フ
ァームウェア)等が格納されている。RAM17は、C
PU12のワークメモリ等に用いられ、そのうちの予め
定められた領域(特定領域)は、ヘッド2のシーク・位
置決め制御の際にCPU12により新たに欠陥(後発デ
ィフェクト)であると判断されたサーボセクタのセクタ
番号を記憶するのに用いられる。上記ROM14及びR
AM17をCPU12と共に1チップ内に持たせること
も可能である。
【0029】HDC(ディスクコントローラ)15は、
ホスト装置(図示せず)との間のインタフェースを構成
し、当該ホスト装置との間のコマンド、データの通信を
制御すると共に、リード/ライト回路10(を介してデ
ィスク1)との間のリード/ライトデータの転送を制御
する。HDC15はまた、ディスク1から読み出された
セクタ単位のリードデータ及びディスク1に書き込むた
めのホスト装置からのライトデータをバッファRAM1
6に一時的に格納する。
【0030】次に、図1の構成における動作を、ホスト
装置からディスクライトが要求された場合について説明
する。まず、ディスク1に記録されたデータはヘッド2
により読み取られ、その読み取り出力(リード信号)は
ヘッドアンプ回路9で増幅されてリード/ライト回路1
0に供給される。
【0031】リード/ライト回路10は、ヘッドアンプ
回路9により増幅されたリード信号(アナログ信号)か
らデータ(サーボエリアのデータ及びデータエリアのデ
ータ)を再生する。またリード/ライト回路9は、サー
ボ処理回路11から供給されるタイミング信号に応じ
て、上記再生したデータからサーボデータ中のバースト
データを抽出する。リード/ライト回路9により再生さ
れたデータはサーボ処理回路11に供給され、当該リー
ド/ライト回路9により抽出されたバーストデータはC
PU12に供給される。
【0032】サーボ処理回路11は、リード/ライト回
路9により再生されたデータからサーボ領域の期間だけ
有効(真)となるサーボゲート等のタイミング信号を生
成すると共に、当該サーボ領域に記録されていたサーボ
データ中のシリンダデータ(シリンダ番号)、セクタデ
ータ(サーボセクタ番号)を抽出・復号する。一般にサ
ーボデータ中には、当該サーボデータ(が記録されてい
るサーボ領域)を識別するための固有の識別パターン
(サーボマーク)が含まれており、この識別パターンを
サーボ処理回路11にて検出することにより、この識別
パターンより後ろに配置される同じサーボ領域のサーボ
データ中のバーストデータを抽出するためのタイミング
信号、及び次のサーボ領域の期間に相当するサーボゲー
トが生成される。サーボ処理回路11にて生成されたバ
ーストデータ抽出用のタイミング信号はリード/ライト
回路10に送られ、このタイミング信号に応じてバース
トデータが抽出される。
【0033】サーボ処理回路11により抽出・復号され
たシリンダ番号及びサーボセクタ番号はCPU12に供
給される。CPU12は、サーボ処理回路11により抽
出・復号されたシリンダ番号と目標シリンダのシリンダ
番号との差をもとにヘッド2を目標シリンダ(トラッ
ク)に移動させるシーク制御を行う。そして目標シリン
ダにヘッド2をシークできると、ヘッド2はリード/ラ
イト回路10により抽出されたバーストデータ(位置情
報)をもとにヘッド2を目標シリンダの中心に位置決め
する位置決め制御を行う。
【0034】CPU12はヘッド2を目標シリンダにシ
ーク・位置決めすると、ホスト装置から要求されたライ
ト先の開始データセクタが置かれるサーボセクタのサー
ボ領域を(目標サーボ領域)、サーボ処理回路11によ
り抽出・復号されたサーボセクタ番号から検出する処理
を開始する。ここでは、ライト先の先頭データセクタ
が、図2に示すようにDS5であるものとする。
【0035】もし、目標サーボ領域が検出できたなら、
CPU12はHDC15に対してリード/ライト動作
(ここではライト動作)を起動する。これに対し、図2
の例のように、ライト先の先頭データセクタDS5が置
かれているサーボセクタのサーボ領域、即ち目標サーボ
領域に欠陥(後発ディフェクト)が発生している場合、
その欠陥サーボ領域と次のサーボ領域との間に置かれる
データセクタは、以下に述べるように全てライト不可と
なる。即ち、CPU12は、目標サーボ領域に欠陥が発
生している場合、その欠陥に起因する位置情報不良(バ
ーストデータ不良)、シリンダ番号不良、またはサーボ
セクタ番号不良を、リード/ライト回路10またはサー
ボ処理回路11を通して検出し、HDC15のライト動
作を停止させる。このため、欠陥サーボ領域間のデータ
セクタについては全てライト不可となる。
【0036】このように、多セクタにわたってライトフ
ォルトが発生した場合、従来のように1セクタ(データ
セクタ)単位でライトリトライ及びライトリアサイン処
理を実施したのでは、それに要する時間が増大する。
【0037】そこで本実施形態では、データセクタのラ
イトフォルトの発生頻度により、それ以降、同じサーボ
セクタ内の連続するデータセクタのライトリトライ処理
方法を変えるようにしている。即ち本実施形態では、ラ
イトフォルト発生頻度が少ない場合には、データセクタ
単位の通常のリトライを実施し、発生頻度が著しく多い
場合(または書けない場合)、即ちライトリアサイン処
理が行われる場合には、サーボセクタ全体の欠陥(サー
ボセクタ欠陥)の恐れがあるとして、該当データセクタ
を含むサーボセクタに配置されているデータセクタのリ
トライ及びリアサイン処理を、サーボセクタ単位で行
う。
【0038】具体的には次のようなライトリトライ制御
方法(第1のライトリトライ制御方法)が適用可能であ
る。この方法では、ライトフォルト多発が確認されたデ
ータセクタを含むサーボセクタ内の最終位置に配置され
たデータセクタ(最終データセクタ)のライトフォルト
発生頻度を観測する。この最終データセクタでもライト
フォルト多発が観測された場合はサーボセクタ欠陥と判
断し、そのサーボセクタ内に配置されている全てのディ
スクライト実施前のライト対象データセクタをライトリ
アサインする。これによりライトリアサイン処理終了ま
でに要する時間の短縮を図る。
【0039】この他、次のようなライトリトライ制御方
法(第2のライトリトライ制御方法)も適用可能であ
る。この方法では、ライトフォルト多発が確認されたデ
ータセクタを含むサーボセクタ内に配置された後続のデ
ータセクタについては、リトライに成功しない限り、リ
トライ回数(の上限値)をデータセクタが進むに従い順
次低減させる。ここで、リトライに成功した場合には、
サーボセクタ欠陥の恐れはなくなるため、リトライ回数
をデフォルトの規定値に戻す。これに対し、リトライに
失敗した場合には、サーボセクタ欠陥の可能性が高くな
るため、リトライ実行での回復の可能性が少ないと判断
されるため、早くライトリアサイン処理に進めるように
リトライ回数(の上限値)を更に低減させる。これによ
りライトリアサイン処理終了までに要する時間の短縮を
図る。
【0040】この他、次のようなライトリトライ制御方
法(第3のライトリトライ制御方法)も適用可能であ
る。この方法では、CPU12がシーク・位置決め制御
の際に、該当トラック(シリンダ)でのサーボセクタの
欠陥の有無を監視し、サーボセクタに新たな欠陥(後発
ディフェクト)を発見すると、そのサーボセクタ番号を
RAM17の特定領域に登録しておき、データセクタへ
のライト時にライトフォルトが発生した場合に当該RA
M17を参照し、そのデータセクタが配置されているサ
ーボセクタのサーボセクタ番号が登録されている場合に
は、そのサーボセクタ、即ち欠陥サーボセクタに配置さ
れている上記ライトフォルトとなったデータセクタを先
頭とする全てのライト対象データセクタについてリアサ
イン処理を行う。これによりライトリアサイン処理終了
までに要する時間の短縮を図る。
【0041】なお、偶発的に欠陥サーボセクタとして検
出された場合、即ち永久的な欠陥サーボセクタでない場
合を考慮して、最初からリアサイン処理を行うのではな
く、通常よりリトライ回数(の上限値)を減らしてリト
ライを行い、リトライに失敗した場合にリアサイン処理
を行うようにしても構わない。
【0042】次に、図1の構成の磁気ディスク装置にお
いて上記第1のライトリトライ制御方法を適用した場合
の詳細な動作につき、図3及び図4のフローチャートを
参照して説明する。
【0043】まず、ホスト装置から図1の磁気ディスク
装置に対して、開始データセクタ(のセクタ番号)をS
0 とし、そこからmデータセクタ分のディスクライトを
要求するライトコマンドが発行されたものとする。CP
U12は、このホスト装置からのライトコマンドをHD
C15を介して受け付けると、ライト対象データセクタ
番号を示す変数S、及び後述する最終データセクタ位置
からの戻り先を示す変数Sc に、開始データセクタ番号
S0 を設定する(ステップ301)。
【0044】次にCPU12は、リトライ回数カウンタ
nを初期値0に設定した後、HDC15に対して変数S
で示されるデータセクタへのライト動作を起動する(ス
テップ302,303)。
【0045】CPU12は、変数Sで示されるデータセ
クタへのHDC15によるライト動作でライトフォルト
が発生せず、ライト動作が正常に完了した場合(ステッ
プ304,305)、変数SをSc +1の値に更新する
(ステップ306)。そしてCPU12は、この更新後
のSの値が、S0 +mで示される終了データセクタ番号
+1以上でないならば(ステップ401)、ステップ3
02に戻ってリトライ回数カウンタnを初期値0に設定
した後、HDC15に対して上記更新後のSで示される
データセクタへのライト動作を起動する(ステップ30
3)。
【0046】これに対し、上記変数Sで示されるデータ
セクタへのHDC15によるライト動作でライトフォル
トが発生した場合には(ステップ304)、CPU12
はリトライ回数カウンタnを+1し(ステップ30
7)、その+1後のnの値が規定値A以下であるならば
(ステップ308)、リトライ回数は規定回数Aを越え
ていないものとして、HDC15に対して変数Sで示さ
れるデータセクタへのライト動作を再起動し、ライトリ
トライを行わせる(ステップ303)。
【0047】このライトリトライでライトフォルトが発
生せずに、ライト動作が正常に完了したならば(ステッ
プ304,305)、ステップ306に進む。これに対
し、上記ライトリトライで再びライトフォルトが発生し
たならば、ステップ307に進む。
【0048】したがって、ライトフォルトが発生する限
り、同じデータセクタに対するライトリトライが繰り返
される(ステップ303,304,307,308)。
そして、規定回数Aのライトリトライを行ってもライト
フォルトが発生する場合には、即ちライトフォルトが多
発してリトライ処理が異常終了した場合には、CPU1
2はHDC15に対して、該当するデータセクタ(変数
Sで示されるデータセクタ)に代わるセクタ(代替セク
タ)にデータをライトするライトリアサイン処理を行わ
せる(ステップ309)。
【0049】次にCPU12は、最終セクタ読み込み判
定ビットBの状態をチェックする(ステップ402)。
この判定ビットBは、ライトリアサイン処理が行われた
データセクタと同じサーボセクタ内の最終データセクタ
のライトフォルト発生頻度を観測するモードである(セ
ット時)か否(リセット時)かを示すフラグ情報であ
り、初期状態ではリセットされている。
【0050】CPU12は、上記判定ビットBがリセッ
トしている場合(ステップ402)、まず現在のSの値
を変数Sc に設定した後(ステップ403)、現在のS
で示されるデータセクタが配置されているサーボセクタ
内の最終データセクタのセクタ番号SSVL を変数Sに設
定し(ステップ404)、上記判定ビットBをセットす
る(ステップ405)。次にCPU12は、リトライ回
数カウンタnを初期値0に設定した後、HDC15に対
して変数Sで示されるデータセクタ(ここでは、サーボ
セクタ内の最終データセクタ)へのライト動作を起動す
る(ステップ302,303)。なお、上記ステップ4
03でSc に設定されたSの示すデータセクタ、即ちラ
イトリアサイン処理の対象となったデータセクタが、サ
ーボセクタ内の最終データセクタである場合には、ステ
ップ404以降の処理は無駄となるため、ステップ30
6に進むようにしても構わない。
【0051】さて、上記サーボセクタ内の最終データセ
クタへのライト動作でライトフォルトが発生せず、ライ
ト動作が正常に完了した場合には(ステップ304,3
05)、CPU12は当該サーボセクタ全体が欠陥であ
るわけではないものと判断し、当該サーボセクタ内の最
終データセクタへのライト動作の直前にライト動作の対
象(ライトリアサイン処理の対象)となったデータセク
タの次のデータセクタに戻すために、変数SをSc +1
の値に更新する(ステップ306)。このときのSc
は、上記最終データセクタへのライト動作の直前にライ
トリトライが異常終了してライトリアサイン処理となっ
たデータセクタを示しており、したがってSc +1=S
は当該ライトリトライが異常終了したデータセクタの次
のデータセクタを示す。
【0052】これに対し、サーボセクタ内の最終データ
セクタへのライト動作でライトフォルトが発生し、規定
回数のライトリトライを行ってもライトリトライに成功
しなかった場合には(ステップ303,304,30
7,308)、当該最終データセクタに代わるセクタ
(代替セクタ)にデータをライトするライトリアサイン
処理が行われる(ステップ309)。この場合、既に上
記判定ビットBがセットされていることから(ステップ
402)、CPU12は、先にライトリアサイン処理が
行われたデータセクタと同じサーボセクタ内の最終デー
タセクタのライトフォルト発生頻度を観測するモードで
ライトリアサイン処理が行われたこと、即ち当該最終デ
ータセクタでもライトフォルトが多発していることを判
断する。するとCPU12は、当該最終データセクタが
配置されているサーボセクタ全体が欠陥であるものとし
て、HDC15に対し、当該サーボセクタ内に配置され
ている全てのディスクライト対象データセクタを対象と
するライトリアサイン処理を行わせる(ステップ40
6)。但し、現在のSc で示されるデータセクタまでと
最終データセクタとは、ライトリアサイン済みであるた
め、対象外とするとよい。即ち、ステップ406では、
該当サーボセクタ内に配置されているディスクライト対
象データセクタのうち、ディスクライト実施前の全ての
ディスクライト対象データセクタを対象とするライトリ
アサイン処理を行うようにすればよい。
【0053】次にCPU12は判定ビットBをリセット
すると共に、変数Sを上記最終データセクタのセクタ番
号SSVL に1を加えた値(SSVL +1)に更新する(ス
テップ407,408)。そしてCPU12は、この更
新後のSの値が、S0 +mで示される終了データセクタ
番号+1以上でないならば(ステップ401)、ステッ
プ302に戻ってリトライ回数カウンタnを初期値0に
設定した後、HDC15に対して上記更新後のSで示さ
れるデータセクタへのライト動作を起動し(ステップ3
03)、S0 +mで示される終了データセクタ番号+1
以上であるならば、ライトコマンドを終了する。
【0054】次に、図1の構成の磁気ディスク装置にお
いて上記第2のライトリトライ制御方法を適用した場合
の詳細な動作につき、図5及び図6のフローチャートを
参照して説明する。
【0055】まず、ホスト装置から図1の磁気ディスク
装置に対して、開始データセクタ(のセクタ番号)をS
0 とし、そこからmデータセクタ分のディスクライトを
要求するライトコマンドが発行されたものとする。CP
U12は、このホスト装置からのライトコマンドをHD
C15を介して受け付けると、ライト対象データセクタ
番号を示す変数Sに、開始データセクタ番号S0 を設定
する(ステップ501)。
【0056】次にCPU12は、リトライ回数の規定回
数Aとしてデフォルト値(デフォルトリトライ回数)A
0 を設定し(ステップ502)、続いてリトライ回数カ
ウンタnを初期値0に設定した後(ステップ503)、
HDC15に対して変数Sで示されるデータセクタへの
ライト動作を起動する(ステップ504)。
【0057】CPU12は、変数Sで示されるデータセ
クタへのHDC15によるライト動作でライトフォルト
が発生せず、ライト動作が正常に完了した場合(ステッ
プ505,506)、後述する変数SVをクリアした後
(ステップ507)、変数Sを+1して次のデータセク
タを示すように更新する(ステップ601)。
【0058】次にCPU12は、上記更新後のSで示さ
れるデータセクタが配置されているサーボセクタのセク
タ番号が変数SVの示すセクタ番号に一致するか否かに
より、当該サーボセクタがライトフォルト多発サーボセ
クタであるか否かを判断し(ステップ602)、ライト
フォルト多発サーボセクタでなければ、リトライ回数の
規定回数Aとしてデフォルト値A0 を設定する(ステッ
プ604)。ここで、ライトフォルト多発サーボセクタ
でないとの判断は、ステップ601で変数Sが+1され
た結果、当該変数Sの示すデータセクタが次のサーボセ
クタ内の先頭のデータセクタとなった場合、即ちサーボ
セクタが切り替わった場合にもなされる。
【0059】次にCPU12は、上記更新後のSの値が
S0 +mで示される終了データセクタ番号+1以上でな
いならば(ステップ605)、ステップ503に戻って
リトライ回数カウンタnを初期値0に設定した後、HD
C15に対して上記更新後のSで示されるデータセク
タ、即ち次のデータセクタへのライト動作を起動する
(ステップ504)。
【0060】これに対し、上記変数Sで示されるデータ
セクタへのHDC15によるライト動作でライトフォル
トが発生した場合には(ステップ505)、CPU12
はリトライ回数カウンタnを+1し(ステップ50
8)、その+1後のnの値が規定値A以下であるならば
(ステップ509)、リトライ回数は規定回数Aを越え
ていないものとして、HDC15に対して変数Sで示さ
れるデータセクタへのライト動作を再起動し、ライトリ
トライを行わせる(ステップ504)。
【0061】このライトリトライでライトフォルトが発
生せずに、ライト動作が正常に完了したならば(ステッ
プ505,506)、ステップ507以降の処理に進
む。これに対し、上記ライトリトライで再びライトフォ
ルトが発生したならば、ステップ508に進む。
【0062】したがって、ライトフォルトが発生する限
り、同じデータセクタに対するライトリトライが繰り返
される(ステップ504,505,508,509)。
そして、規定回数Aのライトリトライを行ってもライト
フォルトが発生する場合、即ちライトフォルトが多発し
てリトライ処理が異常終了した場合には、CPU12は
HDC15に対して、該当するデータセクタ(変数Sで
示されるデータセクタ)に代わるセクタ(代替セクタ)
にデータをライトするライトリアサイン処理を行わせる
(ステップ510)。
【0063】次にCPU12は、リアサイン処理を行っ
たデータセクタが配置されているサーボセクタのセクタ
番号を、ライトフォルト多発のサーボセクタを示す変数
SVに設定した後(ステップ511)、変数Sを+1し
て次のデータセクタを示すように更新する(ステップ6
01)。
【0064】次にCPU12は、上記更新後のSで示さ
れるデータセクタが配置されているサーボセクタのセク
タ番号が変数SVの示すセクタ番号に一致するか否かに
より、当該サーボセクタがライトフォルト多発サーボセ
クタであるか否かを判断し(ステップ602)、この例
のようにライトフォルト多発サーボセクタであるなら
ば、リトライ回数の規定回数Aとして、現在のAの値
(ここではA0 )よりも所定値Kだけ少ない値A−Kを
設定する(ステップ603)。
【0065】次にCPU12は、上記更新後のSの値が
S0 +mで示される終了データセクタ番号を越えていな
いならば(ステップ605)、ステップ503に戻って
リトライ回数カウンタnを初期値0に設定した後、HD
C15に対して上記更新後のSで示されるデータセク
タ、即ち次のデータセクタへのライト動作を起動する
(ステップ504)。
【0066】もし、ステップ504でのライト動作でラ
イトフォルトが発生した場合には(ステップ505)、
リトライ回数カウンタnは+1され(ステップ50
8)、その+1後のnの値が規定値A以下であるならば
(ステップ509)、リトライ回数は規定回数Aを越え
ていないものとして、変数Sで示されるデータセクタへ
のライトリトライが行われる(ステップ504)。この
ようにしてライトフォルトが発生する限り、同じデータ
セクタに対するライトリトライが繰り返される(ステッ
プ504,505,508,509)。
【0067】そして、規定回数Aのライトリトライを行
ってもライトフォルトが発生する場合、即ちライトフォ
ルトが多発してリトライ処理が異常終了した場合には、
該当するデータセクタ(変数Sで示されるデータセク
タ)に代わるセクタ(代替セクタ)にデータをライトす
るライトリアサイン処理が行われる(ステップ51
0)。ここでの規定回数Aは、デフォルトの規定回数A
0 よりKだけ少ない値であるため、ライトリアサイン処
理が終了するまでに要する時間が短縮される。
【0068】また、ライトリアサイン処理が終了する
と、上記ステップ511,601,602を経て再びス
テップ603が行われ、次のデータセクタでもライトフ
ォルトが多発するものとして、規定回数Aが現在値より
更にKだけ少ない値に設定される。したがって、次のデ
ータセクタが予想通りライトフォルト多発セクタであっ
ても、デフォルトの規定回数A0 のリトライを行うこと
なく速やかにライトリアサイン処理に進むことができ
る。
【0069】一方、ライトリトライに成功してライト動
作が正常に完了した場合には(ステップ505,50
6)、先のデータセクタを対象とするライトリトライ失
敗に基づくライトフォルト多発サーボセクタであるとの
判断は誤っていたとして、CPU12は変数SVをクリ
アした後(ステップ507)、ステップ601,602
を経てステップ604に進んで、リトライの規定回数A
を再びデフォルト値A0に設定する。
【0070】次に、図1の構成の磁気ディスク装置にお
いて上記第3のライトリトライ制御方法を適用した場合
の詳細な動作につき、図7及び図8のフローチャートを
参照して説明する。
【0071】まず、ホスト装置から図1の磁気ディスク
装置に対して、開始データセクタ(のセクタ番号)をS
0 とし、そこからmデータセクタ分のディスクライトを
要求するライトコマンドが発行されたものとする。CP
U12は、このホスト装置からのライトコマンドをHD
C15を介して受け付けると、ライト対象データセクタ
番号を示す変数Sに、開始データセクタ番号S0 を設定
する(ステップ701)。
【0072】次にCPU12は、リトライ回数カウンタ
nを初期値0に設定した後(ステップ702)、HDC
15に対して変数Sで示されるデータセクタへのライト
動作を起動する(ステップ703)。
【0073】CPU12は、変数Sで示されるデータセ
クタへのHDC15によるライト動作でライトフォルト
が発生せず、ライト動作が正常に完了した場合(ステッ
プ704,801)、変数Sを+1して次のデータセク
タを示すように更新する(ステップ802)。
【0074】次にCPU12は、上記更新後のSの値が
S0 +mで示される終了データセクタ番号+1以上でな
いならば(ステップ803)、ステップ702に戻って
リトライ回数カウンタnを初期値0に設定した後、HD
C15に対して上記更新後のSで示されるデータセク
タ、即ち次のデータセクタへのライト動作を起動する
(ステップ703)。
【0075】これに対し、上記変数Sで示されるデータ
セクタへのHDC15によるライト動作でライトフォル
トが発生した場合には(ステップ704)、CPU12
は、当該データセクタが配置されているサーボセクタが
欠陥セクタであるか否かを、RAM17の特定領域内に
当該サーボセクタを示すセクタ番号が登録されているか
否かをチェックすることで判断する(ステップ70
5)。
【0076】もし、欠陥サーボセクタであるならば、C
PU12は、HDC15に対し、当該サーボセクタ内に
配置されている上記ステップ704でライトフォルトと
判定されたデータセクタを先頭とする全てのライト対象
データセクタ(データセクタ数をxとする)を対象とす
るライトリアサイン処理を行わせる(ステップ80
4)。
【0077】次にCPU12は、変数Sを現在のSの値
に上記欠陥サーボセクタ内のデータセクタ数xを加えた
値(S+x)、即ち次のサーボセクタ内の先頭データセ
クタを示すセクタ番号に更新する(ステップ805)。
そしてCPU12は、この更新後のSの値が、S0 +m
で示される終了データセクタ番号+1以上でないならば
(ステップ803)、ステップ702に戻ってリトライ
回数カウンタnを初期値0に設定した後、HDC15に
対して上記更新後のSで示されるデータセクタ、即ち次
のデータセクタへのライト動作を起動する(ステップ7
03)。
【0078】一方、ライトフォルトが発生したデータセ
クタが配置されたサーボセクタが欠陥でないならば(ス
テップ705)、CPU12はリトライ回数カウンタn
を+1し(ステップ706)、その+1後のnの値が規
定値A以下であるならば(ステップ707)、リトライ
回数は規定回数Aを越えていないものとして、HDC1
5に対して変数Sで示されるデータセクタへのライト動
作を再起動し、ライトリトライを行わせる(ステップ7
03)。
【0079】このライトリトライでライトフォルトが発
生せずに、ライト動作が正常に完了したならば(ステッ
プ704,801)、ステップ802に進む。これに対
し、上記ライトリトライで再びライトフォルトが発生し
たならば、ステップ705を介してステップ706に進
む。
【0080】したがって、ライトフォルトが発生する限
り、同じデータセクタに対するライトリトライが繰り返
される(ステップ703〜707)。そして、規定回数
Aのライトリトライを行ってもライトフォルトが発生す
る場合には、即ちライトフォルトが多発してリトライ処
理が異常終了した場合には、CPU12はHDC15に
対して、該当するデータセクタ(変数Sで示されるデー
タセクタ)に代わるセクタ(代替セクタ)にデータをラ
イトするライトリアサイン処理を行わせる(ステップ8
06)。
【0081】次にCPU12は、変数Sを+1して次の
データセクタを示すように更新し(ステップ807)、
この更新後のSの値がS0 +mで示される終了データセ
クタ番号+1以上でないならば(ステップ803)、ス
テップ702に戻ってリトライ回数カウンタnを初期値
0に設定した後、HDC15に対して上記更新後のSで
示されるデータセクタへのライト動作を起動し(ステッ
プ703)、S0 +mで示される終了データセクタ番号
+1以上であるならば、ライトコマンドを終了する。
【0082】以上に述べた実施形態では磁気ディスク装
置について説明したが、本発明は、ディスク上に記録さ
れたサーボデータに基づいてヘッドのシーク・位置決め
制御を行うディスク装置であれば、光磁気ディスク装置
など、磁気ディスク装置以外のディスク装置にも適用可
能である。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ラ
イトフォルト多発が確認されたデータセクタを含むサー
ボセクタ内の最終データセクタのライトフォルト発生頻
度を観測し、この最終データセクタでもライトフォルト
多発が観測された場合はサーボセクタ欠陥と判断し、そ
のサーボセクタ内に配置されている全てのディスクライ
ト実施前のディスクライト対象データセクタをライトリ
アサインするようにしたので、ライトリアサイン処理終
了までに要する時間を短縮することができる。
【0084】また本発明によれば、ライトフォルト多発
が確認されたデータセクタを含むサーボセクタ内に配置
された後続のデータセクタについては、リトライに成功
しない限り、当該サーボセクタが欠陥であるとして、後
ろのデータセクタほどリトライ回数(の上限値)を少な
くするようにしたので、無駄なリトライ処理を多数回繰
り返すことなく速やかにライトリアサイン処理に進むこ
とができ、ライトリアサイン処理終了までに要する時間
を短縮することができる。
【0085】また本発明によれば、シーク・位置決め制
御の際に、該当トラック(シリンダ)でのサーボセクタ
の欠陥の有無を調べて、欠陥サーボセクタについては、
その旨の情報を所定の記憶手段に登録しておくことで、
そのサーボセクタ内のデータセクタへのライト時にライ
トフォルトが発生した場合に、そのサーボセクタが欠陥
サーボセクタであると判断することができ、その欠陥サ
ーボセクタに配置されている上記ライトフォルトとなっ
たデータセクタを先頭とする全てのライト対象データセ
クタについてライトリアサイン処理を行うことで、ライ
トリアサイン処理終了までに要する時間を短縮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
構成を示すブロック図。
【図2】サーボ領域欠陥発生時のライトフォルト発生を
説明するための概念図。
【図3】同実施形態において第1のライトリトライ制御
方法を適用した場合の詳細な動作を説明するためのフロ
ーチャートの一部を示す図。
【図4】同実施形態において第1のライトリトライ制御
方法を適用した場合の詳細な動作を説明するためのフロ
ーチャートの残りを示す図。
【図5】同実施形態において第2のライトリトライ制御
方法を適用した場合の詳細な動作を説明するためのフロ
ーチャートの一部を示す図。
【図6】同実施形態において第2のライトリトライ制御
方法を適用した場合の詳細な動作を説明するためのフロ
ーチャートの残りを示す図。
【図7】同実施形態において第3のライトリトライ制御
方法を適用した場合の詳細な動作を説明するためのフロ
ーチャートの一部を示す図。
【図8】同実施形態において第3のライトリトライ制御
方法を適用した場合の詳細な動作を説明するためのフロ
ーチャートの残りを示す図。
【符号の説明】
1…ディスク 2…ヘッド 5…ボイスコイルモータ 7…VCMドライバ 10…リード/ライト回路 11…サーボ処理回路 12…CPU(リトライ処理手段、第1の制御手段、第
2の制御手段、リトライ規定回数設定変更手段、欠陥サ
ーボセクタ登録手段、欠陥サーボセクタ判断手段、制御
手段) 14…ROM 15…HDC(ディスクコントローラ、リトライ処理手
段、リアサイン処理手段) 17…RAM(記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/18 576 G11B 20/18 576Z 19/04 501 19/04 501D 20/10 20/10 C 20/12 20/12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに記録されたサーボデータに基
    づいて当該ディスク上の目標トラックにヘッドをシーク
    ・位置決めした後、当該トラック上の指定された開始デ
    ータセクタから始まる指定データセクタ数分のデータセ
    クタを対象とするディスクライトまたはディスクリード
    を行うディスク装置において、 前記データセクタへのディスクライト実施時にライトフ
    ォルトが発生した場合には、規定回数を上限としてリト
    ライ処理を行うリトライ処理手段と、 前記リトライ処理手段による前記リトライ処理が異常完
    了した場合には、該当する前記データセクタに代わる代
    替データセクタにデータをライトするリアサイン処理を
    行うリアサイン処理手段と、 前記リアサイン処理手段による前記リアサイン処理の対
    象となった前記データセクタが配置されているサーボセ
    クタ内の最終データセクタを対象とするディスクライト
    を実施させる第1の制御手段と、 前記最終データセクタでも前記リアサイン処理が発生し
    た場合には、前記サーボセクタが欠陥であると判断し、
    当該サーボセクタ内に配置されている全てのディスクラ
    イト実施前のディスクライト対象データセクタを前記リ
    アサイン処理手段によるリアサイン処理の対象とする第
    2の制御手段とを具備することを特徴とするディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 ディスクに記録されたサーボデータに基
    づいて当該ディスク上の目標トラックにヘッドをシーク
    ・位置決めした後、当該トラック上の指定された開始デ
    ータセクタから始まる指定データセクタ数分のデータセ
    クタを対象とするディスクライトまたはディスクリード
    を行うディスク装置において、 前記データセクタへのディスクライト実施時にライトフ
    ォルトが発生した場合には、規定回数を上限としてリト
    ライ処理を行うリトライ処理手段と、 前記リトライ処理手段による前記リトライ処理が異常完
    了した場合には、該当する前記データセクタに代わる代
    替データセクタにデータをライトするリアサイン処理を
    行うリアサイン処理手段と、 前記リトライ処理手段による前記リトライ処理が異常完
    了した場合には、前記規定回数を現在値より一定値だけ
    低減し、前記リトライ処理手段による前記リトライ処理
    に成功した場合には、前記規定回数を初期値に戻すリト
    ライ規定回数設定変更手段とを具備することを特徴とす
    るディスク装置。
  3. 【請求項3】 ディスクに記録されたサーボデータに基
    づいて当該ディスク上の目標トラックにヘッドをシーク
    ・位置決めした後、当該トラック上の指定された開始デ
    ータセクタから始まる指定データセクタ数分のデータセ
    クタを対象とするディスクライトまたはディスクリード
    を行うディスク装置において、 前記シーク・位置決めの際には、該当するトラック上で
    の新たな欠陥サーボセクタの有無を調べ、欠陥サーボセ
    クタについては、その旨の情報を所定の記憶手段に登録
    する欠陥サーボセクタ登録手段と、 前記データセクタへのディスクライト実施時にライトフ
    ォルトが発生した場合には、当該データセクタが配置さ
    れているサーボセクタが欠陥サーボセクタであるか否か
    を前記記憶手段を参照することで判断する欠陥サーボセ
    クタ判断手段と、 前記欠陥サーボセクタ判断手段により欠陥サーボセクタ
    でないと判断された場合には、対応する前記データセク
    タを対象に規定回数を上限としてリトライ処理を行うリ
    トライ処理手段と、 前記リトライ処理手段による前記リトライ処理が異常完
    了した場合には、該当する前記データセクタに代わる代
    替データセクタにデータをライトするリアサイン処理を
    行うリアサイン処理手段と、 前記欠陥サーボセクタ判断手段により欠陥サーボセクタ
    であると判断された場合には、当該サーボセクタ内に配
    置されている前記ライトフォルトとなった前記データセ
    クタを先頭とする全てのディスクライト対象データセク
    タを前記リアサイン処理手段によるリアサイン処理の対
    象とする制御手段とを具備することを特徴とするディス
    ク装置。
  4. 【請求項4】 ディスクに記録されたサーボデータに基
    づいて当該ディスク上の目標トラックにヘッドをシーク
    ・位置決めした後、当該トラック上の指定された開始デ
    ータセクタから始まる指定データセクタ数分のデータセ
    クタを対象とするディスクライトまたはディスクリード
    を行うディスク装置におけるライトリトライ制御方法で
    あって、 前記データセクタへのディスクライト実施時にライトフ
    ォルトが発生した場合には、規定回数を上限としてリト
    ライ処理を行い、 前記リトライ処理が異常完了した場合には、該当する前
    記データセクタに代わる代替データセクタにデータをラ
    イトするリアサイン処理を行い、 前記リアサイン処理の対象となった前記データセクタ
    が、当該データセクタの配置されているサーボセクタ内
    の最終データセクタを対象とするディスクライトを実施
    し、 前記最終データセクタでも前記リアサイン処理が発生し
    た場合には、前記サーボセクタが欠陥であると判断し
    て、当該サーボセクタ内に配置されている全てのディス
    クライト実施前のディスクライト対象データセクタを前
    記リアサイン処理の対象とするようにしたことを特徴と
    するディスク装置におけるライトリトライ制御方法。
  5. 【請求項5】 ディスクに記録されたサーボデータに基
    づいて当該ディスク上の目標トラックにヘッドをシーク
    ・位置決めした後、当該トラック上の指定された開始デ
    ータセクタから始まる指定データセクタ数分のデータセ
    クタを対象とするディスクライトまたはディスクリード
    を行うディスク装置におけるライトリトライ制御方法で
    あって、 前記データセクタへのディスクライト実施時にライトフ
    ォルトが発生した場合には、規定回数を上限としてリト
    ライ処理を行い、 前記リトライ処理が異常完了した場合には、該当する前
    記データセクタに代わる代替データセクタにデータをラ
    イトするリアサイン処理を行い、 前記リトライ処理が異常完了した場合には、前記規定回
    数を現在値より一定値だけ低減し、前記リトライ処理に
    成功した場合には、前記規定回数を初期値に戻すように
    したことを特徴とするディスク装置におけるライトリト
    ライ制御方法。
  6. 【請求項6】 ディスクに記録されたサーボデータに基
    づいて当該ディスク上の目標トラックにヘッドをシーク
    ・位置決めした後、当該トラック上の指定された開始デ
    ータセクタから始まる指定データセクタ数分のデータセ
    クタを対象とするディスクライトまたはディスクリード
    を行うディスク装置におけるライトリトライ制御方法で
    あって、 前記シーク・位置決めの際には、該当するトラック上で
    の新たな欠陥サーボセクタの有無を調べて、欠陥サーボ
    セクタについては、その旨の情報を所定の記憶手段に登
    録しておき、 前記データセクタへのディスクライト実施時にライトフ
    ォルトが発生した場合には、当該データセクタが配置さ
    れているサーボセクタが欠陥サーボセクタであるか否か
    を前記記憶手段を参照することで判断し、 前記欠陥サーボセクタでないと判断した場合には、対応
    する前記データセクタを対象に規定回数を上限としてリ
    トライ処理を行い、 前記リトライ処理が異常完了した場合には、該当する前
    記データセクタに代わる代替データセクタにデータをラ
    イトするリアサイン処理を行い、 前記欠陥サーボセクタであると判断した場合には、当該
    サーボセクタ内に配置されている前記ライトフォルトと
    なった前記データセクタを先頭とする全てのディスクラ
    イト対象データセクタを前記リアサイン処理の対象とす
    るようにしたことを特徴とするディスク装置におけるラ
    イトリトライ制御方法。
  7. 【請求項7】 ディスクに記録されたサーボデータに基
    づいて当該ディスク上の目標トラックにヘッドをシーク
    ・位置決めした後、当該トラック上の指定された開始デ
    ータセクタから始まる指定データセクタ数分のデータセ
    クタを対象とするディスクライトまたはディスクリード
    を行うディスク装置におけるライトリトライ制御方法で
    あって、 前記シーク・位置決めの際には、該当するトラック上で
    の新たな欠陥サーボセクタの有無を調べて、欠陥サーボ
    セクタについては、その旨の情報を所定の記憶手段に登
    録しておき、 前記データセクタへのディスクライト実施時にライトフ
    ォルトが発生した場合には、当該データセクタが配置さ
    れているサーボセクタが欠陥サーボセクタであるか否か
    を前記記憶手段を参照することで判断し、 前記欠陥サーボセクタでないと判断した場合には、対応
    する前記データセクタを対象に第1の規定回数を上限と
    してリトライ処理を行い、前記欠陥サーボセクタである
    と判断した場合には、対応する前記データセクタを対象
    に前記第1の規定回数より少ない第2の規定回数を上限
    としてリトライ処理を行い、 前記リトライ処理が異常完了した場合には、該当する前
    記データセクタに代わる代替データセクタにデータをラ
    イトするリアサイン処理を行うようにしたことを特徴と
    するディスク装置におけるライトリトライ制御方法。
JP7772697A 1997-03-28 1997-03-28 ディスク装置及び同装置におけるライトリトライ制御方法 Pending JPH10275429A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7772697A JPH10275429A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 ディスク装置及び同装置におけるライトリトライ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7772697A JPH10275429A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 ディスク装置及び同装置におけるライトリトライ制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10275429A true JPH10275429A (ja) 1998-10-13

Family

ID=13641913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7772697A Pending JPH10275429A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 ディスク装置及び同装置におけるライトリトライ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10275429A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1271513A1 (en) * 2000-03-28 2003-01-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Hard disk apparatus, medium, and collection of information
KR100459722B1 (ko) * 2002-09-04 2004-12-03 삼성전자주식회사 하드 디스크 드라이브에 데이터를 기록하는 방법 및 그제어장치
JP2009245474A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Toshiba Corp ディスク装置用制御ユニット、ハードディスク装置、及びディスク装置の制御方法
JP4564692B2 (ja) * 2000-09-14 2010-10-20 三星電子株式会社 ハードディスクドライブ,ディスク上の欠陥類型検出方法および欠陥検出方法
US7911725B2 (en) 2007-12-12 2011-03-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Hard disk, control unit for a disk device, and method for controlling a disk device
JP2011100536A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Samsung Electronics Co Ltd ライト欠陥復旧方法、データ保存装置及び記録媒体

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1271513A1 (en) * 2000-03-28 2003-01-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Hard disk apparatus, medium, and collection of information
EP1271513A4 (en) * 2000-03-28 2006-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd HARD DISK DEVICE, MEDIUM AND COLLECTION OF INFORMATION
US7321721B2 (en) 2000-03-28 2008-01-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Hard disk apparatus, medium, and collection of information
JP4564692B2 (ja) * 2000-09-14 2010-10-20 三星電子株式会社 ハードディスクドライブ,ディスク上の欠陥類型検出方法および欠陥検出方法
KR100459722B1 (ko) * 2002-09-04 2004-12-03 삼성전자주식회사 하드 디스크 드라이브에 데이터를 기록하는 방법 및 그제어장치
US7911725B2 (en) 2007-12-12 2011-03-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Hard disk, control unit for a disk device, and method for controlling a disk device
JP2009245474A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Toshiba Corp ディスク装置用制御ユニット、ハードディスク装置、及びディスク装置の制御方法
JP2011100536A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Samsung Electronics Co Ltd ライト欠陥復旧方法、データ保存装置及び記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3847435B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP3271181B2 (ja) ディスクドライブ装置、ディスクドライブ装置のエラー回復処理方法及びディスクドライブ制御装置
US6189110B1 (en) Disk device and data reassignment method
JP3865723B2 (ja) ハードディスクドライブにデータを記録する方法及びその制御装置
JP2560000B2 (ja) データ記憶システム及び方法
US5969895A (en) Disk drive apparatus and head switching method in a disk drive apparatus
KR0182979B1 (ko) 데이타영역 확장을 위한 서보정보 구성방법 및 그에 따른 서보제어방법
JPH10275429A (ja) ディスク装置及び同装置におけるライトリトライ制御方法
US7454560B2 (en) Method and apparatus to perform improved retry in data storage system
US7466505B2 (en) Dummy write method for improving performance of data storage system and apparatus therefor
US7911725B2 (en) Hard disk, control unit for a disk device, and method for controlling a disk device
JPH0652635A (ja) 外部記憶装置の制御方法
US5959797A (en) Magnetic recording apparatus having means for reading data associated with a non-readable servo sector
JP2003271318A (ja) ディスク記憶装置における自己ミラーリング方法及び同方法を適用するディスク記憶装置
JP2001093104A (ja) 磁気ディスク装置の動作エラー回復方法および磁気ディスク装置
JPH0955035A (ja) ディスク記録再生装置及びディスク記録再生装置に適用するディフェクト処理方法
JPH11224474A (ja) サーボパターンの書込装置およびサーボパターン制御方式、並びに磁気ディスク装置
JP3754199B2 (ja) ディスク記録再生装置及び同装置に適用するエラー処理方法
US20110222182A1 (en) Disk device and write method
JPH0991907A (ja) ディスク装置製造システム及び方法
JP2001043624A (ja) ディスク記憶装置及びスプリットデータライト方法
JP2000040318A (ja) ディスク記憶装置及び同装置におけるヘッドの位置決め制御方法
JP4440834B2 (ja) 磁気ディスク装置及び磁気ディスク媒体
JP3410769B2 (ja) 情報記録装置
JP3552031B2 (ja) 磁気ディスク装置およびそのリトライ制御方法