JP3402289B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JP3402289B2 JP3402289B2 JP33302399A JP33302399A JP3402289B2 JP 3402289 B2 JP3402289 B2 JP 3402289B2 JP 33302399 A JP33302399 A JP 33302399A JP 33302399 A JP33302399 A JP 33302399A JP 3402289 B2 JP3402289 B2 JP 3402289B2
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Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
に関し、特に、同一のスピンドルモータに複数枚の磁気
ディスク媒体が支持された構成の磁気ディスク装置に関
する。
に関し、特に、同一のスピンドルモータに複数枚の磁気
ディスク媒体が支持された構成の磁気ディスク装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】ハードディスク装置に代表される磁気デ
ィスク装置は、パーソナルコンピュータ等（パソコン）
の内蔵または外付け用の大容量補助記憶装置として広く
用いられている。磁気ディスク装置は、大容量化に伴っ
て、複数枚の磁気ディスク媒体を用いた構成が一般的で
ある。磁気ディスク媒体は、モータを駆動源とするスピ
ンドルに固定された状態で回転し、その両面に浮動状態
で配置された磁気ヘッドがアクセスアームの駆動で半径
方向に移動することにより、データの書き込みや読み出
しが行われる。
ィスク装置は、パーソナルコンピュータ等（パソコン）
の内蔵または外付け用の大容量補助記憶装置として広く
用いられている。磁気ディスク装置は、大容量化に伴っ
て、複数枚の磁気ディスク媒体を用いた構成が一般的で
ある。磁気ディスク媒体は、モータを駆動源とするスピ
ンドルに固定された状態で回転し、その両面に浮動状態
で配置された磁気ヘッドがアクセスアームの駆動で半径
方向に移動することにより、データの書き込みや読み出
しが行われる。
【０００３】磁気ディスク媒体は、金属円板に磁性体を
一様に塗布して作られており、定められた規格によりフ
ォーマットが行われる。磁気ディスク媒体上には、トラ
ックと称する多数の磁気帯が同心円状に形成され、前記
トラックの各々は円周方向にセクタと称する区分に区分
けされている。また、複数のセクタを１つのグループに
したものは、クラスタと呼ばれる。さらに、磁気ディス
ク媒体のそれぞれに対応して設けられた複数の磁気ヘッ
ドは一体的に移動し、各磁気ヘッドが各磁気ディスク媒
体の同一のトラック上（同心円上）に位置するようにな
っている。また、複数の磁気ディスク媒体の中心から等
距離にあるトラックの集合をシリンダという。
一様に塗布して作られており、定められた規格によりフ
ォーマットが行われる。磁気ディスク媒体上には、トラ
ックと称する多数の磁気帯が同心円状に形成され、前記
トラックの各々は円周方向にセクタと称する区分に区分
けされている。また、複数のセクタを１つのグループに
したものは、クラスタと呼ばれる。さらに、磁気ディス
ク媒体のそれぞれに対応して設けられた複数の磁気ヘッ
ドは一体的に移動し、各磁気ヘッドが各磁気ディスク媒
体の同一のトラック上（同心円上）に位置するようにな
っている。また、複数の磁気ディスク媒体の中心から等
距離にあるトラックの集合をシリンダという。
【０００４】図５は従来の磁気ディスク装置におけるア
クセス原理を示す。ここでは、説明の便宜上、２枚の磁
気ディスク媒体７１，７２で構成された磁気ディスク装
置について説明する。従来の磁気ディスク装置において
は、アクセス効率の確保を目的として、セクタの連続性
はシリンダ単位としている。
クセス原理を示す。ここでは、説明の便宜上、２枚の磁
気ディスク媒体７１，７２で構成された磁気ディスク装
置について説明する。従来の磁気ディスク装置において
は、アクセス効率の確保を目的として、セクタの連続性
はシリンダ単位としている。
【０００５】すなわち、磁気ディスク媒体７１のセクタ
アドレス“１”からアクセスが始まったとすると、その
次は同一トラックの隣接するセクタアドレス“２”をア
クセスし、以後、セクタアドレス“３”から同一トラッ
クの最後のセクタアドレス“１００”をアクセスする。
セクタアドレス“１０１”のアクセスは磁気ディスク媒
体７１ではなく、同一シリンダ上に位置する磁気ディス
ク媒体７２の所定のセクタから行なわれる。つまり、セ
クタアドレス“１０１”のアクセスは別の磁気ヘッドに
より行う。セクタアドレス“１０１”のアクセスの後、
このセクタアドレス“１０１”と同一トラックのセクタ
アドレス“１０１”に隣接するセクタアドレス“１０
２”をアクセスし、以後、隣接するセクタアドレスを順
次アクセスして行き、１周の最後のセクタアドレス“２
００”まで連続的にアクセスする。
アドレス“１”からアクセスが始まったとすると、その
次は同一トラックの隣接するセクタアドレス“２”をア
クセスし、以後、セクタアドレス“３”から同一トラッ
クの最後のセクタアドレス“１００”をアクセスする。
セクタアドレス“１０１”のアクセスは磁気ディスク媒
体７１ではなく、同一シリンダ上に位置する磁気ディス
ク媒体７２の所定のセクタから行なわれる。つまり、セ
クタアドレス“１０１”のアクセスは別の磁気ヘッドに
より行う。セクタアドレス“１０１”のアクセスの後、
このセクタアドレス“１０１”と同一トラックのセクタ
アドレス“１０１”に隣接するセクタアドレス“１０
２”をアクセスし、以後、隣接するセクタアドレスを順
次アクセスして行き、１周の最後のセクタアドレス“２
００”まで連続的にアクセスする。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気デ
ィスク装置にあっては、以下に述べるような問題点があ
った。
ィスク装置にあっては、以下に述べるような問題点があ
った。
【０００７】従来の磁気ディスク装置においては、面密
度の向上を目的として磁気ヘッドと磁気ディスク媒体の
間隙を小さくすると、この間隙にマイクロダストが介在
した場合、磁気ヘッドの安定浮上特性を低下させ、ヘッ
ド障害を招きやすくなる。面密度は、磁気ヘッドと磁気
ディスク媒体の間隔が大きく関係しており、この間隔が
小さいほど面密度が向上するが、上記間隔を小さくする
と、マイクロダストの影響を受けやすくなる。そこで、
ヘッド障害の確率を下げる目的で、一定時間間隔でヘッ
ドを移動させ、マイクロダストが堆積しないように動作
させる機能（「パトロール・シーク」と呼ばれる）を追
加した装置が多くなっている。
度の向上を目的として磁気ヘッドと磁気ディスク媒体の
間隙を小さくすると、この間隙にマイクロダストが介在
した場合、磁気ヘッドの安定浮上特性を低下させ、ヘッ
ド障害を招きやすくなる。面密度は、磁気ヘッドと磁気
ディスク媒体の間隔が大きく関係しており、この間隔が
小さいほど面密度が向上するが、上記間隔を小さくする
と、マイクロダストの影響を受けやすくなる。そこで、
ヘッド障害の確率を下げる目的で、一定時間間隔でヘッ
ドを移動させ、マイクロダストが堆積しないように動作
させる機能（「パトロール・シーク」と呼ばれる）を追
加した装置が多くなっている。
【０００８】また、コンピュータシステムの発展に伴
い、磁気ディスク装置の記憶容量が増大している。具体
的には年率６０％程度の面密度の増加となっている。こ
の結果、磁気ディスク装置のメーカーでは、容量を倍程
度にした磁気ディスク装置を毎年モデルチェンジして出
荷している状況である。
い、磁気ディスク装置の記憶容量が増大している。具体
的には年率６０％程度の面密度の増加となっている。こ
の結果、磁気ディスク装置のメーカーでは、容量を倍程
度にした磁気ディスク装置を毎年モデルチェンジして出
荷している状況である。
【０００９】このため、容量の少ない磁気ディスク装置
は１年程度で市場から姿を消す状況にあり、僅かな期間
で陳腐化し、小容量の磁気ディスク装置の扱いになって
しまう。ところが、上記したパトロール・シークは、シ
ステム構築時のディスク容量に合わせた範囲でしか磁気
ヘッドを移動させることができないため、旧システムに
新規に大容量の磁気ディスク装置を搭載した場合、旧容
量を越える部分に対してパトロール・シークが行えない
という問題点がある。
は１年程度で市場から姿を消す状況にあり、僅かな期間
で陳腐化し、小容量の磁気ディスク装置の扱いになって
しまう。ところが、上記したパトロール・シークは、シ
ステム構築時のディスク容量に合わせた範囲でしか磁気
ヘッドを移動させることができないため、旧システムに
新規に大容量の磁気ディスク装置を搭載した場合、旧容
量を越える部分に対してパトロール・シークが行えない
という問題点がある。
【００１０】また、セクタの連続性が記録面同志のトラ
ック単位で確保されているため、記録面上のパトロール
できる範囲が限定されてしまう。すなわち、アクセスが
記録面全面に渡って均等になされるのではなく、一定の
領域に集中してなされる。このため、次の電源オフ／オ
フのとき、一度内周側に退避していた磁気ヘッドが再度
アクセス領域に戻ってきた際、マイクロダスト上を通過
する可能性が大きくなり、その結果、ヘッドクラッシュ
を誘発する確率が高くなる。
ック単位で確保されているため、記録面上のパトロール
できる範囲が限定されてしまう。すなわち、アクセスが
記録面全面に渡って均等になされるのではなく、一定の
領域に集中してなされる。このため、次の電源オフ／オ
フのとき、一度内周側に退避していた磁気ヘッドが再度
アクセス領域に戻ってきた際、マイクロダスト上を通過
する可能性が大きくなり、その結果、ヘッドクラッシュ
を誘発する確率が高くなる。
【００１１】本発明の目的は、ディスク媒体全面のパト
ロール・シークを可能にし、マイクロダストに起因する
ヘッド障害を低減することのできる磁気ディスク装置の
提供を目的とする。
ロール・シークを可能にし、マイクロダストに起因する
ヘッド障害を低減することのできる磁気ディスク装置の
提供を目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、同一のスピンドルモータに複数枚の磁気ディスク
媒体が支持された構成の磁気ディスク装置において、複
数のトラックと前記トラックを円周方向に区分するセク
タとでフォーマットされる複数の磁気ディスク媒体を支
持して回転させる手段と、前記複数の磁気ディスク媒体
の記録面のそれぞれに配置され、前記磁気ディスク媒体
に対してデータの書き込みと読み出しを行なう磁気ヘッ
ドと、前記磁気ヘッドのシーク動作を行なわせる手段
と、前記磁気ヘッドをシークさせて前記前記磁気ディス
ク媒体に対するデータの書き込みと読み出しを制御する
制御手段とを備え、前記制御手段は、前記磁気ヘッドに
よる前記磁気ディスク媒体のアクセス状態を判別する判
別手段と、前記アクセス状態に基づいて、ある磁気ディ
スク媒体のトラックから同一シリンダ上の他の磁気ディ
スク媒体のトラックに対してアクセスする第１のモード
と、ある磁気ディスク媒体のトラックから同一磁気ディ
スク媒体上の他のトラックに対してアクセスする第２の
モードを選択し、前記第１又は第２のモードによって前
記磁気ディスク媒体のアクセスを行なうアクセス選択手
段を備え 、 前記アクセス選択手段は、前記アクセス状態
において、所定時間以上、前記磁気ディスク媒体のトラ
ックの一部の領域のみにアクセスが集中しているかを判
別し、所定時間以上アクセスが集中していない場合に、
前記第１のモードを選択し、集中している場合に、前記
第２のモードを選択することを特徴とする。
明は、同一のスピンドルモータに複数枚の磁気ディスク
媒体が支持された構成の磁気ディスク装置において、複
数のトラックと前記トラックを円周方向に区分するセク
タとでフォーマットされる複数の磁気ディスク媒体を支
持して回転させる手段と、前記複数の磁気ディスク媒体
の記録面のそれぞれに配置され、前記磁気ディスク媒体
に対してデータの書き込みと読み出しを行なう磁気ヘッ
ドと、前記磁気ヘッドのシーク動作を行なわせる手段
と、前記磁気ヘッドをシークさせて前記前記磁気ディス
ク媒体に対するデータの書き込みと読み出しを制御する
制御手段とを備え、前記制御手段は、前記磁気ヘッドに
よる前記磁気ディスク媒体のアクセス状態を判別する判
別手段と、前記アクセス状態に基づいて、ある磁気ディ
スク媒体のトラックから同一シリンダ上の他の磁気ディ
スク媒体のトラックに対してアクセスする第１のモード
と、ある磁気ディスク媒体のトラックから同一磁気ディ
スク媒体上の他のトラックに対してアクセスする第２の
モードを選択し、前記第１又は第２のモードによって前
記磁気ディスク媒体のアクセスを行なうアクセス選択手
段を備え 、 前記アクセス選択手段は、前記アクセス状態
において、所定時間以上、前記磁気ディスク媒体のトラ
ックの一部の領域のみにアクセスが集中しているかを判
別し、所定時間以上アクセスが集中していない場合に、
前記第１のモードを選択し、集中している場合に、前記
第２のモードを選択することを特徴とする。
【００１３】請求項２の磁気ディスク装置によれば、前
記アクセス選択手段は、前記第２のモードにおいて、前
記セクタの順番が、前記磁気ディスク媒体の最外周のト
ラックから内側のトラックに向かって連続するようにア
クセスすることを特徴とする。
記アクセス選択手段は、前記第２のモードにおいて、前
記セクタの順番が、前記磁気ディスク媒体の最外周のト
ラックから内側のトラックに向かって連続するようにア
クセスすることを特徴とする。
【００１４】請求項３の磁気ディスク装置によれば、前
記アクセス選択手段は、前記第２のモードにおいて、前
記セクタの順番が、前記磁気ディスク媒体の最内周のト
ラックから外側のトラックに向かって連続するようにア
クセスすることを特徴とする。
記アクセス選択手段は、前記第２のモードにおいて、前
記セクタの順番が、前記磁気ディスク媒体の最内周のト
ラックから外側のトラックに向かって連続するようにア
クセスすることを特徴とする。
【００１５】請求項４の磁気ディスク装置によれば、前
記アクセス選択手段は、所定時間以上、前記磁気ディス
ク媒体のトラックの一部の領域のみにアクセスが集中し
ていることにより、前記第２のモードを選択した場合 、
前記第２のモードの選択後、所定時間経過した時に、前
記第１のモードに切り替えることを特徴とする。
記アクセス選択手段は、所定時間以上、前記磁気ディス
ク媒体のトラックの一部の領域のみにアクセスが集中し
ていることにより、前記第２のモードを選択した場合 、
前記第２のモードの選択後、所定時間経過した時に、前
記第１のモードに切り替えることを特徴とする。
【００１６】
【００１７】
【００１８】
【００１９】
【００２０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。図１は、本
発明の第１の実施例による磁気ディスク装置の構成を示
す。また、図２は第１の実施例による磁気ディスク装置
のアクセス原理を示す。
態について図面を参照して詳細に説明する。図１は、本
発明の第１の実施例による磁気ディスク装置の構成を示
す。また、図２は第１の実施例による磁気ディスク装置
のアクセス原理を示す。
【００２１】本実施例の磁気ディスク装置１０において
は、円周方向に１周分の全セクタ（ここでは、１トラッ
クが１００個のセクタから成るものとする）をアクセス
し終ったとき、同一シリンダ上の他の磁気ディスク媒体
の記録面のトラックへ移動する従来のフォーマット（フ
ォーマットＡ）と、同一の磁気ディスク媒体の記録面上
の他のトラックへ移動してアクセスする新たなフォーマ
ット（フォーマットＢ）とを選択することができるよう
に構成されている。
は、円周方向に１周分の全セクタ（ここでは、１トラッ
クが１００個のセクタから成るものとする）をアクセス
し終ったとき、同一シリンダ上の他の磁気ディスク媒体
の記録面のトラックへ移動する従来のフォーマット（フ
ォーマットＡ）と、同一の磁気ディスク媒体の記録面上
の他のトラックへ移動してアクセスする新たなフォーマ
ット（フォーマットＢ）とを選択することができるよう
に構成されている。
【００２２】ここで、新たなフォーマットＢでは、その
フォーマットにおいて、磁気ディスク媒体４１の最外周
（又は最内周）のトラックからセクタ番号（セクタアド
レス）が昇順に付けられ、そのトラックのアサインが完
了すると、内側（又は外側）のトラックに対してセクタ
番号が連続して与えられる。このような動作が順番に行
われることにより、最内周トラック（又は最外周トラッ
ク）ヘとアサインが行なわれる。
フォーマットにおいて、磁気ディスク媒体４１の最外周
（又は最内周）のトラックからセクタ番号（セクタアド
レス）が昇順に付けられ、そのトラックのアサインが完
了すると、内側（又は外側）のトラックに対してセクタ
番号が連続して与えられる。このような動作が順番に行
われることにより、最内周トラック（又は最外周トラッ
ク）ヘとアサインが行なわれる。
【００２３】例えば、図２に示すように、フォーマット
Ｂに基づいて最外周トラックから内側にセクタアドレス
をアサインしたフォーマットでは、最外周のトラックの
セクタアドレス“１”〜“１００”のアクセスが全て終
了すると、１つ内側のトラックのセクタアドレス“１０
１”〜“２００”に対して順次アクセスする。
Ｂに基づいて最外周トラックから内側にセクタアドレス
をアサインしたフォーマットでは、最外周のトラックの
セクタアドレス“１”〜“１００”のアクセスが全て終
了すると、１つ内側のトラックのセクタアドレス“１０
１”〜“２００”に対して順次アクセスする。
【００２４】つまり、１つのトラックのアクセスが終了
しても、その磁気ディスク媒体の裏面や他の磁気ディス
ク媒体の同一シリンダのトラックにアクセスを移すので
はなく、同一の磁気ディスク媒体上の別のトラックをア
クセスする。
しても、その磁気ディスク媒体の裏面や他の磁気ディス
ク媒体の同一シリンダのトラックにアクセスを移すので
はなく、同一の磁気ディスク媒体上の別のトラックをア
クセスする。
【００２５】上記のフォーマットＡを選ぶか、新たなフ
ォーマットＢを選ぶかは、磁気ディスク装置１０を使用
する初期設定の時点で、ディスクコントローラ５０Ａに
よって決定される。このディスクコントローラ５０Ａか
ら出力されるコマンド（フォーマット・コマンド）に従
ってヘッド・ディスク・アッセンブリ（ＨＤＡ）４０が
制御され、磁気ディスク媒体４１がフォーマットＡ又は
フォーマットＢの状態にフォーマットされる。
ォーマットＢを選ぶかは、磁気ディスク装置１０を使用
する初期設定の時点で、ディスクコントローラ５０Ａに
よって決定される。このディスクコントローラ５０Ａか
ら出力されるコマンド（フォーマット・コマンド）に従
ってヘッド・ディスク・アッセンブリ（ＨＤＡ）４０が
制御され、磁気ディスク媒体４１がフォーマットＡ又は
フォーマットＢの状態にフォーマットされる。
【００２６】このように、同一面の磁気ディスク媒体４
１上でセクタの連続性を確保しているため、実際にアク
セスされるアクセス領域が小容量の場合でも、全面にわ
たるパトロール・シークが可能になる。
１上でセクタの連続性を確保しているため、実際にアク
セスされるアクセス領域が小容量の場合でも、全面にわ
たるパトロール・シークが可能になる。
【００２７】また、フォーマットＡを選ぶか、新たなフ
ォーマットＢを選ぶかは、ＨＤＡ４０の磁気ヘッド４３
における他のトラックに対するアクセス状態（アクセス
頻度等）を考慮して決定される。つまり、磁気ヘッド４
３が長時間対峙していたトラック上にはマイクロダスト
が堆積されやすくなり、場合によってはヘッドクラッシ
ュを生じる。
ォーマットＢを選ぶかは、ＨＤＡ４０の磁気ヘッド４３
における他のトラックに対するアクセス状態（アクセス
頻度等）を考慮して決定される。つまり、磁気ヘッド４
３が長時間対峙していたトラック上にはマイクロダスト
が堆積されやすくなり、場合によってはヘッドクラッシ
ュを生じる。
【００２８】なお、図２では、最外周から内側へシーク
する場合を示しているが、最内周から外側へシークし、
あるいは或る任意のトラックから外側または内側のトラ
ックへ移動するように構成することもできる。
する場合を示しているが、最内周から外側へシークし、
あるいは或る任意のトラックから外側または内側のトラ
ックへ移動するように構成することもできる。
【００２９】次に、図１の第１の実施例による磁気ディ
スク装置の構成を説明する。
スク装置の構成を説明する。
【００３０】第１の実施例による磁気ディスク装置１０
は、コントロール信号線６０を介してディスクコントロ
ーラ５０Ａ（例えば、パーソナルコンピュータに内蔵の
コントローラ用ＬＳＩ）に接続される。磁気ディスク装
置１０は、コントロール信号線６０に接続されたインタ
ーフェース回路部２０と、このインターフェース回路部
２０に制御信号線３０を介して接続されたＨＤＡ（ヘッ
ド・ディスク・アセンブリ）４０より構成されている。
は、コントロール信号線６０を介してディスクコントロ
ーラ５０Ａ（例えば、パーソナルコンピュータに内蔵の
コントローラ用ＬＳＩ）に接続される。磁気ディスク装
置１０は、コントロール信号線６０に接続されたインタ
ーフェース回路部２０と、このインターフェース回路部
２０に制御信号線３０を介して接続されたＨＤＡ（ヘッ
ド・ディスク・アセンブリ）４０より構成されている。
【００３１】ディスクコントローラ５０Ａは、磁気ディ
スク装置１０に対するデータの書き込み／読み出しを制
御する制御手段５１と、上述したフォーマットＡ又はフ
ォーマットＢに対応する磁気ディスク媒体４１のフォー
マットを選択するフォーマット選択手段５２を備える。
上記フォーマット選択手段５２によるモードの選択は、
磁気ディスク装置１０の初期設定の時点で行なわれる。
スク装置１０に対するデータの書き込み／読み出しを制
御する制御手段５１と、上述したフォーマットＡ又はフ
ォーマットＢに対応する磁気ディスク媒体４１のフォー
マットを選択するフォーマット選択手段５２を備える。
上記フォーマット選択手段５２によるモードの選択は、
磁気ディスク装置１０の初期設定の時点で行なわれる。
【００３２】ＨＤＡ４０は、複数枚の磁気ディスク媒体
４１を記憶媒体として備えている。この複数枚の磁気デ
ィスク媒体４１は、所定の間隔を介して１本の回転軸４
２ａに保持されている。回転軸４２ａにはスピンドルモ
ータ４２の回転軸が連結されている。このスピンドルモ
ータ４２を駆動源として、複数枚の磁気ディスク媒体４
１が一体的に図中矢印方向に回転する。
４１を記憶媒体として備えている。この複数枚の磁気デ
ィスク媒体４１は、所定の間隔を介して１本の回転軸４
２ａに保持されている。回転軸４２ａにはスピンドルモ
ータ４２の回転軸が連結されている。このスピンドルモ
ータ４２を駆動源として、複数枚の磁気ディスク媒体４
１が一体的に図中矢印方向に回転する。
【００３３】複数枚の磁気ディスク媒体４１のそれぞれ
の片面または両面には、ディスク面に対して微小な間隔
をもって複数の磁気ヘッド４３が対向して配設されてい
る。この磁気ヘッド４３は、それぞれヘッドアーム４４
を介してキャリッジ４５に一体的に保持されており、そ
の回転部が電磁アクチュエータ４６に連結されている。
電磁アクチュエータ４６は、インターフェース回路部２
からの信号によって制御され、磁気ヘッド４３を磁気デ
ィスク媒体４１の半径方向へシークさせる。磁気ヘッド
４３は、磁気ディスク媒体４１のそれぞれに対してデー
タの書き込み／読み出しを実行する。
の片面または両面には、ディスク面に対して微小な間隔
をもって複数の磁気ヘッド４３が対向して配設されてい
る。この磁気ヘッド４３は、それぞれヘッドアーム４４
を介してキャリッジ４５に一体的に保持されており、そ
の回転部が電磁アクチュエータ４６に連結されている。
電磁アクチュエータ４６は、インターフェース回路部２
からの信号によって制御され、磁気ヘッド４３を磁気デ
ィスク媒体４１の半径方向へシークさせる。磁気ヘッド
４３は、磁気ディスク媒体４１のそれぞれに対してデー
タの書き込み／読み出しを実行する。
【００３４】インターフェース回路部２０は、ＨＤＡ４
０を制御するインタフェースとして、例えばＳＣＳＩ
（Small Computer System Interface）インタフェース
を備える。このインタフェース回路部２０によって、デ
ータの書き込み／読み出しの最小単位であるセクタの連
続性が磁気ディスク媒体４１に保持されている。
０を制御するインタフェースとして、例えばＳＣＳＩ
（Small Computer System Interface）インタフェース
を備える。このインタフェース回路部２０によって、デ
ータの書き込み／読み出しの最小単位であるセクタの連
続性が磁気ディスク媒体４１に保持されている。
【００３５】磁気ディスク媒体４１の各トラック内に存
在する書き込み／読み出しの最小単位であるセクタは、
例えば図２に示すように、最外周のトラックから番号が
昇順に付けられ、当該トラックのアサインが完了する
と、次のトラックヘセクタ番号が与えられる。このよう
な動作が順番に行われることにより、最内周トラックヘ
とアサインが続けられる。
在する書き込み／読み出しの最小単位であるセクタは、
例えば図２に示すように、最外周のトラックから番号が
昇順に付けられ、当該トラックのアサインが完了する
と、次のトラックヘセクタ番号が与えられる。このよう
な動作が順番に行われることにより、最内周トラックヘ
とアサインが続けられる。
【００３６】次に、図１の構成による磁気ディスク装置
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【００３７】磁気ディスク装置１０の初期設定におい
て、ディスクコントローラ５０Ａのフォーマット選択手
段５２によって、磁気ディスク装置１０のフォーマット
の選択を行なう。
て、ディスクコントローラ５０Ａのフォーマット選択手
段５２によって、磁気ディスク装置１０のフォーマット
の選択を行なう。
【００３８】従来と同じフォーマットＡを選択すると、
ディスクコントローラ５０Ａは、ＨＤＡ４０の磁気ディ
スク媒体４１を図５に示すようにフォーマットする。
ディスクコントローラ５０Ａは、ＨＤＡ４０の磁気ディ
スク媒体４１を図５に示すようにフォーマットする。
【００３９】新たなフォーマットＢを選択すると、ディ
スクコントローラ５０Ａは、ＨＤＡ４０の磁気ディスク
媒体４１を、例えば図２に示すようにフォーマットす
る。すなわち、磁気ディスク媒体４１の最外周のトラッ
クからセクタ番号（セクタアドレス）が昇順に付けら
れ、そのトラックのアサインが完了すると、内側のトラ
ックに対してセクタ番号が連続して与えられる。
スクコントローラ５０Ａは、ＨＤＡ４０の磁気ディスク
媒体４１を、例えば図２に示すようにフォーマットす
る。すなわち、磁気ディスク媒体４１の最外周のトラッ
クからセクタ番号（セクタアドレス）が昇順に付けら
れ、そのトラックのアサインが完了すると、内側のトラ
ックに対してセクタ番号が連続して与えられる。
【００４０】なお、フォーマットＢを選択した場合に、
さらに、最外周から内側へシークするフォーマット以外
に、最内周から外側へシークし、あるいは或る任意のト
ラックから外側または内側のトラックへシークするフォ
ーマットをさらに選択できるように構成してもよい。
さらに、最外周から内側へシークするフォーマット以外
に、最内周から外側へシークし、あるいは或る任意のト
ラックから外側または内側のトラックへシークするフォ
ーマットをさらに選択できるように構成してもよい。
【００４１】通常、上位のディスクコントローラ５０Ａ
から下位の磁気ディスク装置１０へのデータの書き込み
／読み出し動作は、セクタ単位で実行される。但し、書
き込み／読み出し動作が常に実行されるわけではなく、
アクセスがない場合は、最終アクセスのセクタが所属し
ているトラック上に磁気ヘッド４３が位置決めされてい
る。この状態が継続すると、磁気ヘッド４３と磁気ディ
スク媒体４１との間にマイクロダストが蓄積されやすく
なり、データの読み出しが不能な状態、すなわち、ヘッ
ドクラッシュを生じやすくなる。そこで、ヘッドクラッ
シュを回避するため、ディスクコントローラ５０Ａは、
一定時間々隔で読み出し動作を行わせるための制御信号
を磁気ディスク装置１０へ出力し、アクセス領域内の所
定の位置へ磁気ヘッド４３を移動させる。
から下位の磁気ディスク装置１０へのデータの書き込み
／読み出し動作は、セクタ単位で実行される。但し、書
き込み／読み出し動作が常に実行されるわけではなく、
アクセスがない場合は、最終アクセスのセクタが所属し
ているトラック上に磁気ヘッド４３が位置決めされてい
る。この状態が継続すると、磁気ヘッド４３と磁気ディ
スク媒体４１との間にマイクロダストが蓄積されやすく
なり、データの読み出しが不能な状態、すなわち、ヘッ
ドクラッシュを生じやすくなる。そこで、ヘッドクラッ
シュを回避するため、ディスクコントローラ５０Ａは、
一定時間々隔で読み出し動作を行わせるための制御信号
を磁気ディスク装置１０へ出力し、アクセス領域内の所
定の位置へ磁気ヘッド４３を移動させる。
【００４２】次に、本発明の第２の実施例による磁気デ
ィスク装置について図３を参照して説明する。
ィスク装置について図３を参照して説明する。
【００４３】本実施例の磁気ディスク装置１０において
は、磁気ディスク媒体４１のフォーマットは従来通りと
し、そのデータアクセスにおいて、円周方向に１周分の
全セクタ（ここでは、１トラックが１００個のセクタか
ら成るものとする）をアクセスし終ったとき、同一シリ
ンダ上の他の磁気ディスク媒体の記録面のトラックへ移
動する従来のアクセスモード（アクセスモードＡ）と、
同一の磁気ディスク媒体の記録面上の他のトラックへ移
動してアクセスする新たなアクセスモード（アクセスモ
ードＢ）とを選択することができるように構成されてい
る。
は、磁気ディスク媒体４１のフォーマットは従来通りと
し、そのデータアクセスにおいて、円周方向に１周分の
全セクタ（ここでは、１トラックが１００個のセクタか
ら成るものとする）をアクセスし終ったとき、同一シリ
ンダ上の他の磁気ディスク媒体の記録面のトラックへ移
動する従来のアクセスモード（アクセスモードＡ）と、
同一の磁気ディスク媒体の記録面上の他のトラックへ移
動してアクセスする新たなアクセスモード（アクセスモ
ードＢ）とを選択することができるように構成されてい
る。
【００４４】ここで、新たなアクセスモードＢでは、磁
気ディスク媒体４１の最外周（又は最内周）のトラック
からセクタ番号（セクタアドレス）順に、データの書き
込み／読み出しが行なわれ、そのトラックのアクセスが
終了すると、内側（又は外側）のトラックのセクタから
データの書き込み／読み出しが行なわれる。このような
動作が順番に行われることにより、最内周トラック（又
は最外周トラック）ヘとアクセスが行なわれる。
気ディスク媒体４１の最外周（又は最内周）のトラック
からセクタ番号（セクタアドレス）順に、データの書き
込み／読み出しが行なわれ、そのトラックのアクセスが
終了すると、内側（又は外側）のトラックのセクタから
データの書き込み／読み出しが行なわれる。このような
動作が順番に行われることにより、最内周トラック（又
は最外周トラック）ヘとアクセスが行なわれる。
【００４５】例えば、図５に示すようなフォーマットの
磁気ディスク媒体４１に対して、アクセスモードＢに基
づいてアクセスする場合、最外周のトラックのセクタア
ドレス“１”〜“１００”のアクセスが全て終了する
と、１つ内側のトラックのセクタアドレス“３０１”〜
“４００”に対して順次アクセスする。このアクセスモ
ードＢでは、アクセスするセクタアドレスは必ずしも連
続しない。
磁気ディスク媒体４１に対して、アクセスモードＢに基
づいてアクセスする場合、最外周のトラックのセクタア
ドレス“１”〜“１００”のアクセスが全て終了する
と、１つ内側のトラックのセクタアドレス“３０１”〜
“４００”に対して順次アクセスする。このアクセスモ
ードＢでは、アクセスするセクタアドレスは必ずしも連
続しない。
【００４６】つまり、１つのトラックのアクセスが終了
しても、その磁気ディスク媒体の裏面や他の磁気ディス
ク媒体の同一シリンダのトラックにアクセスを移すので
はなく、同一の磁気ディスク媒体上の別のトラックをア
クセスする。
しても、その磁気ディスク媒体の裏面や他の磁気ディス
ク媒体の同一シリンダのトラックにアクセスを移すので
はなく、同一の磁気ディスク媒体上の別のトラックをア
クセスする。
【００４７】上記のアクセスモードＡと新たなアクセス
モードＢの選択は、磁気ディスク媒体４１のトラックに
対するアクセス状態（アクセス頻度等）に基づいてディ
スクコントローラ５０Ｂによって自動的に決定される。
このディスクコントローラ５０Ｂから出力されるコマン
ドに従ってＨＤＡ４０が制御され、磁気ディスク媒体４
１がアクセスモードＡ又はアクセスモードＢに基づいて
アクセスされる。
モードＢの選択は、磁気ディスク媒体４１のトラックに
対するアクセス状態（アクセス頻度等）に基づいてディ
スクコントローラ５０Ｂによって自動的に決定される。
このディスクコントローラ５０Ｂから出力されるコマン
ドに従ってＨＤＡ４０が制御され、磁気ディスク媒体４
１がアクセスモードＡ又はアクセスモードＢに基づいて
アクセスされる。
【００４８】例えば、磁気ディスク媒体４１の同じトラ
ックにアクセスが集中している場合には、同一の磁気デ
ィスク媒体上の別のトラックをアクセスするアクセスモ
ードＢに切り替える。このように、アクセス状態に応じ
て、アクセスモードを選択することにより、実際にアク
セスされるアクセス領域が小容量の場合でも、全面にわ
たるパトロール・シークが可能になる。
ックにアクセスが集中している場合には、同一の磁気デ
ィスク媒体上の別のトラックをアクセスするアクセスモ
ードＢに切り替える。このように、アクセス状態に応じ
て、アクセスモードを選択することにより、実際にアク
セスされるアクセス領域が小容量の場合でも、全面にわ
たるパトロール・シークが可能になる。
【００４９】図３において、第２の実施例による磁気デ
ィスク装置１０は、図１の第１の実施例のディスクコン
トローラ５０Ａの代わりに、ディスクコントローラ５０
Ｂを備えるものであり、その他の構成については図１の
それと全く同じである。
ィスク装置１０は、図１の第１の実施例のディスクコン
トローラ５０Ａの代わりに、ディスクコントローラ５０
Ｂを備えるものであり、その他の構成については図１の
それと全く同じである。
【００５０】ディスクコントローラ５０Ｂは、磁気ディ
スク装置１０に対するデータの書き込み／読み出しを制
御する制御手段５１と、上述したアクセスモードＡ又は
アクセスモードＢの選択を行なうアクセスモード選択手
段５３と、磁気ディスク装置１０の磁気ディスク媒体４
１に対するアクセス状態を判別するアクセス状態判別手
段５４を備える。アクセス状態判別手段５４によって判
別されたアクセス状態に従って、アクセスモード選択手
段５３がアクセスモードＡ又はアクセスモードＢを選択
する。
スク装置１０に対するデータの書き込み／読み出しを制
御する制御手段５１と、上述したアクセスモードＡ又は
アクセスモードＢの選択を行なうアクセスモード選択手
段５３と、磁気ディスク装置１０の磁気ディスク媒体４
１に対するアクセス状態を判別するアクセス状態判別手
段５４を備える。アクセス状態判別手段５４によって判
別されたアクセス状態に従って、アクセスモード選択手
段５３がアクセスモードＡ又はアクセスモードＢを選択
する。
【００５１】次に、図３の構成による磁気ディスク装置
の動作について図４のフローチャートに従って説明す
る。
の動作について図４のフローチャートに従って説明す
る。
【００５２】まず、アクセス状態判別手段５４が常時時
期ディスク媒体４１に対するアクセス状態を監視し、そ
のアクセス状態をアクセスモード選択手段５３に通知す
る。また、初期状態においては、アクセスモード選択手
段５３によって従来通りのアクセスモードＡが選択され
るものとする。
期ディスク媒体４１に対するアクセス状態を監視し、そ
のアクセス状態をアクセスモード選択手段５３に通知す
る。また、初期状態においては、アクセスモード選択手
段５３によって従来通りのアクセスモードＡが選択され
るものとする。
【００５３】アクセスモード選択手段５３は、アクセス
状態判別手段５４からのアクセス状態を入力すると（ス
テップ４０１）、所定時間以上、磁気ディスク媒体４１
のトラックの一部の領域のみがアクセスされているかを
判別する（ステップ４０２）。
状態判別手段５４からのアクセス状態を入力すると（ス
テップ４０１）、所定時間以上、磁気ディスク媒体４１
のトラックの一部の領域のみがアクセスされているかを
判別する（ステップ４０２）。
【００５４】ここで、所定時間以上、磁気ディスク媒体
４１の同一トラックの一部にアクセスが集中していなけ
れば、アクセスモードＡを維持する（ステップ４０
３）。
４１の同一トラックの一部にアクセスが集中していなけ
れば、アクセスモードＡを維持する（ステップ４０
３）。
【００５５】所定時間以上、磁気ディスク媒体４１の同
一トラックの一部にアクセスが集中している場合には、
アクセスモードＡからアクセスモードＢに切り替え（ス
テップ４０４）。
一トラックの一部にアクセスが集中している場合には、
アクセスモードＡからアクセスモードＢに切り替え（ス
テップ４０４）。
【００５６】その後、アクセスモードＢによるアクセス
が所定時間継続したかを判別し（ステップ４０５）、継
続した場合には、アクセスモードＡに切り替える（ステ
ップ４０３）。アクセスモードＡに切り替えた後は、ス
テップ４０１に戻り、上記処理を繰り返す。
が所定時間継続したかを判別し（ステップ４０５）、継
続した場合には、アクセスモードＡに切り替える（ステ
ップ４０３）。アクセスモードＡに切り替えた後は、ス
テップ４０１に戻り、上記処理を繰り返す。
【００５７】なお、データアクセスがない場合は、最終
アクセスのセクタが所属しているトラック上に磁気ヘッ
ド４３が位置決めされている。この状態が継続すると、
磁気ヘッド４３と磁気ディスク媒体４１との間にマイク
ロダストが蓄積されやすくなり、データの読み出しが不
能な状態、すなわち、ヘッドクラッシュを生じやすくな
る。そこで、ヘッドクラッシュを回避するため、ディス
クコントローラ５０Ａは、一定時間々隔で読み出し動作
を行わせるための制御信号を磁気ディスク装置１０へ出
力し、アクセス領域内の所定の位置へ磁気ヘッド４３を
移動させる。
アクセスのセクタが所属しているトラック上に磁気ヘッ
ド４３が位置決めされている。この状態が継続すると、
磁気ヘッド４３と磁気ディスク媒体４１との間にマイク
ロダストが蓄積されやすくなり、データの読み出しが不
能な状態、すなわち、ヘッドクラッシュを生じやすくな
る。そこで、ヘッドクラッシュを回避するため、ディス
クコントローラ５０Ａは、一定時間々隔で読み出し動作
を行わせるための制御信号を磁気ディスク装置１０へ出
力し、アクセス領域内の所定の位置へ磁気ヘッド４３を
移動させる。
【００５８】
【発明の効果】以上のように、本発明の磁気ディスク装
置によれば、同一の磁気ディスク媒体の同一面の他のト
ラックに行う第１のアクセス、または、前記磁気ディス
ク媒体の他の記録面または異なる磁気ディスク媒体のト
ラックに行う第２のアクセスを選択し、前記磁気ヘッド
による前記磁気ディスク媒体への１トラック分のアクセ
スが完了した後の次のセクタへのアクセスを行うので、
同一ディスク媒体面上でのセクタ連続性が確保され、ほ
ぼディスク全面をパトロール・シークすることが可能に
なり、ヘッドクラッシュを低減することができる。
置によれば、同一の磁気ディスク媒体の同一面の他のト
ラックに行う第１のアクセス、または、前記磁気ディス
ク媒体の他の記録面または異なる磁気ディスク媒体のト
ラックに行う第２のアクセスを選択し、前記磁気ヘッド
による前記磁気ディスク媒体への１トラック分のアクセ
スが完了した後の次のセクタへのアクセスを行うので、
同一ディスク媒体面上でのセクタ連続性が確保され、ほ
ぼディスク全面をパトロール・シークすることが可能に
なり、ヘッドクラッシュを低減することができる。
【図１】 本発明の第１の実施例による磁気ディスク装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図２】 本発明による磁気ディスク装置のアクセス原
理を示す説明図である。
理を示す説明図である。
【図３】 本発明の第２の実施例による磁気ディスク装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図４】 本発明の第２の実施例による磁気ディスク装
置の動作を説明するフローチャートである。
置の動作を説明するフローチャートである。
【図５】 従来の磁気ディスク装置におけるアクセス原
理を示す説明図である。
理を示す説明図である。
１０ 磁気ディスク装置
２０ インタフェース回路部
４０ ＨＤＡ
４１ 磁気ディスク媒体
４２ スピンドルモータ
４３ 磁気ヘッド
４４ ヘッドアーム
５０Ａ、５０Ｂ ディスクコントローラ
５１ 制御手段
５２ フォーマット選択手段
５３ アクセスモード選択手段
５４ アクセス状態判別手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G11B 20/12
G11B 21/08
Claims (4)
- 【請求項１】 同一のスピンドルモータに複数枚の磁気
ディスク媒体が支持された構成の磁気ディスク装置にお
いて、 複数のトラックと前記トラックを円周方向に区分するセ
クタとでフォーマットされる複数の磁気ディスク媒体を
支持して回転させる手段と、 前記複数の磁気ディスク媒体の記録面のそれぞれに配置
され、前記磁気ディスク媒体に対してデータの書き込み
と読み出しを行なう磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッドのシーク動作を行なわせる手段と、 前記磁気ヘッドをシークさせて前記前記磁気ディスク媒
体に対するデータの書き込みと読み出しを制御する制御
手段とを備え、 前記制御手段は、前記磁気ヘッドによる前記磁気ディスク媒体のアクセス
状態を判別する判別手段と、 前記アクセス状態に基づいて、ある磁気ディスク媒体の
トラックから同一シリンダ上の他の磁気ディスク媒体の
トラックに対してアクセスする第１のモードと、ある磁
気ディスク媒体のトラックから同一磁気ディスク媒体上
の他のトラックに対してアクセスする第２のモードを選
択し、前記第１又は第２のモードによって前記磁気ディ
スク媒体のアクセスを行なうアクセス選択手段を備え 、 前記アクセス選択手段は、 前記アクセス状態において、所定時間以上、前記磁気デ
ィスク媒体のトラックの一部の領域のみにアクセスが集
中しているかを判別し、所定時間以上アクセスが集中し
ていない場合に、前記第１のモードを選択し、集中して
いる場合に、前記第２のモードを選択する ことを特徴と
する磁気ディスク装置。 - 【請求項２】 前記アクセス選択手段は、 前記第２のモードにおいて、前記セクタの順番が、前記
磁気ディスク媒体の最外周のトラックから内側のトラッ
クに向かって連続するようにアクセスする ことを特徴と
する請求項１に記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項３】 前記アクセス選択手段は、 前記第２のモードにおいて、前記セクタの順番が、前記
磁気ディスク媒体の最 内周のトラックから外側のトラッ
クに向かって連続するようにアクセスする ことを特徴と
する請求項１に記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項４】 前記アクセス選択手段は、 所定時間以上、前記磁気ディスク媒体のトラックの一部
の領域のみにアクセスが集中していることにより、前記
第２のモードを選択した場合 、 前記第２のモードの選択後、所定時間経過した時に、前
記第１のモードに切り替えることを特徴とする請求項１
に記載の 磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33302399A JP3402289B2 (ja) | 1998-11-27 | 1999-11-24 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10-336990 | 1998-11-27 | ||
| JP33699098 | 1998-11-27 | ||
| JP33302399A JP3402289B2 (ja) | 1998-11-27 | 1999-11-24 | 磁気ディスク装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000222832A JP2000222832A (ja) | 2000-08-11 |
| JP3402289B2 true JP3402289B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=26574369
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33302399A Expired - Fee Related JP3402289B2 (ja) | 1998-11-27 | 1999-11-24 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3402289B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4586533B2 (ja) * | 2004-12-27 | 2010-11-24 | ソニー株式会社 | 記録装置、アドレス変換装置、記録制御方法および記録制御プログラム |
-
1999
- 1999-11-24 JP JP33302399A patent/JP3402289B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000222832A (ja) | 2000-08-11 |
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Legal Events
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