JPH08263850A - 光学式記録再生装置 - Google Patents

光学式記録再生装置

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JPH08263850A
JPH08263850A JP7062534A JP6253495A JPH08263850A JP H08263850 A JPH08263850 A JP H08263850A JP 7062534 A JP7062534 A JP 7062534A JP 6253495 A JP6253495 A JP 6253495A JP H08263850 A JPH08263850 A JP H08263850A
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JP
Japan
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signal
track
error signal
light beam
track error
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Withdrawn
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JP7062534A
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English (en)
Inventor
Takao Rokutan
孝朗 六反
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08541Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head involving track counting to determine position
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/002Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier
    • G11B7/0033Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier with cards or other card-like flat carriers, e.g. flat sheets of optical film

Abstract

(57)【要約】 【目的】光ビームの移動の際トラックに対して正確なカ
ウントを行い、かつ光ビームを目標トラックに確実に位
置決めできる光学式記録再生装置を提供する。 【構成】カウントパルス生成回路8は、TE1 =1、R
D=1、TE2 =1の順に入力信号が変化したときに、
UPパルス信号=1を出力し、逆にTE2 =1、RD=
1、TE1 =1の順に入力信号が変化したときにDOW
Nパルス信号=1を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクおよび光カ
ードのような複数のトラックからなる記録領域を有する
光記録媒体に対して、光学的にデータの記録再生を行う
光学式記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の光学式記録再生装置として、記
録媒体に光カードを用いて情報の記録や再生を行う光カ
ード装置がある。光カード1は、例えば、図1の如く複
数のトラックからなるデータ記録部3、およびその両端
部に設けられ各トラックのアドレスデータ等を記録した
ID部2a、2bとで構成されている。一般に光カード
は、磁気カードと比較して数千倍ないし一万倍の記憶容
量を有し、その記憶容量が1〜2Mバイトと大きいこと
から銀行用の貯金通帳、携帯用の地図、あるいは買物等
に用いるプリペイドカード等としての広い応用範囲が考
えられている。
【0003】ここで、従来の光学式記録再生装置(記録
媒体として光カードを用いた場合)における、光学ヘッ
ド56と光カード1の相対的動作の一例を、図2を用い
て以下に説明する。光学ヘッド56は、矢印X方向に移
動して目標とする任意のトラックをアクセスするよう、
また光カード1は、矢印Y方向に移動してデータの記録
および再生を行うよう、図示されない駆動手段により駆
動される。光学ヘッド56の構成の一例を図3に示す。
光学ヘッド56は、発光素子22、コリメートレンズ2
3、回折格子24、対物レンズ25、ミラー26、ミラ
ー27、検出系レンズ28、ミラー29、光検出器3
0、対物レンズフォーカシング駆動部31および対物レ
ンズトラッキング駆動部32等で構成される。発光素子
22から出射された光ビームは、コリメートレンズ23
で平行光に整形され、回折格子24により3本のビーム
に分割され、これら3つのビームは対物レンズ25を通
過して光カード1上に焦点を結ぶ。光カード1上に照射
された光ビームは、光カード1を反射し、続いてミラー
26、27を反射し、検出系レンズ28を通過してミラ
ー29を反射し、光検出器30に入射する。対物レンズ
フォーカシング駆動部31および対物レンズトラッキン
グ駆動部32は、対物レンズを駆動してトラッキングお
よびフォーカシングを行う。なお、この場合は記録媒体
として光カードを使用しているが、例えば同心円上また
はスパイラル状のトラックを有する光ディスクなど、複
数のトラックを有する他の光記録媒体を用いた場合にも
同様の構成を適用できる。
【0004】このような光学式記録再生装置おいて、現
在位置しているトラックから目標トラックへと光ビーム
を移動させるトラックアクセスには、光学ヘッド56全
体を移動させて光ビームを目標トラックに位置決めする
粗アクセスと呼ばれる方式と、光学ヘッド56は駆動せ
ず、対物レンズトラッキング駆動部32で対物レンズ2
5を駆動して、光ビームを隣接するトラックに移動させ
る、密アクセスと呼ばれる方式がある。通常は、目標ト
ラックが、現在光ビームが位置しているトラックより所
定の値(10〜50トラック)以上離れているときに
は、粗アクセスを行い、所定の値より近い場合には密ア
クセスを行うことで効率の良いアクセスを実現してい
る。
【0005】従来、このようなトラックアクセスにおい
てトラックを横切る本数をアップダウンカウントする方
式は、特公昭62−36286号公報に開示されてい
る。光検出器30をトラック方向と平行方向に2分割
し、それぞれの出力の差信号から得られるトラックエラ
ー信号、2分割された光検出器30の和信号および再生
信号を用い、データの未記録部ではトラックエラー信号
と和信号の位相を、記録部ではトラックエラー信号と再
生信号の位相を比較して、その位相変化の順序からアッ
プダウンカウントを行っている。つまり全体的にみる
と、トラックエラー信号と、和信号と再生信号の論理和
との位相を比較し、その位相変化の順序から光ビームが
トラックを横切る方向およびその本数を求めている。
【0006】そして、従来の光学式記録再生装置におけ
る粗アクセス方式は、まずトラッキングサーボをOFF
とし、上述した方式でアップダウンカウントを行いなが
ら光学ヘッド56を目標のトラックまで移動させ、前記
アップダウンカウントのカウント値から目標トラックに
到達したのを検出した後にトラッキングサーボをONす
るようにしている。
【0007】一方密アクセスは、通常、対物レンズトラ
ッキング駆動部32で対物レンズ25を一定時間加速
し、その後減速させることで非常に短時間で光ビームを
隣接トラックへ移動させるトラックジャンプという方式
が取られる。従来の光学式記録再生装置におけるトラッ
クジャンプの方式が、特公昭63−25411号公報に
開示されている。この従来の光学式記録再生装置におけ
るトラックジャンプ処理のフローチャートを図23に示
す。まずトラックサーボをOFFとし、対物レンズトラ
ッキング駆動部32に加速信号(所定の定数)をセット
し、対物レンズトラッキング駆動部32を駆動して対物
レンズ25の目標トラックへの移動を開始させ、光ビー
ムを目標トラックに近付くよう加速させる。所定の時間
経過後、今度は減速信号(所定の定数)をセットし、こ
れにより光ビームは目標トラック近辺で静止するよう減
速される。なお、通常減速信号は加速信号の符号を変え
たものを用いる。所定の時間が経過し光ビームが目標ト
ラックの近辺に位置した後に、トラッキングサーボをO
Nとし、さらにサーボ系が落ち着くまで時間待ちし、処
理を終了する。図21に、従来のラックジャンプ方式に
おける、トラッキング駆動信号(対物レンズトラッキン
グ駆動部32を駆動させるための信号)とトラックエラ
ー信号の波形を示しており、この場合は正確に1トラッ
ク隣のトラックに移動できている。
【0008】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、トラックエラ
ー信号と、和信号と再生信号の論理和との位相を比較し
てトラックを横切る本数をアップダウンカウントする方
式だと、光ビームがトラックに対してほとんど静止状態
になるまで速度が落ち、1トラック内で微妙にふらつく
と誤ったアップダウンカウントを行うという問題点があ
る。
【0009】図19に、従来の技術において、光ビーム
が1トラック内でふらついたときの各種信号の波形およ
び光ビームの位置を示す。この図は、横切るトラックの
アップダウンカウントを行いながら、光ビームを目標ト
ラックTに徐々に近付けていく場合の図である(この場
合の光ビームの移動はデータ記録領域の外側、つまりデ
ータピットの存在しない箇所で行っている)。トラック
エラー信号と再生信号の位相を比較するために、トラッ
クエラー信号を所定の閾値と比較して2値化したのがT
E2 17のパルス信号であり、再生信号を所定の閾値と
比較して2値化したのがRD18のパルス信号である。
そして、TE2 =1、RD=1の順に連続して変化した
ときにUPパルス信号19を出力し、逆にRD=1、T
E2 =1の順に連続して変化したときにDOWNパルス
信号20を出力している。図から明らかなように、光ビ
ームが1トラック内でふらついたために、RD=1、T
E2 =1の順に連続して変化してしまい、誤ってDOW
Nパルス信号20が出力されている。このように従来の
アップダウンカウント方式だと、目標トラックへの移動
中に光ビームがふらついた場合に、正確なアップダウン
カウントを行えないという問題がある。
【0010】また、従来の粗アクセスにおいて、トラッ
クを横切る本数をアップダウンカウントして、目標トラ
ックに光学ヘッド56が到着したことを検出してからト
ラッキングサーボを閉じる方式だと、光学ヘッド56の
移動に伴い装置が振動するなどして、光ビームが目標ト
ラックの中央部より離れた所(例えば、隣接トラックと
の中間位置)に位置してしまった場合に、トラッキング
サーボを閉じることにより目標トラックと異なる隣のト
ラックに光ビームを位置決めしてしまうという問題点が
ある。
【0011】また、従来の密アクセスにおいては、対物
レンズトラッキング駆動部32に入力するトラッキング
駆動信号である加速パルスおよび減速パルスの値が適性
でない場合などに、目標トラックと異なるトラックでト
ラッキングサーボを閉じてしまい、目標トラックと異な
るトラックに光ビームを位置決めするという問題点があ
る。図22に、光ビームが移動し過ぎてしまい、目標ト
ラックと異なるトラックに位置決めしてしまう場合のト
ラッキング駆動信号とトラックエラー信号の波形を示
す。このような問題は、加速信号、減速信号の値が適切
でなかったり、加速パルス幅、減速パルス幅の時間が適
切でない場合に発生するが、これは、対物レンズトラッ
キング駆動部32の駆動感度が温度や製造時のばらつき
により変化することが原因と考えられている。
【0012】本発明は、上述の問題点に対してなされた
発明であり、第1にトラックアクセスにおいて、トラッ
クに対して安定して正確なカウントが行える光学式記録
再生装置を提供すること、第2に光ビームを目標トラッ
クに確実に位置決めできる光学式記録再生装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【問題点を解決するための手段および作用】第1の目的
を達成するために、本発明の光学式記録再生装置は、デ
ータが記録されるトラックと、該トラックと隣接するト
ラックとを区切るガイドトラックとを有する光記録媒体
に光ビームを照射し、光記録媒体からの反射光を受光す
る受光手段と、前記受光手段からの出力に所定の演算を
施し、トラックを横切る方向における該トラックおよび
該ガイドトラック上の光ビームの位置を表す、2値化さ
れた相異なる位相を有する3つのカウント制御信号を生
成するカウント制御信号生成手段と、前記3つのカウン
ト制御信号で定義される光ビームの位置決め状態の遷移
経路に基づいて所定のカウントパルスを生成するカウン
トパルス生成手段と、前記カウントパルス生成手段の出
力を計数するトラック数計数手段とを有することを特徴
とする。
【0014】このような構成において、カウント制御信
号生成手段が、受光手段からの出力に所定の演算を施
し、該トラックおよび該ガイドトラック上における光ビ
ームの位置を表す、2値化された相異なる位相を有する
3つのカウント制御信号を、カウントパルス生成手段に
出力する。ここで、光ビームが該トラックからガイドト
ラックを横切って右側に隣接するトラックに移動する場
合、光ビームの位置として、当該トラック、当該トラッ
ク〜右側のガイドトラック、右側のガイドトラック、右
側のガイドトラック〜隣接トラック、隣接トラックの5
つの状態を取り得る。そして、上述のように2値化され
た相異なる位相を有する3つの制御信号によれば8通り
の組み合わせが可能となるので、カウントパルス生成手
段は重複なく5つの状態に応じたカウントパルスを発生
することができる。
【0015】また、別の手段として、トラックエラー信
号を第1の閾値と比較することで波形整形して第1の整
形トラックエラー信号を生成し、トラックエラー信号を
第2の閾値と比較することで波形整形して第2の整形ト
ラックエラー信号を生成するトラックエラー信号整形手
段と、再生信号を第3の閾値と比較することで波形整形
し整形再生信号を生成する再生信号整形手段と、前記第
1の整形トラックエラー信号、前記第2の整形トラック
エラー信号および前記整形再生信号に基づいて、光ビー
ムがトラックを横切る方向および本数をアップダウンカ
ウントするアップダウンカウント手段とを有することを
特徴とする光学式記録再生装置としても第1の目的を達
成できる。
【0016】第2の目的を達成するために、本発明の光
学式記録再生装置は、光記録媒体上に光ビームを放射
し、その反射光からトラックエラー信号を生成するトラ
ックエラー信号生成手段と、前記光ビームを前記光記録
媒体上でトラックを横切る方向に移動させる光ビーム移
動手段と、前記トラックエラー信号に基づき、前記光ビ
ーム移動手段を駆動させて前記光ビームを目標トラック
に位置させるよう制御するトラッキング制御手段と、目
標トラック以外の領域ではトラックエラー信号の両極性
のピークに対応した最大/最小値に近い値を前記トラッ
クエラー信号とするようトラックエラー信号を拡張す
る、トラックエラー信号拡張手段とを有することを特徴
とする。
【0017】
【実施例】
第1実施例 以下図面を参照して、本発明の第1実施例について説明
する。まず、第1実施例における構成を説明する。光学
式記録再生装置および光学ヘッド56の構成は、それぞ
れ前述した図2および図3に示すとおりである。図4
は、第1実施例に係る光検出器30を光軸方向からみた
構成を示している。本実施例は3ビーム方式の場合につ
いて説明しているので、光検出器30は、再生信号およ
びフォーカスエラー信号検出用の光検出器39とトラッ
クエラー信号検出用の光検出器40、41とからなる。
光検出器39は、フォーカスエラー信号検出のためトラ
ック方向において、さらに光検出器39a、39bに分
割されている。また、光カード1を反射した光ビーム3
3、34、35は、図示の如くそれぞれ光検出器33
a、33b、34、35上に焦点を結ぶ。図5は、光カ
ード1上のトラックに合焦したときの光ビーム33、3
4、35を拡大したものである。光カード1は、トラッ
ク36、各トラック36を区切るガイドトラック37お
よびデータピット38で構成され、光ビーム33がトラ
ック36の中央にトラッキングされたときに、副ビーム
である光ビーム34、35が、このトラック36の両側
のガイドトラック37にそれぞれ半分づつ掛かるように
配置されている。
【0018】図6は、第1実施例に係る信号処理部の構
成を示すブロック図である。信号処理部は、光検出器3
0からの信号を処理して、光学ヘッド56を駆動するよ
うヘッド駆動部13に処理した信号を伝える。信号処理
部は図6に示すように光検出器40、41に接続された
減算回路4、減算回路4の出力を波形整形する波形整形
回路5、光検出器39a、39b(図4参照)に接続さ
れた加算回路57、加算回路57の出力を波形整形する
波形整形回路6、波形整形回路6の出力を論理反転する
反転器7、波形整形回路5および反転器7からの出力を
処理するカウントパルス生成回路8、カウントパルス生
成回路8の出力をカウントするアップダウンカウンタ
9、さらに順に接続されたCPU10、D/A変換器1
1、パワーアンプ12により構成されており、パワーア
ンプ12からヘッド駆動部13に駆動信号が出力され
る。
【0019】次に、第1実施例における作用を説明す
る。図2において光カード1上でのX方向の光ビーム3
3の移動は、ID部2a、2bの外側など、データピッ
ト38の存在しない箇所で行う。したがって、光ビーム
33の移動に際してはデータピット38の影響はないと
する。図4の光検出器40、41の出力は、図6の減算
回路4で差が演算されトラックエラー信号14になる。
トラックエラー信号14は、波形整形回路5で所定の閾
値SHT1およびSHT2と比較することで2値化さ
れ、トラックエラー信号14の波形のうち定数SHT1
より大きい部分がパルスとなるパルス信号TE1 16
と、同じく定数SHT2より小さい部分がパルスとなる
パルス信号TE2 17とが、波形整形回路5から出力さ
れ、カウントパルス生成回路8に入力される。
【0020】ここで、トラックエラー信号14は、光ビ
ーム33がトラック中央(データピット38上)から副
ビーム34、35の半個分ずれたときに最大値、最小値
を取って振動している。したがって、相異なる2つの閾
値でトラックエラー信号14を2値化することによっ
て、トラック36およびガイドトラック37上の光ビー
ム33の位置を反映した、互いに位相の異なるパルス信
号TE1 16、TE2 17を得ることができる。
【0021】次に、検出器39a、39bの出力は、加
算回路57で和が演算され再生信号15になる。再生信
号15は、波形整形回路6で所定の閾値SHRと比較す
ることで2値化され、再生信号15の波形のうち定数S
HRより大きい部分がパルスとなるパルス信号が波形整
形回路6から出力され、その出力はさらに反転器7によ
り論理が反転されパルス信号RD18としてカウントパ
ルス生成回路8に入力される。
【0022】再生信号15は、光ビーム33がトラック
36の中心に位置しているときに最大値を取って振動す
る。したがって、再生信号15を所定の閾値で2値化す
ることにより、上述のトラックエラー信号14から得ら
れる2つのパルス信号TE116、TE2 17と位相が
異なり、かつ光ビームの位置を反映したパルス信号RD
18を得ることができる。
【0023】カウントパルス生成回路8の信号処理の詳
細については後述するが、カウントパルス生成回路8は
TE1 16、TE2 17、RD18を用いて、光ビーム
がトラックを横切る度に横切る方向によってUPパルス
信号19またはDOWNパルス信号20のどちらかをパ
ルス信号として出力する。UPパルス信号19、DOW
Nパルス信号20はアップダウンカウンタ9に入力され
カウント値55を増減する。カウント値55は光ビーム
の移動開始時にゼロでクリアーしておけば、光ビームの
現在の移動距離を符号付きで示すことになる。CPU1
0はカウント値55により光ビームの現在の位置を知る
ことができ、また位置の変化時間を計測することで現在
の移動速度を知ることもできる。そしてCPU10は、
光ビームの移動位置と移動速度に基づいて、D/A変換
器11への出力を制御することでパワーアンプ12で駆
動するヘッド駆動部13の駆動力を制御し、光ビームの
速度制御および位置制御を行い、目標トラックに光ビー
ムを移動させる。
【0024】ここで、カウントパルス生成回路8の信号
処理について図7a、図7bおよび図8に基づいて説明
する。図7aおよび図7bはカウントパルス生成回路8
をステートマシンで構成したときの状態遷移図であり、
図8は、光ビームがトラックを横切ってX方向に移動す
るときのトラックエラー信号14、再生信号15、TE
1 16、TE2 17、RD18およびUPパルス信号1
9の各信号波形を示している。図7aに示す状態遷移図
は、UPパルス信号19生成用の遷移図であり、図7b
はDOWNパルス信号20生成用の遷移図である。そし
て、TE1 16、TE2 17およびRD18の状態変化
に、それぞれの遷移図が独立して対応し、UPパルス信
号19およびDOWNパルス信号20を生成している。
【0025】まず、図7aのUPパルス信号19生成用
の遷移図についてみると、S0、S1、S2およびS3
の4つの状態があり、S0、S1およびS2の状態では
UPパルス信号=0を出力し、S3の状態のときのみU
Pパルス信号=1を出力する。そして、各状態間を遷移
する条件は、S0→S1はTE1 =1、TE2 =0、R
D=0のとき、S1→S2はTE1 =0、TE2 =0、
RD=1のとき、S2→S3はTE1 =0、TE2 =
1、RD=0のとき、S1→S0はTE1 =0、TE2
=1、RD=0のとき、S2→S1はTE1 =1、TE
2 =0、RD=0のときであり、S3でUPパルス信号
=1を出力した後は無条件でS0へ遷移する。
【0026】図8に基づいてUPパルス信号19生成の
場合の信号処理の一例を説明する。まずS0から出発
し、図8の境界線L2のところでTE1 =1、TE2 =
0、RD=0となったのでS1へ遷移する。次の境界線
L3のところで、TE1 =0、TE2 =0、RD=1と
なりS2へ遷移し、続いて境界線L4でTE1 =0、T
E2 =1、RD=0となったのでS3へ移動してUPパ
ルス信号=1を出力し、S0へ戻っている。
【0027】次に、図7bのDOWNパルス信号20生
成用の遷移図についてみると、S4、S5、S6および
S7の4つの状態があり、S4、S5およびS6の状態
ではDOWNパルス信号=0を出力し、S7の状態のと
きのみDOWNパルス信号=1の信号を出力する。そし
て、各状態間を遷移する条件は、S4→S5はTE1=
0、TE2 =1、RD=0のとき、S5→S6はTE1
=0、TE2 =0、RD=1のとき、S6→S7はTE
1 =1、TE2 =0、RD=0のとき、S5→S4はT
E1 =1、TE2 =0、RD=0のとき、S6→S5は
TE1 =0、TE2 =1、RD=0のときであり、S7
でDOWNパルス信号=1を出力した後は無条件でS4
へ遷移する。
【0028】以上カウントパルス生成回路8の動作を要
約すれば、TE1 =1、RD=1、TE2 =1の順に入
力信号が変化したときにUPパルス信号=1を出力し、
逆にTE2 =1、RD=1、TE1 =1の順に入力信号
が変化したときにDOWNパルス信号=1を出力するこ
とになる。図9に、本実施例の光学式記録再生装置にお
いて、光ビームの位置が図19と同じように変化する場
合の各種信号の状態を示している。図19では、光ビー
ムが1トラック内で微妙にふらついたときに誤ってDO
WNパルス信号=1が出力されていたが、本実施例にお
いては、TE2 =1、RD=1、TE1 =1の順に入力
信号が変化したときのみDOWNパルス信号=1を出力
するようにしているので、光ビームが1トラック内でふ
らついたときに、誤ってDOWNパルス信号=1が出力
されることはなく、正確にアップダウンカウントが行わ
れている。
【0029】さらに、本実施例においては、閾値SHT
1、SHT2およびSHRを所定の値に設定することに
より、上述のパルス信号TE1 16、TE2 17および
RD18の組み合わせで、光ビーム33の現在位置を状
態によって振り分けることができる。詳しく説明する
と、光ビーム33が当該トラックからガイドトラックを
横切って右側の隣接するトラックに移動する場合、光ビ
ーム33の現在位置の状態は、当該トラック、当該トラ
ック〜右側のガイドトラック、右側のガイドトラック、
右側のガイドトラック〜隣接トラックおよび隣接トラッ
クの5つの状態に分けられる。そして、パルス信号TE
1 16、TE2 17、RD18は、位相の相異なる2値
化されたパルス信号であるので、この3つのパルス信号
により8通りの場合分けが可能である。したがって、光
ビーム33が上記5つの状態間を遷移するときに3つの
パルス信号のうちの1つが変化するように、上記3つの
閾値を設定することにより、3つのパルス信号の組み合
わせで重複なく上述の5つの状態を振る分けることがで
き、こうすればカウントパルス生成回路8は確実に各状
態を認識したうえでアップパルス信号19、ダウンパル
ス信号20を出力することができる。
【0030】このように本実施例によれば、光ビームが
トラック上でどのような動きをしても正確に横切ったト
ラック数を方向を含めてカウントできるため、現在のト
ラック位置を知ることができ、トラックアクセス動作に
おいて光ビームを正確に位置決め制御できる。なお、こ
の実施例の各構成は、当然各種の変形、変更が可能であ
り、トラックエラー検出方式は他の公知の検出方式とす
ることができる。例えばトラックエラー検出方式とし
て、従来の技術に示したように光検出器30を2分割
し、その差信号からトラックエラー信号を得る方式にも
本実施例を適用できる。また、カウントパルス生成回路
8はステートマシン以外の他の構成とすることができ
る。 第2実施例 以下図面を参照して、本発明の第2実施例について説明
する。図20は、光カード1上に指紋等の汚れが付着
し、再生信号15の振幅が小さくなったときの各種信号
波形を示している。このように再生信号15の振幅が小
さくなると、RD18が欠落してしまい、正確なアップ
ダウンカウントが行えなくなる。第2実施例はこのよう
な問題点を考慮して、第1実施例の光学式記録再生装置
にさらに改良を施したものである。
【0031】図10および図11に第2実施例の構成を
示し、第1実施例と同様の構成・作用を有する部分には
同じ番号を付した。第1実施例と大きく異なる所は、図
10に示すように光検出器30の分割数を増やした点で
あり、光検出器30を光検出器39c、39d、39
e、39fと4分割している。図11は、第2実施例に
係る信号処理部の構成を示すブロック図である。図11
に示す信号処理部は、光検出器40、41に接続された
減算回路4、減算回路4の出力を波形整形する波形整形
回路5、光検出器39c、39eに接続された加算回路
42、光検出器39d、39fに接続された加算回路4
3、加算回路42の出力と加算回路43の出力との差を
演算する減算回路44、減算回路44の出力の波形整形
を行う波形整形回路45、波形整形回路45からの2つ
の出力の論理和を演算する論理和回路47、波形整形回
路5および論理和回路47から入力された信号を処理す
るカウントパルス生成回路8、カウントパルス生成回路
8の出力をカウントするアップダウンカウンタ9、さら
に順に接続されたCPU10、D/A変換器11、パワ
ーアンプ12により構成されている。
【0032】次に第2実施例における作用を説明する。
トラックエラー信号14は、波形整形回路5で所定の閾
値SHT1およびSHT2と比較することで2値化さ
れ、パルス信号TE1 16およびTE2 17がカウント
パルス生成回路8に入力される。光検出器39cおよび
39eの出力は加算回路42で和が演算され、光検出器
39dおよび39fの出力は加算回路43で和が演算さ
れる。減算回路44では、加算回路42と加算回路43
の出力の差を取り、再生差信号48を形成する。再生差
信号48は、波形整形回路45で所定の閾値SHR1お
よびSHR2と比較され、2値化された2つのパルス信
号となる。この2つのパルス信号は、論理和回路47で
論理和が演算され、パルス信号TRD49となってカウ
ントパルス生成回路8に入力される。
【0033】次に、図12に基づきカウントパルス生成
回路8の動作について説明する。図12は光ビームがト
ラックを横切ったときのトラックエラー信号14、再生
差信号48、TE1 16、TE2 17、TRD49およ
びUPパルス信号19の各信号波形を示している。カウ
ントパルス生成回路8の信号処理の詳細については、パ
ルス信号RD18がTRD49に置き変わった以外、第
1実施例の図7aおよび図7bに示されたものと同様で
あり、信号処理についても同じであるので省略する。そ
して、第1実施例と同様に、TE1 =1、TRD=1、
TE2 =1の順に入力信号が変化したときにUPパルス
信号=1を出力している。逆に、TE2=1、TRD=
1、TE1 =1の順に入力信号が変化したときにDOW
Nパルス信号=1を出力することになる。
【0034】さらに、本実施例でも第1実施例と同様
に、閾値SHT1、SHT2、SHR1およびSHR2
を所定の値に設定することにより、上述のパルス信号T
E1 16、TE2 17およびTRD49の組み合わせ
で、光ビーム33の現在位置を状態によって振り分ける
ことが可能であり、こうすればカウントパルス生成回路
8は確実に各状態を認識したうえでアップパルス信号1
9、ダウンパルス信号20を出力することができる。
【0035】このように第2実施例によれば、第1実施
例における再生信号15の代わりに再生差信号48を用
いているので、光カード1上に指紋等の汚れが付着して
光カード1からの反射光が減衰して再生信号15の振幅
が小さくなってしまう場合でも、閾値SHR1およびS
HR2を下回らなければTRD49は欠落せず、UPパ
ルス信号19も欠落しないで正確に出力される。つま
り、光カード1上で指紋等の汚れが付着している所を、
光ビームが横切ったときも、横切るトラックを正確にア
ップダウンカウントすることが可能となり、トラックア
クセス動作において正確に目標トラックに到達すること
が可能となる。 第3実施例 以下、図面を参照して本発明の第3実施例について説明
する。本実施例は、第1実施例および第2実施例に示し
た方式でアップダウンカウントを行い、目標トラックに
達した後に、目標トラックに確実に位置決めさせる方式
についての実施例である。つまり、光学ヘッド56全体
を目標トラック上に到達させた後に、対物レンズ25を
駆動させてトラック中央に光ビームを収束させるための
トラッキング方式についての実施例である。なお、第1
実施例および第2実施例と同じ構成、作用を有する部分
には同じ番号を付した。
【0036】最初に、本実施例の構成について図13に
基づき説明する。図13は、第3実施例に係る信号処理
部の構成を示すブロック図である。本実施例に係る信号
処理部は、光検出器40および光検出器41の出力の差
を演算する減算回路4、続いて順に接続されたA/D変
換器51、DSP50、D/A変換器52、パワーアン
プ53および対物レンズトラッキング駆動部32、さら
にDSP50を制御するCPU10とで構成される。な
お、この信号処理部以外の構成は、上述の第1実施例ま
たは第2実施例と同様である。
【0037】次に、本実施例の作用について図13、図
14、図15、図16および図17に基づいて説明す
る。図14は本実施例において光ビームを目標トラック
Tに位置決めする際の、拡張されたトラックエラー信号
である拡張トラックエラー信号54、再生信号15、T
E1 16、TE2 17、RD18、UPパルス信号19
およびDOWNパルス信号20の各信号の波形を示した
図である。なお、図14において、拡張トラックエラー
信号54と重ねて表示している点線波形は、拡張して拡
張トラックエラー信号54となる前の信号TA60(ト
ラックエラー信号14をA/D変換したもの)である。
図15は第3実施例に係るトラックアクセス処理のフロ
ーチャート、図16は第3実施例に係る拡張トラックエ
ラー信号モードにおける処理のフローチャートである。
【0038】まずトラックアクセス全体の流れについて
説明する。図15に示すようにトラッキングサーボをO
FFとし、光学ヘッド56を目標トラックTに移動させ
る。この移動は第1実施例および第2実施例に示したよ
うな方式でアップダウンカウントを行いながら目標トラ
ックTに移動する。次にカウント値55が目標トラック
Tに達したか判断し、目標トラックTに到達していれ
ば、カウント値55を使用して目標トラックTに位置決
め制御する。位置決め制御が安定するまで一定時間待
ち、拡張トラックエラー信号モードをONして周期的に
図16に示す拡張トラックエラー信号処理を実行し、ト
ラッキングサーボをONとする。拡張トラックエラー信
号モードが安定するまで一定時間待ち、安定したのち拡
張トラックエラー信号モードをOFFとして、通常のト
ラッキングサーボ状態とする。
【0039】次に図13に基づき、拡張トラックエラー
信号モードにおける信号処理部全体の信号の流れを説明
する。光検出器40、41の出力は減算回路4で差信号
が演算され、これがトラックエラー信号14としてA/
D変換器51に入力される。トラックエラー信号14は
A/D変換器51でA/D変換されTA60となってD
SP50に入力される。DSP50ではCPU10から
の指令に基づいて、TA60に対して拡張トラックエラ
ー信号モードで処理を施し、拡張トラックエラー信号5
4をD/A変換器52に出力する。拡張トラックエラー
信号54は、D/A変換器52でD/A変換されてトラ
ッキング駆動信号57となり、トラッキング駆動信号5
7が、パワーアンプ53を介して対物レンズトラッキン
グ駆動部32に入力される。対物レンズトラッキング駆
動部32は、この信号に基づいて対物レンズ25を駆動
させ、トラッキング制御を行わせる。
【0040】ここで図14および図16に基づいて、拡
張トラックエラー信号モードの処理について説明する。
なお、定数TAHは図14に示すようにトラックエラー
信号14の一方のピーク値に近い値、定数TALはトラ
ックエラー信号14の他方のピーク値に近い値である。
拡張トラックエラー信号モードでは、まず、カウント値
55が目標トラックTと一致しているかチェックする。
一致しない場合(光ビームが図14の領域1に位置して
いる場合)は、カウント値55がTより大きいか小さい
か調べる。すなわち、光ビームが目標トラックのT+1
側(図14の右側)またはT−1側(図14に左側)の
どちらに位置しているのか調べる。そして、カウント値
55がTより小さい場合、すなわち光ビームがT−1側
に位置している場合には、図14に示すように定数TA
Lを拡張トラックエラー信号54とする。逆に、カウン
ト値55がTより大きい場合、すなわち光ビームがT+
1側に位置している場合には、図14に示すように定数
TAHを拡張トラックエラー信号54とする。そして、
拡張トラックエラー信号54を出力して拡張トラックエ
ラー信号モードを終了する。
【0041】逆に、カウント値55が目標トラックTと
一致している場合は、続いてRD=0であるか調べる。
RD=0の場合(光ビームが図14の領域2に位置して
いる場合)は、光ビームが目標トラックT上に位置して
いるので、TA60をそのまま拡張トラックエラー信号
54とし、拡張トラックエラー信号54を出力して拡張
トラックエラー信号モードを終了する。RD=1の場合
(光ビームが図14の領域3に位置している場合)は、
まず、RDのエッジ変化があるかどうか調べる(拡張ト
ラックエラー信号処理は短時間で周期的に行っており、
前回の処理時に領域2に位置していた光ビームが領域3
に移ってしまった場合のエッジ変化を、確実に検出でき
る)。エッジ変化が無い場合は、前回も領域3に光ビー
ムが位置していた場合であるから前回の拡張トラックエ
ラー信号54を、そのまま今回の拡張トラックエラー信
号54として出力する。エッジ変化がある場合は、TA
60が正、負のどちらであるか調べる。TA60が負の
ときは、定数TALを拡張トラックエラー信号54と
し、TA60が正のときは、定数TAHを拡張トラック
エラー信号54とする。そして、拡張トラックエラー信
号54を出力して拡張トラックエラー信号モードを終了
する。
【0042】拡張トラックエラー信号モードを終了した
後は、前述した図15に示したようにトラッキングサー
ボを行う。このとき、トラッキングサーボに用いられる
拡張トラックエラー信号54は目標トラックTの中心で
のみゼロ点が存在し、他では存在しない。よって、拡張
トラックエラー信号54を用いてトラッキングサーボを
行えば、光ビームが目標トラックTの近傍のどこに位置
していても、最終的には目標トラックTのゼロ点に位置
するようになる。
【0043】以上、第3実施例によれば、トラックアク
セス動作において、ヘッドの移動に伴い装置が振動して
しまったり、再生用光ビームが目標トラックの中央部よ
り離れたところ(例えば、隣接トラックとの中間位置)
に位置している場合にでも、目標トラックと異なるトラ
ックに位置決めしてしまうこと無く、目標のトラックに
確実に位置決めできる。
【0044】本実施例ではトラッキングサーボをデジタ
ルサーボで構成しているが、アナログ方式のトラッキン
グサーボとすることもできる。また、拡張トラックエラ
ー信号処理もDSPを用いたプログラムにより実現して
いるが、回路によるハードウェアーで実現することもで
きる。また、本実施例では、光ビームが目標トラックT
に到達した後の拡張トラックエラー信号処理について説
明したが、光ビームの移動中にも上述の如く拡張トラッ
クエラー信号処理を行うことにより、さらに正確な目標
トラックへのトラック位置決めができる。 第4実施例 本実施例は、密アクセスであるトラックジャンプ方式を
改良したものである。
【0045】以下、図17および図18を参照して本発
明の第4実施例について説明する。図17は、第4実施
例に係るトラックジャンプが実行されたときのトラック
エラー信号14およびトラッキング駆動信号57の波形
図、図18は、第4実施例に係るトラックジャンプ処理
のフローチャートである。本実施例の構成は、第3実施
例と同じであるが、DSP50の実行するプログラムが
異なる。
【0046】次に、本実施例における作用を図18に基
づいて説明する。まず、トラッキングサーボをOFFと
し、CPU10からの指令によりDSP50内で変数T
D(対物レンズトラッキング駆動部32を駆動させるた
めの信号)に定数TDP(加速信号)をセットし、TD
をD/A変換器52に出力する。これにより光ビームは
目標トラックに近づくように加速される。第3実施例で
詳述した拡張トラックエラー信号処理を周期的に行いな
がら所定時間経過後、次に変数TDに定数TDM(減速
信号)をセットし、TDをD/A変換器52に出力す
る。これにより、移動中の光ビームは目標トラックへ位
置決めするべく減速し始める。通常変数TDMは変数T
DPの符号を変えたものを用いる。さらに拡張トラック
エラー信号処理を行いながら所定時間経過後、拡張トラ
ックエラー信号をONとし、続いてトラッキングサーボ
をONにし、サーボ系が落ち着くまで時間待ちし、処理
を終了する。
【0047】図17に、このときの拡張トラックエラー
信号54とトラッキング駆動信号57の波形を示す。図
23に示したように、TDP、TDMの値が適切でなか
ったり、加速パルス幅、減速パルス幅の時間が適切でな
い場合に、従来の光学式記録再生装置では目標トラック
と異なるトラックに位置決めしてしまう。これに対し
て、本実施例ではトラックエラー信号として拡張トラッ
クエラー信号を用いるので、確実に目標トラックに対し
て、トラッキングサーボを実行する。
【0048】このように本実施例によれば、トラックジ
ャンプにおいてTDP、TDMの値が適切でなかった
り、加速パルス幅、減速パルス幅の時間が適切でない場
合でも、確実に光ビームを目標トラックの中央に位置決
めできる。なお、本実施例ではトラッキングサーボをデ
ジタルサーボで構成しているが、アナログ方式のトラッ
キングサーボとすることができ、また、拡張トラックエ
ラー信号処理をDSPを用いたプログラムにより実現し
ているが、回路によるハードウェアーで実現することも
できる。
【0049】以上第1〜4実施例では、記録媒体として
光カードを使用する場合に本発明を適用する実施例であ
るが、例えば同心円上またはスパイラル状のトラックを
有する光ディスクなど、他の光記録媒体を用いる光学式
記録再生装置にも上述の実施例と同様の構成、作用で本
発明を適用できる。
【0050】
【発明の効果】このように本発明の光学式記録再生装置
においては、光記録媒体に対するトラックアクセスにお
いて、トラックに対して安定して正確なカウントを実行
することが可能であり、また光ビームを目標トラックに
確実に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、光カードの構成の一例を示す図、
【図2】図2は、光学ヘッドと光カードの相対的移動を
説明する図、
【図3】図3は、光学式記録再生装置における光学ヘッ
ドの構成図、
【図4】図4は、本発明の第1実施例に係る光検出器の
構成図、
【図5】図5は、光カードの一部拡大図、
【図6】図6は、本発明の第1実施例に係る信号処理部
のブロック図、
【図7】図7は、本発明の第1実施例に係るカウントパ
ルス生成回路の動作を説明する状態遷移図、
【図8】図8は、本発明の第1実施例に係る各種信号波
形図、
【図9】図9は、本発明の第1実施例に係る各種信号波
形図、
【図10】図10は、本発明の第2実施例に係る光検出
器の構成図、
【図11】図11は、本発明の第2実施例に係る信号処
理部のブロック図、
【図12】図12は、本発明の第2実施例に係る各種信
号波形図、
【図13】図13は、本発明の第3実施例に係る信号処
理部のブロック図、
【図14】図14は、本発明の第3実施例に係る各種信
号波形図、
【図15】図15は、本発明の第3実施例に係るトラッ
クアクセス処理のフローチャート、
【図16】図16は、本発明の第3実施例に係る拡張ト
ラックエラー信号処理のフローチャート、
【図17】図17は、本発明の第4実施例に係るトラッ
クジャンプが実行されたときの各種信号波形図、
【図18】図18は、本発明の第4実施例に係るトラッ
クジャンプ処理のフローチャート、
【図19】図19は、従来の技術におけるトラックのア
ップダウンカウント処理の各種信号波形図、
【図20】図20は、従来の技術におけるトラックのア
ップダウンカウント処理の各種信号波形図、
【図21】図21は、従来の技術におけるトラックジャ
ンプが実行されたときの各種信号波形図、
【図22】図22は、従来の技術におけるトラックジャ
ンプが実行されたときの各種信号波形図、
【図23】図23は、従来の技術におけるトラックジャ
ンプ処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 光カード 4、44 減算回路 42、42、57 加算回路 5、6、45 波形整形回路 8 カウントパルス生成回路 9 アップダウンカウンタ 10 CPU 13 ヘッド駆動部 30 光検出器 32 対物レンズトラッキング駆動部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データが記録されるトラックと、該トラッ
    クと隣接するトラックとを区切るガイドトラックとを有
    する光記録媒体に光ビームを照射し、前記光記録媒体か
    らの反射光を受光する受光手段と、 前記受光手段からの出力に所定の演算を施し、トラック
    を横切る方向における該トラックおよび該ガイドトラッ
    ク上の光ビームの位置を表す、2値化された相異なる位
    相を有する3つのカウント制御信号を生成するカウント
    制御信号生成手段と、 前記3つのカウント制御信号で定義される光ビームの位
    置決め状態の遷移経路に基づいて所定のカウントパルス
    を生成するカウントパルス生成手段と、 前記カウントパルス生成手段の出力を計数するトラック
    数計数手段とを有することを特徴とする光学式記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】前記受光手段の出力からトラックエラー信
    号を生成するトラックエラー信号生成手段をさらに備
    え、 前記カウント制御信号生成手段は、前記トラックエラー
    信号を相異なる閾値で2値化することによって、前記3
    つのカウント制御信号の内の2つの制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の光学式記録再生装置。
  3. 【請求項3】前記受光手段の出力から再生信号を生成す
    る再生信号生成手段をさらに備え、 前記カウント制御信号生成手段は、前記再生信号に対し
    て所定の閾値で2値化することによって、前記3つのカ
    ウント制御信号の内の1つのカウント制御信号を生成す
    ることを特徴とする請求項2記載の光学式記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】前記受光手段は、トラックを横切る方向に
    少なくとも2分割された再生信号生成用の受光素子を有
    する構成とし、 この受光素子の両出力の差から再生差信号を生成する再
    生差信号生成手段をさらに備え、 前記カウント制御信号生成手段は、前記再生差信号に対
    して相異なる2つの閾値を設定し、この2つの閾値で挟
    まれた領域内と領域外とに分けることで前記再生差信号
    を2値化し、前記3つのカウント制御信号の内の1つの
    カウント制御信号を生成することを特徴とする請求項2
    記載の光学式記録再生装置。
  5. 【請求項5】光記録媒体上に光ビームを放射し、その反
    射光からトラックエラー信号および再生信号を生成する
    トラックエラー信号生成手段および再生信号生成手段を
    有する光学式記録再生装置において、 前記トラックエラー信号を第1の閾値と比較することで
    波形整形して第1の整形トラックエラー信号を生成し、
    前記トラックエラー信号を第2の閾値と比較することで
    波形整形して第2の整形トラックエラー信号を生成する
    トラックエラー信号整形手段と、 前記再生信号を第3の閾値と比較することで波形整形し
    整形再生信号を生成する再生信号整形手段と、 前記第1の整形トラックエラー信号、前記第2の整形ト
    ラックエラー信号および前記整形再生信号に基づいて、
    光ビームが横切るトラックの本数を方向を含めてカウン
    トするカウント手段とを有することを特徴とする光学式
    記録再生装置。
  6. 【請求項6】前記カウント手段は、前記第1の整形トラ
    ックエラー信号、前記整形再生信号、続いて前記第2の
    整形トラックエラー信号の順に変化したときに第1のカ
    ウントパルスを出力し、前記第2の整形トラックエラー
    信号、前記整形再生信号、続いて前記第1の整形トラッ
    クエラー信号が順に変化したときに第2のカウントパル
    スを出力するカウントパルス生成手段と、前記第1のカ
    ウントパルスと前記第2のカウントパルスを用いてアッ
    プダウンカウントを行うアップダウンカウント手段とか
    らなることを特徴とする請求項5記載の光学式記録再生
    装置
  7. 【請求項7】光記録媒体上に光ビームを放射し、その反
    射光からトラックエラー信号および再生信号を生成する
    手段を有する光学式記録再生装置において、 前記再生信号生成手段は、第1の再生信号検出手段の出
    力と第2の再生信号検出手段の出力の和を演算して再生
    信号を生成する再生信号生成手段であり、 前記第1の再生信号検出手段の出力と前記第2の再生信
    号検出手段の出力の差を演算し再生差信号を生成する再
    生差信号生成手段と、 前記トラックエラー信号を第1の閾値と比較することで
    波形整形して第1の整形トラックエラー信号を生成し、
    前記トラックエラー信号を第2の閾値と比較することで
    波形整形して第2の整形トラックエラー信号を生成する
    トラックエラー信号整形手段と、 前記再生差信号を第3の閾値と比較することで波形整形
    して第1の整形再生差信号を生成し、前記再生差信号を
    第4の閾値と比較することで波形整形して第2の整形再
    生差信号を生成する再生差信号整形手段と、 前記第1の整形トラックエラー信号、前記第1の整形再
    生差信号と前記第2の整形再生差信号の論理和、続いて
    前記第2の整形トラックエラー信号の順に変化したとき
    に第1のカウントパルスを出力し、前記第2の整形トラ
    ックエラー信号、前記第1の整形再生差信号と前記第2
    の整形再生差信号の論理和、続いて前記第1の整形トラ
    ックエラー信号が順に変化したときに第2のカウントパ
    ルスを出力するカウントパルス生成手段と、 前記第1のカウントパルスと前記第2のカウントパルス
    を用いてアップダウンカウントを行うアップダウンカウ
    ント手段とを有することを特徴とする光学式記録再生装
    置。
  8. 【請求項8】光記録媒体上に光ビームを放射し、その反
    射光からトラックエラー信号を生成するトラックエラー
    信号生成手段と、 光ビームを前記光記録媒体上でトラックを横切る方向に
    移動させる光ビーム移動手段と、 前記トラックエラー信号に基づき、前記光ビーム移動手
    段を駆動させて前記光ビームを目標トラックに位置決め
    させるようトラッキング制御するトラッキング制御手段
    と、 光ビームが目標トラック以外の領域に位置している場合
    は、トラックエラー信号の両極性のピークに対応した最
    大/最小値に近い値を前記トラックエラー信号とするよ
    うトラックエラー信号を拡張する、トラックエラー信号
    拡張手段とを有することを特徴とする光学式記録再生装
    置。
  9. 【請求項9】前記光ビーム移動手段は、対物レンズを駆
    動して光ビームを移動させる対物レンズ駆動手段であ
    り、 光学ヘッド全体を駆動させて、光ビームを前記光記録媒
    体上でトラックを横切る方向に移動させるヘッド駆動手
    段と、 光ビームが横切ったトラックの本数を方向を含めてカウ
    ントするカウント手段と、 前記トラッキング制御手段を不動作とし、前記カウント
    手段でカウントを行いながら前記ヘッド駆動手段を制御
    して光ビームを目標トラックへ移動させるシーク制御手
    段と、 前記カウント手段のカウント値から光ビームが目標トラ
    ック近傍に位置していると判断したときに、前記シーク
    制御手段を不動作とし、トラッキング制御手段を動作さ
    せるよう制御する第1の制御手段とをさらに有すること
    を特徴とする請求項8記載の光学式記録再生装置。
  10. 【請求項10】前記光ビーム移動手段は、対物レンズを
    駆動して光ビームを移動させる対物レンズ駆動手段であ
    り、 光ビームが横切ったトラックの本数を方向を含めてカウ
    ントするカウント手段と、 前記カウント手段でカウントを行い、周期的にトラック
    エラー信号拡張手段を動作させながら、前記対物レンズ
    駆動手段を制御して目標トラックへ光ビームをトラック
    ジャンプさせるよう制御する第2の制御手段とをさらに
    有することを特徴とする請求項8記載の光学式記録再生
    装置。
JP7062534A 1995-03-22 1995-03-22 光学式記録再生装置 Withdrawn JPH08263850A (ja)

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