JPH0770179B2 - 光ディスク駆動装置 - Google Patents

光ディスク駆動装置

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JPH0770179B2
JPH0770179B2 JP60101440A JP10144085A JPH0770179B2 JP H0770179 B2 JPH0770179 B2 JP H0770179B2 JP 60101440 A JP60101440 A JP 60101440A JP 10144085 A JP10144085 A JP 10144085A JP H0770179 B2 JPH0770179 B2 JP H0770179B2
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啓二 仲津
雅晴 小川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は例えば光ディスクの半径方向にトラッキング
アクチュエータおよび対物レンズを含む光ヘッドを駆動
するリニアアクチュエータを有する光ディスク駆動装
置、特にトラックアクセス時、リニアアクチュエータの
速度制御をするために必要な速度検出回路に関するもの
である。
〔従来の技術〕
第5図は例えばサーボ技術マニュアル・下巻(新技術開
発センター発行)に示された従来の磁気ディスク記憶装
置のトラックアクセス時の制御系を示す回路図である。
第5図において、50は磁気ヘッド、51は磁気ヘッド50で
得られる出力から位置ずれに比例した電圧を作成する位
置検出回路、52は磁気ヘッド50の速度を制御するボイス
コイル、53はパワーアンプ、54はボイスコイル52に流れ
る電流つまりパワーアンプ53で得られる電流と位置検出
回路51の出力によって磁気ヘッド50の速度を検出する速
度検出回路、55は速度検出回路54から出力される速度検
出信号により目標の速度電圧に変換する速度カーブ発生
回路、56は速度カーブ発生回路55の出力によりボイスコ
イル52の動作信号を作成するサーボ論理回路である。
第6図は上記速度検出回路54の構成を示す回路図であ
り、第6図において、57はコンデンサ、58及び59は抵抗
器、60は演算増幅器であり、これ等は微分演算回路61を
構成する。この微分演算回路61は上記位置検出回路51の
出力を微分して速度信号を作成する。62は微分演算回路
61の出力をそのままの極性で出力する非反転演算回路、
63は微分演算回路61の出力の極性を反転して出力する反
転演算回路、64Aは非反転演算回路62の出力を選択する
ためのスイッチ、64Bは反転演算回路63の出力を選択す
るためのスイッチ、65は演算増幅器、66は非反転演算回
路62又は反転演算回路63の出力を演算増幅器65に入力す
るための抵抗器、67はリニアモータ電流信号を演算増幅
器65に入力する抵抗器、68は演算増幅器65を低減フィル
タにするための抵抗器、69は演算増幅器65を積分器にす
るためのコンデンサ、70は演算増幅器65を低域通過フィ
ルタあるいは積分器にするかを選択するスイッチ、71は
演算増幅器65のオフセット調整用抵抗器である。
第7図は第6図の速度検出回路54の入出力信号および内
部各部の動作信号波形を示したものである。
第8図は例えば特開昭52−134704号公報に示された従来
の光ディスク駆動装置の光センサ信号回路を示すもの
で、第8図において、72はトラッキングアクチュエータ
を通して得られた光スポットを受光する光学ヘッドの2
分割の光検知器、73は光検知器72の各出力の差信号(以
下トラッキングエラー信号と称す)を出力する減算増幅
回路、74は光検知器72の各出力の和信号(以下RF信号と
称する)を出力する加算増幅器である。
第9図は光ディスク1の表面に光スポットを照射するこ
とにより得られるトラッキングエラー信号と和信号とを
示し、1Aは光ディスク1の表面に同心円状もしくは螺旋
状に多数設けられた案内溝、1Bは案内溝1Aに記録された
ピットで、そのピットの深さは案内溝1Aの深さより深
い。位置信号としては、第9図に示すように光ディスク
1から得られた光スポットを受光する光検知器72の差信
号即ち差動増幅器73の出力として得られるブッシュブル
法のトラッキングエラー信号S29が使用される。このト
ラッキングエラー信号S29とリニアアクチュエータの電
流信号が速度検出回路54に入力され、速度カーブ発生回
路55、サーボ論理回路56、パワーアンプ53を介してリニ
アアクチュエータのボイスコイル52の電流を制御してリ
ニアアクチュエータの速度を制御している。なお、S1は
加算増幅器74の出力である。
次に動作について説明する。従来の磁気ディスク駆動装
置は、トラックアクセス時、まず磁気ヘッド50から得ら
れるサーボ信号を位置検出回路51に与え、位置検出回路
51において、位置ずれに相当した電圧(以下位置信号S2
0と称する)。を作成する。この位置信号S20と、ボイス
コイル52に流れる電流信号としてパワーアンプ53から検
出した電流信号S23とを速度検出回路54に入力し、速度
に相当する電圧(以下、速度検出信号S28と称する)が
作られる。この速度検出信号S28を速度カーブ発生回路5
5に入力し、磁気ヘッド50を動かすために目標の速度電
圧に変換する。この速度電圧がサーボ論理回路56を介し
てパワーアンプ53に供給される。パワーアンプ53の出力
からボイスコイル52に加速又は減速のための電流が供給
されることにより、磁気ヘッド50の移動速度を制御しな
がら目的のトラックがアクセスされる。
次に、第6図に示した速度検出回路54の動作を説明す
る。位置信号S20が速度検出回路54の端子aに、ボイス
コイル電流信号S23が速度検出回路54の端子bに入力さ
れる。ここで、位置信号S20の非線形部と線形部はモー
ド切替え信号S22の“H"レベル、“L"レベルによって分
割される。
まず、位置信号S20の線形部では、モード切替信号S22の
“H"レベルにおいてスイッチ70がONになり、抵抗器66と
68、コンデンサ69及び演算増幅器65は低域通過フイルタ
となる。
そして、微分演算回路61は位置信号S20が入力される
と、速度用信号S21を非反転増幅器62と反転増幅器63に
出力する。この速度用信号S21の極性が“正”であると
きは、この速度用信号S21の正極性を示す信号S26の“H"
レベルによってスイッチ64AをONにし、また、上記速度
用信号S21の極性が“負”であるときは、この速度用信
号S26を反転した信号S27の“H"レベルによってスイッチ
64BをONにし、演算増幅器65等からなる低域帯域フイル
タ回路の入力に抵抗器66を介して信号S25が与えれら
る。
一方、位置信号S20が非線形部では、モード切替信号S22
が“L"レベルとなるのでスイッチ70がOFFとなり、抵抗6
6とコンデンサ69及び演算増幅器65は積分回路となる。
このとき、パワーアンプ53から出力されたボイスコイル
52の電流信号S23が抵抗器67を介して積分回路に入力さ
れる。ボイスコイル52の電流はキヤリジ加速度に相当す
るため、この電流を積分することにより速度用信号S24
が得られる。よって、端子cには磁気ヘッド50の速度検
出信号として信号S28を得ることができる。
従って磁気ディスク1では、トラックアクセス時位置信
号の非線形部では、キヤリジ加速度に相当する電流入力
を積分して速度信号を検出し、また、位置信号の線形部
では位置信号を微分し、これを低域フイルタでノイズ除
去を行い、かつ積分時の誤差を吸収することによって、
キヤリジの速度検出信号S28が出力される。
光ディスク駆動装置においても磁気ディスク駆動装置の
方式を使用してトラックアクセスが達成できるのは、公
知の事実である。この場合、磁気ヘッド50のキヤリジの
代りに対物レンズを駆動するトラッキングアクチュエー
タ及び対物レンズを含む光学ヘッドを駆動するリニアア
クチュエータを速度制御する必要がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の光ディスク駆動装置は以上のように構成されてい
るので、光ディスクとして穴あけ型光ディスクを適用
し、光ディスク駆動装置においてトラックアクセスを行
なう場合、第9図Bに示すように、データが記録されて
いる部分ではトラッキングエラー信号S29の波形がほと
んど零となるために速度検出回路54の微分演算回路61の
出力が零、つまり、速度検出信号は零となり、正常な速
度信号を検出できない。従って、光ディスク駆動装置の
リニアアクチュエータの速度制御が円滑にできなくなる
などの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、光ディスク駆動装置をトラックアクセスする
場合、穴あけ光ディスクを用いても正常に光ディスクの
光スポットの速度が検出でき、この速度検出信号により
例えばリニアアクチュエータの速度制御が円滑にできる
光ディスク駆動装置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る光ディスク駆動装置は、トラックアクセ
ス時、光学ヘッドを駆動するアクチュエータの駆動制御
用の光学ヘッドの光スポットの速度である速度検出信号
を得るために、上記光学ヘッドの2分割の光検知器から
の各出力を入力して和信号を出力する加算増幅器と、上
記和信号と基準レベルとを比較してディジタル信号作成
用のゲート信号を出力するコンパレータと、基準クロッ
クパルスを発生する基準クロックパルス発生回路と、こ
の基準クロックパルス発生回路の出力をN分の1に分周
する分周回路と、上記基準クロックパルス発生回路の出
力パルスもしくは上記分周回路の出力パルスを選択して
出力する第1の切替スイッチと、上記コンパレータから
のゲート信号に応じてゲートを開放して上記第1の切替
スイッチにより選択された出力パルスを出力するゲート
回路と、このゲート回路から出力される出力パルスを計
数するカウンタ回路と、このカウンタ回路から出力され
る計数値を入力してこの計数値に逆比例するディジタル
信号を出力する記憶回路と、このディジタル信号をアナ
ログ信号に変換するディジタル/アナログ変換器と、こ
のディジタル/アナログ変換器の出力ゲインを1/Nに低
下させる1/Nゲイン増幅器と、上記記憶回路の出力もし
くは上記1/Nゲイン増幅器の出力を選択して出力する第
2の切替スイッチと、上記カウンタ回路から出力される
計数値を入力してこの計数値がある上限値を上回ったこ
とを検出する上限値検出回路および該計数値がある下限
値を下回ったことを検出する下限値検出回路と、この上
限値検出回路および下限値検出回路の検出結果に応じて
上限第1,第2の切替スイッチを同時に切替える切替指令
回路とを備え、上記記憶回路の出力を上記速度検出信号
とするように上記速度検出回路を構成したものである。
〔作用〕
この発明における光ディスク駆動装置は、トラックアク
セス時には、光学ヘッドの2分割の光検出器からの各出
力を入力して和信号とし、この和信号によりゲートをあ
けてクロックパルスを計数する。この計数時、光学ヘッ
ドが所定の速度以下となる即ちカウンタ回路の計数値が
上限値以上となる場合には、矩形波信号の間隔が広くな
り、それだけゲート開放時間が長くなるので、分周回路
によりクロックパルスを1/Nに分周して低周波クロック
パルスとし、この低周波クロックパルスをゲート開放時
に計数する。また、反対に、カウンタ回路の計数値が下
限値以下となる場合には、基準クロックパルス発生器の
クロックパルスを計数し、この計数値と逆の大きさのデ
ィジタル信号を記憶回路から速度検出信号として出力す
ることにより、光学ヘッドの光スポットの速度が低くな
った場合の速度検出信号の検出精度を上げることがで
き、制御性能を著しく向上させることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において、1は光ディスク、2はそのスピンドルに光
ディスク1を装置して高速回転するディスクモータ、3
は光源から光を射出し、射出した光を対物レンズ(不図
示)にて光ディスク1上に光スポットを形成し、光ディ
スク1からの反射光を光検知器72で受光する周知の光デ
ィスク装置用の光学ヘッド、4は対物レンズ(不図示)
を保持して光スポットを光ディスク1のトラックの中心
に位置するようにトラッキングを行なうための光学ヘッ
ド3のトラッキングアクチュエータ、5は光学ヘッド3
を光ディスク1の半径方向に移動させるためのリニアア
クチュエータ、6はリニアアクチュエータ用のコイル、
7は加算増幅器74から出力されたRF信号を入力して光デ
ィスク1の半径方向に移動している光学ヘッド3即ち光
スポットの速度を検出する速度検出回路である。この速
度検出回路7の出力は速度カーブ発生回路55→サーボ論
理回路56→パワーアンプ53を経由してコイル6に与えら
れるように構成されている。
第2図は速度検出回路7の回路図であり、この図におい
て、11は加算増幅器74からのRF信号を入力し、不図示の
基準レベルVrefと比較してディジタル信号作成用のゲー
ト信号を出力するコンパレータ、12はRF信号よりも高い
周波数をもつパルスを発生する基準クロックパルス発生
回路、13はコンパレータ11と基準クロックパルス発生回
路12の出力との論理積を行なうAND回路、14はAND回路13
の出力のパルス列を計数するカウンタ回路、15はカウン
タ回路14の出力を記憶するラッチ回路、16はラッチ回路
15のデータによってそのデータの大きさとは逆の大きさ
の速度データを出力する記憶回路、17は記憶回路16の出
力データをアナログ出力に変換するディジタルアナログ
(以下D/A)変換器、18はコンパレータ11の出力を入力
してカウンタ回路14の出力を初期化するためのリセット
パルスを発生するリセット指令回路、19はコンパレータ
11の出力を入力してカウンタ回路14のデータをラッチ回
路15に記憶するためのパルスを発生するラッチ指令回路
である。
第3図は第2図の回路各部の動作信号波形を示したもの
である。
次に、動作について説明する。第1図に示す光ディスク
駆動装置において、トラックアクセス時、光ディスク1
のトラック横断光情報がトラッキングアクチュエータ4
に保持された対物レンズ(不図示)等を介して光検知器
72に与えられる。光検知器72の出力を加算増幅器74によ
って加算することにより、光検知器72の出力の和信号つ
まりRF信号S1が得られる。このRF信号S1が速度検出回路
7の入力端子aに入力されると、コンパレータ11はRF信
号S1を基準値Vrefと比較して矩形波の信号S2を出力す
る。このコンパレータ11の出力をRF信号S1の最大周波数
よりも数倍程度高い基準クロックパルス発生回路12から
出力される基準クロックパルス出力とAND回路13により
論理積を行なうもので、このAND回路13からは、信号S2
が“H"レベル時のみ通過した基準クロックパルスの信号
である信号S3が出力される。
一方、コンパレータ11の出力をリセット指令回路18に入
力すると、カウンタ14の計数を開始する前にカウンタ14
をリセットするパルス信号S5が発生される。またコンパ
レータ11の出力をラッチ指令回路19に入力すると、カウ
ンタ回路14の計数が完了した後にラッチ回路15にカウン
タ回路14の出力を記憶するためのパルス信号S4が発生さ
れる。
まず、カウンタリセット指令回路18の出力パルス信号S5
によりカウンタ回路14をリセットし、次に、AND回路13
の出力信号S3に現われるパルスがカウンタ回路14によっ
て計数される。カウンタ回路14の計数が終了した後、ラ
ッチ指令回路19の出力パルス信号S4によりカウンタ回路
14の計数結果がラッチ回路15に記憶される。
ラッチ回路15の出力を記憶回路16に加えると、記憶回路
16はRF信号S1の周期に対して反比例の関係(つまりRF信
号S1の周波数に比例した関係)になる速度データを記憶
しているから、この関係で決まる速度データが記憶回路
16から出力される。記憶回路16の出力をD/A変換器17に
入力することにより、出力端子cにはリニアアクチュエ
ータ用の速度検出信号に相当する速度検出信号S6がD/A
変換器17から出力される。
上記速度検出信号S6は速度カーブ発生回路55に入力し、
サーボ論理回路56、パワーアンプ53を介してリニアアク
チュエータ5のコイル6の電流を制御することにより、
リニアアクチュエータ5による光ヘッド3即ち光スポッ
トの移動速度が制御される。
上述した回路によれば、穴あけの光ディスク1を用いた
場合、光検知器72の和信号即ちRF信号S1は、第9図Bの
ように記録データ部において減少するがコンパレータ11
の基準値Vrefを適当に設定することにより、光検知器72
の和信号S1の値が変化する部分でRF信号S1の周期を検出
できるので、リニアアクチュエータ5の電流を制御すべ
き安定した速度検出信号S6を出力することが可能とな
る。
第4図Aは発明装置における速度検出回路7の具体的な
回路図を示すもので、第4図Aにおいて、11〜19は第2
図と全く同一機能であるから同一部分には第一符号を付
して重複説明を省略する。20は基準クロックパルス発生
回路12の出力をN分の1(但し、Nは1を超える例えば
正の整数)に分周するための1/N分周回路、21はラッチ
回路15の出力からカウンタ回路14の計数の上限値を検出
する上限値検出回路、22はラッチ回路15の出力からカウ
ンタ回路14の計数の下限値を検出する下限値検出回路、
23はD/A変換器17の出力をN分の1にして出力する増幅
器、24は基準クロックパルス発生回路12の出力又は1/N
分周器20の出力のいずれかを選択してAND回路13に入力
する切替スイッチ、25はD/A変換器17の出力をそのまま
出力するか、又はD/A変換器17の出力をN分の1に変換
する増幅器23の出力のいずれかを選択する切替スイッ
チ、26は計数の上限値検出回路21及び計数の下限値検出
回路22の出力によって上述の切替スイッチ24と同25とを
同時に切替える信号を出力する切替え指令回路を示す。
第4図Bは第4図Aの回路各部の動作信号波形を示した
ものである。
次に、第4図Aに示す構成の速度検出について説明す
る。入力端子aには、トラックアクセス時に得られるRF
信号が加えられ、このRF信号の交流成分の周波数はリニ
アアクチュエータ5即ち光学ヘッド3の光スポットの速
度に比例した出力が得られる。
いま、第4図Bに示すようにRF信号の交流成分の周波数
S10が変化した場合を想定する。まずリニアアクチュエ
ータ5即ち光学ヘッド3の光スポットの速度が高く、か
つ、切替指令回路26から出力される切替指令信号S14が
“L"レベルで、切替スイッチ24及び25が各々端子dに接
続されているものと仮定する。
このときは、第4図Aに示した回路は第2図と同じ回路
構成となり、基準クロックパルス発生回路12の出力がそ
のままAND回路13に入力され、RF信号の周波数S10に比例
した速度検出信号としてD/A変換器17の出力信号S16が出
力端子cに出力される。
次に、リニアアクチュエータ5即ち光ヘッド3の光スポ
ットの速度が徐々に低下してくると、出力端子cに出力
される速度信号も徐々に小さくなるが、コンパレータ11
の出力信号の周期幅は徐々に大きくなり、カウンタ回路
14の出力つまりカウンタ回路14の計数値S11も増大して
くる。
カウンタ回路14の計数値S11が上限値(Laレベル)より
も越えると、上限値検出回路21の出力信号S12が“H"レ
ベルとなり、この信号によって切替指令回路26の出力信
号14は“H"レベルに変わる。
従って、切替指令回路26の出力信号S14が“H"レベルに
なり、切替スイッチ24と同25とを端子e側に切替え1/N
分周器20の出力、つまり基準クロックパルスをN分の1
に分周した信号(基準クロックパルスの周波数をfとす
るとf/Nの周波数のパルス信号)がAND回路13に入力され
る。
この結果、カウンタ回路14の出力は基準クロックパルス
をクロックとして選択した場合に比べカウンタの計数値
は1/Nになり、この値がラッチ回路15に入力され、記憶
回路16の出力は通常の速度データのN倍の値が出力され
る。そこでD/A変換器17の出力信号S15を増幅器23によっ
て1/Nにゲインを低下することにより、切替前のデータ
と連続した速度検出信号S16が得られる。
一方、リニアアクチュエータ5即ち光学ヘッド3の光ス
ポットの速度が徐々に上がってくると、RF信号の交流成
分の周波数S10が徐々に高くなるが、コンパレータ11の
出力信号の周期幅は徐々に小さくなり、カウンタ回路14
の出力つまり計数値も減少する。カウンタ回路14の出力
つまり計数値が下限値(Lbレベル)よりも少なくなる
と、下限値検出回路22の出力信号S13は“H"レベルとな
るため、切替指令回路26の出力信号S14は“L"レベルに
変化する。
よって、切替スイッチ24および25は各々端子d側に接続
され、基準クロックパルス発生回路12の出力がそのまま
AND回路13に入力され、また、D/A変換器17の出力信号S1
5がそのまま出力されることになる。
従って、この実施例の場合には、リニアアクチュエータ
5則ち光学ヘッド3の光スポットの速度が低くなった場
合の速度検出信号の検出精度を上げることができ、制御
性能を著しく向上することが可能となる。
第3図においては、1トラックに1回の速度検出を行な
っているが、低速時の速度検出精度を向上させるために
半トラックに1回の速度検出を行なってもよい。また、
第3図では光検知器の光電変換信号としてRF信号を信用
しているが、2分割光検知器の差信号に基づいて速度を
検出しても良い。
また、第2図、第4図では、ディジタルアナログ変換器
17の出力を速度信号としているが、ディジタルアナログ
変換器17は必ずしも必要ではなく、記憶回路16の出力を
ディジタル検出速度としてディジタル目標速度との比較
をディジタル回路で行なうディジタル速度制御系を構成
しても良い。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、光検知器の光電変換信
号に基づいて光ディスクに対する光スポットの速度を検
出し、この検出結果に基づいてリニアアクチュエータを
制御するように構成したので、光ディスク駆動装置のト
ラックアクセス時のリニアアクチュエータの速度を安定
に検出することができ、この速度検出信号に基づいてリ
ニアアクチュエータを円滑に制御することが可能になる
という効果がある。
また、光学ヘッドが所定速度以下となり、カウンタ回路
の計数値が上限値以上となる場合には、クロックパルス
を1/Nに分周して計数し、下限値以下となる場合は基準
クロックパルスを計数し、この計数値を入力して該計数
値の大きさとは逆の大きさのディジタル信号を速度検出
信号として記憶回路から出力するように構成したので、
光学ヘッドの光スポットの速度が低くなった場合の速度
検出信号の検出精度を向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による光ディスク駆動装置
を示す構成図、第2図はこの発明の光ディスク駆動装置
における速度検出回路を示す回路図、第3図は第2図に
示す速度検出回路各部の動作信号波形図、第4図Aはこ
の発明の光ディスク駆動装置における速度検出回路を示
す具体的な回路図、第4図Bは第4図Aに示す速度検出
回路各部の動作信号波形図、第5図は従来の磁気ディス
ク駆動装置の構成図、第6図は従来の磁気ディスク駆動
装置の速度検出回路の構成図、第7図は従来の速度検出
回路各部の動作信号波形図、第8図は従来の光ディスク
駆動装置の光検出器のセンサ信号作成回路の構成図、第
9図は従来の光検出器のセンサ信号作成回路の動作信号
波形図を示す。 図において、1は光ディスク、3は光ヘッド、4はトラ
ッキングアクチュエータ、5はリニアアクチュエータ、
6はリニアアクチュエータ駆動コイル、7は速度検出回
路、11はコンパレータ、12は基準クロックパルス発生回
路、13はAND回路、14はカウンタ回路、16は記憶回路、2
0は1/N分周回路、21は上限値検出回路、22は下限値検出
回路、23は1/Nゲイン増幅器、24,25は切替スイッチ、26
は切替指令回路、72は光検知器。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−134704(JP,A) 特開 昭61−134930(JP,A) 特開 昭54−45184(JP,A) 特開 昭55−472(JP,A) 特開 昭58−137168(JP,A) 特公 昭55−12541(JP,B2) 特公 昭59−52379(JP,B2) 特公 昭60−1581(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のトラックを有した光ディスクに光ス
    ポットを形成して該光ディスクからの反射光を受光する
    2分割の光検知器を有する光学ヘッドと、上記光ディス
    クのトラックアクセス時に、上記光ディスクに対する上
    記光学ヘッドの移動速度を検出する速度検出回路と、こ
    の検出した速度検出信号に基づいて上記光学ヘッドを上
    記光ディスクの半径方向に移動させるアクチュエータを
    制御する制御回路とを有する光ディスク駆動装置におい
    て、上記2分割の光検知器からの各出力を入力して和信
    号を出力する加算増幅器と、上記和信号と基準レベルと
    を比較してディジタル信号作成用のゲート信号を出力す
    るコンパレータと、基準クレックパルスを発生する基準
    クロックパルス発生回路と、この基準クロックパルス発
    生回路の出力をN分の1に分周する分周回路と、上記基
    準クロックパルス発生回路の出力パルスもしくは上記分
    周回路の出力パルスを選択して出力する第1の切替スイ
    ッチと、上記コンパレータからのゲート信号に応じてゲ
    ートを開放して上記第1の切替スイッチにより選択され
    た出力パルスを出力するゲート回路と、このゲート回路
    から出力される出力パルスを計数するカウンタ回路と、
    このカウンタ回路から出力される計数値を入力してこの
    計数値に逆比例するディジタル信号を出力する記憶回路
    と、このディジタル信号をアナログ信号に変換するディ
    ジタル/アナログ変換器と、このディジタル/アナログ
    変換器の出力ゲインを1/Nに低下させる1/Nゲイン増幅器
    と、上記記憶回路の出力もしくは上記1/Nゲイン増幅器
    の出力を選択して出力する第2の切替スイッチと、上記
    カウンタ回路から出力される計数値を入力してこの計数
    値がある上限値を上回ったことを検出する上限値検出路
    および該計数値がある下限値を下回ったことを検出する
    下限値検出回路と、この上限値検出回路および下限値検
    出回路の検出結果に応じて上記第1,第2の切替スイッチ
    を同時に切替える切替指令回路とを備え、上記記憶回路
    の出力を上記速度検出信号とするように上記速度検出回
    路を構成したことを特徴とする光ディスク駆動装置。
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