JP2728210B2 - 光デイスク装置 - Google Patents

光デイスク装置

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JP2728210B2
JP2728210B2 JP63239733A JP23973388A JP2728210B2 JP 2728210 B2 JP2728210 B2 JP 2728210B2 JP 63239733 A JP63239733 A JP 63239733A JP 23973388 A JP23973388 A JP 23973388A JP 2728210 B2 JP2728210 B2 JP 2728210B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光デイスク上サーボピツトが記録されたサ
ーボエリアがトラツク毎に周期的に配置され、このサー
ボピツトを検出してトラツキング制御を行なう、いわゆ
るサンプルサーボ方式の光デイスク装置に係り、特に、
横切つたトラツク数を計数してアクセスを行なう光デイ
スク装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、CDプレーヤや光学式ビデオデイスク装置などの
光デイスク装置においては、目標とするトラツクにアク
セスするための1つの方法として、光スポツトが横切る
トラツク数を検出し、この検出結果から光スポツトの位
置や移動速度を判定し、光スポツトの移動速度を制御し
ながら光スポツトを目標とするトラツクに移動される、
いわゆるクロストラツクカウント方式と呼ばれる方法が
知られている。
光スポツトが横切るトラツク数を検出するための一つ
の方法としては、光デイスクのデータ再生時などで光ス
ポツトのトラツキング制御に予め光デイスクに設けられ
た案内溝(プリグルーブ)を用いる方法がある(たとえ
ば、1986年12月18日に開催された「光メモリシンポジウ
ム'86」の論文「光デイスクメモリの高速アクセス方
式」)。光デイスクには予め螺旋状もしくは同心円状に
案内溝が形成されており、この案内溝からトラツキング
制御信号を得、これでもつて光スポツトがこの案内溝に
沿うようにトラツキング制御され、この光スポツトによ
つてデータの記録,再生を行なう。この案内溝は連続的
に形成されており、各トラツク毎に案内溝が存在してい
ることになる。
そこで、この案内溝を光スポツトが横切るときにはト
ラツクも横切つており、このために、光検出器から得ら
れる信号の光スポツトが案内溝を横切つたことによる振
幅変動を検出し、これを計数することにより、光スポツ
トが横切つたトラツク数を知ることができる。
一方、トラツキング制御方式の他の例として、光デイ
スク上にトラツキング制御信号を検出するための領域を
不連続に設けた、いわゆるサンプルサーボ方式も知られ
ている。以下、第7図,第8図により、サンプルサーボ
方式の概略を説明する。
第7図はサンプルサーボ方式のための光デイスクの一
部を拡大して示したものである。
同図において、光デイスク上の各トラツク、31a,31b,
31c,31d,……には周期的にサーボエリアASが設けられて
いる。また、サーボエリアASの周期は光デイスクの回転
周期の整数分の1であり、したがつて、サーボエリアAS
は光デイスクの半径方向に配置されている。サーボエリ
アAS間のデータエリアADはデータピツト32が記録された
エリアである。各サーボエリアASでは、トラツクの中心
(破線で示す)に関して互い反対方向に等距離離れ、か
つトラツク長手方向にも互いにづれた2つのサーボピツ
ト30a,30bが記録されている。かかる光デイスクが矢印
X方向に回転し、光スポツトがトラツク31a上にあると
すると、この光スポツトはサーボエリアASで、まず、サ
ーボピツト30aを検出し、次に、サーボピツト30bを検出
する。そこで、サーボピツト30aによる検出信号振幅と
サーボピツト30bによる検出信号振幅とを比較すること
により、トラツキング制御信号が得られる。
なお、サーボエリアASには同期ピツトも記録され、こ
の同期ピツトによつてクロツクを同期させるようにする
が、以下の説明では、この同期ピツトを省略する。
第8図はかかる光デイスクのトラツキング誤差信号を
生成するための回路を示すブロツク図である。
同図において、信号検出器39は第7図に示した光デイ
スクのトラツク上のピツトによつて変調された検出信号
を出力する。この検出信号は、サンプルホールド回路
(以下、S/H回路という)40でクロツクφによつてサ
ンプルホールドされ、また、S/H回路41でクロツクφ
によつてサンプルホールドされる。ここで、クロツクφ
は第7図の各サーボエリアASでのサーボピツト30aの
検出タイミングに合つており、クロツクφはサーボピ
ツト30bに合つている。このために、S/H回路40では、検
出信号のサーボピツト30aによる信号振幅がサンプルホ
ールドされ、S/H回路41では、同じくサーボピツト30bに
よる信号振幅がサンプルホールドされる。これらS/H回
路40,41の出力信号は差動アンプ42で減算処理される。
そこで、第7図で光スポツトがサーボピツト30a側に
トラツキングずれを起しているとすると、サーボピツト
30bよりもサーボピツト30aによる信号振幅が大であるか
ら、S/H回路40の出力信号の振幅が大となり、差動アン
プ42から正の信号が出力される。また、逆に光スポツト
がサーボピツト30b側にトラツキングずれを起こしてい
ると、S/H回路41の出力信号の振幅が大となるから、差
動アンプ42から負の信号が出力される。
このように、差動アンプ42からは、光スポツトのトラ
ツキングずれ方向に応じて正または負の極性が異なり、
かつずれ量に応じた振幅の信号が得られる。したがつ
て、この信号をトラツキング誤差信号Strとし、光スポ
ツトのトラツキング制御に用いることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、アクセスで光スポツトを移動(シーク)さ
せる場合、光スポツトの移動方向も検知できなければな
らない。これは、シーク速度が高速となつて目標トラツ
クに引き込まれず、光スポツトがオーバランした場合や
光デイスクの偏心が大きい場合、光スポツトの移動方向
が知られないと、目標トラツクの方向が横切つたトラツ
ク数から検知できても、光スポツトが正しく目標トラツ
クの方向に移動しているか否かを判定するこができず、
したがつて、目標トラツクへ光スポツトを到達させるこ
とができなくなるからである。
連続した案内溝を有する光ディスクの場合には、たと
えば前田他「′83秋季信学会1022」に述べられているよ
うに、案内溝から得られるトラツキング誤差信号Str
案内溝を横切る毎にレベルが変化するトラツク横断信号
SCRとを得、これらから光スポツトの移動方向と横断し
たトラツク数とを検出している。すなわち、トラツク横
断信号SCRは光スポツトがトラツクを横断する毎に同じ
極性でレベルが変化するのに対し、トラツキング誤差信
号Strは、トラツキング制御が行なえるようにするため
に、ある方向から光スポツトがトラツクを横切つたとき
正から負に極性が変わつたとすると、逆方向から光スポ
ツトがトラツクを横切つたときには、負から正に極性が
変わる。したがつて、トラツク横断信号SCRとトラツキ
ング誤差信号Strとの位相関係が光スポツトの移動方向
によつて異なることになり、この位相関係を検出するこ
とによつて光スポツトの移動方向を判定できる。
しかし、この案内溝を有する光デイスクの場合には、
光デイスクが大きく傾いて回転する場合や案内溝の形状
の精度が低く、幅や深さが変動している場合には、トラ
ツキング位置がオフセツトして精度よくアクセスを行な
うことができない。このために、光デイスクの製作に非
常に高い精度が要求される。
これに対し、各トラツクに周期的にサーボエリアを配
置したサンプルサーボ方式による光ディスクでは、案内
溝を必要としないために上記のような問題はない。
しかしながら、このサンプルサーボ方式の光ディスク
では、上記のようにトラツキング誤差信号Strは得られ
るが、案内溝が設けられていないため、案内溝を設けた
光デイスクの場合のようにして光スポツトの移動方向を
判定することはできない。
一方、かかるサンプルサーボ方式の光デイスクに対
し、光スポツトのシーク速度を高めてアクセスを行なつ
て第8図の差動アンプ42から出力されるトラツキング誤
差信号Strをみると、第9図に示すように、極性が周期
的に変化する波形となる。ここで、同図での点Pを光ス
ポツトがトラツクを横切る時点とする。そこで、ある方
向に光スポツトが移動しているとき、第9図(a)のよ
うに、点Pでトラツキング誤差信号Strが負から正に極
性が反転するものとすると、これとは逆方向に光スポツ
トが移動しているときには、第9図(b)に示すよう
に、トラツキング誤差信号Strは点Pで正から負に極性
が反転する。なお、点P間の極性が反転する点は、光ス
ポツトがトラツク間の中心にある時点である。
このように、トラツキング誤差信号Strは、光スポツ
トを横切るタイミングを基準とすると、光スポツトの移
動方向によつて極性が反転することになる。したがつ
て、アクセス時にこのトラツキング誤差信号Strから光
スポツトがトラツクを横切つたタイミング(点P)を検
出できれば、第9図(a),(b)からして、この点P
からの正,負の極性の順序によつて光スポツトの移動方
向を検出することができるであろうが、得られるトラツ
キング誤差信号Strから正から負へ、負から正へ極性が
反転するいずれのタイミングが光スポツトのトラツク横
切りタイミングであるかを判定することはできない。
そこで、サーボエリアにトラツク中心を示すピツトを
付加し、このピツトを検出することにより、トラツキン
グ誤差信号Strにおける極性反転点のいずれが光スポツ
トかトラツクを横切つたタイミングであるかを判定し、
これにもとづいて上記のように光スポツトの移動方向を
判定することも考えられる。しかし、この方法による
と、上記付加ピツトによつてサーボエリアが拡大される
ことになり、この分有効なデータエリアが減少するとい
う問題がある。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、付加的なピ
ツトを必要とせずに光スポツトの移動方向をも検出でき
るようにし、サンプルサーボ方式の光デイスクでもつて
アクセスを可能とした光デイスク装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、データエリア
にデータ信号が記録されているサンプルサーボ方式の光
デイスクからの検出信号からサーボピツトの検出信号と
データピツトの検出信号とに分離し、前者によつて光ス
ポツトの光デイスク上トラツクからのずれを表わすトラ
ツキング誤差信号を生成し、後者によつて光スポツトが
トラツクを横切つたことを表わすトラツク横断信号を生
成する。該トラツキング誤差信号と該トラツク横断信号
との位相関係は、光スポツトの光デイスク上での移動方
向によつて異なり、該位相関係を検出することにより、
該光スポツトの移動方向を判定する。この場合、光スポ
ットのトラックを横断する方向の速度vを、トラックの
ピッチをL、サーボエリアの周期をTとして、L/4T以下
とする。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によつて説明する。
第1図は本発明による光デイスク装置の一実施例を示
すブロツク図であつて、1は光検出器、2は信号分離/
処理回路、3はパルス化回路、4はコントローラ、5は
カウンタ、6はD/A(デイジタル/アナログ)変換器、
7はf/v(周波数/電圧)変換器、8は減算器、9はパ
ワーアンプ、10はトラツキングアクチユエータである。
同図において、第7図に示したサンプルサーボ方式の
光デイスクが定角速度で回転駆動され、この光デイスク
の半径方向にデータの再生時より高速に光スポツトを移
動させてアクセスを行なうものとする。また、この光デ
イスクには、各データエリアAD(第7図)にデータピツ
トが記録されているものとする。
この光スポツトの光デイスクからの反射光は光検出器
1で受光される。この反射光は光スポツトがトラツクを
横切る毎にデータピツトによつて強度変調され、また、
光スポツトがサーボエリアASを横切る毎にサーボピツト
によつて強度変調されるから、光検出器1の出力信号A
もこれらピツトによつてレベル変調される。
光検出器1の出力信号Aは信号分離/処理回路2に供
給され、データピツトによる信号とサーボピツトによる
信号とに分離されて、前者からトラツク横断信号S
CRが、後者からトラツキング誤差信号Strが夫々生成さ
れる。パルス化回路3では、これらトラツク横断信号S
CRとトラツキング誤差信号Strと位相関係が検出されて
光スポツトの移動方向が判定され、光スポツトがトラツ
クを横断する毎に光スポツトの移動方向に応じてパルス
UまたはパルスDが出力される。
ここで、光スポツトが光デイスクの内周側から外周側
に移動するとき、この光スポツトの移動方向を正とし、
逆の移動方向を負とする。パルス化回路3は、光スポツ
トの移動方向が正のとき、パルスDを出力し、この移動
方向が負のとき、パルスUを出力するものとする。
カウンタ5はアツプダウンカウンタであり、アクセス
開始前、コントローラ4により、目標トラツクまでに横
切るべきトラツク数を表わすデイジタル値(以下、初期
値という)NOがプリセツトされる。但し、この初期値NO
は、目標トラツクへの光スポツトの移動方向が正のとき
には正値,この移動方向が負のときには負値である。ま
た、カウンタ5はパルスUをアツプカウントし、パルス
Dをダウンカウントする。
そこで、いま、目標トラツクを決めてそのアクセス開
始を指令すると、コントローラ4によつてカウンタ5に
正の初期値NOがプリセツトされる。この初期値NOはカウ
ンタ5からカウント値Nとして出力され、D/A変換器6
でアナログ信号に変換される。このD/A変換器6から出
力されるアナログ信号は光スポツトがとるべき光デイス
ク上の移動速度および移動方向を決める信号であり、以
下、この移動方向を含めた移動速度を目標移動速度v
といい、これを表わすD/A変換器6の出力信号を目標移
動速度信号Vという。この目標移動速度Vは、光ス
ポツトを正の移動方向に移動させるようにするとき正で
あり、負の移動方向に移動させるようにするとき負であ
る。
上記のように、カウンタ5に正の初期値NOがプリセツ
トされると、D/A変換器6からは正の目標移動速度V
を表わすアナログ信号が出力され、減算器8、パワーア
ンプ9を介し速度制御信号としてトラツキングアクチユ
エータ10に供給される。これにより、光スポツトは正の
移動方向に移動を開始し、アクセスが開始される。
この光スポツトが移動開始するとともに、上記のよう
に、光検出器1から信号Aが出力され、信号分離/処理
回路2からトラツキング誤差信号Str,トラツク横断信号
SCRが出力されて、パルス化回路3からパルスDが出力
される。カウンタ5はプリセツトされた初期値NOからパ
ルスDをダウンカウントする。このために、カウンタ5
のカウント値Nは光スポツトがトラツクを横切る毎に1
ずつ減少していく。したがつて、このカウント値Nは各
瞬時での光スポツトが目標トラツクに達するまでに横切
るべきトラツク数(以下、所要横断トラツク数という)
に等しく、目標移動速度vはこの所要横断トラツク数
に比例する。
また、カウンタ5に負の初期値NOがプリセツトされる
と、カウンタ5のカウント値Nは負値となり、D/A変換
器6からは負の目標移動速度vを表わす負極性の目標
移動速度信号Vが出力され、これがトラツキングアク
チユエータ10に供給されて光スポツトは負の移動方向に
移動する。これにより、パルス化回路3はパルスUを出
力し、カウンタ5は負の初期値NOからこのパルスUをア
ツプカウントする。このため、カウンタ5のカウント値
Nは、負値であるが、その絶対値|N|が光スポツトがト
ラツクを横切る毎に1ずつ減少していく。したがつて、
このカウント値Nの絶対値|N|も所要横断トラツク数に
等しく、目標移動速度vの絶対値|v|も所要横断ト
ラツク数に比例する。
第2図に目標移動速度vの絶対値|v|の変化を実
線で示す。光スポツトが目標トラツクに達すると、カウ
ンタ5のカウント値Nは零となり、したがつて、|v
も零となる。
一方、パルス化回路3から出力されるパルスU,Dは光
スポツトがトラツクを横切る毎に発生するから、それら
の繰り返し周波数は光スポツトの実際の移動速度(以
下、実移動速度という)vに比例する。
これらパルスU,Dはf/V変換器7に供給され、これらの
繰り返し周波数に比例した電圧信号、すなわち実移動速
度vに比例した電圧信号(以下、実移動速度信号とい
う)Vが生成される。減算器8ではD/A変換器6からの
目標移動速度信号Vからf/V変換器7からの実移動速
度信号Vが減算され、これらの差信号がパワーアンプ9
を介し速度制御信号としてトラツキングアクチユエータ
10に供給される。
これにより、第2図に破線で示すように、実移動速度
vが目標移動速度vの絶対値|v|に等しくなるよう
に、光スポツトが速度制御される。
ここで、D/A変換器6からの目標移動速度信号V
光スポツトの移動方向に応じて極性が反転する。また、
f/V変換器7から出力される実移動速度信号Vは光スポ
ツトの移動方向にかかわらず一定の極性(正極性)であ
る。減算器8は、かかる目標移動速度信号Vと実移動
速度信号Vとの上記減算処理を行なう場合、目標移動速
度信号Vが正のときにはそのまま目標移動速度信号V
から実移動速度信号Vを減算するが、目標移動速度信
号Vが負のときには実移動速度信号Vを極性反転して
から減算を行なう。このように実移動速度信号Vを極
性反転するか否かは、カウンタ5のカウント値Nにおけ
る正,負の符号を示すビツト用いて判定することができ
る。
光スポツトが目標トラツクを過ぎてしまうと、カウン
タ5のカウント値Nは正,負の符号が反転し、目標移動
速度信号Vは極性が反転する。これにより、光スポツ
トは移動方向を反転し、同様に目標トラツクに近づくこ
とになる。
なお、図示しないが、光デイスクでのデータ再生時の
光スポツトのトラツキング制御機構も設けられており、
アクセス時には、これをオフ状態にする。アクセスでカ
ウンタ5のカウント値Nなどから光スポツトが目標トラ
ツクに、または、その極く近傍に達した状態になつたこ
とが検出されると、このトラツキング制御機構が動作
し、目標トラツクでの光スポツトのトラツキング制御が
開始する。
第3図は第1図における信号分離/処理回路2の一具
体例を示すブロツク図であつて、11,12はゲート回路、1
3はインバータ、14はトラツキング誤差信号発生回路、1
5はエンベロープ検波回路、16はダイオード、17はコン
デンサ、18は抵抗である。
同図において、光検出器1(第1図)の出力信号Aは
ゲート回路11,12に供給され、ゲート信号Gにより、ゲ
ート回路11で光デイスクのサーボエリアAS(第7図)か
ら検出された信号が、インバータ13によるゲート信号G
の反転信号により、ゲート回路12で光デイスクのデータ
エリアAD(第7図)から検出された信号が夫々分離され
る。ここで、光デイスクは定角速度回転駆動されている
ので、サーボエリアASは一定周期で検出され、したがつ
て、光デイスクの回転基準位相からゲート信号Gを簡単
に得ることができる。
ゲート回路11の出力信号はサーボエリアASにおけるサ
ーボピツトの検出信号であり、第8図に示した構成とな
すトラツキング誤差信号発生回路14に供給されてトラツ
キング誤差信号Strが生成される。また、ゲート回路12
の出力信号はデータエリアADにおけるデータビツトの検
出信号であり、ダイオード16、コンデンサ17、抵抗18か
らなるエンベロープ検波回路15に供給され、各データピ
ツトの検出ピークを結ぶエンベローが検波されてトラツ
ク横断信号SCRが得られる。
ここで、各データピツトはトラツクの中心軸上に配列
されているから、光スポツトがトラツクの中心軸上にあ
るときにはトラツク横断信号SSRは振幅が最大となり、
光スポツトがトラツクの中心軸からずれるにつれてトラ
ツク横断信号SCRの振幅は減少する。したがつて、トラ
ツク横断信号SCRは、光スポツトが正,負いずれの方向
に移動しても、光スポツトがトラツクを横切るとき振幅
が最大となり、トラツク間にあるとき振幅が最小とな
る。これに対して、トラツキング誤差信号Strは、光ス
ポツトがトラツクの中心軸上およびトラツク間の中心軸
上にあるとき零となり、これら中心軸からのずれ方向に
応じて極性が異なる。このために、トラツキング誤差信
号Strはトラツク横断信号SCRと位相が異なり(π/2だけ
ずれ)、しかも、光スポツトの移動方向に応じて、第9
図に示したように、光スポツトがトラツクを横切るタイ
ミングを基準として位相が反転する。この結果、第4図
に示したように、トラツク横断信号SCRに対して、光ス
ポツトの移動方向に応じてトラツキング誤差信号Str
位相がπ/2だけ進んだり、遅れたりする。但し、点Pは
光スポツトがトラツクを横切るタイミングを表わす。
第5図は第1図におけるパルス化回路3の一具体例を
示す構成図であつて、19,20はコンパレータ、21はモノ
マルチバイブレータ、22はインバータ、23,24はアンド
ゲートである。
同図において、信号分離/処理回路2(第1図)から
のトラツキング誤差信号Strがコンパレータ19で零レベ
ルと比較され、このトラツキング誤差信号Strが負の期
間高レベルとなるパルス信号P1が得られる。いま、光ス
ポツトの移動方向が正であつて、第4図により、第6図
に示すような位相関係でトラツク横断信号SCRとトラツ
キング誤差信号Strとが発生したとすると、コンパレー
タ19からは光スポツトがトラツク中心軸にあるときに立
上り、トラツク間の中心軸にあるときに立下がるパルス
P1が得られる。このパルスP1はその立上りエツジでモノ
マルチバイブレータ21をトリガし、光スポツトがトラツ
ク中心軸にあるタイミングのパルスP2が得られる。この
パルスP2はアンドゲート23,24に供給される。
一方、トラツク横断信号SCRはコンパレータ20でVB
ベルと比較され、トラツク横断信号SCRのVBレベル以下
の部分が高レベルとなるパルスQが得られる。このパル
スQはゲート信号としてアンドゲート24に供給され、ま
た、インバータ22で反転され、ゲート信号としてアン
ドゲート23に供給される。光スポツトの移動方向が正で
トラツク横断信号SCRとトラツキング誤差信号Strが第6
図に示す位相関係にあるとき、モノマルチバイブレータ
21からのパルスP2はゲート信号の高レベル期間にあ
る。したがつて、このパルスP2はアンドゲート23を通
り、パルスDとしてカウンタ5(第1図)に供給され
る。
また、光スポツトの移動方向が負であつてトラツク横
断信号SCRとトラツキング誤差信号Strとが第4図に示す
位相関係にあるときには、トラツキング誤差信号Str
第6図の場合と位相が反転した関係にあるから、モノマ
ルチバイブレータ21から出力されるパルスP2はゲート信
号Qの高レベル期間にある。したがつて、このパルスP2
はアンドゲート24を通り、パルスUとしてカウンタ5に
供給される。但し、このパルスP2は光スポツトがトラツ
ク間の中心軸にあるタイミングを表している。しかし、
このパルスP2をカウントしても、同様に光スポツトが横
切つたトラツクを表わしていることになる。
なお、光スポツトの移動方向が正確に判定でき、かつ
光スポツトが横切つたトラツク数が正確に得られるため
に、第4図に示したように、トラツク横断信号SCRとト
ラツキング誤差信号Strとが同一周波数で所定の位相関
係になければならない。このためには、光デイスクがサ
ーボエリアの間隔だけ回転する間(これをサーボエリア
の周期という)に光スポツトはトラツクピツチの1/4以
下移動するようにしなければならない。したがつて、光
スポツトの移動速度vは、サーボエリアの周期をT、ト
ラツクピツチをLとすると、 となる。
また、データ信号をFM変調、MFM変調、2−7変調、E
FM変調などの“0"ビツト,“1"ビツトが連続する最大の
長さを制限する方式で変調することにより、データピツ
トの検出による信号振幅が正確に得られる。また、第3
図において、エンベロープ検波回路15の後段に適当なロ
ーパスフイルタを設けることができ、これにより、リツ
プルを取り除くことができ、トラツク横断信号の波形を
滑らかにしてコンパレータ20(第5図)の比較動作を安
定化できる。さらに、光デイスクでのサーボピツトの配
置については特に制限されるものではない。
なお、データの記録と消去可能な光デイスクに対し、
あらかじめダミーデータを記録しておけばよいので、本
発明は再生専用の光デイスクには限定されない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、サンプルサー
ボ方式の光デイスクに対し、光デイスクに記録されてい
るデータピツトを検出することにより、この検出信号と
トラツキング誤差信号との位相関係とから光スポツトの
移動方向を判定可能となり、付加ピツトを不要としてア
クセスを精度よく実行可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による光デイスク装置の一実施例を示す
ブロツク図、第2図はこの実施例での光スポツトの目標
移動速度と実移動速度との一例を示す図、第3図は第1
図における信号分離/処理回路の一具体例を示すブロツ
ク図、第4図は光スポツトの移動方向に対するトラツキ
ング誤差信号とトラツク横断信号との位相関係を示す
図、第5図は第1図におけるパルス化回路の一具体例を
示す構成図、第6図は第5図における各部の信号を示す
波形図、第7図は従来のサンプルサーボ方式による光デ
イスクを示す部分平面図、第8図はこの光デイスクを用
いた従来の光デイスク装置を示すブロツク図、第9図は
光スポツトをトラツクに垂直方向に高速移動させたとき
の第8図に示した光デイスク装置で得られるトラツキン
グ誤差信号を示す波形図である。 1……光検出器、2……信号分離/処理回路、3……パ
ルス化回路、4……コントローラ、5……カウンタ、6
……デイジタル/アナログ変換器、7……周波数/電圧
変換器、8……減算器、10……トラツキングアクチユエ
ータ、Str……トラツキング誤差信号、SCR……トラツク
横断信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−48621(JP,A) 特開 昭63−160021(JP,A) 特開 昭55−153137(JP,A) 特開 昭62−24444(JP,A) 特開 昭60−258738(JP,A) 特開 昭61−123028(JP,A) 特開 昭59−152564(JP,A) 特開 昭63−78349(JP,A) 土井利忠,伊賀章 「ディジタル・オ ーディオ」:ラジオ技術社,P.71−81

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各トラック毎に等間隔にサーボエリアが配
    置されて該サーボエリアにトラッキング制御のためのサ
    ーボピットが記録され、該サーボエリア間に変調された
    データ信号によるデータピットが記録された光ディスク
    を用いた光デイスク装置において、 該光ディスクから反射される光ビームを検出する光検出
    器の出力信号が供給され、該サーボピットの第1の検出
    信号と該データピットの第2の検出信号とに分離する手
    段と、 該第1の検出信号から光スポットのトラックからのずれ
    量を表わすトラッキング誤差信号を生成する手段と、 該第2の検出信号から該光スポットが該トラックを横切
    るタイミングを表わすトラック横断信号を生成する手段
    と、 該トラッキング誤差信号と該トラック横断信号との位相
    関係を検出する手段とを設け、目標トラックへのアクセ
    ス時では、該光スポットの該トラックを横断する方向の
    速度vを、該トラックのピッチをL、該サーボエリアの
    周期をTとして、L/4T以下の際に、検出される該トラッ
    キング誤差信号と該トラック横断信号との該位相関係に
    よって該目標トラックへのアクセス時での該光スポット
    の移動方向を判定可能に構成したことを特徴とする光デ
    イスク装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)において、 前記データ信号は、“0"ビットおよび“1"ビットの連続
    する最大長が制限される符号で変調されていることを特
    徴とする光デイスク装置。
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JPS60258738A (ja) * 1984-05-18 1985-12-20 Olympus Optical Co Ltd トラック検索方法
JPS6224444A (ja) * 1985-07-25 1987-02-02 Pioneer Electronic Corp トラック横切り方向検出装置
JPS6348621A (ja) * 1986-08-19 1988-03-01 Hitachi Ltd デイジタル光デイスクのアクセス装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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土井利忠,伊賀章 「ディジタル・オーディオ」:ラジオ技術社,P.71−81

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