JPH0778884B2 - 光学ディスク駆動装置及び光学ディスクのトラック数のカウント方法 - Google Patents

光学ディスク駆動装置及び光学ディスクのトラック数のカウント方法

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JPH0778884B2
JPH0778884B2 JP25546690A JP25546690A JPH0778884B2 JP H0778884 B2 JPH0778884 B2 JP H0778884B2 JP 25546690 A JP25546690 A JP 25546690A JP 25546690 A JP25546690 A JP 25546690A JP H0778884 B2 JPH0778884 B2 JP H0778884B2
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直行 各務
宏昭 久保
啓一 岡田
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インターナシヨナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーシヨン
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08541Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head involving track counting to determine position

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は光学ディスク駆動装置に係り、更に詳しくは、
光学ディスク駆動装置のシーク動作中に光学ヘッドが横
切ったトラックの数をカウントする方法に関する。
B.従来技術 レーザ・ビーム(光学ヘッド)を現在位置から目標位置
(目標トラック)までトラックを横切りながら移動させ
るシーク動作においては、移動中の光学ヘッドの位置情
報を得るために、シーク動作中に横切ったトラックの数
をTES(Tracking Error Signal:トラッキング・エラー
信号)に基づいてカウントする必要がある。
TESを発生させるための光学的構成にはプッシュ・プル
方式と呼ばれるものや3ビーム方式と呼ばれるもの等、
幾つかの種類がある。しかし、何れの方式にあっても、
TESは、第12図に示すように、レーザ・ビームが光学デ
ィスク100のランド部110とグルーブ部120とを横切る度
に正負のピークを交互に生ずる波形の信号である。ま
た、TESは、レーザ・ビームがランド部110のランド・セ
ンタ110Aとグルーブ部120のグルーブ・センタ120Aを通
過するときにゼロ・レベルになる。
第13図には、このようなTESに基づいて光学ヘッドが横
切ったトラックの数をカウントするための従来の回路構
成の一例が示されている。図中、ウィンドウ比較器131
は、第14図に示されるように、TESがゼロを含む所定の
範囲以内にあるときにゼロ・クロス・パルスを生成し、
トラック・カウント・ロジック133はこのゼロ・クロス
・パルスのパルス数をカウントする。
ところで、光学ディスク100の記録面にはデータ記録部
分の位置情報が、そのデータ記録部分の直前に予めピッ
トの形で書かれてあることが一般的である。このような
位置情報をプレ・ピットによる位置情報と呼ぶが、こう
したプレ・ピット部分やあるいは光学ディスク110の欠
陥部分(成形不良部分)をレーザ・ビームが横切るとTE
Sにノイズが現れる。こうしたノイズが生じた場合、前
述のような従来の回路構成ではトラック数のカウントに
誤りが生じ易い。
この点を更に説明する。
第15図はシーク速度が小さい場合のレーザ・ビームの軌
跡が示されている。図中、光学ディスク100の記録面の
欠陥部分150は複数トラックにまたがることが通常であ
るが、シーク速度が小さいので、1つのランド部110及
びグルーブ部120をレーザ・ビームが通過する過程でレ
ーザ・ビームが欠陥部分150を通過する。この結果、第1
6図に示すように、TESに大きなノイズが生ずる。そのた
め、前記ノイズに基づくパルスが発生してしまい、トラ
ック・カウント・ロジック133におけるトラック数のカ
ウント・ミスの多発の原因となっていた。また、プレ・
ピット部分をレーザ・ビームが通過するときにも同様の
問題点があった。更に、そのほかのノイズに対してもカ
ウント誤りを生じ易いものであった。
C.発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、光学ディスクの記録面に欠陥部分やプ
レ・ピット部分があっても或はその他の原因によるノイ
ズの発生があってもトラック数を正確にカウントできる
ようにすることである。
D.課題を解決するための手段 本出願に係る1つの発明は、TESが正側の所定レベルよ
りも高い時に正ピーク・パルスを発生する正ピーク・レ
ベル比較器と、TESが負側の所定レベルよりも低い時に
負ピーク・パルスを発生する負ピーク・レベル比較器
と、前記正ピーク・パルス及び負ピーク・パルスが交互
に入力した時に出力パルスを生じる論理回路と、を設け
ることにより、例えば、ノイズの発生により前記正側の
所定レベル域は負側の所定レベルの何れか一方の付近で
TESが乱れて前記正ピーク・パルス或は負ピーク・パル
スの何れか一方が連続的に発生しても、それが原因でTE
Sのミスカウントが生じることのないようにした。
また、本出願に係る他の1つの発明は、高周波の前記ト
ラッキング・エラー信号(高速シーク時に発生する。)
は高利得で通過させ低周波の前記トラッキング・エラー
信号(低速シーク時に発生する。)は低利得で通過させ
るフィルタ回路と、前記フィルタ回路の出力信号が正側
の所定レベルよりも高い時に正ピーク・パルスを発生す
る正ピーク・レベル比較器と、前記フィルタ回路の出力
信号が負側の所定レベルよりも低い時に負ピーク・パル
スを発生する負ピーク・レベル比較器と、前記正ピーク
・パルス及び負ピーク・パルスが交互に入力した時に出
力パルスを生じる論理回路と、を設けることにより、高
速シーク時にレーザ・ビームがディスクの欠陥部分を横
切る時に生じ易いTESの振幅の減少に対してもTESのミス
カウントが生じないようにした。
また、本出願に係る他の1つの発明は、前記トラッキン
グ・エラー信号が第1の正側の所定レベルよりも高い時
に正ピーク・パルスを発生する第1の正ピーク・レベル
比較器と、前記トラッキング・エラー信号が第1の負側
の所定レベルよりも低い時に負ピーク・パルスを発生す
る第1の負ピーク・レベル比較器と、前記トラッキング
・エラー信号が前記第1の正側の所定レベルよりも低い
第2の正側の所定レベルより高い時に正ピーク・パルス
を発生する第2の正ピーク・レベル比較器と、前記トラ
ッキング・エラー信号が前記第1の負側の所定レベルよ
りも高い第2の所定レベルより低い時に負ピーク・パル
スを発生する第2の負ピーク・レベル比較器と、シーク
速度が低い時は前記第1の正及び負ピーク・レベル比較
器からの前記正ピーク・パルス及び負ピーク・パルスが
交互に入力した時に出力パルスを生じ、シーク速度が高
い時は前記第2の正及び負ピーク・レベル比較器からの
前記正ピーク・パルス及び負ピーク・パルスが交互に入
力した時に出力パルスを生じる論理回路と、を設けるこ
とにより、高速シーク時にレーザ・ビームがディスクの
欠陥部分を横切る時に生じ易いTESの振幅の減少に対し
てもTESのミスカウントが生じないようにした。
また、本出願に係る他の1つの発明は、前記トラッキン
グ・エラー信号がゼロ・レベルを含む所定の範囲内にあ
る時にゼロ・クロス・パルスを発生するウィンドゥ比較
器と、前記トラッキング・エラー信号が正側の所定レベ
ルよりも高い時に正ピーク・パルスを発生する正ピーク
・レベル比較器と、前記トラッキング・エラー信号が負
側の所定レベルよりも低い時に負ピーク・パルスを発生
する負ピーク・レベル比較器と、前記ゼロ・クロス・パ
ルス、正ピーク・パルス及び負ピーク・パルスが前記正
ピーク・パルス、前記ゼロ・クロス・パルス、前記負ピ
ーク・パルスの順序で入力した時に出力パルスを生じる
論理回路と、を設けることにより、例えば、ノイズの発
生により前記正側の所定レベル或は負側の所定レベルの
何れか一方の付近でTESが乱れて前記正ピーク・パルス
或は負ピーク・パルスの何れか一方が連続的に発生して
も、或はゼロ・レベルを含む前記所定の範囲を越えるよ
うなTESの乱れが生じても、それが原因でTESのミスカウ
ントが生じることのないようにした。
また、本出願に係る他の1つの発明は、前記トラッキン
グ・エラー信号がゼロ・レベルを含む所定の範囲内にあ
る時にゼロ・クロス・パルスを発生するウィンドゥ比較
器と、前記トラッキング・エラー信号が正側の所定レベ
ルよりも高い時に正ピーク・パルスを発生する正ピーク
・レベル比較器と、前記トラッキング・エラー信号が負
側の所定レベルよりも低い時に負ピーク・パルスを発生
する負ピーク・レベル比較器と、シーク速度が低い時は
前記正及び負ピーク・レベル比較器からの前記正ピーク
・パルス及び負ピーク・パルスが交互に入力した時に出
力パルスを生じ、シーク速度が高い時は前記ウィンドゥ
比較器からのゼロ・クロス・パルスが入力した時に出力
パルスを生じる論理回路と、を設け、シーク速度の低い
ときは前記ゼロ・クロス・パルス発生用の前記ウィンド
ゥ比較器を使わないようにして欠陥等に起因するノイズ
の影響を無くすようにした。
また、本出願に係る他の1つの発明は、前記トラッキン
グ・エラー信号がゼロ・レベルを含む所定の範囲内にあ
る時にゼロ・クロス・パルスを発生するウィンドゥ比較
器と、高周波の前記トラッキング・エラー信号は高利得
で通過させ低周波の前記トラッキング・エラー信号は低
利得で通過させるフィルタ回路と、前記フィルタ回路の
出力信号が正側の所定レベルよりも高い時に正ピーク・
パルスを発生する正ピーク・レベル比較器と、前記フィ
ルタ回路の出力信号が負側の所定レベルよりも低い時に
負ピーク・パルスを発生する負ピーク・レベル比較器
と、前記ゼロ・クロス・パルス、正ピーク・パルス及び
負ピーク・パルスが前記正ピーク・パルス、前記ゼロ・
クロス・パルス、前記負ピーク・パルスの順序で入力し
た時に出力パルスを生じる論理回路と、を設け、高速シ
ーク時に発生し易いTESの振幅の減少による影響を前記
フィルタ回路でTESの振幅を相対的に増幅することによ
り低減するようにした。
また、本出願に係る他の1つの発明は、前記トラッキン
グ・エラー信号がゼロ・レベルを含む所定の範囲内にあ
る時にゼロ・クロス・パルスを発生するウィンドゥ比較
器と、所定の時間幅以上の前記ゼロ・クロス・パルスに
応答して識別ゼロ・クロス・パルスを発生するパルス識
別器と、前記高周波の前記トラッキング・エラー信号は
高利得で通過させ低周波の前記トラッキング・エラー信
号は低利得で通過させるフィルタ回路と、前記フィルタ
回路の出力信号が正側の所定レベルよりも高い時に正ピ
ーク・パルスを発生する正ピーク・レベル比較器と、前
記フィルタ回路の出力信号が負側の所定レベルよりも低
い時に負ピーク・パルスを発生する負ピーク・レベル比
較器と、シーク速度が低い時は前記識別ゼロ・クロス・
パルス、正ピーク・パルス及び負ピーク・パルスが前記
正ピーク・パルス、前記識別ゼロ・クロス・パルス、前
記負ピーク・パルスの順序で入力した時に出力パルスを
生じ、シーク速度が高い時は前記正ピーク・パルス及び
負ピーク・パルスが交互に入力した時に出力パルスを生
じる論理回路と、設けることによりTESの正ピークおよ
び負ピークを検出するレベル比較器の検出レベルを、光
学ヘッドのシーク速度が高い時はレベルを下げ、シーク
速度が低い時はレベルを上げるためにレベル比較器の前
段に低周波になるほど利得が減少するフィルタをいれ、
さらに、TESのゼロ・クロスを検出するウィンドウ比較
器の後に時間幅の狭いパルスはパルスとはしないパルス
識別回路を入れたことにより、シーク速度の高い期間で
の欠陥によるTESの振幅の減少によるトラック・カウン
ト・ミスをなくし、シーク速度が低い期間でのTESのノ
イズによるトラック・カウント・ミスをなくすようにし
た。
E.実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図には本発明に係る光学ディスク駆動装置の一実施
例の一部分が示されている。図中、光学ヘッド10はコー
ス・アクチュエータ20及びファイン・アクチュエータ30
から構成されている。コース・アクチュエータ20は、レ
ール22により光学ディスク200の半径方向(シーク動作
方向)に沿って移動自在とされ、コース・アクチュエー
タVCM(ボイス・コイル・モータ)24によりシーク動作
方向に沿って駆動されるようになっている。
ファイン・アクチュエータ30は、支軸32を介してコース
・アクチュエータ20にフォーカス方向及びトラッキング
方向に移動可能に支持され、フォーカスVCM34によりフ
ォーカス方向に沿って駆動され、トラッキング方向に沿
って駆動されるようになっている。ファイン・アクチュ
エータ30にはオブジェクティブ・レンズ38が固定され、
オブジェクティブ・レンズ38からはレーザ・ビーム40が
光学ディスク100に照射されるようになっている。
また、コース・アクチュエータ20には相対位置(RPE:Re
lative Position Error)検出用センサ25、フォーカス
・エラー信号(FES:Focus Error Signal)検出用センサ
27、及びトラッキング・エラー信号(TES)検出用セン
サ29が備えられている。相対位置(RPE)検出用センサ2
5は例えば2分割フォト・センサであり、このセンサ25
はコース・アクチュエータ20に対するファイン・アクチ
ュエータ30の相対的偏移量(中立位置からの回転量)を
検出するためのものである。フォーカス・エラー信号
(FES)検出用センサ27は例えば4分割フォト・センサ
であり、レーザ・ビーム40のディスク100上のスポット
位置の合焦点からのずれ量を検出するためのものであ
る。トラッキング・エラー信号(TES)検出用センサ29
は例えば2分割フォト・センサであり、レーザ・ビーム
40のディスク100上のスポット位置のトラック・センサ
からのずれ量を検出するためのものである。
第1図には前記実施例の他の部分が示されている。図
中、相対位置(RPE)検出用センサ25の出力はRPE計算器
52に入力される。RPE計算器52は例えばRPE検出用センサ
25が2分割フォト・センサであるときにはその2つの受
光部からの検出信号の差を算出して未調整RPEを出力す
る。この未調整RPEのゲイン及びオフセットがRPE調整器
54により調整されるとRPEが得られ、得られたRPEはコー
ス・サーボ・コントローラ56及びトラッキング・サーボ
・コントローラ76に与えられる。
RPEはコース・サーボ・コントローラ56によりローパス
・フィルタリング及び位相進み補償が行なわれた後にコ
ース・アクチュエータVCMドライバ58に与えられ、コー
ス・アクチュエータVCMドライバ58はコース・アクチュ
エータVCM24に、RPEの大きさ及び符号即ちファイン・ア
クチュエータ30のコース・アクチュエータ20に対する偏
位量及び偏位方向に応じた駆動電流を与えるようになっ
ている。
FES検出用センサ27の出力はFES計算器62に入力される。
FES計算器62は例えばFES検出用センサ27が4分割フォト
・センサであるときには2つの対向する受光部からの検
出信号の和と残りの2つの対向する受光部からの検出信
号の和との差を算出して未調整FESを出力する。この未
調整FESのオフセットがFES調整器64により調整されると
FESが得られ、得られたFESはフォーカス・サーボ・コン
トローラ66に与えられるようになっている。
FESはフォーカス・サーボ・コントローラ66によりロー
パス・フィルタリング及び位相進み補償が行なわれた後
に、フォーカスVCMドライバ68に与えられ、フォーカスV
CMドライバ68はフォーカスVCM34に、FESの大きさ及び符
号即ちレーザ・ビーム40のスポット位置の合焦点からの
ずれ量及びずれの方向に応じた駆動電流を与えるように
なっている。
TES検出用センサ29の出力はTES計算器72に入力される。
TES計算器72は例えばTES検出用センサ29が2分割フォト
・センサであるときには2つの受光部からの検出信号の
差を算出して未調整TES出力する。この未調整TESのゲイ
ン及びオフセットがTES調整器74により調整されるとTES
が得られ、得られたTESはトラッキング・サーボ・コン
トローラ76に与えられ、トラッキングVCMドライバ78は
トラッキングVCM36にトラッキング用駆動信号を与える
ようになっている。
また、TESはセロ・クロス検出検出用のウィンドウ比較
器300に入力される。このウィンドウ比較器300は、TES
の電気的中心値(ゼロ・レベル)を含む所定の範囲内に
TESが入っているか否かの比較を行ない、TESが前記範囲
内に入っているときにはゼロ・クロス・パルスを出力
し、TESが前記範囲に入っていないときにはゼロ・クロ
ス・パルスを発生しない。即ち、ウィンドウ比較器300
はTESが前記ゼロ・レベルをクロスしたことを検出する
目的で用いられる。
ゼロ・クロス・パルスはパルス識別器310に入力され
る。パルス識別器310は、一種のディジタル式低周波通
過フィルタであり、ゼロ・クロス・パルスの内の所定の
時間幅以上のパルスだけを出力する。パルス識別器310
からの出力を識別ゼロ・クロス・パルスと呼ぶことにす
る。この識別ゼロ・クロス・パルスはトラック・カウン
ト・ロジック500に入力される。トラック・カウント・
ロジック500は、所定のパルスが所定の順序で入力され
たときにだけ出力パルスを生じる働きをする即ちトラッ
ク数をカウントする働きをする論理回路である。
一方、TESはフィルタ回路400にも入力される。フィルタ
回路400は、高周波のTESは高利得で通過させ低周波のTE
Sは低利得で通過させるところのハイ・パス・フィルタ
である。別言すれば、フィルタ回路400は、光学ヘッド1
0(即ちビーム・スポット)がトラックを横切るときの
速度が高いとき(高速シーク時)のTESの振幅よりも速
度が低いとき(低速シーク時)のTESの振幅の方を小さ
くする特性を持ったフィルタである。フィルタ回路400
の出力をTESと区別してピーク検出トラック・クロス信
号と呼ぶことにする。
ピーク検出トラック・クロス信号は正ピーク・レベル比
較器401に入力され、正ピークに近いある一定の値と比
較されそのレベルの前後にて状態が変化する正ピーク・
パルスとなると同時に、負ピーク・レベル比較器402に
入力され、負ピークに近いある一定の値と比較されその
レベルの前後にて状態が変化する負ピーク・パルスとな
る。正ピーク・レベル比較器401の出力である正ピーク
・パルスと負ピーク・レベル比較器402の出力である負
ピーク・パルスはトラック・カウント・ロジック500に
入力される。
トラック・カウント・ロジック500は高速モード及び低
速モードの2つのカウント動作モードを持っており、高
速モードでは正ピーク・パルスと負ピーク・パルスとが
交互に入力してきたときに出力パルスを生じ、低速モー
ドでは正ピーク・パルス、識別ゼロ・クロス・パルス、
負ピーク・パルスの順序で入力してきたときに出力パル
スを生じる。トラック・カウント・ロジックが1つの出
力パルスを出力するとトラック・カウンタ84の内容が1
つだけ減じるようになっている。従って、トラック・カ
ウンタ84の内容は、高速モードでは正ピーク・パルスと
負ピーク・パルスの状態の交互の遷移により減算し、低
速モードでは正ピーク・パルスと負ピーク・パルスと識
別ゼロ・クロス・パルスの状態の所定の順序の遷移によ
り減算する。
トラック・カウント・ロジック500の高速モード、低速
モードの切り替えはサーボ・システム・コントローラ
(CPU及びロジック回路)200により行われる。コントロ
ーラ200はTESから得られる位置情報、更には速度情報を
基にして現在のシーク速度が高速か低速かを判断しても
よいし、トラック・カウンタ84の内容から判断してもよ
い。トラック・カウンタ84の内容からシーク速度が判断
できるのは、速度プロファイルROM86に従って速度制御
されている限りシーク速度とトラック数との関係は速度
プロファイルROM86の内容から明らかだからである。
コントローラ200には速度プロファイルROM86が接続され
ている。速度プロファイルROM86にはシーク速度を制御
するために利用される情報、例えば、第3図に示される
ような、現在位置から目標位置までのトラック間距離と
理想速度との関係が記憶されている。トラック・カウン
タ84内の値から現在位置に関する情報が与えられると速
度プロファイルROM86は現在位置における理想速度をデ
ィジタル値として速度プロファイル発生器88に出力し、
速度プロファイル発生器88はその値をディジタル・アナ
ログ変換してシーク・ブロック90に出力する。シーク・
ブロック90は速度プロファイル発生器88からの値と、TE
Sから得られる現在速度情報とを比較し、その比較結果
を積分した値である位置誤差信号(PES:Positioning Er
ror Signal)を発生する。PESはセレクタ92に与えら
れ、セレクタ92にはPESの他にTESも与えられる。シーク
動作モード時ではセレクタ92からファイン・トラッキン
グ・サーボ・コントローラ76にはPESが与えられ、トラ
ッキング動作モード時ではセレクタ92からファイン・ト
ラッキング・サーボ・コントローラ76にはTESが与えら
れる。尚、シーク動作モード時にはセレクタ92からPES
がファイン・トラッキング・サーボ・コントローラ76だ
けでなく、コース・サーボ・コントローラ56にも与えら
れてもよい。
次に、本実施例の作用につき第4図乃至第6図をも参照
して説明する。
第4図にはシーク速度が高い場合のレーザ・ビームのデ
ィスク100上の軌跡が示されている。高速シーク時に
は、レーザ・ビームは欠陥部分150を横切る間に複数の
トラックを横切ることになる。このような高速シークに
おける欠陥部150のTESに与える影響は欠陥部150を通過
している間のTESの振幅が小さくなることである。も
し、振幅が小さくなったTESをそのままレベル比較器401
及び402に入力させるとするならば、レベル比較器401及
び402の基準レベルにTESの振幅が達しないので正及び負
ピーク・パルスが検出されないことになってしまうが、
本実施例では、振幅の小さくなったTESをフィルタ回路4
00により高速シーク時だけ相対的に増幅してからレベル
比較器401及び402に入力させているので、正及び負ピー
ク・パルスを検出することができる。
尚、高速シーク時にだけTESの振幅を相対的に増幅する
ようにしたのは、TESへの欠陥部分150の影響がTESの振
幅の減少として現れるのは高速シーク時であり、低速シ
ーク時においてまでTESの振幅を増幅することはレベル
比較器401及び402の基準レベルを下げることと同様にな
り、その結果、ノイズを余計に捨って正及び負ピーク・
パルスを発生させ易くなるので望ましくないからであ
る。高速シーク時には正ピーク・パルスと負ピーク・パ
ルスとが交互に発生した時だけトラック・カウンタ84の
内容が減算される。
低速シーク時における欠陥部分150のTESへの影響の現れ
方は前出の第16図に示されるように、ウィンドゥ比較器
300のウィンドゥ・レベル(基準範囲)を越えるような
ノイズの発生である。このようなノイズを含んだTES
は、第6図に示されるように、時間幅の短いパルスをゼ
ロ・クロス・パルス中に発生させるが、このような短い
パルスはパルス識別器301により取り除かれ、パルス識
別器301は第6図に示されるような識別ゼロ・クロス・
パルスを発生する。低速シーク時には、この識別ゼロ・
クロス・パルスだけに対してトラック・カウント・ロジ
ック500が応答してトラック・カウンタ84の内容を減算
してもよいが、本実施例ではトラック数のカウントの精
度を更に高めるだけに、レベル比較器401及び402により
発生する正及び負ピーク・パルスと識別ゼロ・クロス・
パルスとの3種のパルスが前記正ピーク・パルス、前記
識別ゼロ・クロス・パルス、前記負ピーク・パルスの順
序で発生したときにのみトラック・カウント・ロジック
500がトラック・カウンタ84の内容を減算するようにし
た。このように低速シーク時においてのみパルス識別器
301を用いるのは、高速シーク時においてパルス識別器3
01を用いると、高速シーク時にはTESが高周波になって
いるので、ウィンドゥ比較器300は時間幅の短いパルス
しか発生しないのでパルス識別器301の出力はゼロ・レ
ベルのままになってしまうからである。
シーク動作の開始に際してはシーク開始位置から0目標
位置までのトラック数がトラック・カウンタ84にストア
され、シーク中にトラックを横切るとその度にストアさ
れた値が減算されていく。シーク速度は速度プロファイ
ルROM86内の速度プロファイル(第3図)を参照しなが
らトラック・カウンタ84内の値に基づいて決められてい
く。
シーク動作が開始してしばらくの期間は速度プロファイ
ル(第3図)からも分かるように高速度でシーク動作し
ている。この高速シーク動作期間中の前記トラック・カ
ウント手段は正ピーク・パルスと負ピーク・パルスの状
態の遷移によるトラック・カウントである高速モードで
あり、シーク動作終了間近になり、トラック・カウンタ
84内の値が所定の値になったことをコントローラ200が
検知すると、コントローラ200はトラック・カウント手
段を正ピーク・パルスと負ピーク・パルスと識別ゼロ・
クロス・パルスの状態の遷移によるトラック・カウント
である低速モードに切り換えられる。さらにピーク検出
フィルタ400の特性により高速度でシーク動作している
時は等価的に正ピーク、負ピークの検出レベルが下げら
れ、低速度でシーク動作している時は等価的に正ピー
ク、負ピークの検出レベルが上げられるため、常に正し
い正負パルスが得られる。また、パルス識別器301によ
りノイズに影響されないゼロ・クロス・パルスが得られ
る。
なお、前記実施例ではパルス識別器301を用いてノイズ
による短いパルスを除去したが、パルス識別器301を用
いる替わりに、ウィンド比較器300の前に低域通過フィ
ルタを配置することによりTES中からノイズを直接的に
除去してもよい。
或は、第7図に示されるように、パルス識別器301や低
域通過フィルタを用いず、高速シーク時には、ゼロ・ク
ロス・パルスだけ或はゼロ・クロス・パルスと正負のピ
ーク・パルスという3種のパルスに基づいてトラック数
をカウントし、低速シーク時には正負のピーク・パルス
という2種のパルスに基づいてトラック数をカウントし
てもよい。
或は、第8図に示されるように、フィルタ回路400をも
用いず、高速シーク時には、ゼロ・クロス・パルスだけ
に基づいてトラック数をカウントし、低速シーク時には
正負のピーク・パルスだけに基づいてトラック数をカウ
ントしてもよい。
或は、第9図に示されるように、TESが第1の正側の所
定レベルよりも高い時に正ピーク・パルスを発生する第
1の正ピーク・レベル比較器421と、TESが第1の負側の
所定レベルよりも低い時に負ピーク・パルスを発生する
第1の負ピーク・レベル比較器422と、TESが前記第1の
正側の所定レベルよりも低い第2の正側の所定レベルよ
り高い時に正ピーク・パルスを発生する第2の正ピーク
・レベル比較器431と、TESが前記第1の負側の所定レベ
ルよりも高い第2の所定レベルより低い時に負ピーク・
パルスを発生する第2の負ピーク・レベル比較器432
と、シーク速度が低い時は前記第1の正及び負ピーク・
レベル比較器421及び422からの前記正ピーク・パルス及
び負ピーク・パルスが交互に入力した時にトラック数を
カウントし、シーク速度が高い時は前記第2の正及び負
ピーク・レベル比較器431及び432からの前記正ピーク・
パルス及び負ピーク・パルスが交互に入力した時にトラ
ック数をカウントするようにしてもよい。このように、
フィルタ回路400を用いて正負ピーク・パルスの検出レ
ベルを入力されたTESの周波数に応じて等価的に変える
代りに、シーク速度情報あるいはトラック・カウンタ84
にストアされている値に応じて比較レベルを変えてもよ
い。
或は、第10図に示されるように、高速シーク時及び低速
シーク時のいずれかにおいても正負のピーク・パルスと
いう2種のパルスに基づいてトラック数をカウントして
もし、更には、第11図に示されるように、フイルタ回路
400を用いないものであってもよい。
また、前記実施例では、トラックに対するディスク半径
方向のビームの偏位は、第12図の(B)に示されるよう
なTESであるとして説明したが、第12図の(C)に示さ
れるような信号であってもよい。この第12図(C)のよ
うな信号を特にTCS(Track Cross Signal:トラック・ク
ロス信号)と呼ぶ場合があるが、このTCSはランド部110
とグループ部120とで極性が反転している。
F.発明の効果 上述のように本発明によれば、光学ディスクの記録面に
欠陥部分やプレ・ピット部分があっても或はその他の原
因によるノイズの発生があってもトラック数を正確にカ
ウントできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光学ディスク駆動装置の一実施例
の一部を示すブロック図、第2図は前記実施例の他の一
部を示す斜視図、第3図は前記実施例の速度プロファイ
ルを示すグラフ、第4図はシーク速度が高い場合のレー
ザ・ビームの光学ディスク上の軌跡を示す平面図、第5
図はシーク速度が高い場合のTES、ハイ・パス・フィル
タ通過後のTES、正ピーク・パルス、及び負ピーク・パ
ルスを示す波形図、第6図はシーク速度が低い場合のTE
S、ゼロ・クロス・パルス、識別ゼロ・クロス・パル
ス、正ピーク・パルス、及び負ピーク・パルスを示す波
形図、第7図乃至第11図は前記以外の互いに異なる実施
例を示すブロック図、第12図はTESの波形を光学ディス
クの構造との関係で示す波形図、第13図は従来のトラッ
ク数カウント装置の構成を示すブロック図、第14図は前
記従来装置の動作原理を示す波形図、第15図はシーク速
度が低い場合のレーザ・ビームの光学ディスク上の軌跡
を示す平面図、第16図は前記従来装置においてトラック
数のカウントに誤りが生じることを示す波形図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学ディスクの記録面にレーザ・ビームを
    照射するための光学ベッドと、前記ビームを目標トラッ
    クまでトラックを横切りながら移動させるためのシーク
    制御手段と、前記ビームのトラックに対するディスク半
    径方向の偏位を表すトラッキング・エラー信号を発生す
    るトラッキング・エラー信号発生手段と、前記トラッキ
    ング・エラー信号に基づいて前記光学ヘッドが横切った
    トラックの数をカウントするトラック数カウント手段と
    を有し、 前記トラック数カウント手段は、前記トラッキング・エ
    ラー信号が正側の所定レベルよりも高い時に正ピーク・
    パルスを発生する正ピーク・レベル比較器と、前記トラ
    ッキング・エラー信号が負側の所定レベルよりも低い時
    に負ピーク・パルスを発生する負ピーク・レベル比較器
    と、前記正ピーク・パルス及び負ピーク・パルスが交互
    に入力した時に出力パルスを生じる論理回路と、を有す
    る光学ディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】光学ディスクの記録面にレーザ・ビームを
    照射するための光学ヘッドと、前記ビームを目標トラッ
    クまでトラックを横切りながら移動させるためのシーク
    制御手段と、前記ビームのトラックに対するディスク半
    径の偏位を表すトラッキング・エラー信号を発生するト
    ラッキング・エラー信号発生手段と、前記トラッキング
    ・エラー信号に基づいて前記光学ヘッドが横切ったトラ
    ックの数をカウントするトラック数カウント手段とを有
    し、 前記トラック数カウント手段は、高周波の前記トラッキ
    ング・エラー信号は高利得で通過させ低周波の前記トラ
    ッキング・エラー信号は低利得で通過させるフィルタ回
    路と、前記フィルタ回路の出力信号が正側の所定レベル
    よりも高い時に正ピーク・パルスを発する正ピーク・レ
    ベル比較器と、前記フィルタ回路の出力信号が負側の所
    定レベルよりも低い時に負ピーク・パルスを発生する負
    ピーク・レベル比較器と、前記正ピーク・パルス及び負
    ピーク・パルスが交互に入力した時に出力パルスを生じ
    る論理回路と、を有する光学デスク駆動装置。
  3. 【請求項3】光学ディスクの記録面にレーザ・ビームを
    照射するための光学ベッドと、前記ビームを目標トラッ
    クまでトラックを横切りながら移動させるためのシーク
    制御手段と、前記ビームのトラックに対するディスク半
    径方向の偏位を表すトラッキング・エラー信号を発生す
    るトラッキング・エラー信号発生手段と、前記トラッキ
    ング・エラー信号に基づいて前記光学ヘッドが横切った
    トラックの数をカウントするトラック数カウント手段と
    を有し、 前記トラック数カウント手段は、前記トラッキング・エ
    ラー信号が第1の正側の所定レベルよりも高い時に正ピ
    ーク・パルスを発生する第1の正ピーク・レベル比較器
    と、前記トラッキング・エラー信号が第1の負側の所定
    レベルよりも低い時に負ピーク・パルスを発生する第1
    の負ピーク・レベル比較器と、前記トラッキング・エラ
    ー信号が前記第1の正側の所定レベルよりも低い第2の
    正側の所定レベルより高い時に正ピーク・パルスを発生
    する第2の正ピーク・レベル比較器と、前記トラッキン
    グ・エラー信号が前記第1の負側の所定レベルよりも高
    い第2の所定レベルよりも低い時に負ピーク・パルスを
    発生する第2の負ピーク・レベル比較器と、シーク速度
    が低い時は前記第1の正及び負ピーク・レベル比較器か
    らの前記正ピーク・パルス及び負ピーク・パルスが交互
    に入力した時に出力パルスを生じ、シーク速度が高い時
    は前記第2の正及び負ピーク・レベル比較器からの前記
    正ピーク・パルス及び負ピーク・パルスが交互に入力し
    た時に出力パルスを生じる論理回路と、を有する光学デ
    ィスク駆動装置
  4. 【請求項4】光学ディスクの記録面にレーザ・ビームを
    照射するための光学ベッドと、前記ビームを目標トラッ
    クまでトラックを横切りながら移動させるためのシーク
    制御手段と、前記ビームのトラックに対するディスク半
    径の偏位を表すトラッキング・エラー信号を発生するト
    ラッキング・エラー信号発生手段と、前記トラッキング
    ・エラー信号に基づいて前記光学ヘッドが横切ったトラ
    ックの数をカウントするトラック数カウント手段とを有
    し、 前記トラック数カウント手段は、前記トラッキング・エ
    ラー信号がゼロ・レベルを含む所定の範囲内にある時に
    ゼロ・クロス・パルスを発生するウィンドウ比較器と、
    前記トラッキング・エラー信号が正側の所定のレベルよ
    りも高い時に正ピーク・パルスを発生する正ピーク・レ
    ベル比較器と、前記トラッキング・エラー信号が負側の
    所定レベルよりも低い時に負ピーク・パルスを発生する
    負ピーク・レベル比較器と、前記正ピーク・パルス、前
    記ゼロ・クロス・パルス、前記負ピーク・パルスの順序
    でパルスが入力した時に出力パルスを生じる論理回路
    と、を有する光学ディスク駆動装置。
  5. 【請求項5】光学ディスクの記録面にレーザ・ビームを
    照射するための光学ベッドと、前記ビームを目標トラッ
    クまでトラックを横切りながら移動させるためのシーク
    制御手段と、前記ビームのトラックに対するディスク半
    径方向の偏位を表すトラッキング・エラー信号を発生す
    るトラッキング・エラー信号発生手段と、前記トラッキ
    ング・エラー信号に基づいて前記光学ヘッドが横切った
    トラックの数をカウントするトラック数カウント手段と
    を有し、 前記トラック数カウント手段は、前記トラッキング・エ
    ラー信号がゼロ・レベルを含む所定の範囲内にある時に
    ゼロ・クロス・パルスを発生するウィンドウ比較器と、
    前記トラッキング・エラー信号が正側の所定のレベルよ
    りも高い時に正ピーク・パルスを発生する正ピーク・レ
    ベル比較器と、前記トラッキング・エラー信号が負側の
    所定レベルよりも低い時に負ピーク・パルスを発生する
    負ピーク・レベル比較器と、シーク速度が低い時は前記
    正及び負ピーク・レベル比較器からの前記正ピーク・パ
    ルス及び負ピーク・パルスが交互に入力した時に出力パ
    ルスを生じ、シーク速度が高い時は前記ウィンドウ比較
    器からのゼロ・クロス・パルスが入力した時に出力パル
    スを生じる論理回路と、を有する光学ディスク駆動装
    置。
  6. 【請求項6】光学ディスクの記録面にレーザ・ビームを
    照射するための光学ベッドと、前記ビームを目標トラッ
    クまでトラックを横切りながら移動させるためのシーク
    制御手段と、前記ビームのトラックに対するディスク半
    径方向の偏位を表すトラッキング・エラー信号を発生す
    るトラッキング・エラー信号発生手段と、前記トラッキ
    ング・エラー信号に基づいて前記光学ヘッドが横切った
    トラックの数をカウントするトラック数カウント手段と
    を有し、 前記トラック数カウント手段は、前記トラッキング・エ
    ラー信号がゼロ・レベルを含む所定の範囲内にある時ゼ
    ロ・クロス・パルスを発生するウィンドウ比較器と、高
    周波の前記トラッキング・エラー信号は高利得で通過さ
    せ低周波の前記トラッキング・エラー信号は低利得で通
    過させるフィルタ回路と、前記フィルタ回路の出力信号
    が正側の所定のレベルよりも高い時に正ピーク・パルス
    を発生する正ピーク・レベル比較器と、前記フィルタ回
    路の出力信号が負側の所定のレベルよりも低い時に負ピ
    ーク・パルスを発生する負ピーク・レベル比較器と、前
    記正ピーク・パルス、前記ゼロ・クロス・パルス、前記
    負ピーク・パルスの順序でパルスが入力した時に出力パ
    ルスを生じる論理回路と、を有する光学ディスク駆動装
    置。
  7. 【請求項7】光学ディスクの記録面にレーザ・ビームを
    照射するための光学ベッドと、前記ビームを目標トラッ
    クまでトラックを横切りながら移動させるためのシーク
    制御手段と、前記ビームのトラックに対するディスク半
    径方向の偏位を表すトラッキング・エラー信号を発生す
    るトラッキング・エラー信号発生手段と、前記トラッキ
    ング・エラー信号に基づいて前記光学ヘッドが横切った
    トラックの数をカウントするトラック数カウント手段と
    を有し、 前記トラック数カウント手段は、前記トラッキング・エ
    ラー信号がゼロ・レベルを含む所定の範囲内にある時に
    ゼロ・クロス・パルスを発生するウィンドウ比較器と、
    所定の時間幅以上の前記ゼロ・クロス・パルスに応答し
    て識別ゼロ・クロス・パスルを発生するパルス識別器
    と、前記高周波の前記トラッキング・エラー信号は高利
    得で通過させ低周波の前記トラッキング・エラー信号は
    低利得で通過させるフィルタ回路と、前記フィルタ回路
    の出力信号が正側の所定レベルよりも高い時に正ピーク
    ・パルスを発生する正ピーク・レベル比較器と、前記フ
    ィルタ回路の出力信号が負側の所定レベルよりも低い時
    に負ピーク・パルスを発生する負ピーク・レベル比較器
    と、シーク速度が低い時は前記ピーク・パルス、前記識
    別ゼロ・クロス・パルス、前記負ピーク・パルスの順序
    でパルスが入力した時に出力パルスを生じ、シーク速度
    が高い時は前記正ピーク・パルス及び負ピーク・パルス
    が交互に入力した時に出力パルスを生じる論理回路と、
    を有する光学ディスク駆動装置。
  8. 【請求項8】レーザ・ビームを光学ディスクの記録面上
    の目標トラックまでトラックを横切りながら移動させる
    際に、トラックに対するディスク半径方向のレーザ・ビ
    ームの偏位を表すトラッキング・エラー信号を発生さ
    せ、前記トラッキング・エラー信号が正側の所定レベル
    よりも高い時に正ピーク・パルスを発生させ、前記トラ
    ッキング・エラー信号が負側の所定レベルよりも低い時
    に負ピーク・パルスを発生させ、前記正ピーク・パルス
    及び負ピーク・パルスが交互に入力した時に前記レーザ
    ・ビームがトラックを横切ったことを示す信発生する、
    光学ディスクのトラック数カウント方法。
  9. 【請求項9】レーザ・ビームを光学ディスクの記録面上
    の目標トラックまでトラックを横切りながら移動させる
    際に、トラックに対するディスク半径方向のレーザ・ビ
    ームの偏位を表すトラッキング・エラー信号を発生さ
    せ、前記トラッキング・エラー信号が高周波である時に
    は前記トラッキング・エラー信号を高利得で通過させ、
    低周波であるときは低利得で通過させた後に、前記トラ
    ッキング・エラー信号が正側の所定レベルよりも高い時
    に正ピーク・パルスを発生させ、前記トラッキング・エ
    ラー信号が負側の所定レベルよりも低い時に負ピーク・
    パルスを発生させ、前記正ピーク・パルス及び負ピーク
    ・パルスが交互に入力した時に前記レーザ・ビームがト
    ラックを横切ったことを示す信号を発生する、光学ディ
    スクのトラック数カウント方法。
  10. 【請求項10】レーザ・ビームを光学ディスクの記録面
    上の目標トラックまでトラックを横切りながら移動させ
    る際に、トラックに対するディスク半径方向のレーザ・
    ビームの偏位を表すトラッキング・エラー信号を発生さ
    せ、前記トラッキング・エラー信号がゼロ・レベルを含
    む所定の範囲内にある時にゼロ・クロス・パルスを発生
    させ、前記トラッキング・エラー信号が正側の所定レベ
    ルよりも高い時に正ピーク・パルスを発生させ、前記ト
    ラッキング・エラー信号が負側の所定のレベルよりも低
    い時に負ピーク・パルスを発生させ、前記ゼロ・クロス
    ・パルス、正ピーク・パルス、及び負ピーク・パルスを
    シーク速度に応じて全部又は一部を用いることとし、こ
    れらのパルスのいずれか1つが入力した時に、前記正ピ
    ーク・パルスおよび負ピーク・パルスが交互に入力した
    時に、または前記正ピーク・パルス、前記ゼロ・クロス
    ・パルス、前記負ピーク・パルスの順序でパルスが入力
    した時に前記レーザ・ビームがトラックを横切ったこと
    を示す信号を発生させる、光学ディスクのトラック数カ
    ウント方法。
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