JPH0771591A - 自動変速機の油圧制御回路 - Google Patents

自動変速機の油圧制御回路

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JPH0771591A
JPH0771591A JP5221889A JP22188993A JPH0771591A JP H0771591 A JPH0771591 A JP H0771591A JP 5221889 A JP5221889 A JP 5221889A JP 22188993 A JP22188993 A JP 22188993A JP H0771591 A JPH0771591 A JP H0771591A
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pressure
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則己 浅原
Kagenori Fukumura
景範 福村
Yasuo Hojo
康夫 北條
Kazuhisa Ozaki
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Toyota Motor Corp
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    • F16H63/502Signals to an engine or motor for smoothing gear shifts

Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一のリニアソレノイドバルブによってロッ
クアップクラッチのスリップ制御および変速時やシフト
レバー操作時における摩擦係合手段の過渡油圧制御が可
能で、且つロックアップクラッチ係合状態でのアップシ
フト時にはロックアップクラッチを係合させたまま過渡
油圧制御を開始できる油圧制御回路を提供する。 【構成】 第1出力ポート106がロックアップコント
ロールバルブに接続され、第2出力ポート110がアキ
ュムレータコントロールバルブに接続された信号油圧リ
レーバルブ100が、第1リレー油圧PR1および第2
リレー油圧PR2によって切り換えらることにより、リ
ニアソレノイドバルブ84によって調圧される信号油圧
Pslの供給先を選択的に切り換えるとともに、アキュム
レータコントロールバルブへの供給時には、モジュレー
タ油圧Pmがロックアップコントロールバルブへ供給さ
れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機の油圧制御回
路に係り、特に、変速時における摩擦係合手段の過渡油
圧制御およびロックアップクラッチのスリップ制御を単
一の油圧調整バルブで行う油圧制御回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動変速機を有するオートマチック車両
においては、トルクコンバータ等の流体式伝動装置を介
して自動変速機に機関出力を伝達するようになっている
が、流体式伝動装置と並列にロックアップクラッチを設
け、燃費向上やトルク変動の吸収等を目的としてそのロ
ックアップクラッチを完全係合若しくはスリップ係合さ
せることが、例えば特開平2−80857号公報等に記
載されている。ロックアップクラッチをスリップ係合さ
せる場合、ロックアップクラッチの係合側油室および解
放側油室に対する油路を切り換えてロックアップクラッ
チを係合,解放するロックアップリレーバルブと、その
ロックアップリレーバルブを切り換えるロックアップ切
換手段と、信号油圧が高圧となるに従ってロックアップ
クラッチの係合時における前記係合側油室の油圧と前記
解放側油室の油圧との差圧を増大させるロックアップコ
ントロールバルブと、ロックアップクラッチが所定のス
リップ状態となるように前記信号油圧を調整するロック
アップ制御用の油圧調整バルブとを備えて構成されるの
が一般的である。
【0003】また、上記自動変速機が複数の変速段を有
し、クラッチやブレーキ等の油圧式摩擦係合手段の係
合,解放によって変速段が切り換えられる場合、変速時
のショックを軽減するためにそれ等の油圧式摩擦係合手
段の係合時や解放時の過渡油圧を制御する過渡油圧コン
トロールバルブを備えており、過渡油圧制御用の油圧調
整バルブによって調整される信号油圧に従って過渡油圧
を制御するようになっている。シフトレバーがP(駐
車)レンジからR(後進)レンジへ操作される場合や、
N(ニュートラル)レンジからD(ドライブ)レンジへ
操作される場合など、シフトレバー操作によって上記油
圧式摩擦係合手段の係合状態が切り換えられる時にも、
変速時と同様に過渡油圧コントロールバルブによって過
渡油圧を制御することにより、シフトショックを軽減す
ることが行われている。その場合に、過渡油圧制御用の
油圧調整バルブと前記ロックアップ制御用の油圧調整バ
ルブは従来別々に設けられており、上記特開平2−80
857号公報に記載の油圧制御回路もそのようになって
いるが、このように油圧調整バルブを別々に設けると油
圧制御回路が複雑で大掛かりになるとともに高価とな
る。油圧調整バルブとしては、リニアソレノイドバルブ
やデューティソレノイドバルブなどが用いられるが、リ
ニアソレノイドバルブを用いた場合には、高精度の油圧
調整が可能な反面、バルブ自体が大型で且つ高価なため
上記問題が一層顕著となる。
【0004】これに対し、1本の油圧調整バルブを用い
て過渡油圧制御およびロックアップクラッチのスリップ
制御を行うことが、例えば特開平2−253049号公
報で提案されている。その場合に、アップシフト時には
機関の不要な吹き上がりを防止する上で、過渡油圧制御
およびロックアップクラッチの係合制御を一時的に重複
して行う必要があるため、過渡油圧制御を行う必要がな
い最高速段においてのみロックアップクラッチのスリッ
プ制御を行うようになっている。すなわち、油圧調整バ
ルブから出力される信号油圧を過渡油圧コントロールバ
ルブおよびロックアップコントロールバルブの双方に常
時作用させるが、ロックアップコントロールバルブは、
最高速段の場合にのみロックアップクラッチに接続され
て解放側油室の油圧制御を行うのであり、他の変速段で
はロックアップクラッチとの油路が遮断されてロックア
ップコントロールバルブの調圧動作が不能となり、過渡
油圧コントロールバルブの調圧制御が可能とされるので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに最高速段以外の変速段でスリップ制御が不能である
と、スリップ制御による燃費向上効果が十分に得られな
いとともに、最高速段以外ではロックアップクラッチが
解放状態と完全係合状態との間で直接切り換えられるた
め、機関回転数や伝達トルクが急激に変化してショック
を生じることがある。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、単一の油圧調整バル
ブにより複数の変速段でロックアップクラッチのスリッ
プ制御を行うことができるとともに変速時やシフトレバ
ー操作時における摩擦係合手段の過渡油圧制御が可能
で、且つロックアップクラッチ係合状態でのアップシフ
ト時にはロックアップクラッチを係合させたまま過渡油
圧制御を開始できる油圧制御回路を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための第1の手段】かかる目的を達成
するために、第1発明は、(a)自動変速機の変速段を
切り換える複数の油圧式摩擦係合手段と、(b)流体式
伝動装置と並列に設けられて前記自動変速機に機関出力
を伝達するロックアップクラッチと、(c)そのロック
アップクラッチの係合側油室および解放側油室に対する
油路を切り換えてロックアップクラッチを係合,解放す
るロックアップリレーバルブと、(d)そのロックアッ
プリレーバルブを切り換えるロックアップ切換手段と、
(e)信号油圧が高圧となるに従って前記ロックアップ
クラッチの係合時における前記係合側油室の油圧と前記
解放側油室の油圧との差圧を増大させるロックアップコ
ントロールバルブと、(f)信号油圧に従って前記油圧
式摩擦係合手段の過渡油圧を制御する過渡油圧コントロ
ールバルブとを備えた自動変速機の油圧制御回路であっ
て、(g)前記ロックアップコントロールバルブおよび
前記過渡油圧コントロールバルブに供給される前記信号
油圧を調整する単一の油圧調整バルブと、(h)前記信
号油圧が供給される第1入力ポート、前記信号油圧の替
わりに前記ロックアップコントロールバルブへ出力され
ることにより前記ロックアップクラッチを係合させるこ
とが可能な代替油圧が供給される第2入力ポート、前記
ロックアップコントロールバルブに接続される第1出力
ポート、前記過渡油圧コントロールバルブに接続される
第2出力ポート、および前記第1入力ポートと前記第2
出力ポートとを連通させるとともに前記第2入力ポート
と前記第1出力ポートとを連通させる第1位置と前記第
1入力ポートと前記第1出力ポートとを連通させる第2
位置とへ移動させられる切換弁子を備えている信号油圧
リレーバルブと、(i)その信号油圧リレーバルブの切
換弁子を前記第1位置または第2位置へ選択的に移動さ
せる信号油圧切換手段とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】このような油圧制御回路においては、信号油圧
切換手段によって信号油圧リレーバルブの切換弁子が第
2位置に保持されると、油圧調整バルブによって調整さ
れた信号油圧はロックアップコントロールバルブへ出力
される。したがって、この状態においては信号油圧に基
づいてロックアップクラッチをスリップ係合させること
が可能であり、所定の変速段でロックアップクラッチの
完全係合条件やスリップ係合条件を満足する場合に、ロ
ックアップ切換手段によってロックアップリレーバルブ
がクラッチ係合側へ切り換えられることにより、ロック
アップクラッチを完全係合させたりスリップ係合させた
りすることができる。
【0009】一方、自動変速機の変速段を切り換える変
速時には、信号油圧切換手段によって信号油圧リレーバ
ルブの切換弁子を第1位置へ移動させることにより、油
圧調整バルブによって調整された信号油圧を過渡油圧コ
ントロールバルブへ供給できる。これにより、油圧式摩
擦係合手段の係合時や解放時の過渡油圧を徐々に変化さ
せ、変速時のショックを防止できる。その場合に、上記
信号油圧リレーバルブの切換弁子が第1位置へ移動させ
られると、ロックアップコントロールバルブにはロック
アップクラッチを係合させることが可能な代替油圧が供
給されるため、ロックアップリレーバルブがクラッチ係
合側に保持されている限り、信号油圧リレーバルブの切
換弁子が第1位置へ移動させられてもロックアップクラ
ッチは係合状態に維持される。このため、ロックアップ
クラッチの係合時にアップシフトが行われる場合には、
ロックアップリレーバルブをクラッチ係合側に保持した
まま信号油圧リレーバルブの切換弁子を第1位置へ移動
させることにより、ロックアップクラッチを係合させた
まま過渡油圧制御を開始でき、ロックアップクラッチ解
放による機関の不要な吹き上がりを回避できる。過渡油
圧が変化して摩擦係合手段が所定のスリップ状態となっ
た段階で、ロックアップ切換手段によりロックアップリ
レーバルブをクラッチ解放側へ切り換えれば、その時点
でロックアップクラッチは解放され、変速に伴う機関回
転数の急激な変化を流体式伝動装置によって軽減するこ
とができる。
【0010】また、シフトレバーがPレンジからRレン
ジへ操作される場合など、シフトレバー操作によって上
記油圧式摩擦係合手段の係合状態が切り換えられる時に
も、ロックアップクラッチをスリップ係合させる必要は
ないため、上記変速時と同様に過渡油圧コントロールバ
ルブによって過渡油圧を制御することにより、シフトシ
ョックを軽減することができる。
【0011】
【第1発明の効果】このように第1発明によれば、単一
の油圧調整バルブにより複数の変速段でロックアップク
ラッチのスリップ制御を行うことができるとともに変速
時やシフトレバー操作時における摩擦係合手段の過渡油
圧制御が可能で、且つロックアップクラッチ係合状態で
のアップシフト時にはロックアップクラッチを係合させ
たまま過渡油圧制御を開始できる。
【0012】
【課題を解決するための第2の手段】前記目的を達成す
るために、第2発明は、(a)自動変速機の変速段を切
り換える複数の油圧式摩擦係合手段と、(b)流体式伝
動装置と並列に設けられて前記自動変速機に機関出力を
伝達するロックアップクラッチと、(c)そのロックア
ップクラッチの係合側油室および解放側油室に対する油
路を切り換えてロックアップクラッチを係合,解放する
ロックアップリレーバルブと、(d)そのロックアップ
リレーバルブを係合側へ切り換える第1リレー油圧をO
N,OFFする第1リレー油圧切換手段と、(e)信号
油圧が高圧となるに従って前記ロックアップクラッチの
係合時における前記係合側油室の油圧と前記解放側油室
の油圧との差圧を増大させるロックアップコントロール
バルブと、(f)信号油圧に従って前記油圧式摩擦係合
手段の過渡油圧を制御する過渡油圧コントロールバルブ
とを備えた自動変速機の油圧制御回路であって、(g)
前記ロックアップコントロールバルブおよび前記過渡油
圧コントロールバルブに供給される前記信号油圧を調整
する単一の油圧調整バルブと、(h)前記信号油圧が供
給される第1入力ポート、前記信号油圧の替わりに前記
ロックアップコントロールバルブへ出力されることによ
り前記ロックアップクラッチを係合させることが可能な
代替油圧が供給される第2入力ポート、前記ロックアッ
プコントロールバルブに接続される第1出力ポート、前
記過渡油圧コントロールバルブに接続される第2出力ポ
ート、前記第1入力ポートと前記第2出力ポートとを連
通させるとともに前記第2入力ポートと前記第1出力ポ
ートとを連通させる第1位置と前記第1入力ポートと前
記第1出力ポートとを連通させる第2位置とへ移動させ
られる切換弁子、その切換弁子を前記第1位置側へ付勢
する付勢手段、前記第1リレー油圧が供給されることに
より前記付勢手段の付勢力に抗して前記切換弁子を前記
第2位置側へ移動させる第1リレー油室、および第2リ
レー油圧が供給されることにより前記第1リレー油圧の
存在に拘らず前記切換弁子を前記第1位置へ移動させる
第2リレー油室を備えている信号油圧リレーバルブと、
(i)前記ロックアップクラッチを係合させる連続する
複数の前進変速段のうち高速側変速段を成立させる際に
出力される高速段油圧が供給される第1入力ポート、後
進変速段を成立させる際に出力される後進段油圧が供給
される第2入力ポート、前記信号油圧リレーバルブの第
2リレー油室に接続される第1出力ポート、前記後進段
油圧を出力して前記複数の油圧式摩擦係合手段のうち後
進変速段を成立させるものを係合させる第2出力ポー
ト、前記第1入力ポートと前記第1出力ポートとを連通
させるとともに前記第2入力ポートと前記第2出力ポー
トとを遮断する第1位置とその第2入力ポートと第2出
力ポートとを連通させるとともに第1入力ポートと第1
出力ポートとを遮断する第2位置とへ移動させられる切
換弁子、その切換弁子を前記第1位置側へ付勢する付勢
手段、前記第1リレー油圧が供給されることにより前記
切換弁子を前記第1位置側へ付勢する第1リレー油室、
前記高速側変速段および前記後進変速段を成立させる際
に出力されるとともに所定の条件下でその後進変速段の
成立を阻止する際に出力が停止させられる第3リレー油
圧が供給されて前記切換弁子を前記第2位置側へ付勢す
る第2リレー油室、および前記切換弁子が前記第1位置
に保持されている場合に前記第3リレー油圧が供給され
てその切換弁子をその第1位置側へ付勢する第3リレー
油室を備え、第1リレー油室に第1リレー油圧が供給さ
れて切換弁子が第1位置に保持されている状態では、前
記高速側変速段への変速に伴って第2リレー油室および
第3リレー油室に第3リレー油圧が供給されてもその切
換弁子が第1位置に保持され、前記高速段油圧を前記第
2リレー油圧として前記信号油圧リレーバルブの第2リ
レー油室に出力するが、その高速側変速段で前記第1リ
レー油圧の供給が停止すると、前記第2リレー油室およ
び第3リレー油室における前記切換弁子の受圧面積差に
基づいてその切換弁子が前記付勢手段の付勢力に抗して
前記第2位置へ移動させられ、且つ、その高速側変速段
でその切換弁子がその第2位置に保持されている状態で
は、前記第1リレー油室に前記第1リレー油圧が供給さ
れても前記第2リレー油室に供給されている第3リレー
油圧に基づいてその切換弁子がその第2位置に保持され
る一方、前記後進変速段への変速時には前記第3リレー
油圧および前記付勢手段の付勢力に基づいて前記切換弁
子が移動させられるシーケンス・リバースコントロール
バルブとを有することを特徴とする。
【0013】
【作用】このような油圧制御回路においては、第1リレ
ー油圧切換手段により第1リレー油圧がOFF状態とさ
れている時には、ロックアップリレーバルブはクラッチ
解放側に保持されてロックアップクラッチが解放状態に
されるとともに、信号油圧リレーバルブの切換弁子は付
勢手段の付勢力に従って第1位置に保持され、油圧調整
バルブによって調整される信号油圧は過渡油圧コントロ
ールバルブに出力される。したがって、この状態におい
ては油圧式摩擦係合手段の係合時や解放時の過渡油圧を
制御することが可能で、変速時やシフトレバー操作時の
ショックを軽減できる。また、所定の変速段でロックア
ップクラッチの完全係合条件やスリップ係合条件を満足
する場合には、第1リレー油圧切換手段によって第1リ
レー油圧をON状態とすることにより、ロックアップリ
レーバルブがクラッチ係合側へ切り換えられるととも
に、信号油圧リレーバルブの切換弁子は付勢手段の付勢
力に抗して第2位置へ移動させられ、油圧調整バルブに
よって調整される信号油圧はロックアップコントロール
バルブへ導かれるようになり、その信号油圧に基づいて
ロックアップクラッチを完全係合させたりスリップ係合
させたりできる。
【0014】一方、ロックアップクラッチを係合させる
連続する複数の前進変速段のうち低速側変速段でロック
アップクラッチが完全係合またはスリップ係合の時に高
速側変速段へアップシフトが行われる場合、シーケンス
・リバースコントロールバルブの切換弁子は第1リレー
油圧および付勢手段の付勢力に基づいて第3リレー油圧
の供給に拘らず第1位置に保持されるため、高速段油圧
がそのシーケンス・リバースコントロールバルブを経て
第2リレー油圧として信号油圧リレーバルブの第2リレ
ー油室に導かれる。これにより、信号油圧リレーバルブ
の切換弁子は第1位置へ移動させられ、油圧調整バルブ
によって調整された信号油圧は過渡油圧コントロールバ
ルブへ供給されるようになり、油圧式摩擦係合手段の過
渡油圧を制御して変速時のショックを軽減できる。この
時、ロックアップコントロールバルブにはロックアップ
クラッチを係合させることが可能な代替油圧が供給され
るため、ロックアップリレーバルブがクラッチ係合側に
保持されている限り、ロックアップクラッチは係合状態
に維持される。すなわち、ロックアップクラッチを係合
させたまま過渡油圧制御を開始できるのであり、ロック
アップクラッチ解放による機関の不要な吹き上がりを回
避できる。過渡油圧が変化して摩擦係合手段が所定のス
リップ状態となった段階で、第1リレー油圧切換手段に
より第1リレー油圧をOFFすれば、ロックアップリレ
ーバルブがクラッチ解放側へ切り換えられてロックアッ
プクラッチが解放され、変速に伴う機関回転数の急激な
変化を流体式伝動装置によって軽減することができる。
【0015】上記のように第1リレー油圧がOFFされ
ると、シーケンス・リバースコントロールバルブの切換
弁子は第3リレー油圧に基づいて第2位置へ移動させら
れ、前記高速段油圧の信号油圧リレーバルブへの供給が
停止されるとともに、その状態においては再び第1リレ
ー油圧が供給されるようになっても切換弁子は第2位置
に保持される。したがって、第3リレー油圧が供給され
る高速側変速段に維持されている限り、シーケンス・リ
バースコントロールバルブの切換弁子は第1リレー油圧
のON,OFFに拘らず第2位置に保持され、高速段油
圧が第2リレー油圧として信号油圧リレーバルブに供給
されなくなり、信号油圧リレーバルブの切換弁子は第1
位置側へ付勢する付勢手段により第1位置に保持されて
おり、信号油圧リレーバルブの切換弁子は専ら第1リレ
ー油圧のON,OFFに従って第2位置または第1位置
へ移動させられる。これにより、この高速側変速段にお
いても、他の変速段と同様に第1リレー油圧切換手段に
よる第1リレー油圧のON,OFFでロックアップクラ
ッチを係合,解放制御できるとともに、クラッチ係合時
には油圧調整バルブによってスリップ係合させることが
可能である。
【0016】上記シーケンス・リバースコントロールバ
ルブは、シフトレバーがR(後進)レンジへ操作されて
第3リレー油圧が供給されると、切換弁子が第2位置へ
移動させられ、後進段油圧を出力して後進変速段を成立
させるが、第3リレー油圧が供給されないと切換弁子は
付勢手段の付勢力に従って第1位置に保持され、後進段
油圧の出力を禁止して後進変速段の成立を阻止する。第
3リレー油圧は、例えば前進車速が予め定められた設定
車速以上である場合など所定の条件下では、シフトレバ
ーがRレンジへ操作されても出力されず、これにより、
シフトレバーの誤操作などで後進変速段が成立すること
が防止される。
【0017】
【第2発明の効果】このように第2発明によれば、単一
の油圧調整バルブにより複数の変速段でロックアップク
ラッチのスリップ制御を行うことができるとともに変速
時やシフトレバー操作時における摩擦係合手段の過渡油
圧制御が可能で、且つロックアップクラッチ係合状態で
のアップシフト時にはロックアップクラッチを係合させ
たまま過渡油圧制御を開始できる。特に、ロックアップ
クラッチ係合状態で高速側変速段へアップシフトが行わ
れる際には、その高速側変速段を成立させる高速段油圧
が第2リレー油圧として信号油圧リレーバルブに供給さ
れ、第1リレー油圧の存在に拘らず信号油圧リレーバル
ブの切換弁子を強制的に第1位置へ移動させるようにな
っているため、信号油圧リレーバルブを切り換えるため
の特別な制御が不要であるとともに、その第2リレー油
圧を出力するシーケンス・リバースコントロールバルブ
は、所定の条件下で後進変速段の成立を阻止する機能を
兼ね備えているため、バルブ本数が少なくて済み、油圧
制御回路をコンパクトに構成し得る利点がある。
【0018】
【課題を解決するための第3の手段】第3発明は、上記
第1発明または第2発明の自動変速機の油圧制御回路に
おいて、(a)前記信号油圧リレーバルブの第2出力ポ
ートに接続される第1入力ポート、所定のフェール代替
油圧が供給される第2入力ポート、前記過渡油圧コント
ロールバルブに接続される出力ポート、および前記第1
入力ポートと出力ポートとを連通させる第1位置と前記
第2入力ポートと出力ポートとを連通させる第2位置と
へ移動させられる切換弁子を備えて、前記信号油圧リレ
ーバルブと前記過渡油圧コントロールバルブとの間に配
設されたフェールリレーバルブと、(b)そのフェール
リレーバルブの切換弁子を前記第1位置または第2位置
へ選択的に移動させるフェール切換手段とを有すること
を特徴とする。
【0019】
【作用】このような油圧制御回路においては、通常はフ
ェールリレーバルブの切換弁子はフェール切換手段によ
って第1位置に保持され、信号油圧リレーバルブの第2
出力ポートから出力される信号油圧はフェールリレーバ
ルブを介して過渡油圧コントロールバルブに供給され、
油圧式摩擦係合手段の過渡油圧が油圧調整バルブによっ
て調整される信号油圧に従って調圧制御される。一方、
信号油圧の調整が不能若しくは供給停止など、油圧調整
バルブや信号油圧リレーバルブ,それ等の駆動制御回路
等に異常が発生した場合には、フェール切換手段によっ
てフェールリレーバルブの切換弁子を第2位置へ移動さ
せることにより、過渡油圧コントロールバルブには信号
油圧に替えて所定のフェール代替油圧が供給され、その
フェール代替油圧に基づいて過渡油圧が調圧制御され
る。したがって、異常発生時にも過渡油圧は所定の油圧
に調整され、摩擦係合手段の急係合によるショックや係
合遅れによる摩擦材の寿命低下等が可及的に回避され
る。異常発生の有無は、自動変速機各部の回転速度や機
関回転数、油圧制御回路各部の油圧などによって検出で
きる。
【0020】なお、異常発生時におけるロックアップク
ラッチの制御については、第1発明ではロックアップ切
換手段により、第2発明では第1リレー油圧切換手段に
より、それぞれ信号油圧とは無関係にロックアップリレ
ーバルブを解放側へ切り換えてロックアップクラッチを
解放できる。
【0021】
【第3発明の効果】このように第3発明によれば、第1
発明または第2発明と同じ効果が得られるのに加えて、
信号油圧の調整が不能若しくは供給停止など、油圧調整
バルブや信号油圧リレーバルブ,それ等の駆動制御回路
等に異常が発生した場合には、信号油圧に替えてフェー
ル代替油圧を過渡油圧コントロールバルブに供給し、摩
擦係合手段の過渡油圧をそのフェール代替油圧に基づい
て調圧できるようになっているため、異常発生時でも摩
擦係合手段の急係合によるショックや係合遅れによる摩
擦材の寿命低下等が可及的に回避される。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1において、内燃機関であるエンジン1
0の出力は、流体式伝動装置としてのトルクコンバータ
12および自動変速機14から、図示しない差動歯車装
置などを経て駆動輪へ伝達される。トルクコンバータ1
2は、エンジン10のクランク軸16と連結されている
ポンプ翼車18と、自動変速機14の入力軸20に連結
されたタービン翼車22と、一方向クラッチ24を介し
て非回転部材であるハウジング26に固定されたステー
タ翼車28と、ダンパを介して上記入力軸20に連結さ
れたロックアップクラッチ32とを備えている。ロック
アップクラッチ32は、トルクコンバータ12内の係合
側油室34よりも解放側油室36内の油圧が高められる
と非係合状態となり、トルクコンバータ12の入出力回
転速度比に応じた増幅率でトルクが伝達される一方、解
放側油室36よりも係合側油室34内の油圧が高められ
ると係合状態となり、ロックアップクラッチ32を介し
てクランク軸16から入力軸20へエンジン出力が伝達
される。
【0023】自動変速機14は、同軸上に配設された3
組のシングルピニオン型遊星歯車装置40,42,44
と、前記入力軸20と、遊星歯車装置42のキャリヤお
よび遊星歯車装置44のリングギヤに連結された出力軸
46とを備えている。遊星歯車装置40,42,44の
構成要素の一部は互いに一体的に連結されているととも
に、他の一部は3つのクラッチC0 ,C1 ,C2 によっ
て互いに選択的に連結され、或いは4つのブレーキB
0 ,B1 ,B2 ,B3 によってハウジング26に選択的
に連結されるようになっている。また、3つの一方向ク
ラッチF0 ,F1,F2 によってその回転方向により相
互に若しくはハウジング26と係合させられるようにな
っている。なお、トルクコンバータ12および自動変速
機14は軸線に対して対称的に構成されているため、図
1では下側を省略して示してある。
【0024】上記クラッチC0 〜C2 およびブレーキB
0 〜B3 (以下、特に区別しない場合にはクラッチC,
ブレーキBという)は、多板式のクラッチやバンドブレ
ーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油
圧式摩擦係合手段であり、その油圧アクチュエータに
は、油圧制御回路50から作動油が供給されるようにな
っている。油圧制御回路50は多数の切換バルブ等を備
えており、図2に示されているように、「D」レンジで
はソレノイドS1,S2の励磁,非励磁がそれぞれ切り
換えられることにより、1stからO/Dまでの前進4
段のうちの何れかの変速段が成立させられる。これ等の
変速段の変速比(=入力軸20の回転速度Nt /出力軸
46の回転速度No )は、1st変速段からO/D変速
段に向かうに従って小さくなり、3rd変速段では1で
ある。シフトポジション「P」,「R」,「N」,
「D」,「2」,「L」は運転席のシフトレバーの操作
レンジであり、「2」レンジでは1stから3rdまで
の3段で変速制御が行われ、「L」レンジでは1stお
よび2ndの2段で変速制御が行われる。また、シフト
レバーの操作に従ってマニュアルシフトバルブが切り換
えられることにより、「2」レンジおよび「L」レンジ
の2nd、「L」レンジの1stでは、それぞれブレー
キB1 ,B3 が係合させられてエンジンブレーキが効く
ようになっているとともに、「R」レンジでは後進変速
段が成立させられる。「R」レンジでも、前進車速Vが
予め定められた一定車速α以上の場合には、ソレノイド
S2が励磁されることにより後進変速段の成立が阻止さ
れる。ソレノイドの欄の「○」はON(励磁)、「×」
はOFF(非励磁)、「◎」はロックアップ制御時のO
N(励磁)を意味しており、それぞれコントロールユニ
ット52によって制御される。また、クラッチ,ブレー
キの欄の「○」は係合、「×」は解放を意味している。
本実施例では連続する3rd変速段およびO/D変速段
でロックアップクラッチ32の係合制御が行われる。な
お、ソレノイドSLは、上記クラッチCやブレーキBの
アキュムレータの背圧制御も行うもので、図2には示さ
れていないが、変速時やシフトレバー操作時にも励磁さ
れる。
【0025】上記油圧制御回路50は、図3〜図5に示
すロックアップ制御用およびアキュムレータ背圧制御用
の回路を備えている。図3のロックアップリレーバルブ
54は、ソレノイドバルブ55のソレノイドS3が励磁
されることによって出力される第1リレー油圧PR1が
リレー油室56に作用させられることにより、図の右半
分に示すON状態となり、エンジン10の出力トルクに
対応して変化するように調圧されるセカンダリ油圧PL
2を、入力ポート58からポート60を介して前記係合
側油室34に供給する一方、解放側油室36をポート6
2,64を介してロックアップコントロールバルブ66
のポート68に連通させる。ロックアップコントロール
バルブ66は、係合側油室34内の係合油圧Ponが供給
される第1油室70、解放側油室36内の解放油圧Pof
f が供給される第2油室72、信号油圧Pslが供給され
る信号油室74、およびスプール弁子76を油室72,
74側へ付勢するスプリング77を備えており、それ等
の油圧やばね力が釣り合うようにスプール弁子76が移
動させられ、前記ポート68がドレーンポート78また
はセカンダリ油圧PL2が供給される加圧ポート80に
連通させられて解放油圧Poff が調圧されることによ
り、係合油圧Ponと解放油圧Poff との差圧ΔPが信号
油圧Pslに応じて調整される。すなわち、信号油圧Psl
が十分に高い場合には、解放油圧Poff が低圧とされて
差圧ΔPが大きくなり、ロックアップクラッチ32は完
全係合状態となるが、信号油圧Pslが低くなると、それ
に伴って解放油圧Poff は高圧となり、差圧ΔPが小さ
くなってロックアップクラッチ32はその差圧ΔPに対
応する係合力でスリップ係合させられる。また、ソレノ
イドS3が非励磁で第1リレー油圧PR1がOFFの場
合には、ロックアップリレーバルブ54は図の左半分に
示すOFF状態となり、入力ポート58とポート62と
が連通してセカンダリ油圧PL2が解放側油室36に作
用させられる一方、前記ポート60と排出ポート82と
が連通して係合側油室34内の作動油がオイルクーラー
等へ排出され、ロックアップクラッチ32は解放状態と
なる。上記第1リレー油圧PR1は、ブレーキB2 を係
合させるB2 油圧をオリフィス83(図4参照)を介し
て導いたもので、図2から明らかなように2nd,3r
d,またはO/D変速段の場合にのみ第1リレー油圧P
R1は出力可能となる。B2 油圧の値は、エンジン10
の出力トルクなどに応じて調圧されるプライマリ油圧P
L1と同じである。上記第1リレー油圧PR1の出力を
ON,OFFするソレノイドバルブ55は、第1発明の
ロックアップ切換手段、第2発明の第1リレー油圧切換
手段に相当する。なお、図3〜図5の各部に記載してあ
る「EX」は、タンクへのドレーンを表している。
【0026】上記信号油圧Pslは、図4のリニアソレノ
イドバルブ84によって調圧される。このリニアソレノ
イドバルブ84は油圧調整バルブに相当するもので、信
号油圧Pslの元圧として一定のモジュレータ油圧Pmが
供給される入力ポート86、信号油圧Pslを出力する出
力ポート88、ドレーンポート90、信号油圧Pslが作
用させられるフィードバック油室92、およびスプール
弁子94をソレノイドSL側へ付勢するスプリング96
を備えており、スプール弁子94をスプリング96側へ
付勢するソレノイドSLに供給される励磁電流が前記コ
ントロールユニット52によってデューティ制御され、
スプール弁子94が移動させられて出力ポート88が入
力ポート86またはドレーンポート90に連通させられ
ることにより、励磁電流のデューティ比SLUに対応し
て連続的に変化する信号油圧Pslが出力される。すなわ
ち、かかるリニアソレノイドバルブ84は、スプール弁
子94に作用する油圧やばね力,ソレノイドSLによる
付勢力が釣り合うように、励磁電流に応じて信号油圧P
slを調圧制御するもので、この実施例では励磁電流のデ
ューティ比SLUが大きい程信号油圧Pslは高くなる。
【0027】上記リニアソレノイドバルブ84とロック
アップコントロールバルブ66との間には信号油圧リレ
ーバルブ100が配設されている。信号油圧リレーバル
ブ100は、前記信号油圧Pslが供給される第1入力ポ
ート102、信号油圧Pslの替わりにロックアップコン
トロールバルブ66へ出力されることによりロックアッ
プクラッチ32を係合させることが可能な代替油圧とし
て、信号油圧Pslの元圧であるモジュレータ油圧Pmが
供給される第2入力ポート104、ロックアップコント
ロールバルブ66の信号油室74に接続される第1出力
ポート106、図5のアキュムレータコントロールバル
ブ130に接続される第2出力ポート110、ドレーン
ポート112、図の右半分に示すように第1入力ポート
102と第2出力ポート110とを連通させるとともに
第2入力ポート104と第1出力ポート106とを連通
させる第1位置と、図の左半分に示すように第1入力ポ
ート102と第1出力ポート106とを連通させるとと
もに第2出力ポート110とドレーンポート112とを
連通させる第2位置とへ移動させられる切換弁子として
のスプール弁子114、スプール弁子114を上記第1
位置側へ付勢する付勢手段としてのスプリング116、
前記第1リレー油圧PR1が供給されることによりスプ
リング116の付勢力に抗してスプール弁子114を第
2位置へ移動させる第1リレー油室118、およびシー
ケンス・リバースコントロールバルブ150から第2リ
レー油圧PR2が供給されることにより第1リレー油圧
PR1の存在に拘らずスプール弁子114を第1位置へ
移動させる第2リレー油室120を備えている。上記第
2リレー油圧PR2は第1リレー油圧PR1と同様にプ
ライマリ油圧PL1と同じ油圧で、第1リレー油室11
8および第2リレー油室120におけるスプール弁子1
14の受圧面積は同じであり、両油室118,120に
リレー油圧PR1,PR2がそれぞれ供給される場合
は、スプリング116の付勢力に従ってスプール弁子1
14は第1位置に保持されるのである。したがって、ス
プール弁子114は第1リレー油圧PR1がONで第2
リレー油圧PR2がOFFの場合にのみ第2位置に保持
され、その状態では信号油圧Pslはロックアップコント
ロールバルブ66に供給されるため、ロックアップクラ
ッチ32を信号油圧Pslに応じて完全係合またはスリッ
プ係合させることができる。第1リレー油圧PR1がO
FFの場合、或いは第1リレー油圧PR1がONであっ
ても第2リレー油圧PR2がONの場合には、スプール
弁子114は第1位置に保持され、信号油圧Pslはアキ
ュムレータコントロールバルブ130に供給されるとと
もにロックアップコントロールバルブ66にはモジュレ
ータ油圧Pmが供給されるため、第1リレー油圧PR1
がONでロックアップリレーバルブ54がON状態であ
ればロックアップクラッチ32は完全係合させられる。
第1リレー油圧PR1をON,OFFする前記ソレノイ
ドバルブ55は、第2リレー油圧PR2をON,OFF
するシーケンス・リバースコントロールバルブ150と
共に第1発明の信号油圧切換手段を構成している。ソレ
ノイドバルブ55は、第1発明のロックアップ切換手段
と信号油圧切換手段とを兼ねている。
【0028】図5のアキュムレータコントロールバルブ
130は、前記クラッチC1 ,C2,ブレーキB0 ,B2
の油圧アクチュエータに対応してそれぞれ配設された
図示しないアキュムレータの背圧Pacc を、前記リニア
ソレノイドバルブ84によって調整される信号油圧Psl
に応じて調圧制御するものである。アキュムレータは、
変速時やシフトレバー操作時に上記クラッチC,ブレー
キBが係合または解放される際の過渡油圧を、スプリン
グおよび上記背圧Pacc に応じて調整し、変速ショック
やシフトショックを緩和するためのもので、背圧Pacc
を調圧制御するアキュムレータコントロールバルブ13
0は過渡油圧コントロールバルブに相当する。かかるア
キュムレータコントロールバルブ130は、背圧Pacc
の元圧としてプライマリ油圧PL1が供給される入力ポ
ート132、アキュムレータ背圧Pacc を出力する出力
ポート134、ドレーンポート136、出力ポート13
4と入力ポート132およびドレーンポート136との
連通状態を変化させるスプール弁子138、エンジン1
0の吸入空気量を調整するスロットル弁の開度θに対応
して調圧されるスロットル油圧Pthが供給されてスプー
ル弁子138を図の下方、すなわち出力ポート134と
入力ポート132との連通を拡大する方向へ付勢する第
1油室140、アキュムレータ背圧Pacc が供給されて
スプール弁子138を図の上方へ付勢するフィードバッ
ク油室142、前記信号油圧リレーバルブ100の第2
出力ポート110に接続されて信号油圧Pslが供給され
スプール弁子138を上方へ付勢する信号油室144、
およびスプール弁子138を図の下方へ付勢するスプリ
ング146を備えており、それ等の油圧やばね力が釣り
合うようにスプール弁子138が移動させられることに
より、アキュムレータ背圧Pacc が信号油圧Pslおよび
スロットル油圧Pthに応じて調圧制御される。図6は、
このアキュムレータコントロールバルブ130によって
調圧されるアキュムレータ背圧Pacc の油圧制御範囲の
一例で、前記リニアソレノイドバルブ84に供給される
励磁電流のデューティ比SLUが大きくなる程、言い換
えれば信号油圧Pslが高圧になる程アキュムレータ背圧
Pacc は低下し、スロットル油圧Pthが高くなるに従っ
てアキュムレータ背圧Pacc は高くなる。
【0029】図4に戻って、前記シーケンス・リバース
コントロールバルブ150は、ロックアップクラッチ3
2の係合制御が行われる3rd変速段およびO/D変速
段のうち高速側のO/D変速段を成立させる際にブレー
キB0 の油圧アクチュエータに出力される高速段油圧と
してのO/D段油圧PO/D が供給される第1入力ポート
152、後進変速段を成立させる際にマニュアルシフト
バルブから出力される後進段油圧としてのRレンジ油圧
R が供給される第2入力ポート154、前記信号油圧
リレーバルブ100の第2リレー油室120に接続され
る第1出力ポート156、後進変速段を成立させるクラ
ッチC2 およびブレーキB3 の油圧アクチュエータに接
続される第2出力ポート158、ドレーンポート16
0、図の左半分に示すように第1入力ポート152と第
1出力ポート156とを連通させるとともに第2入力ポ
ート154と第2出力ポート158との連通を遮断して
第2出力ポート158をドレーンポート160に連通さ
せる第1位置と、図の右半分に示すように第2入力ポー
ト154と第2出力ポート158とを連通させるととも
に第1入力ポート152と第1出力ポート156との連
通を遮断して第1出力ポート156をドレーンポート1
60に連通させる第2位置とへ移動させられる切換弁子
としてのスプール弁子162、そのスプール弁子162
を上記第1位置側へ付勢する付勢手段としてのスプリン
グ164、前記第1リレー油圧PR1が供給されること
によりスプール弁子162を上記第1位置側へ付勢する
第1リレー油室166、3rd変速段からO/D変速段
への変速時に前記ソレノイドS2が非励磁とされること
によって出力される第3リレー油圧PR3が供給されて
スプール弁子162を上記第2位置側へ付勢する第2リ
レー油室168、およびスプール弁子162が上記第1
位置に保持されている場合に第3リレー油圧PR3が供
給されてスプール弁子162を上記第1位置側へ付勢す
る第3リレー油室170を備え、第1リレー油室166
に第1リレー油圧PR1が供給されてスプール弁子16
2が第1位置に保持されている状態では、3rd変速段
からO/D変速段へのアップシフトに伴って第2リレー
油室168および第3リレー油室170に第3リレー油
圧PR3が供給されてもスプール弁子162が第1位置
に保持され、前記O/D段油圧PO/D を前記第2リレー
油圧PR2として信号油圧リレーバルブ100の第2リ
レー油室120に出力するが、O/D変速段で第1リレ
ー油圧PR1の供給が停止すると、第2リレー油室16
8および第3リレー油室170におけるスプール弁子1
62の受圧面積差に基づいてスプール弁子162はスプ
リング164の付勢力に抗して第2位置へ移動させら
れ、且つ、O/D変速段でスプール弁子162が第2位
置に保持されている状態では、第1リレー油室166に
第1リレー油圧PR1が供給されても第2リレー油室1
68に供給されている第3リレー油圧PR3に基づいて
スプール弁子162は第2位置に保持されるようになっ
ている。第3リレー油圧PR3は、第1リレー油圧PR
1と同様にプライマリ油圧PL1と同じ油圧であり、第
2リレー油室168におけるスプール弁子162の受圧
面積は、第1リレー油室166におけるスプール弁子1
62の受圧面積より大きくされている。また、上記第3
リレー油圧PR3は、後進変速段でもソレノイドS2の
非励磁によって供給され、スプール弁子162が第2位
置に保持されることによりRレンジ油圧PR がクラッチ
2 およびブレーキB3 の油圧アクチュエータに出力さ
れて後進変速段が成立させられるが、前進車速Vが一定
車速α以上でソレノイドS2が励磁されて第3リレー油
圧PR3がOFFの場合には、スプール弁子162はス
プリング164の付勢力に従って第1位置へ移動させら
れ、Rレンジ油圧PR の出力が阻止されて後進変速段の
成立が阻止される。
【0030】上記O/D段油圧PO/D は、3−4シフト
バルブ180から出力されるようになっている。3−4
シフトバルブ180は、プライマリ油圧PL1が供給さ
れる入力ポート182、前記クラッチC0 の油圧アクチ
ュエータに接続される第1出力ポート184、前記ブレ
ーキB0 の油圧アクチュエータおよびシーケンス・リバ
ースコントロールバルブ150の第1入力ポート152
に接続される第2出力ポート186、図の右半分に示す
ように入力ポート182と第1出力ポート184とを連
通させるとともに入力ポート182と第2出力ポート1
86とを遮断する第1位置と、図の左半分に示すように
入力ポート182と第2出力ポート186とを連通させ
るとともに入力ポート182と第1出力ポート184と
を遮断する第2位置とへ移動させられるスプール弁子1
88、そのスプール弁子188を上記第1位置側へ付勢
するスプリング190、「D」レンジ以外の時にマニュ
アルシフトバルブから出力される各レンジ油圧が供給さ
れるとともに「D」レンジでは1st変速段の成立時に
1st段油圧が供給され、プライマリ油圧PL1と同じ
それらの各油圧に基づいてスプール弁子188を第1位
置側へ付勢する第1リレー油室192、前記第3リレー
油圧PR3が供給されてスプール弁子188を第2位置
側へ付勢する第2リレー油室194を備えている。第1
リレー油室192および第2リレー油室194における
スプール弁子188の受圧面積は同じで、第1リレー油
室192に油圧が供給される「D」レンジ以外の各レン
ジ、および「D」レンジの1st変速段では、第3リレ
ー油圧PR3のON,OFFすなわちソレノイドS2の
OFF,ONに拘らずスプール弁子188はスプリング
190の付勢力に従って第1位置に保持され、プライマ
リ油圧PL1がクラッチC0 の油圧アクチュエータに出
力されてクラッチC0 が係合させられる。第1リレー油
室192に油圧が供給されない「D」レンジの2nd,
3rd,およびO/D変速段については、ソレノイドS
2がONで第3リレー油圧PR3がOFFとなる2nd
および3rd変速段では、同じくスプール弁子188は
第1位置に保持されてクラッチC0 が係合させられる
が、ソレノイドS2がOFFで第3リレー油圧PR3が
ONとなるO/D変速段では、スプリング190の付勢
力に抗してスプール弁子188は第2位置へ移動させら
れ、プライマリ油圧PL1がO/D段油圧PO/D として
ブレーキB0 の油圧アクチュエータおよびシーケンス・
リバースコントロールバルブ150に出力され、ブレー
キB0 が係合させられる。ブレーキB0 へ向かう流路に
はオリフィス196が設けられており、ブレーキB0
係合油圧PB0はアキュムレータの存在と相まって徐々に
上昇させられる。
【0031】図1に戻って、前記コントロールユニット
52は、CPU,RAM,ROM,入出力インタフェー
ス回路,水晶発振子等のクロック信号源などを備えてお
り、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記
憶されたプログラムに従って信号処理を行い、前記ソレ
ノイドS1,S2の励磁,非励磁を切り換えて自動変速
機14の変速段を変更したり、ソレノイドS3を励磁す
るとともにソレノイドSLに供給する励磁電流をデュー
ティ制御してロックアップクラッチ32を完全係合また
はスリップ係合させたり、或いはソレノイドSLに供給
する励磁電流をデューティ制御してアキュムレータ背圧
Pacc 、すなわちクラッチCやブレーキBの係合時や解
放時における過渡油圧を調整したりする。コントロール
ユニット52には、回転速度センサ200,202,2
04から入力軸20すなわちタービン翼車22の回転速
度Nt,出力軸46の回転速度No,クラッチC0 のハ
ウジングすなわち遊星歯車装置40のサンギヤの回転速
度NC0を表す回転速度信号SNt,SNo,SNC0がそ
れぞれ供給されるとともに、マニュアルシフトバルブに
配設されたニュートラルスタートスイッチ206から前
記「P」,「R」,「N」,「D」等のシフトレンジを
表すシフトレンジ信号SRが供給される。また、エンジ
ン10に設けられた回転速度センサ208からエンジン
回転速度NEを表す回転速度信号SNEが供給されると
ともに、エンジン10の吸入空気量を調整するスロット
ル弁に設けられたスロットルセンサ210からスロット
ル弁開度θを表すスロットル弁開度信号Sθが供給され
るようになっている。
【0032】上記コントロールユニット52による変速
制御は、シフトレバーが「D」,「2」,または「L」
の前進レンジへ操作されている場合に、例えば図7に示
すようにスロットル弁開度θおよび車速V(出力軸回転
速度Noに対応)をパラメータとして予めRAM等に記
憶された変速マップに従って行われる。後進変速段は、
シフトレバーが「R」レンジへ操作されることにより、
マニュアルシフトバルブからRレンジ油圧PR が出力さ
れ、前記シーケンス・リバースコントロールバルブ15
0を経てクラッチC2 およびブレーキB3 の油圧アクチ
ュエータに供給されることにより、それ等のクラッチC
2 およびブレーキB3 がクラッチC0 と共に係合させら
れることによって成立させられる。「R」レンジでは、
ロックアップクラッチ32を係合制御するソレノイドS
3がON、すなわち第1リレー油圧PR1がONされる
ことはないため、上記シーケンス・リバースコントロー
ルバルブ150は専ら第3リレー油圧PR3に従って制
御され、通常はソレノイドS2がOFFで第3リレー油
圧PR3がONであることから、スプール弁子162が
第2位置に保持されて後進変速段が成立させられる。し
かし、シフトレンジが「R」で且つ前進車速Vが予め定
められた一定車速α以上の場合には、コントロールユニ
ット52によりソレノイドS2がON(励磁)されるこ
とによって第3リレー油圧PR3の出力は停止し、スプ
ール弁子162がスプリング164の付勢力に従って第
1位置へ移動させられることにより、後進変速段の成立
が阻止される。これにより、シフトレバーの誤操作など
で後進変速段が成立することが防止される。
【0033】コントロールユニット52によるアキュム
レータの背圧制御は、シフトレバーの操作時や上記変速
時に行われる。例えば、シフトレバーが「P」から
「R」レンジへ操作されるとクラッチC2 が係合させら
れ、シフトレバーが「R」から「N」レンジへ操作され
るとクラッチC2 が解放され、シフトレバーが「N」か
ら「D」レンジへ操作されるとクラッチC1 が係合させ
られるが、リニアソレノイドバルブ84の励磁電流をデ
ューティ制御して信号油圧Pslを調圧することにより、
アキュムレータコントロールバルブ130から出力され
るアキュムレータ背圧Pacc を調圧して、上記クラッチ
1 ,C2 の係合時,解放時の過渡油圧を制御し、それ
等の係合,解放に伴うシフトショックを軽減する。ま
た、1st変速段から2nd変速段への変速時にはブレ
ーキB2 が係合させられ、2nd変速段から3rd変速
段への変速時にはクラッチC2 が係合させられるが、そ
の場合にもリニアソレノイドバルブ84の励磁電流をデ
ューティ制御してアキュムレータ背圧Pacc を調圧し、
ブレーキB2 ,クラッチC2 の係合過渡油圧を制御して
変速ショックを軽減する。このようなシフトレバー操作
時や1stおよび2nd変速段では、ロックアップクラ
ッチ32を係合制御するソレノイドS3がON、すなわ
ち第1リレー油圧PR1がONされることはないため、
信号油圧リレーバルブ100のスプール弁子114はス
プリング116の付勢力に従って第1位置に保持され、
リニアソレノイドバルブ84から出力される信号油圧P
slは信号油圧リレーバルブ100を経てアキュムレータ
コントロールバルブ130へ供給される。
【0034】一方、3rd変速段およびO/D変速段で
は、例えば図8に示されているようにスロットル弁開度
θおよび出力軸回転速度Noをパラメータとして予めR
AM等に記憶されたデータマップに従って、ロックアッ
プクラッチ32を完全係合させたりスリップ係合させた
りする。すなわち、上記スロットル弁開度θおよび出力
軸回転速度No等の車両の走行状態が完全係合領域また
はスリップ係合領域であるか否かを判断し、それ等の係
合領域である場合には、ソレノイドS3をON(励磁)
して第1リレー油圧PR1を出力させる。これにより、
ロックアップリレーバルブ54がON状態になるととも
に、信号油圧リレーバルブ100のスプール弁子114
が第2位置へ移動させられ、信号油圧Pslがロックアッ
プコントロールバルブ66へ供給されるようになる。し
たがって、その状態でリニアソレノイドバルブ84のソ
レノイドSLの励磁電流をデューティ制御して信号油圧
Pslを調圧すれば、その信号油圧Pslに従ってロックア
ップコントロールバルブ66により係合油圧Ponと解放
油圧Poff との差圧ΔP、すなわちロックアップクラッ
チ32の係合力が調整され、所定のスリップ係合状態或
いは完全係合状態となる。このスリップ制御は、例えば
エンジン回転速度NEとタービン回転速度Ntとの回転
速度差ΔNが予め定められた所定の回転速度差となるよ
うに、ソレノイドSLの励磁電流のデューティ比SLU
をフィードバック制御することによって行われる。
【0035】また、3rd変速段でロックアップクラッ
チ32が完全係合またはスリップ係合の時にO/D変速
段へアップシフトする際には、例えば図9および図10
に示すようにして変速制御,ロックアップ制御,および
アキュムレータの背圧制御が行われる。図9のステップ
S1では、前記図7に示すような変速マップに従って3
rdからO/D変速段への変速判断が為されたか否かを
判断し、YESの場合には、ステップS2において上記
変速判断が為された後に予め定められた時間Ta を経過
したか否かを判断する。図10の時間t0 は3→O/D
の変速判断が為された時間で、時間t1 は時間Ta が経
過した時間である。この時間Ta は、例えば短時間で変
速を繰り返す多重変速を防止することなどを目的として
定められる。
【0036】時間Ta を経過すると、続いてステップS
3を実行し、3rd変速段からO/D変速段へ切り換え
るためにソレノイドS2の励磁を解除する。このソレノ
イドS2の励磁解除により第3リレー油圧PR3がON
となり、その第3リレー油圧PR3の油圧上昇に伴って
3−4シフトバルブ180のスプール弁子188がスプ
リング190の付勢力に抗して第1位置から第2位置へ
移動させられ、クラッチC0 へのプライマリ油圧PL1
の供給が停止してクラッチC0 が解放されるとともに、
O/D段油圧PO/D がブレーキB0 の油圧アクチュエー
タおよびシーケンス・リバースコントロールバルブ15
0へ出力される。この時、シーケンス・リバースコント
ロールバルブ150のスプール弁子162は、第1リレ
ー油圧PR1およびスプリング164の付勢力に基づい
て第1位置に位置させられているため、O/D変速段へ
の変速出力に伴う第3リレー油圧PR3の供給に拘らず
第1位置に保持され、上記O/D段油圧PO/D はシーケ
ンス・リバースコントロールバルブ150を経て第2リ
レー油圧PR2として信号油圧リレーバルブ100の第
2リレー油室120に導かれる。これにより、信号油圧
リレーバルブ100のスプール弁子114は第1位置へ
移動させられ、リニアソレノイドバルブ84によって調
整される信号油圧Pslはアキュムレータコントロールバ
ルブ130へ供給されるとともに、ロックアップコント
ロールバルブ66にはモジュレータ油圧Pmが供給され
るようになり、ロックアップクラッチ32は完全係合さ
せられる。図10の3−4シフトバルブ,信号油圧リレ
ーバルブ,シーケンス・リバースコントロールバルブに
示されている「上」,「下」は、図4における各スプー
ル弁子の上下位置であり、3−4シフトバルブの「上」
は第1位置,「下」は第2位置に相当し、信号油圧リレ
ーバルブの「上」は第2位置,「下」は第1位置に相当
し、シーケンス・リバースコントロールバルブの「上」
は第1位置,「下」は第2位置に相当する。
【0037】次のステップS4では、ソレノイドS2を
OFFした後に予め定められた時間Tb を経過したか否
かを判断し、YESになると、ステップS5においてリ
ニアソレノイドバルブ84の励磁電流をデューティ制御
することにより、アキュムレータ背圧Pacc のフィード
バック制御を開始する。上記時間Tb は、ソレノイドS
2のOFFに伴って信号油圧リレーバルブ100が切り
換えられ、アキュムレータコントロールバルブ130に
信号油圧Pslが供給されるようになるまでの遅れ時間よ
り長い時間で、且つブレーキB0 の係合に伴うイナーシ
ャ相の開始前の時間であるが、信号油圧リレーバルブ1
00のスプール弁子114の移動やアキュムレータコン
トロールバルブ130の信号油室144内の油圧などを
検出して、ステップS5の背圧制御を開始するようにし
ても良い。また、ステップS5の背圧フィードバック制
御は、例えばクラッチC0 のハウジングの回転速度NC0
が所定の変化速度で低下するように、ソレノイドSLの
励磁電流のデューティ比SLUをフィードバック制御す
ることによって行われ、ブレーキB0 の係合油圧P B0
アキュムレータ背圧Pacc と逆の特性で変化させられ
る。
【0038】ステップS6では、変速に伴うイナーシャ
相が始まったか否かを、例えばブレーキB0 の係合に伴
って回転停止する回転速度NC0の変化や回転速度Ntと
Noとの比Nt/Noが1より小さくなったか否かなど
によって判断し、イナーシャ相が始まったらステップS
7でソレノイドS3の励磁を解除することにより、第1
リレー油圧PR1の出力を停止してロックアップリレー
バルブ54をOFF状態とし、ロックアップクラッチ3
2を解放する。図10の時間t2 はソレノイドS3の励
磁が解除された時間であり、このようにイナーシャ相が
始まってからロックアップクラッチ32が解放されるこ
とにより、エンジン10の不要な吹き上がりが回避され
るとともに、変速に伴うエンジン回転速度NEの急激な
変化がトルクコンバータ12によって吸収される。第1
リレー油圧PR1の出力が停止すると、シーケンス・リ
バースコントロールバルブ150のスプール弁子162
は第3リレー油圧PR3に基づいて第2位置へ移動させ
られるとともに、以後は第1リレー油圧PR1のON,
OFFに拘らずスプール弁子162は第2位置に保持さ
れ、信号油圧リレーバルブ100に対する第2リレー油
圧PR2の出力が阻止される。すなわち、信号油圧リレ
ーバルブ100のスプール弁子114は専ら第1リレー
油圧PR1のON,OFFに従って第2位置または第1
位置へ移動させられるようになるのであり、第1リレー
油圧PR1のON,OFFでロックアップクラッチ32
を係合,解放制御できるとともに、クラッチ係合時には
リニアソレノイドバルブ84によってスリップ係合させ
ることが可能である。
【0039】ステップS8では、イナーシャ相が略終了
したか否かを、例えば回転速度NC0が略零となったか否
か、或いは回転速度NtとNoとの比Nt/NoがO/
D変速段の変速比と略一致するか否かなどにより判断
し、イナーシャ相が略終了したらステップS9でソレノ
イドS3をON(励磁)して第1リレー油圧PR1を出
力させる。図10の時間t3 はソレノイドS3がONさ
れた時間であり、これにより、ロックアップリレーバル
ブ54が再びON状態とされるとともに、信号油圧リレ
ーバルブ100のスプール弁子114が第2位置へ移動
させられ、リニアソレノイドバルブ84によって調整さ
れる信号油圧Pslはロックアップコントロールバルブ6
6へ供給されるようになる。そして、ロックアップクラ
ッチ32が完全係合或いは所定のスリップ係合状態とな
るように、リニアソレノイドバルブ84の励磁電流のデ
ューティ比SLU、すなわち信号油圧Pslを徐々に増大
させる。その後は、図8のデータマップに基づいて通常
のロックアップ制御を行えば良い。前記ステップS5で
開始したアキュムレータ背圧Pacc のフィードバック制
御は、ステップS9でソレノイドS3がONされた時点
で終了する。
【0040】このように、本実施例の油圧制御回路50
は、単一のリニアソレノイドバルブ84により3rd変
速段およびO/D変速段でロックアップクラッチ32の
スリップ制御を行うことができるとともに変速時やシフ
トレバー操作時にアキュムレータ背圧Pacc の制御が可
能で、且つロックアップクラッチ32が完全係合または
スリップ係合時に3rdからO/D変速段へアップシフ
トを行う際は、ロックアップクラッチ32を係合させた
ままアキュムレータの背圧制御を開始できる。
【0041】また、ロックアップクラッチ32の係合時
に3rdからO/D変速段へアップシフトを行う際に
は、O/D段油圧PO/D が第2リレー油圧PR2として
信号油圧リレーバルブ100に供給され、第1リレー油
圧PR1の存在に拘らず信号油圧リレーバルブ100の
スプール弁子114が強制的に第1位置へ移動させられ
るようになっているため、信号油圧リレーバルブ100
を切り換えるための特別な制御が不要であるとともに、
その第2リレー油圧PR2を出力するシーケンス・リバ
ースコントロールバルブ150は、所定の条件下で後進
変速段の成立を阻止する機能を兼ね備えているため、バ
ルブ本数が少なくて済み、油圧制御回路50をコンパク
トに構成し得る利点がある。
【0042】また、ロックアップクラッチ32は、ソレ
ノイドバルブ55を非励磁として第1リレー油圧PR1
の出力を停止し、ロックアップリレーバルブ54をOF
F状態とすることにより、信号油圧Pslとは無関係に解
放できるため、リニアソレノイドバルブ84やロックア
ップコントロールバルブ66,モジュレータ油圧Pmを
出力するモジュレータバルブのバルブスティック、ソレ
ノイドSLの断線やショートなどによる信号油圧Pslの
調整不良,供給停止等の異常発生時には、ソレノイドバ
ルブ55を非励磁としてロックアップクラッチ32を解
放すれば良い。異常発生の有無は、例えばソレノイドS
Lの断線やショートを電気的に検出したり、ロックアッ
プ制御時におけるエンジン回転速度NE,タービン回転
速度Ntの回転速度差ΔNが所定の許容範囲内か否かを
モニタしたりすることなどで判断できる。
【0043】上記実施例は第1発明,第2発明の一実施
例を成すものであり、次に第3発明の実施例を説明す
る。図11の実施例は、上記実施例の信号油圧リレーバ
ルブ100とアキュムレータコントロールバルブ130
との間にフェールリレーバルブ220を配設したもので
ある。このフェールリレーバルブ220は、信号油圧リ
レーバルブ100の第2出力ポート110に接続されて
前記信号油圧Pslが供給される第1入力ポート222、
モジュレータバルブ240からフェール代替油圧として
一定のモジュレータ油圧Pmfが供給される第2入力ポー
ト224、アキュムレータコントロールバルブ130の
信号油室144に接続される出力ポート226、図の右
半分に示すように第1入力ポート222と出力ポート2
26とを連通させる第1位置と、図の左半分に示すよう
に第2入力ポート224と出力ポート226とを連通さ
せる第2位置とへ移動させられる切換弁子としてのスプ
ール弁子228、スプール弁子228を第2位置側へ付
勢するスプリング230、およびソレノイドバルブ23
2のソレノイドS4がOFF(非励磁)の場合にオリフ
ィス236を介してプライマリ油圧PL1が供給されス
プール弁子228をスプリング230の付勢力に抗して
第1位置へ移動させるリレー油室234を備えている。
上記ソレノイドS4は、前記コントロールユニット52
によりON,OFFされるようになっており、OFFの
場合にはスプール弁子228はスプリング230の付勢
力に抗して第1位置に保持され、信号油圧リレーバルブ
100から供給される信号油圧Pslがアキュムレータコ
ントロールバルブ130へ出力され、前記実施例と同様
に信号油圧Pslに基づいてアキュムレータ背圧Pacc が
調圧制御される。また、ソレノイドS4がONされてリ
レー油室234に対するプライマリ油圧PL1の供給が
停止すると、スプール弁子228はスプリング230の
付勢力に従って第2位置へ移動させられ、モジュレータ
油圧Pmfがアキュムレータコントロールバルブ130へ
出力されるようになり、そのモジュレータ油圧Pmfに基
づいてアキュムレータ背圧Pacc が調圧制御される。上
記ソレノイドバルブ232はフェール切換手段に相当す
る。
【0044】上記モジュレータバルブ240は、プライ
マリ油圧PL1が供給される入力ポート242、モジュ
レータ油圧Pmfを出力する出力ポート244、ドレーン
ポート246、出力ポート244と入力ポート242お
よびドレーンポート246との連通状態を変化させるス
プール弁子248、スプール弁子248を入力ポート2
42と出力ポート244との連通が拡大する側へ付勢す
るスプリング250、およびモジュレータ油圧Pmfが導
かれてスプール弁子248をスプリング250側へ付勢
するフィードバック油室252を備えており、スプリン
グ250のばね力とモジュレータ油圧Pmfとが釣り合う
ようにスプール弁子248が移動させられ、ばね力に対
応する一定のモジュレータ油圧Pmfが出力される。この
モジュレータ油圧Pmfは、信号油圧Pslの替わりにアキ
ュムレータコントロールバルブ130に供給されること
により、例えば図6に破線で示されているように、前記
リニアソレノイドバルブ84のソレノイドSLを励磁す
る励磁電流のデューティ比SLUが0%の場合と100
%の場合との間の中間的な油圧特性が得られるように、
信号油圧Pslの調圧範囲内の中間の油圧に設定される。
【0045】このような油圧制御回路においては、通常
はソレノイドバルブ232のソレノイドS4がOFF状
態とされ、信号油圧リレーバルブ100から供給される
信号油圧Pslがアキュムレータコントロールバルブ13
0へ出力されることにより、その信号油圧Pslに基づい
てアキュムレータ背圧Pacc が調圧制御される。一方、
リニアソレノイドバルブ84やモジュレータ油圧Pmを
出力するモジュレータバルブのバルブスティック、ソレ
ノイドSLの断線やショートなどによる信号油圧Pslの
調整不良,供給停止等の異常発生時には、ソレノイドバ
ルブ232のソレノイドS4をON(励磁)することに
より、信号油圧Pslの替わりにモジュレータ油圧Pmfが
アキュムレータコントロールバルブ130に供給される
ようになり、そのモジュレータ油圧Pmfに基づいてアキ
ュムレータ背圧Pacc が調圧制御される。したがって、
異常発生時にもアキュムレータ背圧Pacc はモジュレー
タ油圧Pmfに対応する所定の油圧に調整され、クラッチ
CやブレーキBの急係合によるショックや係合遅れによ
る摩擦材の寿命低下等が可及的に回避される。異常発生
の有無は、例えばソレノイドSLの断線やショートを電
気的に検出したり、変速過渡時におけるエンジン回転速
度NE,タービン回転速度Nt等の回転速度変化をモニ
タしたりすることなどで判断できる。
【0046】図12の実施例は同じく第3発明の一実施
例を成すものであり、過渡油圧コントロールバルブとし
てのアキュムレータコントロールバルブ260は、前記
入力ポート132,出力ポート134,ドレーンポート
136,スプール弁子138,第1油室140,フィー
ドバック油室142,信号油室144,スプリング14
6の他、補助油室262と、その補助油室262に供給
された油圧をスプール弁子138に伝達するプランジャ
264とを備えている。また、フェールリレーバルブ2
70は、信号油圧リレーバルブ100の第2出力ポート
110に接続されて前記信号油圧Pslが供給される第1
入力ポート272、信号油圧Pslの元圧である前記モジ
ュレータ油圧Pmがフェール代替油圧として供給される
第2入力ポート274、アキュムレータコントロールバ
ルブ260の信号油室144に接続される第1出力ポー
ト276、アキュムレータコントロールバルブ260の
補助油室262に接続される第2出力ポート278、ド
レーンポート280、図の左半分に示すように第1入力
ポート272と第1出力ポート276とを連通させると
ともに第2出力ポート278とドレーンポート280と
を連通させる第1位置と、図の右半分に示すように第2
入力ポート274と第2出力ポート278とを連通させ
るとともに第1出力ポート276とドレーンポート28
0とを連通させる第2位置とへ移動させられる切換弁子
としてのスプール弁子282、スプール弁子282を第
2位置側へ付勢するスプリング284、および前記ソレ
ノイドバルブ232のソレノイドS4がOFF(非励
磁)の場合にプライマリ油圧PL1が供給されてスプー
ル弁子282をスプリング284の付勢力に抗して第1
位置へ移動させるリレー油室286を備えている。
【0047】したがって、ソレノイドS4がOFFの場
合には、フェールリレーバルブ270のスプール弁子2
82は第1位置に保持されて、信号油圧リレーバルブ1
00から供給される信号油圧Pslがアキュムレータコン
トロールバルブ260の信号油室144へ供給され、そ
の信号油圧Pslに基づいてアキュムレータ背圧Paccが
調圧制御される。また、異常発生時にソレノイドS4が
ONされると、フェールリレーバルブ270のスプール
弁子282はスプリング284の付勢力に従って第2位
置へ移動させられ、モジュレータ油圧Pmがアキュムレ
ータコントロールバルブ260の補助油室262へ供給
されるようになり、そのモジュレータ油圧Pmに基づい
てアキュムレータ背圧Pacc が調圧制御される。補助油
室262内の油圧をスプール弁子138に伝達するプラ
ンジャ264の断面積は、所望の背圧特性が得られるよ
うに定められる。本実施例においても前記図11の実施
例と同様の効果が得られる。
【0048】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
【0049】例えば、前記実施例では信号油圧リレーバ
ルブ100を切り換える信号油圧切換手段がソレノイド
バルブ55およびシーケンス・リバースコントロールバ
ルブ150によって構成されていたが、ソレノイドバル
ブ55をロックアップリレーバルブ54の切換え専用と
し、これとは別に信号油圧リレーバルブ100を独立に
切り換えるソレノイドバルブ等を設けることも可能であ
る。
【0050】また、前記実施例ではシーケンスコントロ
ール機能およびリバースコントロール機能を兼ね備えた
シーケンス・リバースコントロールバルブ150が用い
られていたが、変速時に信号油圧リレーバルブ100を
切り換えるシーケンスコントロール機能のみを備えたバ
ルブを用いることもできる。
【0051】また、前記実施例では油圧調整バルブとし
てリニアソレノイドバルブ84が用いられていたが、デ
ューティソレノイドバルブなど油圧制御が可能な他のバ
ルブを採用することもできる。
【0052】また、前記実施例ではアキュムレータ背圧
Pacc を調圧して過渡油圧を制御するようになっていた
が、摩擦係合手段の過渡油圧を直接制御するコントロー
ルバルブを用いることもできる。
【0053】また、前記実施例では3rdおよびO/D
変速段でロックアップ制御を行う場合について説明した
が、3段以上の変速段でロックアップ制御を行うことも
可能で、2以上のアップシフト時に、それぞれロックア
ップクラッチ32を係合させたまま過渡油圧制御を開始
するように構成することもできる。
【0054】また、前記実施例ではイナーシャ相でロッ
クアップクラッチ32を解放するようになっていたが、
スロットル弁開度θや車速Vが所定値以下であるなど所
定の条件下ではロックアップクラッチ32を係合させた
まま変速を行うようにしても良いなど、ロックアップ制
御や過渡油圧制御の内容は適宜変更できる。なお、前記
シーケンス・リバースコントロールバルブ150を用い
た場合には、第1リレー油圧PR1をOFFしてロック
アップクラッチ32を一旦解放した後でなければ、ロッ
クアップクラッチ32のスリップ制御を行うことはでき
ない。
【0055】また、前記図3〜図5,図11,図12に
示す油圧回路やバルブの構成はあくまでも一例で、必要
に応じて適宜変更することが可能である。
【0056】また、前記実施例ではトルクコンバータ1
2が用いられていたが、フルードカップリングなどの他
の流体式伝動装置を用いることもできる。
【0057】また、前記実施例では前進4段の自動変速
機14を備えていたが、この自動変速機14はあくまで
も一例で変速段の数や構成は適宜変更され得る。
【0058】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明および第2発明の一実施例である油圧
制御回路を備えた車両用動力伝達装置の一例を示す図で
ある。
【図2】図1の自動変速機の各変速段を成立させるため
のクラッチおよびブレーキの係合状態を説明する図であ
る。
【図3】図4および図5と共に、図1の油圧制御回路の
要部を具体的に示す回路図である。
【図4】図3および図5と共に、図1の油圧制御回路の
要部を具体的に示す回路図である。
【図5】図3および図4と共に、図1の油圧制御回路の
要部を具体的に示す回路図である。
【図6】図5のアキュムレータコントロールバルブによ
って制御されるアキュムレータ背圧の油圧特性を示す図
である。
【図7】図1の実施例において自動変速機の変速段を切
り換える変速マップの一例を説明する図である。
【図8】図1の実施例におけるロックアップクラッチの
係合領域を説明する図である。
【図9】図1の実施例においてロックアップクラッチ係
合状態で3→O/D変速が行われる際の作動を説明する
フローチャートである。
【図10】図9のフローチャートに従ってロックアップ
制御および背圧制御が行われた場合の各部の作動状態を
説明するタイムチャートである。
【図11】第3発明の一実施例を説明する油圧回路図で
ある。
【図12】第3発明の別の実施例を説明する油圧回路図
である。
【符号の説明】
10:エンジン(機関) 12:トルクコンバータ(流体式伝動装置) 14:自動変速機 32:ロックアップクラッチ 50:油圧制御回路 54:ロックアップリレーバルブ 55:ソレノイドバルブ(ロックアップ切換手段,第1
リレー油圧切換手段,信号油圧切換手段) 66:ロックアップコントロールバルブ 84:リニアソレノイドバルブ(油圧調整バルブ) 100:信号油圧リレーバルブ 130,260:アキュムレータコントロールバルブ
(過渡油圧コントロールバルブ) 150:シーケンス・リバースコントロールバルブ(信
号油圧切換手段) 220,270:フェールリレーバルブ 232:ソレノイドバルブ(フェール切換手段) C0 〜C2 :クラッチ(油圧式摩擦係合手段) B0 〜B3 :ブレーキ(油圧式摩擦係合手段) Psl:信号油圧 Pm:モジュレータ油圧(代替油圧) Pmf:モジュレータ油圧(フェール代替油圧) PR1:第1リレー油圧 PR2:第2リレー油圧 PR3:第3リレー油圧 PO/D :O/D段油圧(高速段油圧) PR :Rレンジ油圧(後進段油圧)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北條 康夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 尾崎 和久 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エイ・ダブリュ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機の変速段を切り換える複数の
    油圧式摩擦係合手段と、 流体式伝動装置と並列に設けられて前記自動変速機に機
    関出力を伝達するロックアップクラッチと、 該ロックアップクラッチの係合側油室および解放側油室
    に対する油路を切り換えて該ロックアップクラッチを係
    合,解放するロックアップリレーバルブと、 該ロックアップリレーバルブを切り換えるロックアップ
    切換手段と、 信号油圧が高圧となるに従って前記ロックアップクラッ
    チの係合時における前記係合側油室の油圧と前記解放側
    油室の油圧との差圧を増大させるロックアップコントロ
    ールバルブと、 信号油圧に従って前記油圧式摩擦係合手段の過渡油圧を
    制御する過渡油圧コントロールバルブとを備えた自動変
    速機の油圧制御回路であって、 前記ロックアップコントロールバルブおよび前記過渡油
    圧コントロールバルブに供給される前記信号油圧を調整
    する単一の油圧調整バルブと、 前記信号油圧が供給される第1入力ポート、前記信号油
    圧の替わりに前記ロックアップコントロールバルブへ出
    力されることにより前記ロックアップクラッチを係合さ
    せることが可能な代替油圧が供給される第2入力ポー
    ト、前記ロックアップコントロールバルブに接続される
    第1出力ポート、前記過渡油圧コントロールバルブに接
    続される第2出力ポート、および前記第1入力ポートと
    前記第2出力ポートとを連通させるとともに前記第2入
    力ポートと前記第1出力ポートとを連通させる第1位置
    と前記第1入力ポートと前記第1出力ポートとを連通さ
    せる第2位置とへ移動させられる切換弁子を備えている
    信号油圧リレーバルブと、 該信号油圧リレーバルブの切換弁子を前記第1位置また
    は第2位置へ選択的に移動させる信号油圧切換手段とを
    有することを特徴とする自動変速機の油圧制御回路。
  2. 【請求項2】 自動変速機の変速段を切り換える複数の
    油圧式摩擦係合手段と、 流体式伝動装置と並列に設けられて前記自動変速機に機
    関出力を伝達するロックアップクラッチと、 該ロックアップクラッチの係合側油室および解放側油室
    に対する油路を切り換えて該ロックアップクラッチを係
    合,解放するロックアップリレーバルブと、 該ロックアップリレーバルブを係合側へ切り換える第1
    リレー油圧をON,OFFする第1リレー油圧切換手段
    と、 信号油圧が高圧となるに従って前記ロックアップクラッ
    チの係合時における前記係合側油室の油圧と前記解放側
    油室の油圧との差圧を増大させるロックアップコントロ
    ールバルブと、 信号油圧に従って前記油圧式摩擦係合手段の過渡油圧を
    制御する過渡油圧コントロールバルブとを備えた自動変
    速機の油圧制御回路であって、 前記ロックアップコントロールバルブおよび前記過渡油
    圧コントロールバルブに供給される前記信号油圧を調整
    する単一の油圧調整バルブと、 前記信号油圧が供給される第1入力ポート、前記信号油
    圧の替わりに前記ロックアップコントロールバルブへ出
    力されることにより前記ロックアップクラッチを係合さ
    せることが可能な代替油圧が供給される第2入力ポー
    ト、前記ロックアップコントロールバルブに接続される
    第1出力ポート、前記過渡油圧コントロールバルブに接
    続される第2出力ポート、前記第1入力ポートと前記第
    2出力ポートとを連通させるとともに前記第2入力ポー
    トと前記第1出力ポートとを連通させる第1位置と前記
    第1入力ポートと前記第1出力ポートとを連通させる第
    2位置とへ移動させられる切換弁子、該切換弁子を前記
    第1位置側へ付勢する付勢手段、前記第1リレー油圧が
    供給されることにより前記付勢手段の付勢力に抗して前
    記切換弁子を前記第2位置側へ移動させる第1リレー油
    室、および第2リレー油圧が供給されることにより前記
    第1リレー油圧の存在に拘らず前記切換弁子を前記第1
    位置へ移動させる第2リレー油室を備えている信号油圧
    リレーバルブと、 前記ロックアップクラッチを係合させる連続する複数の
    前進変速段のうち高速側変速段を成立させる際に出力さ
    れる高速段油圧が供給される第1入力ポート、後進変速
    段を成立させる際に出力される後進段油圧が供給される
    第2入力ポート、前記信号油圧リレーバルブの第2リレ
    ー油室に接続される第1出力ポート、前記後進段油圧を
    出力して前記複数の油圧式摩擦係合手段のうち後進変速
    段を成立させるものを係合させる第2出力ポート、前記
    第1入力ポートと前記第1出力ポートとを連通させると
    ともに前記第2入力ポートと前記第2出力ポートとを遮
    断する第1位置と該第2入力ポートと該第2出力ポート
    とを連通させるとともに該第1入力ポートと該第1出力
    ポートとを遮断する第2位置とへ移動させられる切換弁
    子、該切換弁子を前記第1位置側へ付勢する付勢手段、
    前記第1リレー油圧が供給されることにより前記切換弁
    子を前記第1位置側へ付勢する第1リレー油室、前記高
    速側変速段および前記後進変速段を成立させる際に出力
    されるとともに所定の条件下で該後進変速段の成立を阻
    止する際に出力が停止させられる第3リレー油圧が供給
    されて前記切換弁子を前記第2位置側へ付勢する第2リ
    レー油室、および前記切換弁子が前記第1位置に保持さ
    れている場合に前記第3リレー油圧が供給されて該切換
    弁子を該第1位置側へ付勢する第3リレー油室を備え、
    第1リレー油室に第1リレー油圧が供給されて切換弁子
    が第1位置に保持されている状態では、前記高速側変速
    段への変速に伴って第2リレー油室および第3リレー油
    室に第3リレー油圧が供給されても該切換弁子が第1位
    置に保持され、前記高速段油圧を前記第2リレー油圧と
    して前記信号油圧リレーバルブの第2リレー油室に出力
    するが、該高速側変速段で前記第1リレー油圧の供給が
    停止すると、前記第2リレー油室および第3リレー油室
    における前記切換弁子の受圧面積差に基づいて該切換弁
    子が前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2位置へ移動
    させられ、且つ、該高速側変速段で該切換弁子が該第2
    位置に保持されている状態では、前記第1リレー油室に
    前記第1リレー油圧が供給されても前記第2リレー油室
    に供給されている第3リレー油圧に基づいて該切換弁子
    が該第2位置に保持される一方、前記後進変速段への変
    速時には前記第3リレー油圧および前記付勢手段の付勢
    力に基づいて前記切換弁子が移動させられるシーケンス
    ・リバースコントロールバルブとを有することを特徴と
    する自動変速機の油圧制御回路。
  3. 【請求項3】 前記信号油圧リレーバルブの第2出力ポ
    ートに接続される第1入力ポート、所定のフェール代替
    油圧が供給される第2入力ポート、前記過渡油圧コント
    ロールバルブに接続される出力ポート、および前記第1
    入力ポートと出力ポートとを連通させる第1位置と前記
    第2入力ポートと出力ポートとを連通させる第2位置と
    へ移動させられる切換弁子を備えて、前記信号油圧リレ
    ーバルブと前記過渡油圧コントロールバルブとの間に配
    設されたフェールリレーバルブと、 該フェールリレーバルブの切換弁子を前記第1位置また
    は第2位置へ選択的に移動させるフェール切換手段とを
    有することを特徴とする請求項1または2に記載の自動
    変速機の油圧制御回路。
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