JPH0767777B2 - 電気用積層板 - Google Patents
電気用積層板Info
- Publication number
- JPH0767777B2 JPH0767777B2 JP61307544A JP30754486A JPH0767777B2 JP H0767777 B2 JPH0767777 B2 JP H0767777B2 JP 61307544 A JP61307544 A JP 61307544A JP 30754486 A JP30754486 A JP 30754486A JP H0767777 B2 JPH0767777 B2 JP H0767777B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laminate
- double
- ultraviolet rays
- ultraviolet
- copper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ガラス繊維基材と、エポキシ樹脂など光透過
性のある熱硬化性樹脂を結合剤マトリックスとする電気
用積層板に関する。
性のある熱硬化性樹脂を結合剤マトリックスとする電気
用積層板に関する。
（従来の技術） プリント配線板に電子部品を搭載する際に、回路上の不
必要な所にはんだがつかないようにするため、及び、導
体パターンを保護するため、ソルダーレジストを形成し
ている。このソルダーレジストのパターンは、液状感光
性樹脂を回路面に塗布、又は、感光性樹脂フィルムを回
路面に貼り付け、所定のパターンで紫外線を照射（露
光）し、不要部分の感光性樹脂を溶解除去（現像）して
形成される。
必要な所にはんだがつかないようにするため、及び、導
体パターンを保護するため、ソルダーレジストを形成し
ている。このソルダーレジストのパターンは、液状感光
性樹脂を回路面に塗布、又は、感光性樹脂フィルムを回
路面に貼り付け、所定のパターンで紫外線を照射（露
光）し、不要部分の感光性樹脂を溶解除去（現像）して
形成される。
エポキシ樹脂積層板のように、光透過性がある積層板で
は、レジストパターンを両面に形成するとき、片面側の
紫外線が透過して反対面の感光性樹脂を感光させ、正確
なパターン形成を妨げる。
は、レジストパターンを両面に形成するとき、片面側の
紫外線が透過して反対面の感光性樹脂を感光させ、正確
なパターン形成を妨げる。
そこで、亜鉛華などの顔料、メチルバイオレット、ビク
トリアブルーなどの染料、オルトヒドロキシベンゾフェ
ノン類などの紫外線吸収剤、炭酸カルシウル、クレーな
どの充填剤を用いて、紫外線が透過しないようにしてい
る。
トリアブルーなどの染料、オルトヒドロキシベンゾフェ
ノン類などの紫外線吸収剤、炭酸カルシウル、クレーな
どの充填剤を用いて、紫外線が透過しないようにしてい
る。
（発明が解決しようとする課題） ところが、亜鉛華などの顔料、メチルバイオレット、ビ
クトリアブルーなどの染料、オルトヒドロキシベンゾフ
ェノン類などの紫外線吸収剤、炭酸カルシウル、クレー
などの充填剤を用いると、積層板の色相が通常品と変わ
ってしまうという問題があった。
クトリアブルーなどの染料、オルトヒドロキシベンゾフ
ェノン類などの紫外線吸収剤、炭酸カルシウル、クレー
などの充填剤を用いると、積層板の色相が通常品と変わ
ってしまうという問題があった。
本発明は、色相が通常品と大差なく、かつ紫外線を遮蔽
できる電気用積層板を提供することを目的とするもので
ある。
できる電気用積層板を提供することを目的とするもので
ある。
（課題を解決するための手段） 本発明は、銅箔と基板との間に、蛍光増白剤を含む樹脂
層を形成してなる電気用積層板である。
層を形成してなる電気用積層板である。
蛍光増白剤としては、クマリン系、オキサゾリル系、チ
オフェン系などが挙げられる。
オフェン系などが挙げられる。
銅箔と基板との間に、蛍光増白剤を含む樹脂層を形成す
るには、基板と同種の樹脂ワニスに、蛍光増白剤を添加
し、銅箔に塗布する方法が最も簡便である。
るには、基板と同種の樹脂ワニスに、蛍光増白剤を添加
し、銅箔に塗布する方法が最も簡便である。
（作用） 蛍光増白剤は、波長300〜400nmの紫外線を吸収して、可
視光を発する。このため、積層板本来の色相を損ずるこ
となく、紫外線を遮蔽できる。
視光を発する。このため、積層板本来の色相を損ずるこ
となく、紫外線を遮蔽できる。
（実施例１） 厚み0.2mmのガラス繊維布基材エポキシ樹脂プリプレグ
を用意した。
を用意した。
別に、１重量％の蛍光増白剤（チバ・ガイキー社UBITEX
OB）を添加したエポキシ樹脂ワニスを、厚み18μｍの
銅箔の片面に塗布乾燥した。
OB）を添加したエポキシ樹脂ワニスを、厚み18μｍの
銅箔の片面に塗布乾燥した。
前記プリプレグ４枚を重ね、その両外側に、前記銅箔
を、エポキシ樹脂塗布面がプリプレグと接するようにし
て重ね、加熱加圧して、両面銅張り積層板を得た。
を、エポキシ樹脂塗布面がプリプレグと接するようにし
て重ね、加熱加圧して、両面銅張り積層板を得た。
（実施例２） プリプレグの枚数を６枚としたほかは実施例１と同様に
して、両面銅張り積層板を得た。
して、両面銅張り積層板を得た。
（実施例３） プリプレグの枚数を８枚としたほかは実施例１と同様に
して、両面銅張り積層板を得た。
して、両面銅張り積層板を得た。
（比較例１） 厚み0.2mmのガラス繊維布に、紫外線吸収剤（住友化学
工業株式会社Sumisorb300）を３重量％添加したエポキ
シ樹脂ワニスを含浸乾燥して、プリプレグを得た。
工業株式会社Sumisorb300）を３重量％添加したエポキ
シ樹脂ワニスを含浸乾燥して、プリプレグを得た。
このプリプレグ４枚を重ね、その両外側に、厚み18μｍ
の銅箔を重ね、加熱加圧して、両面銅張り積層板を得
た。
の銅箔を重ね、加熱加圧して、両面銅張り積層板を得
た。
（比較例２） プリプレグの枚数を６枚としたほかは比較例１と同様に
して、両面銅張り積層板を得た。
して、両面銅張り積層板を得た。
（比較例３） プリプレグの枚数を８枚としたほかは比較例１と同様に
して、両面銅張り積層板を得た。
して、両面銅張り積層板を得た。
以上得られた各両面銅張り積層板について、紫外線透過
率、露光時に、露光反対面のレジスト残存有無及び色相
を調べた。その結果を表に示す。なお、試験方法は次の
通りである。
率、露光時に、露光反対面のレジスト残存有無及び色相
を調べた。その結果を表に示す。なお、試験方法は次の
通りである。
（紫外線透過率） 両面銅張り積層板から、銅箔を過硫酸アンモニウムで溶
解除去し、紫外線照射機（オーク製作所製）で700mJ/cm
2の紫外線を照射し、紫外線照度計（オーク製作所製UV
−MOIにより、２種のセンサUV−35、UV−42を使用）で
紫外線透過率を求めた。
解除去し、紫外線照射機（オーク製作所製）で700mJ/cm
2の紫外線を照射し、紫外線照度計（オーク製作所製UV
−MOIにより、２種のセンサUV−35、UV−42を使用）で
紫外線透過率を求めた。
（露光反対面のレジスト残存有無） 両面銅張り積層板の両面に液状レジスト（太陽インキ株
式会社製PSR−1000）をスクリーン印刷により塗布し、8
0℃で15分間乾燥した。次に、片面にネガフィルムを当
て、紫外線照射機により紫外線を照射露光後、現像し、
露光反対面にレジストの残存有無を観察した。
式会社製PSR−1000）をスクリーン印刷により塗布し、8
0℃で15分間乾燥した。次に、片面にネガフィルムを当
て、紫外線照射機により紫外線を照射露光後、現像し、
露光反対面にレジストの残存有無を観察した。
（色相） 両面銅張り積層板から、銅箔を過硫酸アンモニウムで溶
解除去した積層板の色相を、蛍光増白剤を用いていない
積層板と比較した。
解除去した積層板の色相を、蛍光増白剤を用いていない
積層板と比較した。
（発明の効果） 本発明によれば、銅箔と基板との間に蛍光増白剤を含む
樹脂層を形成したので、積層板の色相を変えることなく
紫外線を遮断でき、両面プリント配線板にレジストパタ
ーンを形成するとき、シャープなパターンを得ることが
できる。
樹脂層を形成したので、積層板の色相を変えることなく
紫外線を遮断でき、両面プリント配線板にレジストパタ
ーンを形成するとき、シャープなパターンを得ることが
できる。
Claims (1)
- 【請求項１】銅箔と基板との間に、蛍光増白剤を含む樹
脂層を形成してなる電気用積層板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61307544A JPH0767777B2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 電気用積層板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61307544A JPH0767777B2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 電気用積層板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63159044A JPS63159044A (ja) | 1988-07-01 |
| JPH0767777B2 true JPH0767777B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=17970371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61307544A Expired - Lifetime JPH0767777B2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 電気用積層板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0767777B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03254173A (ja) * | 1990-03-02 | 1991-11-13 | Matsushita Electric Works Ltd | 電気用積層板 |
| JP5098432B2 (ja) * | 2006-12-05 | 2012-12-12 | 日立化成工業株式会社 | 接着剤層付き金属箔、これを用いた金属張積層板及びプリント配線板 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4916301A (ja) * | 1972-05-20 | 1974-02-13 | ||
| JPS56146540U (ja) * | 1980-04-03 | 1981-11-05 | ||
| JPS575076A (en) * | 1980-06-13 | 1982-01-11 | Hitachi Ltd | Hearing training aid |
| JPS5938034B2 (ja) * | 1981-07-09 | 1984-09-13 | 日立機電工業株式会社 | パネルユニツト型発酵槽 |
| JPS63125940A (ja) * | 1986-11-15 | 1988-05-30 | Matsushita Electric Works Ltd | コンポジツト積層板 |
-
1986
- 1986-12-23 JP JP61307544A patent/JPH0767777B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63159044A (ja) | 1988-07-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |