JPH076591U - ホースクランプ - Google Patents

ホースクランプ

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Publication number
JPH076591U
JPH076591U JP3595293U JP3595293U JPH076591U JP H076591 U JPH076591 U JP H076591U JP 3595293 U JP3595293 U JP 3595293U JP 3595293 U JP3595293 U JP 3595293U JP H076591 U JPH076591 U JP H076591U
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JP
Japan
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hose
band
housing
winding shaft
wound around
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Pending
Application number
JP3595293U
Other languages
English (en)
Inventor
健司 森田
良昭 高
Original Assignee
加藤発条株式会社
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】狭い場所においてもホース1を容易な作業でし
かも信頼性高く接続金具等の外周に締結できるようにす
る。 【構成】ホース1外周面上に配置されるハウジング10
と、一端が前記ハウジング10に固定されてホース1外
周に巻き付けられる帯状のバンド20と、ホース1の長
手方向に沿うよう前記バンド20に直角に配されて前記
ハウジング10に回転自在に取り付けられ、前記ハウジ
ング10より突出する頭部31においてドライバ等の工
具により回転させられることにより前記バンド20の他
端22を巻き取る巻取り軸30と、該巻取り軸30に巻
装され一端41が前記ハウジング10に係止されるとと
もに他端42が自由端とされて、前記巻取り軸30の巻
き取り方向への回転のみを許すロッキングコイル40と
によりホースクランプを構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ホース端部を接続金具等の外周に締め付けて固定するためのホース クランプに係わり、特にホース端部を接続する箇所が狭い場所であっても、容易 な作業で信頼性高くホースを固定できるホースクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のホースクランプとしては、ホース外周に巻回されるバンドと、 このバンドに沿う方向に配されて前記バンドに形成された溝あるいはスリットに 噛み合うウオーム軸とを有し、前記ウオーム軸を回転させることで前記バンドを 締め付けるものが知られている。
【0003】 ところが、このウオーム軸よりなるホースクランプは、前記ウオーム軸がホー スの長手方向に直交する方向に配されることになるから、このウオーム軸をドラ イバ等の工具により回転させて締め付ける場合、工具をホースに直交するように 向けて作業しなければならず、狭い場所でのホースの脱着作業が困難であるとい う問題や、また、ウオーム軸の端部がホースの外周から横に突出するので、その 分ホースの取付け部に余分なスペースが必要になるという問題を有していた。
【0004】 そこで、これらの問題点を解決しようとして、例えば実開昭50−33825 号公報,実開昭50−28319号公報,実開昭58−146186号公報ある いは実開昭58−146187号公報に示されたものが提案されている。
【0005】 ここで、実開昭50−33825号公報に記載されたクランプは、バンドをホ ースの長手方向に沿って配した巻き取り金具に巻き取って締め付けるものであり 、実開昭50−28319号公報に示されたものは、バンドをホースの長手方向 に沿って配した歯車軸で締め付けるものである。また、実開昭58−14618 6号公報に記載されたものは、ホースの長手方向に沿って配した螺子によりバン ドの両端を連結する枠板を押し広げて締め付けるものであり、実開昭58−14 6187号公報に示されたものは、ホースの長手方向に沿って配した螺子により 傾斜ブロック体をスライドさせて、そのくさび作用によりホース締結具を引上げ て締め付けるものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記各公報に示されたホースクランプは、バンド等を締め付けるための軸部材 がホースの長手方向に沿うように配されているため、この軸部材を回転させるド ライバ等の工具は、ホースに沿うような方向に向けて使用され、狭い場所でも締 め付け作業が容易となるが、それぞれ以下のような短所があるため、用途等によ っては使用できない等の問題を有していた。
【0007】 すなわち、まず実開昭50−33825号公報あるいは実開昭50−2831 9号公報に記載されたクランプは、ゆるみ止めに対する信頼性が低いので、振動 等の多い箇所(例えば自動車内の配管)におけるホースの取付けや、ゆるみが生 じたときに重大事故になる可能性のある重要なホースの接続には使用できない。
【0008】 また、実開昭58−146186号公報あるいは実開昭58−146187号 公報のクランプは、構造上バンド部分(締結具)を締め付けるストロークが限ら れており、締め付けられるホースの外径寸法が限られることになり、適用範囲が 狭いという欠点がある。
【0009】 さらに、実開昭50−28319号公報に記載されたものは、バンドに形成さ れた溝がホースを傷つける恐れがあった。(なお、前述のウオーム軸よりなるも のも同様である。) 本考案は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、 狭い場所においても容易な作業でしかも信頼性高くホースを締結できるとともに 、適用範囲が大きく、ホースを傷つける恐れもないホースクランプを提供するこ とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところは、 ホース(1)を接続金具等の外周に締め付けて固定するためのホースクランプ であって、 ホース(1)外周面上に配置されるハウジング(10)と、一端が前記ハウジ ング(10)に固定されてホース(1)外周に巻き付けられる帯状のバンド(2 0)と、ホース(1)の長手方向に沿うよう前記バンド(20)に直角に配され て前記ハウジング(10)に回転自在に取り付けられ、前記ハウジング(10) より突出する頭部(31)においてドライバ等の工具により回転させられること により前記バンド(20)の他端(22)を巻き取る巻取り軸(30)と、該巻 取り軸(30)に巻装され一端(41)が前記ハウジング(10)に係止される とともに他端(42)が自由端とされて、前記巻取り軸(30)の巻き取り方向 への回転のみを許すロッキングコイル(40)とを備えることを特徴とするホー スクランプに存する。
【0011】
【作用】
本考案のホースクランプでは、ハウジング(10)をホース(1)の接続端部 外周面上に載せ、バンド(20)をこのホース(1)外周に巻き付けた後、巻取 り軸(30)をドライバ等の工具により回転させてバンド(20)を締め付けれ ば、容易にホース(1)の固定作業が終了するのであるが、巻取り軸(30)は 前記バンド(20)に直角に配されているから、この際前記ドライバ等の工具は ホース(1)の長手方向に沿うよう向けて使用することになる。このため、ホ− ス(1)を接続する箇所が狭い場所であっても、周囲の壁や他の機器等により工 具の挿入及び操作が妨げられることはない。
【0012】 しかも、バンド(20)が締め付けられた後は、ロッキングコイル(40)の 作用により巻取り軸(30)のゆるみ方向への回転は阻止されるから、ロッキン グコイル(40)の自由端(42)を押すという開放操作がされない限り、この 締結状態は信頼性高く保持される。
【0013】 また、本考案のホースクランプは、ホース(1)に巻き付けたバンド(20) を巻き取ることで締め付けるものなので、巻き取り軸(30)に巻き取れる限り において締め付けストロークの制限がない。このため、バンド(20)の長さを 長く設定しておき、小径なホースの場合には多量にバンド(20)の他端側を巻 き取るようにすれば、小径なホースから大形なホースまで広範囲に適用が可能と なる。
【0014】 さらに、バンド(20)に溝等を形成する必要がなく平坦なものとすることが できるので、ホースを傷つける恐れがない。
【0015】
【実施例】
以下、図1〜6に基づき本考案の一実施例を説明する。 本実施例のホースクランプは、図3に示すように、ホース1を接続金具等(図 示略)の外周に締め付けて固定するためのホースクランプであって、ホース1の 接続部の外周面上に配置されるハウジング10と、ホース1の外周に巻き付けら れる帯状のバンド20と、このバンド20を巻き取るための巻取り軸30と、こ の巻取り軸30のゆるみ方向への回転を阻止するロッキングコイル40とを備え る。
【0016】 ハウジング10は、この場合ホース外周面上に僅かに突出する程度の小さな箱 形のもので、例えば鋼材等よりなる。このハウジング10の底面には、図2に示 すようにバンド20の一端21が溶接等により固定されている。
【0017】 バンド20は、適度な弾性を有する鋼材等よりなる平坦なもので、図2に示す ように他端22側の端縁部に折曲部23が形成されて、巻取り軸30に係止させ ることができるようになっている。
【0018】 巻取り軸30は、例えば鋼材等よりなる有頭軸状のもので、ホース1の長手方 向に沿うようバンド20に直角に配されてハウジング10に回転自在に取り付け られ、ハウジング10より突出する頭部31においてドライバ等の工具により回 転させられることによりバンド20の他端を巻き取るものである。すなわち、ハ ウジング10に回転自在に挿通された軸部32には、バンド20の他端22を挿 入して前記折曲部23を利用して係止させることができるスリット33が形成さ れ、このスリット33に図2の如くバンド20の他端22を係止させて巻取り軸 30を図2において時計回りに回転させれば、バンド20の他端22側を巻き取 ることができる。
【0019】 ロッキングコイル40は、巻取り軸30のハウジング10から突出する部分に 巻装され、一端41がハウジング10に係止されるとともに他端が自由端42と されて、巻取り軸30の巻き取り方向への回転(図2における時計回りの回転) のみを許すものである。
【0020】 なお、このロッキングコイル40の一端41は、例えばハウジング10に形成 された孔に挿通されることによってハウジング10に係止されている。また、こ のロッキングコイル40は、例えば自動車のパーキングブレーキ等の高い信頼性 が要求される機器に使用されている周知のものと同原理のものである。すなわち 、内周が軸(この場合巻取り軸30)の外周と適度に接する寸法とされ、図5に 示すようにこの接触による摩擦力が当該ロッキングコイル40を拡径させる向き のときには、軸の回転を許し、図6に示すように当該ロッキングコイル40を縮 径させる向きのときには、軸の回転に対して強く抵抗してこれを阻止するもので ある。
【0021】 次に作用を説明する。 上記ホースクランプでは、ハウジング10をホース1の接続端部外周面上に載 せ、バンド20をこのホース1外周に巻き付けた後、巻取り軸30をドライバ等 の工具により回転させてバンド20を締め付ければ、容易にホース1の固定作業 が終了するのであるが、巻取り軸30は前記バンド20に直角に配されているか ら、この際前記ドライバ等の工具はホース1の長手方向に沿うよう向けて使用す ることになる。このため、ホ−ス1を接続する箇所が狭い場所であっても、周囲 の壁や他の機器等により工具の挿入及び操作が妨げられることはない。
【0022】 しかも、バンド20が締め付けられた後は、ロッキングコイル40の作用によ り巻取り軸30のゆるみ方向への回転は阻止されるから、ロッキングコイル40 の自由端42を押すという開放操作がされない限り、この締結状態は信頼性高く 保持される。そして、このように締結状態とした後でも、ロッキングコイル40 の自由端42を拡径する方向に押せば、巻取り軸30は戻り方向にも自由に回転 できるようになるから、バンド20を緩めて締結を解除することができ、さらに その後に同様の容易な作業で繰返し締結することもできる。
【0023】 このように、上記ホースクランプであると、ホ−ス1を接続する箇所が狭い場 所であっても、容易な作業でホース1の締結あるいは解除が繰返し行なえるとと もに、しかもその締結状態の信頼性が高いという従来にない長所を有し、自動車 の配管等の狭い場所に配されしかも漏れ等に対する信頼性が要求されるホースの 接続が問題なく行なえるようになる。
【0024】 また、上記ホースクランプは、ホース1に巻き付けたバンド20を巻き取るこ とで締め付けるものなので、巻き取り軸30に巻き取れる限りにおいて締め付け ストロークの制限がない。このため、バンド20の長さを長く設定しておき、小 径なホースの場合には多量にバンド20の他端側を巻き取るようにすれば、小径 なホースから大形なホースまで広範囲に適用が可能となる。
【0025】 さらに、バンド20に溝等を形成する必要がなく平坦なものとすることができ るので、ホース1を傷つける恐れがないし、溝等を形成するための加工費用を削 減することができる効果もある。
【0026】
【考案の効果】
本考案にかかるホースクランプによれば、ホ−スを接続する箇所が狭い場所で あっても、容易な作業でホースの締結あるいは解除が繰返し行なえるとともに、 しかもその締結状態の信頼性が高いという従来にない長所を有し、自動車の配管 等の狭い場所に配されしかも漏れ等に対する信頼性が要求されるホースの接続が 問題なく行なえるようになる。
【0027】 また、ホースに巻き付けたバンドを巻き取ることで締め付けるものなので、巻 き取り軸に巻き取れる限りにおいて締め付けストロークの制限がなく、小径なホ ースから大形なホースまで広範囲に適用が可能となる。
【0028】 さらに、バンドに溝等を形成する必要がなく平坦なものとすることができるの で、ホースを傷つける恐れがないし、溝等を形成するための加工費用を削減する ことができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す平面図である。
【図4】図3におけるB矢視図である。
【図5】ロッキングコイルの作用を説明するための図で
ある。
【図6】ロッキングコイルの作用を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1…ホース 10…ハウジング 20…バンド 21…バンドの一端 22…バンドの他端 30…巻取り軸 31…頭部 40…ロッキングコイル 41…ロッキングコイルの一端 42…ロッキングコイルの他端(自由端)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホースを接続金具等の外周に締め付けて固
    定するためのホースクランプであって、 ホース外周面上に配置されるハウジングと、一端が前記
    ハウジングに固定されてホース外周に巻き付けられる帯
    状のバンドと、ホースの長手方向に沿うよう前記バンド
    に直角に配されて前記ハウジングに回転自在に取り付け
    られ、前記ハウジングより突出する頭部においてドライ
    バ等の工具により回転させられることにより前記バンド
    の他端を巻き取る巻取り軸と、該巻取り軸に巻装され一
    端が前記ハウジングに係止されるとともに他端が自由端
    とされて、前記巻取り軸の巻き取り方向への回転のみを
    許すロッキングコイルとを備えることを特徴とするホー
    スクランプ。
JP3595293U 1993-06-30 1993-06-30 ホースクランプ Pending JPH076591U (ja)

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JP3595293U JPH076591U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ホースクランプ

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JP3595293U JPH076591U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ホースクランプ

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JPH076591U true JPH076591U (ja) 1995-01-31

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JP3595293U Pending JPH076591U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ホースクランプ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006083998A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Nitto Electric Works Ltd ポール用取付金具
WO2018236129A1 (ko) * 2017-06-22 2018-12-27 공종수 밴드 권취형 호스 클램프

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