JP2594640Y2 - ホースクランプ - Google Patents

ホースクランプ

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JP2594640Y2
JP2594640Y2 JP1993021673U JP2167393U JP2594640Y2 JP 2594640 Y2 JP2594640 Y2 JP 2594640Y2 JP 1993021673 U JP1993021673 U JP 1993021673U JP 2167393 U JP2167393 U JP 2167393U JP 2594640 Y2 JP2594640 Y2 JP 2594640Y2
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JP
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band
gear member
gear
tightening
band portion
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JP1993021673U
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誠之 戸村
健司 森田
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Piolax Inc
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Piolax Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ホース類を締付け固定
するためのホースクランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のウォーム式ホースクランプは、弾
性薄板材からなるバンドと該バンドを締付けるためのク
ランプ部とから構成されているが、図7に示す従来例の
ように、バンド1の係止孔2に噛合するクランプ部3の
ネジ4は、バンド1の長手方向に平行する方向に配設さ
れているため、締付け時の作業方向は、常にホース5の
長手方向に対して直交する方向となり、クランプ設計上
のレイアウトの自由度が小さくなるという問題を有して
いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで、実開昭50−
28319号公報、実開昭50−33825号公報ある
いは、実開昭58−146187号公報などに開示され
ているように、バンドを締め付けるためのネジあるいは
締付け部材を、バンドの長手方向と直交する方向に配設
した構成が提案されている。しかしながら、これらの従
来例ではクランプ設計上のレイアウトの自由度は増すも
のの、バンドを締付け固定した後に振動などが加わる
と、前記ネジあるいは締付け部材が動いて、バンドの締
付け状態が緩んでしまうという問題点があった。本考案
は、かかる従来の問題点を解決し、クランプ設計上のレ
イアウトの自由度が高く、締付け後の緩みを確実に防止
しうるホースクランプを提供することを目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係るホースクランプにおいては、バンド部
とクランプ部とからなり、前記バンド部には、長手方向
に所定間隔で複数個の係止孔が形成されており、前記ク
ランプ部は、ハウジングと、このハウジングに枢支され
て前記バンド部の長手方向と直交する方向に配設され、
一端に締付け部が形成されて回転可能なギヤ部材と、前
記ハウジング内に配設されて前記ギヤ部材を前記締付け
部の方向に付勢するスプリングとを備え、前記ギヤ部材
の軸方向の中間位置には、前記バンド部の各係止孔と係
合し、ギヤ部材の回転によりバンド部をホース外周に締
付けるギヤが一体に形成されるとともに、前記ギヤ部材
が貫通する位置の前記ハウジングに形成された欠込み孔
の周縁には、前記ギヤが嵌合してギヤ部材が回転不能に
係合される係合部が形成されており、バンド締付け時に
は前記スプリングの付勢力に抗してギヤ部材を押圧し、
前記ギヤと前記係合部との係合を解いた状態で前記バン
ド部を締付け、バンド固定時には、前記スプリングの付
勢力により前記ギヤと前記係合部とが係合し、前記バン
ド部の締付け状態の緩みを防止するようにしたことを特
徴とする。
【0005】なお、前記欠込み孔の周縁の係合部は、前
記ギヤの上部複数個に各々噛合するように突設された構
成とするのが望ましい。
【0006】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例を図面により説
明する。図1乃至図6は本考案の一実施例を示すもので
あり、図中10は本実施例に係るホースクランプであ
る。ホースクランプ10は、バンド部11とクランプ部
12とからなる。
【0007】前記バンド部11は、弾性薄板材からな
り、図1に示すように長手方向に所定間隔で複数個の長
孔状の係止孔13が断続的に形成されている。(図1で
は便宜上係止孔13の一部の図示を省略している。)
【0008】前記クランプ部12は、ハウジング14
と、ギヤ部材15と、スプリング16とを備えている。
ギヤ部材15は、図3に示すように略棒状をなし、ギヤ
部材15の一端(図1において右側)には、図示しない
適宜締付け工具を装着してギヤ部材15全体を回動可能
な締付け部18が形成されている。締付け部18に続く
太軸部19には、軸の外周に沿って複数個のギヤ20が
突設されており、バンド部11の各係止孔13に係合
し、締付け部18を回転することによりバンド部11を
締付け可能となっている。また、太軸部19に続く細軸
部21には、先端付近にかき込み22が形成されてい
る。
【0009】ハウジング14は、図4にしめすように下
部両側縁に前記バンド部11が二重に挿通可能な挿通孔
17が形成されている。また、ギヤ部材15の締付け部
18側には、ギヤ部材15が貫通する位置に欠込み孔2
3が形成されており、この欠込み孔23の上部周縁に
は、前記ギヤ20の上部複数個に各々噛合するように突
設された複数個(本実施例では3か所)の係合部24が
形成されている。さらに、細軸部21の先端側のハウジ
ング14には、細軸部21が軸方法に摺動可能に貫通し
うる貫通孔25が形成されている。
【0010】図1に示すように、ギヤ部材15は、細軸
部21の先端が貫通孔25から突出し、かき込み22に
ワッシャー26が嵌着されることにより、ギヤ部材15
は、図1の位置から図中左側には摺動可能で、図中右側
にはワッシャー26に阻止されて移動不能となってい
る。また、ギヤ部材15の細軸部21にはスプリング1
6が嵌着されており、スプリング16の一端はハウジン
グ14に当接され、他端は細軸部21と太軸部15との
段部に当接して配設されている。
【0011】よって、ギヤ部材15は、ハウジング14
に枢支されて前記バンド部11の長手方向と直交する方
向に配設されていることとなる。即ち、図1に示す締付
け作業前の状態では、ハウジング14の貫通孔25で一
端が枢支されており、また、下部のギヤ20はバンド部
11の係止孔13に係止しているが、スプリング16の
付勢力によりギヤ部材15は締付け部18方向に付勢さ
れているため、ギヤ20の上部は欠込み孔23の上部周
縁に形成された係合部24に噛合した状態となってい
る。従って、図1に示す状態では、ギヤ20の上部と係
合部24が噛合しているため、ギヤ部材15は回転不能
状態となっている。
【0012】次に、本実施例に係るホースクランプ10
の締付け作業の手順につき説明する。まず、図1及び図
2に示す締付け作業前の状態で、図示しないホースを円
環状のバンド部11に嵌挿する。しかる後に、バンド締
付け時には図5に示すように、ギヤ部材15の締付け部
18に適宜締付け工具を装着し、スプリング16の付勢
力に抗する方向(図中左方向)に押圧すると、スプリン
グ16の付勢力に抗してギヤ部材15が移動し、ギヤ2
0と係合部24との係合状態が解除される。よって、こ
の係合解除状態で締付け工具によりギヤ部材15を締付
け方向に回転させてゆけば、ギヤ20が順次、各係止孔
13と係合しつつバンド部材11を締付け状態に移動さ
せていく。
【0013】そして、バンド部材11によりホースが十
分に締付けられたバンド固定時点で、締付け工具による
締付け部18への押圧力を解除すれば、図6に示すよう
にスプリング16の付勢力により、ギヤ部材15が元の
方法に移動して再びギヤ20と係合部24とが係合する
ため、ギヤ部材15は回転不能となってバンド部材が固
定される。
【0014】上述した如く構成された本実施例では、ま
ずギヤ部材15がハウジング14に枢支されて前記バン
ド部11の長手方向と直交する方向に配設された構成と
することができ、さらに、条件によっては、従来と同様
にバンド部11の長手方向と平行する方向にギヤ部材1
5を配設することも可能であるため、設計条件に応じて
使い分けることができ、クランプ設計上のレイアウトの
自由度が増大する。
【0015】また、ホースが十分に締付けられたバンド
固定時では、ギヤ部材15のギヤ20と係合部24とが
係合して、ギヤ部材15は回転不能となっているため、
振動などが加わっても、ギヤ部材15が回転してバンド
部11の締付け状態が緩むことを確実に防止することが
できる。
【0016】なお、上記実施例ではギヤ20と係合する
係合部の個数を3箇所とした例を示したが、これに限定
されず、また、係合部の形状もギヤの設計形状に対応し
て適宜変更可能である等、本考案の要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形例が可能なことは言うまでもない。
【0017】
【考案の効果】本考案は上述した如く構成されており、
以下の効果を奏し得る。 (1) クランプ部のギヤ部材がバンド部の長手方向と直交
する方向に配設された構成とすることができ、設計条件
に応じて使い分けることができるため、クランプ設計上
のレイアウトの自由度が増大する (2) バンド固定時では、ギヤ部材のギヤと係合部とが係
合して、ギヤ部材は回転不能となっているため、振動な
どが加わっても、バンド部の締付け状態が緩むことを確
実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るホースクランプの構成
を示す要部側面図である。
【図2】本実施例に係るホースクランプの説明図であ
る。
【図3】本実施例に係るギヤ部材の側面図である。
【図4】本実施例に係るハウジングの構成を示す説明図
である。。
【図5】ホースクランプのバンド締付け時の態様を示す
説明図である。
【図6】ホースクランプのバンド固定時の態様を示す説
明図である。
【図7】従来のホースクランプの構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 ホースクランプ 11 バンド部 12 クランプ部 13 係止孔 14 ハウジング 15 ギヤ部材 16 スプリング 17 挿通孔 18 締付け部 19 太軸部 20 ギヤ 21 細軸部 23 欠き込み孔 24 係合部 25 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 33/08 F16L 33/14 F16L 33/02

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バンド部とクランプ部とからなり、前記バ
    ンド部には、長手方向に所定間隔で複数個の係止孔が形
    成されており、前記クランプ部は、ハウジングと、この
    ハウジングに枢支されて前記バンド部の長手方向と直交
    する方向に配設され、一端に締付け部が形成されて回転
    可能なギヤ部材と、前記ハウジング内に配設されて前記
    ギヤ部材を前記締付け部の方向に付勢するスプリングと
    を備え、前記ギヤ部材の軸方向の中間位置には、前記バ
    ンド部の各係止孔と係合し、ギヤ部材の回転によりバン
    ド部をホース外周に締付けるギヤが一体に形成されると
    ともに、前記ギヤ部材が貫通する位置の前記ハウジング
    に形成された欠込み孔の周縁には、前記ギヤが嵌合して
    ギヤ部材が回転不能に係合される係合部が形成されてお
    り、バンド締付け時には前記スプリングの付勢力に抗し
    てギヤ部材を押圧し、前記ギヤと前記係合部との係合を
    解いた状態で前記バンド部を締付け、バンド固定時に
    は、前記スプリングの付勢力により前記ギヤと前記係合
    部とが係合し、前記バンド部の締付け状態の緩みを防止
    するようにしたことを特徴とするホースクランプ。
  2. 【請求項2】前記欠込み孔の周縁の係合部は、前記ギヤ
    の上部複数個に各々噛合するように突設されている請求
    項1記載のホースクランプ。
JP1993021673U 1993-03-31 1993-03-31 ホースクランプ Expired - Lifetime JP2594640Y2 (ja)

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JPH0673588U JPH0673588U (ja) 1994-10-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008069799A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Asahi Kasei Homes Kk 樹脂管の座屈矯正方法及び座屈矯正具

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KR102189304B1 (ko) * 2019-09-17 2020-12-09 유신정밀공업 주식회사 클램프

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