JPH0722550Y2 - ホースクランプ - Google Patents

ホースクランプ

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JPH0722550Y2
JPH0722550Y2 JP1989092562U JP9256289U JPH0722550Y2 JP H0722550 Y2 JPH0722550 Y2 JP H0722550Y2 JP 1989092562 U JP1989092562 U JP 1989092562U JP 9256289 U JP9256289 U JP 9256289U JP H0722550 Y2 JPH0722550 Y2 JP H0722550Y2
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JP
Japan
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spacer
clamp body
clamp
tightening
rubber hose
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JP1989092562U
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JPH0332288U (ja
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義富 松崎
正博 相原
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、各種のゴムホース類を締付固定するホースク
ランプの改良に関するものである。
「従来の技術」 従来のこの種ホースクランプとして、例えば実開昭50−
148470号公報・同61−66293号公報に示すものが存す
る。
該従来のホースクランプは、いずれも、ワイヤー型のク
ランプであるが、その基本構造は、円環状リング部と該
リング部の縮径及び拡径を掌る折曲両端部から成るクラ
ンプ本体と、移動ナット板を螺合した締付用ボルトと、
上記円環状リング部の締付量を規制するスペーサとを備
え、クランプ本体の一方の折曲先端部に上記締付用ボル
トの先端部を装着し、他方の折曲先端部に該ボルトに螺
合している移動ナット板を係止することにより、クラン
プ本体と締付用ボルトが一体に組み立てられる構成とな
っている。
そして、実際の使用に際しては、締付用ボルトの回転
で、移動ナット板をボルトの長手方向に沿って螺進させ
ながら、クランプ本体の折曲両端部同士を離間させて、
円環状リング部を縮径させることにより、ゴムホースを
接続パイプの先端部に締付固定することが可能となり、
逆に、締付用ボルトの回転で、折曲先端部同士を接近さ
せて、円環状リング部を拡径させることにより、ゴムホ
ースの締付状態を解除することが可能となる。
又、これら従来のホースクランプにあっては、円環状リ
ング部の締付量を規制するスペーサを、上記ボルトの頭
部と移動ナット板間に介設する構成を採用しているの
で、該スペーサの存在により、ゴムホースが必要以上に
締め付けられることを有効に防止できるものである。
「考案が解決しようとする課題」 従って、斯る従来のホースクランプにあっては、上記ス
ペーサの介設により、ゴムホースの締付量を常に一定に
維持できるので、締付過多によりゴムホースが短期間に
劣化する心配は全くなくなるが、クランプ本体をゴムホ
ース上で位置決めする手段を全く有していないので、ゴ
ムホースに対する締付位置に大なり小なりのバラツキが
生じ、この締付位置のバラツキに起因して、ゴムホース
の締付不良が発生してしまう恐れが十分にある。
この為、従来にあっては、斯る締付不良を解決するため
に、ゴムホースの締付位置をマーキングする等の工夫
が、作業上余儀なくされているので、作業効率が頗る低
下してしまうと言う大きな問題点を有していた。そこ
で、実開昭63−97788号公報に示す位置決め手段も提案
されてはいるが、この位置決め手段は、クランプ本体側
にL字状を呈する掛止爪を一体に突設し、接続パイプ側
に当該掛止爪を掛止する環状の掛止溝を凹設する構成と
なっているので、特に、加工面やコスト面において、改
善されなければならない問題点を有することとなる。
「課題を解決するための手段」 而して、本考案は、斯る従来ホースクランプの課題を有
効に解決するために開発されたもので、円環状リング部
と該リング部の縮径及び拡径を掌る折曲両端部から成る
クランプ本体と、該クランプ本体の折曲両端部を接近及
び離間させる締付用ボルトと、上記円環状リング部の締
付量を規制する独立したスペーサとを備えるホースクラ
ンプを前提として、クランプ本体の折曲両端部の内、一
方の端部側に立ち上がり縁を有する円弧状のガイド板を
固設する一方、スペーサをクランプ本体の折曲両端部間
に介設できる大きさの板状体に成形して、該スペーサに
締付用ボルトを挿通する挿通孔部と上記ガイド板の立ち
上がり縁を係入する凹溝部を形成すると共に、当該スペ
ーサの一側縁に基準面に当接する位置決め手段を一体に
延設する構成を採用した。
「作用」 依って、本考案にあっては、円環状リング部の締付量を
規制するスペーサの位置決め手段を、所定の基準面に当
接させれば、ゴムホース上でクランプ本体を常に一定位
置に位置決めすることが可能となるので、後は、締付用
ボルトを回転させて、クランプ本体の折曲両端部同士
を、スペーサの規制を受けるまで接近させれば、円環状
リング部が縮径して、ゴムホースを接続パイプの先端部
に理想的な状態をもって締付固定できることとなるの
で、締付位置のバラツキに起因して、ゴムホースの締付
不良が発生する心配が全くなくなる。
「実施例」 以下、本考案を図示する各実施例に基づいて詳述すれ
ば、第一実施例に係るホースクランプは、第1図Aに示
す如く、弾性平板材から成形されるクランプ本体1と、
締付用ボルト6及びスペーサ7とを備え、クランプ本体
1は、ゴムホースを締め付ける円環状リング部2と、該
リング部2の縮径及び拡径を掌る両端部3A・3Bとから成
り、該両端部3A・3Bは外方に折曲されて、各自の中央部
に上記締付用ボルト6を挿通する挿通孔4を夫々形成す
ると共に、一方の端部3Aの折曲縁内側に、他方の端部3B
側に突出する円弧状のガイド板5を溶接する構成となっ
ている。
従って、一方の端部3A側に通常のワッシャー8を、他方
の端部3B側にナット部9a付ワッシャー9を夫々セットし
て、各端部3A・3Bの挿通孔4を介して、締付用ボルト6
を上記他方のワッシャー9のナット部9aに螺合すれば、
クランプ本体1と締付用ボルト6とが一体に組み付けら
れ、しかも、該ボルト6を所定方向に回転すれば、ナッ
ト部9a付のワッシャー9がボルトの長手方向に沿って螺
進して、クランプ本体1の折曲両端部3A・3B同士を接近
させるので、これにより、円環状リング部2が縮径し
て、ゴムホースを接続パイプの先端部に締付固定するこ
とが可能となり、ボルト6を逆方向に回転すれば、折曲
両端部3A・3B同士が離間するので、これにより、円環状
リング部2を拡径させて、ゴムホースの締付状態を解除
することが可能となる。
そして、本実施例にあっては、第1図Bにも示す如く、
上記スペーサ7を合成樹脂材料で所望肉厚の板状体に成
形して、その中央部にボルト6を挿通する挿通孔部10を
形成すると共に、両側部下面に上記ガイド板5の立ち上
がり縁5a・5aを係入する一対の凹溝部11・11を形成する
一方、自身の一側縁に、所望寸法をもって横方向に突出
する張出部12を一体に延設し、且つ該張出部12の下部
に、基準面となるゴムホースの端面に当接する二叉状の
湾曲位置決め腕13を一体に垂設する構成となしている。
従って、斯るスペーサ7を締付用ボルト6に組み付ける
場合には、上記一対の凹溝部11・11内に対するガイド板
5の各立ち上がり縁5aの係入状態に得て、挿通孔部10の
下部開口側からボルト6を該挿通孔部10内に嵌合すれ
ば、スペーサ7自体がボルト6に対して移動可能に組み
付けられることとなる。
依って、斯る構成のホースクランプを用いて、ゴムホー
スHを接続パイプPの先端部に接続する場合には、ま
ず、クランプ本体1に締付用ボルト6と上記スペーサ7
を組み付けた状態を得て、該クランプ本体1の円環状リ
ング2部内にゴムホースHを挿入した後、該ゴムホース
Hを接続パイプPの先端部に嵌め込む。
すると、既述したスペーサ7の二叉状位置決め腕13が、
自身の湾曲形状を利用して、接続パイプPの外周面上に
支持される状態となるので、斯る支持状態を維持して、
第2図に示す如く、該スペーサ7の二叉状位置決め腕13
を、位置決めの基準面となるゴムホースHの端面F1に当
接させると、これにより、ゴムホースH上でクランプ本
体1の締付位置が即座に決定される。
そこで、後は、締付用ボルト6を所定方向に回転させ
て、ナット部9a付のワッシャー9をボルト6の長手方向
に螺進させながら、クランプ本体1の折曲両端部3A・3B
同士を、ガイド板5の立ち上がり縁5aの案内作用を得
て、スペーサ7の規制を受けるまで接近させれば、第3
図に示す如く、円環状リング部2が縮径して、ゴムホー
スHを接続パイプPの先端部に確実に締付固定すること
が可能となると共に、クランプ本体1の折曲両端部3A・
3B間に介設されるスペーサ7により、ゴムホースHの締
付量も常に一定に維持されることとなる。
しかも、本実施例にあっては、ガイド板5の存在によ
り、ゴムホースHが折曲両端部3A・3B間に挟まれる心配
もない。
従って、第一実施例にあっては、スペーサ7の一側縁に
延設された張出部12の寸法を適宜設定するだけで、これ
に続く位置決め腕13のホース端面F1に対する当接作用を
もって、クランプ本体1の締付位置が常に一定となるの
で、ゴムホースHの理想的な締付固定状態が得られるこ
ととなる。
次ぎに、第二実施例に係るホースクランプを説明する
と、上記第一実施例が、クランプ本体1を位置決めする
基準面をゴムホースHの端面F1となしたのに対して、本
実施例は、接続パイプPを固定した壁面F2となしたもの
である。
従って、第二実施例にあっては、上記第一実施例のスペ
ーサ7と異なり、第4図に示す如く、スペーサ7の一側
縁に単に横方向に突出する張出部12のみを延設して、該
張出部12の端面を上記壁面F2に直接当接させる構成とな
したもので、その他の構成は、第一実施例のものと同一
である。
依って、第二実施例のホースクランプにあっても、該ス
ペーサ7の張出部12を壁面F2に当接させるだけで、ゴム
ホースH上でのクランプ本体1の締付位置が即座に決定
されるので、後は、ボルト6を所定方向に回転させて、
ナット部9a付のワッシャー9をボルト6の長手方向に螺
進して、クランプ本体1の折曲両端部3A・3B同士を接近
させれば、第5図に示す如く、円環状リング部2が縮径
して、ゴムホースHを接続パイプPの先端部に締付固定
することが可能となると共に、クランプ本体1の折曲両
端部3A・3B間に介設されるスペーサ7により、ゴムホー
スHの締付量も確実に規制されることとなる。
「考案の効果」 以上の如く、本考案は、上記構成の採用により、スペー
サが有する位置決め手段を所定の基準面に当接させるだ
けで、クランプ本体をゴムホース上の一定位置に位置決
めすることが可能となるので、接続パイプの端部に対し
て、ゴムホースを常に理想的な状態をもって締付固定す
ることが初めて保障できる。
しかも、本考案にあって、位置決め手段を今まで全く顧
みられなかったスペーサ側に設けたことは、当該位置決
め手段が当接する基準面に、ゴムホースの端面や接続パ
イプを固定した壁面等を有効利用することが可能となる
ので、従来の如く、接続パイプ側に掛止溝を新たに凹設
することか等が全く不要となって、極めて合理的なホー
スクランプとなる。
又、クランプ本体の位置決めに際して、クランプ本体を
スペーサと一緒に移動させる場合には、スペーサの挿通
孔部に締付用ボルトが挿通され、且つ、スペーサの凹溝
部内にガイド板の立ち上がり縁が係入することとなるの
で、これにより、スペーサの脱落等を有効に防止できる
と共に、特に、スペーサとクランプ本体の位置関係をも
併せて維持できる結果、上記したクランプ本体の位置決
めが正確に行なえる訳である。尚、ガイド板の存在は、
上記作用の他に、ゴムホースが折曲両端部間に挟み込ま
れることをも有効に防止できることとなる。
更に、ゴムホースが締付固定された最終段階において、
仮に、スペースサや位置決め手段の存在が邪魔となるよ
うな場合には、スペーサの挿通孔部の下側に開口を形成
しておくだけで、スペーサを位置決め手段と一緒にクラ
ンプ本体側から取り外すことも十分に可能となるので、
スペーサや位置決め手段が邪魔となる不都合も解消でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案の第一実施例に係るホースクランプを
示す分解斜視図、同図Bは同ホースクランプのスペーサ
を示す側面図、第2図はクランプ本体の位置決め状態を
示す断面図、第3図は第一実施例のホースクランプでゴ
ムホースを締付固定した状態を示す断面図、第4図は第
二実施例に供されるスペーサのみを示す斜視図、第5図
は第二実施例のホースクランプでゴムホースを締付固定
した状態を一部切欠して示す要部側面図である。 1…クランプ本体、2…円環状リング部、3A・3B…折曲
端部、6…締付用ボルト、7…スペーサ、10…挿通孔
部、12…張出部(位置決め手段)、13…位置決め腕(位
置決め手段)、H…ゴムホース、P…接続パイプ、F1…
ゴムホースの端面(基準面)、F2…壁面(基準面)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円環状リング部と該リング部の縮径及び拡
    径を掌る折曲両端部から成るクランプ本体と、該クラン
    プ本体の折曲両端部を接近及び離間させる締付用ボルト
    と、上記円環状リング部の締付量を規制する独立したス
    ペーサとを備えるホースクランプであって、 クランプ本体の折曲両端部の内、一方の端部側に立ち上
    がり縁を有する円弧状のガイド板を固設する一方、スペ
    ーサをクランプ本体の折曲両端部間に介設できる大きさ
    の板状体に成形して、該スペーサに締付用ボルトを挿通
    する挿通孔部と上記ガイド板の立ち上がり縁を係入する
    凹溝部を形成すると共に、当該スペーサの一側縁に基準
    面に当接する位置決め手段を一体に延設したことを特徴
    とするホースクランプ。
JP1989092562U 1989-08-08 1989-08-08 ホースクランプ Expired - Lifetime JPH0722550Y2 (ja)

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JP2015158273A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 ノルマ ジャーマニー ゲーエムベーハー 成形ホースクランプ

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