JPH0756769B2 - 押釦スイツチのケ−ス成形方法 - Google Patents

押釦スイツチのケ−ス成形方法

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JPH0756769B2
JPH0756769B2 JP29386886A JP29386886A JPH0756769B2 JP H0756769 B2 JPH0756769 B2 JP H0756769B2 JP 29386886 A JP29386886 A JP 29386886A JP 29386886 A JP29386886 A JP 29386886A JP H0756769 B2 JPH0756769 B2 JP H0756769B2
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雅人 小林
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、TV・VTR・カセットデッキ等の各種入力装置
に使用される押釦スイッチに関し、特に、押釦スイッチ
のケースの成形方法の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の押釦スイッチのケース成形方法を第4図〜第7図
を基にして説明する。
まず、第4図はこの種の押釦スイッチを示すもので、1
は合成樹脂から成るケースで、このケース1内底面には
インサート成形により中央固定接点2及び両側固定接点
3が形成され、固定接点2、3から延出された端子4が
ケース両側部からケース下方に向けて突出されている。
そして、両側固定接点3上には湾曲状に形成された可動
接点5が、また、可動接点5上には可動接点押圧用の突
起6aを有するステム6がそれぞれ配置され、ケース1の
上方に取付けられたリング状の押え板7によりステム6
の上方移動が抑制される構成である。
このような押釦スイッチのケース1を成形する場合には
第5図に示すように、中央固定接点2と両側固定接点3
を有するフープ状の接点板8を上部固定金型11と下部可
動金型12間に配置して、この上下の金型11、12を型締め
した後、成形機13内で溶融されたポリエチレンテレフタ
レート(PET)又はポリブチレンテレフタレート(PBT)
等の樹脂をスプレー14、ランナー15を経て、下部可動金
型12の横位置に形成されているサブマリンゲート16か
ら、上下金型11、12間のキャビティ17内に射出すること
により成形されるものである。
しかし、上記成形方法の場合には固定接点2、3は下部
可動金型12の突出ブロック12a上の支持部12b、12c上に
載置されているのみなので、固定接点2、3と支持部12
b、12c間に間隙が生じやすく、この固定接点2、3と支
持部12b、12c間に樹脂が侵入してしまった場合には、固
定接点2、3上に樹脂が被覆され、スイッチとして使用
した際に接触不良を起こしてしまうという問題点があっ
た。
そこで第6図に示すように、上部可動金型11側から中央
固定接点2上には先端が湾曲上を成した位置決めピン19
を、また、両側固定接点3上には先端が平面である位置
決めピン20をそれぞれ当接させ、固定接点2、3を下部
可動金型12上に押し付け、固定接点2、3上に樹脂が被
覆しないようにケース1を形成するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の成形方法は、固定接点2、3
と下部可動金型12間の間隙が生じないようにするために
上部固定金型11側から固定接点位置決め用のピン19、20
を突出させ、このピン19、20により固定接点2、3を位
置決めしているが、このピン19、20は円筒状に形成され
ているので、接点板8にケース1を成形した後、第7図
に示すようにケース1底面と固定接点2、3間にピン抜
き用の孔1a、1bが形成されていた。
これにより、押釦スイッチとしてプリント基板21に端子
4を半田付する場合に、半田を手半田により付けた場合
には殆ど問題はないが、オートディップした際には、噴
出状態で下面より吹付けられた半田付用のフラックスが
プリント基板21の端子21aを介して両側固定接点3支持
用の位置決めピン20によりあけられたケース1の孔1a
内、時には中央固定接点2支持用の位置決めピン19によ
りあけられたケース1の孔1b内にも侵入してしまい、こ
れにより、フラックスがケース1と固定接点2、3間の
僅かの間隙を介して上昇し、固定接点2、3上に付着す
ることとなり、固定接点2、3と可動接点5との導電性
が悪くなり、接触不良を起こしてしまうという問題点が
あった。
よって、本発明は上記の技術的課題を解決し、接点の接
触不良を防止することのできるケースの成形方法を得る
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するために、本発明は、中央固
定接点及び両側固定接点を有する接点板を上部金型と下
部金型間に配置し、この上下金型間のキャビティ内に溶
融樹脂を射出することによりケースを成形する押釦スイ
ッチのケース成形方法において、上記中央固定接点及び
両側固定接点を上下一方の金型の中央固定接点支持部と
両側固定接点支持部上にそれぞれ当接させ、中央固定接
点上には先端部が先細り形状を成した位置決めピンを他
方の金型側から突出させて押し付け、両側固定接点と対
向する位置にはこの固定接点と僅かの間隙を有して位置
決めピンを他方の金型側から突き出すものである。
〔作用〕
よって、本発明は中央固定接点上に先端が先細り形状を
成した位置決めピンを押し付け、また、両側固定接点上
方にはこの両側固定接点と僅かの間隙を有して位置決め
ピンを突き出しているので、ケースを成形する際に中央
固定接点は位置決めピンにより金型に押し付けられ、ま
た、両側固定接点はこの両側固定接点と対向位置された
位置決めピンとの間隙を流れる樹脂圧により金型面を押
し付けられることになり、中央固定接点と金型間、ある
いは両端固定接点と金型間に溶融樹脂が侵入することは
ない。
また、このケースを用いた押釦スイッチをプリント基板
にオートディップする際に接点部にフラックスが侵入す
ることもない。
〔実施例〕
以下、本発明の図面を基にして説明する。
第1図はケースの成形方法を示す要部断面図、第2図は
両側固定接点と位置決めピンとの間の樹脂の流通状態を
示す要部拡大断面図、第3図は本発明の方法により成形
されたケースを有する押釦スイッチをプリント基板に取
付けた状態の断面図である。
本実施例において、従来と同一部分には同一番号を付し
て重複した説明を省略する。
図において、中央固定接点2と両側固定接点3を有する
接点板8が上部固定金型11と下部可動金型12間に配置さ
れる点については従来と同様であるが、本発明の特徴と
するところは以下の構成にある。
すなわち、中央固定接点2を先端部22aが先細りに形成
された位置決めピン22を用いて突出ブロック12aの中央
固定接点支持部12b上に押し付けると共に、両側固定接
点3の上方にはこの両側固定接点3の上面と僅かの間隙
を有して先端部23aが平面状に形成された位置決めピン2
3を突き出したものである。
上記構成のもとで、成形機内で溶融された樹脂をサブマ
リンゲート16を介して上部固定金型11と下部可動金型12
間のキャビティ内に射出すると、中央固定接点2は位置
決めピン22の先端部22aにより突出ブロック12aの支持部
12bに押し付けられているので、中央固定接点2と支持
部12b間に樹脂が侵入することがなく、また、両側固定
接点3上には約0.5mm程度の間隙をもって位置決めピン2
3を突き出しているので、第2図に示すように溶融樹脂
は両側固定接点3を突出ブロック12aの両側固定接点支
持部12c側に押し付けるように流れる(矢印方向)こと
となり両側固定接点3と支持部12c間に樹脂が侵入する
こともない。
上記方法により形成されたケース1を用いて第3図に示
すような押釦スイッチを組立てた後、プリント基板21に
端子4をオートディップした場合には、ケース1に位置
決めピン22、23により孔1c、1dは形成されるが孔1dは両
側固定接点と接触しないのでフラックスの影響はなく、
中央固定接点2の下面の孔1c先端部は位置決めピン22の
先端部22aの形状に応じて極めて小径の孔が形成される
のみなので固定接点2、3部分にフラックスが侵入する
ことはない。
また、押釦スイッチを操作する場合にはステム6を押圧
し、このステム6が下動することにより湾曲状の可動接
点5を湾曲反転させ、これにより中央固定接点2と両側
固定接点3とが可動接点5を介して導通する。この時、
固定接点2、3上に樹脂あるいはフラックスが付着して
ないので押釦スイッチのスイッチング動作は極めて良好
となる。
尚、上記実施例では接点板8を下部可動金型8上に当接
させる構成であるが、これに限らず、上部固定金型側に
当接させる構成でもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、中央固定接点上に先端が先細り
形状を成した位置決めピンを押し付け、また、両側固定
接点上方には両端固定接点と僅かの間隙を有して位置決
めピンを突き出しているので、固定接点と金型間に樹脂
が侵入することがなく、押釦スイッチとして動作させる
際に接点の接触不良を防止することができる。また、押
釦スイッチとしてプリント基板にオートディップする場
合にも接点部へのフラックスの侵入を防止できるので信
頼性の高い押釦スイッチを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のケースの成形方法を示す要部断面図、
第2図は本発明の両側固定接点と位置決めピンとの間の
樹脂の流通状態を示す要部拡大断面図、第3図は本発明
の方法により成形されたケースを有する押釦スイッチを
プリント基板に取付けた状態の断面図、第4図は従来の
押釦スイッチの断面図、第5図は従来のケースの成形方
法を示す要部断面図、第6図は従来の固定接点を位置決
めピンにより押し付けた状態を示す断面図、第7図は従
来の押釦スイッチをプリント基板に取付けた状態を示す
断面図、第8図は固定接点とケースとの関係を示す平面
図である。 1…ケース 2…中央固定接点 3…両側固定接点 8…接点板 11…上部固定金型 12…下部可動金型 22、23…位置決めピン 22a、23a…先端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央固定接点及び両側固定接点を有する接
    点板を上部金型と下部金型間に配置し、この上下金型間
    のキャビティ内に溶融樹脂を射出することによりケース
    を成形する押釦スイッチのケース成形方法において、上
    記中央固定接点及び両側固定接点を上下一方の金型の中
    央固定接点支持部と両側固定接点支持部上にそれぞれ当
    接させ、中央固定接点上には先端部が先細り形状を成し
    た位置決めピンを他方の金型側から突出させて押し付
    け、両側固定接点と対向する位置にはこの両側固定接点
    と僅かの間隙を有する位置決めピンを他方の金型側から
    突き出したことを特徴とする押釦スイッチのケース成形
    方法。
JP29386886A 1986-12-09 1986-12-09 押釦スイツチのケ−ス成形方法 Expired - Lifetime JPH0756769B2 (ja)

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JPS63146313A JPS63146313A (ja) 1988-06-18
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