JP2721427B2 - スイッチ用ウエハ及びその製造方法 - Google Patents

スイッチ用ウエハ及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は押釦スイツチに用いられるスイツチ用ウエハ
及びその製造方法に係り、特に、固定接点の位置ずれを
防止するのに好適なスイツチ用ウエハ及びその製造方法
に関する。
〔従来の技術〕
第3図ないし第5図はスイツチ用ウエハの製造方法の
従来例を説明する図で、第3図はスイツチ用ウエハを備
えた押釦スイツチの構成を示す断面図、第4図はフープ
材の平面図、第5図は成型後のウエハの状態を示す平面
図である。なお、第3図は第5図のA−A線に沿う断面
図である。
第3図に示す押釦スイツチは、合成樹脂からなり、開
口を有するウエハ1と、このウエハ1の前記開口を臨む
内底面に露出する固定接点、例えばコモン接点2a、2b、
および中央接点2cと、コモン接点2a、2b上に載置され、
中央接点2cと対向する円椀状の可動接点3と、この可動
接点3上に設けられ、前記開口を蓋閉するシート4と、
このシート4を介して可動接点3を固定接点2cに向けて
押圧するステム5と、このステム5を移動可能に支持
し、ウエハ1に締着されるフレーム6などからなつてい
る。
上述したウエハ1に用いられるフープ材7は、第4図
に示すように、長手方向に延びる支持部8、9と、一方
の支持部8に折曲げ部10、11を介してそれぞれ連結され
る前記コモン接点2a、2bと、他方の支持部9に折曲げ部
12を介して連結される前記中央接点2cと、穴13が形成さ
れ、支持部8、9を互いに連結する連結部14とを有して
いる。なお、第4図では図示を省略したが、同様に構成
される他の部分も支持部8、9に沿つて等間隔で順次配
置されている。
このようなウエハ1を製造する際、まずフープ材7を
図示しない金型装置に供給し、この金型装置のキヤビテ
イにゲートを介して溶融樹脂を射出する。これに伴つて
中央接点2cの支持部9側からコモン接点2a、2bの支持部
8側へ溶融樹脂が流動することにより、この溶融樹脂で
前記のキヤビテイを充填し、次いで、溶融樹脂の硬化後
に金型装置から離型することによつて第5図に示す状態
のウエハ1を得て、その後、ウエハ1両側端から突出す
る支持部8、9をそれぞれ所定の位置で切断するように
なつていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前記従来技術にあつては、金型装置のゲー
トから溶融樹脂が射出されたとき、この樹脂の圧力によ
り支持部9の前記ゲートに対向する部分が他方の支持部
8に向かつて変形して、折曲げ部12が移動し、その結
果、中央接点2cの位置がずれるという問題があつた。ま
た、中央接点2cの位置ずれに伴つて中央接点2cの接点面
が可動金型17の上面から離れてしまう場合、溶融樹脂19
の一部が中央接点2c接点面に被つてしまい、いわゆる中
央接点2cの樹脂被りが生じるという問題があつた。
そして、上記のようにウエハ1の中央接点2cの位置ず
れによつて、該ウエハ1を備えた押釦スイツチの動作不
良が発生するとともに、中央接点2cの樹脂被りに伴い、
中央接点2cと可動接点3との接触不良を引き起こすこと
が懸念されていた。
本発明はこのような従来技術における実情に鑑みてな
されたもので、その目的は、固定接点の位置ずれを防止
することのできるスイツチ用ウエハの製造方法を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本発明によるスイツチ用
ウエハは、長手方向に伸びる支持部、および該支持部に
折曲げ部を介して連結された固定接点を有するフープ材
と、該フープ材を一体成形した溶融樹脂とから成り、該
溶融樹脂の内底面に前記固定接点を露出させ、且つ前記
内底面であって前記固定接点の縁部のうちの前記支持部
から離隔する部分に隣接する凹部を設けた構成にしてあ
る。
また、上記目的を達成するために、本発明によるスイ
ッチ用ウエハの製造方法は、長手方向に伸びる支持部、
および該支持部に折曲げ部を介して連結された固定接点
を有するフープ材を金型装置に供給し、この金型装置の
キヤビテイに溶融樹脂を充填してスイツチ用ウエハを成
形するスイツチ用ウエハの製造方法において、前記固定
接点の縁部のうちの前記支持部から離隔する部分に当接
する当接部材を設けた構成にしてある。
〔作用〕
本発明は上記のように、溶融樹脂の内底面であって固
定接点の縁部のうちの前記支持部から離隔する部分に隣
接する凹部を設けたので、フープ材の成形時において、
前記凹部により固定接点の移動が阻止され、これによっ
て、固定接点の位置ずれを防止することができる。
また、本発明は、固定接点の縁部のうちの前記支持部
から離隔する部分に当接する当接部材を設けたので、金
型装置のキヤビテイに溶融樹脂を充填する際に該溶融樹
脂の圧力がフープ材の支持部に働いて、支持部、折曲げ
部および固定接点が移動しようとするとき、前記のよう
に該固定接点の縁部のうちの前記支持部から離隔する部
分に当接部材が当接していることから、この当接部材に
よつて固定接点の移動が阻止され、これによつて、固定
接点の位置ずれを防止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明のスイツチ用ウエハの製造方法の実施例
を図に基づいて説明する。
第1図および第2図は本発明のスイツチ用ウエハの製
造方法の一実施例を説明する図で、第1図は金型装置の
キヤビテイに溶融樹脂を充填する状態を示す縦断面図、
第2図は成型後のウエハの状態を示す平面図である。
第1図に示すウエハ21は、前述した第4図に示す従来
のものと同様に構成されるフープ材7と、金型装置22の
キヤビテイ23に充填される溶融樹脂24とからなつてい
る。このウエハ21の開口を臨む内底面に、中央接点2cの
縁部に隣接する凹部25が設けられている。
このようなウエハ21を成型する金型装置22は、固定金
型27と可動金型28の接合面に形成された前記キヤビテイ
23と、ランナ29を介して送り込まれる溶融樹脂24をキヤ
ビテイ23に射出するゲート30と、固定接点2cの縁部のう
ちの支持部9から離隔する部分、すなわち固定接点2cの
縁部のうちの第2図の上側部分に当接する当接部材、例
えばピン31とを有している。このピン31の頭部によつ
て、ウエハ21の開口を臨む内底面に前記凹部25が形成さ
れている。
この実施例にあつては、ウエハ21を製造する際、まず
フープ材7を金型装置22に供給して、フープ材7の連結
部14の穴13に図示しないパイロツトピンを挿入して位置
決めした後、このフープ材7を固定金型27および可動金
型28間ではさみ、この状態でランナ29を介して送り込ま
れる溶融樹脂24をゲート30からキヤビテイ23に射出す
る。これに伴つて、溶融樹脂24が中央接点2cの支持部9
側からコモン接点2a、2bの支持部8側へ流動して、この
溶融樹脂24でキヤビテイ23が充填される。このとき、該
溶融樹脂24の圧力が支持部9に働き、支持部9、折曲げ
部12および中央接点2cを第1図の右方向へ移動させよう
とするが、中央接点2cはピン31によつて第1図の右方向
への移動が阻止されている。
次いで、溶融樹脂24の硬化後に、可動金型28を下降さ
せるとともに、この可動金型28の付着するウエハ21を金
型装置22から離型することによつて第2図に示す状態の
ウエハ21を得てから、ウエハ21両側端から突出する支持
部8、9をそれぞれ所定の位置で切断するようになつて
いる。
このように構成した実施例では、中央接点2cの縁部に
ピン31が当接して中央接点2cの移動を阻止していること
から、該中央接点2cの位置ずれを防止することができ
る。また、中央接点2c表面の突部2dを受け入れる凹部28
aを可動金型28上に設けることによつて、中央接点2cの
移動をさらに確実に阻止することができる。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によるスイッチ用ウエハ
は、溶融樹脂の内底面であって固定接点の縁部のうちの
支持部から離隔する部分に隣接する凹部を設けた構成で
あるため、また、その製造方法においても、金型装置の
キヤビテイに溶融樹脂を充填する際に、固定接点の移動
を当接部材によつて阻止していることから、固定接点の
位置ずれを防止することができ、したがつて、固定接点
の位置ずれに伴う押釦スイツチの動作不良や、固定接点
の樹脂被りによる該固定接点と可動接点との接触不良を
引き起こすことのない良好なスイツチ用ウエハを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明のスイツチ用ウエハの製造
方法の一実施例を説明する図で、第1図は金型装置のキ
ヤビテイに溶融樹脂を充填する状態を示す縦断面図、第
2図は成型後のウエハの状態を示す平面図、第3図ない
し第5図はスイツチ用ウエハの製造方法の従来例を説明
する図で、第3図はスイツチ用ウエハを備えた押釦スイ
ツチの構成を示す断面図、第4図はフープ材の平面図、
第5図は成型後のウエハの状態を示す平面図である。 2a、2b……コモン接点(固定接点)、2c……中央接点
(固定接点)、7……フープ材、8、9……支持部、12
……折曲げ部、21……ウエハ、22……金型装置、23……
キヤビテイ、24……溶融樹脂、25……凹部、31……ピン
(当接部材)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に伸びる支持部、および該支持部
    に折曲げ部を介して連結された固定接点を有するフープ
    材と、該フープ材を一体成形した溶融樹脂とから成り、
    該溶融樹脂の内底面に前記固定接点を露出させ、且つ前
    記内底面であって前記固定接点の縁部のうちの前記支持
    部から離隔する部分に隣接する凹部を設けたことを特徴
    とするスイッチ用ウエハ。
  2. 【請求項2】長手方向に伸びる支持部、および該支持部
    に折曲げ部を介して連結された固定接点を有するフープ
    材を金型装置に供給し、この金型装置のキャビティに溶
    融樹脂を充填してスイッチ用ウエハを成形するスイッチ
    用ウエハの製造方法において、前記固定接点の縁部のう
    ちの前記支持部から離隔する部分に当接する当接部材を
    設けたことを特徴とするスイッチ用ウエハの製造方法。
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