JP2624536B2 - 複数の接続導電リードを有する電気部品の製造方法およびその製造方法に用いる製造型 - Google Patents

複数の接続導電リードを有する電気部品の製造方法およびその製造方法に用いる製造型

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JP2624536B2
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通夫 平林
清忠 柴尾
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和泉電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ディジタルスイッチ等の複数の接続導電
リードを有する電気部品の製造技術に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来のディジタルスイッチの接触子部分の製造方法を
第4図A,B,Cに示す。第4図Aは、樹脂を硬化させて形
成した第1の絶縁部材2を示している。この絶縁部材2
には、突起4が設けられている。まず、この絶縁部材2
を下型(図示せず)の上に載置する。下型には、絶縁部
材2に対応した凹部が所定位置に形成されており、下型
の凹部に絶縁部材2を配設することにより、絶縁部材2
の位置が固定される。
第4図Bは、シート状の導電フープ状6を示してい
る。導電フープ6には、接触子12の基部12aに穴8が形
成されている。この導電フープ材6を絶縁部材2の上に
固定する。この際、導電フープ材6の穴8と絶縁部材2
の突起4を嵌め合わすことにおり、導電フープ材6の絶
縁部材2上の位置決めが行われる。全ての穴8が突起4
にはめ合わされた後、上型(図示せず)により、導電フ
ープ材6を押圧して固定する。
下型に配設された第1の絶縁部材2、導電フープ材6
と上材との間には、空間が形成されるようになっており
(すなわち、上型には凹部が設けられており)、この空
間に、樹脂を流し込む。流し込んだ樹脂を硬化させて、
第2の絶縁部材10を形成する。上述の作業工程を行うこ
とにより、第4図Cに示すように、接触子12および接続
リード14が、第1・第2の絶縁部材2,10に挟まれた形の
部品を得ることができる。
また、他の方法として第5図A,Bに示すような方法も
ある。第5図Aに示す導電フープ材6には、穴8は設け
られておらず、接触子12の基部12aに連結部16が設けら
れている。各接触子12の間は、この連結部16によって連
結されているので、穴8によって位置決めを行う必要は
ない。この方法による場合には、第5図Bに示すよう
に、第1の絶縁部材2に穴20を設けておくとともに、第
2の絶縁部材10に穴22が穴20に対向して形成されるよう
に上語を構成しておく、これにより、第2の絶縁部材10
を硬化させ、金型から取り出した後、穴20および穴22に
切断刃を挿通させて連結部16を切断し、完成させてい
る。
[発明が解決しようとする課題] 第4図に示すような従来の技術においては、導電フー
プ6の穴8を絶縁部材2の突起4には合わせなければな
らない。この作業は極めて困難であるため、作業に時間
を要した。さらに、導電フープ6の位置が完全に定まら
ない状態で製品が製作されるおそれもあり、信頼性を低
下させる場合もあった。
一方、第5図A,Bに示すようなものにおいては、連結
部16があるので、上記のような問題は生じない。しかし
ながら、金型から取り出した後に、さらに連結部16を切
断する工程が必要であり、工程が複雑化していた。また
連結部16を切断した後も、穴22,20内には、導電部材が
露出しているため、導電性異物による動作不良の可能性
があった。
この発明は上記の課題を解決して、信頼性の高い電気
部品を、容易に製造することのできる方法および製造型
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に係る製造方法は、 単一の成形金型において、 第1の絶縁材料を下型に載置する第一の工程と、 導電部材を第1の絶縁部材上の所定位置に載置し、上
型で押圧する第二の工程と、 導電部材の一部を下型および上型で形成された空間内
で切断する第三の工程と、 上型と下型で形成された空間に絶縁樹脂を流し込み硬
化させ第2の絶縁部材を形成する第4の工程と を備えている。
請求項2に係る製造方法は、 処理用切欠を有する第1の絶縁部材を下型に載置する
工程、 細い帯状の連結部によって互いに連結され、ほぼ平行
に配された複数の接続導電リードを、第1の絶縁部材の
上に、処理用切欠の上に前記連結部が来るように載置
し、上型で押圧する工程、 前記連結部の一部を切断し、連結部を処理用切欠の中
へ押し込む工程、 第1の絶縁部材、接続導電リードと上型によって形成
される空間に絶縁樹脂を流し込み、硬化させ、第2の絶
縁部材を形成する工程、 を備えている。
請求項3に係る製造型は、 連結部の一部を切断し、連結部を処理用切欠へ押し込
む切断刃が、上型に伸縮自在に設けられていることを特
徴としている。
請求項4に係る製造型は、 切断刃の側断面形状が、上部付近において突出部を有
しているものであることを特徴としている。
[作用] 第1の絶縁部材に設けられた処理用切欠の上に、接続
導電リードの連結部が来るように、接続導電リードを載
置した後、上型によって押圧固定される。接続導電リー
ドは連結部によって連結されているので、位置決めが容
易である。その状態において、連結部が切断され、処理
用切欠に押し込まれるので、接続導電リードの位置がず
れない。その後、絶縁樹脂を流し込み、硬化させるの
で、切断された連結部が、絶縁樹脂で覆われる。
請求項3の製造型においては、切断刃が、伸縮自在に
上型に設けられているので、上型による押圧後、連結部
を容易に切断できる。
また、切断刃の側面形状を、上部付近において突出部
を有するものとすることにより、確実な切断が行われ
る。
[実施例] 第2図A,B,C,Dを用いて、この発明の一実施例による
ディジタルスイッチの接触子部分の製造方法を説明す
る。第2図Aは、第1の絶縁部材2を示している。この
絶縁部材2には、下部に処理用切欠2aが設けられてい
る。この実施例においては、生産性を上げるため、複数
個の絶縁部材2が連結部2bにて連結されたものを用いて
いる。連結部2bにて連結された一連の絶縁部材2を、下
型上の所定位置におく。第1図Aに示すように、下型30
には所定位置に凹部30aが形成されており、この凹部30a
に絶縁部材2が配設される。
次に、第2図Bに示すように、接続導電リードである
導電フープ6(図中のクロスハッチング部)を絶縁部材
2上の所定位置に置く。導電フープ6は、両端のガイド
部6aと、中央部の本体部6bとからなる。本体部6bは、接
触子12、接続リード14を有しており、接触子12の基部12
aにおいて、連結部16により連結されている。ガイド部6
aには、ガイド穴6cが設けられている。このガイド穴6c
を下型30の所定位置に設けられた突起(図示せず)には
め合わせることにより、導電フープ材6の位置決めが行
われ、導電フープ材6の連結部16と絶縁部材2の切欠2a
とが対応するようになっている。
導電フープ6の位置決めが完了すると、次に、上型32
をおろして、導電フープ6を押圧し、固定する。この状
態を示したのが第1図Bである。上記上型32には、下型
30へ下ろしたときに、下型30上の絶縁部材2、導電フー
プ材6との間に空間40を形成する凹部32aが形成されて
いる。また、この凹部32aに刃先の一部を露呈させて、
切断刃34が設けられている。
次に、第1図Cに示すように、上型32内に設けられた
切断刃34を下ろし、連結部16を切断して、処理用切欠2a
の中へ押し込む。
第1図Dに示すように、再び切断刃34を上げた後、空
間40(切欠2a内も含めて)に、絶縁樹脂を流し込み、硬
化させる。硬化後に、型から取り出したものが、第2図
Cに示すものである。これから不要な金属部分(例えば
ガイド部6a)を切断して、完成させる。
第3図に、この実施例において用いた切断刃34の先端
部の拡大図を示す。切断刃34には、刃先部分に突出部34
aが設けられており、切断後の連結部16が、確実に処理
用切欠2aの中に、押し込まれるようになっている。
なお、上記の実施例においては、連結部16の一方を切
断したが、切欠2a上の2ヵ所を切断して、連結部16を切
り落としてもよい。
また、上記実施例は、ディジタルスイッチの接触子等
について説明したが、この発明は、複数の接続導電リー
ドを有する電気部品全てに適用できる。
[発明の効果] 請求項1に係る製造方法は、 第1の絶縁材料を下型に載置する第一の工程と、 導電部材を第1の絶縁部材上の所定位置に載置し、上
型で押圧する第二の工程と、 導電部材の一部を下型および上型で形成された空間内
で切断する第三の工程と、 上型と下型で形成された空間に絶縁樹脂を流し込み硬
化させ第2の絶縁部材を形成する第4の工程とを備えて
いる。
したがって、導電部材の位置決めが容易であるばかり
でなく、切断部が樹脂で覆われるので、信頼性の高い電
気部品を提供することができる。
請求項2に係る製造方法は、連結部によって連結され
た接続導電リードを用い、上型によって第1の絶縁部材
に押圧し固定している。その後、連結部を切断し、さら
にその後、樹脂を流し込むようにしている。したがっ
て、接続導電リードの位置決めが容易であるばかりでな
く、切断部が樹脂で覆われるので、信頼性の高い電気部
品を提供することができる。
請求項3に係る製造例は、上型内に、切断刃を備えて
いる。したがって、接続導電リードの押圧、固定後に、
連結部を切断することが容易となる。
請求項4に係る製造型の切断刃は、上部付近において
突出部を有している。したがって、連結部の切断、押し
込みが確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B,C,Dはこの発明の一実施例による電気部品の
製造方法を示す断面図であり、第1図Aは下型に絶縁部
材を配設した状態を示す断面図、第1図Bは下型に上型
を押圧した状態を示す図、第1図Cは切断刃を降下させ
て導電フープ材の連結部を切断した状態を示す断面図、
第1図Dは導電フープ材の連結部を切断後、切断刃を上
昇させた状態を示す断面図である。 第2図A,B,Cはこの発明の一実施例による電気部品の製
造工程の状態を示す平面図であり、第2図Aは連結部に
連結された一連の第1の絶縁部材を示す平面図、第2図
Bは第1の絶縁部材に導電フープ材を配設した状態を示
す平面図、第2図Cは第1の絶縁部材に第2の絶縁部材
を形成した状態を示す平面図である。 第3図は切断刃の詳細を示す図、第4図A,B,Cおよび第
5図A,Bは従来の製造方法を示す図である。 2……第1の絶縁部材 2a……処理用切欠 6……導電フープ 10……第2の絶縁部材 16……連結部 30……下型 32……上型 34……切断刃 40……空間
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−13678(JP,A) 特開 昭49−61673(JP,A) 特開 昭50−158889(JP,A) 特開 昭55−151719(JP,A) 特開 平1−50504(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一の成形金型において、 第1の絶縁材料を下型に載置する第一の工程と、 導電部材を第1の絶縁部材上の所定位置に載置し、上型
    で押圧する第二の工程と、 導電部材の一部を下型および上型で形成された空間内で
    切断する第三の工程と、 上型と下型で形成された空間に絶縁樹脂を流し込み硬化
    させ第2の絶縁部材を形成する第4の工程と を備えた電気部品の製造方法。
  2. 【請求項2】処理用切欠を有する第1の絶縁部材を下型
    に載置する工程、 細い帯状の連結部によって互いに連結され、ほぼ平行に
    配された複数の接続導電リードを、第1の絶縁部材の上
    に、前記連結部が処理用切欠の上に来るように載置し、
    上型で押圧する工程、 前記連結部の一部を切断し、連結部を処理用切欠の中へ
    押し込む工程、 第1の絶縁部材、接続導電リードと上型によって形成さ
    れる空間に絶縁樹脂を流し込み、硬化させ、第2の絶縁
    部材を形成する工程、 を備えた電気部品の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2の製造方法において用い
    る製造型であって、 前記連結部の一部を切断し、連結部を処理用切欠へ押し
    込む切断刃が、上型に伸縮自在に設けられていることを
    特徴とする製造型。
  4. 【請求項4】請求項3の製造型において、 切断刃の側断面形状が、上部付近において突出部を有し
    ているものであることを特徴とするもの。
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