JP3047152B2 - 防水型キートップ板 - Google Patents

防水型キートップ板

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JP3047152B2
JP3047152B2 JP6275845A JP27584594A JP3047152B2 JP 3047152 B2 JP3047152 B2 JP 3047152B2 JP 6275845 A JP6275845 A JP 6275845A JP 27584594 A JP27584594 A JP 27584594A JP 3047152 B2 JP3047152 B2 JP 3047152B2
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synthetic resin
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篤志 播
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帝国通信工業株式会社
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2223/00Casings
    • H01H2223/002Casings sealed
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2229/00Manufacturing
    • H01H2229/044Injection moulding
    • H01H2229/047Preformed layer in mould

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  • Push-Button Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防水型のキートップ板に
関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、電子機器の小型化に伴い、その操作
部に使用する押釦スイッチに対してもその小型化が要望
されている。
【0003】一方電子機器の中には湿気や水分が侵入す
る恐れのある環境下で使用されるものがあり、このため
その操作部に用いる押釦スイッチに対しても、外部から
の湿気や水分がスイッチの接点部に侵入しない構造、い
わゆる防水構造のものが必要とされている。
【0004】これらの要望に応えるものとして、図2に
示すような構造の押釦スイッチがあった。この押釦スイ
ッチは、スイッチ基板71の上にスペーサ用枠体81を
介して防水型キートップ板85を載置し、その上に上ケ
ース95を取り付けて構成されている。
【0005】ここでスイッチ基板71に設けた複数個の
スイッチ接点73の上には、それぞれクリック板75が
取り付けられている。
【0006】また防水型キートップ板85は、1枚の何
ら貫通孔のない合成樹脂フイルム87内に、複数個のキ
ートップ89を設けて構成されている。各キートップ8
9は、合成樹脂フイルム87の所定部分を上方向に湾曲
せしめると同時に該湾曲によって裏面側に形成された凹
部内にモールド樹脂91を成型することによって構成さ
れている。該モールド樹脂91の下面には、前記クリッ
ク板75を押圧するための押圧部93が設けられてい
る。
【0007】また上ケース95には、各キートップ89
をその表面に露出するための孔97が設けられている。
【0008】そして防水型キートップ板85の周囲全体
をスペーサ用枠体81と上ケース95で水密状に挟持す
るか、又は防水型キートップ板85の周囲全体をスペー
サ用枠体81或いは上ケース95に水密状に接着すれ
ば、上ケース95の上にかかった水滴が防水型キートッ
プ板85の上に侵入しても、該水滴はスイッチ基板71
の上には侵入せず、防水される。なおこの防水型キート
ップ板85の周囲の挟持部分又は接着部分のことを以
下、防水固定面100という。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の押
釦スイッチ板は小型化のため、防水型キートップ板85
の各キートップ89の間の間隔L1が狭くなっているば
かりか、周囲のキートップ89(図2では左右両端のも
の)と防水固定面100との間の間隔L2も狭くなって
いる。
【0010】そして内部のキートップ89(図2では中
央の2つのもの)を押圧した場合は、該キートップ89
から固定されている防水固定面100までの距離が比較
的長いので、キートップ89の押圧ストローク分だけ比
較的容易に防水型キートップ板85がたわむため、その
押圧がしにくくなるというような問題は特に生じない。
【0011】しかしながら周囲のキートップ89を押圧
した場合は、該キートップ89から固定されている防水
固定面100までの距離がL2しかなく短いので、キー
トップ89の押圧ストローク分だけ防水型キートップ板
85の防水固定面100側の部分がたわむのは困難で、
その押圧がしにくくなってしまうという問題点があっ
た。
【0012】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、防水のためにその外周を固定したキー
トップ板の周囲に近い位置に設けたキートップであって
も、これを容易に押圧することのできる防水型キートッ
プ板を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、1枚の合成樹脂フイルム内に、該合成樹脂
フイルムの所定部分を上方向に湾曲せしめるとともに該
湾曲によって裏面側に形成された凹部内にモールド樹脂
を成型した構造のキートップを複数個設け、且つ前記合
成樹脂フイルムの周囲全体の防水固定面を他の部材に水
密状に密着して固定する構造の防水型キートップ板にお
いて、前記合成樹脂フイルムの防水固定面の内側全体を
囲む部分に、該防水固定面の面から上方向又は下方向に
略円弧状に湾曲する湾曲部を設けて構成した。
【0014】
【作用】この防水型キートップ板の周囲の防水固定面
は、スペーサやケースなどの他の部材に密着して固定さ
れる。このとき周囲のキートップと固定される防水固定
面との間の間隔は短いが、その間に湾曲部が存在するの
で、その分実質上、周囲のキートップと防水固定面との
間の間隔は長くなっている。従ってその長くなった分だ
け、周囲のキートップを押圧した際、湾曲部側の合成樹
脂フイルムがたわみやすくなり、従ってキートップを容
易に押圧することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の1実施例にかかる防水型キ
ートップ板11を用いて構成した押釦スイッチを示す概
略側断面図である。同図に示すようにこの押釦スイッチ
は、スイッチ基板41の上にスペーサ用枠体51を介し
て防水型キートップ板11を載置し、その上に上ケース
61を取り付けて構成されている。
【0016】ここでスイッチ基板41はメンブレンスイ
ッチからなり、該スイッチ基板41に設けた複数個のス
イッチ接点43の上には、それぞれクリック板45が取
り付けられている。
【0017】また上ケース61には、下記する各キート
ップ15をその表面に露出するための孔63が設けられ
ている。
【0018】またスペーサ用枠体51は、スイッチ基板
41と防水型キートップ板11の間に所定の間隔を設け
るために挿入されるものである。
【0019】そして防水型キートップ板11は、1枚の
何ら貫通孔のない合成樹脂フイルム13内に、複数個の
キートップ15を設けて構成されている。各キートップ
15は、合成樹脂フイルム13の所定部分を上方向に湾
曲せしめると同時に該湾曲によって裏面側に形成された
凹部内にモールド樹脂17を成型することによって構成
されている。該モールド樹脂17の下面には、前記クリ
ック板45を押圧する押圧部19が設けられている。
【0020】さらにこの防水型キートップ板11には、
合成樹脂フイルム13の周囲全体を囲むように平板面の
防水固定面21が設けられている。この防水固定面21
は上ケース61とスペーサ用枠体51との間に水密状に
挟持され、固定される。
【0021】これによって上ケース61の上にかかった
水滴が防水型キートップ板11の上に侵入しても、該水
滴は防水型キートップ板11の下には侵入せず、防水さ
れる。
【0022】そして本実施例においては、この防水型キ
ートップ板11を構成する合成樹脂フイルム13の防水
固定面21の内側全体を囲む部分に、該防水固定面21
の面から上方向に略1/4円弧状に湾曲せしめた湾曲部
23を設けている。
【0023】そしてこの押釦スイッチの各キートップ1
5を押圧すれば、防水型キートップ板11がたわむこと
によって下降し、その押圧部19がクリック板45を反
転させると共にその下のスイッチ接点43をオンする。
【0024】ここでこの防水型キートップ板11におい
ても、小型化のため、周囲のキートップ15(図1では
左右両端のもの)と防水固定面21の間の間隔L2は狭
くなっているが、本実施例の場合は湾曲部23が設けら
れているので、その分実質上、周囲のキートップ15と
防水固定面21との間の長さはL2よりも長くなってい
る。このため、周囲のキートップ15を押圧した際、変
形可能な長さが長くなった分だけたわみやすくなり、従
ってキートップ15を容易に押圧することができる。
【0025】なお内部のキートップ15(図1では中央
2つのもの)は、いずれも防水固定面21から離れてい
るので、従来通り防水型キートップ板11は容易にたわ
み、その押圧は容易に行える。
【0026】次に図3は防水型キートップ板11の実際
の具体的構成例を示す図であり、同図(a)は平面図、
同図(b)は同図(a)のA−A断面図、同図(c)は
同図(a)のB−B断面図である。また図4は図3
(c)のC部分の拡大図である。なお前記図1に示す防
水型キートップ板11と同一部分には同一符号を附す
る。
【0027】図3に示すようにこの防水型キートップ板
11の周囲全体には、防水固定面21が設けられてお
り、この部分を前記図1に示す上ケース61とスペーサ
用枠体51とが水密状に挟持するか又はスペーサ用枠体
51或いは上ケース61に水密状に接着することによっ
てその防水が図られる。
【0028】またこの防水固定面21の内側全体を囲む
部分には、該防水固定面21の面を上方向に略1/4円
弧状に湾曲せしめた湾曲部23(図4参照)が設けられ
ている。
【0029】またこの防水型キートップ板11の両側辺
には、位置決め用の切欠き111,111が設けられて
いるが、防水固定面21と湾曲部23とはこの切欠き1
11,111を回避してその内側周囲を囲むように設け
られている。
【0030】次にこの防水型キートップ板11を製造す
るには、図5に示すように、キートップ15の上部の形
状と同一形状の凹部203を具備する上金型201と、
キートップ15の下部の形状と同一形状の凹部303を
具備する下金型301とを用意する。また上金型201
には湾曲部23の上面形状と同一形状の湾曲凹面205
を設け、下金型301にも湾曲部23の下面形状と同一
形状の湾曲凸面305が設けられている。
【0031】そして平板状の合成樹脂フイルム13を上
下金型201,301で挟持し、下金型301の凹部3
03に取り付けたピンゲート307から高温溶融樹脂を
圧入すれば、該溶融樹脂の熱と圧力によってその上の合
成樹脂フイルム13が同図に示す矢印方向に押し上げ変
形され、上金型201の凹部203の内面に密着すると
同時に、溶融樹脂が凹部203,303内に充填され
る。
【0032】またこのとき同時に湾曲凹凸面205,3
05においては、上下金型201,301の熱と挟持圧
力によって、合成樹脂フイルム13が略1/4円弧状に
フォーミングされる。
【0033】そして上下金型201,301を取り外せ
ば、合成樹脂フイルム13上にキートップ15と湾曲部
23を設けた防水型キートップ板11が形成される。
【0034】なおこの製造方法においては、キートップ
15と湾曲部23とを1組の上下金型で同時に形成した
が、別々の上下金型によってそれぞれ別工程で製造して
も良い。また合成樹脂フイルム13のみをプレフォーム
することによって予め各キートップ15用の湾曲部分と
外周の湾曲部23とを形成しておき、次の工程で各キー
トップ15用の湾曲部分の中にモールド樹脂17を成型
して製造しても良い。
【0035】なお上記実施例の湾曲部23は防水固定面
21の面を上方向に略1/4円弧状に湾曲せしめて構成
したが、逆に下方向に略1/4円弧状に湾曲せしめた
り、半円弧状に湾曲せしめたり、上下に波状に湾曲せし
めても良い。
【0036】ところで、前記図3に示す防水型キートッ
プ板11において、4隅のコーナーに位置するキートッ
プ15は最も動きが悪くなる。このため図6に示すよう
に、コーナーに位置するキートップ15の周囲には、前
記湾曲部23の他に、第2湾曲部33を設けても良い。
つまり湾曲部を2段階に設けても良い。このように構成
すれば、コーナーに位置するキートップ15であっても
その動きが良好になる。
【0037】また図7に示すように、コーナーに位置す
るキートップ15の周囲の湾曲部だけを、動きを良好と
するために、波状に湾曲する波状湾曲部23′としても
良い。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる防水型キートップ板によれば、防水のためにその外
周全体を水密状に固定した防水型キートップ板の該固定
した部分に近い位置に設けたキートップであっても、こ
れを容易に押圧することができるという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例にかかる防水型キートップ板
11を用いて構成した押釦スイッチを示す概略側断面図
である。
【図2】従来の防水型の押釦スイッチを示す概略側断面
図である。
【図3】本発明にかかる防水型キートップ板11の実際
の具体的構成例を示す図であり、同図(a)は平面図、
同図(b)は同図(a)のA−A断面図、同図(c)は
同図(a)のB−B断面図である。
【図4】図3(c)のC部分の拡大図である。
【図5】防水型キートップ板11の製造方法を示す図で
ある。
【図6】他の実施例を示す図であり、同図(a)は要部
斜視図、同図(b)は要部側断面図である。
【図7】他の実施例を示す要部側断面図である。
【符号の説明】
11 防水型キートップ板 13 合成樹脂フイルム 15 キートップ 17 モールド樹脂 21 防水固定面 23 湾曲部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の合成樹脂フイルム内に、該合成樹
    脂フイルムの所定部分を上方向に湾曲せしめるとともに
    該湾曲によって裏面側に形成された凹部内にモールド樹
    脂を成型した構造のキートップを複数個設け、且つ前記
    合成樹脂フイルムの周囲全体の防水固定面を他の部材に
    水密状に密着して固定する構造の防水型キートップ板に
    おいて、 前記合成樹脂フイルムの防水固定面の内側全体を囲む部
    分に、該防水固定面の面から上方向又は下方向に略円弧
    状に湾曲する湾曲部を設けたことを特徴とする防水型キ
    ートップ板。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7726820B2 (en) 2005-05-26 2010-06-01 Sony Corporation Projection type display unit having a curved housing

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7726820B2 (en) 2005-05-26 2010-06-01 Sony Corporation Projection type display unit having a curved housing

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JPH08115630A (ja) 1996-05-07

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