JPH0756175Y2 - トランスファ成形用金型 - Google Patents

トランスファ成形用金型

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JPH0756175Y2
JPH0756175Y2 JP12816090U JP12816090U JPH0756175Y2 JP H0756175 Y2 JPH0756175 Y2 JP H0756175Y2 JP 12816090 U JP12816090 U JP 12816090U JP 12816090 U JP12816090 U JP 12816090U JP H0756175 Y2 JPH0756175 Y2 JP H0756175Y2
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mold plate
mold
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JP12816090U
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JPH0483720U (ja
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厚 松田
光博 小原
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、リードフレームに樹脂パッケージを成形する
場合などに使用されるトランスファ成形用金型に関す
る。
[従来の技術] 従来のこの種のトランスファ成形用金型を第3図を参照
して説明する。
同図において、符号2は上型板、符号4は下型板であ
り、該上型板2、下型板4は、図示されないトランスフ
ァ成形機の昇降駆動部に連結された上ベース板6、下ベ
ース板8にそれぞれ連結されて、互いに接離する方向に
駆動可能となっている。
上型板2の下面には上型10が固着されている。この上型
板2に対する上型10の固着は、上型板2に設けられた位
置決め用のノックピン3に、該ノックピン3に嵌合すべ
く上型10の上面に形成された穴12が嵌合するように上型
板2と上型10を接合し、しかる後ボルト14で上型板2と
上型10を結合するものである。
同様に、下型板4に設けられたノックピン5には下型16
の下面に形成された穴18が嵌合されるともに、ボルト20
が締着されて、下型16が下型板4の上面に固着されてい
る。
下型16には、該下型16を貫通してポット22が形成され、
このポット22には、プランジャ24がその先端部を嵌挿さ
せている。
トランスファ成形を行う際には、上型板2と下型板4を
所定間隔分離隔させてポット22内に成形材料を入れた
後、上型板2と下型板4を互いに接近させて上型10と下
型16を接合させた状態とし、しかる後、ポット22内で加
熱軟化された成形材料をプランジャ24で押圧して、上型
10と下型16の接合面に形成されたキャビティ26に流し込
んで行う。
[考案が解決しようとする課題] 上記の如き従来のトランスファ成形用金型においては、
型の着脱をする際には、上型と下型を、上型板と下型板
の接離方向に移動させて行うが、この種のトランスファ
成形用金型は、通常クリーンルーム等で使用されるもの
であり、且つ上型板と下型板の離隔可能距離が小さいた
め、型の取り替え作業が非常に面倒であった。
また、上記の如き従来のトランスファ成形用金型では、
位置決め用にノックピンを使っているが、型自体が小さ
なものであるため、該ノックピンも小さなものであり、
型を変更するために上型と下型を上型板と下型板から何
度も取り付け、取り外しするうちに該ノックピンが曲が
ってしまい、このため型の芯ずれが生じることがあっ
た。
本考案は、上記の如き課題を解決することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、互いに接離可能に配設される上型板及び下型
板と、前記上型板の下面に固定される上型と、前記下型
板の上面に固定される下型と、前記上型又は前記下型の
一方を貫通して形成されるポットに、その先端部が嵌挿
されるプランジャとを備え、前記上型と前記下型とを接
合した状態で、前記プランジャを押圧し、前記ポット内
で加熱軟化された成形材料を前記上型と前記下型の間に
形成されたキャビティに押し込んでプラスチック成形を
行うトランスファ成形用金型において、前記上型板の下
面に、該上型板の一側面に開口する凹部が設けられ、該
凹部に前記上型が嵌挿されて、前記上型板と前記下型板
の接離方向と交差する一方向のみに移動可能とされ、前
記下型板の上面に該下型板の一側面に開口する凹部が設
けられ、該凹部に下型が嵌挿されて、前記上型板と前記
下型板の接離方向と交差する一方向のみに移動可能とさ
れ、前記上型板又は前記下型板に、前記一側面に開口
し、前記プランジャが、前記上型又は前記下型と共に移
動可能な溝が形成されたものである。
[作用] 上記構成のトランスファ成形用金型にあっては、上型の
上型板への装着は、上型板に形成された凹部に該凹部の
開口部側から嵌挿すればよい。上型は前記凹部の開口部
と反対側の部分に当接した状態で位置決めを行うことが
できる。同様に、下型の下型板への装着は、下型板に形
成された凹部に該凹部の開口部側から嵌挿すればよく、
下型板の凹部の開口部と反対側の部分に当接した状態で
下型の位置決めを行うことができる。上型又は下型のポ
ットにその先端部を嵌挿させるプランジャは、上型板又
は下型板に形成された溝により、上型又は下型の装着時
に、該上型又は下型の移動を妨げることがない。
[実施例] 以下に本考案の一実施例を第1図乃至第2図を参照して
説明する。なお、第1図は上型板と下型板にそれぞれ上
型と下型を装着した状態を示す側断面図であり、第2図
(a)は下型板に下型を組み込んでいない状態の説明的
平面図、同図(b)は下型板に下型を組み込んだ状態の
説明的平面図、同図(c)は同図(b)の下型板に補助
固定板を組み付けた状態の説明的平面図である。
第1図において、符号30は上ベース板、符号32は下ベー
ス板であり、該上ベース板30、下ベース板32は、図示さ
れないトランスファ成形機の昇降駆動部に連結されて、
鉛直方向に互いに接離可能になっている。
前記上ベース板30は断熱板34を介して上型板36に連結し
ている。また、前記下ベース板32はスペーサブロック3
8、断熱板40を介して下型板42に連結している。
一方、符号44は成形品突き出し機構を備えた上型であ
り、上型本体46と突き出し板48とから該略構成される。
また、符号50は同じく成形品突き出し機構を備えた下型
であり、下型本体52と突き出し板54とから該略構成され
る。この下型50には、長手方向に沿って4つのポット56
が形成されている(第2図(b)、(c)参照)。ま
た、このポット56の内部には、その基端部を図示されな
いトランスファ成形機の突き出し駆動部に連結されるプ
ランジャ58が、その先端部を嵌挿させている。なお、符
号60は下型板42に設けられたガイドピンである。
本考案に係るトランスファ成形用金型と上述の従来のト
ランスファ成形用金型が異なる点は、上型板36と上型44
の結合構造及び下型板42と下型50の結合構造にある。ま
ず、先に下型板42と下型50の結合構造について以下に説
明する。
下型板42の上面には下型50を嵌挿するための凹部62が形
成されている。この凹部62は第2図(a)に示されるよ
うに下型板42の一側面に開口しており、その平面視形状
及び開口する側面から視た形状は、共に略コ字状となっ
ている。また凹部62の上部両側には、長手方向に沿って
突条部62aが形成されている。また下型板42の下部中央
には、長手方向に沿って、平面視略U字状の溝64が形成
されており、この溝64の上部と凹部62の下面とが連通さ
れている。なお、本実施例では下型板42に断熱板40、ス
ペーサブロック38、及び下ベース板32を連結する構成と
しているため、断熱板40、スペーサブロック38、及び下
ベース板32にも、溝64と同一形状の溝が貫通して形成さ
れている。
一方、下型50の長手方向と垂直な断面の形状は、第1図
に示されるように、前記凹部62の断面形状と同一になっ
ている。また、下型50の両側端面は、その長手方向と垂
直な平面で切った形状となっており、又、下型50の長手
方向の長さは、凹部62の長さより短くなっている。
下型50を下型板42に取り付ける場合には、下型50を凹部
62に、該凹部62の開口した側面側から長手方向に沿って
嵌挿する。下型50は、下型板42の突条部62aとの係合に
より、下型板42の長手方向(この方向は上型板36と下型
板42の接離する方向と垂直になっている。)に沿った移
動のみが可能であり、下型50はその一方の端面を凹部62
の当接面62bに当接させて、その長手方向の動きを抑止
され、位置決めされる(第2図(b)の状態)。
なお、下型板42に下型50を嵌挿する際、プランジャ58も
下型50と一体となって移動するが、溝64により、その移
動を妨げられない。
下型板42に下型50を嵌挿した後、トランスファ成形中に
おける下型50の下型板42に対する移動をより完全に抑え
るため、補助固定板66を、下型50の他方の端面に当接さ
せた状態で、下型板42にボルト68で固定する(第2図
(c)の状態)。これにより、下型板42の凹部62の側面
の開口部は掩塞された状態となる。
上型板36の構造は、プランジャ移動用の溝が形成されて
いない点を除けば下型板42と全く同一であり、この上型
板36に形成された凹部70に、上型44がその長手方向のみ
に移動可能に嵌挿され、補助固定板で凹部70の側面の開
口部が掩塞されている(図示省略)。
上記のようにトランスファ成形用金型を組み付けた後
は、従来のトランスファ成形用金型と全く同様にトラン
スファ成形を行えばよく、上型板36と下型板42を所定間
隔分離隔させてポット56内に成形材料を入れた後、上型
板36と下型板42を互いに接近させて上型44と下型50を接
合させた状態とし、しかる後、ポット56内で加熱軟化さ
れた成形材料をプランジャ58で押圧して、上型44と下型
50の接合面に形成されたキャビティ72に流し込むように
すればよい。なお、本実施例の場合、突き出しロッド74
を押圧して突き出し板54を駆動し、該突き出し板54に連
結する突き出しピン76を突き出して、成形品を取り出せ
るようになっている。
上記構成にかかるトランスファ成形用金型を用いること
により、上型44と下型50を上型板36と下型板42の側面か
ら引き抜くことができ、迅速に別の型に取り替えること
ができる。このため、従来のノックピンを用いていた場
合のように、型を取り替えるために上型と下型を大きく
離隔させ、面倒な型の取り替え作業をする必要がない。
又、上型板と下型板に形成される凹部の開口部の形成さ
れた側面を操作面側にすることにより、型の位置決めを
容易に行うことができる。さらに、ノックピンを用いな
いため、何度も型を取り替えても位置ずれが生じること
がない。
なお、本実施例では、上型44と下型50の移動可能な方向
を、共に、上型板36と下型板42の接離方向(以下、接離
方向という。)と垂直な方向としたが、例えば、接離方
向に対して斜めに交わる方向とする構成としてもよい。
また、上型板に設ける凹部の開口部が形成される端面
と、下型板に設ける凹部の開口部が形成される端面と
が、同一平面状にならない構成としてもよく、例えば、
該2つの端面が直角をなすような構成としてもよい。
また、本実施例ではポットを下型に形成する構成として
いるが、ポットを上型に形成する場合には、プランジャ
通過用の溝を上型板に形成する構成とすればよい。
さらに、上型板及び下型板に形成する凹部の形状は本実
施例の形状に限られるものではなく、例えばこの凹部を
側面視略あり溝状とし、上型及び下型の形状を側面視略
あり状としてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、上型及び下型
の取り替えを側面から行うことができ、型の取り替え作
業を容易且つ迅速に行うことができる効果が存する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るトランスファ成形用金
型の側断面図、第2図(a)乃至第2図(c)は同トラ
ンスファ成形用金型の、下型板に対する下型の取り付け
作業を示す説明的平面図、第3図は従来のトランスファ
成形用金型の側断面図である。 36……上型板、42……下型板、44……上型、50……下
型、56……ポット、58……プランジャ、62,70……凹
部、64……溝、72……キャビティ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに接離可能に配設される上型板及び下
    型板と、 前記上型板の下面に固定される上型と、 前記下型板の上面に固定される下型と、 前記上型又は前記下型の一方を貫通して形成されるポッ
    トに、その先端部が嵌挿されるプランジャとを備え、 前記上型と前記下型とを接合した状態で、前記プランジ
    ャを押圧し、前記ポット内で加熱軟化された成形材料を
    前記上型と前記下型の間に形成されたキャビティに押し
    込んでプラスチック成形を行うトランスファ成形用金型
    において、 前記上型板の下面に、該上型板の一側面に開口する凹部
    が設けられ、該凹部に前記上型が嵌挿されて、前記上型
    板と前記下型板の接離方向と交差する一方向のみに移動
    可能とされ、 前記下型板の上面に該下型板の一側面に開口する凹部が
    設けられ、該凹部に下型が嵌挿されて、前記上型板と前
    記下型板の接離方向と交差する一方向のみに移動可能と
    され、 前記上型板又は前記下型板に、前記一側面に開口し、前
    記プランジャが、前記上型又は前記下型と共に移動可能
    な溝が形成されていることを特報とするトランスファ成
    形用金型。
JP12816090U 1990-11-30 1990-11-30 トランスファ成形用金型 Expired - Lifetime JPH0756175Y2 (ja)

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