JPH0452201B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0452201B2
JPH0452201B2 JP58084607A JP8460783A JPH0452201B2 JP H0452201 B2 JPH0452201 B2 JP H0452201B2 JP 58084607 A JP58084607 A JP 58084607A JP 8460783 A JP8460783 A JP 8460783A JP H0452201 B2 JPH0452201 B2 JP H0452201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
resin
movable block
runner
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58084607A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59209112A (ja
Inventor
Kojiro Hida
Akira Kozai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Tateisi Electronics Co
Priority to JP8460783A priority Critical patent/JPS59209112A/ja
Publication of JPS59209112A publication Critical patent/JPS59209112A/ja
Publication of JPH0452201B2 publication Critical patent/JPH0452201B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 イ 発明の分野 本発明はインサートを有する合成樹脂成型品の
成型に適する金型の構造に関する。
ロ 従来技術 インサートを有する成型品を成型する場合、何
等かの方法で金型内にインサートを動かないよう
に保持しておく必要があり、このインサートを保
持するためのピンとかインサート載置台等は成型
品においては樹脂の存在しない穴とか空所とな
り、そのような穴とか空所が元来成型品に求めら
れる形の一部である場合は何等支障はないが、一
般にはその成型品の機能用途からは不要の穴とか
空所となるのが普通であり、成型品の機能、性能
等に悪影響を与える。
例えば第1図に示すような押ボタンスイツチの
本体を成型する場合を考える。この押ボタンスイ
ツチで1は合成樹脂製の本体で固定接点2,2及
び3がインサート成型されており、本体1の内部
空所6内に固定接点2,2間を橋渡しするように
湾曲した可動接触片4が配置され、押ボタン5に
よつて、この可動接触片4の中央を押下して固定
接点2,3間を導通させる。このような押ボタン
スイツチの本体1の成型は第2図に示すような金
型を用いて行われる。第2図でXは下型、Yは上
型で、上型Yには箱型の本体1の可動接触片4が
配置される内部空所6を形成する突出部Zが設け
られている。固定接点2,2及び3はその延長部
が上下の金型X,Yによつて挾持された上面が上
記突部Zの下面に当接させてある。Pは下型内に
突設されたピンで固定接点2,2及び3を突き上
げ突部Zの下面に押し当てゝいる。こゝでピンP
がない場合を考えると、固定接点2,2,3は延
長部が上下金型にはさまれて保持されているだけ
で接点部分は弾性的に変位できるから、樹脂注入
時その圧力で固定接点2,2,3は振動し、上面
が突出部Z下面から離れ、そこに樹脂が廻り込
む。このためスイツチを構成したとき樹脂不良と
なる。このようなことになるのを防ぐためピンP
が必要なのであるが、成型された本体1ではこの
ピンの跡が各固定接点の下面にまで選択する穴と
なり、このスイツチを回路基板に半田づけする場
合、フラツクスがこの穴に流入して固定接点を腐
蝕し、本体内までフラツクスが侵入して絶縁不良
を来すと云つた問題があつた。
ハ 目 的 本発明は、インサートを有する成型品の成型に
おいて、金型内でインサートを保持するための部
分が成型品にとつて不要の空所となり、機能上或
は性能上悪影響を及ぼすと云つた問題を解決する
ことを目的とする。
ニ 構 成 従来第2図によつて説明したように一回の成型
工程でインサートを有する成型品を成型していた
のを、本発明では金型内に樹脂を注入する注入口
を複数設け、これらの注入口を切換え装置で選択
して樹脂注入を複数回に分けて行い、初期の注入
時にインサートを固定するため金型内に突出して
いた部分を後退させ、後期の樹脂注入を行い得る
ようにした金型を提供する。
ホ 効 果 本発明によれば、樹脂注入が何回かに分けて行
われ、当初金型内でインサートを固定していた部
分を金型内から後退させた後更に樹脂注入を行つ
て成型品の金形を完成させるので、インサート保
持部が成型品において空所として残らず、このよ
うな空所に由来する一切のトラブルが解消され
る。
ヘ 実施例 第3図以下に本発明の一実施例を示す。この実
施例は第1図に示した押ボタンスイツチの本体の
成型に関する。まず第3図によつて実施例の概要
を説明する。
第3図ではXは下型、Yは上型で、上型は第2
図に示した上型と同構造である。下型Xには第2
図におけるようなピンPがなく、上下に動ける可
動ブロツクMが下型の底に設けられ、いわば下型
の底の一部が上下に動くようになつている。上下
型の合せ目に二個の注入口h1,h2が設けられ
ている。当初第3図Aに示すように可動ブロツク
Mは上方に移動して固定接点2,2及び3を上型
の突出部Zの下面に押しつけてこれらの固定接点
を固定している。この状態においては第3図Cに
示すように2つの注入口のうち一方のh2は可動
ブロツクMによつて閉じられている。第3図Aの
状態で第1回の樹脂注入を行い、次いで樹脂の固
化後第3図Bに示すように可動ブロツクMを下降
させると、金型内には断面を点打ちで示したよう
な本体の一部10が成型されている。可動ブロツ
クMが下降すると注入口h2が開き、h1は固化
した樹脂でふさがつており、h2を通して第2回
目の樹脂注入を行うと、可動ブロツクMの下降し
た後の空所11に樹脂が充填され第1図に示すよ
うな押ボタンスイツチの本体1が完成する。第2
回目の樹脂注入の際には固定接点2,2,3は第
1回目の樹脂注入によつて成形体10に埋込まれ
ていて固定されているから、固定接点の上面に樹
脂が廻り込むようなことは起らず、一回目の樹脂
注入時には固定接点は上型の突部Zと可動ブロツ
クMで挾圧されていて不動に保持されており、固
定接点の上面への樹脂の廻り込みは起らない。
第4図は上述した成型を多数個取りの金型で実
行する場合を示す。各金型W(個々の成型品を形
成するキヤビテイ部)の二個の注入口に樹脂を導
く2本のランナーR1,R2が設けられ、溶融樹
脂押出し部に接続されて樹脂を溶融状態に保つよ
う保温されている一個のスプルーSがあり、この
スプルーと2本のランナーR1,R2との間に流
路切換え機構C1が設けてある。2本のランナー
R1,R2は同じ水平面に配置されており、これ
らのランナーから各金型に至る分岐部はランナー
と交わる。この交わり部は立体交叉にしてもよい
が金型工作が面倒であるから、この実施例では流
路切換え機構C2を設けて、各分岐部は両ランナ
ーと同一水平面に形成してある。
第5図に流路切換え機構C1の詳細を示す。ラ
ンナR1,R2は上下の金型の合せ面に刻設され
た平行な2本の溝で切換え機構の部分では連絡溝
Lによつて両方の溝が連通させてあり、この連絡
溝LにスプルーSの射出口Iが関口している。連
絡溝Lはランナー溝R2の外方にまで延長されて
おり、この溝に適合して摺動可能に弁ブロツク
が嵌合させてある。当初第5図Aのように弁ブロ
ツクV1は前進して溝R2を横切り、射出口Iを
半ば閉じる位置にある。この状態では射出された
溶融樹脂はランナーR1の方だけを通る。次に弁
ブロツクV1を第5図Bのように後退させる。ラ
ンナーR1には先に注入された樹脂Reが固化し
ており、この状態で射出口Iから注入された樹脂
はランナーR2の方を流れる。
第6図は切換え機構C2の詳細を示す。第6図
Aに示すようにランナーと分岐との交点は十字形
の溝であり、第6図Bに示すようにランナーR1
と交わるランナーR2の分岐部BL内に、分岐BL
に出入自在に弁ブロツクV2が設けてある。弁ブ
ロツクV2の上面は上金型に密接するよう平面に
仕上げてあり、ランナーR1と一致する切欠きN
が形成してある。第1回の成型時にはV2は分岐
部BL内に進出してBLを閉塞しており、ランナー
R1は切欠きNを通して全長にわたり連通してい
る。第2回の成型時には第6図Cに示すように弁
ブロツクV2が後退する。このときランナーR1
は固化した樹脂Reでふさがつており、ランナー
R2を通つて送られてきた樹脂は分岐部BL内で
固まつた樹脂部分Reを切欠きNを通つて迂回し
て各金型Wに流入する。同様の構造はランナーR
1の分岐とランナーR2との交点にも設けられて
いる。但しランナーR2とR1の分岐との交点で
は弁ブロツクV2はランナーR2の溝に出入自在
に設けられている。
弁ブロツクV1,V2及び各金型Wに設けられ
ている可動ブロツクMは全部が連動的に制御され
る。
第7図は切換え機構C1の他の実施例を示す。
射出口Iから左右に段違いにランナーR1,R2
が分れており、射出口Iの延長上に後退可能に弁
ブロツクV1が設けてある。図のようにV1が前
進した位置ではランナーR2はふさがれている。
R1を通して樹脂を注入した後はR1は固化した
樹脂でふさがれるから、V1を後退させるとラン
ナーR2を通して樹脂の注入が行われる。
第8図は切換え機構C2の他の実施例を示す。
ランナーR1と分岐BLとの交点でランナーR1
は溝に掘り込みKが設けてある。第1回の成型時
弁ブロツクV2は第8図Aのように前進して分岐
BLをふさいでいる。第2回の成型時には第8図
Bのように弁ブロツクV2は後退して分岐BLを
開通させる。このときランナーR1は固化した樹
脂Reでふさがれている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される押ボタンスイツチ
の縦断側面図、第2図は上記押ボタンスイツチの
本体の従来の成型方法を示す縦断側面図、第3図
A,Bは本発明による上記押ボタンスイツチの本
体の成型方法を示す縦断側面図、第3図Cは縦断
正面図、第4図は本発明を多数個取りの金型に適
用した実施例の斜視図、第5図は上記における切
換え機構C1の平面図で、A,Bの順に動作の各
段階の状態を示しており、第6図は同実施例にお
ける切換え機構C2を示し、同Aは斜視図、B,
Cは各動作段階の状態を示す縦断面図、第7図は
切換え機構C1の他の実施例の縦断面図、第8図
は切換え機構C2の他の実施例の縦断面図で、
A,Bは工程の各段階の状態を示す。 1……本体、2,3……固定接点、4……可動
接触片、X……下型、Y……上型、M……可動ブ
ロツク、h1,h2……樹脂注入口、R1,R…
…ランナー、S……スプルー、V1,V2……弁
ブロツク、W……多数個取りの金型における各キ
ヤビテイ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 キヤビテイ内に出入自在に可動ブロツクを設
    け、同可動ブロツクがキヤビテイ内に進出した状
    態で第1回の樹脂注入を行うための、上記キヤビ
    テイ内に開口させた第1の樹脂注入口と、上記ブ
    ロツクが後退した状態で上記可動ブロツクの跡に
    第2回の樹脂注入を行うため、上記可動ブロツク
    後退跡に開口させた第2の樹脂注入口を設けたこ
    とを特徴とする成型用金型。 2 第1と第2の2つの樹脂注入口のうち、可動
    ブロツク後退跡に開口させた第2の樹脂注入口
    が、可動ブロツクがキヤビテイ内に進出した位置
    では上記可動ブロツクで閉塞されるようになつて
    いる特許請求の範囲第1項記載の成型用金型。 3 第1と第2の2つの樹脂注入口の夫々に通じ
    る2本のランナーを有し、2本のランナーをラン
    ナー選択切換え弁機構を介して一つのスプルーに
    接続した特許請求の範囲第1項記載の成型用金
    型。
JP8460783A 1983-05-13 1983-05-13 成型用金型 Granted JPS59209112A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8460783A JPS59209112A (ja) 1983-05-13 1983-05-13 成型用金型

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JP8460783A JPS59209112A (ja) 1983-05-13 1983-05-13 成型用金型

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JPS59209112A JPS59209112A (ja) 1984-11-27
JPH0452201B2 true JPH0452201B2 (ja) 1992-08-21

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ID=13835372

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JP8460783A Granted JPS59209112A (ja) 1983-05-13 1983-05-13 成型用金型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010093041A1 (ja) 2009-02-16 2010-08-19 三菱樹脂株式会社 ガスバリア性積層フィルムの製造方法

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JPS495164A (ja) * 1972-05-01 1974-01-17
JPS5138329A (ja) * 1974-09-30 1976-03-31 Asahi Dow Ltd Gokusufuirumuyoenkabiniridenkeijugotaisoseibutsu
JPS5591642A (en) * 1978-12-29 1980-07-11 Matsushita Electric Works Ltd Holding device for inserted body at enclosing molder

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