JPH08281716A - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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Publication number
JPH08281716A
JPH08281716A JP8670795A JP8670795A JPH08281716A JP H08281716 A JPH08281716 A JP H08281716A JP 8670795 A JP8670795 A JP 8670795A JP 8670795 A JP8670795 A JP 8670795A JP H08281716 A JPH08281716 A JP H08281716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
slide core
insert
cavity
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8670795A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Sugano
護 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP8670795A priority Critical patent/JPH08281716A/ja
Publication of JPH08281716A publication Critical patent/JPH08281716A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 型開き時に離型不良を起こさない製品形状部
の保持ができる射出成形金型を提供する。 【構成】 金型の開閉方向に対して鉛直方向に作動さ
れ、キャビティ40の一部を形成するスライドコア10
が可動型30の側面に設けられた射出成形金型におい
て、上記スライドコア10に、スライドコア10と同方
向に移動可能な入子12が、一端がキャビティ40内に
突出し、他端が固定型20の側面20aより押圧される
ようにスライドコア10端面より突出して設けられ、更
に、この入子12の上記他端が型閉め状態、及び型開き
開始時にスプリング14の押圧により上記固定型の側面
20aに鉛直方向より当接するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スライドコアが設けら
れた射出成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キャビティの一部を形成するスラ
イドコアが可動型の側面に設けられた射出成形金型にお
いて、上記スライドコアにより形成される製品形状部
が、格子形状や凹凸が多い複雑な形状である場合には、
金型の開型時に上記製品形状部がスライドコアに取られ
て離型不良を起こすといった場合がある。
【0003】上記問題を解消する対策として、上記製品
形状部パーティング面の近くにある場合には、このパー
ティング面を利用して製品形状部の一部をスライドコア
内に設けた入子により保持して製品が型開き時に持って
行かれるのを防止するようになされてきた。
【0004】上記構造を図5を参照して詳述すると、固
定型100と可動型200の間の端部に設けられた金型
の開閉方向に対して鉛直方向に作動するスライドコア3
00の内側が製品形状部のキャビティ400の一部を形
成するように設けられ、このスライドコア300に、ス
ライドコア300と同方向に移動可能に入子500が設
けられ、この入子500の先端側がキャビティ400に
突き出して製品形状部を保持できるようになされ、且
つ、後端がスプリング600の押圧により常にキャビテ
ィ400側に押圧されるようになされた構造を有してい
る。
【0005】このようにして、型閉じ時には、上記入子
500はスライドコア300とともに、製品の形状を形
成し、型開き時には、スプリング600の押圧により、
スライドコア300が製品より離れる瞬間の僅かな時間
製品を保持することができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスライドコア構造においては、離型不良を起こし易
い形状がパーティング面にある場合には不向きであり、
製品の離型のための抜き勾配が更に要求されることにな
り、又、型磨き等により離型性の向上を計るといったこ
とが必要となってくる。ところが、製品の性能や機能の
点から制約を受けて、上記のような対処ができない場合
には、このスライドコアの構造を採用できないといった
問題が残される。
【0007】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、型開き時に離型不良を起こさな
い製品形状部の保持ができる射出成形金型を提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形金型の
においては、金型の開閉方向に対して鉛直方向に作動さ
れ、キャビティの一部を形成するスライドコアが可動型
の側面に設けられた射出成形金型において、上記スライ
ドコアに、スライドコアと同方向に移動可能な入子が、
一端がキャビティ内に突出し、他端が固定型の側面より
押圧されるようにスライドコア端面より突出して設けら
れ、更に、この入子の上記他端が型閉め状態、及び型開
き開始時にスプリングの押圧により上記固定型の側面に
鉛直方向より当接するようになっていることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明の射出成形金型においては、スライドコ
アに、スライドコアと同方向に移動可能な入子が、一端
がキャビティ内に突出し、他端が固定型の側面より押圧
されるようにスライドコア端面より突出して設けられ、
更に、この入子の他端が型閉め状態、及び型開き開始時
にスプリングの押圧により上記固定型の側面に鉛直方向
より当接するようになっているので、型開き時に離型不
良を起こさない製品形状部の保持ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の射出成形金型に設けられるスラ
イドコアの一例を示す斜視図であり、図2は、本発明の
射出成形金型の一例を示す要部の断面図である。図1に
おいて、スライドコア10は、断面形状がほぼL型をし
た本体11と、この本体11より突き出した上方に設け
られた入子12とにより構成され、キャビティの一部を
形成するようになっている。
【0011】このスライドコア10は、図2に示すよう
に、固定型20と可動型30との間の端部にセットされ
て、型開きの方向に対して鉛直方向に下面を可動型30
に当接しながら作動されるようになっている。
【0012】図2はスライドコア10が、固定型20と
可動型30との間にセットされ、型が閉じられた状態を
示している。40は製品の一部を形成するキャビティで
あり、このキャビティ40は、固定型20、可動型3
0、及び端面13とにより製品の端部を成型するように
なっている。
【0013】又、入子12のキャビティ40側の先端に
は突起12aが設けられ、キャビティ40内に突き出
し、この突起12aにより、型開き時に製品を保持する
ことができるようになっており、更に、この突起12a
が設けられた先端の平坦面は、キャビティ40の一部を
形成するようになっている。
【0014】更に、入子12には、スプリング14が設
けられており、他端側の先端12bを、このスプリング
14の押圧により固定型20の側面20aに当接した状
態となされている。上記入子12は、シリンダー15内
をスライドコア11と平行方向に往復動可能となってい
る。
【0015】〔実施例の作用〕図2は、キャビティ40
内に溶融樹脂が射出、充填されて成型品40Aが成型さ
れ、可動型20が型開きを開始した直後の状態を示して
いる。この時、固定型20に設けられたアンギュラピン
21が、油圧駆動等によりスライドコア10より抜ける
方向に移動されてゆく。このアンギュラピン12の移動
により、スライドコア10が、矢視のように外側に向か
って作動される。
【0016】この時、入子12の先端12bは、固定型
20の側面20aにスプリング14の押圧により当接し
た状態にあり、入子12は上記固定型20の側面20a
対して直角方向に当接して摺動されているので、先端1
2bがこの直角方向の側面20aに当接している間は、
入子12は摺動することなく、同じ位置を保つことがで
きる。従って、スライドコア10の端面13のみが、成
型品40Aより離型されることができる。
【0017】更に、型開きが進行すると、図4に示すよ
うに、入子12は、固定型20の側面20aとの当接よ
り開放され、スプリング14の反力により、元の状態に
復帰される。このスプリング14の元の位置への復帰に
より、入子12の先端の突起12aが成型品40Aより
離型されることになる。
【0018】従って、次に可動型30側に設けられた突
出ピン(図示しない)が作動されて、成型品40Aを突
き出すことができる。
【0019】以上説明したように、本発明の射出成形金
型においては、スライドコア内に入子を設けて、製品の
離型のための突出し前に、製品を確実に保持した状態と
したことにより、従来のスライドコアにおけるような離
型不良を起こすことが無くなった。
【0020】
【発明の効果】本発明の射出成形金型においては、スラ
イドコアに、スライドコアと同方向に移動可能な入子
が、一端がキャビティ内に突出し、他端が型開き時に固
定型の側面より押圧されるようにスライドコア端面より
突出して設けられ、更に、この入子の他端が型閉め状
態、及び型開き開始時にスプリングの押圧により上記固
定型の側面に鉛直方向より当接するようになっているの
で、型開き時に離型不良を起こさない製品形状部の保持
ができる。従って、スライドコアを有する射出成形金型
のとして好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形金型に設けられるスライドコ
アの一例を示す斜視図。
【図2】本発明の射出成形金型の一例を示す要部の断面
図。
【図3】図2に示す射出成形金型の作用を説明する断面
図。
【図4】図2に示す射出成形金型の作用を説明する断面
図。
【図5】従来の射出成形金型のスライドコアを示す断面
図。
【符号の説明】
10 スライドコア 11 本体 12 入子 12a 突起 12b 先端 13 端面 14 スプリング 15 シリンダー 20 固定型 20a 側面 30 可動型 40 キャビティ 40A 成型品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型の開閉方向に対して鉛直方向に作動
    され、キャビティの一部を形成するスライドコアが可動
    型の側面に設けられた射出成形金型において、上記スラ
    イドコアに、スライドコアと同方向に移動可能な入子
    が、一端がキャビティ内に突出し、他端が固定型の側面
    より押圧されるようにスライドコア端面より突出して設
    けられ、更に、この入子の上記他端が型閉め状態、及び
    型開き開始時にスプリングの押圧により上記固定型の側
    面に鉛直方向より当接するようになっていることを特徴
    とする射出成形金型。
JP8670795A 1995-04-12 1995-04-12 射出成形金型 Pending JPH08281716A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8670795A JPH08281716A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 射出成形金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8670795A JPH08281716A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 射出成形金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08281716A true JPH08281716A (ja) 1996-10-29

Family

ID=13894399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8670795A Pending JPH08281716A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 射出成形金型

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JP (1) JPH08281716A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082914A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機およびそのドレンパン部品、並びにドレンパン部品成形用金型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010082914A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機およびそのドレンパン部品、並びにドレンパン部品成形用金型

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