JPH07329119A - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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Publication number
JPH07329119A
JPH07329119A JP12359494A JP12359494A JPH07329119A JP H07329119 A JPH07329119 A JP H07329119A JP 12359494 A JP12359494 A JP 12359494A JP 12359494 A JP12359494 A JP 12359494A JP H07329119 A JPH07329119 A JP H07329119A
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JP
Japan
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insert
movable block
mold
movable
die
Prior art date
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Pending
Application number
JP12359494A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Shibayama
昌史 芝山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP12359494A priority Critical patent/JPH07329119A/ja
Publication of JPH07329119A publication Critical patent/JPH07329119A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インサート物の射出成形において、インサー
ト物の損傷がなく、良好なインサート成形品が得られる
射出成形金型を提供する。 【構成】 可動型2内に設けられた凹部21にインサー
ト物4を保持し、可動型2の移動方向と平行に摺動可能
な可動ブロック3が設けられ、この可動ブロック3のイ
ンサート物4の保持面と反対側に、可動ブロック3を固
定型1側へ押圧する押圧手段と、更に、可動ブロック3
の摺動を案内するガイドピン7が接続されたガイドブッ
シュ8とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インサート成形用の射
出成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インサート物の周辺部に合成樹脂
を射出成形して、インサート物と合成樹脂を一体とする
インサート成形が知られており、例えば、特開昭62−
236719号公報において、固定型と可動型よりなる
金型の分割面に板ガラスを置き、板硝子の周辺部に合成
樹脂を射出成形して、板硝子と合成樹脂を一体成形する
金型において、固定型のキャビティ内周面に板硝子を保
持する保持部を設け、可動型のキャビティ内周面に設け
たポケット孔に嵌合し、バネの反発力によって作動する
浮動コアを設けた金型が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開昭62−236719号公報に記載された金型を用
いてインサート成形を行う場合、可動ブロックである浮
動コアに摺動を案内するガイドピンが設けられていな
と、浮動コアの側壁と、浮動コアが当接する可動型の側
壁との間に偏荷重による摩擦が発生し、摺動しなかった
り、傾斜したりして、インサート物に過大な力が加わっ
たり、局部的な力が加わり、インサート物に割れる、湾
曲する、傷つく等の現象が発生し、成形不良の原因とな
る問題がある。
【0004】本発明は、このような上記の問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、インサート物の射出成形におい
て、インサート物の損傷がなく、良好なインサート成形
品が得られる射出成形金型を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形金型に
おいては、固定型と可動型よりなるインサート成形用の
射出成形金型において、可動型内に設けられた凹部にイ
ンサート物を保持し、可動型の移動方向と平行に摺動可
能な可動ブロックが設けられ、この可動ブロックのイン
サート物の保持面と反対側に、可動ブロックを固定型側
へ押圧する押圧手段と、可動ブロックの摺動を案内する
ガイドピンが接続されたガイドブッシュとが設けられて
いることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の射出成形金型においては、可動ブロッ
クに可動ブロックを固定型側へ押圧する押圧手段と摺動
を案内するガイドピンが接続されたガイドブッシュとが
設けられていることにより、可動ブロックの摺動が確
実、正確に行われるので、インサート物に損傷が発生せ
ず、良好なインサート成形品が得られる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の射出成形金型の一例を示す部分
断面図であり、インサート物がセットされた態様を示す
ものである。図1において、10は本発明の射出成形金
型であり、この射出成形金型10は、固定型1と可動型
2により構成されている。
【0008】11は固定型1の先端部に設けられたコア
であり、可動型2のほぼ中央部には、凹部21が穿設さ
れている。この凹部21には、可動ブロック3が挿入さ
れて設けられ、可動型2の移動方向と平行に摺動可能と
なされている。
【0009】4はインサート物であり、このインサート
物4は、溶融樹脂が射出されるキャビティ5が設けられ
ている可動ブロック3の前面の平坦部に保持されるよう
になっている。
【0010】インサート物3が保持された前面の可動ブ
ロック3の反対側、即ち後面側に穿設された孔には、ス
プリング6、6が押圧手段として埋設されている。この
押圧手段であるスプリング6、6の一端は、可動型2に
設けられた凹部21の底面に当接し、反発力により可動
ブロック3を前方へ押圧する力が常に働くようになって
いる。
【0011】7は可動型2を貫通して設けられたガイド
ピンであり、このガイドピン7の先端部は、可動ブロッ
ク3のほぼ中央に穿設された凹部に摺動可能に設けられ
たガイドブッシュ8に螺着され、可動ブロック3が偏り
なく円滑に前後方向への摺動を可能とする案内を行うよ
うになされている。
【0012】開型の状態では、可動ブロック3は、スプ
リング6、6の反発力で押圧されて、キャビティ5の設
けられている前方側に突き出された状態となっており、
インサート物4の装着をし易くするとともに、閉型時に
は固定型のコアに押圧されて後退し、スプリング6、6
の押圧によりインサート物4の保持を強固にし、安定さ
せるようになっている。
【0013】〔実施例の作用〕図2は、図1に示す本発
明の射出成形金型の要部を示す断面図であり、閉型の態
様を示すものである。開型の状態で可動ブロック3にイ
ンサート物4がセットされて保持されて、閉型に入り、
型締めの動作に入ると、固定型1の先端のコア11がイ
ンサート物4を押圧し始める。
【0014】この型締め動作が完了すると、固定型1と
可動型2のパーティング面12は、確実に閉じられた状
態となり、インサート物4はコア11に押圧されて可動
ブロック3とともに後退する。
【0015】この時、可動ブロック3はガイドピン7が
接続されたガイドブッシュ8により案内されるため、多
少の偏荷重により押圧されても、その影響を受けずに円
滑に凹部21内を摺動して後退することができる。
【0016】又、この時、インサート物の厚さに応じ
て、可動ブロックの位置が自動的に調整されるので、イ
ンサート物の厚さが違ったものが用いられても、何ら支
障なくインサート成形でき、インサート成形に対して柔
軟な対応が可能である。
【0017】インサート物4のコア11側は、コア11
により固定され、反対側からはスプリング6、6の反発
力により可動ブロックを介して押圧された状態となり、
確実に固定されて保持される。
【0018】しかる後、射出工程に入り溶融樹脂が射出
されると、インサート物4の周囲に設けられたキャビテ
ィ5には溶融樹脂だ充填されて射出が終了し、保圧、冷
却が行われる。
【0019】射出成形工程の1サイクルが終了すれば、
次のサイクルのための開型に入り、可動型2が移動して
金型が開かれると、可動ブロック3は固定型1のコア1
1の押圧から開放され、スプリング6、6の反発力で前
方に突き出されて、当初の位置に復帰することができ
る。
【0020】本発明の射出成形金型に用いられる可動ブ
ロック3の押圧手段としては、本実施例においては、ス
プリングが用いられているが、特にこれに限定されるも
のではなく、圧縮されても弾性による復元力があり、可
動ブロック3を押圧して摺動させ、元の位置に復元させ
ることが可能であれば、例えば、板ばね、合成樹脂等が
用いられてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明の射出成形金型においては、可動
ブロックに可動ブロックを固定型側へ押圧する押圧手段
と摺動を案内するガイドピンが接続されたガイドブッシ
ュとが設けられていることにより、可動ブロックの摺動
が確実、正確に行われるので、インサート物に損傷が発
生せず、良好なインサート成形品が得られる。又、イン
サート物の厚さに応じて、可動ブロックの位置が自動的
に調整されるので、インサート成形に対して柔軟な対応
が可能である。従って、射出成形金型として好適に用い
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形金型の一例を示す部分断面
図。
【図2】図1に示す本発明の射出成形金型の要部を示す
断面図。
【符号の説明】
1 固定型 2 可動型 3 可動ブロック 4 インサート物 5 キャビティ 6 スプリング 7 ガイドピン 8 ガイドブッシュ 10 射出成形金型 11 コア 12 パーティング面 21 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定型と可動型よりなるインサート成形
    用の射出成形金型において、可動型内に設けられた凹部
    にインサート物を保持し、可動型の移動方向と平行に摺
    動可能な可動ブロックが設けられ、この可動ブロックの
    インサート物の保持面と反対側に、可動ブロックを固定
    型側へ押圧する押圧手段と、可動ブロックの摺動を案内
    するガイドピンが接続されたガイドブッシュとが設けら
    れていることを特徴とする射出成形金型。
JP12359494A 1994-06-06 1994-06-06 射出成形金型 Pending JPH07329119A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12359494A JPH07329119A (ja) 1994-06-06 1994-06-06 射出成形金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12359494A JPH07329119A (ja) 1994-06-06 1994-06-06 射出成形金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07329119A true JPH07329119A (ja) 1995-12-19

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ID=14864479

Family Applications (1)

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JP12359494A Pending JPH07329119A (ja) 1994-06-06 1994-06-06 射出成形金型

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010098188A1 (ja) * 2009-02-25 2010-09-02 コニカミノルタオプト株式会社 射出成形用金型装置
JP2014507555A (ja) * 2010-12-21 2014-03-27 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ セラミックコアのまわりに金属粉末の混合物を成形する装置

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