JPH075566Y2 - カセット式テーププレーヤ - Google Patents

カセット式テーププレーヤ

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JPH075566Y2
JPH075566Y2 JP13357489U JP13357489U JPH075566Y2 JP H075566 Y2 JPH075566 Y2 JP H075566Y2 JP 13357489 U JP13357489 U JP 13357489U JP 13357489 U JP13357489 U JP 13357489U JP H075566 Y2 JPH075566 Y2 JP H075566Y2
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JP
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cassette
cassette holder
upper edge
tape player
device frame
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JP13357489U
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JPH0376243U (ja
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環 大橋
宏一 東
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チューナー株式会社
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、外部振動作用によって、カセットホルダが、非
プレー位置から不用意にプレー位置に下降する惧れを解
消したカセット式テーププレーヤに関する。
従来の技術 従来、水平回動可能な保持プレートの外側部の係止片が
器枠側板の上縁に係止して、カセットホルダを非プレー
位置に保持し、カセットホルダにカセットを挿入したと
き、保持プレートが回動して器枠側板の上縁との係止を
解いて、カセットホルダのプレー位置への下降を許容す
る構成のカセット式テーププレーヤは、例えば特開昭63
-106954号公報において公知である。
考案が解決しようとする課題 ところが、上記した従来の構成においては、保持プレー
トが平板から成り、しかも器枠側板の上縁と係止する部
分が、保持プレート全体からみて僅かであると共に、そ
の僅かな部分で非プレー状態にあるカセットホルダの全
体を支持しているので、長期使用により多少とも上向き
に傾斜する傾向にあり、そのため例えば自動車走行中の
外部振動作用により、保持プレートに水平回動力が加わ
ったとき、器枠側板の上縁から外れ易くなって、不用意
にカセットホルダがプレー位置に下降する惧れがあっ
た。
この場合、カセットホルダをプレー位置に下降するスプ
リングの弾力を強くして、器枠側板の上縁と、保持プレ
ートの係止片との圧接力を大きくすることにより、上記
した惧れを或る程度解消することはできるが、スプリン
グの弾力を強くするときは、それ丈イジェクト操作が重
くなるという不都合を有する。
課題を解決するための手段 そこで、本願が上記した不都合を解消するために、水平
回動可能な保持プレートの外側部の係止片が器枠側板の
上縁に係止して、カセットホルダを非プレー位置に保持
し、カセットホルダにカセットを挿入したとき、保持プ
レートが回動して器枠側板の上縁との係止を解いて、カ
セットホルダのプレー位置への下降を許容する構成のカ
セット式テーププレーヤにおいて、前記保持プレートの
係止片に、その係止が解かれる方向で、保持プレートの
回動に抵抗する部分を設けて成るものであり、上記にお
いて抵抗する部分として、下向きの傾斜部によって形成
する場合と、断面円弧状の突条によって形成する場合
と、該部分が器枠側板の上縁から離れる方向で、大きい
負荷となる傾斜面と、また、器枠側板の上縁に係止する
方向で小さい負荷となる傾斜面とから成る突条によって
形成する場合とがある。
作用 しかして、保持プレートの係止片が、器枠側板の上縁に
係止して、カセットホルダが非プレー位置に保持されて
いる状態で、カセットホルダにカセットを挿入すると、
公知のように、カセットホルダの前後方向に摺動可能に
取り付けられた摺動部片に、カセットのリールホールが
係止すると共に、反転ばねによってカセットは摺動部片
と共に強制的にカセットホルダ内に深く侵入し、カセッ
トがカセットホルダ内に充分に挿入されたとき、摺動部
片乃至カセットの作用により保持プレートは回動して、
その係止部が器枠側板の上縁より離脱し、カセットホル
ダは、これを下方に常時弾圧しているスプリングの付勢
力によってプレー位置に下降する。
またカセットホルダをプレー位置から非プレー位置に上
昇するときは、イジェクト操作を行う。すると、公知の
ように、イジェクト機構を介してカセットホルダが上昇
し、それが非プレー位置よりも若干高く上昇したとき、
保持プレートが、その復元スプリングにより復元方向に
回動して、保持プレートの係止部が器枠側板の上縁と係
止した状態でカセットホルダの上昇が解かれて、再び保
持プレートによりカセットホルダは非プレー位置に保持
される。
一方、イジェクト操作により、前記反転ばねが反転し
て、摺動部片に、カセットの排出方向への付勢力が作用
し、これによってカセットは、摺動部片と共にカセット
ホルダ内を排出方向に移動する。
以上は、従来公知のカセット式テーププレーヤの作用と
相違するところはないが、本願は上記において、カセッ
トホルダが、保持プレートにより非プレー位置に保持さ
れている状態においては、抵抗する部分が、器枠上縁と
係止しているので、外部振動作用によって前記抵抗する
部分が、器枠上縁を乗り越えてその係止状態が外れる惧
れはない。またイジェクト操作により、カセットホルダ
を上昇したとき、該カセットホルダは、イジェクト機構
により非プレー位置より若干高く上昇するので、保持プ
レートの復元時に、抵抗する部分は支障なく器枠側板の
上縁を乗り越えて、再び該上縁に係止する。
実施例 以下本願の実施例を図面と共に詳述すると、(1)は器
枠であって、一方の側部上面には、テープ早送り機構な
どの操作レバー(2),(3)が水平状態で前後動可能
に、また他方の側板(1)aの外面には、イジェクトレ
バー(4)が垂直状態で前後動可能に夫々装備されてい
る。(5)は前端両側部が器枠(1)に対し枢軸(6)
により上下方向に傾動自在に支承された前部枠(5)a
と、その後縁に連結された水平状態で上下動可能な後部
枠(5)hとから成る前後方向に長いカセットホルダで
前記前部枠(5)aの中央部には前後方向(図において
は左右方向)に延びる案内溝(7)を有し、この案内溝
(7)には、カセットPをカセットホルダ(5)に挿入
したとき、一方のリールホールと係合する摺動部片
(8)が摺動自在に取り付けてある。(9)は一端が前
記前枠(5)aの上面に枢軸(10)を介して枢着され、
かつ、中間部に、前記イジェクトレバー(4)に設けた
支片(11)に一端が支持された連結杆(12)の他端を係
止した回動部片で、その遊端と前記摺動部片(8)とに
は、該摺動部片(8)を常態でカセットPのイジェクト
位置に弾圧する反転ばね(13)が取り付けてある。(1
4)は前記カセットホルダ(5)の前部枠(5)aの上
部内面に、前記枢軸(10)により水平回動自在に取り付
けた平板状の保持プレートであって、その一方の辺に
は、前記案内溝(7)を横切るように延びる作用片(1
5)を有しており、かつ、外側部には、係止片(16)が
設けてあり前記係止片(16)を前記器枠(1)の側板
(1)aの上縁に係止することにより、前記保持プレー
ト(14)を介して前記カセットホルダ(5)を水平状態
に保持する。(17)は前記器枠(1)の一方の側板
(1)aの外面に、枢軸(21)を介して垂直回動可能に
枢着された板状の作動部片で、前記枢着部から後方(図
において右方向)に延びる片(17)aに、前記イジェク
トレバー(4)の前端に屈曲して設けた止片(18)と係
止して前記イジェクトレバー(4)を、その付勢スプリ
ング(19)に抗してイジェクト位置に保持する鍵状の掛
止片(20)が、また前記枢着部から前方(図において左
方向)に延びる片(17)bには、前記カセットホルダ
(5)の前部枠(5)aの側面に設けた切欠溝(21)と
係止する係止ピン(22)が夫々設けてあり、かつ、作動
部片(17)と器枠(1)との間に、前記係止ピン(22)
を常時下向方向に弾圧するように作動部材(17)に回動
力を付勢するスプリング(23)が張架してある。(24)
は前記保持プレート(14)の復元スプリング、(25)は
器枠面上に設けたリール軸、(26)はヘッド(27)備え
たヘッドプレート、(28)はモータ、(29)はカセット
ホルダ(5)の後部枠(5)bの上動を規制するストッ
パーである。
しかして第1,2図に示す非プレー状態から、カセットP
をカセットホルダ(5)の後部枠(5)bに挿入する
と、それにより摺動部片(8)にカセットPの一方のリ
ールホールが係合すると共に、該摺動部片(8)が前方
に移動し、その移動に伴い、反転ばね(13)が反転し、
その反転弾力により、カセットPは摺動部片(8)と共
に自動的にカセットホルダ(5)に深く侵入する。する
と、案内溝(7)を横切っている作用片(15)が、摺動
部片(8)乃至カセットPに押圧されるので、保持プレ
ート(14)は復元スプリング(24)に抗して、第1図に
おいて反時計方向に水平回動し、これによって係止片
(16)が器枠(1)の側板(1)aの上縁より外れるの
で、非プレー状態において、保持プレート(14)を介し
て水平状態に保持されていたカセットホルダ(5)の前
部枠(5)aは、その下向き傾動が許容される。従って
スプリング(23)により、作動部片(17)が第2図にお
いて反時計方向に回動して、止片(18)と掛止片(20)
との係止が外れて、イジェクトレバー(4)がスプリン
グ(19)によりイジェクト操作可能な位置に後退すると
共に、係止ピン(22)と切欠溝(21)との係止を介し
て、前部枠(5)aが下向きに傾動し、かつ、後部枠
(5)bが水平状に下降して第3,4図で示すように、プ
レー状態となり、この状態で掛止片(20)の下縁が止片
(18)の上方に位置する。
また第3,4図に示す状態から、イジェクトレバー(4)
をスプリング(19)に抗して前方に押し込むと、連結杆
(12)により、回動部片(9)が第3図において、反時
計方向に回動するので、その遊端の移動により反転ばね
(13)が反転動作し、その反転弾力により、摺動部片
(8)カセットPと共に案内溝(7)に案内され、第3
図において右方向即ち排出方向に移動する。一方イジェ
クトレバー(4)の先端がそのスプリング(23)に抗し
て作動部片(17)を、第4図において時計方向に回動す
るので、係止ピン(22)と切欠溝(21)との係止によ
り、カセットホルダ(5)の線部枠(5)aが上向きに
傾動する。
さらにまた、摺動部片(8)と共にカセットPが排出方
向に移動すると、作用片(15)が解かれるので、保持プ
レート(14)は復元スプリング(24)により第3図にお
いて時計方向に回動し、その回動作用により、前記前部
枠(5)aが非プレー位置よりも僅か高く上昇した状態
に至ったとき、保持プレート(14)の係止片(16)が器
枠(1)の側板(1)aの上縁と保持枠(5)aの上板
との間に介入して、再び側板(1)aの上縁に係止し
て、保持プレート(14)と共にカセットホルダ(5)が
水平状態に状態され、そしてこの状態からイジェクトレ
バー(4)の押圧を解くと、スプリング(19)により若
干後退して、止片(18)が掛止片(20)に当接して第1,
2図に示す非プレー状態に復すると共に、掛止片(20)
にスプリング(19)の弾力が付勢される。
以上は、従来公知のカセット式テーププレーヤと相違す
るところはないが、本願は上記した構成において、前記
係止片(16)に抵抗する部分を設けて成るものであり、
その抵抗する部分として、第5図は、係止片(16)全体
を下向きに傾斜して傾斜部材(30)を形成した場合を、
第6図は係止片(16)を上向きU字状に湾曲して断面円
弧状の突条(31)を形成した場合を、また第7図は、保
持プレート(14)が摺動部片(8)乃至カセットPによ
り押圧されて回動する方向では、傾斜の大きい傾斜面
(32)aにより、また保持プレート(14)が復元する方
向では、傾斜の緩い傾斜面(32)bにより形成された断
面三角の突条(32)を設けて成る場合を夫々示してい
る。
しかして、第5,6,7図に示す構成によれば、カセットホ
ルダ(5)が非プレー位置に保持されている状態におい
て、外部振動作用により、保持プレート(14)に水平回
動力が加わっても、その水平回動力によって傾斜部(3
0),突条(31)乃至(32)が、器枠(1)の側板
(1)aの上縁と乗り越えることはない。
またイジェクト操作時のおいては、カセットホルダ
(5)の前部枠(5)aが、非プレー位置よりも若干高
く上昇するので、保持プレート(14)の復元時に、傾斜
部(30),突条(31)乃至(32)は、支障なく器枠
(1)の側板(1)aの上縁を乗り越えることができ
る。
考案の効果 以上のように本願によれば、外部振動作用によって、カ
セットホルダが不用意に非プレー位置からプレー位置に
下降する惧れはなく、しかも構造が簡単で耐久性に富
み、またカセットホルダをプレー位置に下降するスプリ
ングの弾力を強くする必要もないなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は非プレー状
態の平面図、第2図は同側面図、第3図はプレー状態の
平面図、第4図は同側面図、第5図乃至第7図は各実施
例における第1図A−A線の拡大断面図である。 図中、(1)は器枠、(1)aは側板、(4)はイジェ
クトレバー、(5)はカセットホルダ、(5)aは前部
枠、(8)は摺動部片、(13)は反転ばね、(14)は保
持プレート、(16)は係止片、(24)は復元スプリン
グ、(30)は傾斜部、(31),(32)は突条である。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平回動可能な保持プレートの外側部の係
    止片が器枠側板の上縁に係止して、カセットホルダを非
    プレー位置に保持し、カセットホルダにカセットを挿入
    したとき、保持プレートが回動して器枠側板の上縁との
    係止を解いて、カセットホルダのプレー位置への下降を
    許容する構成のカセット式テーププレーヤにおいて、前
    記保持プレートの係止片に、その係止が解かれる方向
    で、保持プレートの回動に抵抗する部分を設けて成るカ
    セット式テーププレーヤ。
  2. 【請求項2】抵抗する部分を、下向きの傾斜部によって
    形成した請求項1記載のカセット式テーププレーヤ。
  3. 【請求項3】抵抗する部分を、断面円弧状の突条によっ
    て形成した請求項1記載のカセット式テーププレーヤ。
  4. 【請求項4】抵抗する部分を、該部分を器枠側板の上縁
    から離れる方向で、大きい負荷となる傾斜面と、また、
    器枠側板の上縁に係止する方向で小さい負荷となる傾斜
    面とから成る突条によって形成した請求項1記載のカセ
    ット式テーププレーヤ。
JP13357489U 1989-11-18 1989-11-18 カセット式テーププレーヤ Expired - Lifetime JPH075566Y2 (ja)

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JP4605471B2 (ja) * 2005-03-16 2011-01-05 エヌエスプランニング株式会社 棚板用受け具その他の接続具
JP2008119377A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Kokuyo Co Ltd スライド装置
JP4977872B2 (ja) * 2006-11-15 2012-07-18 コクヨ株式会社 オプション取付装置

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