JPH0754020Y2 - 熱交換器の取付構造 - Google Patents

熱交換器の取付構造

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JPH0754020Y2
JPH0754020Y2 JP10137789U JP10137789U JPH0754020Y2 JP H0754020 Y2 JPH0754020 Y2 JP H0754020Y2 JP 10137789 U JP10137789 U JP 10137789U JP 10137789 U JP10137789 U JP 10137789U JP H0754020 Y2 JPH0754020 Y2 JP H0754020Y2
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JP
Japan
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elastic characteristic
heat exchanger
mounting
pin
characteristic imparting
Prior art date
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JP10137789U
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JPH0342717U (ja
Inventor
晃 増田
Original Assignee
カルソニック株式会社
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Publication date
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ラジエータ,オイルクーラ等の熱交換器を車
体側ブラケットに固定するための熱交換器の取付構造に
関する。
〔従来の技術〕
一般に、ラジエータでは、車両走行時の振動等を吸収し
て、外力が直接ラジエータに伝達するのを防止するた
め、例えば、実開昭62-65316号公報に開示されるような
熱交換器の取付構造が採用されている。
第3図は、この種の熱交換器の取付構造を示すもので、
図において符号11は、樹脂製のアッパタンク13とロアタ
ンク15との間にコア部17の形成されるラジエータを示し
ている。
ロアタンク15側の取付構造は、第4図に示すように、ロ
アタンク15と一体に取付ピン19が形成されている。
この取付ピン19には、マウントラバー21が被嵌されてい
る。
このマウントラバー21は、下部に取付部23が形成され上
部に鍔部25が形成されている。
そして、車体に固着される車体側ブラケット27には、取
付孔29が形成されており、この取付孔29に、ロアタンク
15に被嵌されたマウントラバー21の取付部23を挿通する
ことにより、取付部23と鍔部25との間に車体側ブラケッ
ト27が挟持され、ラジエータ11が固定されている。
アッパタンク13側の取付構造は、アッパタンク13と一体
に取付ピン30が形成されており、この取付ピン30が、ア
ッパタンク13側のマウントラバーを介して車体側に取り
付けられた取付ブラケットに固定されている。
一方、一般に、ラジエータでは、第3図に示したよう
に、コア部17を覆って、ファンシュラウド31が配置され
ている。
そして、このファンシュラウド31には、通常のモータフ
ァン33と、エアコン用のモータファン35とが別々に装着
可能とされており、エアコン装着車にのみエアコン用の
モータファン35が装着されるように構成されている。
そして、このような熱交換器の取付構造では、エアコン
用のモータファン35を装着すると、マウントラバー21に
作用する荷重が増大するため、この荷重の変化に応じ
て、弾性特性の異なる他のマウントラバー21に交換する
ことが行なわれている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このように荷重の変化に応じてマウント
ラバー21を交換する場合には、種々の弾性特性のマウン
トラバー21を予め製造しておく必要があり、マウントラ
バー21の種類が増大し、その管理および製造コストが増
大するという問題があった。
本考案は、上記のような問題を解決したもので、荷重が
変化した場合にも、同一のマウントラバーで対応するこ
とのできる熱交換器の取付構造を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかわる熱交換器の取付構造は、熱交換器のロ
アタンクを、マウントラバーを介して車体側ブラケット
に支持してなる熱交換器の取付構造において、前記マウ
ントラバーを、前記ロアタンクの下面に形成される取付
ピンの挿入されるピン孔の形成されるピン支持部と、こ
のピン支持部の外側に連続し、ピン支持部を弾性的に支
持する弾性特性付与部と、この弾性特性付与部の外側に
連続し、車体側ブラケットの上面に当接される鍔部と、
前記弾性特性付与部から下方に向けて連続し、前記車体
側ブラケットに形成される取付孔に挿入される取付部と
から形成するとともに、前記ピン支持部の上部を前記弾
性特性付与部から上方に突出して形成し、この突出部を
囲繞して、下面を前記弾性特性付与部に当接され、上面
に前記熱交換器の荷重が付与される弾性特性変更部材を
配置したものである。
〔作用〕
本考案においては、突出部を囲繞して、弾性特性変更部
材を配置すると、弾性特性付与部に当接する弾性特性変
更部材の下面幅の分だけ、弾性特性付与部の弾性特性に
関与する部分の幅が低減し、弾性特性付与部の弾性特性
が大荷重側に変化する。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説明
する。
第1図は、本考案の熱交換器の取付構造の一実施例の要
部を示すもので、図において符号41は、ラジエータのロ
アタンクを示している。
このロアタンク41は、マウントラバー43を介して車体側
ブラケット45に支持されている。
マウントラバー43の中央には、ピン支持部47が形成され
ており、このピン支持部47の中央には、ロアタンク41の
下面に形成される取付ピン49の挿入されるピン孔51が形
成されている。
このピン支持部47の外側には、ピン支持部47に連続し、
ピン支持部47を弾性的に支持する環状の弾性特性付与部
53が形成されている。
そして、この弾性特性付与部53の外側には、弾性特性付
与部53に連続し、車体側ブラケット45の上面に当接され
る鍔部55が形成されている。
また、弾性特性付与部53から下方に向けて、弾性特性付
与部53に連続し、車体側ブラケット45に形成される取付
孔57に挿入される取付部59が形成されている。
しかして、この実施例では、ピン支持部47の上部が、弾
性特性付与部53から上方に突出して形成されており、こ
の突出部61を囲繞して、金属あるいは樹脂等からなる断
面矩形形状の環状の弾性特性変更部材63が配置されてい
る。
また、この弾性特性変更部材63の上面は、ピン支持部47
の上面より多少上方に突出して位置されている。
そして、この弾性特性変更部材63の下面は、弾性特性付
与部53に当接され、上面には、ラジエータのロアタンク
41の底面が当接され、ラジエータの荷重が付与されてい
る。
以上のように構成されたラジエータの取付構造では、弾
性特性変更部材63に作用したラジエータの荷重は、弾性
特性付与部53および鍔部55を介して車体側ブラケット45
に支持される。
しかして、以上のように構成された熱交換器の取付構造
では、マウントラバー43を、ロアタンク41の下面に形成
される取付ピン49の挿入されるピン孔51の形成されるピ
ン支持部47と、このピン支持部47の外側に連続し、ピン
支持部47を弾性的に支持する弾性特性付与部53と、この
弾性特性付与部53の外側に連続し、車体側ブラケット45
の上面に当接される鍔部55と、弾性特性付与部53から下
方に向けて連続し、車体側ブラケット45に形成される取
付孔57に挿入される取付部59とから形成するとともに、
ピン支持部47の上部を弾性特性付与部53から上方に突出
して形成し、この突出部61を囲繞して、下面を弾性特性
付与部53に当接され、上面にラジエータの荷重が付与さ
れる弾性特性変更部材63を配置したので、荷重が変化し
た場合にも、同一のマウントラバー43で対応することが
可能となる。
すなわち、以上のように構成された熱交換器の取付構造
では、マウントラバー43のピン支持部47の突出部61を囲
繞して、弾性特性変更部材63を配置したので、弾性特性
付与部53に当接する弾性特性変更部材63の下面幅Wの分
だけ、弾性特性付与部53の弾性特性に関与する部分の幅
Lが低減し、弾性特性付与部53の弾性特性が大荷重側に
変化する。
従って、例えば、ファンシュラウドに、新たにエアコン
用のモータファンを装着する場合には、突出部61を囲繞
して弾性特性変更部材63を配置するだけで、荷重の変更
に対応することが可能となり、荷重が変化した場合に
も、同一のマウントラバー43で対応することができる。
また、予め、下面幅Wの異なる複数の弾性特性変更部材
63を用意しておくことにより、種々の荷重の変化に容易
に対応することが可能となる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案では、マウントラバーを、ロ
アタンクの下面に形成される取付ピンの挿入されるピン
孔の形成されるピン支持部と、このピン支持部の外側に
連続し、ピン支持部を弾性的に支持する弾性特性付与部
と、この弾性特性付与部の外側に連続し、車体側ブラケ
ットの上面に当接される鍔部と、弾性特性付与部から下
方に向けて連続し、車体側ブラケットに形成される取付
孔に挿入される取付部とから形成するとともに、ピン支
持部の上部を弾性特性付与部から上方に突出して形成
し、この突出部を囲繞して、下面を弾性特性付与部に当
接され、上面に熱交換器の荷重が付与される弾性特性変
更部材を配置したので、荷重が変化した場合にも、同一
のマウントラバーで対応することができるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の熱交換器の取付構造の一実施例を示す
縦断面図である。 第2図は第1図のマウントラバーに弾性特性変更部材を
配置した状態を示す上面図である。 第3図は従来の熱交換器の取付構造を示す背面図であ
る。 第4図は第3図のマウントラバーおよびこの近傍を示す
縦断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 41……ロアタンク 43……マウントラバー 45……車体側ブラケット 47……ピン支持部 49……取付ピン 51……ピン孔 53……弾性特性付与部 55……鍔部 57……取付孔 59……取付部 61……突出部 63……弾性特性変更部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換器のロアタンクを、マウントラバー
    を介して車体側ブラケットに支持してなる熱交換器の取
    付構造において、前記マウントラバーを、前記ロアタン
    クの下面に形成される取付ピンの挿入されるピン孔の形
    成されるピン支持部と、このピン支持部の外側に連続
    し、ピン支持部を弾性的に支持する弾性特性付与部と、
    この弾性特性付与部の外側に連続し、車体側ブラケット
    の上面に当接される鍔部と、前記弾性特性付与部から下
    方に向けて連続し、前記車体側ブラケットに形成される
    取付孔に挿入される取付部とから形成するとともに、前
    記ピン支持部の上部を前記弾性特性付与部から上方に突
    出して形成し、この突出部を囲繞して、下面を前記弾性
    特性付与部に当接され、上面に前記熱交換器の荷重が付
    与される弾性特性変更部材を配置したことを特徴とする
    熱交換器の取付構造。
JP10137789U 1989-08-29 1989-08-29 熱交換器の取付構造 Expired - Lifetime JPH0754020Y2 (ja)

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JP2020006941A (ja) * 2018-06-29 2020-01-16 株式会社クボタ 作業機
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