JP2516562Y2 - 車両用空調コンデンサーの取付構造 - Google Patents
車両用空調コンデンサーの取付構造Info
- Publication number
- JP2516562Y2 JP2516562Y2 JP1990071469U JP7146990U JP2516562Y2 JP 2516562 Y2 JP2516562 Y2 JP 2516562Y2 JP 1990071469 U JP1990071469 U JP 1990071469U JP 7146990 U JP7146990 U JP 7146990U JP 2516562 Y2 JP2516562 Y2 JP 2516562Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiator
- condenser
- tank
- air conditioning
- mounting structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、空調用コンデンサーをエンジン冷却用のラ
ジエータに支持させて設ける車両用空調コンデンサーの
取付構造に関する。
ジエータに支持させて設ける車両用空調コンデンサーの
取付構造に関する。
(従来の技術) 従来、この種の取付構造として、特開昭59−202937号
公報により、空調用コンデンサーを上下2箇所において
ラジエータに固定するものは知られ、この場合コンデン
サーとラジエータとの温度差による熱膨張差によりコン
デンサーやラジエータに無理な力が作用する。
公報により、空調用コンデンサーを上下2箇所において
ラジエータに固定するものは知られ、この場合コンデン
サーとラジエータとの温度差による熱膨張差によりコン
デンサーやラジエータに無理な力が作用する。
そこで、コンデンサーの上端をラジエータの上部に固
定し、その下端をラジエータの下部に上下方向に相対移
動可能に支持させ、コンデンサーとラジエータとの間の
熱膨張差による不具合を生じないようにすることが考え
られる。
定し、その下端をラジエータの下部に上下方向に相対移
動可能に支持させ、コンデンサーとラジエータとの間の
熱膨張差による不具合を生じないようにすることが考え
られる。
(考案が解決しようとする課題) 上記の如く、コンデンサーの上端をラジエータの上部
に固定し、その下端をラジエータの下部に上下方向に相
対移動可能に支持させると、コンデンサーがラジエータ
コアを介して支持されることになって、走行時にラジエ
ータに比較的大きな突上げ振動が作用した際ラジエータ
コアにコンデンサーの重量による大きな力が作用するこ
とになる。
に固定し、その下端をラジエータの下部に上下方向に相
対移動可能に支持させると、コンデンサーがラジエータ
コアを介して支持されることになって、走行時にラジエ
ータに比較的大きな突上げ振動が作用した際ラジエータ
コアにコンデンサーの重量による大きな力が作用するこ
とになる。
本考案の目的は、コンデンサーとラジエータと間の熱
膨張差による不具合を阻止し且つラジエータコアに大き
な力が作用しないようにしたコンデンサーの取付構造を
提供することにある。
膨張差による不具合を阻止し且つラジエータコアに大き
な力が作用しないようにしたコンデンサーの取付構造を
提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案では、空調用コンデン
サーを、車体に弾性的に支持される、アッパタンクとロ
アタンクと中間のラジエータコアとを備えるラジエータ
に支持させて設けるものにおいて、該コンデンサーの下
端を該ラジエータのロアタンクに固定すると共に、該コ
ンデンサーの上端を該ラジエータのアッパタンクに上下
方向に相対移動可能に支持させた。
サーを、車体に弾性的に支持される、アッパタンクとロ
アタンクと中間のラジエータコアとを備えるラジエータ
に支持させて設けるものにおいて、該コンデンサーの下
端を該ラジエータのロアタンクに固定すると共に、該コ
ンデンサーの上端を該ラジエータのアッパタンクに上下
方向に相対移動可能に支持させた。
(作用) コンデンサーの上端をラジエータのアッパタンクに相
対移動可能に支持するため、コンデンサーとラジエータ
との間の熱膨張差を吸収でき、またコンデンサーの下端
をラジエータのロアタンクに固定するため、コンデンサ
ーの重量がラジエータのロアタンクに作用することにな
り、従ってラジエータに比較的大きな突上げ振動が作用
してもラジエータコアにコンデンサーの重量による大き
な力が作用しない。
対移動可能に支持するため、コンデンサーとラジエータ
との間の熱膨張差を吸収でき、またコンデンサーの下端
をラジエータのロアタンクに固定するため、コンデンサ
ーの重量がラジエータのロアタンクに作用することにな
り、従ってラジエータに比較的大きな突上げ振動が作用
してもラジエータコアにコンデンサーの重量による大き
な力が作用しない。
(実施例) 図面で(1)はラジエータ、(2)はその前面の空調
用コンデンサーを示し、該ラジエータ(1)はアッパタ
ンク(3)とロアタンク(4)と中間のラジエータコア
(5)とで構成され、該両タンク(3)(4)をナイロ
ン66その他の合成樹脂製とし、該ロアタンク(4)に一
体成形した脚片(6)を車体(7)の取付孔(8)に鍔
付筒状のマウントラバー(9)を介して挿入すると共
に、アッパタンク(3)に一体成形した突片(10)を図
示しないブラケットを介して車体に支持させるようにし
た。
用コンデンサーを示し、該ラジエータ(1)はアッパタ
ンク(3)とロアタンク(4)と中間のラジエータコア
(5)とで構成され、該両タンク(3)(4)をナイロ
ン66その他の合成樹脂製とし、該ロアタンク(4)に一
体成形した脚片(6)を車体(7)の取付孔(8)に鍔
付筒状のマウントラバー(9)を介して挿入すると共
に、アッパタンク(3)に一体成形した突片(10)を図
示しないブラケットを介して車体に支持させるようにし
た。
前記コンデンサー(2)は蛇行チューブ間にコルゲー
トフィンを配置して成り、該コンデンサー(2)の下側
に下方にのびるステー(11)を設け、ラジエータ(1)
の下部の前記ロアタンク(4)に一体成形した突部(4
a)に該ステー(11)をボルト(12)により固定し、該
コンデンサー(2)の上側に上方にのびるブラケット
(13)を設け、該ブラケット(13)の透孔(13a)に筒
状のラバーブッシュ(14)を挿着し、ラジエータ(1)
の上部の前記アッパタンク(3)に一体成形した座面
(3a)に該ブラケット(13)をボルト(15)により該ブ
ッシュ(14)を介して取付け、コンデンサー(2)の上
端を該アッパタンク(3)に対して該ブッシュ(14)の
弾性変形により上下方向及び前後方向に移動し得るよう
にした。
トフィンを配置して成り、該コンデンサー(2)の下側
に下方にのびるステー(11)を設け、ラジエータ(1)
の下部の前記ロアタンク(4)に一体成形した突部(4
a)に該ステー(11)をボルト(12)により固定し、該
コンデンサー(2)の上側に上方にのびるブラケット
(13)を設け、該ブラケット(13)の透孔(13a)に筒
状のラバーブッシュ(14)を挿着し、ラジエータ(1)
の上部の前記アッパタンク(3)に一体成形した座面
(3a)に該ブラケット(13)をボルト(15)により該ブ
ッシュ(14)を介して取付け、コンデンサー(2)の上
端を該アッパタンク(3)に対して該ブッシュ(14)の
弾性変形により上下方向及び前後方向に移動し得るよう
にした。
図面で(16)はコンデンサー(2)の流入管、(17)
は該コンデンサー(2)の流出管、(18)はラジエータ
(1)の左右両側部の前面に取付けたシールラバーを示
し、該ラバー(18)によるコンデンサー(2)との間の
隙間を閉塞してコンデンサー(2)を通過したエアの横
洩れを阻止し得るようにした。
は該コンデンサー(2)の流出管、(18)はラジエータ
(1)の左右両側部の前面に取付けたシールラバーを示
し、該ラバー(18)によるコンデンサー(2)との間の
隙間を閉塞してコンデンサー(2)を通過したエアの横
洩れを阻止し得るようにした。
また、コンデンサー(2)をラジエータ(1)に可及
的に近接して配置し、両者の合計厚さを減少し得るよう
にした。
的に近接して配置し、両者の合計厚さを減少し得るよう
にした。
(考案の効果) 以上の如く、本考案によれば、コンデンサーの上端を
ラジエータのアッパタンクに上下方向に相対移動可能に
支持するため、コンデンサーとラジエータとの間熱膨張
差を吸収できると共に、コンデンサーの下端をラジエー
タの下部に固定するため、ラジエータに比較的大きな突
上げ振動が作用した際ラジエータコアにコンデンサーの
重量による大きな力が作用するのを確実に阻止できる効
果を有し、またラジエータコアにコンデンサーの重量に
よる大きな力が作用しないため、水チューブを1列配置
とした1列型の厚さの薄いラジエータにもコンデンサー
を取付けることが可能になる効果を有する。
ラジエータのアッパタンクに上下方向に相対移動可能に
支持するため、コンデンサーとラジエータとの間熱膨張
差を吸収できると共に、コンデンサーの下端をラジエー
タの下部に固定するため、ラジエータに比較的大きな突
上げ振動が作用した際ラジエータコアにコンデンサーの
重量による大きな力が作用するのを確実に阻止できる効
果を有し、またラジエータコアにコンデンサーの重量に
よる大きな力が作用しないため、水チューブを1列配置
とした1列型の厚さの薄いラジエータにもコンデンサー
を取付けることが可能になる効果を有する。
第1図は本考案のコンデンサー取付構造の1列を示す部
分截断側面図である。 (1)…ラジエータ (2)…空調用コンデンサー (3)…ラジエータのアッパタンク (4)…ラジエータのロアタンク
分截断側面図である。 (1)…ラジエータ (2)…空調用コンデンサー (3)…ラジエータのアッパタンク (4)…ラジエータのロアタンク
Claims (1)
- 【請求項1】空調用コンデンサーを、車体に弾性的に支
持される、アッパタンクとロアタンクと中間のラジエー
タコアとを備えるラジエータに支持させて設けるものに
おいて、該コンデンサーの下端を該ラジエータのロアタ
ンクに固定すると共に、該コンデンサーの上端を該ラジ
エータのアッパタンクに上下方向に相対移動可能に支持
させたことを特徴とする車両用空調コンデンサーの取付
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990071469U JP2516562Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 車両用空調コンデンサーの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990071469U JP2516562Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 車両用空調コンデンサーの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0429409U JPH0429409U (ja) | 1992-03-10 |
JP2516562Y2 true JP2516562Y2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=31608526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990071469U Expired - Lifetime JP2516562Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 車両用空調コンデンサーの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516562Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150098860A (ko) * | 2014-02-21 | 2015-08-31 | 한온시스템 주식회사 | 쿨링모듈 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3961188B2 (ja) * | 2000-03-31 | 2007-08-22 | カルソニックカンセイ株式会社 | 自動車用空気調和装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6129532Y2 (ja) * | 1981-05-25 | 1986-09-01 | ||
JPS6078619U (ja) * | 1983-11-04 | 1985-06-01 | トヨタ自動車株式会社 | ラジエ−タ支持装置 |
JPS60195324A (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-03 | Nissan Motor Co Ltd | ラジエ−タの取付構造 |
JPS6120429U (ja) * | 1984-07-11 | 1986-02-06 | 日産自動車株式会社 | 自動車のラジエ−タマウント装置 |
JP2719584B2 (ja) * | 1988-08-19 | 1998-02-25 | 昭和アルミニウム株式会社 | 車両用熱交換器 |
-
1990
- 1990-07-06 JP JP1990071469U patent/JP2516562Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150098860A (ko) * | 2014-02-21 | 2015-08-31 | 한온시스템 주식회사 | 쿨링모듈 |
KR102000124B1 (ko) | 2014-02-21 | 2019-07-15 | 한온시스템 주식회사 | 쿨링모듈 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0429409U (ja) | 1992-03-10 |
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