JPH0753087A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JPH0753087A
JPH0753087A JP5205425A JP20542593A JPH0753087A JP H0753087 A JPH0753087 A JP H0753087A JP 5205425 A JP5205425 A JP 5205425A JP 20542593 A JP20542593 A JP 20542593A JP H0753087 A JPH0753087 A JP H0753087A
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JP
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unit
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JP5205425A
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English (en)
Inventor
Kenji Kuroki
健二 黒木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 用紙の搬送路を複数にユニット化した場合に
搬送路に存在している用紙を簡単に取り出すことができ
るようにする。 【構成】 用紙搬送装置の搬送路の一部を構成する第4
の搬送路ユニット54と第6の搬送路ユニット56は図
示しないフレームに対して独立して手前に引き出すこと
ができ、用紙の除去を簡単に行うことができる。光学式
のセンサ7146は両ユニット間に用紙が存在する場合を
検出し、他の2つのセンサ714 、716 はそれぞれの
ユニット内の用紙を検出する。検出結果は用紙存在表示
ランプで表示される。両搬送路ユニット54、56間に
用紙が存在する場合にはソレノイド813 がこれらを連
結し、一緒に引き出させるようにして用紙の破れを防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、ファクシミリ装
置あるいはプリンタのようにカット紙を使用して画像の
記録や読み取りを行うようにした情報処理装置に使用さ
れる用紙搬送装置に係わり、特に搬送路が複数のユニッ
トで構成された用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタのような情報処理装置
では、記録のための記録用紙や画像の読み取りのための
原稿を搬送する搬送路を備えているのが通常である。こ
れらの装置では、保守を容易にするため等の理由から装
置の各部をユニット化する傾向がある。すなわち、装置
の各部をユニット化すると、それらの構成部品が故障し
たり寿命になったときに、新たなユニットに交換するこ
とができ、修理のためにサービスマンを呼ぶよりも復旧
に要する時間が短くなる場合も多いし、コストが安くな
る場合もある。また、新たなユニットに交換すること
で、装置の寿命を延ばすことができる。この他に各種の
利点が指摘されている。
【0003】例えば特開平3−94274号公報では、
給紙部をユニット化してこれを引き出し自在に配置して
いる。そして、給紙部を引き出した状態でこの空間をペ
ーパガイドの回動のためのスペースとし、装置の小型化
を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユニッ
ト化によって問題も発生する。例えば用紙の搬送路を複
数にユニット化した場合、搬送路ユニット同士に跨がっ
て用紙がジャムした場合には、これに気付かないで一方
の搬送路ユニットのみを装置手前に引き出すと、用紙が
装置内部で千切れたり詰まったりして取り出しにくくな
る。
【0005】そこで本発明の目的は、用紙の搬送路を複
数にユニット化した場合に搬送路に存在している用紙を
簡単に取り出すことができるようにした用紙搬送装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)カット紙を搬送する搬送路の一部をそれぞれ
形成し、これらが一体として連続した搬送路を構成する
ようにし、装置フレームに対して互いに独立して引き出
し自在に配置された複数の搬送路ユニットと、(ロ)こ
れらの搬送路ユニットの2以上に跨がって用紙が停止し
たときこれを検出する用紙検出手段と、(ハ)用紙検出
手段が検出した組の搬送路ユニットが引き出されるまで
これらを連結する搬送路ユニット間連結手段とを用紙搬
送装置に具備させる。
【0007】すなわち請求項1記載の発明では、搬送路
を複数の搬送路ユニットの集合として構成したときに
は、これら搬送路ユニットにおける搬送路の連結部分に
用紙が存在するかどうかを用紙検出手段によってチェッ
クするようにし、連結部分に用紙が存在する場合には検
出した組の搬送路ユニットが引き出されるまでこれらを
自動的に連結するようにして、用紙が跨がって存在する
可能性のある搬送路ユニットの一方を不用意に引き出す
ことのないようにした。
【0008】請求項2記載の発明では、(イ)カット紙
を搬送する搬送路の一部をそれぞれ形成し、これらが一
体として連続した搬送路を構成するようにし、装置フレ
ームに対して互いに独立して引き出し自在に配置された
複数の搬送路ユニットと、(ロ)これらの搬送路ユニッ
トの2以上に跨がって用紙が停止したときこれを検出す
る用紙検出手段と、(ハ)この用紙検出手段の検出結果
を表示する表示手段と、(ニ)用紙が跨がって停止しう
る任意の搬送路ユニット同士を機械的に連結しあるいは
その連結を解除する搬送路ユニット間連結手段とを用紙
搬送装置に具備させる。
【0009】すなわち請求項2記載の発明では、搬送路
を複数の搬送路ユニットの集合として構成したときに
は、これら搬送路ユニットにおける搬送路の連結部分に
用紙が存在するかどうかを用紙検出手段によってチェッ
クするようにし、この用紙検出手段の検出結果をディス
プレイ等に表示させるようにした。そして、連結部分に
用紙が存在する可能性がある場合には検出した組の搬送
路ユニットが引き出されるまでこれらを機械的に連結す
るようにして、用紙が跨がって存在する可能性のある搬
送路ユニットの一方を不用意に引き出すことを防止し
た。
【0010】請求項3記載の発明では、カット紙を搬送
する搬送路の一部をそれぞれ形成し、これらが一体とし
て連続した搬送路を構成するようにし、装置フレームに
対して互いに独立して引き出し自在に配置された複数の
搬送路ユニットと、(ロ)これらの搬送路ユニットの内
部ならびに2以上に跨がって用紙が停止したときこれら
を検出する用紙検出手段と、(ハ)この用紙検出手段の
検出結果を搬送路ユニットごとに表示する表示手段とを
用紙搬送装置に具備させる。
【0011】すなわち請求項3記載の発明では、搬送路
を複数の搬送路ユニットの集合として構成したときに
は、これら搬送路ユニットそれぞれならびに搬送路の連
結部分に用紙が存在するかどうかを用紙検出手段によっ
てチェックするようにし、これらを搬送路ユニットごと
に表示するようにした。これにより、オペレータはどの
搬送路ユニットを引き出して用紙の除去を行えばよいか
を判別することができる。
【0012】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0013】図2は本発明の一実施例における用紙搬送
装置を使用したプリンタの外観を表わしたものである。
このプリンタ11は、印字情報をプリントするプリンタ
本体12を備えており、図でその右側には印字用紙を給
紙するための給紙部13が、また左側には印字の終了し
た印字用紙を排出するための排出部14が配置されてい
る。本実施例で給紙部13は、第1〜第3の3種類の給
紙トレイ151 〜15 3 を備えており、排出部13は第
1〜第3の排出トレイ161 〜163 を備えている。
【0014】プリンタ本体12には、その上部に操作パ
ネル17が配置されている。操作パネル17には、図示
しないが操作のための各種キーと液晶ディスプレイが配
置されており、異常発生時等の所定の場合にはこの液晶
ディスプレイに操作者に対する指示が表示されるように
なっている。
【0015】図3は、本実施例のプリンタ本体の構成の
概要を表わしたものである。プリンタ本体12は、画像
に対応したトナー像を形成するための感光体ドラム21
を備えている。感光体ドラム21の周囲には、ドラム表
面に電荷を付与するためのチャージコロトロン22と、
レーザビーム23をドラム表面に照射するための露光装
置24と、レーザビーム23の露光によって形成された
静電潜像を現像するための現像装置25と、現像によっ
て得られたトナー像を印字用紙に転写するためのトラン
スファコロトロン26と、転写後にドラム表面に残った
トナーを回収するためのクリーニング装置27が、これ
らの順に配置されている。
【0016】印字用紙は、図2に示した第1〜第3の3
種類の給紙トレイ151 〜153 のいずれか指定された
ものから送り出され、図で右端に配置された搬送ロール
31を経て上側搬送路32に送り込まれる。そして、搬
送ロール33を経て感光体ドラム21とトランスファコ
ロトロン26の間を通過し、このとき印字用紙に対して
トナー像の転写が行われることになる。トナー像の転写
された印字用紙は、搬送ベルト34によって搬送され、
その後段に配置された定着装置35を通過する。定着装
置35は、加熱されたヒートロールとこれに印字用紙を
圧接させるプレッシャロールから構成されており、これ
らの間を通過することで印字用紙にトナーが融着され、
定着が行われる。
【0017】定着の終了した印字用紙は、搬送ロール3
7を経て排出・両面用搬送路38に送られ、ここから図
2に示した排出部13に送り込まれることになる。ただ
し、印字用紙の両面に印字を行う場合には、印字用紙の
後端が排出・両面用搬送路38に搬入された時点で搬送
ロール37を逆転させ、この後端から下側搬送路39に
搬入させるようにしている。この場合、印字用紙は下側
搬送路39の各搬送ロール41〜44を順に通過して表
裏が反転した状態で上側搬送路32に送り込まれ、再
度、感光体ドラム21とトランスファコロトロン26の
間を通過して、今度は印字用紙の裏側にトナー像が転写
されることになる。このトナー像は定着装置35で定着
され、排出・両面用搬送路38を経て第1〜第3の排出
トレイ16 1 〜163 のうちのいずれか指定されたトレ
イに排出されることになる。
【0018】図1は、図3に対応したもので、このプリ
ンタの用紙搬送装置の部分のユニット化の様子を表わし
たものである。煩雑を避けるため、図3で示した各部の
符号は省略している。搬送路は、第1〜第6の搬送路ユ
ニット51〜56で構成されている。これらの搬送路ユ
ニット51〜56はそれぞれ図示しないレール機構によ
って互いに独立して手前に引き出すことができるように
なっている。すなわち、それぞれの搬送路ユニット51
〜56の内部のみに留まっている印字用紙は、該当する
そのユニットを引き出して側面から手を差し込むことに
よって容易に除去することができる。
【0019】各搬送路ユニット51〜56には、それぞ
れ用紙存在表示ランプ61〜66が配置されており、ユ
ニット内に印字用紙が存在する場合にはこれらの用紙存
在表示ランプ61〜66のうち対応するものが点灯表示
されるようになっている。なお、搬送路ユニット51〜
56のどれに印字用紙が存在しているかどうかの判別
は、これらの搬送路ユニット51〜56の所定箇所に配
置された図示しないセンサ群の検出結果と、これらのセ
ンサ群の出力を順に追跡して印字用紙の流れを監視する
印字用紙搬送監視システムによって実現している。後者
の印字用紙の流れを監視については、印字用紙のジャム
(紙詰まり)の検出として一般に使用されているもので
ある。
【0020】このプリンタの操作者は、例えばジャムが
発生して装置の動作が停止したとき、用紙存在表示ラン
プ61〜66の点灯状態を確認し、搬送路ユニット51
〜56における搬送路が接続された2つのユニット間で
点灯状態となっているときには、これらのユニットに跨
がって印字用紙が存置されていることを知ることができ
る。また、これ以外の場合で用紙存在表示ランプ61〜
66のいずれかが点灯している場合には、それぞれ単独
のユニット間で印字用紙が存置されていると判別するこ
とができる。前者の場合には、印字用紙がユニット間に
跨がっているので、本実施例の用紙搬送装置ではこれら
の搬送路ユニットの一方を引き出そうとすると他方もこ
れと一体に引き出されることになる。後者の場合には、
印字用紙が同一のユニット間に納まっている。したがっ
て、用紙存在表示ランプ61〜66のうち点灯したもの
のユニットを引き出そうとすれば、それが単独に引き出
され、印字用紙の除去が行われることになる。
【0021】図4は、本実施例の用紙搬送装置の回路構
成の要部を表わしたものである。用紙搬送装置はCPU
(中央処理装置)71を備えている。CPU71はデー
タバス等のバス72を介して装置内の各部と接続されて
いる。ただし、用紙搬送装置はプリンタ11の一部を構
成しているので、CPU71はプリンタの各部も制御す
るようになっているが、これについては本発明と直接関
係しないので、その説明は原則として省略する。
【0022】バス72に接続されている回路装置のう
ち、ROM73はこの用紙搬送装置の各種制御を行うた
めのプログラムを格納したリード・オンリ・メモリであ
る。作業用メモリ74はCPU73が制御を行う上で必
要とされるデータを一時的に格納するメモリである。セ
ンサ入力回路76は搬送路ユニット51〜56(図1)
における印字用紙の搬送状態を検知するための各種セン
サ771 〜77N を接続している。ランプ表示回路78
は、前記した用紙存在表示ランプ61〜66の点灯制御
を行うための駆動回路である。ソレノイド駆動回路79
は、搬送路ユニット51〜56のうちの任意の組を連結
するための第1〜第6のソレノイド811〜816 の駆
動を制御するための回路である。
【0023】ここで、第1のソレノイド811 は第1の
搬送路ユニット51と第2の搬送路ユニット52を連結
するためのものであり、第2のソレノイド812 は第2
の搬送路ユニット52と第4の搬送路ユニット54を連
結するためのものである。第3のソレノイド813 は第
4の搬送路ユニット54と第6の搬送路ユニット56を
連結するためのものであり、第4のソレノイド814
第6の搬送路ユニット56と第5の搬送路ユニット55
を連結するためのものである。第5のソレノイド815
は第5の搬送路ユニット55と第3の搬送路ユニット5
3を連結するためのものであり、第6のソレノイド81
6 は第3の搬送路ユニット53と第1の搬送路ユニット
51を連結するためのものである。なお、第3の搬送路
ユニット53と第4の搬送路ユニット54ならびに第5
の搬送路ユニット55と第4の搬送路ユニット54の間
には搬送路の連続部分が存在しないので、これらの間を
連結するためのソレノイドは配置されていない。
【0024】図5は、一例として第4の搬送路ユニット
と第6の搬送路ユニットの部分を抜き出して示したもの
である。第4の搬送路ユニット54には印字用紙の搬送
を光学的に検出するためのセンサ774 が、また第6の
搬送路ユニット56には同じく印字用紙の搬送を光学的
に検出するためのセンサ776 が配置されている。ま
た、両搬送路ユニット54、56の間には、これらの間
に印字用紙が跨がって存在している場合の検出を行うた
めの光学式のセンサ7746が配置されている。印字用紙
は矢印92方向に搬送されるようになっている。また、
これらの搬送路ユニット54、56の境界部分には、第
3のソレノイド813 による連結機構が配置されてい
る。
【0025】図6および図7は、この第3のソレノイド
による連結機構を具体的に表わしたものである。このう
ち図6は第4および第6の搬送路ユニットの要部を正面
から見たものであり、図7はこれを下面から見たもので
ある。第4の搬送路ユニット54にはL字状に曲がった
ブラケット94が取りつけられている。このブラケット
94は第6の搬送路ユニット56と並行な面の中央に穴
95が穿たれている。図8はこのブラケットのみを側面
から見たものである。
【0026】一方、第6の搬送路ユニット56には第3
のソレノイド813 が取りつけられており、これが励磁
された状態でそのプランジャ95が図で左側に移動し、
その先端部分がブラケット94の穴95に嵌合するよう
になっている。したがって、この励磁状態で第4または
第6の搬送路ユニット54、56のいずれかを引き出す
操作を行うと、両者は連結しているので、共に引き出さ
れることになる。
【0027】これに対して、第3のソレノイド813
解磁状態のときプランジャ95は第6の搬送路ユニット
56内に留まっている。このため、この解磁状態で第4
または第6の搬送路ユニット54、56のいずれかを引
き出す操作を行うと、この操作が行われた方の搬送路ユ
ニット54(または56)のみが引き出されることにな
る。
【0028】図9は、ジャムが発生した場合における本
実施例の用紙搬送装置の制御の様子を表わしたものであ
る。図4に示したCPU71は、ジャムの発生を検知す
ると(ステップS101;Y)、図示しない印字用紙搬
送用のモータの駆動を停止させる(ステップS10
2)。そして、センサ入力回路76から得られる各セン
サ771 〜77N の検出データを処理することで、搬送
路における印字用紙の停止位置を判別する(ステップS
103)。この結果を基にしてCPU71はランプ制御
回路78を指示し、第1〜第6の用紙存在表示ランプ6
1〜66のうちの該当するランプの点灯表示を行わせる
(ステップS104)。また、これと共に、隣接する搬
送路ユニット間に印字用紙が存在するものについては、
ソレノイド駆動回路79を制御して対応するソレノイド
の励磁を行わせる。
【0029】ところで、用紙搬送装置にジャムが発生す
ると、オペレータは図示しない操作パネル上のジャム表
示ランプの点灯によってこれを知り、ジャムの除去のた
めの作業を行う。この作業は、図2に示したプリンタ本
体12のフロントドアを開けて第1〜第6の用紙存在表
示ランプ61〜66のうちの点灯している場所の搬送路
ユニットを引き出すことによって行われる。フロントド
アが開けられると、プリンタのインターロックスイッチ
が解除される。また、ジャムの除去作業が終了して再び
フロントドアが閉じられると、インターロックスイッチ
が再度オンとなる。
【0030】そこで、CPU71はジャムの発生後に再
度インターロックスイッチ(SW)がオンになったかど
うかを監視し(ステップS106)、オンになった場合
には(Y)、第1〜第6の用紙存在表示ランプ61〜6
6のうちの点灯しているものを消灯させ、またこれと共
に第1〜第6のソレノイド811 〜816 のうちの励磁
中のものをすべて解磁させる(ステップS107)。そ
して、この後、CPU71はセンサ入力回路76を再び
チェックして第1〜第6の搬送路ユニット51〜56の
いずれの箇所にも印字用紙が残っていないことを確認す
る(ステップS108)。この確認がとれれば(Y)、
ジャムに対する用紙搬送装置の制御は終了する(エン
ド)。
【0031】これに対して搬送路ユニット51〜56の
いずれかに印字用紙が残っていたならば(ステップS1
08;Y)、CPU71は操作パネルにジャムがまだ残
存していることを表示する(ステップS109)。そし
て、ステップS104に戻って印字用紙がまだ存在する
搬送路ユニットに対応する用紙存在表示ランプを点灯さ
せる。ステップS105以降の制御もこの後に続行す
る。このようにして、搬送路ユニット51〜56に残存
していた印字用紙についてもその除去が行われることに
なる。
【0032】以上のようにして、オペレータがフロント
ドアを閉じた段階で全センサ771〜77N が印字用紙
の存在を検知しない状態となったとき、ジャムの発生に
対する用紙搬送装置の制御が終了することになる。
【0033】第1の変形例
【0034】以上説明した実施例では用紙搬送装置がC
PU71を利用して搬送路ユニット間に跨がっている印
字用紙を検出し、これに応じて各搬送路ユニット51〜
56の連結の有無を決定することにした。しかしなが
ら、CPU71を使用しないでもこれら搬送路ユニット
51〜56の連結または連結の解除についての制御を行
うことも可能である。
【0035】図10は、搬送路ユニットのそれぞれの連
結すべき部分で単独に連結の必要の有無と連結あるいは
連結の解除を行うことのできる回路部分を表わしたもの
である。搬送路ユニットに跨がって印字用紙101が存
在すると、発光ダイオード102とフォトトランジスタ
103の組合わされた用紙検出センサ104がこれを検
出するようになっている。この検出状態では、フォトト
ランジスタ104のエミッタに電流が流れる。ソレノイ
ド駆動用トランジスタ105のベースは抵抗106を介
してこのエミッタと接続されている。したがって、用紙
検出センサ104が印字用紙101を検出するとソレノ
イド駆動用トランジスタ105のコレクタ・エミッタ間
が導通する。ソレノイド駆動用トランジスタ105のコ
レクタは所定の電源ラインに接続されており、エミッタ
は一端を接地された連結用ソレノイド107の他端に接
続されている。したがって、この時点で連結用ソレノイ
ド107が励磁される。
【0036】このようにして、この変形例の用紙搬送装
置ではCPUの介在することなく、印字用紙101が検
出されている状態で連結用ソレノイド107が常に励磁
され、この状態ではこの図に示していない2つの搬送路
ユニットが連結されることになる。印字用紙101の検
出が行われなくなると、連結用ソレノイド107が解磁
され、この状態ではそれぞれの搬送路ユニットを単独で
フレームに対して引き出せることになる。
【0037】第2の変形例
【0038】図11は本発明の第2の変形例を示したも
のである。ここでは、先の実施例で説明した第4および
第6の搬送路ユニットの変形例として説明する。先の実
施例では、それぞれの搬送路ユニット51〜56に印字
用紙の存在の有無を示す用紙存在表示ランプ61〜66
を配置することにした。したがって、このような状況の
下では、オペレータが搬送路ユニット51〜56のいず
れに印字用紙が存置されているかを簡単に知ることがで
きる。したがって、搬送路が隣接する搬送路ユニットの
組に対して、オペレータの判断でこれらを連結させるこ
とが可能である。
【0039】そこで、この変形例では、第4および第6
の搬送路ユニット54A、56Aに手動式の連結機構1
11を配置した。連結機構111は、ボルト112によ
って一端を回動自在に取りつけたレバー113を有して
いる。このレバー113の他端にはラッチ棒114が植
設されている。また、第4および第6の搬送路ユニット
54A、56Aの下端部にはそれぞれボルト112を支
点としてラッチ棒114の回動する箇所に溝115、1
16が形成されている。これらの溝115、116の入
口には、半円状の突出部117、118が配置されてお
り、これらの隙間はラッチ棒114の直径よりもわずか
に狭くなっている。
【0040】図11では第4および第6の搬送路ユニッ
ト54A、56Aの間の連結が解除された状態を示して
おり、レバー113の端部に配置されたラッチ棒114
は第6の搬送路ユニット56A側の溝116に嵌め込ま
れている。第4よび第6の用紙存在表示ランプ64、6
6の双方が点灯し、第4および第6の搬送路ユニット5
4A、56Aに跨がって印字用紙が存在する可能性があ
る(両搬送路ユニット54A、56Aの双方のユニット
内に1枚ずつ印字用紙が存置される可能性もある。)と
きには、オペレータはレバー113を矢印119に示す
ように時計方向に回動させ、ラッチ棒114を第4の搬
送路ユニット54A側の溝115に嵌め込ませる。これ
により、両搬送路ユニット54A、56Aが連結され、
両者を同時に引き出すことが可能になる。
【0041】なお、搬送路ユニット間の連結機構はこの
ようにレバーを回動させるものの他に、レバーを両搬送
路ユニット間に進退自在に配置するもののように各種の
変形が可能である。
【0042】また、以上説明した実施例および変形例で
は用紙存在表示ランプを各搬送路ユニットに1つずつ配
置したが、搬送路ユニット間に跨がって用紙が存在する
場合を特に区別して表示するための専用のランプを更に
配置するようにしてもよい。もちろん、各用紙存在表示
ランプの表示態様をこれらの間で変えて、用紙の存在状
態を区別して表示するようにしてもよい。一例として
は、1つの搬送路ユニット内にのみ用紙が存在する場合
には、連続点灯を行わせ、ユニット間に用紙が跨がって
存在する場合には点滅表示を行わせることになる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように請求項1および請求
項3記載の発明によれば、用紙の搬送路を複数の搬送路
ユニットで構成し、これらを装置フレームに対してそれ
ぞれ独立して引き出すことができるようにした。したが
って、1つ1つを単独で引き出すことにより、これらの
上下左右から用紙の除去作業を行うことができ、用紙の
除去が格段に容易になる。しかも、搬送路ユニットごと
に購入、交換、修理の依頼を行うことができるので、用
紙搬送装置の使用者は不都合の生じた搬送路ユニット部
分を良好な状態のものと簡単に交換することができ、プ
リンタ等の現在使用している装置を稼働状態に保つこと
ができる他、その寿命を実質的に延長させることができ
る。
【0044】また、請求項1記載の発明によれば、搬送
路ユニットの2以上に跨がって用紙が停止したときこれ
を検出し、この場合には用紙検出手段が検出した組の搬
送路ユニットが引き出されるまでこれらを連結するよう
にしたので、用紙搬送装置の取り扱いに不慣れな者であ
っても、2つの搬送路ユニットに跨がって存在する用紙
をひきちぎったり、複雑なジャムを発生させることがな
く、用紙の除去作業を簡単かつ迅速に済ませることがで
きる。
【0045】更に請求項2記載の発明によれば、搬送路
ユニットの2以上に跨がって用紙が停止したときこれを
検出し、これを表示することにしたので、オペレータは
これを基にして必要な搬送路ユニット同士を機械的に連
結することができ、比較的低価格な構成の用紙搬送装置
で用紙の除去作業をスムーズに実行させることができ
る。
【0046】また、請求項3記載の発明によれば、用紙
の搬送路を複数の搬送路ユニットで構成したとき、これ
らのユニット内のそれぞれについて用紙が存在している
かどうかとこれらのユニット間で用紙が存在しているか
の双方を検出し、この検出結果を搬送路ユニットごとに
表示することにした。したがって、オペレータはどの搬
送路ユニットを引き出して用紙を除去すべきかを簡単に
判別することができ、用紙の除去作業を効率的に行うこ
とができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のプリンタにおける用紙搬送装
置のユニット化の様子を表わした正面図である。
【図2】実施例における用紙搬送装置を使用したプリン
タの外観を表わした斜視図である。
【図3】本実施例のプリンタ本体の構成の概要を表わし
た概略構成図である。
【図4】本実施例の用紙搬送装置の回路構成の要部を表
わしたブロック図である。
【図5】本実施例の第4の搬送路ユニットと第6の搬送
路ユニットの部分を表わした斜視図である。
【図6】本実施例の第4の搬送路ユニットと第6の搬送
路ユニットの連結機構を表わした正面図である。
【図7】本実施例の第4の搬送路ユニットと第6の搬送
路ユニットの連結機構を表わした底面図である。
【図8】図6および図7に示した搬送路ユニットの連結
機構を構成するブラケットの側面図である。
【図9】ジャムが発生した場合における本実施例の用紙
搬送装置の制御の様子を表わした流れ図である。
【図10】本発明の第1の変形例で搬送路ユニットの連
結および連結の解除を行う回路部分を示す回路図であ
る。
【図11】本発明の第2の変形例で搬送路ユニットの機
械的な連結機構を表わした要部斜視図である。
【符号の説明】
11…プリンタ、12…プリンタ本体、51…第1の搬
送路ユニット、52…第2の搬送路ユニット、53…第
3の搬送路ユニット、54…第4の搬送路ユニット、5
5…第5の搬送路ユニット、56…第6の搬送路ユニッ
ト、61〜66…用紙存在表示ランプ、71…CPU、
73…ROM、74…作業用メモリ、76…センサ入力
回路、771 〜77N …センサ、78…ランプ表示回
路、79…ソレノイド駆動回路、811 〜816 …ソレ
ノイド、94…ブラケット、95…プランジャ、101
…印字用紙、104…用紙検出センサ、105…ソレノ
イド駆動用トランジスタ、107…連結用ソレノイド、
111…(手動式の)連結機構、112…ボルト、11
3…レバー、117…ラッチ棒、115、116…溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カット紙を搬送する搬送路の一部をそれ
    ぞれ形成し、これらが一体として連続した搬送路を構成
    するようにし、装置フレームに対して互いに独立して引
    き出し自在に配置された複数の搬送路ユニットと、 これらの搬送路ユニットの2以上に跨がって用紙が停止
    したときこれを検出する用紙検出手段と、 前記用紙検出手段が検出した組の搬送路ユニットが引き
    出されるまでこれらを連結する搬送路ユニット間連結手
    段とを具備することを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 カット紙を搬送する搬送路の一部をそれ
    ぞれ形成し、これらが一体として連続した搬送路を構成
    するようにし、装置フレームに対して互いに独立して引
    き出し自在に配置された複数の搬送路ユニットと、 これらの搬送路ユニットの2以上に跨がって用紙が停止
    したときこれを検出する用紙検出手段と、 この用紙検出手段の検出結果を表示する表示手段と、 用紙が跨がって停止しうる任意の搬送路ユニット同士を
    機械的に連結しあるいはその連結を解除する搬送路ユニ
    ット間連結手段とを具備することを特徴とする用紙搬送
    装置。
  3. 【請求項3】 カット紙を搬送する搬送路の一部をそれ
    ぞれ形成し、これらが一体として連続した搬送路を構成
    するようにし、装置フレームに対して互いに独立して引
    き出し自在に配置された複数の搬送路ユニットと、 これらの搬送路ユニットの内部ならびに2以上に跨がっ
    て用紙が停止したときこれらを検出する用紙検出手段
    と、 この用紙検出手段の検出結果を搬送路ユニットごとに表
    示する表示手段とを具備することを特徴とする用紙搬送
    装置。
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