JPH0789639A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JPH0789639A
JPH0789639A JP5205427A JP20542793A JPH0789639A JP H0789639 A JPH0789639 A JP H0789639A JP 5205427 A JP5205427 A JP 5205427A JP 20542793 A JP20542793 A JP 20542793A JP H0789639 A JPH0789639 A JP H0789639A
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JP5205427A
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English (en)
Inventor
Daisuke Nagasaka
大輔 長坂
Nobuyuki Katagiri
陳行 片桐
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送路上に残留した用紙をできるだけ短時間
に排出する。 【構成】 給紙部13から給紙された用紙は給紙用搬送
路34、上側搬送路39および排出・両面切替用搬送路
41を経て排出される。用紙の反転を行うために用意さ
れた下側搬送路44上の用紙は常時はこの図で右方向に
搬送され上側搬送路39を経由して排出される。残留紙
を排出するオートパージモードでは、第1〜第3の切替
ゲート49〜51が排出側に切り替えられ、残留紙が最
寄りのゲートを経て第1〜第3のオートパージ用排出ト
レイ181 〜183 に排出される。これにより、排出完
了までに要する時間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機あるいはプリン
タのように裁断紙を搬送して最終的に排出トレイ等の排
出口に排出する用紙搬送装置に係わり、詳細には搬送路
上の不要な用紙を排出するための用紙搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置の高速化に伴っ
て、1つの装置内の搬送路で複数の裁断紙(以下単に用
紙という。)が同時に搬送される場合が多くなってい
る。例えばある用紙に対して画像に対応したトナー像の
転写が行われている段階で、給紙口では次の用紙の送り
出しが行われており、定着装置内ではすでに転写された
用紙が定着されているといったような場合である。特
に、用紙の両面に画像の複写または記録を行うような画
像形成装置では、搬送路の構造が複雑化しており、複数
の用紙がこれらの搬送路を同時に搬送されるのが通常で
ある。
【0003】このような画像形成装置では、搬送中の用
紙にジャム(紙詰まり)が発生すると、この用紙の除去
を行わせると共に、搬送路に存在する他の用紙を自動的
に強制排出させてこれらについて再度画像の形成を行う
ようにしているものが多い。用紙搬送装置における搬送
路上の残留紙を自動的に、また強制的に排出させるこの
ような機能は、オートパージと呼ばれている。例えば特
開昭60−172050号公報には、オートパージを採
用した用紙搬送装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように用紙搬送装
置にオートパージを採用すると、装置が自動的に残留紙
を搬送路を搬送させ排出トレイに排出させるので、機械
に不慣れな者であってもこれらの用紙を一々取り除く必
要がない。しかしながら、前記したように用紙の両面に
画像の記録を行う画像形成装置のような場合には、用紙
搬送装置の構造が複雑となっており、搬送路が幾つもの
系統に分かれていることが多い。そこで、これらの系統
同士で残留紙が衝突を生じないように搬送路が系統別に
駆動される必要があり、搬送路の長さが相対的に長くな
ることとの関係ですべての残留紙が排出トレイに排出さ
れるまでの時間が長くなるといった問題があった。
【0005】特に、搬送路上のジャムを起こした用紙を
除去した後にオペレータがプリントボタンを押してプリ
ントの開始を指示した段階でオートパージが行われるよ
うな画像形成装置では、オートパージに時間を要すると
プリントの開始の指示から最初のプリントが完成して排
出されるまでの所要時間が長くなり、オペレータに苛立
ちや不安を与えるといった問題があった。
【0006】また、決められた順序でそれぞれの搬送路
を経由させて残留紙を排出トレイまで導くのは、排出だ
けを目的とするオートパージの段階では、余計な搬送路
を通過する場合もあり、この分だけジャムの発生の危険
性が増大するといった問題もあった。
【0007】そこで本発明の目的は、搬送路上の残留紙
をできるだけ短時間で排出させることのできる用紙搬送
装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、新たなジャムの生じ
る危険性をできるだけ少なくしてオートパージを行うこ
とのできる用紙搬送装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)裁断紙を搬送する搬送路と、(ロ)この搬送
路で発生する裁断紙についてのジャムを検出するジャム
検出手段と、(ハ)ジャムの発生した裁断紙が搬送路か
らすべて除去された状態でこの搬送路上にジャム以外の
ものとして残存する裁断紙を自動的に排出するオートパ
ージモードに設定するオートパージモード設定手段と、
(ニ)このオートパージモードにおいて搬送路の排出側
の端部から排出される残存する裁断紙を収容する第1の
オートパージ用用紙収容手段と、(ホ)搬送路の途中の
1または複数の箇所に配置されオートパージモードにお
いて搬送される裁断紙をこれらの最寄りの箇所から排出
させる排出切替手段と、(ヘ)これら排出切替手段によ
って排出される裁断紙を収容する第2のオートパージ用
用紙収容手段とを用紙搬送装置に具備させる。
【0010】すなわち請求項1記載の発明では、裁断紙
を搬送する搬送路でジャムが検出され、これが除去され
た後に残存する裁断紙を自動的に排出するオートパージ
モードに設定するようにした装置において、搬送路の途
中の1または複数の箇所に裁断紙の排出方向に切り替え
る切替ゲート等の排出切替手段を設け、これらによって
も裁断紙を排出トレイ等のオートパージ用用紙収容手段
に収容できるようにした。この結果、裁断紙が搬送の一
端から他端まで搬送されて排出される必要がなくなり、
排出までの時間を短縮することができる。
【0011】請求項2記載の発明では、(イ)裁断紙を
搬送しこれにトナー像の転写と定着を行う第1の搬送路
と、(ロ)この第1の搬送路に裁断紙を供給する第2の
搬送路と、(ハ)第1の搬送路のそれぞれの端部にそれ
ぞれ接続された第3の搬送路と、(ニ)第1の搬送路の
排出側の端部に一端を接続し搬送されてきた裁断紙の排
出を行う一方、所定の裁断紙に対しては第3の搬送路に
送り返して裁断紙の反転を行わせる第4の搬送路と、
(ホ)これらの搬送路で発生する裁断紙についてのジャ
ムを検出するジャム検出手段と、(ヘ)ジャムの発生し
た裁断紙がこれらの搬送路からすべて除去された状態で
この搬送路上にジャム以外のものとして残存する裁断紙
を自動的に排出するオートパージモードに設定するオー
トパージモード設定手段と、(ト)このオートパージモ
ードにおいて第4の搬送路の他端から排出される残存す
る裁断紙を収容する第1のオートパージ用排出トレイ
と、(チ)第1の搬送路の排出側の近傍と第3の搬送路
の所定位置に少なくとも配置されオートパージモードに
おいて搬送される裁断紙を排出させる排出切替手段と、
(リ)これら排出切替手段によって排出される裁断紙を
収容する第2のオートパージ用排出トレイとを用紙搬送
装置に具備させる。
【0012】すなわち請求項2記載の発明では、第1、
第2および第4の搬送路と、第2の搬送路に並設された
第3の搬送路から構成される搬送路において、第4の搬
送路の排出側、すなわち全搬送路の排出側に第1のオー
トパージ用排出トレイを配置すると共に、第1の搬送路
の排出側の近傍と第3の搬送路の所定位置に裁断紙の排
出方向に切り替える切替ゲート等の排出切替手段を設
け、これらの排出切替手段に対応させて1または複数の
第2のオートパージ用排出トレイを配置することにし
た。この結果、第1および第3の搬送路に残置された裁
断紙を第2のオートパージ用排出トレイに排出すること
ができ、その分だけ排出に要する時間を短縮することが
できるようになる。
【0013】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0014】図2は本発明の一実施例における用紙搬送
装置を適用したプリンタの概要を表わしたものである。
このプリンタ11は、印字情報をプリントするプリンタ
本体12を備えており、図でその右側には印字用紙を給
紙するための給紙部13が、また左側には印字の終了し
た印字用紙を排出するための排出部14が配置されてい
る。本実施例で給紙部13は、第1〜第3の3種類の給
紙トレイ151 〜15 3 を備えており、排出部14は第
1および第2の排出トレイ161 、162 を備えてい
る。
【0015】プリンタ本体12には、その上部に操作パ
ネル17が配置されている。操作パネル17には、図示
しないが操作のための各種キーと液晶ディスプレイが配
置されており、異常発生時等の所定の場合にはこの液晶
ディスプレイに操作者に対する指示が表示されるように
なっている。また、本実施例の用紙搬送装置にはオート
パージモードで搬送路上に残留した印字用紙を排出する
ための第1〜第3のオートパージ用排出トレイ181
183 を備えている。
【0016】図3は、プリンタの構成の概要を表わした
ものである。プリンタ本体12は、画像に対応したトナ
ー像を形成するための感光体ドラム21を備えている。
感光体ドラム21の周囲には、ドラム表面に電荷を付与
するためのチャージコロトロン22と、レーザビーム2
3をドラム表面に照射するための露光装置24と、レー
ザビーム23の露光によって形成された静電潜像を現像
するための現像装置25と、現像によって得られたトナ
ー像を印字用紙に転写するためのトランスファコロトロ
ン26と、転写後にドラム表面に残ったトナーを回収す
るためのクリーニング装置27が、これらの順に配置さ
れている。
【0017】印字用紙は、第1〜第3の3種類の給紙ト
レイ151 〜153 のいずれか指定されたものから送り
出される。そして、搬送ロール対31〜33を備えた給
紙用搬送路34を経た後、搬送路対35〜37および定
着装置38を備えた上側搬送路39に送り込まれる。そ
して、搬送ロール36を経て感光体ドラム21とトラン
スファコロトロン26の間を通過し、このとき印字用紙
に対してトナー像の転写が行われることになる。トナー
像の転写された印字用紙は、ヒートロール(加熱ロー
ル)とプレッシャロールから構成される定着装置38を
通過し、このとき印字用紙にトナーが融着され、定着が
行われる。
【0018】定着の終了した印字用紙は、搬送ロール対
37を経て排出・両面切替用搬送路41に送られ、プリ
ンタ本体12の出口近傍に配置された搬送ロール対42
を経て排出部14に送り込まれることになる。ただし、
印字用紙の両面に印字を行う場合には、印字用紙の後端
が排出・両面切替用搬送路41に搬入された時点で搬送
ロール対42を逆転させ、この後端から下側搬送路44
に搬入させるようにしている。この場合、印字用紙は下
側搬送路44の各搬送ロール対45〜47を順に通過し
て表裏が反転した状態で上側搬送路32に送り込まれ、
再度、感光体ドラム21とトランスファコロトロン26
の間を通過して、今度は印字用紙の裏側にトナー像が転
写されることになる。このトナー像は定着装置38で定
着され、排出・両面切替用搬送路41を経て第1または
第2の排出トレイ161 、162のうちのいずれか指定
されたトレイに排出されることになる。
【0019】一方、オートパージモードで残留紙を排出
するための第1のオートパージ用排出トレイ181 は、
排出・両面切替用搬送路41の排出側の端部近傍に配置
されている。これは、従来の用紙搬送装置においても同
様である。本実施例の用紙搬送装置では、この他に第2
および第3のオートパージ用排出トレイ182 、18 3
を備えており、これらは共にプリンタ本体12の下部に
配置されている。このうちの第2のオートパージ用排出
トレイ182 は、下側搬送路44における2組の搬送ロ
ール対45、46の間に配置された第1の切替ゲート4
9の切替状態で排出される印字用紙の収容を行うように
なっている。また、第3のオートパージ用排出トレイ1
3 は、下側搬送路44における搬送ロール対47より
も下流側に配置された第2の切替ゲート50と、給紙用
搬送路34の下部に設けられた第3の切替ゲート51の
切替状態で排出される印字用紙の収容を行うようになっ
ている。
【0020】このようにプリンタ11には、4つの搬送
路34、39、41、44が配置されているが、これら
には印字用紙の搬送タイミングを検知して印字用紙のジ
ャムの有無を判別するための用紙センサ52〜61が適
宜配置されている。
【0021】図1は、この用紙搬送装置の制御を行うた
めの回路部分の要部を示したものである。なお、この用
紙搬送装置はプリンタ本体12(図2)の他の部分と兼
用でCPU(中央処理装置)71を使用している。CP
U71はデータバス等のバス72を介して用紙搬送装置
の各部と接続されている。このうち、ROM73は後に
説明する印字用紙の搬送や排出制御のためのプログラム
を格納したリード・オンリ・メモリである。RAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)74は、このような制御の
際に必要となるデータを一時的に格納するために用いら
れる。タイマ75は、時間の計測を行うもので、ジャム
の発生の検知や印字用紙の排出制御に用いられる。入力
コントローラ76は図3にそれらの配置を示した各用紙
センサ52〜61から印字用紙の検出の有無を示すセン
サ出力信号を入力するようになっている。
【0022】出力コントローラ77は、給紙用搬送駆動
回路81と、上側搬送路駆動回路82と、下側搬送路駆
動回路83と、排出・両面切替用搬送路駆動回路84お
よび切替ゲート駆動回路85をそれぞれ接続している。
このうち給紙用搬送駆動回路81は、図3に示した給紙
用搬送路34に配置された搬送ロール対31〜33の駆
動制御を行うための第1のモータ861 と接続されてい
る。また上側搬送路駆動回路82は、図3に示した上側
搬送路39に配置された搬送ロール対35〜37および
定着装置38の駆動制御を行うための第2のモータ86
2 と接続されている。更に、下側搬送路駆動回路83
は、図3に示した下側搬送路44に配置された搬送ロー
ル対45〜47の駆動制御を行うための第3のモータ8
3 と接続されている。また排出・両面切替用搬送路駆
動回路84は、図3に示した排出・両面切替用搬送路4
1に配置された42、91、92の駆動制御を行うため
の第4のモータ863 と接続されている。
【0023】切替ゲート駆動回路85は、第1〜第3の
ソレノイド881 〜883 の励磁および解磁の制御を行
うようになっている。ここで第1のソレノイド88
1 は、第1の切替ゲート49の開閉制御を行うようにな
っている。第2のソレノイド88 2 と第3のソレノイド
883 は、それぞれ対応する第2または第3の切替ゲー
ト50、51の開閉制御を行うようになっている。な
お、本実施例で切替ゲート駆動回路85は、第1〜第3
のソレノイド881 〜883 を一斉に開閉する単純な制
御を行うようになっている。
【0024】図4は、この用紙搬送装置を使用したプリ
ンタのプリント動作における要部を表わしたものであ
る。図2または図3に示した操作パネル17上の図示し
ないプリントスイッチが押されるか、図示しないホスト
コンピュータからプリントの指令が送出されてくると
(ステップS101;Y)、用紙搬送装置は図1に示し
たRAM75の所定の領域を読み出して、直前のプリン
ト動作でジャムが発生し、かつその除去が行われたかど
うかをチェックする(ステップS102)。ジャムが発
生してその除去が行われたような場合には(Y)、プリ
ントに先立ってオートパージモードに設定され、搬送路
上に残留紙が存在する場合にはこれをオートパージ用排
出トレイ181 〜183 に排出する必要がある。
【0025】そこで、この場合、CPU71は出力コン
トローラ77を介して切替ゲート駆動回路85を制御
し、第1〜第3のソレノイド881 〜883 をすべて励
磁状態に設定させる。これにより、第1〜第3の切替ゲ
ート49〜51が搬送中の印字用紙を搬送路34または
44から外して強制的に排出させる方向に位置決めされ
る(ステップS103)。この状態で、CPU71は各
搬送路駆動回路81〜84を制御して第1〜第4のモー
タ861 〜864 を駆動させ、全搬送路34、39、4
1、44の駆動を行わせる(ステップS104)。
【0026】これ以後、CPU71は入力コントローラ
76を介して得られる各用紙センサ52〜61の出力を
監視して、残留した印字用紙すべてが排出されたかどう
かのチェックを行う(ステップS105)。例えば給紙
用搬送路34に存在する印字用紙は第3の切替ゲート5
1によって搬送方向を切り替えられ、第3のオートパー
ジ用排出トレイ183 に排出される。この給紙用搬送路
34に存在するすべての印字用紙が排出されれば、用紙
センサ52、53は所定時間以上の間、印字用紙の新た
な検出を行わないので、これによってこの搬送路34上
からすべて印字用紙が排出されたことが確認される。
【0027】上側搬送路39に残留した印字用紙は、排
出・両面切替用搬送路41に残留した印字用紙と共に排
出・両面切替用搬送路41を通り、第1のオートパージ
用排出トレイ181 に排出される。これらの搬送路3
9、41上に存在するすべての印字用紙が排出されれ
ば、用紙センサ54〜59は所定時間以上の間、印字用
紙の新たな検出を行わないので、これによってこれらの
搬送路39、41上からすべて印字用紙が排出されたこ
とが確認される。下側搬送路駆動回路83に残留した印
字用紙は、第1または第2の切替ゲート49、50のう
ちの最寄りのものによって強制的に排出させる方向に切
り替えられ、第2または第3のオートパージ用排出トレ
イ183 に排出されることになる。この場合には用紙セ
ンサ60、61によってこの部分における印字用紙の排
出の有無が確認される。
【0028】全用紙センサ52〜61の検出状態を監視
してすべての残留紙が排出されたことが確認されたら
(ステップS105;Y)、CPU71は第1〜第3の
ソレノイド881 〜883 を解磁させて切替ゲート49
〜51を元の状態に復旧させる(ステップS106)。
これにより、印字用紙は通常通り各搬送路34、44を
搬送できる状態となる。
【0029】この状態になったら、CPU71は第1〜
第3の3種類の給紙トレイ151 〜153 のうちの該当
するトレイから印字用紙を送り出すための図示しない送
りロールの駆動を開始させ、これによって送り出された
印字用紙に対してプリント動作を実行することになる
(ステップS107)。ステップS102で前回ジャム
が生じていなかったような場合には(N)、プリントの
開始が指示されたとき直ちにステップS107に進み、
通常のプリントのための動作が開始することになる。
【0030】変形例
【0031】図5は、本発明の変形例におけるプリント
動作の要部を表わしたものであり、図4に対応するもの
である。この変形例でステップS201〜S204は、
それぞれステップS101〜S104に対応し、ステッ
プS206およびS207はステップS106およびS
107に対応している。すなわち、この変形例の用紙搬
送装置では、オートパージモードで各搬送路34、3
9、41、44の駆動を開始した後、図1に示したタイ
マ75で時間の測定を開始し(ステップS205)、規
定の排出時間T1 を経過した時点で(Y)、切替ゲート
49〜51をすべて印字用紙を搬送させる方向に切り替
えることにしている。ここで排出時間T1は、オートパ
ージに要する最も長い搬送路部分を搬送するのに必要な
時間であり、本実施例では第3の切替ゲート51をその
先端が通過した直後の印字用紙が上側搬送路39および
排出・両面切替用搬送路41を経て第1のオートパージ
用排出トレイ181 に排出されるまでの時間に相当す
る。
【0032】このようにこの変形例ではオートパージモ
ードに設定されて印字用紙の排出動作が開始した後に
は、タイマ75が計時動作を行い、これを基にしてオー
トパージモードの解除が行われるので、CPU71が印
字用紙の残留の有無を最終的にチェックしてモードの解
除を行う場合と比べてその負担が軽減されることにな
る。
【0033】なお、以上説明した実施例および変形例で
は追加的なオートパージ用排出トレイ182 、183
下側搬送路44の直下に設けたが、上側搬送路39と下
側搬送路44の間の空間に設けても良く、これにより、
オートパージに要する時間を更に短縮することが可能に
なる。もちろん、用紙搬送装置における搬送路の形式は
この実施例または変形例のプリンタと同一である必要は
なく、例えば供給トレイから排出トレイまでが一本の比
較的長い搬送路で形成されているような画像形成装置に
対しても本発明を適用することができる。このような場
合には、搬送路の途中に1または複数の切替ゲートと、
切替ゲートが排出側に切り替えられたときに用紙を収容
するオートパージ用排出トレイが配置されていれば良い
ことになる。
【0034】また、実施例では下側搬送路44に2つの
オートパージ用排出トレイ182 、183 を配置した
が、このうちの第2のオートパージ用排出トレイ182
を省略することも可能である。また、この下側搬送路4
4と上側搬送路39のようにループを形成する搬送路に
ついては、適宜これらの搬送路の搬送方向を逆転させ、
これらのループ内で用紙の排出動作を完了するようにし
てもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、裁断紙を搬送する搬送路でジャムが検出さ
れ、これが除去された後に残存する裁断紙を自動的に排
出するオートパージモードに設定するようにした装置
に、搬送路の途中の1または複数の箇所に裁断紙の排出
方向に切り替える切替ゲート等の排出切替手段を設け、
これらによっても裁断紙を排出トレイ等のオートパージ
用用紙収容手段に収容できるようにした。この結果、裁
断紙が搬送の一端から他端まで搬送されて排出される必
要がなくなり、排出までの時間を短縮することができる
だけでなく、搬送距離を短縮することによってオートパ
ージ時の用紙の不安定な搬送に伴うジャムの発生を減少
させることができる。
【0036】また、請求項2記載の発明によれば、第
1、第2および第4の搬送路と、第2の搬送路に並設さ
れた第3の搬送路から構成される装置における第4の搬
送路の排出側、すなわち全搬送路の排出側に第1のオー
トパージ用排出トレイを配置すると共に、第1の搬送路
の排出側の近傍と第3の搬送路の所定位置に裁断紙の排
出方向に切り替える切替ゲート等の排出切替手段を設
け、これらの排出切替手段に対応させて1または複数の
第2のオートパージ用排出トレイを配置することにし
た。この結果、第1および第3の搬送路に残置された裁
断紙を第2のオートパージ用排出トレイに排出すること
ができ、その分だけ排出に要する時間を短縮するととも
に、ジャムの発生の可能性を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における用紙搬送装置の制
御を行うための回路部分の要部を示したブロック図であ
る。
【図2】 本実施例の用紙搬送装置を適用したプリンタ
の外観を示した斜視図である。
【図3】 図1に示したプリンタの搬送経路の概要を表
わした搬送路配置図である。
【図4】 本実施例におけるプリンタのプリント動作の
要部を表わした流れ図である。
【図5】 本発明の変形例におけるプリンタのプリント
動作の要部を表わした流れ図である。
【符号の説明】
11…プリンタ、12…プリンタ本体、13…給紙部、
15…給紙トレイ、181 …第1のオートパージ用排出
トレイ、182 …第2のオートパージ用排出トレイ、1
3 …第3のオートパージ用排出トレイ、31〜33、
35〜37、42、45〜47、91、92…搬送ロー
ラ対、34…給紙用搬送路、39…上側搬送路、41…
排出・両面切替用搬送路、44…下側搬送路、49…第
1の切替ゲート、50…第2の切替ゲート、51…第3
の切替ゲート、52〜61…用紙センサ、71…CP
U、73…ROM、74…RAM、75…タイマ、76
…入力コントローラ、77…出力コントローラ、81…
給紙用搬送駆動回路、82…上側搬送路駆動回路、83
…下側搬送路駆動回路、84…排出・両面切替用搬送路
駆動回路、85…第1のモータ、86…第2のモータ、
87…第3のモータ、88…第4のモータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裁断紙を搬送する搬送路と、 この搬送路で発生する裁断紙についてのジャムを検出す
    るジャム検出手段と、 ジャムの発生した裁断紙が前記搬送路からすべて除去さ
    れた状態でこの搬送路上にジャム以外のものとして残存
    する裁断紙を自動的に排出するオートパージモードに設
    定するオートパージモード設定手段と、 このオートパージモードにおいて前記搬送路の排出側の
    端部から排出される前記残存する裁断紙を収容する第1
    のオートパージ用用紙収容手段と、 前記搬送路の途中の1または複数の箇所に配置され前記
    オートパージモードにおいて搬送される裁断紙をこれら
    の最寄りの箇所から排出させる排出切替手段と、 これら排出切替手段によって排出される裁断紙を収容す
    る第2のオートパージ用用紙収容手段とを具備すること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 裁断紙を搬送しこれにトナー像の転写と
    定着を行う第1の搬送路と、 この第1の搬送路に裁断紙を供給する第2の搬送路と、 前記第1の搬送路のそれぞれの端部にそれぞれ接続され
    た第3の搬送路と、 前記第1の搬送路の排出側の端部に一端を接続し搬送さ
    れてきた裁断紙の排出を行う一方、所定の裁断紙に対し
    ては前記第3の搬送路に送り返して裁断紙の反転を行わ
    せる第4の搬送路と、 これらの搬送路で発生する裁断紙についてのジャムを検
    出するジャム検出手段と、 ジャムの発生した裁断紙がこれらの搬送路からすべて除
    去された状態でこの搬送路上にジャム以外のものとして
    残存する裁断紙を自動的に排出するオートパージモード
    に設定するオートパージモード設定手段と、 このオートパージモードにおいて前記第4の搬送路の他
    端から排出される前記残存する裁断紙を収容する第1の
    オートパージ用排出トレイと、 前記第1の搬送路の排出側の近傍と第3の搬送路の所定
    位置に少なくとも配置され前記オートパージモードにお
    いて搬送される裁断紙を排出させる排出切替手段と、 これら排出切替手段によって排出される裁断紙を収容す
    る第2のオートパージ用排出トレイとを具備することを
    特徴とする用紙搬送装置。
JP5205427A 1993-08-19 1993-08-19 用紙搬送装置 Pending JPH0789639A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000214649A (ja) * 1999-01-22 2000-08-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2013164490A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Ricoh Co Ltd 記録媒体収容具および画像形成装置
JP2014164011A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Konica Minolta Inc 画像形成システム及び用紙処理装置並びに用紙処理制御方法

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