JPH0753092A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JPH0753092A
JPH0753092A JP5205426A JP20542693A JPH0753092A JP H0753092 A JPH0753092 A JP H0753092A JP 5205426 A JP5205426 A JP 5205426A JP 20542693 A JP20542693 A JP 20542693A JP H0753092 A JPH0753092 A JP H0753092A
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Application number
JP5205426A
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English (en)
Inventor
Daisuke Nagasaka
大輔 長坂
Nobuyuki Katagiri
陳行 片桐
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送路上に残留した用紙をできるだけ短時間
で、またはジャムの発生確率を少なくして排出する。 【構成】 給紙部13から給紙された用紙は給紙用搬送
路34、上側搬送路39および排出・両面切替用搬送路
41を経て排出される。用紙の反転を行うために用意さ
れた下側搬送路44上の用紙は常時はこの図で右方向に
搬送され上側搬送路39を経由して排出されるが、残留
用紙を排出するモードでは逆の左方向に搬送され、排出
・両面切替用搬送路41に直接送られる。このため、排
出時間が短縮され、また排出のための経路も短縮される
のでジャムが再発する危険も減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機あるいはプリン
タのように裁断紙を搬送して最終的に排出トレイ等の排
出口に排出する用紙搬送装置に係わり、詳細には搬送路
上の用紙を強制的に排出する際の制御に特徴をもった用
紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置の高速化に伴っ
て、1つの装置内の搬送路で複数の裁断紙(以下単に用
紙という。)が同時に搬送される場合が多くなってい
る。例えばある用紙に対して画像に対応したトナー像の
転写が行われている段階で、給紙口では次の用紙の送り
出しが行われており、定着装置内ではすでに転写された
用紙が定着されているといったような場合である。特
に、用紙の両面に画像の複写または記録を行うような画
像形成装置では、搬送路の構造が複雑化しており、複数
の用紙がこれらの搬送路を同時に搬送されるのが通常で
ある。
【0003】このような画像形成装置では、搬送中の用
紙にジャム(紙詰まり)が発生すると、この用紙の除去
を行わせると共に、搬送路に存在する他の用紙を自動的
に強制排出させてこれらについて再度画像の形成を行う
ようにしているものが多い。用紙搬送装置における搬送
路上の残留紙を自動的に、また強制的に排出させるこの
ような機能は、オートパージと呼ばれている。例えば特
開昭60−172050号公報には、オートパージを採
用した用紙搬送装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように用紙搬送装
置にオートパージを採用すると、装置が自動的に残留紙
を搬送路に搬送させ排出トレイに排出させるので、機械
に不慣れな者であってもこれらの用紙を一々取り除く必
要がない。しかしながら、前記したように用紙の両面に
画像の記録を行う画像形成装置のような場合には、用紙
搬送装置の構造が複雑となっており、搬送路が幾つもの
系統に分かれていることが多い。そこで、これらの系統
同士で残留紙が衝突を生じないように搬送路が系統別に
駆動される必要があり、搬送路の長さが相対的に長くな
ることとの関係ですべての残留紙が排出トレイに排出さ
れるまでの時間が長くなるといった問題があった。ま
た、決められた順序でそれぞれの搬送路を経由させて残
留紙を排出トレイまで導くのは、排出だけを目的とする
オートパージの段階では、余計な搬送路を通過する場合
もあり、この分だけジャムの発生の危険性が増大すると
いった問題もあった。
【0005】また、搬送路上のジャムを発生させた地点
には何らかの障害が発生している場合が多い。したがっ
て、ジャムが発生した用紙と同一のサイズまたは物理的
な特質を持っている場合が多いと推定される残留紙を、
そのジャム発生地点を通過させて搬送させることは、新
たなジャムを発生させる危険性も高い。
【0006】そこで本発明の目的は、搬送路上の残留紙
をできるだけ短時間で排出させることのできる用紙搬送
装置を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、新たなジャムの生じ
る危険性をできるだけ少なくしてオートパージを行うこ
とのできる用紙搬送装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)裁断された用紙としての裁断紙(以下単に用
紙という。)をそれぞれ予め定められた所定の搬送方向
で複数系統の搬送路上を順次搬送させてこれに対して画
像処理等の所定の処理を行う用紙処理手段と、(ロ)こ
の用紙処理手段の処理が行われているときに搬送路上で
の用紙のジャムを検知するジャム検知手段と、(ハ)ジ
ャムの発生した用紙が取り除かれた状態でこれら搬送路
上に残存する用紙を自動的に排出するモードに設定され
るモード切替手段と、(ニ)用紙を自動的に排出するモ
ードで各搬送路に存在する用紙が最も短い時間に排出さ
れるようにこれらの搬送路での用紙の搬送方向を設定す
る搬送方向設定手段とを用紙搬送装置に具備させる。
【0009】すなわち請求項1記載の発明では、画像処
理等の処理のために用紙を複数系統の搬送路を搬送させ
る装置で、ジャムが発生し、このジャムの生じた用紙以
外の用紙をこれら搬送路から取り除く場合には、画像等
の処理とは最早関係しないことになるので、これらの用
紙が最も短い時間に排出トレイ等に排出されるように用
紙の搬送方向を設定するようにした。
【0010】請求項2記載の発明では、(イ)一端を用
紙排出口に接続された用紙排出用搬送路と、(ロ)この
用紙排出用搬送路の他端に一端を接続され、裁断された
用紙としての用紙をこの用紙排出用搬送路の他端に向け
てのみ搬送することのできる一方向搬送路と、(ハ)用
紙排出用搬送路の他端に一端を、また一方向搬送路の他
端に他端をそれぞれ接続され、常時は一方向搬送路から
用紙排出用搬送路に送られた用紙のうちの所定のものを
用紙排出用搬送路と接続されている端部から取り入れ、
用紙の表裏を反転させて一方向搬送路の前記した一端側
から用紙を搬入させる反転用搬送路と、(ニ)これら各
搬送路に存在する用紙を用紙排出口から強制排出を行う
とき、反転用搬送路上の用紙を反転のための搬送方向と
は逆の方向に搬送させる反転用搬送路逆転制御手段とを
用紙搬送装置に具備させる。
【0011】すなわち請求項2記載の発明では、用紙の
反転を行うために反転用搬送路が備えられている用紙搬
送装置では、通常は反転用搬送路を経た用紙が一方向搬
送路を介して用紙排出用搬送路に到達するのを、用紙の
強制排出時には反転用搬送路で用紙を逆向きに搬送させ
て一方向搬送路を経ることなく用紙排出用搬送路に到達
させるようにしたものである。
【0012】請求項3記載の発明では、(イ)一端を用
紙排出口に接続された用紙排出用搬送路と、(ロ)この
用紙排出用搬送路の他端に一端を接続され、裁断された
用紙としての用紙をこの用紙排出用搬送路の他端に向け
てのみ搬送することのできる一方向搬送路と、(ハ)用
紙排出用搬送路の他端に一端を、また一方向搬送路の他
端に他端をそれぞれ接続され、常時は一方向搬送路から
用紙排出用搬送路に送られた用紙のうちの所定のものを
用紙排出用搬送路と接続されている端部から取り入れ、
用紙の表裏を反転させて一方向搬送路の前記した一端側
から用紙を搬入させる反転用搬送路と、(ニ)この反転
用搬送路に用紙のジャムが発生したときその位置を検出
するジャム位置検出手段と、(ホ)反転用搬送路に存在
する用紙がこのジャム位置を回避して用紙排出口に排出
されるように反転用搬送路の搬送方向を設定する搬送方
向設定手段とを用紙搬送装置に具備させる。
【0013】すなわち請求項3記載の発明では、用紙の
反転を行うために反転用搬送路が備えられている用紙搬
送装置でこの反転用搬送路でジャムが発生したときには
このジャムを除去した後の反転用搬送路に残存する用紙
の位置との関係で反転用搬送路の搬送方向を設定し、ジ
ャムの生じた位置を用紙が通過して排出されないように
したものである。
【0014】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0015】図2は本発明の一実施例における用紙搬送
装置を適用したプリンタの概要を表わしたものである。
このプリンタ11は、印字情報をプリントするプリンタ
本体12を備えており、図でその右側には印字用紙を給
紙するための給紙部13が、また左側には印字の終了し
た印字用紙を排出するための排出部14が配置されてい
る。本実施例で給紙部13は、第1〜第3の3種類の給
紙トレイ151 〜15 3 を備えており、排出部14は第
1〜第3の排出トレイ161 〜163 を備えている。
【0016】プリンタ本体12には、その上部に操作パ
ネル17が配置されている。操作パネル17には、図示
しないが操作のための各種キーと液晶ディスプレイが配
置されており、異常発生時等の所定の場合にはこの液晶
ディスプレイに操作者に対する指示が表示されるように
なっている。
【0017】図3は、プリンタの構成の概要を表わした
ものである。プリンタ本体12は、画像に対応したトナ
ー像を形成するための感光体ドラム21を備えている。
感光体ドラム21の周囲には、ドラム表面に電荷を付与
するためのチャージコロトロン22と、レーザビーム2
3をドラム表面に照射するための露光装置24と、レー
ザビーム23の露光によって形成された静電潜像を現像
するための現像装置25と、現像によって得られたトナ
ー像を印字用紙に転写するためのトランスファコロトロ
ン26と、転写後にドラム表面に残ったトナーを回収す
るためのクリーニング装置27が、これらの順に配置さ
れている。
【0018】印字用紙は、第1〜第3の3種類の給紙ト
レイ151 〜153 のいずれか指定されたものから送り
出される。そして、搬送ロール対31〜33を備えた給
紙用搬送路34を経た後、搬送路対35〜37および定
着装置38を備えた上側搬送路39に送り込まれる。そ
して、搬送ロール36を経て感光体ドラム21とトラン
スファコロトロン26の間を通過し、このとき印字用紙
に対してトナー像の転写が行われることになる。トナー
像の転写された印字用紙は、ヒートロール(加熱ロー
ル)とプレッシャロールから構成される定着装置38を
通過し、このとき印字用紙にトナーが融着され、定着が
行われる。
【0019】定着の終了した印字用紙は、搬送ロール対
37を経て排出・両面切替用搬送路41に送られ、プリ
ンタ本体12の出口近傍に配置された搬送ロール対42
を経て排出部14に送り込まれることになる。ただし、
印字用紙の両面に印字を行う場合には、印字用紙の後端
が排出・両面切替用搬送路41に搬入された時点で搬送
ロール対42を逆転させ、この後端から下側搬送路44
に搬入させるようにしている。この場合、印字用紙は下
側搬送路44の各搬送ロール対45〜50を順に通過し
て表裏が反転した状態で上側搬送路32に送り込まれ、
再度、感光体ドラム21とトランスファコロトロン26
の間を通過して、今度は印字用紙の裏側にトナー像が転
写されることになる。このトナー像は定着装置38で定
着され、排出・両面切替用搬送路41を経て第1または
第2の排出トレイ161 、162のうちのいずれか指定
されたトレイに排出されることになる。第3の排出トレ
イ163 は、オートパージの際に排出される印字用紙を
収容するために用いられるようになっている。
【0020】このようにプリンタ11には、4つの搬送
路34、39、41、44が配置されているが、これら
には印字用紙の搬送タイミングを検知して印字用紙のジ
ャムの有無を判別するための用紙センサ52〜63が適
宜配置されている。
【0021】図1は、この用紙搬送装置の制御を行うた
めの回路部分の要部を示したものである。なお、この用
紙搬送装置はプリンタ本体12(図2)の他の部分と兼
用でCPU(中央処理装置)71を使用している。CP
U71はデータバス等のバス72を介して用紙搬送装置
の各部と接続されている。このうち、ROM73は後に
説明する印字用紙の搬送制御のためのプログラムを格納
したリード・オンリ・メモリである。RAM(ランダム
・アクセス・メモリ)74は、このような制御の際に必
要となるデータを一時的に格納するために用いられる。
タイマ75は、時間の計測を行うもので、ジャムの発生
の検知に用いられる。入力コントローラ76は図3にそ
れらの配置を示した各用紙センサ52〜63から印字用
紙の検出の有無を示すセンサ出力信号を入力するように
なっている。
【0022】出力コントローラ77は、給紙用搬送駆動
回路81と、上側搬送路駆動回路82と、下側搬送路駆
動回路83および排出・両面切替用搬送路駆動回路84
をそれぞれ接続している。このうち給紙用搬送駆動回路
81は、図3に示した給紙用搬送路34に配置された搬
送ロール対31〜33の駆動制御を行うための第1のモ
ータ85と接続されている。また上側搬送路駆動回路8
2は、図3に示した上側搬送路39に配置された搬送ロ
ール対35〜37および定着装置38の駆動制御を行う
ための第2のモータ86と接続されている。更に、下側
搬送路駆動回路83は、図3に示した下側搬送路44に
配置された搬送ロール対45〜50の駆動制御を行うた
めの第3のモータ87と接続されている。また排出・両
面切替用搬送路駆動回路84は、図3に示した排出・両
面切替用搬送路41に配置された42、91、92の駆
動制御を行うための第4のモータ88と接続されてい
る。
【0023】図4は、本実施例の用紙搬送装置における
オートパージの際の制御の様子を表わしたものである。
この用紙搬送装置でジャムが発生して、その後、該当す
る印字用紙の除去が行われたような所定の場合に、オー
トパージの制御の開始指令が出される(ステップS10
1;Y)。これを基にして、CPU71は排出・両面切
替用搬送路駆動回路84を指示し、第4のモータ88の
駆動を開始させる。これにより、排出・両面切替用搬送
路41の搬送が開始される(ステップS102)。
【0024】この後、CPU71は下側搬送路44上の
用紙センサ60〜63の出力をチェックしてこの搬送路
上に印字用紙が存在するかどうかの判別を行う(ステッ
プS103)。この結果、印字用紙が存在すれば
(Y)、下側搬送路駆動回路83を制御して第3のモー
タ87を逆転駆動し下側搬送路44を逆転方向に搬送す
る(ステップS104)。すなわち、下側搬送路44は
図3で右方向に搬送されるのが通常なので、左方向に搬
送されることになる。このように逆方向に搬送すること
にしたのは、下側搬送路44から上側搬送路39を介し
て印字用紙の搬送を行うよりも搬送距離が短くなるから
である。
【0025】下側搬送路駆動回路83の駆動は、すべて
の用紙センサ60〜63が印字用紙の検出を行わなくな
るまで連続して行われる(ステップS105)。このよ
うにして下側搬送路44から印字用紙が完全に排出され
たら(Y)、CPU71は給紙用搬送路34および上側
搬送路39上の用紙センサ52〜55の出力をチェック
してこれらの搬送路34、39上に印字用紙が存在する
かどうかの判別を行う(ステップS106)。この結
果、印字用紙が存在すれば(Y)、給紙用搬送駆動回路
81および上側搬送路駆動回路82を制御して第1およ
び第2のモータ85、86を駆動し給紙用搬送路34お
よび上側搬送路39を通常の方向に搬送する(ステップ
S107)。なお、用紙センサ52〜55の間隔が印字
用紙の最小の長さよりも開いているときには、ステップ
S106で給紙用搬送駆動回路81および上側搬送路駆
動回路82を比較的短時間駆動して印字用紙の位置を移
動させることで、これらの搬送路34、39に印字用紙
が残っているかどうかの判別を行うことができる。
【0026】給紙用搬送駆動回路81および上側搬送路
駆動回路82の駆動は、用紙センサ52〜55が印字用
紙の検出を行わなくなるまで連続して行われる(ステッ
プS108)。印字用紙の検出が行われなくなれば
(Y)、これから更に時間t1 だけ経過した時点で排出
・両面切替用搬送路駆動回路84による第4のモータ8
8の駆動が停止され、排出・両面切替用搬送路41の搬
送が停止する(ステップS109)。これによってオー
トパージの制御がすべて終了する。なお、時間t1とは
排出・両面切替用搬送路41と上側搬送路39および下
側搬送路44の接続点に印字用紙の先端が存在する状態
で、この印字用紙が排出・両面切替用搬送路41におけ
るオートパージ用の第3の排出トレイ163 に排出され
るまでに要する時間をいう。
【0027】ステップS106で給紙用搬送路34およ
び上側搬送路39に印字用紙が残存していないと判別さ
れたときには(N)、直ちにステップS109に進んで
所定時間t1 だけ排出・両面切替用搬送路駆動回路84
の搬送が行われた後にオートパージの制御が終了するこ
とになる。
【0028】変形例
【0029】図5は、本発明の第1の変形例におけるオ
ートパージの際の制御の様子を表わしたものである。こ
の第1の変形例では、先のステップS101と同様にオ
ートパージの制御の開始指令が出されたら(ステップS
201)、まず排出・両面切替用搬送路41の搬送が開
始させる(ステップS202)。そして、次の段階で下
側搬送路44上の用紙センサ60〜63の出力をチェッ
クしてこの搬送路上に印字用紙が存在するかどうかの判
別を行い(ステップS203)、存在すれば(Y)、タ
イマ75(図1)の計時動作を開始させる(ステップS
204)。また、第3のモータ87を逆転駆動させ下側
搬送路44を逆転方向に搬送させる(ステップS20
5)。下側搬送路44の逆転駆動は、タイマ75が時間
2 を計時するまで行われる(ステップS206)。こ
こで時間t2 とは、下側搬送路44の一端から他端まで
印字用紙が搬送されるのに必要な時間である。
【0030】時間t2 が計時されると、この時点でタイ
マ75はリセットされ(ステップS207)、今度は給
紙用搬送路34および上側搬送路39上の用紙センサ5
2〜55の出力がチェックされ、これらの搬送路34、
39に印字用紙が残存しているかどうかの判別が行われ
る(ステップS208)。残存していれば(Y)、タイ
マ75の計時動作が再び開始される(ステップS20
9)。そして、これと共に第1および第2のモータ8
5、86の駆動が開始され、給紙用搬送路34および上
側搬送路39が通常の方向に搬送を開始される(ステッ
プS210)。この搬送はタイマ75が時間t3 を計時
するまで行われる(ステップS211)。ここで時間t
3 とは、給紙用搬送路34の給紙開始側から上側搬送路
39の用紙排出側まで印字用紙が搬送されるのに必要な
時間である。
【0031】時間t3 が計時されると、この時点でタイ
マ75はリセットされ(ステップS212)、この後は
ステップS109と同様に、これから更に時間t1 だけ
経過した時点で排出・両面切替用搬送路駆動回路84に
よる第4のモータ88の駆動が停止され、排出・両面切
替用搬送路41の搬送が停止する(ステップS21
3)。これによってオートパージの制御がすべて終了す
る。このように第1の変形例ではタイマ75を使用する
ことによってCPU71が各用紙センサ52〜63の検
知を監視する作業の軽減を図っている。
【0032】図6は本発明の第2の変形例におけるオー
トパージの際の制御の様子を表わしたものである。この
第2の変形例では、先のステップS101と同様にオー
トパージの制御の開始指令が出されたら(ステップS3
01)、まず、最下流側の排出・両面切替用搬送路41
の搬送を開始させる(ステップS302)。続いて、給
紙用搬送路34と上側搬送路39の搬送を開始させる
(ステップS303)。続いて下側搬送路44を搬送方
向を逆転させた状態で搬送させる(ステップS30
4)。給紙用搬送路34と上側搬送路39の搬送を下側
搬送路44に先行して行ったのは、これらの搬送路の全
長が下側搬送路44よりも長いので、全体的な搬送時間
を短縮するためである。また、上側搬送路39と下側搬
送路44の境界に印字用紙が存在する場合があるので、
この際に印字用紙を一方の搬送路(この場合には上側搬
送路39)に完全に引き込んでおく必要があるからであ
る。
【0033】このようにして、印字用紙の搬送が各搬送
路41、(34、39)、44で3段階に分けて段階的
に開始されたら、CPU71は全用紙センサ52〜55
の検出出力を監視する。そして、これらのいずれもが印
字用紙を検知しない間は(ステップS305;N)、タ
イマ75(図1)によって時間の測定を行い、これが時
間t4 に到達するかどうかを判別する(ステップS30
6)。ここで時間t4は、これらの用紙センサ52〜5
5の最大間隔に対して印字用紙が搬送できる時間と、第
3の排出トレイ163 に最も近い用紙センサ59を通過
した印字用紙がこの第3の排出トレイ163 に排出され
るまでに要する時間のうちの大きい方の時間に設定され
る。
【0034】時間t4 が経過する前に用紙センサ52〜
55のいずれかが印字用紙を検知したら(ステップS3
05;Y)、タイマ75の計時動作が再び零から開始す
る(ステップS307)。この結果、印字用紙が全搬送
路41、34、39、44から排出されたら時間t4
経過することになり、この時点でCPU71は全搬送路
41、34、39、44の搬送動作を停止させる(ステ
ップS308)。これにより、オートパージの制御が終
了する(エンド)。
【0035】なお、この第2の変形例では上側搬送路3
9と下側搬送路44の両方に印字用紙が存在する場合に
は、これらが最下流側の排出・両面切替用搬送路41に
重ね合わされるようにして流入する場合がある。しかし
ながら、この場合であってもこれらの印字用紙を第3の
排出トレイ163 に排出するのに何らの障害も発生させ
るものではなく、むしろ、印字用紙を短時間で排出させ
るために有効となる。
【0036】図7は本発明の第3の変形例におけるオー
トパージの際の制御の様子を表わしたものである。この
第3の変形例では、先のステップS101と同様にオー
トパージの制御の開始指令が出されたら(ステップS4
01)、ジャムの発生した箇所が下側搬送路44である
かどうかのチェックを行う(ステップS402)。下側
搬送路44以外の搬送路34、39、41でジャムが発
生していた場合には(N)、先の第2の変形例とほぼ同
様の制御を行う。すなわち、まず排出・両面切替用搬送
路41の搬送が開始され(ステップS403)、続いて
給紙用搬送路34と上側搬送路39の搬送が開始され
(ステップS404)、最後に下側搬送路44の搬送が
開始される(ステップS405)。このとき、下側搬送
路44の搬送方向は通常と逆の方向である。各搬送路4
1、34、39、44で印字用紙の排出がすべて終了し
たら(ステップS406;Y)、オートパージの制御が
終了する。
【0037】これに対して、ジャムが下側搬送路44で
発生していた場合には(ステップS402;Y)、その
発生箇所が図1における右側であるか左側であるかの判
別が行われる(ステップS407)。この変形例の用紙
搬送装置では、下側搬送路44に同時に最大で2枚の印
字用紙が搬送されることを前提としている。ジャムがこ
の図1の右側で発生した場合には(Y)、すなわち用紙
センサ62または他の用紙センサ63がジャムの検出を
行った場合には、下側搬送路44の左側すなわち排出側
に他の印字用紙が残存している可能性がある。この際
に、下側搬送路44を通常と同じ方向に搬送してもよい
が、こうするとジャムの発生した箇所を印字用紙が通過
することになり、もう1度ジャムが発生する可能性が高
い。そこで、この場合には先の制御と同様にステップS
401〜S406の制御が行われてオートパージの制御
が終了する。すなわち、下側搬送路44は逆方向に搬送
される(ステップS405)。
【0038】一方、ジャムが下側搬送路44で発生して
いても、その発生箇所が図1における左側で発生してい
た場合には(ステップS407;N)、すなわち用紙セ
ンサ60または他の用紙センサ61がジャムの検出を行
った場合には、状況が反対となる。すなわち、この際に
印字用紙を下側搬送路44で逆方向に搬送するとジャム
の発生した箇所を通過し、もう1度ジャムが発生する可
能性が高い。そこで、この場合にはまず排出・両面切替
用搬送路41の搬送が開始され(ステップS408)、
続いて給紙用搬送路34と上側搬送路39の搬送が開始
され(ステップS409)、最後に下側搬送路44を通
常方向に搬送させる(ステップS410)。そして、各
搬送路41、34、39、44で印字用紙の排出がすべ
て終了したら(ステップS406;Y)、オートパージ
の制御が終了する。
【0039】なお、この第3の変形例では上側搬送路3
9については残留した印字用紙の搬送方向をジャムの位
置によって変更するようにしなかったが、これは給紙用
搬送路34から送られてくる印字用紙が上側搬送路39
を通常の方向で搬送されるので、このような配慮が効果
を奏さないとの前提にたったものである。したがって、
給紙用搬送路34に印字用紙が存在しないような状況で
は、上側搬送路39の搬送方向を制御することも可能で
ある。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、画像処理等の処理のために用紙を複数系統の
搬送路を搬送させる装置で、ジャムが発生し、このジャ
ムの生じた用紙以外の用紙をこれら搬送路から取り除く
場合には、搬送路における用紙の搬送方向を排出時間と
の関係で設定するようにした。したがって、用紙が無駄
に搬送路を経由して排出されることがなくなるので、排
出に要する時間が短縮されるばかりでなく、長い搬送路
を搬送される場合と比べてジャムの発生する可能性も減
少することが多いという利点がある。
【0041】また、請求項2記載の発明によれば、用紙
の反転を行うために反転用搬送路が備えられている用紙
搬送装置で、用紙の強制排出時に反転用搬送路で用紙を
逆向きに搬送させて排出を行わせるようにした。このた
め、この排出時に反転用搬送路から送り出される用紙は
常時と異なって一方向搬送路を経る必要がなくなり、排
出に要する時間の短縮を図ることができる。また、ジャ
ムが再発する可能性も減少する場合が多い。
【0042】更に請求項3記載の発明によれば、用紙の
反転を行うために反転用搬送路が備えられている用紙搬
送装置でこの反転用搬送路でジャムが発生したときには
このジャムを除去した後の反転用搬送路に残存する用紙
の位置との関係で反転用搬送路の搬送方向を設定し、ジ
ャムの生じた位置を用紙が通過して排出されないように
した。これにより、再度ジャムの発生する確率を大幅に
減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における用紙搬送装置の制
御を行うための回路部分の要部を示したブロック図であ
る。
【図2】 本実施例の用紙搬送装置を適用したプリンタ
の外観を示した斜視図である。
【図3】 図1に示したプリンタの搬送経路の概要を表
わした搬送路配置図である。
【図4】 本実施例の用紙搬送装置におけるオートパー
ジの際の制御の様子を表わした流れ図である。
【図5】 本発明の第1の変形例におけるオートパージ
の際の制御の様子を表わした流れ図である。
【図6】 本発明の第2の変形例におけるオートパージ
の際の制御の様子を表わした流れ図である。
【図7】 本発明の第3の変形例におけるオートパージ
の際の制御の様子を表わした流れ図である。
【符号の説明】
11…プリンタ、12…プリンタ本体、13…給紙部、
15…給紙トレイ、163 …第3の排出トレイ、31〜
33、35〜37、42、45〜50、91、92…搬
送路対、34…給紙用搬送路、39…上側搬送路、41
…排出・両面切替用搬送路、44…下側搬送路、52〜
63…用紙センサ、71…CPU、73…ROM、74
…RAM、75…タイマ、76…入力コントローラ、7
7…出力コントローラ、81…給紙用搬送駆動回路、8
2…上側搬送路駆動回路、83…下側搬送路駆動回路、
84…排出・両面切替用搬送路駆動回路、85…第1の
モータ、86…第2のモータ、87…第3のモータ、8
8…第4のモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 500 2107−2H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裁断された用紙としての裁断紙をそれぞ
    れ予め定められた所定の搬送方向で複数系統の搬送路上
    を順次搬送させてこれを処理する用紙処理手段と、 この用紙処理手段の処理が行われているときに前記搬送
    路上での裁断紙のジャムを検知するジャム検知手段と、 ジャムの発生した裁断紙が取り除かれた状態でこれら搬
    送路上に残存する裁断紙を自動的に排出するモードに設
    定されるモード切替手段と、 前記裁断紙を自動的に排出するモードで各搬送路に存在
    する裁断紙が最も短い時間に排出されるようにこれらの
    搬送路での裁断紙の搬送方向を設定する搬送方向設定手
    段とを具備することを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 一端を用紙排出口に接続された用紙排出
    用搬送路と、 この用紙排出用搬送路の他端に一端を接続され、裁断さ
    れた用紙としての裁断紙をこの用紙排出用搬送路の他端
    に向けてのみ搬送することのできる一方向搬送路と、 前記用紙排出用搬送路の他端に一端を、また一方向搬送
    路の他端に他端をそれぞれ接続され、常時は一方向搬送
    路から用紙排出用搬送路に送られた裁断紙のうちの所定
    のものを用紙排出用搬送路と接続されている端部から取
    り入れ、裁断紙の表裏を反転させて一方向搬送路の前記
    一端側から裁断紙を搬入させる反転用搬送路と、 これら各搬送路に存在する裁断紙を前記用紙排出口から
    強制排出を行うとき、前記反転用搬送路上の裁断紙を反
    転のための搬送方向とは逆の方向に搬送させる反転用搬
    送路逆転制御手段とを具備することを特徴とする用紙搬
    送装置。
  3. 【請求項3】 一端を用紙排出口に接続された用紙排出
    用搬送路と、 この用紙排出用搬送路の他端に一端を接続され、裁断さ
    れた用紙としての裁断紙をこの用紙排出用搬送路の他端
    に向けてのみ搬送することのできる一方向搬送路と、 前記用紙排出用搬送路の他端に一端を、また一方向搬送
    路の他端に他端をそれぞれ接続され、常時は一方向搬送
    路から用紙排出用搬送路に送られた裁断紙のうちの所定
    のものを用紙排出用搬送路と接続されている端部から取
    り入れ、裁断紙の表裏を反転させて一方向搬送路の前記
    一端側から裁断紙を搬入させる反転用搬送路と、 この反転用搬送路に用紙のジャムが発生したときその位
    置を検出するジャム位置検出手段と、 反転用搬送路に存在する用紙がこのジャム位置を回避し
    て前記用紙排出口に排出されるように反転用搬送路の搬
    送方向を設定する搬送方向設定手段とを具備することを
    特徴とする用紙搬送装置。
JP5205426A 1993-08-19 1993-08-19 用紙搬送装置 Pending JPH0753092A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010140009A (ja) * 2008-11-12 2010-06-24 Canon Inc 画像形成装置
JP2014062950A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Konica Minolta Inc 画像形成装置
JP2015036741A (ja) * 2013-08-13 2015-02-23 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成方法ならびに画像形成システム
JP2016155281A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成装置の用紙排出方法

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