JPH0752970Y2 - フランジパイプ - Google Patents
フランジパイプInfo
- Publication number
- JPH0752970Y2 JPH0752970Y2 JP1993003717U JP371793U JPH0752970Y2 JP H0752970 Y2 JPH0752970 Y2 JP H0752970Y2 JP 1993003717 U JP1993003717 U JP 1993003717U JP 371793 U JP371793 U JP 371793U JP H0752970 Y2 JPH0752970 Y2 JP H0752970Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- circumferential groove
- taper
- flange
- pipe body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は両端にフランジ部を設け
たフランジパイプに関する。
たフランジパイプに関する。
【０００２】
【従来技術】此種のフランジパイプは、工場で所定の寸
法のパイプの両端にフランジ部を溶接してユ−ザ−に出
荷している。また、特開昭５９−１５９４８８号公報に
は、管に円周凹溝を多数設け、この管上に、内周に円周
突起を設け且つ環の一部を切離した脱出防止用環を拡大
変形させてかぶせて、その円周突起を管の円周凹溝に噛
み合わせた後、この脱出防止用環を管継手本体の受口部
によって外周より保持させ、且つ軸方向の移動を阻止す
ることによって管継手本体と管とを結合した管及び管継
手が開示されている。また、実開昭５８−６５４８９号
公報には、鉄板を樹脂管にボルトによって固定した繊維
強化樹脂管が開示されている。
法のパイプの両端にフランジ部を溶接してユ−ザ−に出
荷している。また、特開昭５９−１５９４８８号公報に
は、管に円周凹溝を多数設け、この管上に、内周に円周
突起を設け且つ環の一部を切離した脱出防止用環を拡大
変形させてかぶせて、その円周突起を管の円周凹溝に噛
み合わせた後、この脱出防止用環を管継手本体の受口部
によって外周より保持させ、且つ軸方向の移動を阻止す
ることによって管継手本体と管とを結合した管及び管継
手が開示されている。また、実開昭５８−６５４８９号
公報には、鉄板を樹脂管にボルトによって固定した繊維
強化樹脂管が開示されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする問題点】上記のように、パイ
プの両端にフランジ部が溶接によって固着されている
と、ユ−ザ−がフランジパイプを取り付けるとき、組み
立て誤差によって、ブランジ部がその取り付け側に正確
に合わないことがあり、その場合、フランジパイプの長
さを簡単に調整することができずきわめて不便であっ
た。
プの両端にフランジ部が溶接によって固着されている
と、ユ−ザ−がフランジパイプを取り付けるとき、組み
立て誤差によって、ブランジ部がその取り付け側に正確
に合わないことがあり、その場合、フランジパイプの長
さを簡単に調整することができずきわめて不便であっ
た。
【０００４】また、管に円周溝を多数設けて、管に管継
手本体を連結する構成は、円周溝の加工が容易でなく、
また、管を任意の長さに切断し、この管に管継手本体を
連結する場合、円周溝が任意の位置で切断されるため、
環の端部と管継手本体との位置関係が一定とならないと
いう欠陥が存した。また、鉄板の外周部をボルトで締め
付け、鉄板を樹脂管に固定する構成は、鉄板の外周部に
偏荷重がかかるので、鉄板の樹脂管に対する垂直度に誤
差が生じてしまうという欠陥が存した。本考案は上記欠
陥を除去することを目的とするものである。
手本体を連結する構成は、円周溝の加工が容易でなく、
また、管を任意の長さに切断し、この管に管継手本体を
連結する場合、円周溝が任意の位置で切断されるため、
環の端部と管継手本体との位置関係が一定とならないと
いう欠陥が存した。また、鉄板の外周部をボルトで締め
付け、鉄板を樹脂管に固定する構成は、鉄板の外周部に
偏荷重がかかるので、鉄板の樹脂管に対する垂直度に誤
差が生じてしまうという欠陥が存した。本考案は上記欠
陥を除去することを目的とするものである。
【０００５】
【問題点を解決する手段】上記目的を達成するため、本
考案はパイプ本体２と、盤状の内径部４０ａ，４２ｃと
該内径部４０ａ，４２ｃに設けられた前記パイプ本体２
の端面と当接するための係止端面４０ｂ，４２ｂと前記
内径部４０ａ，４２ｃに軸方向に当接されたボルト用挿
入穴１２とを有するフランジ４０，４２と、外周部が前
記パイプ本体２の端部の内周面に嵌合配置され、前記外
周部に軸方向に対して垂直な係止面２８ａを有する円周
溝２８ａが形成され、更に軸方向に前記ボルト用挿入穴
１２に対応してねじ穴２６が穿設された盤２４と、前記
円周溝２８に位置して該円周溝２８の周面にスライド自
在に嵌合された内側テーパーリング３０，３２と、テー
パー面が前記内側テーパーリング３０，３２のテーパー
面に当接して前記円周溝２８内に配置された外側テーパ
ーリング３４，３６と、前記外側テーパーリング３４，
３６の軸方向の移動を係止するための前記円周溝２８内
に配置されたリング状のスペーサー３８とから成るもの
である。
考案はパイプ本体２と、盤状の内径部４０ａ，４２ｃと
該内径部４０ａ，４２ｃに設けられた前記パイプ本体２
の端面と当接するための係止端面４０ｂ，４２ｂと前記
内径部４０ａ，４２ｃに軸方向に当接されたボルト用挿
入穴１２とを有するフランジ４０，４２と、外周部が前
記パイプ本体２の端部の内周面に嵌合配置され、前記外
周部に軸方向に対して垂直な係止面２８ａを有する円周
溝２８ａが形成され、更に軸方向に前記ボルト用挿入穴
１２に対応してねじ穴２６が穿設された盤２４と、前記
円周溝２８に位置して該円周溝２８の周面にスライド自
在に嵌合された内側テーパーリング３０，３２と、テー
パー面が前記内側テーパーリング３０，３２のテーパー
面に当接して前記円周溝２８内に配置された外側テーパ
ーリング３４，３６と、前記外側テーパーリング３４，
３６の軸方向の移動を係止するための前記円周溝２８内
に配置されたリング状のスペーサー３８とから成るもの
である。
【０００６】
【作用】フランジ４がその突き当て面に正確に合わない
ときは、一方のフランジ４をパイプ本体２から外し、こ
のパイプ本体２を適宜切断して、パイプ本体２の長さを
調整し、しかる後に、パイプ本体２の端部にフランジ４
を固定する。この固定は、まずフランジの内径部４０
ａ，４２ｃの係止端面４０ｂ，４２ｂをパイプ本体２の
切断端面に当接し、且つパイプ本体２の内周面の端部に
盤２４を配置する。
ときは、一方のフランジ４をパイプ本体２から外し、こ
のパイプ本体２を適宜切断して、パイプ本体２の長さを
調整し、しかる後に、パイプ本体２の端部にフランジ４
を固定する。この固定は、まずフランジの内径部４０
ａ，４２ｃの係止端面４０ｂ，４２ｂをパイプ本体２の
切断端面に当接し、且つパイプ本体２の内周面の端部に
盤２４を配置する。
【０００７】次に、ボルト用挿入穴１２からボルトを挿
入して、該ボルトを盤２４のねじ穴３２に捩じ込み、盤
２４をフランジ４０、４２方向に引き寄せると、スペー
サー３８と円周溝２８の係止面２８ａとの挟圧力によっ
て、外側テーパーリング３４，３６がパイプ本体２の内
周面に圧着するとともに内側テーパーリング３０，３２
が盤２４の円周溝２８の周面に圧着してフランジ４０，
４２がパイプ本体２の端部に固定される。
入して、該ボルトを盤２４のねじ穴３２に捩じ込み、盤
２４をフランジ４０、４２方向に引き寄せると、スペー
サー３８と円周溝２８の係止面２８ａとの挟圧力によっ
て、外側テーパーリング３４，３６がパイプ本体２の内
周面に圧着するとともに内側テーパーリング３０，３２
が盤２４の円周溝２８の周面に圧着してフランジ４０，
４２がパイプ本体２の端部に固定される。
【０００８】
【実施例】以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例
を参照して詳細に説明する。第１図において、４０は、
パイプ本体２の両端部に配置された高剛性のフランジで
あり、盤上の内径部４０ａを備えている。前記内径部４
０ａには軸方向に複数個のボルト挿入穴１２が透設され
ている。前記内径部４０ａには、パイプ本体２の端部と
当接するための係止端面４６ｂが設けられている。
を参照して詳細に説明する。第１図において、４０は、
パイプ本体２の両端部に配置された高剛性のフランジで
あり、盤上の内径部４０ａを備えている。前記内径部４
０ａには軸方向に複数個のボルト挿入穴１２が透設され
ている。前記内径部４０ａには、パイプ本体２の端部と
当接するための係止端面４６ｂが設けられている。
【０００９】２４は、盤であり、これに軸方向に前記ボ
ルト挿入穴１２に対応してねじ穴２６が形成されてい
る。盤２４の外周部には円周溝２８が形成され、該溝２
８にテーパー面を有する内側テーパーリング３０，３２
と、該テーパー面と当接するテーパー面を有する外側テ
ーパーリング３４，３６が配置されている。前記内側テ
ーパーリング３０は前記円周溝２８の、軸方向に垂直な
係止面２８ａに対接し、外側テーパーリング３６は、円
周溝２８に配置されたリング状のスペーサ３８に対向し
ている。
ルト挿入穴１２に対応してねじ穴２６が形成されてい
る。盤２４の外周部には円周溝２８が形成され、該溝２
８にテーパー面を有する内側テーパーリング３０，３２
と、該テーパー面と当接するテーパー面を有する外側テ
ーパーリング３４，３６が配置されている。前記内側テ
ーパーリング３０は前記円周溝２８の、軸方向に垂直な
係止面２８ａに対接し、外側テーパーリング３６は、円
周溝２８に配置されたリング状のスペーサ３８に対向し
ている。
【００１０】上記した構成において、フランジ４０の内
径部４０ａの係止端面４０ｂをパイプ本体２の端面に当
接する一方、盤２４をパイプ本体２の端部の内周面にス
ライド自在に嵌合配置する。
径部４０ａの係止端面４０ｂをパイプ本体２の端面に当
接する一方、盤２４をパイプ本体２の端部の内周面にス
ライド自在に嵌合配置する。
【００１１】次に、ボルト１４を、内径部４０ａのボル
ト挿入穴１２から盤２４のねじ穴２６に捩じ込み、盤２
４を、図中、右方向に引き寄せると、内側テーパーリン
グ３０が円周溝２８の係止面２８ａによって軸方向（右
方向）に押圧されるとともに外側テーパーリング３６が
スペーサー３８によって軸方向（左方向）に押圧され
る。
ト挿入穴１２から盤２４のねじ穴２６に捩じ込み、盤２
４を、図中、右方向に引き寄せると、内側テーパーリン
グ３０が円周溝２８の係止面２８ａによって軸方向（右
方向）に押圧されるとともに外側テーパーリング３６が
スペーサー３８によって軸方向（左方向）に押圧され
る。
【００１２】更に、内側テーパーリング３０，３２の内
周面が円周溝２８の周面に圧接するとともに、外側テー
パーリング３４，３６の外周面がパイプ本体２の内周面
に圧接してパイプ本体２にフランジ４０が固定される。
この固定は、ボルト１４をねじ穴２６に対して緩めるこ
とにより解除することができる。
周面が円周溝２８の周面に圧接するとともに、外側テー
パーリング３４，３６の外周面がパイプ本体２の内周面
に圧接してパイプ本体２にフランジ４０が固定される。
この固定は、ボルト１４をねじ穴２６に対して緩めるこ
とにより解除することができる。
【００１３】第２図はフランジ４２に筒状部４２ａを形
成し、この筒状部４２ａの内周面とテ−パリング３４，
３６の外周面とで、ボルト１４の締付力により、パイプ
本体２を挾圧固定する実施例を示している。他の構造
は、第１図の実施例と同じである。図中、４２ｃは、フ
ランジ４２の内径部、４２ｂはパイプ本体２の端部と当
接する係止端面である。
成し、この筒状部４２ａの内周面とテ−パリング３４，
３６の外周面とで、ボルト１４の締付力により、パイプ
本体２を挾圧固定する実施例を示している。他の構造
は、第１図の実施例と同じである。図中、４２ｃは、フ
ランジ４２の内径部、４２ｂはパイプ本体２の端部と当
接する係止端面である。
【００１４】
【効果】本考案は、上述の如く、パイプ本体の端面とフ
ランジとを当接させた状態でボルトの締付力によるテー
パーリングの縮径及び拡径作用で、パイプ本体とフラン
ジとを固定するようにしたので、両者を強固に固定する
ことができるとともに、フランジに固定力が偏荷重とし
てかかることがない等の効果が存する。
ランジとを当接させた状態でボルトの締付力によるテー
パーリングの縮径及び拡径作用で、パイプ本体とフラン
ジとを固定するようにしたので、両者を強固に固定する
ことができるとともに、フランジに固定力が偏荷重とし
てかかることがない等の効果が存する。
【図１】断面図である。
【図２】他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】 ２ パイプ本体 １２ ボルト挿入穴 １４ ボルト ２４ 盤 ２６ ねじ穴 ２８ 円周溝 ３０ 内側テ−パリング ３２ 内側テ−パリング ３４ 外側テ−パリング ３６ 外側テ−パリング ３８ スペ−サ ４０ フランジ ４２ フランジ
Claims (1)
- 【請求項１】 パイプ本体（２）と、盤状の内径部（４
０ａ）（４２ｃ）と該内径部（４０ａ）（４２ｃ）に設
けられた前記パイプ本体（２）の端面と当接するための
係止端面（４０ｂ）（４２ｂ）と前記内径部（４０ａ）
（４２ｃ）に軸方向に当接されたボルト用挿入穴（１
２）とを有するフランジ（４０）（４２）と、外周部が
前記パイプ本体（２）の端部の内周面に嵌合配置され、
前記外周部に軸方向に対して垂直な係止面（２８ａ）を
有する円周溝（２８ａ）が形成され、更に軸方向に前記
ボルト用挿入穴（１２）に対応してねじ穴（２６）が穿
設された盤（２４）と、前記円周溝（２８）に位置して
該円周溝（２８）の周面にスライド自在に嵌合された内
側テーパーリング（３０）（３２）と、テーパー面が前
記内側テーパーリング（３０）（３２）のテーパー面に
当接して前記円周溝（２８）内に配置された外側テーパ
ーリング（３４）（３６）と、前記外側テーパーリング
（３４）（３６）の軸方向の移動を係止するための前記
円周溝（２８）内に配置されたリング状のスペーサー
（３８）とから成るフランジパイプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993003717U JPH0752970Y2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | フランジパイプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993003717U JPH0752970Y2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | フランジパイプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0583586U JPH0583586U (ja) | 1993-11-12 |
| JPH0752970Y2 true JPH0752970Y2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=11565072
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993003717U Expired - Lifetime JPH0752970Y2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | フランジパイプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0752970Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61184121U (ja) * | 1985-05-10 | 1986-11-17 |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP1993003717U patent/JPH0752970Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0583586U (ja) | 1993-11-12 |
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