JP2755528B2 - 弁と配管との接続装置 - Google Patents

弁と配管との接続装置

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JP2755528B2
JP2755528B2 JP4200778A JP20077892A JP2755528B2 JP 2755528 B2 JP2755528 B2 JP 2755528B2 JP 4200778 A JP4200778 A JP 4200778A JP 20077892 A JP20077892 A JP 20077892A JP 2755528 B2 JP2755528 B2 JP 2755528B2
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Japan
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pipe
valve
couplings
valve box
annular
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良三 山本
厚盛 宿波
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バタフライ弁やボール
弁などの各種の弁と配管とを接続する場合に適用される
弁と配管との接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バタフライ弁などの弁と配管との接続形
態として、従来から知られているものには、フランジ接
続形とウェハー接続形とがある。フランジ接続形は、図
3に示すように、円筒形の弁箱31と配管32との各合
わせ面間にリング状のパッキング33を介装したうえ、
弁箱31側のフランジ31aと配管32側のフランジ3
2aとを周方向の複数個所でボルト34とナット35と
により締め付けるように構成したものである。
【0003】また、ウェハー接続形は、図4に示すよう
に、2つの配管32,32間に弁箱31を配置し、この
弁箱31の両側合わせ面と2つの配管32,32側の合
わせ面との間にそれぞれパッキング33,33を介装し
たうえ、上記両配管32,32の各フランジ32a,3
2a同志を長寸のボルト34とナット35とにより締め
付けるように構成したものである。
【0004】しかし、上記のような構成の接続装置によ
れば、フランジ接続形、ウェハー接続形のいずれのもの
においても、多数本のボルト34とナット35を使用し
て締め付ける必要があるために、その締め付けに時間が
かかって接続作業の能率が非常に悪いばかりでなく、ボ
ルト34とナット35による軸心方向からの締め付けで
あるために弁箱31と配管32との間で径方向の相対的
なずれが生じ易く、両者31,32間の芯出しに手間が
かかる。
【0005】このため、従来、すでに図5に示すよう
に、カップリング(クランプ)を使用した省力形のもの
が提案されている。この形態のものは、弁箱31および
配管32の各合わせ面にインロー36を形成するととも
に、このインロー36の部位にOリング37を介装し、
弁箱31および配管32の各合わせ面側の外周部には、
径方向外方へ向って立ち下り勾配となる傾斜面38a,
39aをもった環状のハブ38,39をそれぞれ一体形
成し、周方向に2分割された横断面略門形の1対の半円
状のカップリング40,40を上記ハブ38,39に跨
がらせて径方向の外方から嵌着するとともに、両カップ
リング40,40の各端部同志をそれぞれボルト41と
ナット42により相互に径方向の内方へ引き寄せるべく
締め付けるようにしたものであり、このような構成にす
ることによって、ボルト41とナット42の締付け個所
を少なくし、かつ、インロー36を介して芯出しも比較
的容易に行なえるという利点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5で示した
構成の接続装置によれば、弁箱31と配管32との合わ
せ面にインロー36を形成しているので、配管32が捻
じれたり、芯ずれしていると、弁箱31と配管32とを
密着して接続させることが困難となる。また、インロー
36の部位にOリング37を設けているので、組付け時
に脱落しやすく、脱落しないようにするためには組付け
作業がむずかしいものとなるという問題があった。
【0007】本発明は上記のような従来の問題点を解消
するためになされたもので、配管の捻じれなどに関係な
く、接続作業の容易化を図れ、さらに芯出しも容易で、
かつ高精度な芯出しを行うことができる弁と配管との接
続装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る弁と配管との接続装置は、円筒形の弁箱
と配管との各合わせ面側の外周部に、径方向外方へ向っ
て立ち下り勾配となる傾斜外面をもった環状のハブをそ
れぞれ一体形成し、これら両環状ハブに跨がって径方向
の外方からそれぞれ嵌着可能であるべく周方向に2分割
された横断面略門形の1対のカップリングに、上記両環
状ハブの傾斜外面に相対する2つの斜面を形成し、これ
ら各カップリングにおける2つの斜面を上記弁箱および
配管の環状ハブの傾斜外面にそれぞれ当接させて1対の
カップリング同士を互いに径方向の内方へ向けて引き寄
せる締付け具を設けてなる弁と配管との接続装置におい
て、上記両合わせ面を平坦面に形成し、そのうち一方の
平坦合わせ面に、軸心周りのシールリング嵌着用の環状
凹所を形成するとともに、上記1対のカップリングの少
なくとも一方の周方向の両端部付近にそれぞれ径方向に
向かうねじ孔が形成され、これらねじ孔に、弁箱と配管
とを径方向に相対的に微少変位させる補助調芯用ねじ部
材を螺合させたものである。
【0009】
【作用】上記構成の接続装置によれば、周方向に2分割
して形成された1対のカップリングを用いて円筒状の弁
箱および配管の各環状ハブを径方向の外方から内方へ向
けて締め付けることで両者を接続させるので、締付け個
所も2個所だけと少なくなるうえ、芯出しも行ないやす
くなる。とくに、上記弁箱および配管の各合わせ面が平
坦面に形成されているので、配管に捻じれなどがあって
も、弁箱との接続が簡単に行なえる。また、上記合わせ
面の環状凹所にシールリングを嵌着しているので、組付
け時にシールリングが脱落するおそれがなく、さらに、
カップリングの両端部付近のねじ孔に螺合させた補助調
芯用ねじ部材を径方向に出し入れ操作することにより、
芯出しの細かい調整が可能で、芯出し精度を高めること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1および図2はそれぞれ本発明の一実施例に
おける弁と配管との接続装置を示す側面図および半截正
面断面図である。
【0011】図1および図2において、1は円筒形の弁
箱、2は弁箱1に接続される配管であり、両者1,2の
各合わせ面は平坦面1a,2aに形成されている。上記
弁箱1側の合わせ面1aには、その軸心周りの環状凹溝
4が形成されており、この環状凹溝4にシールリングと
してのOリング5が嵌着されている。
【0012】上記弁箱1および配管2の各合わせ面1
a,2a側の外周面には、それぞれ径方向外方に向って
立ち下り勾配となる傾斜外面6a,7aを有する環状の
ハブ6,7が一体形成されている。8,8は周方向に2
分割して構成された横断面略門形の1対の半円状のカッ
プリングであり、それらカップリング8,8の幅方向の
両側の内面は、上記傾斜外面6a,7aに対応する傾斜
内面8a,8bに構成されており、上記両ハブ6,7の
外周側にこれらを跨がらせた状態で径方向の外方から嵌
着可能とされている。
【0013】9,10は上記カップリング8,8の各一
端部8a,8aおよび他端部8b,8b同志をそれぞれ
締め付けるためのボルトおよびナットである。上記一方
のカップリング8の両端部8a,8b付近には、それぞ
れ径方向に向かうボルト孔(ねじ孔)11,11が形成
されており、これら各ボルト孔11には、弁箱1と配管
2とを相対的に径方向に微少変位させるための補助調芯
用ねじ部材としてのボルト12が螺合されている。
【0014】上記構成の接続装置によれば、弁箱1側の
合わせ面1aの環状凹所4にOリング5を嵌着してこの
弁箱1の合わせ面1aを配管2側の合わせ面2aに接合
させるが、この時、上記配管2が捻じれていたり、芯ず
れしていても、上記合わせ面1a,2aが平坦面に形成
されているので、弁箱1と配管2との接続は可能であ
る。また、Oリング5は凹溝4に嵌着されているので、
接続作業時に脱落するおそれはない。
【0015】この状態で、弁箱1側のハブ6と配管2側
のハブ7とに跨がらせて1対のカップリング8,8を径
方向の外方から嵌着させると、上記ハブ6,7の各傾斜
外面6a,7aにカップリング8の傾斜内面8a,8b
が当接する。そして、両カッ1リング8,8をボルト9
とナット10により相互に引き寄せるように締め付ける
と、上記傾斜内面8a,8bがハブ6,7側の傾斜外面
6a,7aに圧接されるので、その時の締付力で弁箱1
と配管2の合わせ面1a,2a同士が強く密着する。し
かも、上記締め付けにより、弁箱1と配管2に対してほ
ぼ全周で径方向内方への力が付与される。つまり、1組
のボルト9とナット10でカップリング8,8を締め付
けるだけで両者1,2が自動的に調芯されて接続される
ことになる。
【0016】さらに、カップリング8の両端部8a,8
bの近辺において補助調芯用ボルト12,12の螺じ込
み量を調整すれば、1対のカップリング8,8の分割対
向面にほぼ沿った径方向で弁箱1と配管2との相対変位
を微少に調整できるので、芯出し精度を高く設定するこ
とができる。
【0017】勿論、上記補助調芯用ボルト12,12
は、他方のカップリング8側にも、設けるようにしても
よい。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、円筒形の
弁箱と配管との合わせ面を平坦面としたことにより、配
管の捻じれなどに関係なく両者の接合が可能となり、弁
箱側合わせ面の凹所にシールリングを嵌着したので、接
続時にそのシールリングが脱落することもない。とく
に、上記弁箱側のハブと配管側のハブとにまたがって嵌
着した1対のカップリングを2本のボルトおよびナット
で相互に引き寄せるように締め付けるだけで、弁箱と配
管との間の芯出しを自動的に行なわせることができ、さ
らに、カップリングに螺合させた補助調芯用ねじ部材の
螺じ込み量を調整することで、芯出し精度を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による弁と配管との接続装置
を示す側面断面図である。
【図2】同実施例における弁と配管との接続装置を示す
半截正面断面図である。
【図3】従来の弁と配管との接続構造を示す要部の縦断
面図である。
【図4】従来の他の弁と配管との接続構造を示す要部の
縦断面図である。
【図5】従来のさらに別の弁と配管との接続構造を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 1a,2a 合わせ面 2 接続管 4 環状凹所 5 Oリング(シールリング) 6,7 ハブ 6a,7a 傾斜外面 8 カップリング 8a,8b カップリングの端部 9 ボルト 10 ナット 11 ボルト孔(ねじ孔) 12 補助調芯用ボルト(補助調芯用ねじ部材)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形の弁箱と配管との各合わせ面側の
    外周部に、径方向外方へ向って立ち下り勾配となる傾斜
    外面をもった環状のハブをそれぞれ一体形成し、これら
    両環状ハブに跨がって径方向の外方からそれぞれ嵌着可
    能であるべく周方向に2分割された横断面略門形の1対
    のカップリングに、上記両環状ハブの傾斜外面に相対す
    る2つの斜面を形成し、これら各カップリングにおける
    2つの斜面を上記弁箱および配管の環状ハブの傾斜外面
    にそれぞれ当接させて1対のカップリング同士を互いに
    径方向の内方へ向けて引き寄せる締付け具を設けてなる
    弁と配管との接続装置において、上記両合わせ面を平坦
    面に形成し、そのうち一方の平坦合わせ面に、軸心周り
    のシールリング嵌着用の環状凹所を形成するとともに、
    上記1対のカップリングの少なくとも一方の周方向の両
    端部付近にそれぞれ径方向に向かうねじ孔が形成され、
    これらねじ孔に、弁箱と配管とを径方向に相対的に微少
    変位させる補助調芯用ねじ部材を螺合させたことを特徴
    とする弁と配管との接続装置。
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JP6808193B2 (ja) * 2016-10-11 2021-01-06 株式会社光明製作所 仮設配管ユニット及びこれを用いた仮設配管路

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