JPH0631267Y2 - 配管用バックアップ装置 - Google Patents
配管用バックアップ装置Info
- Publication number
- JPH0631267Y2 JPH0631267Y2 JP13958089U JP13958089U JPH0631267Y2 JP H0631267 Y2 JPH0631267 Y2 JP H0631267Y2 JP 13958089 U JP13958089 U JP 13958089U JP 13958089 U JP13958089 U JP 13958089U JP H0631267 Y2 JPH0631267 Y2 JP H0631267Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- backup device
- gasket
- rings
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、配管をフランジで接合した場合に、フランジ
間に挿入されたパッキンを当該フランジの締付力以上の
力で締め付けることにより、パッキン部からの漏洩を修
理できるように構成した配管用バックアップ装置に関す
るものである。
間に挿入されたパッキンを当該フランジの締付力以上の
力で締め付けることにより、パッキン部からの漏洩を修
理できるように構成した配管用バックアップ装置に関す
るものである。
［従来の技術］ 配管同士の接合法の一つとして、フランジが利用される
場合がある。第６図は、このフランジ利用による接合法
の説明図にして、１、１ａは配管、２、２ａは配管１、
１ａに溶接されたフランジ、３、３ａは左右（一対）の
フランジ２、２ａを締め付けているボルトとナット、４
はフランジ２、２ａ間に挿入されたガスケット（パッキ
ン）である。
場合がある。第６図は、このフランジ利用による接合法
の説明図にして、１、１ａは配管、２、２ａは配管１、
１ａに溶接されたフランジ、３、３ａは左右（一対）の
フランジ２、２ａを締め付けているボルトとナット、４
はフランジ２、２ａ間に挿入されたガスケット（パッキ
ン）である。
［従来技術の課題］ しかし、上記フランジ利用による配管の接合法において
は、次のような問題がある。
は、次のような問題がある。
ａ．ガスケット４部分から漏洩が発生した場合には、一
旦配管中の流れを止め、フランジを解体してガスケット
の交換を行う必要があり、手数がかかると共に供給が一
旦停止するという問題がある。
旦配管中の流れを止め、フランジを解体してガスケット
の交換を行う必要があり、手数がかかると共に供給が一
旦停止するという問題がある。
ｂ．上記ａの問題を起さないように、ガスケット４が耐
用範囲の場合にはそのままボルト３とナット４を増し締
めする方法もあるが、この場合でも、フランジ２、２
ａ、ボルトとナット３、３ａの耐力つまり降伏点以上の
力で締め付けることはできず、この降伏点を超えると第
６図一点鎖線に示すようにフランジ２、２ａがたわんだ
り、ボルトとナット３、３ａが損傷したりする。
用範囲の場合にはそのままボルト３とナット４を増し締
めする方法もあるが、この場合でも、フランジ２、２
ａ、ボルトとナット３、３ａの耐力つまり降伏点以上の
力で締め付けることはできず、この降伏点を超えると第
６図一点鎖線に示すようにフランジ２、２ａがたわんだ
り、ボルトとナット３、３ａが損傷したりする。
本考案は、フランジ２、２ａやボルトとナット３、３ａ
に影響を与えることなくガスケットの締め付け面圧を高
めることができる装置を提案するのが目的である。
に影響を与えることなくガスケットの締め付け面圧を高
めることができる装置を提案するのが目的である。
［課題を解決するための手段］ 本考案の構成は次のとおりである。
中央に配管が通る孔をあけた一対のリングをそれぞれ２
つ割りとなし、この割り面に水平方向にスライドさせて
嵌合させることのできる嵌合部を形成すると共に前記孔
の周囲であって対向する面に締め付け力を集中させるた
めのハブ部を形成し、ボルトとナットを利用して対向す
る一対のリングの間隔を狭めることができるように構成
した配管用バックアップ装置。
つ割りとなし、この割り面に水平方向にスライドさせて
嵌合させることのできる嵌合部を形成すると共に前記孔
の周囲であって対向する面に締め付け力を集中させるた
めのハブ部を形成し、ボルトとナットを利用して対向す
る一対のリングの間隔を狭めることができるように構成
した配管用バックアップ装置。
［作用］ 上記バックアップ装置は、２つ割りにした一対のリング
をフランジの外側においてズラした状態で配管にその両
側から夫々沿わせ、このズラしたリングをその嵌合部に
おいて嵌合するようにスライドさせてリング状に結合す
ると共にハブ部をフランジの外側から丁度ガスケット挿
入位置に当るように調整し、ボルトとナットを利用して
左右一対のリングを締め付ける。このようにすると、左
右のリングの間隔が狭められてハブ部がフランジを押
し、フランジを締め付ける。この締め付け作用によりガ
スケットが締め付けられて漏洩が止る。
をフランジの外側においてズラした状態で配管にその両
側から夫々沿わせ、このズラしたリングをその嵌合部に
おいて嵌合するようにスライドさせてリング状に結合す
ると共にハブ部をフランジの外側から丁度ガスケット挿
入位置に当るように調整し、ボルトとナットを利用して
左右一対のリングを締め付ける。このようにすると、左
右のリングの間隔が狭められてハブ部がフランジを押
し、フランジを締め付ける。この締め付け作用によりガ
スケットが締め付けられて漏洩が止る。
［実施例］ 第１図は上記本考案の実施例を示すもので、１、１ａは
配管、２、２ａはフランジ、３はボルト、３ａはナッ
ト、４はガスケット、５はバックアップ装置にして、そ
のバックアップ装置５は、第３図に示すように、中央に
配管１、１ａが通る孔８を設けたリング６、６ａを二つ
割りとなし、この割り面６′、６ａ′に水平方向にスラ
イドさせて嵌合することのできる嵌合部７、７ａをそれ
ぞれ形成すると共に、前記孔８の周囲であって対向する
面にハブ部９、９ａを形成した構造である。
配管、２、２ａはフランジ、３はボルト、３ａはナッ
ト、４はガスケット、５はバックアップ装置にして、そ
のバックアップ装置５は、第３図に示すように、中央に
配管１、１ａが通る孔８を設けたリング６、６ａを二つ
割りとなし、この割り面６′、６ａ′に水平方向にスラ
イドさせて嵌合することのできる嵌合部７、７ａをそれ
ぞれ形成すると共に、前記孔８の周囲であって対向する
面にハブ部９、９ａを形成した構造である。
１０はボルト孔、１１はボルト、１２はナットである。
実施例は以上の如き構成であり、第３図に示すようにリ
ング６（６ａ）を二つ割りとなし、これをフランジ２
（２ａ）の外側において配管１（１ａ）に沿わせ、次に
スライドさせて嵌合部７（７ａ）を第４図に示すように
嵌合させ、一体化させてリング状に形成する。この際、
ハブ部９（９ａ）はガスケット４の外側に位置させる。
ング６（６ａ）を二つ割りとなし、これをフランジ２
（２ａ）の外側において配管１（１ａ）に沿わせ、次に
スライドさせて嵌合部７（７ａ）を第４図に示すように
嵌合させ、一体化させてリング状に形成する。この際、
ハブ部９（９ａ）はガスケット４の外側に位置させる。
次に、ボルト１１とナット１２を利用して左右の一対の
リング６、６ａを締め付ける。この状態は第１、５図に
示されている。
リング６、６ａを締め付ける。この状態は第１、５図に
示されている。
なお、上記実施例において、配管口径８Ｂ、フランジレ
ーディングＪＰＩ＃300、運転圧力19kg/cm2の場合、バ
ックアップリングの外径は455mm、内径267mm、ハブ部の
巾8.5mm、ハブ部の高さ1.6mmである。
ーディングＪＰＩ＃300、運転圧力19kg/cm2の場合、バ
ックアップリングの外径は455mm、内径267mm、ハブ部の
巾8.5mm、ハブ部の高さ1.6mmである。
［本考案の効果］ 本考案は以上の如き構成と作用により、以下の如き効果
を奏する。
を奏する。
ａ．フランジ及びボルトとナットがガスケットの締め付
けに必要な力をかけたのでは強度的に持たない場合、こ
のフランジは可能な範囲であらかじめ締め付けておき、
必要な締め付け力はバックアップ装置を利用して確保で
きる。
けに必要な力をかけたのでは強度的に持たない場合、こ
のフランジは可能な範囲であらかじめ締め付けておき、
必要な締め付け力はバックアップ装置を利用して確保で
きる。
この結果、ガスケットとフランジとの面圧を十分に高め
て漏洩を止めることができる。
て漏洩を止めることができる。
ｂ．リングにはハブ部を設け、このハブ部でガスケット
部分を集中的に押えるようにしたので、締め付け力が分
散しない。
部分を集中的に押えるようにしたので、締め付け力が分
散しない。
ｃ．フランジ及びガスケットを新品に交換して修理する
方式を用いることができない部分に対しては唯一の修理
手段である。
方式を用いることができない部分に対しては唯一の修理
手段である。
第１図は本考案に係るバックアップ装置を利用してフラ
ンジを締め付け、漏洩修理を行った状態の断面図、第２
図はＡ−Ａ′線断面図、第３図は二つ割りにしたリング
の斜視図、第４図は嵌合部を利用してリング状に利用し
たリングの斜視図、第５図は要部の拡大断面図、第６図
は従来例の説明図である。 １、１ａ…配管、２、２ａ…フランジ ３…ボルト、３ａ…ナット ４…ガスケット（パッキン） ５…バックアップ装置 ６、６ａ…リング、６′、６ａ′…割り面 ７、７ａ…嵌合部、８…孔 ９、９ａ…ハブ部、１０…ボルト孔 １１…ボルト、１２…ナット
ンジを締め付け、漏洩修理を行った状態の断面図、第２
図はＡ−Ａ′線断面図、第３図は二つ割りにしたリング
の斜視図、第４図は嵌合部を利用してリング状に利用し
たリングの斜視図、第５図は要部の拡大断面図、第６図
は従来例の説明図である。 １、１ａ…配管、２、２ａ…フランジ ３…ボルト、３ａ…ナット ４…ガスケット（パッキン） ５…バックアップ装置 ６、６ａ…リング、６′、６ａ′…割り面 ７、７ａ…嵌合部、８…孔 ９、９ａ…ハブ部、１０…ボルト孔 １１…ボルト、１２…ナット
Claims (1)
- 【請求項１】中央に配管が通る孔をあけた一対のリング
をそれぞれ２つ割りとなし、この割り面に水平方向にス
ライドさせて嵌合させることのできる嵌合部を形成する
と共に前記孔の周囲であって対向する面に締め付け力を
集中させるためのハブ部を形成し、ボルトとナットを利
用して対向する一対のリングの間隔を狭めることができ
るように構成した配管用バックアップ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13958089U JPH0631267Y2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 配管用バックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13958089U JPH0631267Y2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 配管用バックアップ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0378190U JPH0378190U (ja) | 1991-08-07 |
| JPH0631267Y2 true JPH0631267Y2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=31686614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13958089U Expired - Lifetime JPH0631267Y2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 配管用バックアップ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0631267Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020246656A1 (ko) * | 2019-06-03 | 2020-12-10 | 김덕균 | 배관고정부재 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7303179B2 (en) * | 2005-03-18 | 2007-12-04 | Fisher Controls International Llc | Split packing follower for use with valves |
| JP6508997B2 (ja) * | 2015-03-24 | 2019-05-08 | コスモ工機株式会社 | フランジ補強具 |
| JP6970587B2 (ja) * | 2017-11-08 | 2021-11-24 | コスモ工機株式会社 | フランジ補強具 |
| JP6910612B2 (ja) * | 2019-03-13 | 2021-07-28 | 岡山市 | 接合部補強構造 |
| JP6747678B2 (ja) * | 2019-03-13 | 2020-08-26 | 岡山市 | 接合部補強構造 |
-
1989
- 1989-11-30 JP JP13958089U patent/JPH0631267Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020246656A1 (ko) * | 2019-06-03 | 2020-12-10 | 김덕균 | 배관고정부재 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0378190U (ja) | 1991-08-07 |
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