JP3145017B2 - 歩廊付き水管橋 - Google Patents

歩廊付き水管橋

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の鋳鉄管か
ら構成され、作業者が歩いて点検するための歩廊を備え
た歩廊付き水管橋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水管橋は、複数本の管を接合した
緩やかな曲率を有する管路から成り、川などに架設され
ている。このうち、鋼管を接合して形成された水管橋に
ついては、点検用の歩廊を管路全長にわたり鋼管に溶接
して設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように鋼管であ
れば、歩廊を溶接することは比較的簡単に行えるが、鋳
鉄管(ダクタイル鋳鉄管など)を接合して形成された水
管橋については、鋼管に比べて溶接が難しく、歩廊を管
路全長にわたり鋳鉄管に溶接する場合、溶接部分が非常
に多くなるため、溶接作業が困難であった。このため、
鋳鉄管を接合して形成された水管橋に対して歩廊を取付
けることは敬遠されていた。
【0004】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、複数本の鋳鉄管を接合して形成され、かつ鋳鉄管へ
の溶接部分を大幅に少なくすることにより歩廊を設けた
水管橋を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、挿口を
受口に挿入することにより接合された複数本の鋳鉄管か
ら構成される水管橋において、この水管橋の上方に、管
軸方向に沿った歩廊を配し、上記受口の外周面に固定用
フランジを設け、この固定用フランジに、周方向の複数
箇所に配設された締結具を介して、上記歩廊を支持する
支持部材が固定されていることを特徴としたものであ
る。
【0006】これによると、歩廊を支持する支持部材
は、周方向の複数箇所に配設された締結具を介して、固
定用フランジに固定されているため、鋳鉄管への溶接は
固定用フランジのみで済み、したがって、鋳鉄管への溶
接部分を大幅に少なくして、支持部材を受口側に取付け
ることができる。
【0007】また、歩廊が受ける風圧により、支持部材
に管の周方向へ回転しようとする回転力が作用するが、
支持部材は周方向の複数箇所の締結具により固定されて
いるため、大きな回転力に耐えることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図4に示すように、1は川などに
架設された水管橋であり、複数本のダクタイル鋳鉄管2
を接合した緩やかな曲率を有する管路3から構成されて
いる。この管路3の中央部には空気弁4が設けられてい
る。また、上記水管橋1の上方には、点検用の歩廊5が
管軸方向に沿って設けられている。
【0009】図3に示すように、上記ダクタイル鋳鉄管
2の一端部には挿口6が形成され、他端部には受口7が
形成されている。そして、一方のダクタイル鋳鉄管2の
挿口6を他方のダクタイル鋳鉄管2の受口7に挿入する
ことにより、複数本のダクタイル鋳鉄管2が接合されて
いる。
【0010】上記受口7の開口部内周面には、テーパ面
8が全周にわたり形成され、このテーパ面8と挿口6の
外周面との間には、シール材として環状のゴム輪9が嵌
め込まれている。また、受口7の内周面でかつ上記テー
パ面8よりも奥方には、ロックリング収容溝10が形成さ
れ、このロックリング収容溝10には、周方向の一箇所が
切断された一つ割り構造のロックリング11が嵌め込まれ
ている。上記ロックリング11とゴム輪9との間には、バ
ックアップリング12が挿口6に外嵌されている。上記挿
口6の先端の外周には、ロックリング11と管軸方向にお
いて係合して受口7からの挿口6の離脱を防止する突部
13が全周にわたり形成されている。
【0011】上記挿口6には、ゴム輪9を挿口6の挿入
方向へ押圧する押輪14が外嵌されている。この押輪14は
周方向に二分割された二つ割り構造を有している。上記
受口7の端部に形成された受口フランジ15の周方向複数
箇所には、押輪14を挿口6の挿入方向へ引き寄せるT頭
ボルト16とナット17が設けられている。これらナット17
を締め込むことにより、押輪14が挿口6の挿入方向へ移
動し、以て、ゴム輪9が挿口6の挿入方向へ押圧され
る。
【0012】上記受口7の上半分の外周面には、半円状
の固定用フランジ19が上記受口フランジ15よりも奥方位
置に溶接されている。この固定用フランジ19には、上記
歩廊5を受口7の側から支持する受口側支持部材20が固
定されている。すなわち、上記受口側支持部材20は、受
口7の上半分の外周面に外嵌されかつ上部ほど幅が広く
形成された支持板21と、この支持板21の上面両側部に設
けられたアングル材22と、支持板21の上部両側に設けら
れかつ上部ほど管軸方向へ広く形成された側部支持板23
とから構成されている。
【0013】上記支持板21は、周方向の複数箇所(図2
では上部と左右両側部との三箇所)に挿通された六角ボ
ルト25(締結具の一例)とこれら六角ボルト25に螺合さ
れたナット26(締結具の一例)とにより、固定用フラン
ジ19に連結固定されている。また、図2に示すように、
上記アングル材22と側部支持板23とは取付板28を介して
一体に溶接されており、これら取付板28をボルト,ナッ
ト29で支持板21に連結固定することにより、アングル材
22と側部支持板23とが支持板21に取付けられる。
【0014】上記歩廊5は、作業者が歩行する歩み板31
と、手すり32を備えたサイドフレーム33とから構成され
ている。上記歩み板31は、管軸方向に複数分割されてお
り、両側のアングル材22の間に支持され、ボルト47によ
り固定されている。歩み板31の下部には、両側のアング
ル材22の間に嵌脱自在な凸部31aが形成されている。ま
た、上記サイドフレーム33は管軸方向に複数分割されて
おり、隣接する一方のサイドフレーム33の端部と他方の
サイドフレーム33の端部とがボルト34とナット35を介し
て上記アングル材22に連結固定される。尚、上記ボルト
34が挿通されるサイドフレーム33のボルト孔36は管軸方
向に長い長孔に形成されている。
【0015】また、図1に示すように、上記挿口6にも
歩廊5を支持する挿口側支持部材38が設けられている。
この挿口側支持部材38は、上記受口側支持部材20と同様
に、支持板39とアングル材40と側部支持板41とから構成
され、上記支持板39は挿口6に外嵌された鋼製の取付バ
ンド42に溶接されている。この取付バンド42は、周方向
に二分割された二つ割り構造を有し、ボルト43とナット
44とで挿口6の外周面を挾み付けることにより取付けら
れている。この取付バンド42と挿口6との間にはゴム板
45が挾み込まれている。
【0016】以下、上記構成における作用を説明する。
これによると、歩廊5を支持する受口側支持部材20は、
周方向の複数箇所に配設された六角ボルト25とナット26
とを介して、固定用フランジ19に固定されているため、
ダクタイル鋳鉄管2への溶接は上記固定用フランジ19の
みで済み、したがって、ダクタイル鋳鉄管2への溶接部
分を大幅に少なくして、受口側支持部材20を受口7の側
に取付けることができる。同様に、挿口側支持部材38は
取付バンド42により固定されて挿口6に取付けられてい
るため、溶接せずに、挿口側支持部材38を挿口6に取付
けることができる。このように、ダクタイル鋳鉄管2へ
の溶接部分を大幅に少なくして容易に歩廊5を設けるこ
とができるため、歩廊5を利用してダクタイル鋳鉄管2
から成る水管橋1の点検が容易に行える。
【0017】また、歩廊5が受ける風圧により、受口側
支持部材20に管2の周方向へ回転しようとする回転力が
作用するが、受口側支持部材20は周方向の複数本の六角
ボルト25とナット26とにより固定されているため、大き
な回転力に耐えることができる。
【0018】また、地盤の変化やダクタイル鋳鉄管2の
熱膨張等により、挿口6が受口7に対して管軸方向へ移
動した場合、ボルト孔36の長径分だけ歩廊5も管軸方向
へ移動可能であるため、上記挿口6の管軸方向への移動
を吸収することができる。
【0019】上記実施の形態では、締結具の一例として
六角ボルト25とナット26を用いたが、六角穴付きボルト
などを用いてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明によると、歩廊を支持する支持部材は、
周方向の複数箇所に配設された締結具を介して、固定用
フランジに固定されているため、鋳鉄管への溶接は固定
用フランジのみで済み、したがって、鋳鉄管への溶接部
分を大幅に少なくして、支持部材を受口側に取付けるこ
とができる。このように、鋳鉄管への溶接部分を大幅に
少なくし得るため、鋳鉄管に従来敬遠されていた歩廊を
容易に設けることができ、この歩廊を利用して鋳鉄管か
ら成る水管橋の点検が容易に行える。
【0021】また、歩廊が受ける風圧により、支持部材
に管の周方向へ回転しようとする回転力が作用するが、
支持部材は周方向の複数箇所の締結具により固定されて
いるため、大きな回転力に耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における歩廊付き水管橋の
支持部材の側面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】鋳鉄管の継手部の拡大断面図である。
【図4】歩廊付き水管橋の側面図である。
【符号の説明】
1 水管橋 2 ダクタイル鋳鉄管 5 歩廊 6 挿口 7 受口 19 固定用フランジ 20 受口側支持部材 25 六角ボルト(締結具) 26 ナット(締結具)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿口を受口に挿入することにより接合さ
    れた複数本の鋳鉄管から構成される水管橋において、こ
    の水管橋の上方に、管軸方向に沿った歩廊を配し、上記
    受口の外周面に固定用フランジを設け、この固定用フラ
    ンジに、周方向の複数箇所に配設された締結具を介し
    て、上記歩廊を支持する支持部材が固定されていること
    を特徴とする歩廊付き水管橋。
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