JP2004316767A - フランジ接合部保安治具、ピット内バルブの保安治具及びこれらの治具を用いた保安方法 - Google Patents

フランジ接合部保安治具、ピット内バルブの保安治具及びこれらの治具を用いた保安方法 Download PDF

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Abstract

【課題】気密性を維持する必要があるフランジ接合部に対して、簡易に接合強度の補強或いは老朽化対策を行い、地震等による大きな変位が埋設導管に生じた場合に曲げ又は引張り荷重が集中するピット内バルブのフランジ接合部に対して、安全,簡易且つ効果的な保安対策を可能にする。
【解決手段】保安治具10は、フランジ接合部1における一対のフランジ1A,1Bの背面に押圧してフランジ接合部1を挟持する一対の挟持部材11A,11Bと、この挟持部材11A,11Bを結合すると共にフランジ1A,1Bの背面への押圧を調整する結合調整部材12とを備える。挟持部材1A,1Bには、フランジ接合部1A,1Bの背面の付け根を押圧する押圧部11a,11bが設けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フランジ接合部保安治具、ピット内バルブの保安治具及びこれらの治具を用いた保安方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フランジ接合は、接続対象の端部に設けられる一対のフランジの接合面を突き合わせて、このフランジを貫通する孔にボルトを通して、ボルト・ナットにより締結する接合手段である。このフランジ接合は、接合面間にパッキンを介在させることによって気密性が高く強固な接合が可能であることから、高圧流体の管又は容器の接合部として一般に採用されている(下記非特許文献1参照)。フランジ接合部の接合強度は、フランジの強度とボルトの強度によって決まるものであり、用途に応じた接合強度を得るために、フランジ幅,ボルト径,ボルト本数等が設計・選択されている。
【0003】
このようなフランジ接合部は、埋設導管の端部とピット内バルブの端部との接続部分にも採用されている。ピット内バルブは、中高圧の埋設ガス導管に介在させてガスの導通を遮断するバルブであり、バルブに対する外部荷重からの保護やバルブの操作・維持管理を容易にするために、地中に埋めたコンクリートマンホール等からなるバルブピット内に配設されている。そして、埋設導管の端部とピット内バルブの端部との接続は、埋設導管端部をバルブピット内に引き込み、この中で、引き込まれた埋設導管端部にフランジ接合部を介してバルブの端部を接続している(下記非特許文献2参照)。
【0004】
【非特許文献1】
配管工学研究会編「配管ハンドブック<第4版>」 昭和55年10月21日,p.1046
【非特許文献2】
財団法人 日本ガス協会ガス工作物等技術基準調査委員会発行「本支管指針(設計編)JGA指−201−85」昭和60年11月25日,p.149−150
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
フランジ接合部は、適用状況に応じて接合強度が設定される。しかしながら、適用状況の環境変化や想定してた事態を超える外力付加の可能性が施工後に判明することがあり、接合強度の設計変更を余儀なくされる場合がある。また、フランジ又はボルトの老朽化により施工当初の接合強度が経時的に得られなくなることもある。これらに対処するには、ボルトの交換等が考えられるが、高圧流体を導通又は収容する管や容器に適用されているフランジ接合部の場合には、ボルトを取り外すことによる一時的な接合強度の低下が気密性の低下に繋がり、安全性の面で問題がある。また、ボルトの補強のみではフランジ部の変形による気密性の低下を避けることができないという問題がある。
【0006】
前述したピット内バルブでは、周辺が土圧で保持された埋設導管の途中に、バルブピットによって土圧が開放された空間が形成されており、埋設導管に地震などによる大きな変位が加わった場合には、このピット内バルブ及びピット内でのバルブ接続部分に大きな曲げ又は引張りが集中することが指摘されている。そして、敷設当初の強度基準を超える大地震を想定した場合には、ピット内でのバルブ接続部分に採用しているフランジ接合部の接合強度を変更せざるを得ない場合がある。
【0007】
しかしながら、ピット内バルブは中・高圧の埋設ガス導管に接続されているので、前述したようにボルト交換による対策は実際上不可能である。また、ボルトの強度を補強しただけではフランジ部の変形による気密性の低下を回避することができない。そして、近年敷設されている高強度のピット内バルブ(ダグタイル鋳鉄製等)の場合には、バルブ側のフランジが変形することは少ないが、埋設導管端部側のフランジが変形して気密性を損なうことが試験によって確認されている。
【0008】
この対策の一つとして、フランジ接合部を含めたピット内バルブ全体を気密に覆う安全装置が提案されている(例えば、特開2001−289389号公報,特開2001−99382号公報等参照)が、コストが高く施工に時間がかかるので、迅速な普及が困難であり、また、施工対象が多い都市部では対応しきれないという問題がある。更には、このような大掛かりな安全装置によると、フランジ接合部のみを補強すれば足りる前述した高強度のバルブを用いている施設に対しては、寧ろ過剰投資になってしまうという問題もある。
【0009】
本発明は、このような事情に対処するために提案されたものであって、気密性を維持する必要があるフランジ接合部に対して、敷設後にフランジの接合強度を簡易に補強して保安性を高めること、或いは、地震等による大きな変位が埋設導管に生じた場合に曲げ又は引張りが集中するピット内バルブのフランジ接合部に対して、敷設後にフランジの接合強度を簡易に補強して保安性を高めること等を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明は以下の各請求項に係る特徴を具備するものである。
【0011】
請求項1に係る発明は、一対のフランジの接合面を気密に接合するフランジ接合部の保安治具であって、前記フランジの背面に当接して前記フランジ接合部を挟持する一対の挟持部材と、前記一対の挟持部材を結合して前記背面への押圧を行う結合部材とを備え、前記挟持部材と前記結合部材の強度で前記フランジ接合部の接合強度を補強することを特徴とする。
【0012】
請求項2に係る発明は、前述のフランジ接合部保安治具を前提として、前記挟持部材は、前記フランジ接合部のボルト頭部又はナットを逃がす逃げ孔を有することを特徴とする。
【0013】
請求項3に係る発明は、前述のフランジ接合部保安治具を前提として、前記挟持部材は、前記フランジ接合部のボルト頭部又はナットを収容する凹み部を有することを特徴とする。
【0014】
請求項4に係る発明は、前述のフランジ接合部保安治具を前提として、前記挟持部材は、少なくとも低強度側のフランジ背面におけるフランジの付け根部分を押圧する押圧部を有することを特徴とする。
【0015】
請求項5に係る発明は、前述のフランジ接合部保安治具を前提として、前記挟持部材は、前記フランジの背面全周に当接するリング状部材の分割体からなることを特徴とする。
【0016】
請求項6に係る発明は、前述のフランジ接合部保安治具を前提として、前記結合部材は、前記挟持部材に複数設けられることを特徴とする。
【0017】
請求項7に係る発明は、一対のフランジの接合面を気密に接合するフランジ接合部の保安方法であって、前記フランジの背面から一対の挟持部材を当接させて前記フランジ接合部を挟持し、結合部材によって前記一対の挟持部材を結合して前記背面への押圧を行うと共に、前記フランジの外周を封止材で封止し、前記挟持部材と前記結合部材の強度によって前記フランジ接合部の接合強度を補強すると共に、前記封止材でフランジ接合部における気密性の保持を図ることを特徴とする。
【0018】
請求項8に係る発明は、バルブピット内で接続対象の埋設導管端部にフランジ接合部を介して接続されるピット内バルブの保安治具であって、前記埋設導管端部側のフランジと前記バルブ側のフランジとの背面に当接して前記フランジ接合部を挟持する一対の挟持部材と、前記一対の挟持部材を結合して前記背面への押圧を行う結合部材とを備え、前記挟持部材は、少なくとも前記埋設導管端部側のフランジ背面におけるフランジの付け根部分を押圧する押圧部を有し、前記挟持部材と前記結合部材の強度で前記フランジ接合部の接合強度を補強することを特徴とする。
【0019】
請求項9に係る発明は、前述したピット内バルブの保安治具を前提として、前記挟持部材は、前記フランジの背面全周に当接するリング状部材の分割体からなることを特徴とする。
【0020】
請求項10に係る発明は、前述したピット内バルブの保安治具を前提として、前記結合部材は、前記挟持部材に複数設けられることを特徴とする。
【0021】
請求項11に係る発明は、バルブピット内で接続対象の埋設導管端部にフランジ接合部を介して接続されるピット内バルブの保安方法であって、前記埋設導管端部側のフランジと前記バルブ側のフランジとの背面から一対の挟持部材を当接させて前記フランジ接合部を挟持し、結合部材によって前記一対の挟持部材を結合して前記背面への押圧を行い、少なくとも前記埋設導管端部側のフランジ背面におけるフランジの付け根部分を前記挟持部材の押圧部で押圧し、前記挟持部材と前記結合部材の強度によって前記フランジ接合部の接合強度を補強することを特徴とする。
【0022】
請求項12に係る発明は、前述したピット内バルブの保安方法を前提として、前記フランジの外周を封止材で封止することを特徴とする。
【0023】
このような各請求項に係るフランジ接合部保安治具,ピット内バルブの保安治具又はこれらの治具を用いた保安方法によると、以下に示すような作用を有する。
【0024】
まず、前述の構成を備えたフランジ接合部保安治具及びこの治具を用いた保安方法によると、フランジ接合部の気密状態を維持したままの状態で、フランジの背面に一対の挟持部材を押圧させて両挟持部材間を結合部材で結合するだけで治具の取り付けが完了する。これによると、治具取り付け前のフランジ接合部の接合強度に対して挟持部材と接合部材による強度が付加されることになり、簡単な施工で、老朽化或いは強度不足のフランジ接合部を補強することができる。
【0025】
また、挟持部材にフランジ接合部のボルト頭部又はナットを逃がす逃げ孔を設けることによって、或いは、挟持部材にフランジ接合部のボルト頭部又はナットを収容する凹み部を設けることによって、フランジ接合部のボルトに沿って治具を取り付けることが可能になり、ボルトの補強及びボルトの老朽化に対して適切に対応することが可能になる。
【0026】
更に、挟持部材に、少なくとも低強度側のフランジ背面におけるフランジの付け根部分を押圧する押圧部を設けることによって、治具によって低強度側フランジの付け根部分を高強度側フランジに密着させることができるので、フランジ接合部に大きな曲げ又は引張り力が加わった場合にも気密性の低下を防止することができる。
【0027】
そして、挟持部材がフランジの背面全周に当接するリング状の分割体からなることによって、この分割体を組み合わせてフランジ接合部全周を補強することができ、前述した作用をより確実に実現することができる。
【0028】
また、結合部材を挟持部材に複数設けることによって、必要な補強の度合いに応じて、結合部材の数を設定することができ、状況に応じたフランジ接合部の補強が可能になる。
【0029】
このような治具を用いたフランジ接合部の保安方法として、更にフランジの外周を封止部材で封止することによって、より確実にフランジ接合部の気密性を保持することが可能になる。
【0030】
前述したフランジ接合部保安治具をピット内バルブのフランジ接合部の保安に採用すると、簡単にバルブピット内でのバルブ接続部分を補強することができ、地震等による大きな変位が埋設導管に生じた場合に曲げ又は引張りが集中するピット内バルブに対して効果的な保安対策を施すことができる。
【0031】
つまり、ピット内バルブの保安対策としては、バルブピット内に露出されたバルブ接続部分のフランジ接合部に前述した治具を取り付けるだけでよい。したがって、大掛かりな安全装置を装着する場合と比較して安価な対応が可能であり、特に、高強度のバルブを用いているような場合で接続部分のみを補強すれば足りる場合に特に効果的である。そして、治具の取り付けは前述したように簡単且つ迅速に完了するので、保安対象のピット内バルブが多数存在する都市部であっても、速やかに全ての対象に対して保安対策を遂行することが可能になる。
【0032】
高強度のバルブを採用している場合には、治具の挟持部材における押圧部によって、既設導管端部側のフランジ背面におけるフランジの付け根部分をバルブ側のフランジに押し付けることができるので、既設導管端部側フランジの変形による気密性低下を効果的に回避することが可能になる。また、この挟持部材をリング状部材の分割体として、これを組み合わせて既設導管側フランジの全周をバルブ側フランジに押し付けることで、より確実に気密性の保持を図るこができ、これに加えてフランジ外周を封止部材で封止することで、更に確実に気密性の保持を行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係るフランジ接合部保安治具とその治具を用いた保安方法を説明する説明図である(同図(a)は部分断面図、同図(b)は正面図を示している。)。保安治具10は、フランジ接合部1における一対のフランジ1A,1Bの背面に当接してフランジ接合部1を挟持する一対の挟持部材11A,11Bと、この挟持部材11A,11Bを結合すると共にフランジ1A,1Bの背面へ押圧する結合部材12とを備えるものである。そして、挟持部材11A,11Bは、フランジ背面におけるフランジの付け根部分を押圧するように押圧部11a,11bを有している。
【0034】
フランジ接合部1は、フランジ1A,1Bの接合面間にパッキン1Cを介在させて、ボルト・ナット2によって締結したものであり、フランジ1A,1B及びボルト・ナット2の強度によって設定された接合強度を確保し、設定された接合強度が確保されている状態では高い気密性を維持できるようになっている。しかしながら、設定された接合強度を超える曲げや引張り等の外力がフランジ接合部1に作用した場合には、フランジ1A,1B又はボルト・ナット2に変形又は伸びが生じ、フランジ接合部1の気密性が維持できなくなる。また、老朽化によってフランジ1A,1B又はボルト・ナット2の強度が劣化したような場合には、当初に設定された接合強度範囲内の曲げや引張りであっても、フランジ接合部1の気密性が損なわれることがある。
【0035】
そこで、このような事態が予測される場合に、フランジ接合部1に対して前述した保安治具10を取り付ける。取り付けに際しては、結合部材12を緩めて挟持部材11A,11B間を若干離間させ、図1の実施形態では、ボルト・ナット2間のフランジ1A,1Bの背面に挟持部材11A,11Bを配置させる。そして、結合部材12を締めて挟持部材11A,11B間を近接させて、挟持部材11A,11Bの押圧部11a,11bをフランジ1A,1Bの背面における付け根部分に押圧させる。
【0036】
これによって、フランジ接合部1の接合強度は、締結用のボルト・ナット2による強度に保安治具10の挟持部材11A,11Bの強度と結合部材12の強度が加えられることになり、また、フランジ1A,1Bの付け根部分を互いに押圧することで、フランジ自体の変形を防いで気密性の保持を図ることができるので、予測される事態に対して、フランジ接合部1の気密性が損なわれることを未然に防止することができる。また、フランジ接合部1の締結用ボルト・ナット2を一旦取り外して交換することなく補強が完了するので、フランジ接合部1の気密性を維持したままの状態で施工を行うことができる。この保安治具10の取り付けに加え、必要に応じて、フランジ1の外周に樹脂等からなる封止部材3を塗布しフランジ間を封止することで、更に確実な気密性の保持を図ることができる。
【0037】
保安治具10における結合部材12は、ねじ部を有する部材によって構成することができ、ねじ部を締め込むか緩めるかによって挟持部材11A,11B間を近接又は離間させることができる。また、結合部材12は、挟持部材11A,11B間に複数本設けても良く、補強の度合いに応じて本数を設定することもできる。挟持部材11A,11Bは可能な限り軽量で高強度の板材が用いられ、鋼板,チタン板等を用いることができる。
【0038】
図2は、本発明の他の実施形態に係るフランジ接合部保安治具とその治具を用いた保安方法を説明する説明図である(同図(a)は部分断面図、同図(b)は正面図を示している。)。図1の実施形態と共通する部分には同一符号を付して重複する説明を一部省略する。この実施形態では、挟持部材11A,11Bにフランジ接合部1の締結用ボルト・ナット2におけるボルト頭部又はナットを収容する凹み部13を設けている。そして、挟持部材11A,11Bをボルト・ナット2上に配置して、結合部材12でフランジ1A,1Bの背面に押圧させたものである。
【0039】
この実施形態によると、前述の実施形態の作用に加えて、ボルト・ナット2に沿って保安治具10を取り付けることができるので、ボルト・ナット2を集中的に補強したい場合に有効であり、また、ボルト・ナット2のボルト頭部又はナットが挟持部材11A,11Bの凹み部13に嵌め込まれるので、挟持部材11A,11Bの位置決め又は保持が確実になされ、取り扱い性や取り付け後の安定性が高くなるという利点がある。凹み部13を設ける代わりに、締結用ボルト・ナット2におけるボルト頭部又はナットを逃げる逃げ孔を設けてもよい。
【0040】
図3は、本発明の他の実施形態に係るフランジ接合部保安治具とその治具を用いた保安方法を説明する説明図(部分断面図)である。前述の実施形態と共通する部分には同一符号を付して重複する説明を一部省略する。この実施形態では、片側の挟持部材11Aにフランジ背面におけるフランジの付け根部分を押圧する押圧部11aを設けている。この実施形態は、フランジ接合部1における一方のフランジ1Aが他方のフランジ1Bに対して低強度である場合に、低強度側のフランジ1Aの付け根部分を高強度側のフランジ1Bに押圧してその変形を防止することができる。
【0041】
図4は、本発明の他の実施形態に係るフランジ接合部保安治具とその治具を用いた保安方法を説明する説明図(正面図)である。前述の実施形態と共通する部分には同一符号を付して重複する説明を一部省略する。この実施形態では、前述した挟持部材の一方又は両方をフランジ1A(1B)の背面全周に当接するリング状部材の分割体11Cで形成したものである。この実施形態によると、分割体11Cを組み合わせてフランジの全周に保安治具10を設置し、分割体11Cにおける押圧部11cによってフランジ全周の付け根部分を押圧することで、より確実に気密性を保持することが可能になる。図示の例では、全周の1/2の分割体としているが、これに限らず1/3,1/4…等の分割体とすることもできる。
【0042】
図5は、前述した実施形態の治具を採用したピット内バルブの保安治具及び保安方法を説明する説明図である。図において、バルブピット30は地中に埋設されたコンクリートマンホール30Aによって形成されるバルブ管理用空間である。ピット内バルブ31は、中高圧の埋設ガス導管32A,32B間に介在させてガスの導通を遮断するバルブであり、バルブに対する外部荷重からの保護やバルブの操作・維持管理を容易にするためにバルブピット30内に配備されるものである。そして、埋設ガス導管32A,32Bの端部をバルブピット30内に引き込み、この中で埋設ガス導管32A,32Bの端部にフランジ接合部1を介してピット内バルブ31を接続している。埋設ガス導管32A,32Bの端部付近には、バイパス用の分岐接合部33A,33Bが設けられている。
【0043】
このようにピット内バルブ31と埋設ガス導管32A,32Bとを接続する接続部分に設けられるフランジ接合部1は、前述と同様の構造を具備しており、気密性が確保されていると共に設定された接合強度を有するものである。しかしながら、周囲が土圧で保持されている埋設ガス導管32A,32Bに対して、バルブピット30内に配置されるフランジ接合部1は開放空間に露出されており、地震等で埋設ガス導管32A,32Bに大きな変位が生じた場合には、このフランジ接合部1に曲げや引張りが集中することになる。
【0044】
そして、阪神淡路大震災のような大地震を想定した場合には、敷設当初の設計基準を超えてしまうこともあり、フランジ接合部1の接合強度を変更せざるを得ない場合がある。しかしながら、このようなピット内バルブ31は中・高圧の埋設ガス導管32A,32Bに接続されており、活管状態のままでフランジ接合部1のボルト・ナットを交換するという対策は安全な対策とは言い難い。また、施工対象のピット内バルブ31の上流側のバルブを遮断してしまうと、遮断の対象が中・高圧ガス導管であるが故に広範囲な地域へのガス供給が中断されることになり、周辺地域への影響が大きくなる。
【0045】
これに対処するために、前述した保安治具10をピット内バルブ31の保安治具として用い、フランジ接合部1の補強を行う。図5はその取り付け状態を示したものであり、フランジ接合部1の周囲に複数の保安治具10を取り付けて補強を図っている。
【0046】
このような保安治具10をピット内バルブ31のフランジ接合部1に採用すると、バルブピット30内に露出されたバルブ接続部分のフランジ接合部1に治具を取り付けるだけでよく、大掛かりな安全装置を装着する場合と比較して安価な対応が可能であり、特に、バルブ自体は十分な強度を有しているというような場合でバルブ接続部分のみを補強すれば足りる場合に効果的である。そして、保安治具10の取り付けは前述したように簡単且つ迅速に完了するので、保安対象のピット内バルブが多数存在する都市部であっても、速やかに全ての対象に対して保安対策を遂行することが可能になり、ガス導管を遮断することも無いので、周辺地域へのガス供給には何ら影響を及ぼさない。図示の例では、複数個の保安治具10を取り付ける例を示しているが、図4に示した実施形態の保安治具を採用する場合には、フランジ接合部1の全周を覆うように取り付けられることになる。
【0047】
【実施例】
以下に、前述したフランジ接合部保安治具又はピット内バルブの保安治具(以下、総称して治具という。)の更に具体的な実施例を図6及び図7によって説明する。本発明の構成は、この実施例に特に限定されるものではない(前述の説明と共通する箇所には同一の符号を付して一部説明を省略する。)。
【0048】
図6(同図(a)は正面図、同図(b)は部分断面図を示している。)に示す実施例の治具40は、対向する一対の板材からなる挟持部材41A,41Bを備え、一方の挟持部材41Aには2本の橋架部41Cが他方の挟持部材41B側に向けて突設されており、この橋架部41Cに挟持部材41Bを結合させるねじ部材42A,42Bが螺合され、更に挟持部材41A,41B間を結合させるねじ部材42C,42Dが螺合されている。つまり、ねじ部材42A,42Bとねじ部材42C,42Dによって結合部材が構成されている。そして、一方の挟持部材41Aにはフランジ背面におけるフランジの付け根部分を押圧する押圧部41aが設けられ、他方の挟持部材41Bには、フランジ接合部におけるボルト頭部又はナットを逃がす逃げ孔41bが設けられている。
【0049】
治具40の取り付け方法としては、ねじ部材42A,42B,42C,42Dを緩めて挟持部材41A,41Bを離間させた状態でフランジの背面に配置し、ねじ部材42A,42B,42C,42Dを締め付けることで、挟持部材41A,41Bをフランジの背面に押圧させる。
【0050】
図7に示す実施例の治具50は、コの字型をした第1の挟持部材51Aとコの字の中に配置される第2の挟持部材51Bとを備え、第2の挟持部材51Bから突設されたねじ部52を第1の挟持部材51Aにねじ結合したものであり、第1の挟持部材51Aにはフランジ背面におけるフランジの付け根部分を押圧する押圧部51aが設けられ、第2の挟持部材51Bにはフランジ接合部におけるボルト頭部又はナットを収容する凹み部51bが設けられている。治具50の取り付け方法としては、ねじ部52を緩めて挟持部材51A,51Bの対向面を離間させた状態でフランジの背面に配置し、ねじ部材52を締め付けることで、挟持部材51A,51Bの対向面をフランジの背面に押圧させる。
【0051】
【発明の効果】
本発明はこのように構成されるので、気密性を維持する必要があるフランジ接合部に対して、簡易に保安対策を行うことができる。また、地震等による大きな変位が埋設導管に生じた場合に曲げ又は引張りが集中するピット内バルブのフランジ接合部に対して、簡易且つ効果的な保安対策を講じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るフランジ接合部保安治具とその治具を用いた保安方法を説明する説明図である(同図(a)は部分断面図、同図(b)は正面図を示している。)。
【図2】本発明の他の実施形態に係るフランジ接合部保安治具とその治具を用いた保安方法を説明する説明図である(同図(a)は部分断面図、同図(b)は正面図を示している。)。
【図3】本発明の他の実施形態に係るフランジ接合部保安治具とその治具を用いた保安方法を説明する説明図(部分断面図)である。
【図4】本発明の他の実施形態に係るフランジ接合部保安治具とその治具を用いた保安方法を説明する説明図(正面図)である。
【図5】本発明の実施形態に係るピット内バルブの保安治具及び保安方法を説明する説明図である。
【図6】本発明のフランジ接合部保安治具又はピット内バルブ保安治具の実施例を示す説明図である(同図(a)は正面図、同図(b)は側面図を示している。)。
【図7】本発明のフランジ接合部保安治具又はピット内バルブ保安治具の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フランジ接合部 1A,1B フランジ
2 ボルト・ナット
10 保安治具
11A,11B 挟持部材
12 結合部材
13,61a,61b 凹み部
30 バルブピット
30A コンクリートマンホール
31 ピット内バルブ
32A,32B 埋設ガス導管
33A,33B 分岐接合部
40,50
治具(フランジ接合部保安治具,ピット内バルブ保安治具)
41A,41B,51A,51B
挟持部材
41C 橋架部
41a 押圧部
41b 逃げ孔
42A〜42D ねじ部材
52 ねじ部

Claims (12)

  1. 一対のフランジの接合面を気密に接合するフランジ接合部の保安治具であって、
    前記フランジの背面に当接して前記フランジ接合部を挟持する一対の挟持部材と、前記一対の挟持部材を結合して前記背面への押圧を行う結合部材とを備え、前記挟持部材と前記結合部材の強度で前記フランジ接合部の接合強度を補強することを特徴とするフランジ接合部保安治具。
  2. 前記挟持部材は、前記フランジ接合部のボルト頭部又はナットを逃がす逃げ孔を有することを特徴とする請求項1に記載されたフランジ接合部保安治具。
  3. 前記挟持部材は、前記フランジ接合部のボルト頭部又はナットを収容する凹み部を有することを特徴とする請求項1に記載されたフランジ接合部保安治具。
  4. 前記挟持部材は、少なくとも低強度側のフランジ背面におけるフランジの付け根部分を押圧する押圧部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載されたフランジ接合部保安治具。
  5. 前記挟持部材は、前記フランジの背面全周に当接するリング状部材の分割体からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載されたフランジ接合部保安治具。
  6. 前記結合部材は、前記挟持部材に複数設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載されたフランジ接合部保安治具。
  7. 一対のフランジの接合面を気密に接合するフランジ接合部の保安方法であって、
    前記フランジの背面から一対の挟持部材を当接させて前記フランジ接合部を挟持し、結合部材によって前記一対の挟持部材を結合して前記背面への押圧を行うと共に、前記フランジの外周を封止材で封止し、前記挟持部材と前記結合部材の強度によって前記フランジ接合部の接合強度を補強すると共に、前記封止材でフランジ接合部における気密性の保持を図ることを特徴とするフランジ接合部の保安方法。
  8. バルブピット内で接続対象の埋設導管端部にフランジ接合部を介して接続されるピット内バルブの保安治具であって、
    前記埋設導管端部側のフランジと前記バルブ側のフランジとの背面に当接して前記フランジ接合部を挟持する一対の挟持部材と、前記一対の挟持部材を結合して前記背面への押圧を行う結合部材とを備え、
    前記挟持部材は、少なくとも前記埋設導管端部側のフランジ背面におけるフランジの付け根部分を押圧する押圧部を有し、
    前記挟持部材と前記結合部材の強度で前記フランジ接合部の接合強度を補強することを特徴とするピット内バルブの保安治具。
  9. 前記挟持部材は、前記フランジの背面全周に当接するリング状部材の分割体からなることを特徴とする請求項8に記載されたピット内バルブの保安治具。
  10. 前記結合部材は、前記挟持部材に複数設けられることを特徴とする請求項8又は9に記載されたピット内バルブの保安治具。
  11. バルブピット内で接続対象の埋設導管端部にフランジ接合部を介して接続されるピット内バルブの保安方法であって、
    前記埋設導管端部側のフランジと前記バルブ側のフランジとの背面から一対の挟持部材を当接させて前記フランジ接合部を挟持し、結合部材によって前記一対の挟持部材を結合して前記背面への押圧を行い、少なくとも前記埋設導管端部側のフランジ背面におけるフランジの付け根部分を前記挟持部材の押圧部で押圧し、前記挟持部材と前記結合部材の強度によって前記フランジ接合部の接合強度を補強することを特徴とするピット内バルブの保安方法。
  12. 前記フランジの外周を封止材で封止することを特徴とする請求項11に記載されたピット内バルブの保安方法。
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