JP7160315B2 - 弁ケース分割部の固定治具およびその取付方法 - Google Patents
弁ケース分割部の固定治具およびその取付方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7160315B2 JP7160315B2 JP2018142766A JP2018142766A JP7160315B2 JP 7160315 B2 JP7160315 B2 JP 7160315B2 JP 2018142766 A JP2018142766 A JP 2018142766A JP 2018142766 A JP2018142766 A JP 2018142766A JP 7160315 B2 JP7160315 B2 JP 7160315B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular member
- members
- projecting
- split
- valve case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
- Valve Housings (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
本実施形態では、弁ケース分割部(以下、分割部1と称する。)の固定治具(以下、固定治具Pと称する。図4参照)を用いて、弁箱Vと短管Tとで構成される鋳鉄製の補修弁ケースXの分割部1に押付力を作用させることにより、分割部1からの漏水を防止する場合を説明する。
図4~図5,図9~図11に示すように、固定治具Pは、第一分割部1Aに当接する鋳鉄製の環状部材5と、分岐フランジ部12aに当接する鋳鉄製の複数(本実施形態では2つ)の支持部材6と、環状部材5と支持部材6とを複数(本実施形態では4つ)の連結ボルト70を介して連結する連結機構Rと、を備えている。
図6~図11を用いて、固定治具Pの取付方法を説明する。
上述した実施形態では、一対の支持部材6を周方向に互いに離間させて構成したが、図12に示すように、一対の支持部材6Aを周方向に接触させて構成しても良い。本実施形態では、支持部材6Aの当接部61Aおよび第一立設部62Aaが、分岐管12の分岐フランジ部12aの全周に亘って設けられている。
図13~図15に示すように、複数の支持部材を、互いに離間した複数(本実施形態では4つ)のフランジ補強治具6Bで構成しても良い。フランジ補強治具6Bは、短管Tの短管フランジ部Taの外側面1aにおいて、ナット42bの両側領域を押圧する2つの第一押圧部7Bを備えた第一挟持部材7と、分岐管12の分岐フランジ部12aの外側面1aにおいて、ボルト42aの頭部の両側を押圧する2つの第二押圧部8Cを備えた第二挟持部材8と、を備えている。また、これら第一挟持部材7および第二挟持部材8を、短管T(第三筒状部材の一例)の短管フランジ部Ta(第三突出部の一例)および分岐管12(第二筒状部材の一例)の分岐フランジ部12a(第二突出部の一例)の接合方向に引き寄せて(近接させて)締付固定する締結機構9を備えている。本実施形態における締結機構9は、連結機構Rbと兼用されている。
本実施形態では、各フランジ補強治具6Bの第一挟持部材7の被挿入部7Aに第二挟持部材8の挿入部8Aを挿入した状態で、環状部材5の一対の板状部材51の連結孔部52aに挿入した連結ボルト70bの雄ねじを挿入部8Aの内面8bに形成した雌ねじに螺合させる。このとき、第一挟持部材7の第一押圧部7Bと第二挟持部材8の第二押圧部8Cとの間隔を、両フランジ部Ta,12aの軸芯方向の厚さよりも大きくできるように、締結ナット91および連結ナット71bの位置を設定しておく。
図16~図18に示すように、第一実施形態に係る分岐フランジ部12aに配置されたボルト42aが2つ以上含まれる周長を有する複数(2つ)の支持部材6に代えて、本実施形態では、分岐フランジ部12aに配置された1つのボルト42a,ナット42bに対応する周長を有する複数(本実施形態では4つ)の支持部材6Cで構成しても良い。
図19~図20に示すように、支持部材6Dを連結機構Rd,Reの一部で構成しても良い。
(1)上述した実施形態では、環状部材5を弁箱Vの第一分割部1Aにおけるボルト4の頭部4aに当接させたが、第一分割部1Aに当接面を確保できる場合は、ボルト4の頭部4aが入り込む窪み部を設けても良い。この場合、環状部材5が第一分割部1Aの外側面1aに当接することとなる。つまり、押圧部材としての環状部材5の形状は、当接するフランジ形状に合わせて適宜変更されるものであり、上述した実施形態における環状部材5の形状に限定されない。
(3)環状部材5と支持部材6とを連結する連結ボルト70の外周に、環状部材5と支持部材6との間隔を保持するためのゴムや樹脂等で構成される間隔保持部材を設けても良い。
(4)上述した実施形態における環状部材5の回動支点部52を2箇所以上設けても良い。
(7)弁ケース分割部からの漏水を防止するための固定治具Pは、配管どうし、流体機器どうし、又は流体機器と配管の接合部に装着しても良く、あらゆる接合部からの漏水を防止するために用いることができる。また、固定治具Pを、接合部からの漏水を防止するために用いる場合に限定されず、接合部から他の液体や気体の漏洩を防止するために用いても良い。
1A 第一分割部(第一突出部)
5 環状部材(押圧部材)
6 支持部材(弧状部材)
12 分岐管(第二筒状部材)
12a 分岐フランジ部(第二突出部)
42a ボルト
42b ナット
51 板状部材
52 回動支点部
P 固定治具
R 連結機構
T 短管(第三筒状部材)
Ta 短管フランジ部(第三突出部)
V 弁箱(第一筒状部材)
X 補修弁ケース(弁ケース)
Claims (4)
- 弁体を内部に有する弁ケースの分割部に押圧力を付与することにより当該分割部からの流体の漏洩を防止する弁ケース分割部の固定治具であって、
第一筒状部材の端部から径外方向に突出した第一突出部に対して軸芯方向に沿って前記分割部に向かう第一方向から当接し、前記第一筒状部材の外径よりも大きな内径を有する環状に形成された環状部材と、
第二筒状部材の端部から径外方向に突出した第二突出部に対して前記第一方向とは反対方向の第二方向から当接して前記環状部材を支持する複数の支持部材と、
前記環状部材と複数の前記支持部材とを近接させる方向の力を印加することにより前記分割部に押付力を作用させる連結機構と、を備え、
前記環状部材は、複数の板状部材が回動支点部で連結されており、
前記支持部材は、前記第二突出部の外側面に当接する当接部と、前記当接部に接続され、前記第二突出部の外周面に対向する立設部とを有する弁ケース分割部の固定治具。 - 弁体を内部に有する弁ケースの分割部に押圧力を付与することにより当該分割部からの流体の漏洩を防止する弁ケース分割部の固定治具であって、
第一筒状部材の端部から径外方向に突出した第一突出部に対して軸芯方向に沿って前記分割部に向かう第一方向から当接し、前記第一筒状部材の外径よりも大きな内径を有する環状に形成された環状部材と、
第二筒状部材の端部から径外方向に突出した第二突出部に対して前記第一方向とは反対方向の第二方向から当接して前記環状部材を支持する複数の支持部材と、
前記環状部材と複数の前記支持部材とを近接させる方向の力を印加することにより前記分割部に押付力を作用させる連結機構と、を備え、
前記環状部材は、複数の板状部材が回動支点部で連結されており、
前記支持部材は、前記第二突出部の外周面に沿う弧状部材で構成されており、
複数の前記弧状部材は、前記環状部材と一体となって前記回動支点部を中心に回動するように構成されており、
前記弧状部材は、前記第二突出部に配置された複数のボルト又はナットが2つ以上含まれる周長を有する弁ケース分割部の固定治具。 - 弁体を内部に有する弁ケースの分割部に押圧力を付与することにより当該分割部からの流体の漏洩を防止する弁ケース分割部の固定治具であって、
第一筒状部材の端部から径外方向に突出した第一突出部に対して軸芯方向に沿って前記分割部に向かう第一方向から当接し、前記第一筒状部材の外径よりも大きな内径を有する環状に形成された環状部材と、
第二筒状部材の端部から径外方向に突出した第二突出部に対して前記第一方向とは反対方向の第二方向から当接して前記環状部材を支持する複数の支持部材と、
前記環状部材と複数の前記支持部材とを近接させる方向の力を印加することにより前記分割部に押付力を作用させる連結機構と、を備え、
前記環状部材は、複数の板状部材が回動支点部で連結されており、
複数の前記支持部材は、互いに離間したフランジ補強治具で構成されており、
前記フランジ補強治具は、前記第二突出部と第三筒状部材の端部から径外方向に突出し前記第二突出部に対向する第三突出部とを挟持する第一挟持部材と第二挟持部材と、前記第一挟持部材および前記第二挟持部材を締結する締結機構と、を有し、
前記締結機構と前記連結機構とが兼用されている弁ケース分割部の固定治具。 - 請求項1~3の何れか一項に記載の弁ケース分割部の固定治具の取付方法であって、
複数の前記板状部材を前記回動支点部を中心として外方に回動させた状態で、前記環状部材および複数の前記支持部材を夫々前記第一突出部および前記第二突出部に対向する位置まで移動させる第一工程と、
複数の前記板状部材を前記回動支点部を中心として内方に回動させて、前記環状部材および複数の前記支持部材を夫々前記第一突出部および前記第二突出部に当接させる第二工程と、
前記連結機構により前記環状部材と複数の前記支持部材とを近接移動させ、前記分割部に押付力を作用させる第三工程と、を備えた弁ケース分割部の固定治具の取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018142766A JP7160315B2 (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | 弁ケース分割部の固定治具およびその取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018142766A JP7160315B2 (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | 弁ケース分割部の固定治具およびその取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020020361A JP2020020361A (ja) | 2020-02-06 |
JP7160315B2 true JP7160315B2 (ja) | 2022-10-25 |
Family
ID=69589645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018142766A Active JP7160315B2 (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | 弁ケース分割部の固定治具およびその取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7160315B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004316767A (ja) | 2003-04-16 | 2004-11-11 | Tokyo Gas Co Ltd | フランジ接合部保安治具、ピット内バルブの保安治具及びこれらの治具を用いた保安方法 |
JP2016023659A (ja) | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 岡山市 | 接合部の補強治具 |
JP7008973B2 (ja) | 2017-08-04 | 2022-01-25 | 株式会社水道技術開発機構 | 弁ケース分割部の固定治具およびその取付方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2556972Y2 (ja) * | 1990-07-13 | 1997-12-08 | 高砂熱学工業 株式会社 | 回転弁の接続構造 |
-
2018
- 2018-07-30 JP JP2018142766A patent/JP7160315B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004316767A (ja) | 2003-04-16 | 2004-11-11 | Tokyo Gas Co Ltd | フランジ接合部保安治具、ピット内バルブの保安治具及びこれらの治具を用いた保安方法 |
JP2016023659A (ja) | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 岡山市 | 接合部の補強治具 |
JP7008973B2 (ja) | 2017-08-04 | 2022-01-25 | 株式会社水道技術開発機構 | 弁ケース分割部の固定治具およびその取付方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020020361A (ja) | 2020-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7209390B2 (ja) | 弁ケース分割部の固定治具およびその取付方法 | |
CN100464107C (zh) | 卡箍式管接头 | |
JP4970426B2 (ja) | 角度変更可能な管状接続部品 | |
JP6374250B2 (ja) | 接合部の補強治具 | |
WO2003056227A1 (en) | End part structure of water passing tube, water passing tube with the end part structure, structure of connection between water passing tube and connection body, and method of forming end part structure of water passing tube | |
JP7541402B2 (ja) | フランジ補強具の設置方法 | |
JP2016125599A (ja) | 接合部の補強治具 | |
US11384866B2 (en) | Pipe clamp | |
US20160258560A1 (en) | Joint for high-pressure pipes and joint structure | |
JP2008298545A (ja) | 水道メータ脱着用具およびこれを用いた水道メータ脱着方法 | |
US20060220381A1 (en) | Interchangeable pipe coupling | |
JP7160315B2 (ja) | 弁ケース分割部の固定治具およびその取付方法 | |
JP7142876B2 (ja) | フランジ補強治具およびその取付方法 | |
US20240183473A1 (en) | Clamp assembly | |
KR101452209B1 (ko) | 배관 연결장치 | |
KR101196172B1 (ko) | 하우징형 조인트 | |
JP4740219B2 (ja) | パイプの連結構造 | |
JP2595818Y2 (ja) | 管の接続構造 | |
JP4558332B2 (ja) | 回転防止具とこれを備えた管継手構造 | |
JP7123325B2 (ja) | 接合部補強構造 | |
JP4987236B2 (ja) | ハウジング形管継手 | |
JP7288779B2 (ja) | 分岐管補修装置 | |
JP7242046B2 (ja) | 流体管の流体機器接続構造とそれに用いられる継ぎ輪及び流体圧試験用治具 | |
JP6747678B2 (ja) | 接合部補強構造 | |
JP4748834B2 (ja) | 取付治具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210615 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220705 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220801 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221005 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7160315 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |