JP7240719B2 - 作業用補修弁および作業用補修弁を用いた作業方法 - Google Patents

作業用補修弁および作業用補修弁を用いた作業方法 Download PDF

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本発明は、作業用補修弁および作業用補修弁を用いた作業方法に関する。
作業用補修弁として、特許文献1には、バルブ本体と、押輪と、ボールバルブと、受け口部材とを備えることにより、埋設された水道管に対して消火栓や空気弁に耐震性を持たせた状態で接続する機能を有するものが記載(耐震補修弁として記載)されている。
つまり、特許文献1には、バルブ本体が、ボールバルブ、挿し口、抜け止めリング、スペーサ、バックアップリング、ゴム輪等を備えることによりバルブ本体が受け口部材に対して傾動できるように構成されている。
特開2017-172799号公報
ここで、作業用補修弁を設置する際の作業形態を考えると、特許文献1に記載されるように受け口部材に対してバルブ本体が傾動可能に構成されたものでは、例えば、特許文献1に記載されるように水道管のT字管の上端に接続した作業用補修弁の外端側に作業用機器を装着した場合に、作業用機器の重量によってバルブ本体が傾動することも考えられた。
つまり、既設管に作業用補修弁を新たに設置する作業を考えると、既設管の外面に分岐管を継手やベルト等で固定し、この分岐管の外端位置に作業用補修弁を備え、この状態で作業用補修弁の外端側から穿孔機のカッターを、分岐管の基端位置まで挿入し、既設管と連通するように既設管に開口を形成する作業形態となる。
しかしながら、作業用補修弁のバルブ本体が、穿孔機の重量で傾斜する場合には穿孔機のカッターを既設管まで挿入することが困難となり改善の余地がある。
このような理由から、作業時に適正な姿勢に保持できる作業用補修弁、及び、作業機器を適正な姿勢に保持して作業を可能にする作業用補修弁を用いた作業方法が求められる。
本発明に係る作業用補修弁の特徴構成は、既設管から分岐する分岐管路の分岐側フランジ部に連結する基端側フランジ部と、前記基端側フランジ部より下流側の外端位置に配置される外端側フランジ部と、前記基端側フランジ部および前記外端側フランジ部の間に配置される弁ユニットと、を備え、前記弁ユニットが、前記基端側フランジ部に一体的に形成される基端側管路と、前記外端側フランジ部に一体形成される外端側管路とを有すると共に、前記基端側管路と前記外端側管路とを揺動自在に連結する可撓連結部と、前記弁ユニットの流路の開閉が自在な開閉弁機構と、を有し、前記基端側管路と前記外端側管路とを同軸芯に保持する規制機構を備えている点にある。
この特徴構成によると、既設管から分岐する分岐側フランジ部に基端側フランジ部を連結し、例えば、消火栓の管路のフランジ部を外端側フランジ部に連結することで、既設管と消火栓との間に弁ユニットを配置できる。また、作業用補修弁を設置する際に、規制機構が基端側管路の基端側軸芯と、外端側管路の外端側軸芯とを同軸芯に保持することにより、例えば、外端側フランジ部に穿孔機等の重量物を備えても基端側フランジ部から外端側フランジ部に達する部位を直線状に保持できる。
従って、作業時に適正な姿勢に保持できる作業用補修弁が構成された。
他の構成として、前記外端側フランジ部のボルト挿通孔と、前記外端側フランジ部に連結する連結フランジ部のボルト挿通孔と、に挿通する連結ボルト、及び、当該連結ボルトに螺合する連結ナットにより、前記外端側フランジ部と前記連結フランジ部とが連結可能に構成され、前記規制機構が、前記基端側管路の径方向外方側に突出した突出部に形成され、前記外端側フランジ部の前記ボルト挿通孔の軸芯と同軸芯で前記外端側フランジ部に向けて開口する嵌合凹部と、前記連結ボルトの端部に形成され、前記嵌合凹部に嵌合可能な嵌合突起とで構成されても良い。
これによると、外端側フランジ部と連結フランジ部とのボルト挿通孔に連結ボルトを挿通し、この連結ボルトに連結ナットを螺合させて回転操作することにより外端側フランジ部と連結フランジ部との連結が実現する。また、この連結を終了する以前に、連結ボルトを、基端側管路が配置された方向に突出させ、連結ボルトの端部の嵌合突起を、基端側管路の突出部の嵌合凹部に嵌合させることにより、基端側管路と外端側管路との相対的な位置関係の変位を規制する保持状態にできる。つまり、連結ボルトの形状変更によって嵌合突起を形成し、基端側管路の突出部に嵌合凹部を形成することによって規制機構を構成でき、作業時に作業用補修弁を適正な姿勢に保持できる。
他の構成として、前記外端側フランジ部のボルト挿通孔と、前記外端側フランジ部に連結する連結フランジ部のボルト挿通孔と、に挿通する連結ボルト、及び、当該連結ボルトに螺合する連結ナットにより、前記外端側フランジ部と前記連結フランジ部とが連結可能に構成され、前記規制機構が、前記基端側フランジ部に形成され、前記外端側フランジ部の前記ボルト挿通孔の軸芯と同軸芯で前記外端側フランジ部に向けて開口する嵌合凹部と、前記連結ボルトの端部に螺合し、前記嵌合凹部に嵌合可能な嵌合部を有する嵌合ナットとで構成されても良い。
これによると、外端側フランジ部と連結フランジ部とのボルト挿通孔に連結ボルトを挿通し、この連結ボルトに連結ナットを螺合させて回転操作することにより外端側フランジ部と、連結フランジ部との連結が実現する。また、連結ボルトによって連結を行う際に、連結ボルトを基端側管路が配置された方向に突出させ、この連結ボルトの突出部位に嵌合ナットを螺合させておく。そして、嵌合ナットの操作により嵌合部を嵌合凹部に嵌合させることにより、基端側管路と外端側管路との相対的な位置関係の変位を規制し、固定状態にできる。つまり、嵌合ナットの嵌合部と、嵌合凹部とによって規制機構を構成でき、作業時に作業用補修弁を適正な姿勢に保持できる。
他の構成として、前記外端側フランジ部と、前記外端側フランジ部に連結する連結フランジ部とが複数の連結ボルトにより連結され、前記基端側フランジ部と前記分岐側フランジ部とが複数の連結ボルトにより連結された状態において、前記規制機構が、連結状態にある前記外端側フランジ部と前記連結フランジ部とを重ね合わせ方向から挟持する第1クランプと、連結状態にある前記基端側フランジ部と前記分岐側フランジ部とを重ね合わせ方向から挟持する第2クランプと、前記第1クランプと前記第2クランプとを相対距離調整自在に連結する連結シャフトとを備えて構成されても良い。
これによると、連結状態にある外端側フランジ部と連結フランジ部とを重ね合わせ方向から第1クランプで挟持し、連結状態にある基端側フランジ部と分岐側フランジ部とを重ね合わせ方向から第2クランプで挟持し、これら第1クランプと第2クランプとを連結シャフトで連結することにより、基端側管路と外端側管路との相対的な位置関係を固定できる。つまり、第1クランプと第2クランプとの相対的な位置関係を連結シャフトで保持するように規制機構を構成することで設置作業時に作業用補修弁を適正な姿勢に保持できる。
本発明に係る作業用補修弁を用いた作業方法の特徴構成は、前記分岐側フランジ部に前記基端側フランジ部を連結し、前記外端側フランジ部に作業機器を連結し、前記規制機構によって前記基端側管路と前記外端側管路とを同軸芯に保持し、前記弁ユニットの前記開閉弁機構を開放した状態において、前記作業機器の作業部を前記外端側管路と前記基端側管路と前記分岐管路とに挿通して作業を行った後に前記規制機構を撤去しても良い。
この特徴構成によると、既設管から分岐する分岐側フランジ部に基端側フランジ部を連結し、外端側フランジ部に作業機器を連結し、規制機構によって基端側管路と端部側管路とを同軸芯に保持し、弁ユニットの開閉弁機構を開放することにより、作業機器の作業部を外端側管路と基端側管路との内部を挿通して既設管に到達させることが可能となる。
つまり、この作業方法では、例えば、作業機器としての穿孔機を外端側フランジ部に連結し、この穿孔機のカッターで既設管に開口を形成する作業を行う場合に、規制機構によって基端側管路と外端側管路とを同軸芯に保持することにより、カッターを直線的に移動させて既設管の外壁に連通孔を穿設できる。また、この作業方法では、例えば、作業機器としての流路閉塞装置を外端側フランジ部に連結し、この流路閉塞装置の閉塞バッグを既設管の内部に挿入し、膨張させて既設管の流体の流れを遮断する作業を行う場合に、規制機構によって基端側管路と外端側管路とを同軸芯に保持することにより、閉塞バッグを直線的に移動させて既設管の内部に挿入して膨張させることが可能となる。
このように、作業装置を適正な姿勢に保持して作業を可能にする作業用補修弁を用いた作業方法が構成された。
既設管に備えた作業用補修弁を示す一部切欠き側面図である。 作業用補修弁の断面図である。 揺動状態の作業用補修弁とカッターとの位置関係を示す断面図である。 規制機構で規制された作業用補修弁を示す一部切欠き側面図である。 別実施形態(a)の規制機構の構成を示す側面図である。 別実施形態(b)の規制機構の構成を示す側面図である。 別実施形態(b)の第1主挟持部の形状を示す平面図である。 別実施形態(c)の規制機構の構成を示す側面図である。 別実施形態(d)の規制機構の構成を示す側面図である。 別実施形態(e)の規制機構の構成を示す断面図である。 別実施形態(e)の規制機構の構成を示す平面図である。 別実施形態(e)の規制機構の構成を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1、図2には、水道管を構成する既設管1に連結する分岐管ユニット10に支持された作業用補修弁Vを示している。作業用補修弁Vは、下端に基端側フランジ部22を一体形成した基端側管路21と、外端(既設管1からの水が流れる下流)に外端側フランジ部24を一体形成した外端側管路23とを有している。
この作業用補修弁Vは、基端側フランジ部22から外端側フランジ部24に亘る領域の構成を弁ユニット20と称しており、この弁ユニット20に開閉弁機構40と、可撓連結部Fとが備えられている。具体的には、外端側管路23の内部に開閉自在な弁体41を有する開閉弁機構40を備えており、基端側管路21と外端側管路23とを揺動自在に連結するように基端側管路21と外端側管路23とを繋ぐ位置に可撓連結部Fが備えられている。
図1には、外端側フランジ部24に対して穿孔機50(作業機器の一例)を取り付けた構成が示されている。作業用補修弁Vは、本来、外端側フランジ部24に対し、地下に設置される消火栓や、空気弁等を接続する形態で用いられるものである。従って、穿孔機50による既設管1に連通孔1a(図4を参照)を形成する穿孔作業の後に、穿孔機50を取り外し、消火栓や空気弁等が外端側フランジ部24に連結される。
この作業用補修弁Vは、大きい地震において消火栓や空気弁が地下空間の内壁に強く接触し大きい外力が作用する状況でも可撓連結部Fが基端側管路21と外端側管路23との間で折れ曲がり方向への揺動を許容することで、分岐管ユニット10から作業用補修弁Vに亘る領域の構成の破損を防止するように構成されたものである。
図1~図4に示すように、作業用補修弁Vは、穿孔機50により既設管1に連通孔1a(図4を参照)を形成する作業において、基端側管路21と外端側管路23とを同軸芯に保持する規制機構Rが備えられている。
分岐管路16の中心を流路軸芯Xと称し、基端側管路21の中心を基端側軸芯Yと称し、外端側管路23の中心を外端側軸芯Zと称する。規制機構Rは、可撓連結部Fによって基端側管路21と外端側管路23との揺動を規制するように機能するものであり、この規制によって流路軸芯Xと基端側軸芯Yと外端側軸芯Zとが同軸芯上に保持される。
尚、この実施形態には、分岐管路16として、上方に延出する姿勢のものを示しているが、分岐管路16は、水平方向や斜め下方や斜め上方に延出するものでも良い。
〔分岐管ユニット〕
図1、図3、図4に示すように、分岐管ユニット10は、既設管1の外周を取り囲む領域に配置される3つの分割継手部11を有すると共に、これら3つの分割継手部11の内周に配置される継手シール体12を有しており、外面の連結体13に継手ボルト14を挿通し、継手ナット15を螺合させて締結固定する構成を有している。
分岐管路16は、3つの分割継手部11のうちの1つから外方(上方)に突出する姿勢で形成され、この分岐管路16の延出端に分岐側フランジ部17が形成されている。
この分岐管ユニット10では、継手ボルト14の締結操作により3つの分割継手部11が既設管1の外周を取り囲む状態で固定されると共に、複数の継手シール体12が、分割継手部11の内周と既設管1の外周との間に密着する。これにより、既設管1に連通孔1a(図4を参照)が形成された場合でも、漏水が阻止される。
〔弁ユニット〕
図1、図2に示すように、前述した弁ユニット20は、基端側管路21と、これに一体形成される基端側フランジ部22と、外端側管路23と、これに一体形成された外端側フランジ部24とを備えると共に、外端側管路23に収容される開閉弁機構40と、基端側管路21と外端側管路23とを繋ぐ位置の可撓連結部Fとを備えている。
〔弁ユニット:可撓連結部〕
図2に示すように、基端側管路21の延出端(上端)に、この基端側管路21の内周を拡大した拡径部を有する保持部21aが形成され、この保持部21aの内周空間に外端側管路23の基端(下端)の挿入部23aが挿入状態で配置され、保持部21aの内周と挿入部23aの外周との間に可撓連結部Fが備えられている。
可撓連結部Fは、挿入部23aの外周に嵌合する嵌合リング31と、この嵌合リング31に当接する位置関係で保持部21aの内周に嵌め込まれたゴムリング32と、嵌合リング31の脱落を阻止する保持リング33とを備えている。更に、可撓連結部Fは、保持リング33を基端側管路21の保持部21aに固定する六角穴付型の固定ボルト34と、挿入部23aの外周に支持されるシールリング35を備えている。この六角穴付型の固定ボルト34は、連結ボルト61と同軸芯で保持リング33に形成された貫通孔を上から下に挿通し、保持部21aのネジ穴に螺合する。
この可撓連結部Fは、嵌合リング31が基端側管路21と外端側管路23とが離間する方向への変位を規制すると共に、ゴムリング32の弾性変形により基端側管路21と外端側管路23とが互いに折れ曲がる方向の揺動を許容する。また、固定ボルト34の頭部に規制機構Rの嵌合凹部63が形成されている。尚、このように固定ボルト34の頭部に嵌合凹部63を形成する構成に代えて、例えば、保持リング33(突出部)の上面に嵌合凹部63を形成する構成や、保持リング33か上方に張り出す膨出部を形成し、この突出部の突出端に規制機構Rの嵌合凹部63を形成しても良い。
〔弁ユニット:開閉弁機構〕
図2に示すように、この作業用補修弁Vでは、外端側管路23の内部に開閉弁機構40が収容されている。この開閉弁機構40は、外端側管路23での流体の流れを許す連通状態と、遮断する遮断状態とに切り換え自在なボール弁として構成されている。
開閉弁機構40は、外端側管路23に収容される環状の弁体41を備えており、外端側管路23には弁体41の位置を保持するホルダ42を備えている。尚、ホルダ42には、連通状態で外端側軸芯Zと同軸芯となる孔部が形成されている。
弁体41は、球状の外面を有し、外端側管路23の内周と、ホルダ42の内周とには、弁体41の球状外面に接触するリング状のボールシート43を備えている。また、弁体41の外面にステム44の内端が嵌合しており、このステム44の外端に操作レバー45が連結している。
このように開閉弁機構40は、弁体41と、ホルダ42と、ボールシート43と、ステム44と、操作レバー45とを備えている。この構成から操作レバー45の操作により図2に示すように、弁体41によって流体の流れを許す連通状態と、流れを遮断する遮断状態とに切り換え自在となる。
〔穿孔機〕
図1、図2に示すように、穿孔機50は、穿孔機本体51と、この穿孔機本体51の基端側に備えた穿孔機側フランジ部52(連結フランジ部の一例)と、穿孔機側フランジ部52の中央から外端側軸芯Zに沿って基端側管路21の内部に挿入自在なカッター53(作業部の一例)とを備えると共に、カッター53を駆動回転するエンジン(図示せず)を穿孔機本体51にフレキシブルシャフトで接続し、カッター53の挿抜を人為的に行う回転操作型のハンドル54を備えている。
この穿孔機50では、カッター53を駆動回転するカッター軸53aが穿孔機本体51に対して駆動回転される状態でスライド移動自在に支持されている。
〔規制機構〕
図1~図3に示すように、分岐側フランジ部17に形成されたボルト挿通孔と、作業用補修弁Vの基端側フランジ部22に形成されたボルト挿通孔とに締結ボルト2を挿通し、この締結ボルト2に螺合する締結ナット3の操作により、分岐側フランジ部17と基端側フランジ部22とが締結固定される。
また、外端側フランジ部24に形成されたボルト挿通孔と、穿孔機側フランジ部52(連結フランジ部の一例)に形成されたボルト挿通孔とに連結ボルト61を挿通し、連結ボルト61に螺合する連結ナット62の操作により外端側フランジ部24と穿孔機側フランジ部52とが連結固定される。尚、連結ボルト61は、全ネジ型のもの(頭なしボルト、寸切ボルト)が用いられているため、締結を行うために1つの連結ボルト61に対し2つの連結ナット62が螺合する。
ここで、分岐管ユニット10に作業用補修弁Vを取り付けた後に、穿孔機50で既設管1に連通孔1aを形成する作業を考えると、穿孔機50の重量によって図3に示すように可撓連結部Fによって基端側管路21と外端側管路23とが互いに折れ曲がるように揺動することもある。このような揺動状態では、穿孔機50のカッター53を既設管1の方向に送り出しても、同図に示す如くカッター53が基端側管路21や分岐管路16の内面に接触し、作業を行えないことも考えられた。
このような不都合を解消するため、基端側管路21と外端側管路23とを同軸芯に保持する規制機構Rが作業用補修弁Vに備えられている。この規制機構Rは、図1、図2に示すように、連結ボルト61と、連結ボルト61に螺合する連結ナット62と、連結ボルト61の先端の嵌合突起61aと、固定ボルト34の頭部に形成された嵌合凹部63とで構成されている。
尚、嵌合突起61aは、連結ボルト61の先端を小径化することにより軸状に形成されている。また、この規制機構Rでは、嵌合凹部63を、基端側管路21から径方向外方に張り出すように形成された部位に形成しても良い。
つまり、規制機構Rは、図4に示すように連結ボルト61と一対の連結ナット62とによって外端側フランジ部24と穿孔機側フランジ部52とを連結する際に、連結ボルト61の位置調整により、連結ボルト61の先端の嵌合突起61aを嵌合凹部63に嵌合させることで機能する。
複数の連結ボルト61の嵌合突起61aを、対応する嵌合凹部63に嵌合させることで、基端側管路21と外端側管路23との相対的な姿勢変化の規制が実現する。これにより可撓連結部Fによって基端側管路21と外端側管路23との揺動が規制され、その結果として、基端側管路21の基端側軸芯Yと、外端側管路23の外端側軸芯Zとが同軸芯に保持される。
尚、この規制機構Rは、連結ボルト61と、一対の連結ナット62と、連結ボルト61の先端の嵌合突起61aと、固定ボルト34の頭部に形成された嵌合凹部63とで構成されるものであるが、連結ボルト61と一対の連結ナット62とは、外端側フランジ部24と穿孔機側フランジ部52とを連結するために兼用されている。
〔作業用補修弁を用いた作業方法〕
図1に示すように、既設管1に分岐管ユニット10を備え、この分岐管ユニット10の分岐側フランジ部17に作業用補修弁Vの基端側フランジ部22を連結する。
次に、この連結状態において、図4に示すように規制機構Rを機能させることで分岐管路16と弁ユニット20の基端側管路21と外端側管路23とを直線状に配置する。つまり、複数の連結ボルト61の嵌合突起61aを、対応する嵌合凹部63に嵌合させるように連結ボルト61の位置を決める。これにより、基端側管路21と外端側管路23とが同軸芯に保持され、結果として、流路軸芯Xの延長上において、基端側軸芯Yと外端側軸芯Zとが同軸芯に保持される。
この状態で弁ユニット20の開閉弁機構40を開放状態に設定し、穿孔機50(作業機器の一例)のカッター軸53aを伸長させ、カッター軸53aと一体的にカッター53を駆動回転し、既設管1の方向に送り出すことで既設管1に連通孔1aを形成する。
この作業方法では、前述したように規制機構Rを機能させることにより、分岐管路16と弁ユニット20の基端側管路21と外端側管路23とが直線状に配置されるため、カッター53を送り出す際にカッター53を、基端側管路21や分岐管路16の内面に接触させることなく、適正な位置に導入し、既設管1に連通孔1aを形成できる。
また、既設管1に連通孔1aを形成した後には、分岐管路16及び弁ユニット20の内側は充水状態となる。この後に、カッター53を穿孔機本体51の内部に収容し、弁ユニット20の開閉弁機構40を閉塞した状態で、穿孔機50を取り外す。この際、穿孔機50を取り外す時には連結ボルト61と連結ナット62を撤去するが、同時に規制機構Rの機能も解除されるため、効率が良い。また、穿孔機50を取り外した後に、外端側フランジ部24に消火栓あるいは空気弁等を取り付ける場合には、開閉弁機構40を閉じた状態に設定してこれらの取付を行う。
このように消火栓あるいは空気弁を取り付ける際に、全ネジ型の連結ボルト61と連結ナット62とを撤去し、頭付ボルト型の連結ボルト61と、連結ナット62とに取り換える作業が、ボルト毎に所定の順序で行われる。これにより、可撓連結部Fによる基端側管路21と外端側管路23との相対的な揺動が可能となり耐震性の向上を実現する。
尚、全ネジ型の連結ボルト61と連結ナット62とを撤去する作業形態として、全ネジ型の連結ボルト61のうち嵌合突起61aが形成された部位を切断除去しても良い。また、この撤去に代えて、規制機構Rを機能させないように、連結ナット62の操作等により嵌合突起61aを嵌合凹部63から分離する作業を行っても良い。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
(a)図5に示すように、全ネジ型の連結ボルト61Aと、この連結ボルト61Aの端部に螺合する嵌合ナット64と、嵌合ナット64に形成された嵌合部64aと、基端側フランジ部22の外側面に形成された嵌合凹部63とで規制機構Rを構成する。この規制機構Rでは、嵌合ナット64は袋ナットとして構成され、外面に嵌合部64aが形成されている。この嵌合部64aが嵌合するように、基端側フランジ部22のうち連結ボルト61Aの軸芯の延長上に嵌合凹部63が形成されている。
この別実施形態(a)では、外端側フランジ部24と穿孔機側フランジ部52とに4つのボルト挿通孔が形成された構成を想定しており、4つのボルト挿通孔を挿通する4本の連結ボルト61Aのうち、少なくとも2つに嵌合ナット64を螺合させることにより、規制機構Rが構成されている。
これにより、連結ボルト61Aと連結ナット62Aとによって外端側フランジ部24と穿孔機側フランジ部52とを連結固定する。また、このように連結固定する際には、嵌合ナット64を連結ボルト61Aの先端に螺合させておき、この嵌合ナット64の回転操作により嵌合部64aを嵌合凹部63に嵌合させると共に、嵌合深さを調整することにより基端側管路21と外端側管路23とを同軸芯に保持できる。
また、規制機構Rによる規制を解除する場合には、嵌合ナット64の回転操作により嵌合部64aを嵌合凹部63から分離させることになる。尚、規制機構Rによる規制を解除するために、実施形態で説明したように頭付ボルト型の連結ボルト61Aと、連結ナット62Aとに取り換えても良い。
この別実施形態(a)では、規制機構Rを構成するためだけに用いる嵌合凹部63を基端側フランジ部22に形成していたが、これに代えて、例えば、分岐側フランジ部17に基端側フランジ部22を連結するため、分岐側フランジ部17から挿通するボルト(図1に示す締結ボルト2と同様に配置されるボルト)が螺合するネジ穴を基端側フランジ部22に形成し、このネジ孔の上端部分を嵌合凹部63に兼用するように構成しても良い。
この別実施形態(a)の変形例として、実施形態に記載した構成と、この別実施形態(a)の構成とを組み合わせて規制機構Rを構成することも可能である。
また、この別実施形態(a)の変形例として、嵌合凹部63を、実施形態で説明した保持リング33や、基端側管路21から径方向外方側に突出した突出部に形成することも可能である。
この別実施形態(a)の規制機構Rは、実施形態において〔作業用補修弁を用いた作業方法〕として説明した手順で作業を行う際に機能させても良い。
(b)図6、図7に示すように、第1クランプ71と、第2クランプ72と、これらの相対距離を調整自在に連結する連結シャフト73とを備えて規制機構Rを構成する。
第1クランプ71は、連結シャフト73の軸芯に沿って相対移動自在な第1主挟持部71aと、第1従挟持部71bとで構成されている。また、第2クランプ72は、連結シャフト73の軸芯に沿って相対移動自在な第2主挟持部72aと、第2従挟持部72bとで構成されている。
連結シャフト73は全長にネジが形成された全ネジ型のものが用いられ、第1主挟持部71aと第1従挟持部71bとに個別にすることで、これらの位置関係を設定する一対の第1ナット74が螺合する。また、第2主挟持部72aと、第2従挟持部72bとに個別に当接することで、これらの位置関係を設定する一対の第2ナット75が螺合する。
図7に示すように、第1クランプ71は、第1主挟持部71aと第1従挟持部71bとが連結状態にある分岐側フランジ部17と基端側フランジ部22とを、これらの重ね合わせ方向から挟持するように構成されている。第1主挟持部71aは二股状であり、連結ボルト61の頭部の両側部を押圧している。
また、第2クランプ72は、第2主挟持部72aと第2従挟持部72bとが連結状態にある外端側フランジ部24と穿孔機側フランジ部52(連結フランジ部の一例)とを、これらの重ね合わせ方向から挟持するように構成されている。第2主挟持部72aは二股状であり、締結ボルト2の頭部の両側部を押圧している。
つまり、一対の第1ナット74の操作により分岐側フランジ部17と基端側フランジ部22とを第1クランプ71で挟持し、一対の第2ナット75の操作により外端側フランジ部24と穿孔機側フランジ部52を第2クランプ72で挟持する。このように挟持する際に一対の第1ナット74と一対の第2ナット75との操作により挟持位置を調整することにより、基端側管路21と外端側管路23とが同軸芯に保持され、可撓連結部Fによって基端側管路21と外端側管路23とが互いに揺動する現象を規制できる。
また、この構成の規制機構Rでは、規制機構Rによる規制を解除する場合には、第1クランプ71と第2クランプ72とを取り外すことになる。この構成ではフランジボルト穴を利用しない為、着脱は容易である。
この別実施形態(b)では、第1クランプ71と第2クランプ72と連結シャフト73とのセットの1組を規制機構Rとして示しており、この1組だけで規制機構Rを構成することが可能である。また、第1クランプ71と第2クランプ72と連結シャフト73とのセットを3組以上用いたもので規制機構Rを構成しても良い。
この別実施形態(b)の規制機構Rは、実施形態において〔作業用補修弁を用いた作業方法〕として説明した手順で作業を行う際に機能させても良い。
(c)図8に示すように、全ネジ型の固定ボルト66と、4つの固定ナット67とで規制機構Rを構成する。
この別実施形態(c)の規制機構Rを機能させるには、穿孔機側フランジ部52(連結フランジ部の一例)と外端側フランジ部24とに形成されたボルト挿通孔、及び、作業用補修弁Vの基端側フランジ部22と分岐側フランジ部17とに形成されたボルト挿通孔に、固定ボルト66を挿通する。そして、穿孔機側フランジ部52と外端側フランジ部24とを、固定ボルト66に螺合する一対の固定ナット67で固定し、基端側フランジ部22と分岐側フランジ部17とを、固定ボルト66に螺合する一対の固定ナット67で固定する。これにより、規制機構Rが機能し、基端側管路21と外端側管路23との揺動が規制される。そして、この規制機構Rは、固定ナット67の操作で規制を解除して取り外すことが可能である。
この別実施形態(c)では、フランジ部の全てのボルト挿通孔に固定ボルト66を挿通して規制機構Rとして機能させる必要はなく、例えば、単一の固定ボルト66と4つの固定ナット67とを用いて規制機構Rを構成することも可能である。つまり、フランジ部の複数のボルト挿通孔のうち平面視で2箇所のボルト挿通孔だけに固定ボルト66を挿通し(例えば、図8のように)、これに螺合する4つの固定ナット67により基端側管路21と外端側管路23との揺動を規制する。そして、穿孔機側フランジ部52と外端側フランジ部24とのうち、固定ボルト66が挿通しない箇所のボルト挿通孔に連結ボルト61を挿通して連結ナット62で固定し、基端側フランジ部22と分岐側フランジ部17とのうち、固定ボルト66が挿通しない箇所のボルト挿通孔に締結ボルト2を挿通して締結ナット3で締結することになる。
(d)図9に示すように、各々が逆ネジとなる雄ネジ部を有する第1ネジ軸81と、第2ネジ軸82と、これらの内端の雄ネジ部に螺合する筒状の中間ナット83と、第1ネジ軸81の外端に形成された第1当接部81aと、第2ネジ軸82の外端に形成された第2当接部82aとで規制機構Rを構成する。
この別実施形態(d)では、図9に示すように穿孔機側フランジ部52(連結フランジ部の一例)と外端側フランジ部24とが連結ボルト61と連結ナット62で固定され、外端側フランジ部24と分岐側フランジ部17が締結ボルト2と締結ナット3とで締結された状態を維持したまま、基端側フランジ部22と外端側フランジ部24との間に規制機構Rを挟み込む形態で用いられる。
つまり、複数の規制機構Rを、例えば、図9に示すように外端側フランジ部24と基端側フランジ部22との間に配置し、中間ナット83を操作することで基端側フランジ部22に第1当接部81aを当接させ、外端側フランジ部24に第2当接部82aを当接させる状態にセットすることになる。これにより基端側管路21と外端側管路23との揺動が規制される。この規制機構Rは、中間ナット83の操作で規制を解除して取り外すことが可能である。
(e)図10~図12に示すように、半円形となる一対の保持部材85と、この保持部材85を連結する保持ボルト86と、保持ナット87とで規制機構Rを構成する。この規制機構Rは、図11に示すように、一対の保持部材85を保持ボルト86と保持ナット87とで連結することにより、一対の保持部材85の内周に円環状の空間を形成する形態で機能するように構成されている。
つまり、一対の保持部材85は、円環状に配置された状態で外端側フランジ部24の下面の外周に当接する傾斜姿勢の当接部85aが形成されている。また、保持部材85の両端部に外方に向けて突出する連結プレート部85bが形成され、夫々の連結プレート部85bには保持ボルト86が挿通するボルト孔が穿設されている。更に、一方の保持部材85には、弁体41を操作するステム44(図2を参照)を支持するボス状部分が挿通するための切欠部85cが形成されている。
この別実施形態(e)の規制機構Rは、一対の保持部材85を、基端側フランジ部22と外端側フランジ部24との間に配置し、保持ボルト86と保持ナット87とで連結することで、保持部材85の下面を基端側フランジ部22の上面の外周に当接し、当接部85aを外端側フランジ部24の下面の外周に当接させる形態で使用される。これにより、基端側管路21と外端側管路23との揺動が規制される。この規制機構Rは、保持ボルト86と保持ナット87との操作により一対の保持部材85を分離させて取り外すことが可能である。
尚、この規制機構Rは、図1等に示すように穿孔機側フランジ部52と外端側フランジ部24とが連結ボルト61と連結ナット62で固定され、外端側フランジ部24と分岐側フランジ部17が締結ボルト2と締結ナット3とで締結された状態を維持したまま使用できる。
(f)作業機器として、例えば、作業用補修弁Vの外端側フランジ部24に流路閉塞装置を連結し、この流路閉塞装置の閉塞バッグを既設管1の内部に挿入し、膨張させて既設管1の内部の流路を遮断する作業を行えるように作業用補修弁Vを用いる。尚、この別実施形態(f)は、穿孔機50によって連通孔1aが形成された既設管1、あるいは、穿孔機50による穿孔を必要としない既設管1を対象とすることになる。
この別実施形態(f)の流路閉塞装置は、作業用補修弁Vを上下方向に挿通可能なロッドの先端部に閉塞バッグを備え、既設管1の内部の流路を閉塞する場合には、分岐管路16から既設管1の内部にバッグを挿入し、流路閉塞装置の本体からバッグに流体を供給し、このバッグを膨張させる作業形態となる。
このような作業を行う際にも、規制機構Rによって弁ユニット20の基端側管路21と外端側管路23とを直線状に保持するように、作業用補修弁Vを用いた作業方法の作業を行うことにより、既設管1の内部に確実にバッグを挿入できる。
(g)実施形態では、外端側管路23の内部に開閉弁機構40を備えていたが、これに代えて、基端側管路21の内部に開閉弁機構40を備えても良い。
(h)作業機器として、例えば、作業用補修弁Vの外端側フランジ部24に管内カメラの挿入を可能にする管内撮影ユニットを連結し、この管内撮影ユニットから既設管1の内部にフレキシブルケーブルの先端に備えられた管内カメラを挿入して既設管1の内面を撮影する作業を行えるように作業用補修弁Vを用いる。
このような作業を行う際にも、規制機構Rによって弁ユニット20の基端側管路21と外端側管路23とを直線状に保持するように、作業用補修弁Vを用いた作業方法の作業を行うことにより、既設管1の内部の撮影を容易に行える。
本発明は、可撓連結部を有した作業用補修弁および作業用補修弁を用いた作業方法に利用できる。
1 既設管
16 分岐管路
17 分岐側フランジ部
20 弁ユニット
21 基端側管路
22 基端側フランジ部
23 外端側管路
24 外端側フランジ部
33 保持リング(突出部)
40 開閉弁機構
50 穿孔機(作業機器)
52 穿孔機側フランジ部(連結フランジ部)
61 連結ボルト
61a 嵌合突起
62 連結ナット
63 嵌合凹部
64 嵌合ナット
64a 嵌合部
71 第1クランプ
72 第2クランプ
73 連結シャフト
F 可撓連結部
R 規制機構

Claims (5)

  1. 既設管から分岐する分岐管路の分岐側フランジ部に連結する基端側フランジ部と、前記基端側フランジ部より下流側の外端位置に配置される外端側フランジ部と、前記基端側フランジ部および前記外端側フランジ部の間に配置される弁ユニットと、を備え、
    前記弁ユニットが、前記基端側フランジ部に一体的に形成される基端側管路と、前記外端側フランジ部に一体形成される外端側管路とを有すると共に、前記基端側管路と前記外端側管路とを揺動自在に連結する可撓連結部と、前記弁ユニットの流路の開閉が自在な開閉弁機構と、を有し、
    前記基端側管路と前記外端側管路とを同軸芯に保持する規制機構を備えている作業用補修弁。
  2. 前記外端側フランジ部のボルト挿通孔と、前記外端側フランジ部に連結する連結フランジ部のボルト挿通孔と、に挿通する連結ボルト、及び、当該連結ボルトに螺合する連結ナットにより、前記外端側フランジ部と前記連結フランジ部とが連結可能に構成され、
    前記規制機構が、前記基端側管路の径方向外方側に突出した突出部に形成され、前記外端側フランジ部の前記ボルト挿通孔の軸芯と同軸芯で前記外端側フランジ部に向けて開口する嵌合凹部と、前記連結ボルトの端部に形成され、前記嵌合凹部に嵌合可能な嵌合突起とで構成されている請求項1に記載の作業用補修弁。
  3. 前記外端側フランジ部のボルト挿通孔と、前記外端側フランジ部に連結する連結フランジ部のボルト挿通孔と、に挿通する連結ボルト、及び、当該連結ボルトに螺合する連結ナットにより、前記外端側フランジ部と前記連結フランジ部とが連結可能に構成され、
    前記規制機構が、前記基端側フランジ部に形成され、前記外端側フランジ部の前記ボルト挿通孔の軸芯と同軸芯で前記外端側フランジ部に向けて開口する嵌合凹部と、前記連結ボルトの端部に螺合し、前記嵌合凹部に嵌合可能な嵌合部を有する嵌合ナットとで構成されている請求項1に記載の作業用補修弁。
  4. 前記外端側フランジ部と、前記外端側フランジ部に連結する連結フランジ部とが複数の連結ボルトにより連結され、前記基端側フランジ部と前記分岐側フランジ部とが複数の連結ボルトにより連結された状態において、
    前記規制機構が、連結状態にある前記外端側フランジ部と前記連結フランジ部とを重ね合わせ方向から挟持する第1クランプと、連結状態にある前記基端側フランジ部と前記分岐側フランジ部とを重ね合わせ方向から挟持する第2クランプと、前記第1クランプと前記第2クランプとを相対距離調整自在に連結する連結シャフトとを備えて構成されている請求項1に記載の作業用補修弁。
  5. 請求項1~4の何れか一項に記載の作業用補修弁を用いた作業方法であって、
    前記分岐側フランジ部に前記基端側フランジ部を連結し、前記外端側フランジ部に作業機器を連結し、前記規制機構によって前記基端側管路と前記外端側管路とを同軸芯に保持し、前記弁ユニットの前記開閉弁機構を開放した状態において、前記作業機器の作業部を前記外端側管路と前記基端側管路と前記分岐管路とに挿通して作業を行った後に前記規制機構を撤去する作業用補修弁を用いた作業方法。
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