JP2020101187A - 離脱防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】係止部材による所期の離脱防止機能を確実に発揮させることができる離脱防止装置を提供する。【解決手段】一方の管路構成部材2の受口部20にリング状のシール部材4を介して他方の管路構成部材1の挿口部1aを挿入し、密封状に接続される接続箇所に設けられ、管路構成部材1,2同士の離脱を防止する離脱防止装置11であって、挿口部1aの外周面に外嵌され、シール部材4を管軸方向に押圧する本体部材3と、本体部材3の内周側に形成された収容凹部30bに収容され、本体部材3により内径方向に押圧されることで挿口部1aの外周面1bに係止される係止部材6と、収容凹部30bに管軸方向から抜き挿し可能となっており、収容凹部30bに収容された係止部材6を挿口部1aの外周面1bから外径方向に離間させた状態で保持する保持部101を有する治具100と、を少なくとも備えている。【選択図】図7

Description

本発明は、一方の管路構成部材の受口部に他方の管路構成部材の挿口部を挿入し、リング状のシール部材を介して密封状に接続される接続箇所に設けられ、前記管路構成部材同士の離脱を防止する離脱防止装置に関する。
従来の管路構成部材同士の離脱を防止する離脱防止装置としては、管路構成部材を構成する挿口部に外嵌された本体部材の内周側の収容凹部に、この挿口部に係止するための係止部材を収容し、挿口部の端部に外嵌したリング状のシール部材とともに、別の管路構成部材である受口部に向け管軸方向に挿入することにより、本体部材がシール部材を管軸方向に押圧して密封状に接続するものがある。
このような離脱防止装置には、挿口部に外嵌される本体部材としての環状の押輪と、押輪の内周側の収容凹部に収容され、挿口部の外周面に係止される複数の係止部材と、係止部材とシール部材との間に設けられる中間押圧体と、を備えるものがあり、更に係止部材は、その外周面から収容凹部にて外径方向に延びるピン状体を中間押圧体の貫通孔を通して押輪の内周面に形成される係合溝に係合させることにより、挿口部の外周面から外径方向に離間させた状態で保持できるようにしたものがある(特許文献1参照)。
特許文献1の離脱防止装置は、挿口部をシール部材とともに受口部に漸次挿入して、シール部材が設定された圧縮状態になったときに中間押圧体による締付け反力によって押輪の係合溝に係合されたピン状体の係合部分が剪断され、係止部材の保持が自動的に解除され内径方向に移動可能とすることができ、それ以降の挿口部の押し込みにより、挿口部の外周面に係止部材の爪を食い込ませて、所期の係止状態となるようになっている。また、特許文献1の離脱防止装置は、上下方向に延びる管路構成部材においても係止部材を挿口部の外周面から外径方向に離間させた状態で保持して使用可能となっている。
特開平11−236987号公報(第5頁、第6図)
特許文献1は、シール部材が所期の圧縮状態となり係止部材にピン状体の係合部分が剪断されることにより、係止部材の保持が自動的に解除され内径方向に移動可能とすることができるが、係止部材の保持の解除を自動化するために挿口部の押し込み操作によって押輪の収容凹部でピン状体を分断させているため、係止部材の外径側に分断されたピン状体の断片が収容凹部内に残存してしまい、この残存物の影響により収容凹部内の係止部材の移動ないし傾動や、挿口部の外周面に係止する食い込みに不具合が生じ、所期の離脱防止機能を十分に発揮できない虞があった。また、ピン状体の分断を行うための押し込み力を決定するのは非常に困難であった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、係止部材による所期の離脱防止機能を確実に発揮させることができる離脱防止装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の離脱防止装置は、
一方の管路構成部材の受口部にリング状のシール部材を介して他方の管路構成部材の挿口部を挿入し、密封状に接続される接続箇所に設けられ、前記管路構成部材同士の離脱を防止する離脱防止装置であって、
前記挿口部の外周面に外嵌され、前記シール部材を管軸方向に押圧する本体部材と、前記本体部材の内周側に形成された収容凹部に収容され、前記本体部材により内径方向に押圧されることで前記挿口部の外周面に係止される係止部材と、前記収容凹部に管軸方向から抜き挿し可能となっており、前記収容凹部に収容された前記係止部材を前記挿口部の外周面から外径方向に離間させた状態で保持する保持部を有する治具と、を少なくとも備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、本体部材の収容凹部に挿入した治具の保持部により、係止部材を挿口部の外周面から外径方向に離間させた状態で保持したまま、本体部材を管軸方向の所定位置まで進入させて、シール部材の密封を確実にした後、治具の抜き操作により保持部を移動させて係止部材の保持を解除して、保持部に影響されることなく本体部材により係止部材を内径方向に押圧して挿口部の外周面に係止させることができるため、係止部材による所期の離脱防止機能を確実に発揮させることができる。
前記保持部は、その先端に前記係止部材に当接するテーパ面を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、本体部材を管軸方向に進入させることにより、シール部材からの反力を受ける係止部材に対して保持部のテーパ面により外径方向へ向かう応力が働くため、保持部により係止部材を挿口部の外周面から外径方向に離間させた状態で安定して保持することができる。
前記治具は、前記保持部に連設され前記本体部材の外周部に係止される延設部を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、保持部により係止部材を保持した状態で、本体部材と治具を一体に管軸方向に移動させることができる。
前記延設部の延設方向端部には、前記本体部材の端部と前記受口部の端部との間に着脱可能に介設される介設部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、介設部により本体部材の管軸方向の進入を規制することができるため、シール部材を所期の圧縮状態として密封性を確保した後、治具の抜き操作を行うことができる。
本発明の離脱防止装置は、
一方の管路構成部材の受口部にリング状のシール部材を介して他方の管路構成部材の挿口部を挿入し、密封状に接続される接続箇所に設けられ、前記管路構成部材同士の離脱を防止する離脱防止装置であって、
前記挿口部の外周面に外嵌され、前記シール部材を管軸方向に押圧する本体部材と、前記本体部材の内周側に形成された収容凹部に収容され、前記本体部材により内径方向に押圧されることで前記挿口部の外周面に係止される係止部材と、を少なくとも備え、
前記本体部材の背面側には、前記収容凹部に収容された前記係止部材の背面側にアクセス可能な連通部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、本体部材の背面側に形成された連通部を介して係止部材の背面側にアクセスして係止部材を挿口部の外周面から外径方向に離間させた状態で保持したまま、本体部材を管軸方向の所定位置まで進入させた後、本体部材により係止部材を内径方向に押圧して挿口部の外周面に係止させることができるため、係止部材による所期の離脱防止機能を確実に発揮させることができる。
前記連通部は、前記本体部材の内周面において管軸方向に延びる切欠き溝であることを特徴としている。
この特徴によれば、本体部材の内周面を管軸方向に延びる切欠き溝と挿口部の外周面とにより連通部が形成されることにより、本体部材の収容凹部に収容される係止部材に内径側からアクセスすることができるため、係止部材を挿口部の外周面から外径方向に離間させた状態で保持しやすくすることができる。
前記係止部材の背面側には、前記連通部に管軸方向に対向し、かつ内径側を向く切欠き部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、本体部材の背面側に形成される連通部を介して係止部材の背面側に形成される切欠き部に管軸方向からアクセスしやすくなるとともに、係止部材を挿口部の外周面から外径方向に離間させた状態で保持しやすくすることができる。
前記切欠き部は、テーパ面を成していることを特徴としている。
この特徴によれば、係止部材の保持を解除したときに係止部材が切欠き部のテーパ面によりガイドされるため、係止部材を挿口部の外周面にスムーズに近づけることができる。
本発明の実施例1における離脱防止装置を示す側断面図である。 (a)は、実施例1における押輪の正面図、(b)は、(a)のA−A断面図である。 (a)は、実施例1におけるリテーナの正面図、(b)は、リテーナの側断面図である。 (a)は、実施例1における係止部材の背面図、(b)は、係止部材の側断面図である。 (a)は、実施例1における治具の正面図、(b)は、治具の平面図、(c)は、治具の側断面図である。 治具が取付けられた離脱防止装置の一部断面正面図である。 (a)は、治具が取付けられた離脱防止装置を外嵌した挿口部と受口部との位置合わせをした状態を示す側断面図、(b)は、同じく挿口部を受口部に挿入し、介設部が押輪の端部と受口部の端部との間に介在した状態を示す側断面図である。 (a)は、図7(b)の状態から押輪に対する介設部の係合が解除された状態を示す拡大側断面図、(b)は、治具が抜き操作された状態を示す拡大側断面図である。 (a)は、治具を取外した押輪を受口部に対して近接させた状態を示す側断面、(b)は、(a)の状態から係止部材及び挿口部が離脱方向に移動した状態を示す側断面図である。 (a)は、本発明の実施例2における治具の正面図、(b)は、治具の平面図、(c)は、治具の側断面図である。 本発明の実施例3における治具が取付けられた離脱防止装置を外嵌した挿口部と受口部との位置合わせをした状態を示す側断面図である。 本発明の実施例4における治具が取付けられた離脱防止装置の一部断面正面図である。
本発明に係る離脱防止装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る離脱防止装置につき、図1から図9を参照して説明する。尚、図1の右側(挿口管の先端側)を先端側とし、また図1の左側を後端側として説明する。
図1に示されるように、本実施例の挿口管1(他方の管路構成部材)及び受口管2(一方の管路構成部材)は、例えば、地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄製であり、管路部は、内周面がモルタル層で被覆されている。尚、本発明に係る挿口管1及び受口管2は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいはコンクリート製、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。更に尚、挿口管1及び受口管2の内周面はモルタル層に限らず、例えばエポキシ樹脂等により被覆されてもよく、若しくは適宜の材料を粉体塗装により挿口管1及び受口管2の内周面に被覆してもよい。また、挿口管1及び受口管2内の流体は、本実施例の上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。
図1に示されるように、本実施例の離脱防止装置11は、挿口管1の端部に形成された挿口部1aと、受口管2の端部に形成され挿口部1aが挿入される受口部20とともに、管継手10を構成している。また、離脱防止装置11は、挿口部1aの外周面1bに外嵌される本発明の本体部材としての押輪3と、ゴム製の環状であって本発明のシール部材としてのパッキン4と、パッキン4を密封状態で保持するリテーナ5と、挿口部1aの外周面1bに係止され周方向に沿って複数配設される係止部材6と、から主に構成されている。
受口部20は、その開口側端部の外周面に外径方向に突出形成されたフランジ21が形成されており、該フランジ21には、押輪3のフランジ31と接続するためのT頭ボルト80が挿通される貫通孔22が形成されている。受口部20の内周面には、開口側端部から管軸方向の内方に向けて漸次縮径するテーパ面20aが形成されている。尚、押輪3のフランジ31は、本実施例では管軸方向から見て略矩形状であるが、これに限らず例えば略円形状に形成されてもよい。更に尚、フランジ21,31は、周方向に一体に形成されるものに限らず、周方向に所定間隔離間して複数形成されてもよい。
パッキン4は、挿口部1aの外周面1bに外嵌される環状を成し、弾性変形前の自然状態で断面視略円形状に形成された先端部4aと、断面視略台形状に形成された基部4bと、この基部4bを挟んで先端部4aとは反対側の後端部4cと、から一体に形成されている(図7参照)。
図2に示されるように、押輪3は、管軸方向から見て略矩形状の外形を成すとともに中央部に挿通孔30が形成される筒状体であり、押輪3を構成するフランジ31の4つの角部それぞれには、貫通孔32が軸方向に形成されている。また、挿口部1aが挿通される押輪3の挿通孔30の内周部には、挿口部1aの先端側(受口部20側の端部側)から順に、規制凹部30a、この規制凹部30aよりも小径を成す収容凹部30b、この収容凹部30bよりも更に小径の小径部30cが連続して形成されている(特に図2(b)のA−A断面図参照)。尚、押輪3は、本実施例ではダクタイル鋳鉄製であるが、これに限らず例えば、鋼製等のその他の金属製、または合成樹脂製であってもよい。
規制凹部30aは、その内部にリテーナ5を収容可能となっている。この規制凹部30aは、押輪3の受口部20側に向け突出する先端部の外縁を除いて略全面が後端部側に凹むように、正面視で略矩形状に形成されている。尚、押輪3の先端部の外縁における各辺の略中央には、規制凹部30aよりも後端部側への凹み量が小さい略矩形状の嵌合凹部30dが形成されている。更に尚、各嵌合凹部30dの奥端面には、後端部側に凹む略半球状の係止凹部30eが形成されている。
収容凹部30bは、その内部に後述する係止部材6を収容可能となっている。詳しくは、収容凹部30bの内周面は、規制凹部30aから小径部30cに向けて漸次縮径するテーパ面30fと、テーパ面30fにおける小径部30c側の端部から内径方向に延びる奥端面30gと、を備えている。この奥端面30gは、挿通孔30の軸方向に対して直交する径方向に延びている。
小径部30cは、挿口部1aの外径よりも若干大径に形成されている。尚、小径部30cの内周面には、前述した嵌合凹部30dの形成位置と対応するように周方向の4箇所に所定間隔を置いて管軸方向に延びる切欠き溝30hが形成されている。
尚、本実施例では、押輪3には、切欠き溝30h、嵌合凹部30d及び係止凹部30eがそれぞれ等配に4つずつ設けられる形態を説明したが、後述する治具100の数量や係止部材6の数量、大きさ等に合わせて自由に設計してもよい。
図1に示されるように、挿口部1aの外周面1bに押輪3が外嵌された状態にて、押輪3の背面側には、挿口部1aの外周面1bと押輪3の切欠き溝30hとにより、押輪3の収容凹部30bに収容される係止部材6の背面側にアクセス可能な連通部が形成されている。尚、本発明の本体部材としての押輪3の背面側とは、前述した小径部30cが形成される押輪3の後端側のことである。また、係止部材6の背面側とは、後述するテーパ面64(特に図5及び図7参照)が形成される係止部材6の後端側のことである。
図3に示されるように、リテーナ5は、本実施例では合成樹脂製であり、軸方向から見て環状一体の外形を成すとともに中央部に略円形の挿通孔50が形成される板状体であり、リテーナ5の外周縁には、前述した押輪3の貫通孔32の形成位置と対応するように周方向の4箇所に所定間隔を置いて切欠き部51が形成されている。また、挿口部1aが挿通されるリテーナ5の挿通孔50の内周部には、挿口部1aの先端側から順に、保持凹部50a、小径部50bが連続して形成されている(特に図3(b)の側断面図参照)。尚、リテーナ5は、押輪3における規制凹部30aの内径よりも小径の外径を有する。また、リテーナ5は金属製であってもよい。
保持凹部50aは、その奥端面に周方向の4箇所に所定間隔を置いて径方向に延び、かつ管軸方向に貫通する長孔50cが形成されている。また、保持凹部50aの奥端面の内径側には、環状のパッキン4の後端部4cが装着されるようになっている(特に図7参照)。
尚、本実施例では、リテーナ5には、長孔50cが等配に4つ設けられる形態を説明したが、係止部材6の数量や大きさ等に合わせて自由に設計してもよい。
図4(特に図4(a))に示されるように、係止部材6は、軸方向から見て略弧状を成し、略弧状の複数の爪部61(本実施例では3つ)が並列して内径側に形成された基部60と、基部60における先端側の側面から軸方向に突出する突起62と、から構成されている。この係止部材6は、ダクタイル鋳鉄製あるいは、その他の金属製、または合成樹脂製である。
基部60の外周縁における後端部には、軸方向の略中央から後端側に向けて傾斜するテーパ面63が設けられている。また、基部60における後端側の側面には、径方向の略中央から後端側の爪部61の先端に向けて傾斜する本発明の切欠き部としてのテーパ面64が設けられている。
図7(a)に示されるように、係止部材6が押輪3の収容凹部30bに収容された状態にあっては、係止部材6の先端側の側面から軸方向に突出する突起62がリテーナ5の長孔50cに挿入されて係止されている。すなわち、係止部材6は、押輪3の収容凹部30bにおいて周方向への移動が規制された状態で保持され、複数の係止部材6が落下しないようになっており、しかも係止部材6は、押輪3の収容凹部30bにおいて径方向や軸方向に移動可能な状態で保持される。
次に、離脱防止装置11に着脱される治具100について図5を用いて説明する。
図5(c)に示されるように、治具100は、側方から見て略C字状を成し、軸方向に延び先端から後端側に向けて漸次縮径するテーパ面110を有する保持部101と、保持部101の後端から連設され外径方向に屈曲して更に軸方向に延びる延設部102と、延設部102の先端部(延設方向端部)に回動可能及び径方向に移動可能に軸支される別体の介設部103と、から構成されている。この治具100は、金属製または合成樹脂製である。尚、本実施例では、治具100は係止部材6の数に対応して所定数使用され、本実施例では4つ使用される(図6参照)。
図7及び図8に示されるように、治具100が押輪3に取付けられた状態で、保持部101は、押輪3の切欠き溝30hを介して収容凹部30bに挿入されており、保持部101の先端部において外径方向(紙面上方)を向くように形成されるテーパ面110が収容凹部30bに収容された係止部材6のテーパ面64に沿って当接されている。すなわち、保持部101は、そのテーパ面110により係止部材6を挿口部1aの外周面1bから外径方向に離間させた状態で保持できるようになっている。
図5に示されるように、延設部102は、その先端部に後端側に向けて凹む凹部120が形成されており、凹部120には、幅方向に延びる軸棒121により介設部103が回動可能に軸支される。
図5(c)に示されるように、介設部103は、側方から見て略T字状を成し、基部130の内径側に径方向(紙面上下方向)に略長円形状に延び、かつ幅方向に貫通する長孔131が形成されている。すなわち、介設部103は、長孔131に軸棒121が挿通されることにより回動可能に軸支され、かつ延設部102に対して径方向に遊嵌され相対移動可能となっている。また、介設部103は、基部130の内径側において後端側に突出する略半球状の突起132が形成されるとともに、基部130の外径側において先端側に突出する突片133が形成されている。
図7(a)に示されるように、介設部103は、基部130を前述した押輪3の嵌合凹部30dに嵌合させるとともに、突起132を前述した押輪3の係止凹部30eに係合させることにより、治具100が押輪3に取付けられ、かつ保持部101により係止部材6を挿口部1aの外周面1bから外径方向に離間させた状態で押輪3と一体に管軸方向に移動可能となっている。また、図7(b)に示されるように、介設部103が押輪3の先端部と受口部20の開口側端面20b(受口部の端部)との間に介在した状態において、基部130の外径側に形成される突片133が受口部20の開口側端面20bに当接することにより、基部130の内径側が受口部20の開口側端面20bから管軸方向に離間している。
次に、治具100を使用して挿口管1と受口管2とを密封状態で接続するまでの一連の流れを図7〜図9を用いて詳しく説明する。
先ず、図7(a)に示されるように、挿口管1の挿口部1aに、係止部材6を収容した押輪3とパッキン4及びリテーナ5とを外嵌させた状態とする。そして、治具100の保持部101を押輪3の切欠き溝30hから挿入し、テーパ面110により係止部材6を挿口部1aの外周面1bから外径方向に離間させた状態で保持させる。すなわち、押輪3に治具100が取付けられた際には、各係止部材6のテーパ面63が押輪3の収容凹部30bにおいてテーパ面30fに当接された状態で配置されることにより、各係止部材6の爪部61が挿口部1aの外周面1bに接触せずに径方向に離間するように配置されている。また、係止部材6は、先端側の側面がリテーナ5の後端側の側面に当接されることにより、突起62がリテーナ5の長孔50cに挿入されている。
尚、治具100は、介設部103の基部130を押輪3の嵌合凹部30dに嵌合させるとともに、内径側の突起132を押輪3の係止凹部30eに係合させた状態で押輪3に取付けられるため、押輪3への取付け作業時に治具100及び係止部材6の落下が防止され作業性が高くなっている。
次いで、押輪3の貫通孔32と、受口部20の貫通孔22の軸を合わせ、T頭ボルト80を貫通孔32と貫通孔22とに挿通した状態でナット81をT頭ボルト80の軸部先端に仮止めする。
次いで、図7(b)に示されるように、挿口部1aを受口部20内に所定量挿入した後、T頭ボルト80とナット81とを締め付けることで、押輪3、パッキン4及びリテーナ5を治具100とともに受口部20に近接するように軸方向に移動させる。すると、パッキン4の先端部4aが挿口部1aの外周面1bと受口部20の内周面との間で圧接される。前述のように、受口部20には、開口側に拡径するテーパ面20aが形成されているため、受口部20に挿口部1aを挿入しやすく、かつ挿入に伴い互いの軸心が一致するように位置決めされる。
また、リテーナ5は、押輪3の受口部20側への移動に従って、先端側の側面がパッキン4の後端部4cを受口部20側に押し付けるように移動する。これにより、パッキン4の基部4bが受口部20のテーパ面20a及び挿口部1aの外周面1bに圧接され、挿口部1aと受口部20との間が密封される。また、リテーナ5は、切欠き部51がT頭ボルト80に係止されることにより押輪3に対して回転止めされるとともに、リテーナ5の長孔50cには、係止部材6の突起62が挿入されて係止されているため、係止部材6に対して偏った力が働くことを抑制できる。具体的には、リテーナ5がパッキン4から受ける反力を係止部材6全体に略均等に伝えることができるため、係止部材6を回転させようとする偏荷重を抑制できる。
そして、治具100の介設部103は、押輪3の先端部と受口部20の開口側端面20bとの間に介在した状態で、基部130の外径側に形成される突片133が受口部20の開口側端面20bに当接されるため、押輪3の受口部20側への移動が規制され、パッキン4による挿口部1aと受口部20との密封状態が保持される管軸方向の所定位置で押輪3を位置決めすることができる。
次いで、図8(a)に示されるように、治具100の介設部103が押輪3の先端部と受口部20の開口側端面20bとの間に介在した状態において、介設部103の内径側を先端側に向けて回動させ、突起132と押輪3の係止凹部30eとの係合を解除するとともに、介設部103を外径方向に引き抜くことにより、治具100を後端側に抜き操作可能とすることができる。
次いで、図8(b)に示されるように、治具100を後端側に抜き操作することにより、係止部材6のテーパ面64が後端側へ移動していく保持部101のテーパ面110に沿ってガイドされるため、係止部材6をリテーナ5の後端側の側面に沿って内径方向に移動させながら、挿口部1aの外周面1bにスムーズに近づけることができる。更に、治具100を後端側に抜き操作することにより、保持部101による係止部材6の保持が解除される。
次いで、図9(a)に示されるように、治具100を押輪3から取外した後、更にT頭ボルト80とナット81とを締め付けることで、押輪3の先端部を受口部20の開口側端面20bに対して当接させると、係止部材6のテーパ面63と押輪3のテーパ面30fとが摺動するようになり、これにより係止部材6が内径方向に押し付けられるようになる。つまり、押輪3の受口部20側への移動がテーパ面63とテーパ面30fとの摺動により係止部材6を内径方向に押圧する押圧力に変換された結果、係止部材6の爪部61が挿口部1aの外周面1bに食い込むことになる。また、リテーナ5の先端側の側面が受口部20の開口側端面20bに当接して係止部材6の軸方向の進入を規制した状態で、その爪部61が挿口部1aの外周面1bに食い込むため、挿口管1の先端側の端部が受口部20の内周側部に当接して挿入困難になって、パッキン4の密封性を損なう虞を防ぎながら効果的な食い込みを実現でき、複数の爪部61のうち後端部側の爪部61に食い込みが集中し、所期の初期状態食い込みを実現する。
また、図9(b)に示されるように、地震等により係止部材6が挿口部1aと一緒に受口部20から離れる方向に移動した際には、係止部材6は、押輪3のテーパ面30fによって更に内径方向へと押圧され、爪部61が挿口部1aの外周面1bに更に食い込む。この際、爪部61は楔効果と後端部側の爪部61を中心とした係止部材6の傾動効果で食い込み、効果的な離脱防止力を発揮するが、前述したように後端部側の爪部61に初期状態で食い込み力が集中しているので、係止部材6の傾動により先端部側の爪部61の食い込みが過度にならず、各爪部61が均等な食い込みを発揮しながらも、管内周面(例えばモルタル層)への影響をも抑えることができる。
このように、押輪3の収容凹部30bに挿入した治具100の保持部101により、係止部材6を挿口部1aの外周面1bから外径方向に離間させた状態で保持したまま、押輪3を管軸方向の所定位置まで進入させた後、治具100の抜き操作により保持部101を移動させて係止部材6の保持を解除して、保持部101に影響されることなく押輪3により係止部材6を内径方向に押圧して挿口部1aの外周面1bに係止させることができるため、係止部材6による所期の離脱防止機能を確実に発揮させることができる。
また、治具100の保持部101は、係止部材6の背面側に当接するテーパ面110を有しており、押輪3を管軸方向に進入させることにより、パッキン4からの反力を受ける係止部材6に対して保持部101のテーパ面110により外径方向へ向かう応力が働くため、保持部101により係止部材6を挿口部1aの外周面1bから外径方向に離間させた状態で安定して保持することができる。
また、治具100は、保持部101に連設され押輪3の外周部に沿って延びる延設部102を有しているため、保持部101により係止部材6を保持した状態で、押輪3と治具100を一体に管軸方向に移動させることができる。また、治具100は、一体の保持部101及び延設部102が屈曲されることによりC字状に形成されるため、剛性が高い。
また、治具100は、延設部102の先端部に押輪3の端部と受口部20の開口側端面20bとの間に着脱可能に介設される介設部103が形成されており、介設部103により押輪3の管軸方向の進入を所定位置で規制することができるため、パッキン4を所期の圧縮状態として密封性を確保した後、治具100の抜き操作を行うことができる。
また、介設部103には、基部130の外径側において先端側に突出する突片133が形成されており、突片133を受口部20の開口側端面20bに当接させた状態で、介設部103の内径側と受口部20の開口側端面20bとの間に軸方向の隙間を形成することができるため、介設部103の回動操作を行いやすい。
また、押輪3の背面側には、挿口部1aの外周面1bと押輪3の切欠き溝30hとにより、押輪3の収容凹部30bに収容される係止部材6の背面側にアクセス可能な連通部が形成されており、押輪3の収容凹部30bに収容される係止部材6に内径側からアクセスすることができるため、係止部材6を挿口部1aの外周面1bから外径方向に離間させた状態で保持しやすくすることができる。
また、係止部材6の背面側には、連通部(切欠き溝30h)に管軸方向に対向し、かつ内径側を向くテーパ面64が形成されているため、押輪3の背面側に形成される連通部を介して係止部材6の背面側に形成されるテーパ面64に管軸方向からアクセスしやすくなるとともに、係止部材6を挿口部1aの外周面1bから外径方向に離間させた状態で保持しやすくすることができる。
尚、本実施例では、係止部材6を4つ用いる形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、係止部材の数量は挿口部の外径等に合わせて適宜変更することができる。また、治具100も係止部材の数に合わせて適宜変更されてよい。更に尚、係止部材6には3つの爪部61が設けられていたが、少なくとも1つ設けられていれば、爪部の数量を適宜変更してもよいし、爪部の形状も自由に変更できる。
また、本実施例では、ダクタイル鋳鉄製の挿口管1及び受口管2を用いる形態であるため、離脱防止機能を高めるために係止部材6を複数用いていたが、例えば、挿口管及び受口管が塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン等の合成樹脂製である場合には、正面視略C字状となるように周方向に連続する1つの係止部材を用いてもよい。
次に、実施例2に係る離脱防止装置につき、図10を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図10に示されるように、本実施例における治具200は、金属板の板金加工により一体形成され、側方から見て略C字状を成している。より詳しくは、治具200は、軸方向に延びる保持部201と、保持部201の後端から連設され外径方向に屈曲して延びる延設部202と、延設部202の先端部(延設方向端部)から連設され外径方向に屈曲して延びる一対の介設部203,203と、から主に構成されている。尚、治具200は、金属板に限らず、合成樹脂により一体形成されていてもよい。
延設部202には、その先端部の幅方向中央から連設され内径方向に屈曲する係止片220が形成されることにより、押輪3の外周部に治具200を係止可能となっている。
介設部203には、その上端部から前方側に屈曲する突片230が形成されることにより、突片230を受口部20の開口側端面20bに当接させた状態で、介設部203の内径側及び係止片220と受口部20の開口側端面20bとの間に軸方向の隙間を形成することができるため、介設部203を後端側に傾けやすく、延設部202を外径方向に撓らせることにより押輪3の外周部に対する係止片220の係止を解除しやすくなっている。
また、治具200は、保持部201、延設部202、介設部203,203が一体形成されるため、部材点数が少なくて済み、低コストとなる。
次に、実施例3に係る離脱防止装置につき、図11を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図11に示されるように、本実施例における治具300は、保持部301の先端部のテーパ面310の一部に凸部311が形成されるとともに、係止部材306の背面側のテーパ面364(切欠き部)の一部に治具300の凸部311が凹凸嵌合可能な凹部365が形成されている。これにより、押輪3に対して治具300及び係止部材306を回転止めすることができる。
次に、実施例4に係る離脱防止装置につき、図12を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図11に示されるように、本実施例における本体部材としての押輪403は、周方向の4箇所から所定間隔離間して内径方向に凹む隔壁部430が形成されることにより、収容凹部430bが周方向に4つの空間に分割されている。これにより、隔壁部430により収容凹部430bに収容される係止部材6の周方向の移動が規制されるため、押輪403に対して係止部材6を回転止めすることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、本発明の一方及び他方の管路構成部材は、端部に受口部及び挿口部を有し管路を構成する部材であれば、必ずしも管に限らず、例えば内部に弁体を備えた弁筐体などであってもよい。
また例えば、本実施例の押輪は、一体に形成されるものであるが、これに限らず分割構造としてもよい。尚、押輪を分割構造とする場合には、押輪同士がワイヤ等により連結されることが好ましい。
また例えば、押輪とリテーナは一体に形成されていてもよい。
また、本実施例では、挿口部の外周面と押輪の切欠き溝とにより、押輪の収容凹部に収容される係止部材の背面側にアクセス可能な連通部が形成されるものとして説明したが、これに限らず、押輪に切欠き溝を設けることなく、挿口部の外周面と押輪の内周面との隙間により連通部が構成されていてもよい。また、挿通孔とは別に押輪の背面側に形成される貫通孔により連通部が構成されていてもよい。
また、本実施例では、係止部材の背面側の切欠き部がテーパ面を成すものとして説明したが、これに限らず、係止部材の背面側の切欠き部は、例えば段部により構成されていてもよい。
また、本実施例では、治具を押輪から取外した後、押輪の先端部を受口部の開口側端面に対して近接させる流れとして説明したが、これに限らず、介設部による係合が解除された治具を完全に取外さず、押輪の収容凹部内に保持部を残した状態で押輪の先端部を受口部の開口側端面に対して近接させるようにしてもよい。
また、本実施例では、離脱防止装置において、施工の容易性と防食性に優れているため、係止部材が押輪の内周面に形成されるテーパ面により内径方向に押圧されるものとして説明したが、これに限らず、例えば離脱防止の効果を考慮して、押輪に設けられるネジ孔に挿通された押しボルトの締め付けにより係止部材を内径方向に押圧できるように構成されていてもよい。
また、本実施例では、離脱防止装置は、左右方向に延びる管路構成部材に使用されるものとして説明したが、上下方向に延びる管路構成部材においても係止部材を挿口部の外周面から外径方向に離間させた状態で保持して使用することができる。
また、本実施例では、複数の治具が別々に設けられるものとして説明したが、これに限らず、例えば周方向に一体として形成してもよいし、あるいは複数の治具同士をワイヤなどで連結するように構成してもよく、このようにすることで、紛失や落下を防止できる。
1 挿口管(他方の管路構成部材)
1a 挿口部
2 受口管(一方の管路構成部材)
3 押輪(本体部材)
4 パッキン(シール部材)
5 リテーナ
6 係止部材
10 管継手
11 離脱防止装置
20 受口部
20b 開口側端面(受口部の端部)
30 挿通孔
30b 収容凹部
30f テーパ面
30h 切欠き溝
61 爪部
64 テーパ面(切欠き部)
100 治具
101 保持部
102 延設部
103 介設部
110 テーパ面
200 治具
201 保持部
202 延設部
203 介設部
300 治具
301 保持部
306 係止部材
310 テーパ面
311 凸部
364 テーパ面(切欠き部)
365 凹部
403 押輪(本体部材)
430 隔壁部
430b 収容凹部

Claims (8)

  1. 一方の管路構成部材の受口部にリング状のシール部材を介して他方の管路構成部材の挿口部を挿入し、密封状に接続される接続箇所に設けられ、前記管路構成部材同士の離脱を防止する離脱防止装置であって、
    前記挿口部の外周面に外嵌され、前記シール部材を管軸方向に押圧する本体部材と、前記本体部材の内周側に形成された収容凹部に収容され、前記本体部材により内径方向に押圧されることで前記挿口部の外周面に係止される係止部材と、前記収容凹部に管軸方向から抜き挿し可能となっており、前記収容凹部に収容された前記係止部材を前記挿口部の外周面から外径方向に離間させた状態で保持する保持部を有する治具と、を少なくとも備えていることを特徴とする離脱防止装置。
  2. 前記保持部は、その先端に前記係止部材に当接するテーパ面を有していることを特徴とする請求項1に記載の離脱防止装置。
  3. 前記治具は、前記保持部に連設され前記本体部材の外周部に係止される延設部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の離脱防止装置。
  4. 前記延設部の延設方向端部には、前記本体部材の端部と前記受口部の端部との間に着脱可能に介設される介設部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の離脱防止装置。
  5. 一方の管路構成部材の受口部にリング状のシール部材を介して他方の管路構成部材の挿口部を挿入し、密封状に接続される接続箇所に設けられ、前記管路構成部材同士の離脱を防止する離脱防止装置であって、
    前記挿口部の外周面に外嵌され、前記シール部材を管軸方向に押圧する本体部材と、前記本体部材の内周側に形成された収容凹部に収容され、前記本体部材により内径方向に押圧されることで前記挿口部の外周面に係止される係止部材と、を少なくとも備え、
    前記本体部材の背面側には、前記収容凹部に収容された前記係止部材の背面側にアクセス可能な連通部が形成されていることを特徴とする離脱防止装置。
  6. 前記連通部は、前記本体部材の内周面において管軸方向に延びる切欠き溝であることを特徴とする請求項5に記載の離脱防止装置。
  7. 前記係止部材の背面側には、前記連通部に管軸方向に対向し、かつ内径側を向く切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項5または6に記載の離脱防止装置。
  8. 前記切欠き部は、テーパ面を成していることを特徴とする請求項7に記載の離脱防止装置。
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