JP6945440B2 - フランジ補強構造と消火栓等の補強具 - Google Patents
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また、上記の補強金具以外にも、フランジ接合用の補強金具として、汎用のC形クランプが用いられることもある。
例えば、日本水道協会の規格のJWWA B 103−1969(1969年改正)で規定された消火栓の場合、その被接合部分の一部が外径側に突出したフランジ形状に設けられ、この突出部分がボルトの締付け部分になっている。JWWA B 103−1991(1991年改正)、JWWA B 103−2000(2000年改正)の消火栓の接合部分は、それぞれ角フランジ形状に設けられている。これらの場合、特に、JWWA B 103−1969において、特許文献1や特許文献2のような構造の補強治具、C形クランプで挟持するつかみ代が少なくなることで取り付け困難になり、これら補強治具を用いてフランジ接合を補強することが難しくなる。
また、消火栓は、非常時に口金の着脱が必要になることがあるため、補強金具の取付け後の大型化を防いで、口金の着脱性にも悪影響を及ぼさないようにすることが要求される。
枠体11は、ボルト部材22を天板20の雌螺子25に螺合して、そのねじの締付け量を調整して間隔を設定する。そして、ナット部材23を締めることで固定する。
なお、「略同軸上」とは、力FAの軸線と分力FB、FBの合力が働く向きの軸線とが同一線上に位置する構造に限定されるものではなく、締付ボルト13のボルト径の範囲内に位置していればよい。
また、押え部材12は、接合用ボルト3の周囲を押圧可能なキャップ状の形状であってもよい。
図3において、補強具本体10をフランジ2に装着する場合、先ず、この補強具本体10を、消火栓1の横方向(当接状態のフランジ2、2の側方)から、フランジ突出領域Rを空間部Gに内挿するように仮着する。このとき、押え部材12が上部側のフランジ2のフランジ突出領域Rに載置され、一方、補強具本体10の対向面14は、図3の左右に示す補強具本体10に示すように、下部側のフランジ2の底面に対して非当接状態となっている。図5において、5つの補強具本体10の仮着後には、それぞれの補強具本体10を消火栓1の所定位置に位置決めでき、締付ボルト13を接合用ボルト3の略同軸上に配置可能になる。
続いて、接合用ボルト3Dを取外して新品の接合用ボルト3に交換する。
次に、10Eの補強具本体10を取外して新品の接合用ボルト3に交換する。以降、同様の手順で計5本の接合用ボルト3を交換する。
このような接合用ボルト3の交換方法によれば、少なくとも3つの補強具を用いて5本の接合用ボルト3を安全かつ簡易に交換することができる。
このフランジ51は、角フランジからなり、この角フランジ51の隅部の4箇所の接合用ボルト3の締付け位置が、前述の実施形態と同様に同一ピッチサークルPC1上にあり、このピッチサークルPC1よりも外径側にフランジ51の一部が突出している。このような角フランジ51においても、前述の場合と同様に、前記補強具本体10を用いてフランジ突出領域Rを締付け固定して補強できる。
このフランジ61は、接合用ボルト3の締付け位置が同一ピッチサークルPC2上にあり、このピッチサークルPC2よりも外径側に締付け部分のフランジ61の一部が6箇所で突出している。この場合にも、補強具本体10により、それぞれの突出部位におけるフランジ突出領域Rを締付け固定して補強可能となる。
これらのように、締付け部分であるフランジの一部がピッチサークルよりも外径側に突出した態様のフランジ形状であれば、そのフランジ突出領域Rを補強具本体10で締付け固定できるため、既製品のフランジ形状以外の各種形状のフランジを有する消火栓、或は空気弁、補修弁、水道機器にも適用できる。
Oリング90を取付けた状態で補強具本体70の取付けが実施可能である。
Oリング90の取付けにより、搬送時や保管時における枠体71、押え部材73、締付ボルト13の間のガタを抑える。
2 フランジ
3 フランジ突出領域接合用ボルト
10 補強具本体
12 押え部材
13 締付ボルト
14 対向面
24、34 凹部
48 塗装面
90 Oリング(弾性保持リング)
S 当接面積
G 空間部
PC ピッチサークル
R フランジ突出領域
Claims (8)
- 枠形状の補強具本体に被接合用のフランジ突出領域が横方向より内挿される空間部が設けられ、この空間部内には、フランジ突出領域接合用ボルトの周囲を押える押え部材が昇降動可能に設けられ、この押え部材を略同軸上で押圧する締付ボルトが前記補強具本体に設けられていると共に、前記締付ボルトの締付けにより前記押え部材とこの押え部材と対向する前記補強具本体の対向面との間でフランジ突出領域が締付け固定されることを特徴とするフランジ補強構造。
- 前記締付ボルトの締付位置と、前記押え部材に対向配置された押圧面の押圧位置とが、略同軸線上に配置された請求項1に記載のフランジ補強構造。
- 前記フランジ突出領域を接合する際に、前記押え部材と、前記押え部材と対向する前記補強具本体の対向面とに、前記フランジ突出領域接合用ボルトが位置する凹部がそれぞれ形成された請求項1又は2に記載のフランジ補強構造。
- 前記押え部材の押圧面又は前記補強具本体の対向面と、前記フランジ突出領域との当接面積は、前記フランジ突出領域接合用ボルトの負荷面積である座面面積以上に設定された請求項2又は3に記載のフランジ補強構造。
- 消火栓、空気弁、補修弁或は水道機器のフランジ接合用ボルトのピッチサークルより突出するフランジ突出領域を補強する補強具であって、枠形状の補強具本体の空間部に昇降動可能に装着された押え部材と、この押え部材の略中央位置を押圧するために前記補強具本体に螺合された締付ボルトと、前記押え部材と対向する位置に設けられた前記補強具本体の対向面とを有し、前記締付ボルトの締付位置と前記押え部材の押圧面とが略同軸上に配置されていることを特徴とする消火栓等の補強具。
- 前記押え部材を弾性保持リングにより前記補強具本体の空間部の上方に保持した請求項1乃至5の何れか1項に記載のフランジ補強構造と消火栓等の補強具。
- 前記弾性保持リングはOリングであり、このOリングが押え部材と補強具本体に巻き付けられ、かつ前記締付ボルトに係止され、通常は押え部材が空間部の上方位置に保持されている請求項6に記載のフランジ補強構造と消火栓等の補強具。
- 補強具の構成部品には、異種金属接触による腐食を防ぐための塗装が施された請求項5に記載の消火栓等の補強具。
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