JPH0222551Y2 - - Google Patents

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JPH0222551Y2
JPH0222551Y2 JP20027286U JP20027286U JPH0222551Y2 JP H0222551 Y2 JPH0222551 Y2 JP H0222551Y2 JP 20027286 U JP20027286 U JP 20027286U JP 20027286 U JP20027286 U JP 20027286U JP H0222551 Y2 JPH0222551 Y2 JP H0222551Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、アルミニウムやその合金等の軽金
属溶湯の如き高熱流体を流通させる配管の継手部
において、そのフランジ接合部を挟み付け固定す
るクランプ装置に関する。
(従来技術及びその問題点) 近年、軽金属溶湯を窒化ケイ素(Si3N4)等の
所謂フアインセラミツクと称される高耐熱性のセ
ラミツク材料にて製作した配管を利用して一般流
体と同様に移送する試みがなされている。
しかして、この種配管の継手部は、従来では接
続する管端部のフランジ部を相互に接合し、この
フランジ接合部に貫通させたステンレス鋼等の金
属製ボルトとナツトで締め付け固定している。
ところが、軽金属溶湯は例えばアルミニウムで
は720℃以上という高温であることから、配管の
継手部まで高温となり、特に配管中での冷却固化
を防止する目的で保温を施した場合には継手部
720〜800℃程度の温度に達する。このため、膨脹
係数が例えばステンレス鋼では22〜23程度と
大きい上記の金属製ボルトでは高温下で伸びてし
まい、継手部の締着が緩んで溶湯の漏れを生じる
と問題があつた。また、これを回避する手段とし
て温度上昇に伴つて増し締めを繰り返してボルト
の熱膨脹による緩みを修正する方法があるが、継
手部周辺が高温になる部位等の配管場所によつて
は増し締め操作が不可能な場合が多々ある。
(問題点を解決するための手段) この考案は、上記従来の問題点を解決すべくな
されたもので、高熱流体用配管の継手部におい
て、高温に達しても増し締め等の面倒な操作を要
さず、逆に自動的に接続強度が強化され、またフ
ランジ相互の位置決め操作が極めて簡略化され、
かつ管およびフランジに経差がある場合でも接続
を可能にするクランプ装置を提供することを目的
としている。
すなわち、この考案に係る高熱流体用配管の継
手部用クランプ装置は、セラミツク材料からなる
高熱流体用配管1,2のフランジ1a,2a接合
部を挟み付け固定するクランプ装置4,11であ
つて、セラミツク材料からなるコ字形の基枠5
と、該基枠5の一方の側片部5aに穿設されたば
か穴9に外側から挿通される金属製ボルト6と、
上記ボルト6の先端6aに当接する押圧壁部8
a,12aならびに上記側片部5aおよびナツト
7を両側から挟んで該ナツト7の回転止めを行う
側壁部8b,12bを有するスペーサ金具8,1
2とからなり、ボルト6の締め込みによつて基枠
5の他方の側片部5bとスペーサ金具8,12の
押圧壁部8a,12aとの間で上記配管1,2の
フランジ1a,1b接合部を挟着するように構成
されたものである。
(実施例) 以下、この考案の図示実施例に基づいて説明す
る。
第1図〜第3図において、1は接合端にフラン
ジ部1aを有する一方の管体、2は管体1よりも
外径が小さくかつ接合端のフランジ部2aの外径
も若干小さい他方の管体であり、共に窒化ケイ素
の焼結体にて製作されている。しかして、両管体
1,2は、セラミツクパツキン3を介して突き合
わせ接合したフランジ部1a,2aを周方向4ケ
所に等配するクランプ装置4,4…にて挟み付け
固定することにより、同心状に連結されている。
各クランプ装置4は、窒化ケイ素の焼結体から
なるコ字形の基枠5と、SUS310S製のボルト6
および四角ナツト7と、SUS310S製のスペーサ
金具8とで構成されている。基枠55は対向する
両側片部5a,5bの一方5aが他方5bよりも
長く形成され、この側片部5aに穿設されたばか
穴9にボルト6が外側から挿通されて該側片部5
aの内側にある四角ナツト7に螺挿されている。
またスペーサ金具8は、押圧壁部8aとその両端
より直角に同方向へ延出する側壁部8b,8bと
からなるコ字形に形成されており、基枠5の側片
部5bと四角ナツト7との間に配置して、両側壁
部8b,8bで四角ナツト7および基枠8の側片
部5aを挟むことにより、該四角ナツトの回転止
め機能を果たす。
しかして、両管体1,2の連結は、クランプ装
置4を接合したフランジ部1a,2aが基枠5の
側片部5bとスペーサ金具8の押圧壁部8aとの
間に位置するように装着し、ボルト6を締付ける
ことによりなされる。これにより押圧壁部8aが
ボルト6の先端6aにて押圧されてフランジ部2
aに圧接し、両フランジ部1a,2aが該押圧壁
部8aと側片部5bとの間で挟み付け固定され
る。
上記構成にあつては、配管完了後に両管体1,
2の流路10にアルミニウム溶湯等の高熱流体を
流通させた際、熱伝導によつてフランジ部1a,
2aを通してクランプ装置4も高温に達する。こ
の時、基枠5が配管1,2と同様に膨脹係数が
3.1と非常に小さい窒化ケイ素からなるのに対し、
ボルト6は膨脹係数が22〜23程度と大きいステン
レス鋼製であることから熱によつて伸長する。し
かるに、このボルト6の伸長は、基枠5がほとん
ど熱膨脹を生じないため、先端6aでスペーサ金
具8の押圧壁部8aを押すように作用し、結果的
にクランプ装置4による両フランジ部1a,2a
の挟み付けを強化するように機能する。
第4図、第5図はクランプ装置の他の実施例を
示すものである。このクランプ装置11は、基枠
5、ボルト6よび四角ナツト7は前記クランプ装
置4と同一構成であるが、スペーサ金具12が押
圧壁部12aとこれに対向する前壁部12cと両
側壁部12b,12bとからなる角筒状に形成さ
れており、前壁部12cにはばか穴13が穿設さ
れている。
かかる構成のクランプ装置11にあつては、ス
ペーサ金具12をその内側に基枠5の側片部5a
および四角ナツト7が嵌挿されるように配置し、
ボルト6を側片部5aとスペーサ金具12の両ば
か穴9,13を通してナツト7に螺挿した形で、
前記同様に配管のフランジ接合部を挟み付け固定
する。しかして、このクランプ装置11の着脱に
際して、ボルト6が緩んだ状態になつても、スペ
ーサ金具12は該ボルト6が挿通されていること
により脱落しないという利点がある。
尚、上記両実施例ではクランプ装置4,11の
基枠5として両側片5a,5bの長さが異なるも
のを例示したが、両側片5a,5bの長さは連結
すべき管体の径差に対応させればよく両側片5
a,5bが同一長さであつても差し支えない。ま
た基枠5は管体1,2と共に窒化ケイ素以外の高
耐熱性のセラミツク材料にて製作してもよい。更
にクランプ装置の取付数は管体1,2の径に応じ
て種々選択できる。
(考案の特有の効果) この考案に係る高熱流体用配管の継手部用クラ
ンプ装置は、これに用いた金属製ボルトの大きな
膨脹係数に基づく熱伸長が該配管のフランジ接合
部を挟圧する方向に作用するように構成されてい
るから、高熱流体の熱によつて高温になつた際、
従来のボルト連結のように緩むことがなく逆に自
動的に挟着強度が増大し、フランジ接合部を確実
に封止することができ、従来の如き昇温に伴う増
し締め操作が不要である。またこのクランプ装置
によれば、管体の連結に際して従来必須であつた
フランジのボルト孔の位置合わせが不要となり、
連結操作が極めて容易であると共に、該ボルト孔
を設ける必要がないため管体自体の製作が容易で
低コスト化が可能となる。更にこのクランプ装置
は、管径およびフランジ径の異なる管体同士の接
続が可能であり、また従来においてボルト連結を
行つていた既存の配管に対して適用できるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る第1実施例のクランプ
装置にて連結された配管の一部破断正面図、第2
図は同クランプ装置の斜視図、第3図は同クラン
プ装置の分解斜視図、第4図はこの考案に係る第
2実施例のクランプ装置の斜視図、第5図は同ク
ランプ装置の分解斜視図である。 1,2……管体、1a,2a……フランジ部、
4,12……クランプ装置、5……基枠、5a,
5b……側片部、6……ボルト、7……四角ナツ
ト、8,12……スペーサ金具、8a,12a…
…押圧壁部、8b,12b……側壁部、9……ば
か穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セラミツク材料からなる高熱流体用配管のフラ
    ンジ接合部を挟み付け固定するクランプ装置であ
    つて、セラミツク材料からなるコ字形の基枠と、
    該基枠の一方の側片部に設けられたばか穴に外側
    から挿通される金属製ボルトと、上記側片部の内
    側に配位して上記ボルトに螺合する金属製ナツト
    と、上記ボルトの先端に当接する押圧壁部ならび
    に上記側片部およびナツトを両側から挟んで該ナ
    ツトの回転止めを行う側壁部を有するスペーサ金
    具とからなり、ボルトの締め込みによつて基枠の
    他方の側片部とスペーサ金具の押圧壁部との間で
    上記配管のフランジ接合部を挟着するように構成
    された高熱流体用配管の継手部用クランプ装置。
JP20027286U 1986-12-24 1986-12-24 Expired JPH0222551Y2 (ja)

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JPS63103086U JPS63103086U (ja) 1988-07-04
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