JPS609507Y2 - 管継手 - Google Patents
管継手Info
- Publication number
- JPS609507Y2 JPS609507Y2 JP4432080U JP4432080U JPS609507Y2 JP S609507 Y2 JPS609507 Y2 JP S609507Y2 JP 4432080 U JP4432080 U JP 4432080U JP 4432080 U JP4432080 U JP 4432080U JP S609507 Y2 JPS609507 Y2 JP S609507Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flanges
- clamps
- clamp
- pipe joint
- tapered
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はフランジ同士の接合構造を改善した管継手に
関するものである。
関するものである。
従来、第1図および第2図に示すように、管体1.1を
接続する管継手2のフランジ3,3には、その直径に応
じて4〜8個のボルト穴4,4が設けられ、各ボルト穴
4,4に挿入されたボルト5とこのボルト5に螺着され
たナツト6とで、両フランジ3,3が締結されている。
接続する管継手2のフランジ3,3には、その直径に応
じて4〜8個のボルト穴4,4が設けられ、各ボルト穴
4,4に挿入されたボルト5とこのボルト5に螺着され
たナツト6とで、両フランジ3,3が締結されている。
7はフランジ3,3間に介装されたシール部材である。
上記構成の管継手2においては、フランジ3゜3の締結
に4〜8本のボルト5を用いるため、各位置のボルト穴
4,4の位置合わせに熟練を要し、かつフランジ3,3
の直径が大きくなるにしたがって、ボルト5の数が増え
るので、重量が大きくなる。
に4〜8本のボルト5を用いるため、各位置のボルト穴
4,4の位置合わせに熟練を要し、かつフランジ3,3
の直径が大きくなるにしたがって、ボルト5の数が増え
るので、重量が大きくなる。
またボルト5、ナツト6の締付方向が管体1の軸方向に
設定されているため、ボルト5、ナツト6の締付時に、
管体1が邪魔になり、締付作業がはかどらない。
設定されているため、ボルト5、ナツト6の締付時に、
管体1が邪魔になり、締付作業がはかどらない。
一方、管体1,1内を流れる輸送内容物が低温流体であ
る場合、フランジ3,3が熱収縮を起こすので、この熱
収縮に対応して各ボルト5、ナツト6の締付力を増大し
なければならず、いわゆる増し締め作業が要求される。
る場合、フランジ3,3が熱収縮を起こすので、この熱
収縮に対応して各ボルト5、ナツト6の締付力を増大し
なければならず、いわゆる増し締め作業が要求される。
すなわち、従来の管継手2は重量的に不利であるととも
に、組み立て時および使用時、煩雑な作業を余儀なくさ
れる欠点がある。
に、組み立て時および使用時、煩雑な作業を余儀なくさ
れる欠点がある。
この考案は上記の欠点を解消して、軽量で簡易に組み立
てられ、かつ、低温、高温のいずれの温度変化にも自動
的に対応でき、ガスケット面圧に大きく変化を与えず洩
れのない管継手を提供することを目的とする。
てられ、かつ、低温、高温のいずれの温度変化にも自動
的に対応でき、ガスケット面圧に大きく変化を与えず洩
れのない管継手を提供することを目的とする。
つぎに、この考案を実施例図面にもとづいて説明する。
第3図、第4図において、10.10は直列に配置され
た管体、11は両管体10,10間を接続した管継手で
ある。
た管体、11は両管体10,10間を接続した管継手で
ある。
管継手11の2つのフランジ12.12はそれぞれの管
体10,10の端部に外嵌して、ろう付けなどにより上
記管体10゜10に気密に固定され、かつ凹凸嵌合構造
13により相互に同心状に保持されている。
体10,10の端部に外嵌して、ろう付けなどにより上
記管体10゜10に気密に固定され、かつ凹凸嵌合構造
13により相互に同心状に保持されている。
14はフランジ12.12間に介装されたリング状のシ
ール部材である。
ール部材である。
15.15は2つ合わせた状態で楕円をつくるよう末広
がりの半円状に形成された2つ1組のクランプで、両フ
ランジ12.12の突き合わせ部の周縁部16.16に
抱着されている。
がりの半円状に形成された2つ1組のクランプで、両フ
ランジ12.12の突き合わせ部の周縁部16.16に
抱着されている。
クランプ15.15の内周部には両フランジ12.12
の突き合わせ部の周縁部16.16が嵌合する奥すぼま
りのテーパ溝17が形成され、このテーパ溝17の両側
テーバ面18.18は両フランジ12.12の周縁外側
部に形成されたテーパ面19,19に符号している。
の突き合わせ部の周縁部16.16が嵌合する奥すぼま
りのテーパ溝17が形成され、このテーパ溝17の両側
テーバ面18.18は両フランジ12.12の周縁外側
部に形成されたテーパ面19,19に符号している。
両クランプ15.15の両端部はボルト20゜20、ナ
ツト21,21により締結され、この締結によりクラン
プ15.15のテーパ面18,18がフランジ12,1
2のテーパ面19,19に作用し、フランジ12.12
が相互に圧着するとともに、シール部材14がフランジ
12.12間に挾持される。
ツト21,21により締結され、この締結によりクラン
プ15.15のテーパ面18,18がフランジ12,1
2のテーパ面19,19に作用し、フランジ12.12
が相互に圧着するとともに、シール部材14がフランジ
12.12間に挾持される。
上記クランプ15.15は適度な弾性を有しており、ボ
ルト20,20、ナツト21,21により締結されたと
きに、第5図のように、実線状態から点線状態、すなわ
ち末広がりの状態から真円に近い状態に変形する。
ルト20,20、ナツト21,21により締結されたと
きに、第5図のように、実線状態から点線状態、すなわ
ち末広がりの状態から真円に近い状態に変形する。
管体1G、10内の輸送内容物が低温流体の場合、7ラ
ンジ12.12が熱収縮を起こすが、このとき、クラン
プ15,15が点線状態から実線に近い状態にもどって
クランプ15.15とフランジ12.12との間の熱収
縮差を吸収する。
ンジ12.12が熱収縮を起こすが、このとき、クラン
プ15,15が点線状態から実線に近い状態にもどって
クランプ15.15とフランジ12.12との間の熱収
縮差を吸収する。
このクランプ15.15の戻りの際、クランプ15,1
5のテーパ面18,18(第3図)がフランジ12,1
2のテーパ面19.19上を押圧状態で摺動してボルト
20,20、ナツト21,21の締付力を充分に伝える
ため、フランジ12.12間のシール圧が適正に保持さ
れる。
5のテーパ面18,18(第3図)がフランジ12,1
2のテーパ面19.19上を押圧状態で摺動してボルト
20,20、ナツト21,21の締付力を充分に伝える
ため、フランジ12.12間のシール圧が適正に保持さ
れる。
また管体10.10内の輸送内容物が高温流体の場合に
は、フランジ12.12の熱膨張にしたがって、クラン
プ15.15が第5図の点線状態から1点鎖線の状態に
変形する。
は、フランジ12.12の熱膨張にしたがって、クラン
プ15.15が第5図の点線状態から1点鎖線の状態に
変形する。
これによりテーパ面18.18のテーパ面19.19に
対する過度な押圧作用が防止され、フランジ12.12
間のシール圧が適正に保持される。
対する過度な押圧作用が防止され、フランジ12.12
間のシール圧が適正に保持される。
このように管継手11は低温、高温のいずれの温度変化
にも自動的に対応するので、従来のように、使用温度に
応じて管継手11を調整するような手間が不要である。
にも自動的に対応するので、従来のように、使用温度に
応じて管継手11を調整するような手間が不要である。
上記構成では、クランプ15.15をフランジ12.1
2に抱着させたとき、このクランプ15.15がテーパ
面18.18と19.19とで位置決めされることによ
り、クランプ15.15のボルト穴23.23が自動的
に一致する。
2に抱着させたとき、このクランプ15.15がテーパ
面18.18と19.19とで位置決めされることによ
り、クランプ15.15のボルト穴23.23が自動的
に一致する。
しかもボルト20.ナツト21の締付方向が管体10の
軸方向と直交するので、ボルト20、ナツト21の締付
作業が容易である。
軸方向と直交するので、ボルト20、ナツト21の締付
作業が容易である。
このような理由から、管継手11は簡易に組み立てられ
る。
る。
さらに使用するボルト20が2本ですみ、かつクランプ
15.15のボルト、ナツト取付片24.24が小さく
形成されることにより、管継手11の重量が軽減される
。
15.15のボルト、ナツト取付片24.24が小さく
形成されることにより、管継手11の重量が軽減される
。
たとえば管体10の直径が1インチで、フランジ12の
呼び圧力が10kg/c1ftである場合、第1図に示
された構成の管継手2は2.6kgの重量物となるが、
上記実施例の管継手11は0.45kgの軽量物となる
。
呼び圧力が10kg/c1ftである場合、第1図に示
された構成の管継手2は2.6kgの重量物となるが、
上記実施例の管継手11は0.45kgの軽量物となる
。
なお、第6図、第7図のように、クランプ15の内周部
のテーパ溝17の溝底25にノツチ26を形成すると、
クランプ15が曲がりやすくなり、大きな温度変化に難
なく追従することができる。
のテーパ溝17の溝底25にノツチ26を形成すると、
クランプ15が曲がりやすくなり、大きな温度変化に難
なく追従することができる。
以上のように、この考案の管継手は、半円状のクランプ
を末広がりの半円状に形成するとともに弾性をもたせ、
かつ半円状クランプ内周面に奥すぼまり状のテーパ溝を
設はフランジの内縁部をこのテーパ溝に対応するテーパ
面に形成しているため、管体内を流れる輸送流体を、低
温のものから高温のものまで適正シール状態で流すこと
ができるようになる。
を末広がりの半円状に形成するとともに弾性をもたせ、
かつ半円状クランプ内周面に奥すぼまり状のテーパ溝を
設はフランジの内縁部をこのテーパ溝に対応するテーパ
面に形成しているため、管体内を流れる輸送流体を、低
温のものから高温のものまで適正シール状態で流すこと
ができるようになる。
そのうえ、上記のように、半円状のクランプを末広がり
の半円状に形成すると、フランジの外周部全体を均一な
締付力で締め付けうるようになる。
の半円状に形成すると、フランジの外周部全体を均一な
締付力で締め付けうるようになる。
すなわち、この考案の管継手に用いるクランプは末広が
りの半円状になっており、これを2個フランジの外周部
に抱着させると、真円状フランジの外周に、上記2つの
クランプによりつくられる楕円が、その短軸上の上下2
点でフランジの真円に接した状態になり、その状態から
クランプを半円状の両端で締め付けると、上記クランプ
によりつくられる楕円はクランプがたわむことにより真
円状に変形するため、フランジ真円に対する接触部分が
上記短軸上の上下2点から円周方向に徐々に拡大してゆ
くようになる。
りの半円状になっており、これを2個フランジの外周部
に抱着させると、真円状フランジの外周に、上記2つの
クランプによりつくられる楕円が、その短軸上の上下2
点でフランジの真円に接した状態になり、その状態から
クランプを半円状の両端で締め付けると、上記クランプ
によりつくられる楕円はクランプがたわむことにより真
円状に変形するため、フランジ真円に対する接触部分が
上記短軸上の上下2点から円周方向に徐々に拡大してゆ
くようになる。
このように、フランジに対する締付力が上記楕円の上下
の2点からフランジの外周方向に徐々に加わってゆくこ
とにより、フランジの外周部全体を均一な締付力で締め
付けうるようになる。
の2点からフランジの外周方向に徐々に加わってゆくこ
とにより、フランジの外周部全体を均一な締付力で締め
付けうるようになる。
また、クランプの締め付けに際し、ボルトおよびナツト
に1時に過大な力を加えるという不都合もなくなるので
ある。
に1時に過大な力を加えるという不都合もなくなるので
ある。
第1図は従来例の縦断側面図、第2図は第1図のA−A
線断面図、第3図はこの考案の実施例を示す縦断側面図
、第4図は第3図のB−B線断面図、第5図はクランプ
の作用説明図、第6図はクランプの変形例を示す一部切
欠正面図、第7図は第6図のC−C線断面図である。 10・・・・・・管体、11・・・・・・管継手、12
・・・・・・フランジ、14・・・・・・シール部材、
15・・・・・・クランプ、16・・・・・・周縁部、
17・・・・・・テーパ溝、18・・・・・・両側テー
パ面、19・・・・・・テーパ面、20・・・・・・ボ
ルト、21・・・・・・ナツト。
線断面図、第3図はこの考案の実施例を示す縦断側面図
、第4図は第3図のB−B線断面図、第5図はクランプ
の作用説明図、第6図はクランプの変形例を示す一部切
欠正面図、第7図は第6図のC−C線断面図である。 10・・・・・・管体、11・・・・・・管継手、12
・・・・・・フランジ、14・・・・・・シール部材、
15・・・・・・クランプ、16・・・・・・周縁部、
17・・・・・・テーパ溝、18・・・・・・両側テー
パ面、19・・・・・・テーパ面、20・・・・・・ボ
ルト、21・・・・・・ナツト。
Claims (2)
- (1) 突き合わされる2つのフランジと、両フラン
ジ間に介装されるシール部材と、両フランジの突き合わ
せ部の周縁部に抱着される2つの半円状のクランプと、
両クランプの両端部を締結するボルトおよびナツトとを
備え、上記2つの半円状のクランプのそれぞれを、両ク
ランプによってつくられる全体形状が楕円状になるよう
に末広がり状の半円状に形成するとともに、ボルトおよ
びナツトによる締付力によって上記両クランプによりつ
くられる全体形状が楕円状から真円状に近い形状に変わ
りうるように弾性をもたせ、上記クランプの内周部に上
記両フランジの突き合わせ部の周縁部が嵌合する奥すぼ
まりのテーパ溝を形成し、上記両フランジの突き合わせ
部の周縁部に上記テーパ溝の両側テーパ面が作用するテ
ーパ面を形成してなる管継手。 - (2) 上記クランプの内周部のテーパ溝の溝底に部
分的にノツチが形成されている実用新案登録請求の範囲
第1項記載の管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4432080U JPS609507Y2 (ja) | 1980-03-31 | 1980-03-31 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4432080U JPS609507Y2 (ja) | 1980-03-31 | 1980-03-31 | 管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56144887U JPS56144887U (ja) | 1981-10-31 |
JPS609507Y2 true JPS609507Y2 (ja) | 1985-04-03 |
Family
ID=29639584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4432080U Expired JPS609507Y2 (ja) | 1980-03-31 | 1980-03-31 | 管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS609507Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60103779U (ja) * | 1983-12-20 | 1985-07-15 | 日産ディーゼル工業株式会社 | インタークーラ接続ホースの接続構造 |
JP5030494B2 (ja) * | 2006-07-12 | 2012-09-19 | 日本ヴィクトリック株式会社 | ハウジング形管継手 |
JP5030493B2 (ja) * | 2006-07-12 | 2012-09-19 | 日本ヴィクトリック株式会社 | ハウジング形管継手 |
-
1980
- 1980-03-31 JP JP4432080U patent/JPS609507Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56144887U (ja) | 1981-10-31 |
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