JPH026318Y2 - - Google Patents

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JPH026318Y2
JPH026318Y2 JP1985178732U JP17873285U JPH026318Y2 JP H026318 Y2 JPH026318 Y2 JP H026318Y2 JP 1985178732 U JP1985178732 U JP 1985178732U JP 17873285 U JP17873285 U JP 17873285U JP H026318 Y2 JPH026318 Y2 JP H026318Y2
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liner
flared
pair
tapered
clamps
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JP1985178732U
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JPS6287285U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は内周面にフツ素樹脂などの合成樹脂ラ
イナーが設けられた管体の接合構造に関する。
考案の技術的背景ならびにその問題点 金属製管体の内周面にフツ素樹脂、ポリエチレ
ン樹脂あるいはポリプロピレン樹脂などのライナ
ーを設けることによつて、耐化学薬品性の向上が
図られた管体が広く用いられている。そしてこれ
らの管体の接合は、一般に、管体端部に設けられ
た一対のフランジを互いに位置合せをして突合わ
せ、次いでフランジに形成された多数のボルト穴
にボルトを嵌挿して締付けることによつて行なわ
れてきた。
ところが管体端部に形成された一対のフランジ
をボルトによつて締付けることによつて管体を接
合する場合には、フランジ面をある程度大きく形
成しなければならず、したがつて接合部を小型で
軽量にすることはできないという問題点があつ
た。また、一対のフランジ面の位置合せに手間が
かかり、特にL管など場合にはこの位置合せが極
めて困難であり、さらに多数のボルトを全周にわ
たつて均一に締付けることは難かしく、場合によ
つては片締めが生じて流体の漏れが発生するとい
う問題点があつた。
このような問題点を解決するため、第5図に示
すように、先端部が先細りとなるようにテーパ面
2a,2bが形成されたフレア部1a,1bが端
部に設けられるとともに内周面3a,3bおよび
フレア面4a,4bに合成樹脂製ライナー5a,
5bが設けられた一対の管体のライナー5a,5
bを突合わせ、内周面にフレア突合わせ部の周縁
部が嵌合する奥すぼまりのテーパ溝8が形成され
た一対の半円状クランプ7をフレア部1a,1b
の周縁部を把持するように設け、一対のクランプ
をボルト、ナツトなどの締付部材によつて締付け
たときに、クランプのテーパ溝8がフレア部1
a,1bのテーパ面2a,2bに沿つて摺接移動
して一対の管体6a,6bを接合するようにして
なる管体の接合構造が提案されている。
このような管体の接合構造では、接合部を小型
軽量化でき、フランジ面の位置合せが簡単でしか
も全周にわたつて均一に締付けができるという利
点が得られる。しかしながら、一対のフレア面を
突合わせる際に、フレア面4a,4bがずれてし
まうことがあるという重大な問題点があつた。も
しフレア面4a,4bがずれたままクランプを締
付けると、フレア面に設けられたライナーに偏荷
重がかかつてしまい、シール性が低下する原因と
なる。このため、一対のフレア面がずれないよう
センタリングするため、特殊な治具を用いること
も提案されているが、治具を用いることはコスト
高となるばかりでなく、管体の接合に手間がかか
つてしまうため好ましくない。
また、一対のフレア面をクランプによつて締付
けて管体を接合する際には、フレア面に設けられ
た合成樹脂製ライナーにもかなりの荷重がかかつ
ているため、ライナーを形成するフツ素樹脂など
の合成樹脂が時間とともに接合面から塑性流動す
る現象(クリープ現象)が生じてしまい、シール
性低下の原因となつていた。もし接合面からライ
ナーを形成する合成樹脂が塑性流動してしまう
と、締付圧の減少によるシール性の抵下だけでは
なく、たとえば一旦管体を洗浄するためにクラン
プをはずしてしまうと、再度接合する際に均一な
締付圧によりフレア面を締付けることができなく
なるという問題点が生じてしまう。
考案の目的 本考案は上記のような従来技術に伴なう問題点
を一挙に解決しようとするものであつて、一対の
フレア面を突合わせる際にフレア面のずれが生ぜ
ずセンタリングが容易で、しかも接合面において
ライナーを形成する合成樹脂がクリープ現象を示
すことがないようなライナー付管体の接合構造を
提供することを目的としている。
考案の概要 本考案に係るライナー付管体の接合構造は、先
端部が先細りとなるようにテーパ面を形成したフ
レア部が端部に設けられるとともに内周面および
フレア面に合成樹脂製ライナーが設けられた一対
の管体のフレア面を突合わせ、フレア部の周縁部
を把持するように内周面に該周縁部が嵌合する奥
すぼまりのテーパ溝が形成された一対の半円状ク
ランプをフレア部周縁部に嵌合し、一対のクラン
プを該クランプに設けられた締付部材によつて締
付けたときに、クランプのテーパ溝がフレア部の
テーパ面に沿つて摺接移動して一対の管体を突合
するようにしたものにおいて、接合されたフレア
部外周面に少なくともライナー外周面を全面にわ
たつて覆うような幅を有する環状リングをライナ
ーが覆われるように冠着させてなることを特徴と
している。
本考案に係るライナー付管体の接合構造では、
突合わせられたフレア部外周面に、少なくともラ
イナー外周面を全面にわたつて覆うような幅を有
する環状リングを冠着させているため、一対のフ
レア面を突合わせる際にフレア面のずれが生ぜず
センタリングが容易で、しかも接合面においてラ
イナーを形成する合成樹脂が接合面外に塑性流動
することがないという優れた効果が得られる。
考案の具体的説明 以下本考案を図面に示す実施例により説明する
が、第5図に示す部材と同一部材には同一符号を
付す。
本考案に係るライナー付管体の接合構造は、先
端部が先細りとなるようにテーパ面2a,2bを
形成したフレア部1a,1bが端部に設けられる
とともに、内周面3a,3bおよびフレア面4
a,4bに合成樹脂製ライナー5a,5bが設け
られた一対の管体6a,6bを接合するためのも
のである。
このような一対の管体6a,6bのそれぞれの
フレア面4a,4bに形成されたライナー5a,
5bを突合わせ、このフレア部1a,1bの周縁
部を把持するように一対の半円状クランプ7をフ
レア部周縁部に嵌合する。この半円状クランプ7
の内周面には、フレア部1a,1bの周縁部が嵌
合する奥すぼまりのテーパ溝8が形成されてい
る。そして第2図に示すように、この一対の半円
状クランプ7a,7bは、両端部に形成された張
出部9にボルト、ナツトなどの締付部材10が設
けられ、この締付部材10を締付けることによつ
て管体6a,6bを接合するようになつている。
このような半円状クランプ7a,7bの内周面
に形成されたテーパ溝8にフレア部1a,1bの
周縁部を嵌合させた状態で該クランプの締付部材
10を締付けると、クランプのテーパ溝8がフレ
ア部1a,1bのテーパ面2a,2bに沿つて摺
接移動して、一対の管体6a,6bを呼び込んで
互いに密着させて、それぞれのライナー面5a,
5bにて管体6a,6bを接合するようになつて
いる。
ところで本考案においては、このようなライナ
ー付管体の接合構造において、突合わされたフレ
ア部外周面に、少なくともライナー外周面を全面
にわたつて覆うような巾を有する環状リング11
を冠着させたことに大きな特徴がある。この管状
リング11は、ライナー5a,5bの合計厚さよ
りも幅広でなければならない。なぜならもし管状
リング11がライナー5a,5bの合計厚さより
も幅狭であると、ライナー外周面を全面にわたつ
て覆うことができず、クランプ7を締付けて管体
6a,6bを接合した際に、接合面からライナー
を形成する合成樹脂が接合面外に塑性流動してし
まうことがあるからである。
この環状リング11を突合わされたフレア部外
周面に設けることによつて、フレア面のずれが生
ずることが防止される。したがつてライナー付管
体の接合時にセンタリングが容易となり、しかも
片締めが生ずることがなく、このため優れたシー
ル性が発揮される。
本考案に係る別の実施例を第3図に示す。
この実施例では、管体6a,6bの端部に、直
角状のフレア部1a,1bを形成し、この管体6
a,6bの外周部に先端部が先細りとなるような
テーパ面2a,2bを形成した補助リング12
a,12bを嵌め込んで、フレア部にテーパ面を
形成している。
また本考案に係る別の実施例を第4図に示す。
この実施例では、フレア面5a,5bの厚みがフ
レア外周面ほど厚くなるように形成されている。
なお本考案において、ライナー5a,5bを形
成する合成樹脂としては、フツ素樹脂、ポリエチ
レン樹脂あるいはポリプロピレン樹脂などが用い
られる。
考案の効果 本考案に係るライナー付管体の接合構造では、
突合わせられたフレア部外周面に、少なくともラ
イナー外周面を全面にわたつて覆うような幅を有
する環状リングを冠着させているため、一対のフ
レア面を突合わせる際にフレア面のずれが生ぜず
センタリングが容易でしかも接合面においてライ
ナーを形成する合成樹脂が接合面外に塑性流動す
ることがないため、優れたシール性を維持するこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るライナー付管体の接合構
造を示す断面図であり、第2図は本考案に用いら
れるクランプの断面図であり、第3図および第4
図は本考案に係る別の実施例のライナー付管体の
接合構造を示す断面図であり、第5図は従来用い
られてきたライナー付管体の接合構造を示す断面
図である。 1a,1b……フレア部、2a,2b……テー
パ面、5a,5b……ライナー、6a,6b……
管体、7……クランプ、8……テーパ溝、11…
…環状リング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 先端部が先細りとなるようにテーパ面を形成
    したフレア部が端部に設けられるとともに内周
    面およびフレア面に合成樹脂製ライナーが設け
    られた一対の管体のフレア面を突合わせ、フレ
    ア部の周縁部を把持するように内周面に該周縁
    部が嵌合する奥すぼまりのテーパ溝が形成され
    た一対の半円状クランプをフレア部周縁部に嵌
    合し、一対のクランプを該クランプに設けられ
    た締付部材によつて締付けたときに、クランプ
    のテーパ溝がフレア部のテーパ面に沿つて摺接
    移動して一対の管体を接合するようにしたもの
    において、突合されたフレア部外周面に少なく
    ともライナー外周面を全面にわたつて覆うよう
    な幅を有する環状リングをライナーが覆われる
    ように冠着させてなることを特徴とするライナ
    ー付管体の接合構造。 (2) 合成樹脂製ライナーがフツ素樹脂製である実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載のライナー
    付管体の接合構造。
JP1985178732U 1985-11-20 1985-11-20 Expired JPH026318Y2 (ja)

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JP1985178732U JPH026318Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

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JPS6287285U JPS6287285U (ja) 1987-06-03
JPH026318Y2 true JPH026318Y2 (ja) 1990-02-15

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285343A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Ihara Science Corp 継手構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6139188U (ja) * 1984-08-09 1986-03-12 株式会社 中川製作所 ル−パ−ブロツク

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