JPH0632554Y2 - フランジ接合部の応急修理装置 - Google Patents

フランジ接合部の応急修理装置

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JPH0632554Y2
JPH0632554Y2 JP10664890U JP10664890U JPH0632554Y2 JP H0632554 Y2 JPH0632554 Y2 JP H0632554Y2 JP 10664890 U JP10664890 U JP 10664890U JP 10664890 U JP10664890 U JP 10664890U JP H0632554 Y2 JPH0632554 Y2 JP H0632554Y2
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JP
Japan
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flange
rings
ring
emergency repair
shift
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP10664890U
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JPH0463891U (ja
Inventor
延夫 青木
裕 見波
慎二 星野
紀子 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば老朽化した配管のフランジ接合部の応
急修理装置に関するものである。
[従来の技術] 配管をフランジ接合した場合、フランジの締め付けボル
トが弛んだり、シール材としてのガスケットが劣化して
シール性能が低下したような場合には、締め付けボルト
の増し締めが必要となる。ところが、フランジやボルト
が老朽化してくると、この増し締め強度に対応できず、
破損したりすることがある。
このような場合の応急対策(修理)として、従来は第
5、6図に示すような方法がとられている。
この従来方法は、バックアップリング方式と称されるも
ので、割れ目に嵌め合い部02を加工した一対の半割れ
構造のリング01をフランジ03の外側に配置し、ボル
ト04とナット05によりこのリング01を締め付けて
押えリブ07によりフランジ03を挟圧し、これにより
ガスケット06の締め付け面圧を高める方法である。
[従来技術の課題] しかし、上記方法の場合、リング01の割れ目に嵌め合
い部02を加工しているため、この加工に手数がかか
り、又、高い加工精度が要求される。このため、リング
01が高価になると共にリング01の取付け時に嵌め合
い部02を嵌め合わせる必要があり、この作業が面倒で
ある。
本考案は、斯かる点に鑑みて提案されるもので、安価に
取り付け作業の簡単なフランジ接合部の応急修理装置を
提供することが目的である。
[課題を解決するための手段] 本考案の構成は次のとおりである。
半割れ構造のリングを複数枚合わせて使用すること、 各リングの割れ目は2枚使用の場合には90°ずらし、
3枚使用の場合には60°ずつずらし、4枚使用の場合
には45°ずつずらして重ね合わせること、 各リングの重ね合わせ面には互いに嵌合する嵌合部を形
成したこと、 一番内側にくるリングの内面には、フランジ外面におい
て、締付ボルトの内側に当接する押えリブを突設したこ
と、 複数枚のリングは、左右同数の一対で構成され、締め付
けボルトとナットにより一緒に左右から締め付けられて
フランジをその外側から挟圧するようにフランジ部分に
取り付けられる構成であること、 を特徴とするフランジ接合部の応急修理装置。
なお、リングが4枚以上(n)重ね合わせ場合、割れ目
を、180°/nずつずらし、バランスをとることが必
要である。
[作用] 応急修理装置をフランジの外側に装着する場合には、リ
ングを2つに割り、これをフランジの外側において配管
を抱くようにして合わせ、リングを2枚使用の場合には
90°割れ目をずらして嵌合部を利用しながら2枚目の
ものを重ね合わせ、ボルトとナットを利用して左右のリ
ングを締め付け、押えリブでフランジの外側を挟圧し、
フランジの面圧を高めるものである。
[実施例] 第1図に片側2枚使用時の実施例を示す。符号の1は半
割れ構造のリングにして、中央には配管穴2が形成され
ていると共に内側にくるリング1の配管穴2の周囲に
は、フランジを押える押えリブ3が形成されている。
4はリング1を重ね合わせた際に、互いに嵌合するよう
に対向面に形成された嵌合部である。なお、この嵌合部
4は、実施例の場合リング状の凹凸であるが、必ずしも
リング状である必要はない。又、対向面双方に凹溝を形
成し、この間にキーを挿入するようにしてもよい。
5は締め付け用のボルト、6はナット、7はリング1に
設けたボルト孔である。
上記応急修理装置は、第1図に示すように、フランジ8
の外側においてリング1の半割れを利用して配管9の外
側に装着し、かつ2枚のリングを使用する場合にはその
割れ目aを90°ずらし、嵌合部4を嵌合させせ重ね合
わせ、ボルト5とナット6を利用して第2図に示すよう
にフランジ8の外側において左右のリング1を締め付
け、押えリブ3にてフランジ8を挟圧する。この結果、
フランジ8の面圧が高まり、ガスケット10を利用して
のシール性能が改善される。
第3図はリング1を3枚重ね合わせて使用する場合の説
明図にして、リング1の割れ目aを1枚目のもので中心
線pから45°ずらした場合、2枚目のものの割れ目a
を105°ずらし、3枚目のものの割れ目aを165°
ずらして重ね合わせ、割れ目aを円周上においてバラン
スさせるようにしたものである。第4図はリングを多層
とした場合の実施例である。
[本考案の効果] 本考案は、以上の如き構成と作用から成り、次の如き効
果を奏する。
a.リングは半割れ構造で、割れ目には従来例のように
嵌め合い部の構成がない。
このため、リングの加工は簡単となり、安価に提供でき
る。
b.リングの割れ目はただ合わせるだけのため、従来例
のように嵌め合わせる手間がなく、取り付け作業が簡単
である。
c.取り付け時にリングの割れ目を等角度ずつずらして
重ね合わせるようにしたので、リングは円周上において
よくバランスし、締め付け時に力の平均化が図れる。
d.リングの重ね合わせ面に嵌合部を形成したので、重
ね合わせた複数枚のリングの一体化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る応急修理装置の斜視図、第2図は
フランジ部分に装着した状態の断面図、第3図はリング
を3枚重ね合わせて使用する場合の説明図、第4図はリ
ングを多層とした場合の説明図、第5、6図は従来の説
明図である。 1……リング 2……配管穴 3……押えリブ 4……嵌合部 5……ボルト 6……ナット 7……ボルト孔 8……フランジ 9……配管 10……ガスケット
フロントページの続き (72)考案者 吉野 紀子 千葉県市川市行徳駅前1―12―10―F―12 ―307

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】半割れ構造のリングを複数枚重ね合せて使
    用すること、 各リングの割れ目は2枚使用の場合には90°ずらし、
    3枚使用の場合には60°ずつずらし、4枚使用の場合
    には45°ずつずらして重ね合わせること、 各リングの重ね合わせ面には互いに嵌合する嵌合部を形
    成したこと、 一番内側にくるリングの内面には、フランジ外面におい
    て、締付ボルトの内側に当接する押えリブを突設したこ
    と、 複数枚のリングは、左右同数の一対で構成され、締め付
    けボルトとナットにより一緒に左右から締め付けられて
    フランジをその外側から挟圧するようにフランジ部分に
    取り付けられる構成であること、 を特徴とするフランジ接合部の応急修理装置。
  2. 【請求項2】リングが4枚以上n枚である場合、各リン
    グの割れ目を、180°/nずつずらして重ね合せる請
    求項1記載のフランジ接合部の応急修理装置。
JP10664890U 1990-10-11 1990-10-11 フランジ接合部の応急修理装置 Expired - Lifetime JPH0632554Y2 (ja)

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JPH0463891U JPH0463891U (ja) 1992-05-29
JPH0632554Y2 true JPH0632554Y2 (ja) 1994-08-24

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JP5161185B2 (ja) * 2009-10-08 2013-03-13 株式会社カンドー ケーブル接続用クロージャのガス漏洩抑止治具及びガス漏洩抑止工法
JP6910612B2 (ja) * 2019-03-13 2021-07-28 岡山市 接合部補強構造
JP6747678B2 (ja) * 2019-03-13 2020-08-26 岡山市 接合部補強構造

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