JPH0729355Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH0729355Y2
JPH0729355Y2 JP1990018836U JP1883690U JPH0729355Y2 JP H0729355 Y2 JPH0729355 Y2 JP H0729355Y2 JP 1990018836 U JP1990018836 U JP 1990018836U JP 1883690 U JP1883690 U JP 1883690U JP H0729355 Y2 JPH0729355 Y2 JP H0729355Y2
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pair
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connecting pipes
diameter portion
pipe
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JP1990018836U
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明正 小暮
昇 金子
賢 松浦
亮三 大貫
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Riken Corp
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Taisei Corp
Riken Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、比較的大径の流体輸送用ビクトリック型管継
手、特に消火設備配管の接続に好適な管継手に関する。
従来の技術 第14図〜第15図は、従来のビクトリック型管継手を示
す。この管継手は、上下に対称一対の鋳物製のハウジン
グ部材1A,1Bを有し、ハウジング部材1A,1Bの両側に平行
に周縁部1a、1bが形成される。ハウジング部材1A、1Bは
2つの接続管2A、2Bの接合端部に跨り、周縁部1a、1bは
接続される2つの接続管2A、2Bの各端部に形成された環
状溝部2a、2bに係合される。ハウジング部材1A、1Bと接
続管2A、2Bとの間にはゴム製のパッキン5が介装され
る。ハウジング部材1A、1Bの両端部はボルト3及びナッ
ト4で締結され、2つの接続管2A、2Bの端部が接続され
る。パッキン5は接続管2A、2Bに跨りかつ接続管2A、2B
の両端部の各外周面に弾性力で密着し、接続管2A、2Bの
接続部の気密又は液密を保持する。
第14図に示すように、ハウジング部材1Aの周縁部1aの幅
寸法に対して接続管2Aの環状溝部2aの溝幅寸法が大き
く、組立時の作業性が向上する間隙Gが形成される。ま
た、組立後に外力が加えられた接続管2A、2Bが軸方向へ
移動する際に、接続管2A、2Bの伸縮、芯ずれ及び曲がり
等の変形を間隙Gにより吸収できる利点がある。しかし
ながら、間隙Gを設けた構造が不利となる場合がある。
例えば、配管施工後に接続管2A、2Bに圧縮力が作用した
とき、間隙Gのため接続管2A、2Bが移動し、このため接
続管2A、2Bが蛇行したり、支持具に歪曲又は破損が生ず
る恐れがある。
考案が解決しようとする課題 従って、管端間の極力小さな間隙Gで接続を行うのが理
想的であるが、間隙Gが小さいと、接続管2A、2B及びハ
ウジング部材1A、1Bの寸法精度誤差を吸収できず、管継
手の装着時に接続管2A、2Bの接合端面からゴム製のパッ
キン5が迫り出す不具合が発生する。
従って、本考案は、接続管に容易に装着できると共に、
外力が加えられる接続管の変形を抑制できる管継手を提
供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案による管継手は、それぞれ係合周縁部を有しかつ
対向一対で環状を形成する半環状のハウジング部材と、
一対のハウジング部材の内側に装着されかつ一対の接続
管の各端部の外周面に接触する環状パッキンと、一対の
ハウジング部材を対向させかつハウジング部材の係合周
縁部を一対の接続管の各端部に形成された環状溝部に係
合させた状態でハウジングの両端部に設けられたフラン
ジ部を締結するボルト及びナットとを備えている。ハウ
ジング部材の係合周縁部を接続管の環状溝部に係合させ
たときに、係合周縁部と環状溝部とに間隙が形成され
る。一対の接続管の対向する端面間の間隙に硬質の合成
樹脂又は金属からなるスペーサが介装される。一対の接
続管の各端面に接触する大径部と、大径部の片側面又は
両側面から突出して設けられかつ片方又は両方の接続管
の端部の内周面に嵌合する小径部とがスペーサに設けら
れる。本考案の実施例では、スペーサの小径部の外周面
は、大径部の端面から離間する方向に所定の角度で傾斜
しかつ縮径するテーパ面を有する。
作用 ハウジング部材の係合周縁部と接続管の環状溝部との間
には間隙があるため、接続管に対する管継手の取付は容
易である。また、係合周縁部と環状溝部とに形成される
間隙によって、形成配管後に接続管に変位又は変形が発
生しても、接続管の端部間に配置されたスペーサにより
接続管の変位又は変形を抑制して、所要の接続剛性を維
持することができる。
実施例 以下、ビル等の建造物、船舶及び各種プラントを含む広
い分野で使用できる本考案による管継手の実施例を図面
に基ついて説明する。
第1図に示すように、本考案による管継手10は、上下対
称形による半環状一対で環状をなす鋳物製のハウジング
部材11と、ハウジング部材11内に配置されかつ接続管2
0、21の外面に密着されるゴム製リング状のパッキン12
とを備えている。第3図に示すように、各ハウジング部
材11にはそれぞれ外方両側に延び出すフランジ部11aが
設けられ、各フランジ部11aには締結ボルト13を通す貫
通孔が設けられ、ボルト13とナット14とにより一対のハ
ウジング部材11が結合される。
第1図に示すように、2つの接続管20、21の各端部に形
成された各環状溝部20a、21aに係合する半円周の係合周
縁部11bがハウジング部材11の両側に形成される。ハウ
ジング部材11の係合周縁部11bを接続管20、21の環状溝
部20a、21aに係合させたときに、係合周縁部11bと環状
溝部20a、20aとに間隙Gが形成される。係合周縁部11b
と環状溝部20a、21aとの係合により組立接続時の位置決
めと接続強度の増加が図られる。接続管20、21の接続端
部の対向面間には、第2図に示すリング状のスペーサ40
が介装される。スペーサ40は例えば樹脂又は金属等の比
較的硬質の材料で形成される。
スペーサ40は、小径部41及び大径部42を有し、大径部42
が上下の接続管20、21の接続端面間に介装される直接の
スペーサ部となる。小径部41はこの外周面で接続管20の
管端内周面に嵌合する。小径部41を接続管20に嵌合させ
て施工時に接続管20の端面からの脱落を防ぐことができ
る。
取付の際には、接続管20の端面にスペーサ40の小径部41
を装着し、接続管20の環状溝部20aに一方側のハウジン
グ部材11の係合周縁部11bを係合させて仮組みする。仮
組み段階では、一対のハウジング部材11が抱き合わせら
れ、フランジ部11aに挿通させたボルト13にナット14が
軽く螺着されている。この状態で、接続する接続管21を
接続管20の軸線に合わせて揃え、接続管20上に保持され
たスペーサ40を介して接続管21を接合させ、他方のハウ
ジング部材11の係合周縁部11bを接続管21の環状溝部21a
に係合させる。これにより、一対のハウジング部材11の
両端部のフランジ部11aがボルト13とナット14とにより
硬く締結され、管継手10の内部ではスペーサ40が接続管
20、21の端面間に介装されて密着する。同時に、一対の
ハウジング部材11の各係合周縁部11bが接続管20、22の
双方に跨って環状溝部20a、21aに固く係合し、パッキン
12は接続管20、21の各端部外周面に跨って密着し、所要
の気密又は液密が維持される。管継手10による接続完了
後、接続管20、21に圧縮力が加えられても、スペーサ40
が接続部に介装されているので、管軸線方向への変位は
生じない。
第4図〜第13図は、スペーサの他の実施例を示す。第4
図及び第5図のスペーサ50は、第2図のスペーサ40の小
径部41の接続管20への嵌合を円滑にするため、大径部52
に設けた小径部51の外周面に角度αのテーパ面を形成し
たものである。
第6図のスペーサ45は、スペーサ40の筒状の小径部41に
代えて、本体の大径部46の一方の片側面に複数の係止凸
部47a〜47cを突設して小径部47を構成した例を示す。第
7図は第6図の大径部46の他方の片側面に複数の係止凸
部47d〜47fを並設して小径部47を構成した例を示す。
第8図及び第9図のスペーサ55は、第5図のスペーサ50
にく字形状の切欠部を形成した例を示し、大径部57に小
径部56が設けられる。第10図及び第11図に示すスペーサ
60では、小径部61の軸方向の中央部から厚さ方向に突出
する大径部62を形成した例を示す。大径部62は接続管2
0、21の管端面間に介装される直接のスペーサ部であ
り、小径部61の一方61aは接続管20の内周面に嵌合さ
れ、小径部61の他方61bは接続管21の内周面に嵌合され
る。これにより、接続管20、21に対して一層確実にスペ
ーサ60を保持し、接続管20、21の軸心合わせを自動的に
行うことができる。第12図及び第13図のスペーサ65で
は、接続管20、21の内周面への嵌合を容易にするため、
大径部67の両側面から突出して設けた小径部66の一方及
び他方66a、66bに角度αでそれぞれテーパ面が設けられ
る。
本実施例では、ハウジング部材11の係合周縁部11bと接
続管20、21の環状溝部20a、21aとの間には間隙Gがある
ため、接続管20、21に対する管継手10の取付は容易であ
る。また、係合周縁部11bと環状溝部20a、21bとに形成
される間隙Gによって、配管後に接続管に変位又は変形
が発生しても、接続管20、21の端部間に配置されたスペ
ーサ40、45、50、55、60、65により接続管20、21の変位
又は変形を抑制して、所要の接続剛性を維持することが
できる。
考案の効果 前記のように、本考案による管継手は、接続管の環状溝
部とハウジング部材の係合主演部との間の間隙により、
管端に容易に装着できると共に、配管施工後に接続管に
外力が作用したとき、接続管の端部間に配置したスペー
サによって接続管の変位及び変形を抑制でき、接続管の
支持具の歪曲又は破損を防止することができる。また、
対向する接続管の端面間の隙間を管理する必要がなく、
容易に施工を行える優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による管継手の第1実施例を示す断面
図、第2図はスペーサの第1実施例を示す断面図、第3
図は垂直断面図、第4図は本考案による管継手の第2実
施例の断面図、第5図は第4図のスペーサの第2実施例
を示す断面図、第6図はスペーサの第3実施例を示す斜
視図、第7図はスペーサの第4実施例を示す斜視図、第
8図は本考案による管継手の第3実施例を示す断面図、
第9図はスペーサの第5実施例を示す断面図、第10図は
本考案による管継手の第4実施例を示す断面図、第11図
はスペーサの第6実施例を示す断面図、第12図は本考案
による管継手の第5実施例を示す断面図、第13図は第12
図の実施例のスペーサの第7実施例を示す断面図、第14
図は従来の管継手の断面図、第15図は従来の管継手の垂
直断面図である。 10……管継手、11……ハウジング部材、11a……フラン
ジ部、11b……係合周縁部、12……パッキン、13……ボ
ルト、14……ナット、20、21……接続管、20a、21a……
環状溝部、40、45、50、55、60、65……スペーサ、42、
46、52、57、62、67……大径部、41、47、51、56、61、
66……小径部、G……間隙、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大貫 亮三 東京都八王子市暁町1―44―2 (56)参考文献 実開 昭56−79790(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ係合周縁部を有しかつ対向一対で
    環状を形成する半環状のハウジング部材と、一対のハウ
    ジング部材の内側に装着されかつ一対の接続管の各端部
    の外周面に接触する環状パッキンと、一対のハウジング
    部材を対向させかつハウジング部材の係合周縁部を一対
    の接続管の各端部に形成された環状溝部に係合させた状
    態でハウジングの両端部に設けられたフランジ部を締結
    するボルト及びナットとを備えた管継手において、 ハウジング部材の係合周縁部を接続管の環状溝部に係合
    させたときに、係合周縁部と環状溝部とに間隙が形成さ
    れ、 一対の接続管の対向する端面間の間隙に硬質の合成樹脂
    又は金属からなるスペーサを介装し、 一対の接続管の各端面に接触する大径部と、大径部の片
    側面又は両側面から突出して設けられかつ片方又は両方
    の接続管の端部の内周面に嵌合する小径部とをスペーサ
    に設けたことを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】スペーサの小径部の外周面は、大径部の端
    面から離間する方向に所定の角度で傾斜しかつ縮径する
    テーパ面を有する請求項(1)に記載の管継手。
JP1990018836U 1990-02-28 1990-02-28 管継手 Expired - Lifetime JPH0729355Y2 (ja)

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